JP2005339269A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外光状態に応じて外部機器によるポインティング操作とスクリーンを指示するポインティング操作を切換えることができ、操作性の高い画像表示装置を提供すること。
【解決手段】 画像投影表示装置1は、画像が表示される表示面3aが形成されたスクリーン3と、表示面3aに画像を表示するプロジェクタ5と、表示面3aを撮像するCCDカメラ6と、表示面3aをポインティングしたときに、表示面3aに割り当てられた操作情報に基づいてプロジェクタ5を制御するポインティング位置検出部12と、外部機器である入力部14から入力された操作情報に基づいてプロジェクタ5を制御する入力切換部13と、スクリーン3を含んだスクリーン3の周囲の外光状態を判別し、ポインティング位置検出部12および入力切換部13の何れか一方を作動する輝度最小値取得部11とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像表示装置に関し、例えば、スクリーン上を指等で指示したときに、スクリーン上のポインティング位置を高精度に検出することができる画像表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータを用いたプレゼンテーションシステムが広く用いられている。このプレゼンテーションシステムでは、作成した資料をプロジェクタを用いて大画面のスクリーン上に投射表示し、スクリーン上の表示画面に直接座標入力したり、コンピュータ画面をプロジェクタによりスクリーン上に投影しカーソル操作を行うことにより、資料の任意の位置を指し示すようになっている。
表示画面に直接入力する手段としては、タッチセンサが広く利用されており、指やその他の指示具等で画面上に触れると、タッチセンサによりこれを検出し、触れた位置をポインティング位置として検出し、カーソルを移動させたりするものがある。
ところが、現状ではタッチセンサの反応性や、画面上に触れた指や指示具を異動させた場合の追従性が良いとは言えず、快適な画面操作が可能であるとは言い難い。
このタッチセンサによるポインティング位置検出法に変わる技術として、投影された画像上をレーザポインタ等によりポインティング位置を特定して、コンピュータ本体のコマンド実行操作、編集、拡大縮小等を行うことができるポインティングデバイスが注目されており、特許文献1や特許文献2に示すようなものがある。
特許文献1に示すものは、スクリーン上にレーザ光発生器からレーザビームを照射してスクリーン上の任意の位置を指示し、このレーザ光をCCDカメラにより撮像してスクリーン上のレーザ輝点を検出することにより、ポインティング位置を検出するようにしている。
特許文献2に示すものは、表示画面上に設けた発光素子からの光を光電変換素子上に集光する集光光学系を有する指示器と、光電変換素子の出力信号から指示の軸の方向を算出し、その軸方向に対応する位置にプロジェクタによりポイント・マークを表示させる計算機を備えている。
ところが、特許文献1に示すものは、レーザビームをスクリーンに照射するレーザ光発生器が必要になってしまう上に、スクリーン上に投影されている画像が高輝度画像になると、レーザビームの輝点検出が困難になってしまい、ポインティング位置を確実に検出することができないという不具合が発生してしまう。
また、特許文献2に示すものは、表示画面上に発光素子を設けて発光する光を指示器に設けられた光電変換素子で受光するので、位置検出するために表示画面に発光素子を設けなければならず、汎用性にかける上に、光強度の指向性とその強度を検出して被検出位置を算出するので、受光素子構造の工夫が必要になるとともに、スクリーン上の被検出位置精度が高くないという不具合を発生してしまう。
このような不具合を解消するものとしては、特許文献3に示すようなものがある。特許文献3に示すものは、画像を表示する画像表示手段と、棒状の指示具によってスクリーンの任意の位置を指示したときに、撮像手段によって撮像されたディスプレイ領域に含まれる棒状の指示具の影を検出し、この指示具の先端部をポインティング位置として検出するようにしている。このため、レーザビームを照射するための特別な指示具を必要とすることなく、ポインティング位置を検出することができる。
特開平2−306294号公報 特開平6−308879号公報 特開平11−345087号公報
