JP2005339173A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 輝度が緩やかに変化している領域のエッジについて適切に検出する。
【解決手段】 処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に係る輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値に代える陰影強調手段3と、前記陰影強調画像と処理対象画像とを差分演算しエッジ画像を取得するエッジ画像取得手段5と、陰影強調手段3とエッジ画像取得手段5とにより前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像のエッジ画像との差分演算で背景差分画像を得る背景差分手段6と、得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出手段7とを具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、適切なエッジ抽出処理を用いた画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関するものである。
従来、道路監視や侵入監視に用いられる画像処理においては、対象物の検出にエッジ抽出処理を用いている。道路監視ではないが、エッジ抽出処理を用いた画像処理に関しては、例えば、特許文献1に記載されたものがあり、このものではSobelフィルタを用いたエッジ抽出処理が用いられている。
特開平11−313202号公報
ところで、従来のエッジ抽出処理としては、入力画像中の各画素とその隣接画素の輝度を比較し、輝度が大きく変化している画素をエッジとして抽出するものである。しかしながら、画像におけるエッジにおいては、必ずしも画素とその隣接画素の輝度が大きく変化しているとは限らず、輝度が緩やかに変化している領域のエッジについては検出が困難であった。
上記に対して、詳細な計算を行って微細なエッジを抽出する手法(例えば、Cannyエッジオペレータ)も存在するが、計算量が非常に大きくリアルタイム性が要求される画像処理システムでは採用が難しいという問題がある。
本発明の課題は、エッジ抽出処理を採用した場合にも計算量が多くならず、しかも、輝度が緩やかに変化している領域のエッジについて適切に検出が可能な処理により画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調手段と、前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得手段と、前記陰影強調手段とエッジ画像取得手段とにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分手段と、前記背景差分手段により得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、複数種のパラメータを有しており、選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調手段による処理に用いることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、前記陰影強調手段による処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化手段が具備されていることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調ステップと、前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得ステップと、前記陰影強調ステップとエッジ画像取得ステップとにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分ステップと、前記背景差分ステップにより得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出ステップとを具備することを特徴としている。
本発明に係る画像処理方法は、複数種のパラメータを有しており、選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調ステップによる処理に用いることを特徴としている。
本発明に係る画像処理方法では、前記陰影強調ステップによる処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化ステップを具備することを特徴としている。
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータにより実行されることにより、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調ステップと、前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得ステップと、前記陰影強調ステップとエッジ画像取得ステップとにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分ステップと、前記背景差分ステップにより得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出ステップとが実現されることを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、複数種のパラメータを有したプログラムであって、コンピュータに対する選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調ステップによる処理に用いることを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、前記陰影強調ステップによる処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化ステップを具備することを特徴とする。
