JP2005335129A - 書類保持器具,書類管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 書類の情報をきめ細かに適切に把握できること。
【解決手段】 無線タグTが付された書類を着脱可能に保持する可搬のバインダXであって,保持された書類に付された無線タグTから書類IDを無線により読み取るスキャナ部12と,スキャナ部12により読み取られた書類IDを記憶するデータ記憶部16と,スキャナ部12による読み取り及びその記憶のタイミングを,バインダXの外装部5の開閉検知部14及び書類の保持部6の開閉検知部15の検出結果に基づいて制御する制御部11と,外部装置から無線による応答要求信号を受信し,データ記憶部16内の書類IDに関する情報を出力する通信部17等とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は,無線タグが付された書類を保持する書類保持器具及びそれを用いて書類を管理する書類管理システムに関するものである。
昨今,一般にRFIDタグ(RFID tag: Radio Frequency Identification tag)と呼ばれる無線タグを用いて,物や人の流れを管理するシステムが多数提案されている。
RFIDタグの特徴は,光学的センサで読み取るバーコードと異なり,電波が透過する環境である限り,RFIDタグ自体を視認できない状態でもその記憶情報を読み取ることが可能である点である。このため,バーコードのようにそれが付された位置を確認してスキャナを向ける手間が省け,容器等に収容されたままでその内容物に付されたRFIDタグの記憶情報を読み出すことができる。さらに,1つの読取り装置(スキャナ)を用いて,複数のRFIDタグの記憶情報を短時間で読み取ることができるというメリットもある。
このようなRFIDタグは小型化(薄型化)が進み,書類へ添付すことも可能であるため,書類管理への利用にも効果的である。
ここで,RFIDタグは,大きくは電源を必要とするアクティブ型と,電源を必要としないパッシブ型とに分類できるが,書類等のように,数が多く小型の物品の管理用途としては,電源を必要としないパッシブ型のRFIDタグを用いることが実用的である。このパッシブ型のRFIDタグの通信距離はせいぜい1〜2メートル程度と短いため,比較的広いエリア内に存在する複数のRFIDタグの情報を,1つのスキャナで読み取って管理することは困難である。
このため,例えば,特許文献1には,RFIDタグ付きの書類が置かれた書棚にRFIDの情報を読み取るためのリーダライタ用のアンテナを設け,書類の入出を管理する物品探索支援システムが提案されている。
特開2001−114405号公報
しかしながら,特許文献1に示されるシステムでは,書棚単位での書類の把握は可能であるが,現状のRFIDタグのスキャナの位置分解能からすれば,各書棚のどの位置にどのような書類が存在するかといった,よりきめ細かな把握はできないという問題点があった。
また,1つの書棚に複数のRFIDタグのスキャナを配置した場合,各スキャナの読み取りエリア(無線伝送の範囲)の重複や,不感エリア(いずれのスキャナによっても読取り不能のエリア)の発生等により,書類を的確に把握できないという問題が生じる。
一方,書類は,バインダ等の書類保持器具に保持されて保管されることが多く,この書類保持器具の単位で書類の情報を把握できれば,書棚単位での管理に比べてはるかにきめ細かな書類管理が可能となる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,書類の情報をきめ細かに的確に把握できる書類保持器具及び該書類保持器具を用いて書類を管理できる書類管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,無線タグが付された書類を着脱可能に保持する可搬の書類保持器具であって,保持された前記書類に付された前記無線タグから書類情報を無線により読み取る無線タグ読取り手段と,前記無線タグ読取り手段により読み取られた前記書類情報を記憶する書類情報記憶部と,前記無線タグ読取り手段による前記書類情報の読取り及びその前記書類情報記憶部への記録のタイミングを制御する記録制御手段と,外部装置から無線による応答要求信号を受信する応答要求受信手段と,前記応答要求信号の受信に応じて前記書類情報記憶部内の前記書類情報に関する情報を出力する応答出力手段と,を具備してなることを特徴とする書類保持器具として構成されるものである。