しかしながら、特許文献3に示すものは、棒状の指示具の影を認識しているため、パーソナルコンピュータ等の外部機器のマウスやキーボードを使ったポインティング操作なのか、スクリーン上を指示具で指示するポインティング操作なのかの判別を行うことが困難であり、外部機器からのポインティング操作とスクリーン上を指示したときのポインティング操作の切換えを行うことが困難であるという問題があった。
また、プレゼンターの影または棒状の指示具の影を利用してポインティング位置を検出する場合には、影を作る要素、すなわち、外光の条件によって影の濃度に影響が現れ、正確なポインティング位置を検出できないおそれがある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、外光状態に応じて外部機器によるポインティング操作とスクリーンを指示するポインティング操作を切換えることができ、操作性の高い画像表示装置を提供するものである。
本発明の画像表示装置は、画像が表示される表示面が形成されたスクリーンと、前記スクリーンの表示面に画像を表示する画像表示手段と、前記表示面を撮像する撮像手段と、前記スクリーンの表示面を指示したときに、前記表示面に割り当てられた操作情報に基づいて前記画像表示手段を制御する第1の操作制御手段と、外部機器から入力された操作情報に基づいて前記画像表示手段を制御する第2の操作制御手段と、前記スクリーンを含んだ前記スクリーンの周囲の外光状態を判別し、前記第1の操作制御手段および第2の操作制御手段の何れか一方を作動する切換制御手段とを備えたものから構成される。
この構成により、スクリーン周囲の外光の量が少ない場合には、外部機器によるポインティング操作を行い、スクリーン周囲の外光の量が多い場合には指等の指示部でスクリーンを指示したときのポインティング操作を行うことができる。
この結果、外光状態に応じて外部機器によるポインティング操作とスクリーンを指示するポインティング操作を切換えることができ、画像表示装置の操作性を向上させることができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段が、前記撮像手段によって撮像した前記表示面に表示された画像の輝度分布に基づいて外光状態を判別するものから構成される。
この構成により、スクリーン周辺の明るさや照明の方向といったような外光状態を判別することができるので、指等の指示部によって表示面を指示したときのポインティング位置を検出することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段が、前記撮像手段の露出値に基づいて外光状態を判別するものから構成される。
この構成により、スクリーン周辺の明るさや照明の方向といったような外光状態を判別することができるので、指等の指示部によって表示面を指示したときのポインティング位置を検出することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段は、前記スクリーンの表示面を指示したときの指示部の影を検出できる外光条件のときに、前記影の部分における前記スクリーンの外光状態の変化から前記スクリーン上のポインティング位置を検出し、前記第1の操作制御手段を作動させるものから構成される。
この構成により、スクリーンを指等の指示部で指示したときの影を検出できる場合には、スクリーン上の影の位置に基づいてポインティング位置を精度良く検出することができ、スクリーンを指示することにより、スクリーンに表示される画像を形成することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段は、前記スクリーンの表示面を指示したときの指示部の影を検出できない外光条件のときに、前記第2の操作制御手段を作動させるものから構成される。
この構成により、スクリーンを指等の指示部で指示したときの影を検出できない場合には、パーソナルコンピュータ等の外部機器のマウスやキーボードを用いてポインティング操作を行うことができ、確実にポインティング操作を行うことができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段は、第1の操作制御手段によって画像表示手段を制御するときに、前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときの画像に基づいて、スクリーン上のポインティング位置を前記表示面全体とするか、一部とするのかを判別するものから構成される。