本発明によれば、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る処理を行うことにより、陰影の領域が膨張した陰影強調画像が得られ、輝度が緩やかに変化している領域のエッジについて適切に検出が可能となる。また、パラメータを複数備えているので、適切なパラメータを適用することにより、輝度が緩やかに変化している領域のエッジについて適切に検出が可能となる。しかも、計算量が多くならず通常のコンピュータにおいて実現できる効果がある。
輝度が緩やかに変化している領域のエッジについて適切に検出するという目的を、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る処理にて容易に実現したものである。以下添付図面を参照して、本発明係る画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1には、本発明係る画像処理装置の実施例の構成が示されている。画像処理装置は、画像入力部1、平滑手段2、陰影強調手段3、選択入力部4、エッジ画像取得手段5、背景差分手段6、領域検出手段7を具備している。画像入力部1は、カメラにより撮像された監視対象の画像信号、或いは記録されている処理対象画像信号を取り込む(読み込む)ための構成であり、画像信号がディジタル化されていなければ、画素対応の輝度情報へ置換するディジタル化を行う構成を備えるものである。
平滑手段2は、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行うものであり、雑音により劣化されていることが多い入力画像に対し単に輪郭・模様強調を行う処理であるエッジ抽出を行うと、処理結果の画像に偽りのエッジ検出が行われる可能性を除去するものである。係る平滑化は、光学的には焦点をはずして画像をぼかすことにより実現でき、これと同じ効果は処理対象の画素の周囲に窓と称される領域を設け、この窓に入っている画素の平均輝度で上記処理対象画素の輝度を置き換える処理により得られる。
陰影強調手段3は、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得るものである。
陰影強調手段3は、複数種のパラメータを保持したパラメータ保持部3Aを備えており、選択入力部4からの選択入力に応じて対応するパラメータを選択して陰影強調の処理に用いる。
エッジ画像取得手段5は、陰影強調手段3により得られた陰影強調画像と、陰影強調手段3による処理を行う前の処理対象画像との差分演算を行ってエッジ画像を取得するものである。
背景差分手段6は、陰影強調手段3とエッジ画像取得手段5とにより、処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得るものである。
領域検出手段7は、背景差分手段6により得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出するものである。領域検出手段7により検出された結果は、画像認識装置8へ送られる。画像認識装置8には、陰影強調手段3による処理行う前の処理対象画像等も与えられる。
上記画像処理装置は、図2に示されるような構成に係るワークステーション、パーソナルコンピュータ、その他の計算機として構築される。すなわち、図2の計算機は、装置を統括制御するCPU51を有し、このCPU51に上記CPU51が用いるプログラム及びデータ等の情報が記憶される主記憶装置52が接続されている。更に、CPU51には、システムバス53を介してキーボード制御部54、表示制御部55、プリンタ制御部56、インタフェース57、マウス制御部58、磁気ディスク制御部59が接続されている。キーボード制御部54には各種情報をキー入力可能なキーボード入力装置60が接続され、表示制御部55には情報を表示するためのCRT表示装置61が接続され、プリンタ制御部56には情報を印字出力するためのプリンタ装置62が接続され、インタフェース57には回線を介してカメラから画像信号の取り込みを行うための通信処理部63が接続され、マウス制御部58にはポインティングディバイスであるマウス64が接続され、磁気ディスク制御部59には補助記憶装置である磁気ディスク装置65が接続されている。なお、インタフェース57においてはA/D変換等が行われ、CPU51による処理が可能な画像データとされる。また、必要に応じてフレキシブルディスクドライブ、磁気カード或いはICカードリーダ、MO(光磁気ディスク)ドライブ等が設けられる。なお、処理対象画像は、磁気ディスク装置65、フレキシブルディスク、磁気カード或いはICカード、MO等により投入しても良い。