このような構成により,当該書類保持器具が書棚から取り出されている状態等,他の書類保持器具に保持された書類(無線タグが付された書類)が近接しない状態(タイミング)で,当該書類保持器具に保持された書類から無線タグの情報(書類情報)を読み取って記憶しておき,その記憶情報に関する情報を外部からの応答要求に応じて出力することが可能となる。その結果,前記無線タグ読み取り手段による読み取りエリア(無線伝送の範囲)の重複や不感エリアの発生等による書類情報の誤把握を防止しつつ,当該書類保持器具に保持された書類の単位できめ細かな書類情報の管理が可能となる。
さらに,前記応答要求信号が受信された際に,その受信ごとに保持されている全ての書類の無線タグからの情報読み取りを行う場合に比べ,前記書類情報記憶部の参照を行うだけで済むので,前記応答要求信号に対する応答が速いという効果を奏する。
より具体的には,当該書類保持器具に対する既定の操作を検出する操作検出手段を具備し,前記記録制御手段が,前記操作検出手段の検出結果に基づいて前記書類情報の読取り及びその書類情報記憶部への記録のタイミングを制御するものが考えられる。
これにより,使用者により既定の操作が行われたタイミングで前記書類情報の読み取り及び前記書類情報記憶部への記録が行われる一方,使用者による操作がなされない状態,例えば,他の書類保持器具とともに書棚に並べられた保管状態等において,外部からの応答要求があった場合には,前記無線タグの読み取りを行うことなく前記書類情報を前記書類情報記憶部から読み出して出力できる。その結果,他の書類保持器具に保持された書類から前記書類情報が読み取られる誤動作を防止できる。
この場合,前記操作検出手段が,前記書類の着脱に必要な操作を検出する着脱操作検出手段であれば,使用者に,前記書類情報の読み取り及び記録を実行させるための操作を特に意識させることなく,当該書類保持器具に保持される前記書類の増減が生じ得るタイミングで,前記書類情報の読み取り及び記録が実行されるので操作性がよい。
より具体的には,例えば,開閉可能に構成された開閉式外装部を具備し,前記着脱操作検出手段が,前記開閉式外装部の開閉状態を検出する外装開閉検出手段を有するものが考えられる。
また,開閉可能に構成され開状態で前記書類を着脱可能とするとともに閉状態で前記書類を保持する開閉式書類保持部を具備し,前記着脱操作検出手段が,前記開閉式書類保持部の開閉状態を検出する保持部開閉検出手段を有するもの等も考えられる。
また,開閉可能に構成され閉状態で前記書類を内包する開閉式外装部の開閉操作及び/又は開閉可能に構成され閉状態で前記書類を保持する開閉式書類保持部の開閉操作によって受ける力により発電を行う圧電素子等の発電手段と,該発電手段による発電電力を蓄電して当該書類保持器具が備える各手段に電力を供給する畜電池と,を具備するものが考えられる。
これにより,当該書類保持器具の使用により前記蓄電池が充電され,電池交換が不要となる。この他,いわゆる電卓等に用いられる光充電式の小型電池を設けること等も考えられる。
また,前記書類情報記憶部に記憶される前記書類情報の変化の履歴情報を記録する履歴情報記録手段を具備すれば,当該書類保持器具における書類の着脱履歴を管理することが可能となる。
この場合,時刻を計時する時刻計時手段を具備し,前記履歴情報記録手段が,前記書類情報の増加及び/又は減少があった場合における前記時刻計時手段による計時時刻を前記履歴情報として記録するものや,当該書類保持器具の使用者の識別情報を入力する使用者情報入力手段を具備し,前記履歴情報記録手段が,前記書類情報の増加及び/又は減少があった場合における前記使用者情報入力手段による入力情報を前記履歴情報として記録するもの等が考えられる。
これにより,当該書類保持器具における書類の着脱履歴(持ち出し,返却の履歴)を管理することが可能となる。
また,前記書類情報の減少についての前記履歴情報を残さない旨の指令を入力する履歴非記録指令入力手段を具備し,前記履歴情報記録手段が,前記履歴非記録指令入力手段による入力があった場合には前記書類情報が減少する変化についての前記履歴情報の記録を行わないものが考えられる。
これにより,前記書類を廃棄する場合等に,もやは管理する必要のない前記書類情報の履歴を残さないようにすることが可能となり,紛らわしい或いは無駄な情報管理を無くすことができる。