この構成により、スクリーン上のポインティング位置をスクリーン全体とするか一部にするのか切換えることにより、精度良く操作を行う場合には、スクリーンの一部をポインティング位置とすることにより、正確なポインティング位置を高精度に検出することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記切換制御手段が、前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときの画像を複数の領域に分割し、前記スクリーンの領域毎の輝度分布によって前記スクリーン上のポインティング位置を判別するものから構成される。
この構成により、スクリーン上の領域毎に指等の指示部の影の輝度分布を検出することができるので、ポインティング位置を正確に検出することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記スクリーンの表示面の一部に前記ポインティング位置が割り当てられたとき、前記画像表示手段は、前記表示面に所定の操作機能を実行する操作手段を表示するものから構成される。
この構成により、スクリーンの表示面の一部にポインティング位置が割り当てられたとき、このポインティング位置に所定の操作機能を実行するダイアログ等の操作手段を表示し、この操作手段を指示することにより、ポインティング位置を容易に特定することができるとともに、操作手段の操作内容に応じた操作を行うことができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記操作手段が、前記スクリーン上の領域毎の輝度の分布状態に基づいて設定されるものから構成される。
この構成により、操作手段の種類を、ポインティング位置を検出可能な範囲の大きさに応じて変化させることにより、状況に応じたポインティング操作を行うことができる。
以上説明したように、本発明は、外光状態に応じて外部機器によるポインティング操作とスクリーンを指示するポインティング操作を切換えることができ、操作性の高い画像表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1乃至図9は本発明に係る画像表示装置の第1の実施の形態を示す図である。まず、構成を説明する。図1において、画像投影表示装置(画像表示装置)1は本体2にアクリル等の透過性樹脂からなるスクリーン3が設けられており、このスクリーン3の表示面3aには画像が透過して表示されるようになっている。なお、スクリーン3は画像をプレゼンター側に透過できれば良いので、透過率の高いガラスやプラスチックでも良い。
本体2の内部にはミラー4、プロジェクタ5、CCDカメラ6および制御部7が設けられている。ミラー4はスクリーン3の背面に設けられており、プロジェクタ5から投影される画像を反射してスクリーン3に透過表示するようになっている。
プロジェクタ5は画像表示手段を構成しており、制御部7によって生成される画像を投影する。CCDカメラ6は撮像手段を構成しており、スクリーン3の表示面を2次元的に撮像し、この撮像データを制御部7に出力するようになっている。
制御部7は、図2に示すように輝度最小値取得部11、ポインティング位置検出部12および入力切換部13を備えている。
輝度最小値取得部11は、CCDカメラ6によって撮像されたスクリーン3の表示面3aの画像中の最小値の輝度を予め設定された閾値と比較するようになっており、この閾値がメモリに記憶されている。
具体的には、予め設定された閾値とは、スクリーン3の表示面3aに接触した指や長い棒等の指示部の先端の影が、表示面3aの撮像画像から正しく検出できる最も低い明るさにおいて撮像されたスクリーン面3aの撮像画像の最小輝度値である。
表示面3aを撮像した画像中に写る表示面3a付近の指示部の影は、指示部が接触したときに最もその濃度が高くなり、この最も高い濃度の影を画像中から探索することによって指の影を検出することができる。
ところが、CCDカメラ6の撮像に際しては、外光を利用しているため、外光が少ない環境下では影の濃度も低くなり検出が困難になる。そこで、予め影を検出するために最低限必要な外光のある環境での表示面3aの画像の輝度の最小値を予め調べて輝度最小値取得部11のメモリに記憶することにより、ポインティング入力モードの切換えの閾値を決定するのである。
ポインティング位置検出部12は、輝度最小値取得部11によって検出されたCCDカメラ6の撮像画像の濃度が閾値よりも高く、所定の大きさの場合に、表示面3aをポインティングした指示部の影と判断し、これを例えば、プレゼンターの指として認識し、ポインティング位置を検出する。
また、ポインティング位置検出部12は、輝度最小値取得部11によって検出されたCCDカメラ6の撮像画像の濃度が閾値よりも低い場合に、表示面3aをポインティングした指示部の影と判断せず、ポインティング位置を検出しない。