上記構成に係る計算機においては、図3に示されるフローチャートに対応する画像処理プログラムを例えば、主記憶装置52に備えており、このプログラムを実行することにより図1の各手段を実現するので、このフローチャートに基づき画像処理装置の動作を説明する。まず、処理対象に係る画像の入力(取り込み)を行う(S1)。カメラから得られた画像信号の場合には、インタフェース57においてはA/D変換等が行われ、CPU51へ送られる。ディジタル化された画像情報を磁気ディスク装置65等から取り込む場合には、取り込んだ画像情報を処理する。
次に、CPU51は、ノイズを除去する平滑化を行う(S2)。具体的には、図4に示される3×3のパラメータを各画素に適用して、図5に示されるように窓を移動させて全画素について次の(式1)に示される演算で平滑化を行う。ここで、(i,j)は、処理対象画像中の画素を示すインデックスであり、iは0〜319、jは0〜239である。また、I(i,j)は処理対象画像であり、Ismooth(i,j)は平滑化後の処理対象画像である。
処理対象画像が例えば図6に示されるような画像であるとき、上記平滑化により、図7に示される平滑化画像が得られる。この平滑化のステップが終了すると、平滑化画像に対して陰影強調を行う(S3)。このステップでは、処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、上記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る。
具体的には、陰影強調処理に用いるオペレ−タが例えば主記憶装置52に複数種(ここでは、3種)備えられており、操作者による選択入力に応じて3種のいずれか1種が選択される。これら3種のパラメータは処理対象画像の低コントラストから高コントラストに対応するために用意されている。これは、低コントラストの画像の場合、注目画素と近傍の画素の輝度差が小さい場合が多い。係る場合には注目画素と輝度を比較する対象画素との距離を大きくとることで輝度変化を強調でき得ると考えられる。そこで、対象画素との距離に応じて図7〜図9に示される3種のパラメータを備えている。図7は3×3の大きさを持つ高コントラストの画像に採用されるべきパラメータを示し、図8は5×5の大きさを持つ中程度のコントラストの画像に採用されるべきパラメータを示し、図9は7×7の大きさを持つ低コントラストの画像に採用されるべきパラメータを示している。
図7に示す3×3の大きさを持つ高コントラストの画像に採用されるべきパラメータを説明すると、0度から315度までの8方向のパラメータ値からなる。物体の輪郭部や、特徴的な模様部分にはエッジが存在し、エッジ部分とその周囲の画素では大きな輝度差が発生していると推定される。エッジは様々な方向を向いているので、エッジの方向を意識した処理を行うため、上記8方向のパラメータ値を用いている。図8に示すパラメータと図9に示すパラメータについても同様に8方向のパラメータ値を持っている。
そして、陰影強調処理では、平滑化後の画像をI(i,j)とし、k(k:1〜8)方向別の強調後の輝度をIdir-k(i,j)とするとき、図7に示すパラメータを用いることにより、次に示す(式2)により、陰影強調画像をIenhance(i,j)を得る。
ただし、Ienhance(i,j)において、最大輝度255より大きくなる場合には、輝度を255とする(つまり、演算結果に係る各画素の輝度が0〜255の範囲に収まるように計算する)。係る演算処理によって、8方向における隣接した3つの画素の組において、それらの輝度の関係は図10(a)〜図10(c)に示されるように類型化される。図10(a)は、中心の画素(係数「3」を掛ける画素)の輝度が両端の画素(係数「−1」を掛ける画素)の輝度より大きい場合であり、図10(b)や図10(c)は、中心の画素の輝度と両端の画素の輝度との差が小さい場合である。式2により、図10(b)や図10(c)の状態にある画素の組を検出し、注目画素(中央に位置する画素)の輝度に置き換えることで、平滑化画像中における低輝度な画素の数が増加し、陰影が強調された陰影強調画像が得られる。この陰影強調画像は、処理対象画像を複数の小領域に分割したときに、各画素が小領域の周囲の画素と比べてどの程度強調して見えるべきかを規定する基準画像(輝度に関する基準)ということができる。
別の説明をすると、図11に示すように物体の輪郭或いは模様の境界に係る線分Lが画像中に存在し、線分L上の例示した画素P1〜P4についてその周辺の輝度が上に凸の曲線K1〜K4にて示すように変化しているとする。つまり、曲線K1〜K4は、物体の輪郭或いは模様の境界に係る線分Lに近付くほど輝度が黒に近い輝度となっていることを示す。係る場合に、陰影強調処理によって、線分Lの近傍がより黒に近い輝度へと置き換えられる上記陰影強調処理がなされ、エッジが明瞭化されることになる。上記演算処理による処理前の平滑化画像の例を図12(a)に示し、陰影強調処理後の陰影強調画像を図12(b)に示す。
図8に示す5×5の大きさを持つ中コントラストの画像に採用されるべきパラメータを説明すると、中心の注目画像に対して間接的に隣接した、0度から315度までの8方向のパラメータ値からなる。そして、陰影強調処理では、平滑化後の画像をI(i,j)とし、k(k:1〜8)方向別の強調後の輝度をIdir-k(i,j)とするとき、図8に示すパラメータを用いることにより、次に示す(式3)により、陰影強調画像をIenhance(i,j)を得る。
