JP2005338418A - 表示装置、表示方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの眼の分解能及び視距離に関わらず高画質の画像をユーザに提供することができる表示装置を提供する。
【解決手段】画像を表示する表示部と、表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する分解能判断部と、表示部とユーザとの距離である視距離を測定する視距離測定部と、分解能判断部が判断した分解能、及び視距離測定部が測定した視距離に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する画像処理部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置、表示方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、ユーザの眼の分解能及び視距離に関わらず高画質の画像をユーザに提供する表示装置、当該表示装置による表示方法、及び当該表示装置用のプログラムに関する。
ユーザの視線の停滞時間からユーザの視力を検出し、ユーザの視力に応じて画像の色、大きさ、コントラスト等を自動的に調整する表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−228848号公報
しかしながら、表示装置を見る場合、その時々によって視距離が変換することがあり、単にユーザの視力のみからでは、ユーザが最も見やすい画像に調整をするが困難である。また、近視のユーザ、遠視のユーザ、乱視のユーザ等の様々な種類のユーザがいるので、視力のみによって一律に画像の調整方法を決定することができない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる表示装置、表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、画像を表示する表示部と、表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する分解能判断部と、表示部とユーザとの距離である視距離を測定する視距離測定部と、分解能判断部が判断した分解能、及び視距離測定部が測定した視距離に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する画像処理部とを備える。
画像処理部は、表示部が有する表示画素を構成する各色毎に、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調してもよい。
画像処理部は、ユーザの眼によって認識することができない空間周波数の高周波成分を、表示部に表示される画像のエッジ領域に重畳してもよい。
画像処理部は、表示部に表示される画像のエッジのレベルを強調し、エッジに隣接する領域のレベルを、エッジのレベル強調と反対の方向に強調してもよい。
ユーザの眼の分解能である近視視力に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部をさらに備え、画像処理部は、視距離測定部が測定した視距離が、分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より大きい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より小さい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しなくてもよい。
ユーザの眼の分解能である遠視視力に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部をさらに備え、画像処理部は、視距離測定部が測定した視距離が、分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より小さい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より大きい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しなくてもよい。
分解能判断部は、表示部が表示する画像における各方向毎にユーザの眼の分解能を判断し、画像処理部は、分解能判断部が判断した各方向毎の分解能のそれぞれ、及び視距離測定部が測定した視距離に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を各方向毎にそれぞれ強調してもよい。
ユーザの眼の分解能に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部をさらに備え、画像処理部は、視距離測定部が測定した視距離が、所定の方向について分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より大きい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調し、所定の方向について分解能判断部が判断した分解能に対応づけて処理開始距離格納部が格納する距離より小さい場合に表示部に表示される画像のエッジ領域において所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調しなくてもよい。
表示部とユーザとの距離である視距離毎のユーザの眼の分解能を格納する視距離分解能格納部をさらに備え、分解能判断部は、視距離測定部が測定した視距離に対応づけて視距離分解能格納部が格納するユーザの眼の分解能を判断し、画像処理部は、分解能判断部が判断した分解能に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調してもよい。