入力切換部13は、輝度最小値取得部11が表示面3aをポインティングした指示部の影と判断したときに、ポインティング入力モードに移行する。このポインティング入力モードでは、ポインティング位置検出部12によって検出された表示面3a上のポインティング位置に基づいてプロジェクタ5を制御する。このとき、スロジェクタ5はポインティングされた位置にカーソルを表示したりする等の画像を生成してスクリーン3に画像を投影する。
また、入力切換部13は、輝度最小値取得部11が表示面3aをポインティングした指示部の影と判断しない場合に、外部機器入力モードに移行する。この外部機器入力モードでは入力部14による入力操作を行う。
入力部14は、外部機器であるPC(パーソナルコンピュータ)のマウスやキーボード等から構成されており、プロジェクタ5を制御するようになっている。このとき、プロジェクタ5はマウスやキーボードによってポインティングしたい位置にカーソルを表示したりする等の画像を生成してスクリーン3に画像を投影する。
なお、本実施の形態では、ポインティング位置検出部12が第1の操作制御手段を構成し、入力部14が第2の操作制御手段を構成し、輝度最小値取得部11および入力切換部13が切換制御手段を構成している。
次に、図3〜図8に基づいて作用を説明する。
図3は、モード切換処理のフローチャートである。
まず、画像投影表示装置1の起動時、プロジェクタ5から画像が投影される前にCCDカメラ6によりスクリーン3の表示面3aを撮像し(ステップS1)、この撮像画像を制御部7に転送した後、輝度最小値取得部11によって画像中の輝度の最小値mを取得する(ステップS2)。
図4に示すようにCCDカメラ6の画像にはプレゼンター15の体の影が写り、このとき、ポインティングした指16の影は最も濃い影となって画像中に残される。表示面3aを撮像しているCCDカメラ6の画像中に、所定の閾値以上の濃度で、かつ所定の大きさの黒点が現れたときに指16の影であると判断することにより、プレゼンター15の指16を認識する。
すなわち、輝度最小値取得部11はメモリに記憶された閾値とCCDカメラ6によって撮像された画像中の輝度の最小値mとを比較し(ステップS3)、この輝度の最小値mが閾値より大きな値であるとき、ポインティング入力モードに移行する(ステップS4)。
このポインティング入力モードでは、ポインティング位置検出部12によって検出された表示面3a上のポインティング位置に基づいてプロジェクタ5を制御し、ポインティングされた位置にカーソルを表示する。図5はポインティングした位置にカーソルを移動させて表示する状態を示している。図5に示すように、ポインタとして検出された位置にカーソル17を移動させることにより、カーソル17はポインティング位置に追従して移動する。
また、ステップS3で最小値の輝度が閾値より小さい値であるとき、外部機器入力モードに移行する(ステップS5)。この外部機器入力モードでは、入力切換部13によって入力部14による入力を行い、マウスやキーボードによってプロジェクタ5を制御してポインティングしたい位置にカーソルを表示する。
一方、プレゼンターが表示面3aを指でポインティングする目的ではなく、表示面3aに手をついてしまうこと等が考えられ、このときに、図6のフローチャートに示す誤動作防止処理を実行する。
この誤動作防止処理は、図7に示すように認識された黒点18の周囲の一定の領域19内に同レベルの濃度の影が存在した場合に輝度最小値取得部11が指とは見做さず、ポインティング処理を行わない。
図6において、輝度最小値取得部11はCCDカメラ6によって撮像された画像から影のサイズが一定のサイズA以上であるか否かを判別し(ステップS11)、影のサイズが一定のサイズA以上である場合には、指と見做さない。
また、影のサイズが一定のサイズA以下の場合には、影の濃度が一定の濃度Bであるか否かを判別し(ステップS12)、影の濃度が一定の濃度B以下であれば指と見做さない。
また、影の濃度が一定の濃度B以上であれば、影の所定の領域内に同濃度の影があるか否かを判別し(ステップS13)、一定の濃度の影があれば、指と見做さず、一定の濃度の影がなければ、指と判断してポインティング入力モードに移行する。 このように指以外の影や、プレゼンターの腕や体のように表示面3a上で濃度の薄い影をノイズとして判断し、指の影のみをポインティングとして認識して正確なポインティング位置を検出することができる。
このように本実施の形態では、スクリーン3を含んだスクリーン3の周囲の外光状態を判別し、ポインティング入力モードおよび外部機器入力モードの切換えを行うようにしたので、スクリーン3の周囲の外光の量が少ない場合には、外部機器入力モードに移行し、スクリーン3の周囲の外光の量が多い場合には、ポインティング入力モードに移行してスクリーン3を指でポイティングするポインティング操作を行うことができる。