また,より具体的な前記応答出力手段としては,前記書類情報に関する情報を前記外部装置に対して無線送信する応答無線送信手段を具備するものが考えられる。
これにより,例えば,RFIDタグのスキャナ(前記外部装置の一例)等により,当該書類保持器具に保持された書類の前記書類情報を読み取ってそのリストを表示,記憶等するといった書類管理が可能となる。
この場合,前記応答手段が,前記書類情報に関する情報とともに当該書類保持器具の識別情報を前記外部装置に対して無線送信するものであれば,いずれの書類がいずれの書類保持器具に保持されているかを容易に把握できる。
また,前記応答要求受信手段が前記書類情報が指定された前記応答要求信号を受信した場合,前記応答出力手段が,前記応答要求信号に指定された前記書類情報を記憶する前記無線タグが付された前記書類が保持されているか否かに関する情報を出力するものも考えられる。
これにより,目的とする書類に関する前記書類情報を指定することにより,書棚等に保管された状態の当該書類保持器具を開いて中を確認することなく,その目的とする書類を検索することが可能となる。
より具体的な構成としては,前記応答出力手段が,前記応答要求信号に指定された前記書類情報を記憶する前記無線タグが付された前記書類が保持されているか否かを表示する表示手段を具備するものが考えられる。
例えば,指定された前記書類情報に対応する前記無線タグが付された書類が保持されている場合に,LED等の発光手段(前記表示手段の一例)を発光させるもの等が考えられる。
また,本発明は,前記書類保持器具を構成要素とする書類管理システムとして捉えることもできる。
即ち,無線タグが付された書類を管理する書類管理システムであって,前記書類を着脱可能に保持する保持部と,保持された前記書類に付された前記無線タグから書類情報を無線により読み取る無線タグ読取り手段と,前記無線タグ読取り手段により読み取られた前記書類情報を記憶する書類情報記憶部と,前記無線タグ読取り手段による前記書類情報の読み取り及びその前記書類情報記憶部への記録のタイミングを制御する記録制御手段と,外部からの無線による応答要求信号を受信する応答要求受信手段と,前記応答要求信号の受信に応じて前記書類情報記憶部内の前記書類情報に関する情報を出力する応答出力手段と,を備えた可搬の書類保持器具と,前記書類保持器具に対して前記応答要求信号を無線送信する応答要求送信手段と,前記書類保持器具から返信される前記書類情報に関する情報を無線により受信する応答無線受信手段と,該無線応答受信手段による受信情報を書類管理情報記憶部に記憶させるとともに該書類管理情報記憶部の記憶情報を出力する情報処理装置と,を具備してなることを特徴とする書類管理システムとして構成されるものである。
これにより,前述したのと同様に,前記無線タグ読み取り手段による読み取りエリアの重複や不感エリアの発生等による書類情報の誤把握を防止しつつ,前記書類情報に関する情報を前記情報処理装置により記憶及び出力して管理することができる。
この場合,前記書類保持器具の前記応答出力手段が,前記書類情報に関する情報とともに当該書類保持器具の識別情報を無線送信するものであれば,各書類がいずれの前記書類保持器具に保持されているかを把握でき,前記書類保持器具の単位できめ細かな書類情報の管理が可能となる。
また,前記応答要求送信手段及び前記応答無線受信手段が,各々異なる複数の領域ごとに配置され各領域内に存在する1又は複数の前記書類保持器具との間で無線通信を行うとともに,前記書類保持器具からの受信情報を前記情報処理装置に伝送する複数の拠点通信手段からなるものが考えられる。
これにより,例えば,書棚ごとに前記拠点通信手段を配置すること等により,複数の前記書類保持器具に保持された書類の出入りの状態を常時監視することが可能となる。このような構成以外にも,前記応答要求送信手段及び前記応答無線受信手段を前記無線タグから情報を読み取って記憶する携帯型の無線端末等とし,これを携帯して巡回しながら前記無線タグの情報を前記無線端末に記憶させ,その記憶情報を前記書類管理情報記憶部に記憶させる構成等も考えられる。
また,前記拠点通信手段が,前記書類保持器具から返信される情報とともに当該拠点通信手段の識別情報を前記情報処理装置に伝送するものが考えられる。