本発明の第2の形態によると、表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する段階と、表示部とユーザとの距離である視距離を測定する段階と、判断した分解能、及び測定した視距離に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する段階と、画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調された画像を表示部に表示する段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、表示装置を、表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する分解能判断部、表示部とユーザとの距離である視距離を測定する視距離測定部、分解能判断部が判断した分解能、及び視距離測定部が測定した視距離に基づいて、表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する画像処理部として機能させる。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となりうる。
本発明によれば、ユーザの眼の分解能及び視距離に関わらず高画質の画像をユーザに提供する表示装置、当該表示装置による表示方法、及び当該表示装置用のプログラムを提供できる。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明に係る表示装置100の機能の概要を示す。表示装置100は、例えば、テレビ受像器、コンピュータ等の表示モニタである。なお、表示装置100は、コンピュータ等の情報処理装置と、表示モニタ等の表示デバイスとから構成されてもよい。
表示装置100は、表示装置100が表示する画像を見ているユーザ102の眼の分解能、及び表示装置100とユーザ102との距離である視距離に基づいて、表示する画像を補正する。具体的には、表示装置100は、ユーザ102の眼の分解能としての近視視力、遠視視力、及び乱視視力、並びにユーザ102の視距離に起因する、画像のぼけを補償するため、画像にエッジ強調処理を施す。これにより、ユーザ102は、ユーザ102の眼の分解能又は視距離に関わらず、表示装置100が表示する画像がぼけることなく高画質の画像として認識できる。
図2、図3、図4、及び図5は、本発明の第1実施形態に係る表示装置100による表示方法の一例を示す。図2は、本実施形態に係る表示装置100の構成の一例を示す。図3は、本実施形態に係る分解能判断部202が表示させる視力測定チャートの一例を示す。図4は、本実施形態に係る処理開始距離格納部204のデータ構成の一例を示す。図5は、本実施形態に係る画像処理部208による画像処理方法の一例を示す。
図2に示すように、表示装置100は、視距離測定部200、分解能判断部202、処理開始距離格納部204、画像格納部206、画像処理部208、及び表示部210を備える。なお、表示装置100が、コンピュータ等の情報処理装置と、表示モニタ等の表示デバイスから構成される場合、情報処理装置が、視距離測定部200、分解能判断部202、処理開始距離格納部204、画像格納部206、及び画像処理部208を備え、表示デバイスが、表示部210を備える。
視距離測定部200は、表示部210を見ているユーザ102と表示部210との視距離を測定する。例えば、視距離測定部200は、表示装置100を遠隔操作するためのリモートコントローラから照射される赤外線等の光線に基づいて視距離を測定する。
具体的には、視距離測定部200は、リモートコントローラから照射される赤外線等の光線の単位面積当たりの強度か視距離を算出してもよいし、また、視距離測定部200は、表示装置100の表面に複数の赤外線等の光線を検知する光線センサを有し、リモートコントローラから照射された赤外線等の光線の表示装置100における照射面積から視距離を算出してもよい。
また他の例では、視距離測定部200は、光をユーザ102に対して照射し、ユーザ102から反射した光に基づいて視距離を測定する測拒センサであってもよい。また、視距離測定部200は、ユーザ102の画像を撮像し、画像におけるユーザ102の領域を画像マッチング等により抽出し、画像におけるユーザ102の大きさから視距離を算出してもよい。
分解能判断部202は、ユーザ102の眼の分解能を判断する。また、分解能判断部202は、表示部210が表示する画像における各方向毎にユーザ102の眼の分解能を判断する。即ち、分解能判断部202は、ユーザ102の眼の分解能として、ユーザ102の近視視力、遠視視力、及び乱視視力の少なくとも1つを判断する。ここで、近視視力とは、視距離が長い場合のユーザ102の眼の分解能であり、遠視視力とは、視距離が短い場合のユーザ102の眼の分解能であり、乱視視力とは、表示部210が表示する画像における各方向に対するユーザ102の眼の分解能である。
具体的には、分解能判断部202は、図3に示すような視力測定チャートを表示部210に表示させ、リモートコントローラ等によるユーザ102の操作に基づいてユーザ102の眼の分解能を測定して判断する。この場合、分解能判断部202は、視距離測定部200が測定した視距離、及びユーザ102の視力測定チャートに対する返答に基づいて、ユーザ102の近視視力、遠視視力、又は乱視視力を算出してもよい。
また他の例では、分解能判断部202は、ユーザの画像パターンに対応づけて、ユーザの眼の分解能を予め格納していてもよい。そして、分解能判断部202は、表示部210を見ているユーザ102の画像を撮像し、画像に含まれるユーザ102を画像マッチング等により抽出してユーザ102を判断して、ユーザ102の眼の分解能を判断してもよい。
処理開始距離格納部204は、図4に示すように、ユーザの眼の分解能である近視視力、遠視視力、及び乱視視力の少なくとも1つに対応づけて距離を格納する。処理開始距離格納部204が格納する距離は、ユーザの眼によって焦点調整が適切に行われる限界の距離、即ち、近視又は乱視のユーザの眼によって焦点調整が適切に行われる最大距離、遠視のユーザの眼によって焦点調整が適切に行われる最小距離である。
画像処理部208は、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能、及び視距離測定部200が測定した視距離に基づいて、表示部210に表示される画像格納部206が格納している画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する。また、画像処理部208は、分解能判断部202が判断した表示部210が表示する画像における各方向毎のユーザ102の眼の分解能のそれぞれ、及び視距離測定部200が測定した視距離に基づいて、表示部210に表示される画像格納部206が格納している画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する。