この結果、外光状態に応じて入力部14によるポインティング操作とスクリーン3を指で指示するポインティング操作を切換えることができ、画像投影表示装置1の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、CCDカメラ6によって撮像した表示面3aに表示された画像の輝度分布に基づいて外光状態を判別するので、スクリーン3周辺の明るさや照明の方向といったような外光状態を判別することができ、指によって表示面3aを指示したときのポインティング位置を検出することができる。
また、本実施の形態では、スクリーン3の表示面3aをポインティングしたときの指の影を検出できる外光条件のときに、影の部分におけるスクリーン3の外光状態の変化からスクリーン3上のポインティング位置を検出してポインティング入力モードに移行するようにしたので、スクリーン3上の影の位置に基づいてポインティング位置を精度良く検出することができ、スクリーン3をポインティングすることにより、スクリーン3上でカーソル17を移動させることができる。
また、本実施の形態では、スクリーン3の表示面3aをポインティングしたときの指の影を検出できない外光条件のときに、外部機器入力モードに移行するようにしたので、入力部14のマウスやキーボードを用いてスクリーン3上でカーソル17を移動させることができ、確実にポインティング操作を行うことができる。
また、図8に示すように、CCDカメラ20をスクリーン3の表面側に設置した場合には、プレゼンター15の体や指16が邪魔になり、スクリーン3に投影された画像を正確に撮像することができないが、本実施の形態では、スクリーン3の裏面側にCCDカメラ6を設置したので、ポインティングする指の影がスクリーン3の裏面に表示させることができ、プロジェクタ5が前面投影または背面投影の何れの投影方法を採用した場合であっても、正確にポインティング位置を検出することができる。
なお、本実施の形態では、CCDカメラ6によって撮像した表示面3aに表示された画像の輝度分布に基づいて外光状態を判別しているが、輝度最小値取得部11に代えて、図9に示すように露出値取得部21を設け、CCDカメラ6の露出値に基づいて外光状態を判別するようにしても良い。
すなわち、画像投影表示装置1の起動時に、CCDカメラ6の内部で自動設定される露出の値を利用してポインティング入力モードおよび外部機器入力モードの切換えの判断基準とするのである。
CCDカメラ6は外光を利用して撮像するため、CCDカメラ6が起動した際にはCCDカメラ6の内部で自動設定する露出の値も外光の量を基準に決定される。したがって、この露出値を利用することにより、スクリーン3の周囲の外光をスムーズ、かつ正確に判断することができる。また、この入力モードの判断の基準はCCDカメラ6の内部のホワイトバランスを用いても良い。
図1、図10乃至図12は本発明に係る画像表示装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。本実施の形態では、ポインティング入力モード時に、輝度最小値取得部11およびポインティング位置検出部12がCCDカメラ6がスクリーン3を撮像したときの画像に基づいて、スクリーン3上のポインティング位置をスクリーン3の表示面3a全体とするか、表示面3aの一部とするのかを判別し、ポインティング操作を行うようにプロジェクタ5を制御するようにしている。
以下、図10のスクリーン切換処理のフローチャートに基づいて説明する。
画像投影表示装置1の起動時、プロジェクタ5から画像が投影される前にCCDカメラ6によりスクリーン3の表示面3aを撮像し(ステップS21)、この撮像画像を制御部7に転送した後、輝度最小値取得部11によって画像中の輝度の最小値Minを取得する(ステップS22)。
輝度最小値取得部11はメモリに記憶された閾値とCCDカメラ6によって撮像された画像中の輝度の最小値Minとを比較し(ステップS23)、この輝度の最小値Minが閾値より小さい値であるとき、外部機器入力モードに移行する(ステップS24)。
また、この最小値の輝度が閾値より大きな値であるとき、ポインティング入力モードに移行する(ステップS25)。ポインティング入力モードに移行すると、プロジェクタ5による投影を開始した後(ステップS26)、CCDカメラ6によってスクリーン3の表示面3aに表示された画像の撮像をする(ステップS27)。