これにより,前記書類や前記書類保持器具がいずれの前記拠点通信手段の無線通信領域に存在するか(例えば,いずれの書棚に存在するか等)を容易に把握することができる。
本発明によれば,無線タグが付された書類を着脱可能に保持する可搬の書類保持器具であって,保持された前記書類に付された前記無線タグから書類情報を無線により読み取る無線タグ読取り手段と,前記無線タグ読取り手段により読み取られた前記書類情報を記憶する書類情報記憶部と,前記無線タグ読取り手段による前記書類情報の読取り及びその前記書類情報記憶部への記録のタイミングを制御する記録制御手段と,外部装置から無線による応答要求信号を受信する応答要求受信手段と,前記応答要求信号の受信に応じて前記書類情報記憶部内の前記書類情報に関する情報を出力する応答出力手段と,を具備するので,当該書類保持器具が書棚から取り出されている状態等,他の書類保持器具に保持された書類(無線タグが付された書類)が近接しないタイミングで,当該書類保持器具に保持された書類から無線タグの情報(書類情報)を読み取って記憶しておき,その記憶情報に関する情報を外部からの応答要求に応じて出力することが可能となる。
その結果,前記無線タグ読み取り手段による読み取りエリア(無線伝送の範囲)の重複や不感エリアの発生等による書類情報の誤把握を防止して的確に把握できる。同時に,当該書類保持器具に保持された書類の単位できめ細かな書類情報の管理が可能となる。
さらに,前記応答要求信号が受信された際に,その受信ごとに保持されている全ての書類の無線タグからの情報読み取りを行う場合に比べ,前記書類情報記憶部の参照を行うだけで済むので,前記応答要求信号に対する応答が速いという効果を奏する。
また,当該書類保持器具に対する既定の操作を検出する操作検出手段を具備し,前記記録制御手段が,前記操作検出手段の検出結果に基づいて前記書類情報の読取り及びその書類情報記憶部への記録のタイミングを制御するものであれば,使用者による操作がなされない状態,例えば,他の書類保持器具とともに書棚に並べられた保管状態等において,外部からの応答要求があった場合に,使用者の操作時に予め記憶しておいた前記書類情報を出力できる。その結果,他の書類保持器具に保持された書類から前記書類情報が読み取られる誤動作を防止できる。
この場合,前記操作検出手段が,前記書類の着脱に必要な操作を検出する着脱操作検出手段,例えば,開閉式外装部の開閉状態を検出する外装開閉検出手段や開閉式書類保持部の開閉状態を検出する保持部開閉検出手段等であれば,使用者に,前記書類情報の読み取り及び記録を実行させるための操作を特に意識させることなく,当該書類保持器具に保持される前記書類の増減が生じ得るタイミングで,前記書類情報の読み取り及び記録が実行されるので操作性がよい。
また,開閉可能に構成され閉状態で前記書類を内包する開閉式外装部の開閉操作及び/又は開閉可能に構成され閉状態で前記書類を保持する開閉式書類保持部の開閉操作によって受ける力により発電を行う圧電素子等の発電手段と,該発電手段による発電電力を蓄電して当該書類保持器具が備える各手段に電力を供給する畜電池と,を具備するものであれば,当該書類保持器具の使用により前記蓄電池が充電され,電池交換が不要となる。
また,前記書類情報記憶部に記憶される前記書類情報の変化の履歴情報を記録する履歴情報記録手段を具備すれば,当該書類保持器具における書類の着脱履歴を管理することが可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るバインダXを構成要素とする書類管理システムYの概略構成図,図2はバインダXの主要部の構成を表すブロック図,図3はバインダXを開いた状態で正面側及び底面側から見た概略図,図4はバインダXにおける外装部とその開閉検知部及び電源部との連結機構の概略構成図,図5はバインダXにおける外装部の開閉検知部及び電源部の概略構成図,図6はバインダXにおける書類保持部の開閉検知部の概略構成図,図7はバインダXと管理計算機との間の通信を中継する中継装置の概略構成を表すブロック図,図8はバインダXの処理全体の手順を表すフローチャート,図9はバインダXにおける書類IDリストの更新処理の手順を表すフローチャート,図10はバインダXにおける指定書類IDの探索及び探索結果出力処理の手順を表すフローチャート,図11は書類管理システムYを構成する管理計算機及び中継装置の処理の手順を表すフローチャート,図12はバインダXに記憶されるデータの一例の概略構成を表す図,図13は管理計算機に記憶される書類管理データベースの一例の概略構成を表す図である。