例えば、画像処理部208は、表示部210に表示される画像に対してエッジ強調処理を施す。そして、表示部210は、画像処理部208によってエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調された画像を表示する。なお、画像処理部208は、表示部210が有する表示画素を構成する各色毎、例えば、赤、緑、青のそれぞれについてのエッジ領域を抽出し、表示部210に表示される画像の各色毎のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調してもよい。
具体的には、画像処理部208は、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能である近視視力に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離と、視距離測定部200が測定した視距離とを比較する。そして、画像処理部208は、視距離測定部200が測定した視距離が、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より大きい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より小さい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しない。
また、画像処理部208は、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能である遠視視力に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離と、視距離測定部200が測定した視距離とを比較する。そして、画像処理部208は、視距離測定部200が測定した視距離が、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より小さい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より大きい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しない。
また、画像処理部208は、視距離測定部200が測定した視距離が、所定の方向について分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より大きい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において当該所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調し、当該所定の方向について分解能判断部202が判断したユーザ102の眼の分解能に対応づけて処理開始距離格納部204が格納する距離より小さい場合に表示部210に表示される画像のエッジ領域において当該所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調しない。
以下、図5を参照して、画像処理部208による画像処理方法を説明する。画像処理部208は、ユーザ102の眼によって認識することができない空間周波数の高周波成分を、表示部210に表示される画像のエッジ領域に重畳する。
具体的には、画像処理部208は、図5に示す原画像500のエッジ領域を補正画像504のように補正する。即ち、表示部210に原画像500が表示された場合に、眼の分解能が低いユーザは、原画像500を認識画像502として認識するので、画像処理部208は、眼の分解能が低いユーザが原画像500を原画像500と認識できるように、空間周波数の高周波成分を原画像500のエッジ領域に重畳する。
また、画像処理部208は、図5に示す原画像500のエッジ領域を補正画像506のように補正してもよい。即ち、表示部210に原画像500が表示された場合に、眼の分解能が低いユーザは、原画像500のエッジを認識することが難しいので、画像処理部208は、眼の分解能が低いユーザが原画像500のエッジを適切に認識できるように、表示部210に表示される画像のエッジのレベルを強調し、エッジに隣接する領域のレベルを、エッジのレベル強調と反対の方向に強調してもよい。
以上のように、表示部210に表示される画像のエッジ領域を、ユーザ102の眼の分解能及び視距離に基づいて補正することによって、視距離が変化した場合であっても適切に画像処理を施して、ユーザ102に対して高画質な画像を提供することができる。また、ユーザ102の視距離に応じて、画像処理を施すか否かを決定することによって、ユーザ102が適切に画像を認識しているときに無駄な画像処理を施すことを防ぐことができる。
図6、図7、図8、図9、及び図10は、本発明の第2実施形態に係る表示装置100の構成の一例を示す。図6は、本実施形態に係る表示装置100の構成の一例を示す。図7は、本実施形態に係る視距離分解能格納部604が格納する視距離分解能データの一例を示す。図8は、近視及び遠視のユーザに関する視距離分解能データの一例を示す。図9は、近視のユーザに関する視距離分解能データの一例を示す。図10は、遠視のユーザに関する視距離分解能データの一例を示す。
図6に示すように、表示装置100は、視距離測定部600、分解能判断部602、視距離分解能格納部604、画像格納部606、画像処理部608、及び表示部610を備える。なお、第2実施形態に係る表示装置100の動作及び機能は、以下に説明する部分を除き、第1実施形態に係る表示装置100の動作及び機能と同一であるので説明を省略する。例えば、視距離測定部600、分解能判断部602、画像格納部606、画像処理部608、及び表示部610の動作及び機能は、視距離測定部200、分解能判断部202、画像格納部206、画像処理部208、及び表示部210の動作及び機能と同一であってよい。