輝度最小値取得部11は、この撮像画像を図11(a)に示すようにN個の領域に分割した後(ステップS28)、1からNまでの領域中の輝度値の最小値Mnを取得する(ステップS29)。なお、分割数Nは自由に変更できる。
次いで、輝度値の最小値Mnが予め定められた閾値より大きな領域の数Cをカウントする(ステップS30)。ここで、予め定められた閾値とは、影を検出するために最低限必要な外光のある環境における表示面3aに表示される画像の輝度の最小値である。
次いで、閾値とカウントされた領域の数Cとを比較し(ステップS31)、カウントされた領域の数とその領域番号の集約性により、プロジェクタ5によって投影されている表示面3aの指示範囲を決定する。この閾値は、予め設定された領域の数である。
ステップS31では、カウントされた領域の数Cが閾値よりも小さい場合には、例えば、図11(b)の斜線部で示すように、表示面3aの一部のみが指の影情報を利用したポインタの入力が可能である場合には、この領域のみのポインタ入力でこの領域の表示面3a上で操作を行うことができるように、図11(c)で示すように、最低限の操作機能を登録したダイアログ(操作手段)22を表示する(ステップS32)。
図11(c)は表示面3aを指示したときに、上下左右のスクロール、ウィンドウの最大化、最小化、終了の機能をボタン操作によって行うことができるダイアログ22である。
このダイアログ22を図11(b)の斜線部上に表示し、このダイアログ22のボタンをポインティングすることにより、CCDカメラ6からの画像より指の影を検出し、画像上の座標とボタンの位置を比較することで制御部7に所定機能の命令を送信し、表示画像の切換え操作を行う。
なお、このダイアログ22の大きさ、機能の数は、ポインティング可能な領域の数によって決定され、状況に応じた機能を実現することができる。本実施の形態の画像投影表示装置1を会議等に使用する場合には、会議に使用するファイルをプロジェクタ5からスクリーン3に投影した後は、このダイアログ22で操作をしながらスムーズな会議を行うことができる。
また、ステップS31でカウントされた領域の数Cが閾値よりも大きい場合には、スクリーン3の全体を操作面として設定する(ステップS33)。この場合には、スクリーン3の一部分ではなく、どの面を操作してもポインティング操作が可能となる。
なお、図12に示すように、2箇所以上のポインティング可能な領域(斜線で示す)が存在する場合には、ダイアログを二つにして機能を切り分けるようにすれば良く、この場合には操作性をより一層向上させることができる。
このように本実施の形態では、ポインティング入力モードのときに、CCDカメラ6がスクリーン3を撮像したときの画像に基づいて、スクリーン3上のポインティング位置を表示面3a全体とするか、表示面3aの一部とするのかを判別するようにしたので、精度良く操作を行う場合には、スクリーン3の一部をポインティング位置とすることにより、正確なポインティング位置を高精度に検出することができる。
また、本実施の形態では、CCDカメラ6がスクリーン3を撮像したときの画像を複数の領域に分割し、スクリーン3の領域毎の輝度分布によってスクリーン3上のポインティング位置を判別するようにしたので、ポインティング位置を正確に検出することができる。
また、本実施の形態では、スクリーン3の表示面3aの一部にポインティング位置が割り当てられたとき、表示面3aに所定の操作機能を実行するダイアログ22を表示したので、このダイアログ22をポインティングすることにより、ポインティング位置に容易に特定することができるとともに、ダイアログ22の操作内容に応じた操作を行うことができる。
また、本実施の形態では、ダイアログ22をスクリーン3上の領域毎の輝度の分布状態に基づいて設定したので、ダイアログ22の種類を、ポインティング位置を検出可能な範囲の大きさに応じて変化させることにより、状況に応じたポインティング操作を行うことができる。
以上のように、本発明に係る画像表示装置は、外光状態に応じて外部機器によるポインティング操作とスクリーンを指示するポインティング操作を切換えることができ、操作性の向上させることができるという効果を有し、スクリーン上を指等で指示したときに、スクリーン上のポインティング位置を高精度に検出することができる画像表示装置等として有用である。