まず,図1の概略構成図を用いて,本発明の実施形態に係るバインダXを構成要素とする書類管理システムYの概略構成について説明する。
前記バインダXは,RFIDタグ(無線タグの一例)が付された書類を着脱可能に保持する持ち運び可能な(可搬の)書類保持器具の一例である。
また,書類管理システムYは,書棚1が複数に区分された各部分である単位書棚部1aに収容された前記バインダX各々から,そのバインダXに保持された書類のRFIDタグの記憶情報を収集及び管理するシステムである。
書類管理システムXは,前記単位書棚部1a各々に収容される前記バインダXと,前記単位書棚部1aごとに設けられる中継装置2と,パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である管理計算機3と,前記中継装置2各々と前記管理計算機3との間を通信接続するネットワーク4とを具備している。
図7は,前記バインダXと前記管理計算機3との間の通信を中継する前記中継装置2の概略構成を表すブロック図である。
図7に示すように,前記中継装置2は,前記バインダXとの間で無線通信を行うためのアンテナ部31及びバインダ通信部32と,前記管理計算機3との通信を行う管理計算機通信部34と,前記バインダ通信部32及び前記サーバ通信部34を制御する制御部33とを具備している。
前記中継装置2(前記拠点通信手段(前記応答要求送信手段及び前記応答無線受信手段)の一例)は,各々異なる複数の領域である前記単位書棚部1aごとに設けられ,該単位書棚部1aに収容された1又は複数の前記バインダX(書類保持器具)との間で前記アンテナ部31及び前記バインダ通信部32により無線通信を行い,所定の応答要求信号を無線送信するとともに,前記バインダXから返信される情報を無線により受信する。さらに,前記中継装置2は,前記バインダXからの受信情報を,前記サーバ通信部34によって前記管理計算機3(情報処理装置)に前記ネットワーク4を介して伝送する。
前記管理サーバ3は,予めインストールされたデータ管理プログラムを実行することにより,前記中継装置2(前記無線応答受信手段の一例)による受信情報を,当該管理サーバ3が備えるハードディスク装置等の記憶装置(前記書類管理情報記憶部の一例)にデータベース化して記憶させる情報処理装置である。以下,このデータベースを書類管理DBという。
さらに,前記管理サーバ3は,前記データ管理プログラムを実行することにより,前記書類管理DBの記憶情報を,当該管理サーバ3が備えるディスプレイへ表示(出力)する処理や,当該管理サーバ3に接続されたプリンタ等の画像形成装置に印刷出力する処理等を実行する。
図2は,前記バインダXの主要部の構成を表すブロック図である。
図2に示すように,前記バインダXは,制御部11,スキャナ部12,使用者検出部13,外装開閉検知部14,保持部開閉検知部15,データ記憶部16,通信部17,発光素子18,廃棄ボタン19及び電源部20を具備している。
前記制御部11は,小型のマイクロコンピュータ及びそれにより実行されるプログラムを記憶するROM等からなり,前述のスキャナ部12や各検出部13や検知部14,15,及び前記廃棄ボタン19からの入力信号に基づいて,前記データ記憶部16,前記通信部17及び前記発光素子18の制御を行う。
また,前記制御部11は,時刻を計時するクロック(11a,時刻計時手段の一例))を具備している。
前記スキャナ部12は,前記バインダXに保持された書類Sに付された前記RFIDタグ(T)から,該RFIDタグ(T)に記憶されている書類の識別情報である書類ID(前記書類情報の一例)を読み取るものである(前記無線タグ読み取り手段の一例)。
前記データ記憶部16は,前記スキャナ部12(無線タグ読取り手段)により読み取られた前記書類ID(書類情報)を記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶手段である(前記書類情報記憶部の一例)。
前記スキャナ部12(無線タグ読取り手段)による前記書類ID(書類情報)の読み取り及びその書類IDの前記データ記憶部16(書類情報記憶部)への記録のタイミングは,前記制御部11によって制御される(前記記録制御手段の一例)。