視距離分解能格納部604は、図7に示すように、表示部610とユーザとの距離である視距離毎のユーザの眼の分解能のデータである視距離分解能データを、視距離分解能テーブル700、702、・・・704として、ユーザ毎に格納する。例えば、近視及び遠視のユーザに関して、図8のような視距離分解能データを格納する。近視及び遠視のユーザは、視距離が小さい場合、及び視距離が大きい場合の双方において分解能が低く、認識する画像のぼけ量が大きい。また、近視のユーザに関して、図9のような視距離分解能データを格納する。近視のユーザは、視距離が大きい場合において分解能が低く、認識する画像のぼけ量が大きい。また、遠視のユーザに関して、図10のような視距離分解能データを格納する。遠視のユーザは、視距離が小さい場合において分解能が低く、認識する画像のぼけ量が大きい。
分解能判断部602は、表示部610を見ているユーザ102を判断して、ユーザ102に関する視距離分解能データを視距離分解能格納部604から抽出する。例えば、分解能判断部602は、ユーザの画像パターンに対応づけて視距離分解能データの識別情報を格納しており、表示部610を見ているユーザ102の画像を撮像し、画像に含まれるユーザ102を画像マッチング等により抽出してユーザ102を判断する。また、分解能判断部602は、視距離分解能格納部604が格納している視距離分解能データを表示部610に表示して、表示部610を見ているユーザ102に選択させてもよい。
分解能判断部602は、視距離測定部600が測定した視距離に対応づけて視距離分解能格納部604が格納するユーザ102の眼の分解能を判断する。即ち、分解能判断部602は、視距離分解能格納部604から抽出した視距離分解能テーブルにおいて、視距離測定部600が測定した視距離に対応づけて格納されるユーザ102の眼の分解能を判断する。そして、画像処理部608は、分解能判断部602が判断した分解能に基づいて、表示部610に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する
。即ち、画像処理部608は、分解能判断部602が判断した分解能が低いほど、つまりユーザ102が認識する画像のぼけ量が大きいほど、表示部610に表示される画像のエッジ領域における空間周波数の高周波成分の強調度合いを大きし、ユーザ102によって認識される画像が高画質になるように画像処理を施す。
以上のように、近視及び遠視を任意に有するユーザ毎に、ユーザの眼の分解能を視距離に対応づけて予め格納しておき、表示部610に表示される画像に対して視距離に応じて画像処理を施すことによって、視距離に関わらず高画質な画像をユーザ102に提供することができる。また、視距離測定部600が連続的に視距離を測定し、画像処理部608が視距離測定部600が測定した視距離に追従させて画像処理の強度を変更することによって、ユーザ102が表示部610に表示された画像を見ながら移動した場合であっても、表示部610に表示される画像に対して常に適切な画像処理を施して高画質な画像をユーザ102に提供し続けることができる。
図11は、第1実施形態及び第2実施形態に係る表示装置100ハードウェア構成の一例を示す。表示装置100は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示デバイス1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510及びRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示デバイス1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、CD−ROMドライブ1560を接続する。通信インターフェイス1530は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ1540は、表示装置100内のCPU1505が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラム又はデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、表示装置100が起動時に実行するブート・プログラムや、表示装置100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラム又はデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM1520を介して表示装置100内のハードディスクドライブ1540にインストールされ、CPU1505において実行される。表示装置100にインストールされて実行されるプログラムは、CPU1505等に働きかけて、表示装置100を、図1から図10にかけて説明した表示装置100として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを表示装置100に提供してもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
表示装置100の機能の概要を示す図である。 表示装置100の構成を示す図である。 分解能判断部202が表示させる視力測定チャートを示す図である。 処理開始距離格納部204のデータ構成を示す図である。 画像処理部208による画像処理方法を示す図である。 表示装置100の構成を示す図である。 視距離分解能格納部604が格納する視距離分解能データを示す図である。 近視及び遠視のユーザに関する視距離分解能データを示す図である。 近視のユーザに関する視距離分解能データを示す図である。 遠視のユーザに関する視距離分解能データを示す図である。 表示装置100ハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
100 表示装置
102 ユーザ
200 視距離測定部
202 分解能判断部
204 処理開始距離格納部
206 画像格納部
208 画像処理部
210 表示部
500 原画像
502 認識画像
504 補正画像
506 補正画像
600 視距離測定部
602 分解能判断部
604 視距離分解能格納部
606 画像格納部
608 画像処理部
610 表示部
700 視距離分解能テーブル
702 視距離分解能テーブル