ただし、Ienhance(i,j)において、最大輝度255より大きくなる場合には、輝度を255とする(つまり、演算結果に係る各画素の輝度が0〜255の範囲に収まるように計算する)。上記中コントラストの画像に採用されるべきパラメータを用いた演算処理による処理前の平滑化画像の例を図13(a)に示し、陰影強調処理後の陰影強調画像を図13(b)に示す。
図9に示す7×7の大きさを持つ低コントラストの画像に採用されるべきパラメータを説明すると、中心の注目画像に対して間接的に隣接した、0度から315度までの8方向のパラメータ値からなる。そして、陰影強調処理では、平滑化後の画像をI(i,j)とし、k(k:1〜8)方向別の強調後の輝度をIdir-k(i,j)とするとき、図9に示すパラメータを用いることにより、次に示す(式4)により、陰影強調画像をIenhance(i,j)を得る。
ただし、Ienhance(i,j)において、最大輝度255より大きくなる場合には、輝度を255とする(つまり、演算結果に係る各画素の輝度が0〜255の範囲に収まるように計算する)。上記低コントラストの画像に採用されるべきパラメータを用いた演算処理による処理前の平滑化画像の例を図14(a)に示し、陰影強調処理後の陰影強調画像を図14(b)に示す。
上記ステップS3において陰影強調画像が得られると、得られた陰影強調画像と処理対象画像(入力画像)との差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得ステップ(S4)が実行される。このエッジ画像取得ステップでは、処理対象画像をI(i,j)とし、陰影強調画像をIenhance(i,j)とするとき、次に示す(式5)を用いることにより、エッジ画像Iedge(i,j)を得る。これに先立って、エッジ画像の強調係数Mag1を算出する。即ち、強調係数Mag1はエッジ画像における各画素の輝度が0〜255に分布するように求めるものであり、Mag1=(256)/(差分画像の平均値)により得られる値である。差分画像の値は、次(式5)における|Ienhance(I,j)−I(I,j) |により求められる。通常、強調係数Mag1は「2」である。
ここに、(i,j)は処理対象画像における画素のインデックスを示し、i=0〜319、j=0〜239である。上記エッジ画像取得により得られるエッジ画像と、エッジ画像取得に用いられた陰影強調画像及び処理対象画像を図15に示す。図15に示す通り、処理対象画像(入力画像)と陰影強調画像との差分演算を行ってエッジ画像を取得する。更に、図16(a)〜(d)に、処理対象画像と共に、3種のオペレータを用いて作成したエッジ画像を示す。
複数フレームの処理対象画像を基にして背景画像を作成した後、処理対象画像についてエッジ画像を作成したプロセスと同様にして図17(e)に示すようなエッジ背景画像を得る(S5)。
ステップS5に次いで、ステップS4において得られた処理対象画像についてのエッジ画像と、ステップS4において得られたエッジ背景画像との差分画像を算出する(S6)。この結果として得られる差分画像は多値化画像であり、図17(f)に示される如き画像が得られる。
ステップS6の次には、上記ステップS6において得られる差分画像について輝度レンジの補正を行う(S7)。例えば、Mag1=(256)/(差分画像の平均値)に基づき、輝度レンジを必要な程度上げ(または下げ)る。このステップS7に次いで、輝度レンジ補正を行った差分画像を2値化する際に用いる2値化閾値を設定する(S8)。この2値化閾値の決定は、例えば、本願発明者が既に提案した特願2004−68178号に記載の手法を用いることができる。
ステップS8において2値化閾値の設定を行った後には、多値化差分画像を上記2値化閾値を用いて2値化する(S9)。これにより、図17(g)に示されるような2値化画像が得られる。そして、2値化画像についてラベリングを行う(S10)。ラベリングを行った領域について、例えば大きさや形状のマッチングを行って計測対象物の領域を求める(S11)。
以上のようにして、本実施例に係る画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムにおけるエッジ抽出処理では、陰影が明瞭な画素の組で注目画素の輝度を置き換える処理を行うことによって、処理対象画像中において、隣接画素との比較では輝度差は大きくないがエッジとして検出したいエッジ(隠れエッジ)として存在した画素でも、陰影強調画像における同位置における画素の輝度との間では大きな輝度差が生じ、影の領域を膨張させた陰影強調画像を得ており、「隠れエッジ」を顕在化させることができ、係る処理を行った陰影強調画像と処理対象画像との差をとることにより安定したエッジ抽出が行われ、これにより適切な画像処理が確保される効果をあげている。
図18に従来手法(Laplacianオペレータによる)に係るエッジ抽出処理の手順と画像例を示し、上記の本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムにおけるエッジ抽出処理と従来手法(Laplacianオペレータによる)との差を明らかにする。従来手法(Laplacianオペレータによる)では、処理対象画像を取り込み(図18(a))、次に平滑化を行って平滑化画像を得る(図18(b))。この平滑化画像に対してLaplacianオペレータを適用してエッジ抽出を行ってエッジ画像を得る(図18(c))。