前記使用者検出部13は,当該バインダXの使用者(利用者)の識別情報(以下,使用者IDという)を入力する装置である(前記使用者情報入力手段の一例)。例えば,指紋検出装置等のバイオメトリクスに基づく識別情報の入力装置や,使用者が携帯するICカードからその記憶情報を読み取るICカードリーダ等により構成される。
前記通信部17は,前記中継装置2(前記外部装置の一例)から無線伝送によって前記応答要求信号を受信するとともに,前記応答要求信号の受信に応じて,前記データ記憶部16内の前記書類IDに関する情報を前記中継装置2に対して無線送信する(前記応答要求受信手段及び前記応答出力手段の一例)。
ここでは,前記応答要求信号の内容に応じて,当該バインダXにその時点で保持されている全ての書類の前記書類IDのリストを送信する場合と,前記応答要求信号に指定された前記書類IDを記憶する前記RFIDタグ(T)が付された書類が保持されているか否かに関する情報を送信する場合とがある。
前記発光素子18は,LED等の発光手段であり,前記応答要求信号に指定された前記書類IDを記憶する前記RFIDタグ(T)が付された書類が保持されている場合に,点灯することによってその旨を通知(出力)するものである。
前記外装検知部14,前記保持部開閉検知部15及び前記電源部20については後述する。
図3は,前記バインダXを開いた状態で正面側から見た概略図(a)及び底面側から見た概略図(b)である。
図3に示すように,前記バインダXは,当該バインダXの外装を形成する外カバーである外装部5と,書類Sを着脱可能に保持する書類保持部6(前記保持部の一例)とを有している。
前記外装部5は,表紙部5a,背表紙部5b及び裏表紙部5cを有し,前記表紙部5a及び前記裏表紙部5c各々が,前記背表紙部5bに対して回動可能に構成されている。
これにより,前記外装部5は,開閉可能に構成され,開状態(図3の状態)で前記書類保持部6に対して書類を着脱可能となり,閉状態(前記表紙部5a及び前記裏表紙部5cを相互に合わせる方向へ回動させた状態)で書類Sを内包する開閉式の外装部を構成している。
また,前記書類保持部6は,前記背表紙部5bに開閉可能に設けられ,開状態でパンチ穴が形成された書類Sを着脱可能とするとともに,閉状態で書類Sをそのパンチ穴部で係止することによって保持する開閉式の書類保持部を構成している。
さらに,前記バインダXは,前記背表紙部5bに,前記制御部11,前記スキャナ部12,前記データ記憶部16及び前記通信部17がチップ化された制御チップ10と,前記使用者検出部13と,前記外装開閉検知部14と,前記保持部開閉検知部15と,前記発光素子18と,前記廃棄スイッチ19と,前記電源部20とが設けられている。
ここで,前記発光素子18は前記背表紙部5bの外側に設けられ,書棚に収容された状態で,その点灯又は消灯の状態を視認できる位置に設けられている。
図4は,前記外装部5と前記外装開閉検知部14及び前記電源部20との連結機構を表す概略構成図である。
前記外装部5を構成する前記表紙部5aと前記外装開閉検知部14との間は,リンク機構51により連結されており,前記表紙部5aの開閉動作が,前記リンク機構51によって往復動作に変えられ,その往復動作(スライド動作)が,前記リンク機構51を構成するアーム部51aによって前記外装開閉検知部14及び前記電源部20に伝えられる。
図5は,前記外装開閉検知部14及び前記電源部20の概略構成を表す図である。
図5に示すように,前記電源部20は,圧電素子201,電力出力回路202,整流回路203及び2時電池を具備している。
前記アーム部51の往復動作は,ギア機構52を介して前記圧電素子201を押圧する動作に変換される。具体的には,前記ギア機構52により,その爪部53が,前記アーム部51の動作量(往復移動の長さ)に応じた回数だけ前記圧電素子201を押圧するよう構成されている。この押圧により,前記圧電素子201に起電力が発生し,その電力が前記電力出力回路202によって出力され,さらに前記整流回路203によって整流されて,前記2次電池204に蓄電される。
このような構成により,開閉可能な(閉状態で書類Sを内包する開閉式の)前記外装部5の開閉操作によって受ける力により,前記圧電素子201によって発電が行われる(前記発電手段の一例)。さらに,前記圧電素子201による発電電力が前記2次電池に蓄電され,当該バインダX(書類保持器具)が備える各部に電力が供給される(前記蓄電池の一例)。
また,前記電力出力回路202の出力は,前記外装開閉検知部14にも接続される。