704 視距離分解能テーブル

Claims (11)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する分解能判断部と、
    前記表示部と前記ユーザとの距離である視距離を測定する視距離測定部と、
    前記分解能判断部が判断した前記分解能、及び前記視距離測定部が測定した前記視距離に基づいて、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する画像処理部と
    を備える表示装置。
  2. 前記画像処理部は、前記表示部が有する表示画素を構成する各色毎に、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画像処理部は、前記ユーザの眼によって認識することができない空間周波数の高周波成分を、前記表示部に表示される画像のエッジ領域に重畳する
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記画像処理部は、前記表示部に表示される画像のエッジのレベルを強調し、前記エッジに隣接する領域のレベルを、前記エッジのレベル強調と反対の方向に強調する
    請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記ユーザの眼の分解能である近視視力に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記視距離測定部が測定した前記視距離が、前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より大きい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より小さい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しない
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記ユーザの眼の分解能である遠視視力に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記視距離測定部が測定した前記視距離が、前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より小さい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調し、前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より大きい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調しない
    請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記分解能判断部は、前記表示部が表示する画像における各方向毎に前記ユーザの眼の分解能を判断し、
    前記画像処理部は、前記分解能判断部が判断した各方向毎の分解能のそれぞれ、及び前記視距離測定部が測定した前記視距離に基づいて、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を各方向毎にそれぞれ強調する
    請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記ユーザの眼の分解能に対応づけて距離を格納する処理開始距離格納部
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記視距離測定部が測定した前記視距離が、所定の方向について前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より大きい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において前記所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調し、前記所定の方向について前記分解能判断部が判断した前記分解能に対応づけて前記処理開始距離格納部が格納する前記距離より小さい場合に前記表示部に表示される画像のエッジ領域において前記所定の方向の空間周波数の高周波成分を強調しない
    請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記表示部と前記ユーザとの距離である視距離毎の前記ユーザの眼の分解能を格納する視距離分解能格納部
    をさらに備え、
    前記分解能判断部は、前記視距離測定部が測定した前記視距離に対応づけて前記視距離分解能格納部が格納する前記ユーザの眼の分解能を判断し、
    前記画像処理部は、前記分解能判断部が判断した前記分解能に基づいて、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する
    請求項1に記載の表示装置。
  10. 表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する段階と、
    前記表示部と前記ユーザとの距離である視距離を測定する段階と、
    判断した前記分解能、及び測定した前記視距離に基づいて、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する段階と、
    画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調された画像を前記表示部に表示する段階と
    を備える表示方法。
  11. 表示装置を、
    表示部を見ているユーザの眼の分解能を判断する分解能判断部、
    前記表示部と前記ユーザとの距離である視距離を測定する視距離測定部、
    前記分解能判断部が判断した前記分解能、及び前記視距離測定部が測定した前記視距離に基づいて、前記表示部に表示される画像のエッジ領域において空間周波数の高周波成分を強調する画像処理部
    として機能させるプログラム。
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