上記の本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムにおけるエッジ抽出処理の結果と、幾つかの従来手法によるエッジオペレータを用いたエッジ抽出処理の結果とを比較する画像を図19〜図22に示す。図19(a)に処理対象画像を示し、図19(b)に本発明に係るエッジ抽出処理(3×3エッジオペレータ)の結果であるエッジ画像を示す。図20においても、図19(a)に示した処理対象画像についてエッジ抽出処理を行ったものを示す。図20(a)にLaplacianオペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図20(b)に処理対象画像について平滑化を行った後にLaplacianオペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図20(c)にKircsh(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図20(d)に処理対象画像について平滑化を行った後にKircsh(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示す。
図21においても、図19(a)に示した処理対象画像についてエッジ抽出処理を行ったものを示す。図21(a)にSobel(水平)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図21(b)に処理対象画像について平滑化を行った後にSobel(水平)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図21(c)にSobel(垂直)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図21(d)に処理対象画像について平滑化を行った後にSobel(垂直)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図21(e)にSobel(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図21(f)に処理対象画像について平滑化を行った後にSobel(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示す。
図22においても、図19(a)に示した処理対象画像についてエッジ抽出処理を行ったものを示す。図22(a)にPrewitt(水平)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図22(b)に処理対象画像について平滑化を行った後にPrewitt(水平)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図22(c)にPrewitt(垂直)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図22(d)に処理対象画像について平滑化を行った後にPrewitt(垂直)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図22(e)にPrewitt(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示し、図22(f)に処理対象画像について平滑化を行った後にPrewitt(8方向)オペレータによる処理結果に係るエッジ画像を示す。
上記本願発明に係る画像処理において用いるエッジ抽出処理の最大の特徴は、処理対象画像中に多数含まれるエッジを正確に抽出できることである。例えば、図22(f)に示す8方向のPrewitt オペレータによる処理にあっては、かなり正確に処理対象画像中のエッジを抽出している。しかし、路面の検出エッジに着目すると、本来小さな陰影の模様として抽出されるべきところが、地面がひび割れたようなエッジとして検出されてしまっていることがわかる。
一方、上記本願発明に係る画像処理において用いるエッジ抽出処理では、路面の細かな陰影をエッジとして正確に抽出できていることがわかる。このため、処理対象画像中のエッジをできるだけ正確に抽出することで、定常状態と突発事象が発生した時のエッジの変化(差)を安定して捉えられることになり、突発事象の検出精度向上が見込まれる。
本発明に係る画像処理装置の実施例を示す構成図。 本発明に係る画像処理装置を実現する計算機(コンピュータ)の構成図。 本発明に係る画像処理方法を示すまたは画像処理プログラムによる動作を示すフローチャート。 本発明に係る画像処理装置において用いる平滑化パラメータの一例を示す図。 図4に示す平滑化パラメータを用いた画素変換動作を説明するための図。 本発明に係る画像処理装置において平滑化した前後の画像を示す図。 本発明に係る画像処理装置において用いる陰影強調パラメータ(3×3)の一例を示す図。 本発明に係る画像処理装置において用いる陰影強調パラメータ(5×5)の一例を示す図。 本発明に係る画像処理装置において用いる陰影強調パラメータ(7×7)の一例を示す図。 本発明に係る画像処理装置において用いる陰影強調処理の効果を説明するための図。 本発明に係る陰影強調パラメータに関し、3つの画素に関し輝度関係を類型化して示した図。 陰影強調パラメータ(3×3)を用いて陰影強調処理を行った前後の画像を示す図。 