本発明に係る画像表示装置の第1、2の実施の形態の断面図である。 第1の実施の形態の画像表示装置のブロック図である。 第1の実施の形態のモード切換処理のフローチャートである。 第1の実施の形態のスクリーンに写ったプレゼンターと指の影を示す図である。 第1の実施の形態のスクリーン上でカーソルが移動する状態を示す図である。 第1の実施の形態の誤動作防止処理のフローチャートである。 第1の実施の形態のスクリーンに指以上の領域の影が写った状態を示す図である。 第1の実施の形態のスクリーンの表面と裏面にカメラを設置した様子を示す図である。 第1の実施の形態の画像表示装置の他の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像表示装置の第2の実施の形態のスクリーン切換処理のフローチャートを示す図である。 (a)は第1の実施形態の撮像画像を複数の領域に分割した状態を示す図、(b)はポインタの入力が可能なスクリーンの表示面の一部を示す図、(c)はスクリーンの表示面の一部に形成されたダイアログを示す図である。 第2の実施の形態のポインタの入力が可能なスクリーンの表示面の他の一部を示す図である。
符号の説明
1 画像投影表示装置(画像表示装置)
3 スクリーン
5 プロジェクタ(画像表示手段)
6 CCDカメラ(撮像手段)
11 輝度最小値取得部(切換制御手段)
12 ポインティング位置検出部(第1の操作制御手段)
13 入力切換部(切換制御手段)
14 入力部(第2の操作制御手段)

Claims (9)

  1. 画像が表示される表示面が形成されたスクリーンと、
    前記スクリーンの表示面に画像を表示する画像表示手段と、
    前記表示面を撮像する撮像手段と、
    前記スクリーンの表示面を指示したときに、前記表示面に割り当てられた操作情報に基づいて前記画像表示手段を制御する第1の操作制御手段と、
    外部機器から入力された操作情報に基づいて前記画像表示手段を制御する第2の操作制御手段と、
    前記スクリーンを含んだ前記スクリーンの周囲の外光状態を判別し、前記第1の操作制御手段および第2の操作制御手段の何れか一方を作動する切換制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記切換制御手段は、前記撮像手段によって撮像した前記表示面に表示された画像の輝度分布に基づいて外光状態を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記切換制御手段は、前記撮像手段の露出値に基づいて外光状態を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記切換制御手段は、前記スクリーンの表示面を指示したときの指示部の影を検出できる外光条件のときに、前記影の部分における前記スクリーンの外光状態の変化から前記スクリーン上のポインティング位置を検出し、前記第1の操作制御手段を作動させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記切換制御手段は、前記スクリーンの表示面を指示したときの指示部の影を検出できない外光条件のときに、前記第2の操作制御手段を作動させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像表示装置。
  6. 前記切換制御手段は、第1の操作制御手段によって画像表示手段を制御するときに、前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときの画像に基づいて、スクリーン上のポインティング位置を前記表示面全体とするか、一部とするのかを判別することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記切換制御手段は、前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときの画像を複数の領域に分割し、前記スクリーンの領域毎の輝度分布によって前記スクリーン上のポインティング位置を判別することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載の画像表示装置。
  8. 前記スクリーンの表示面の一部に前記ポインティング位置が割り当てられたとき、前記画像表示手段は、前記表示面に所定の操作機能を実行する操作手段を表示することを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れかに記載の画像表示装置。
  9. 前記操作手段は、前記スクリーン上の領域毎の輝度の分布状態に基づいて設定されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像表示装置。
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