前記外装開閉検知部14(前記外装開閉検出手段の一例)は,前記電力出力回路20の出力信号の発生回数をカウントするカウンタ回路141と,該カウンタ回路141によりカウントされた前記電力出力回路202の信号出力回数に基づいて,開閉式の前記外装部5の開閉状態を検出する開閉検出回路142とを具備している。該開閉検出回路142の検出結果は,前記制御部11へ出力され,前記スキャナ部12による前記RFIDタグ(T)の情報読み出し及びその情報の前記データ記憶部16への記録の実行タイミングの制御に用いられる。
本実施形態では,前記外装開閉検知部14は,前記外装部5の開閉操作により受ける力を電気信号に変換する前記圧電素子201を用いて前記外装部5の開閉状態を検出するものであるが,これに限るものでなく,例えば,前記リンク機構51と連動するポテンショ(位置センサ)等によって検出する構成も考えられる。
その他,前記外装部5が開状態のときのみ圧電素子に押圧力が加わる構成とし,その圧電素子の電気信号の出力状態によって開閉状態を検出する構成も考えられる。
図6は,前記保持部開閉検知部15の概略構成を表すものであり,前記バインダXを底面側から見たときの断面構成を表す。
図6に示すように,前記保持部開閉検知部15は,圧電素子51と,開閉検出回路12とを具備している。
また,開閉可能な前記書類保持部6には,その開閉動作に応じて移動する爪部61が設けられている。
そして,前記書類保持部6が開状態においてのみ,前記爪部61により前記圧電素子151が押圧されるよう構成され,前記保持部開閉検知部15は,前記圧電素子152による電気信号の出力有無によって前記書類保持部6の開閉状態を検出する。該開閉検出回路152の検出結果は,前記制御部11へ出力され,前記スキャナ部12による前記RFIDタグ(T)の情報読み出し及びその情報の前記データ記憶部16への記録の実行タイミングの制御に用いられる。
ここで,前記外装開閉検知部14及び前記保持部開閉検知部15は,当該バインダX(書類保持器具)に対する既定の操作を検出する前記操作検出手段の一例である。
次に,図8に示すフローチャートを用いて,前記バインダXの処理の手順について説明する。図8に示す処理は,前記制御部11によって制御される。以下,S1,S2,…は,処理手順(ステップ)の識別記号を表す。
<<ステップS1〜S6>>
まず,前記制御部11は,以下に示す種類のイベントの発生を監視しながら,いずれかのイベントが発生するまで待機状態となる(S1,S2)。
そして,前記イベントが発生すると,前記制御部11は,そのイベントが,前記廃棄ボタン19の入力であるか(S3),前記使用者検出部13の操作であるか(S5),前記外装部5が開状態から閉状態へ変化したことであるか(S7),前記書類保持部6が開状態から閉状態へ変化したことであるか(S8),前記中継装置2からの前記書類IDのリスト要求を要求する前記応答要求信号である書類IDリスト要求信号の受信であるか(S10),或いは前記書類IDが指定された前記応答要求信号である探索要求信号の受信であるか(S12)を判別する。
発生したイベントが,前記廃棄ボタン19の入力である場合(S3のY側),前記制御部11は,その旨を当該制御部11の主記憶領域等に記憶(S4)させた上で,S1へ戻って処理を繰り返す。
また,発生したイベントが,前記使用者検出部13の操作である場合(S5のY側),前記制御部11は,前記使用者検出部13で入力(検出)された前記使用者IDを前記主記憶領域等に記憶(S6)させた上で,S1へ戻って処理を繰り返す。
<<ステップS7〜S9(図8),S21〜S31(図9)>>
一方,発生したイベントが,前記外装部5が開状態から閉状態へ変化したことである場合(S7のY側),或いは前記書類保持部6が開状態から閉状態へ変化したことである場合(S8のY側),前記制御部11は,前記スキャナ部12(無線タグ読取り手段)による前記RFIDタグ(T)からの前記書類ID(書類情報)の読取り及びその前記データ記憶部16(書類情報記憶部)への記録を実行する書類IDリストの更新処理を実行する(S9,前記記録制御手段の一例)。
図9は,前記書類IDリストの更新処理の手順を表すフローチャートである。
本処理では,まず,前記制御部11は,前記スキャナ部12に,当該バインダXに保持されている全ての書類Sの前記RFIDタグ(T)から,該タグに記憶されている前記書類IDを読み取らせる(S21)。