陰影強調パラメータ(5×5)を用いて陰影強調処理を行った前後の画像を示す図。 陰影強調パラメータ(7×7)を用いて陰影強調処理を行った前後の画像を示す図。 本発明に係る画像処理装置におけるエッジ画像取得処理についての画像を示す図。 本発明に係る画像処理装置におけるエッジ画像取得処理について、3種のパラメータによる処理結果の画像を示す図。 本発明に係る画像処理装置における処理フローチャートを、画像によって示す図。 従来の画像処理装置におけるエッジ画像取得までの処理フローチャートを、画像によって示す図。 本発明に係る画像処理装置におけるエッジ画像取得処理について、3種のパラメータによる処理結果の画像を示す図。 従来の各種手法によるエッジ画像取得処理結果の画像を示す図。 従来の各種手法によるエッジ画像取得処理結果の画像を示す図。 従来の各種手法によるエッジ画像取得処理結果の画像を示す図。
符号の説明
1 画像入力部
2 平滑化手段
3 陰影強調手段
3A パラメータ保持部
4 選択入力部
5 エッジ画像取得手段
6 背景差分手段
7 領域検出手段
8 画像認識装置

Claims (9)

  1. 処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調手段と、
    前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得手段と、
    前記陰影強調手段とエッジ画像取得手段とにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分手段と、
    前記背景差分手段により得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数種のパラメータを有しており、選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調手段による処理に用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記陰影強調手段による処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化手段が具備されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調ステップと、
    前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得ステップと、
    前記陰影強調ステップとエッジ画像取得ステップとにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分ステップと、
    前記背景差分ステップにより得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出ステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  5. 複数種のパラメータを有しており、選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調ステップによる処理に用いることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記陰影強調ステップによる処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化ステップを具備することを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理方法。
  7. コンピュータにより実行されることにより、
    処理対象画像を構成する各画素の輝度情報について、注目画素に直接または間接に隣接する周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用して、周囲画素群間に存在する輝度の変化を比較し、最小変化となる周囲画素群の輝度情報にパラメータを適用した値を、前記注目画素の輝度値と置換することにより陰影を強調した陰影強調画像を得る陰影強調ステップと、
    前記陰影強調画像と処理対象画像の差分演算を行ってエッジ画像を取得するエッジ画像取得ステップと、
    前記陰影強調ステップとエッジ画像取得ステップとにより、前記処理対象画像の背景画像について処理を行って得られるエッジ背景画像と、前記処理対象画像について得られるエッジ画像との差分演算を行って背景差分画像を得る背景差分ステップと、
    前記背景差分ステップにより得られる背景差分画像を2値化して検出対象物の領域を検出する領域検出ステップと
    が実現されることを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 複数種のパラメータを有したプログラムであって、コンピュータに対する選択入力に応じて対応するパラメータを選択して前記陰影強調ステップによる処理に用いることを特徴とする請求項7に記載の画像処理プログラム。
  9. 前記陰影強調ステップによる処理に先立って、処理画像に対してノイズを除去する平滑化を行う平滑化ステップを具備することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理プログラム。
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