次に,前記データ記憶部16に既に記憶(記録)されている前記書類IDを参照し,これと前記スキャナ12に読み取らせた前記書類IDとの比較により,次の3つの状況について順次判別する(S22,S24,S26)。
その1つは,新規書類IDが存在するか否かであり(S22),2つ目は,使用中書類IDが存在するか否か(S24),3つ目は,取り外し書類IDが存在するか否か(S26)である。
前記「新規書類ID」とは,前記スキャナ12により読み取られた前記書類IDの集合(以下,読取り書類IDリストという)のうち,その時点で前記データ記憶部16に記憶されている前記書類IDのリスト(以下,記憶書類IDリストという)に存在しない新規の前記書類ID(即ち,使用者が前記保持部6に新たに追加保持させた書類の前記書類ID)を意味する。この「新規書類ID」が存在するということは,前回の前記書類IDの記録時から新たに書類が追加保持された状況を表す。
また,前記「使用中書類ID」とは,前記読取り書類IDリストに含まれる前記書類IDのうち,前記記憶書類IDリスト中の前記書類IDであって,その属性である「使用状態」が「使用中」であるものと合致するものを意味する。ここで,前記使用状態が「使用中」であるとは,その書類IDを記憶する前記RFIDタグ(T)が付された書類が前記保持部6から取り外されて一時使用中であることを意味する。この「使用中書類ID」が存在するということは,前回の前記書類IDの記録時に一時的に取り外されていた書類が,再度保持された(元に戻された)状況を表す。
また,前記「取外し書類ID」とは,その時点の前記記憶書類IDリストに存在し,かつその前記使用状態が「使用中」ではない(即ち,保持中である)前記書類IDのうち,前記読取り書類IDのリストに存在しないものを意味する。この「取り外し書類ID」が存在するということは,前回の前記書類IDの記録時に保持されていた書類が,使用のために取り外された(保持が解除された)状況を表す。
図12は,前記データ記憶部16に記憶される前記書類ID(前記記憶書類IDリスト)に関する情報のデータ構成の一例を表す。
前記データ記憶部16には,前記RFIDタグ(T)から読み取られた前記書類ID(d1)に加え,その書類ID(d1)が前記新規書類IDとして記録されたときの時刻(d2),そのときに前記使用者検出部13によって検出(入力)された前記使用者ID(d3),並びに前記使用状態(d4)が相互に関連づけられて記憶される。
ステップS22において,前記新規書類IDが存在しないと判別された場合は,前記制御部11はステップS24へ処理を移行させる。
これに対し,前記新規書類IDが存在する(即ち,書類ID(書類情報)の増加があった)と判別された場合は,前記制御部11は,その新規書類IDを前記データ記憶部16へ追加記録するとともに,その時点で前記クロック11a(時刻計時手段)により計時されている時刻d2と,今回の前記外装部5の開操作があった後に前記使用者検出部13(前記使用者情報入力手段の一例)によって検出(入力)された前記使用者ID(d3)(ステップS6で記憶されたもの)とを,履歴情報(前記書類IDの変化の履歴情報)として前記データ記憶部16へ記録(S23,前記履歴情報記録手段の処理の一例)した後,ステップS24へ処理を移行させる。
このように,前記新規書類IDが記録された場合,前記使用状態d4には何も設定(記録)されない。この状態で,当該バインダXにその書類ID(d1)に対応する書類が保持されていることを意味する。
ステップS24において,前記使用中書類IDが存在しないと判別された場合は,前記制御部11はステップS26へ処理を移行させる。
これに対し,前記使用中書類IDが存在すると判別された場合は,前記制御部11は,前記記憶書類IDリスト中の,前記使用中書類IDと合致するものの前記使用状態d4(前記履歴情報の一例)の値「使用中」を消去(即ち,「保持中」である旨の設定に変更する)した後,ステップS26へ処理を移行させる。
ステップS26において,前記取外し書類IDが存在しないと判別された場合は,前記制御部11はステップS31へ処理を移行させる。
これに対し,前記取外し書類IDが存在すると判別された場合は,前記制御部11は,さらに,今回の前記外装部5の開操作があった後に前記廃棄ボタン19の操作があったか否か(ステップS4の処理で記憶された情報が存在するか否か)を判別する(S27)。
ここで,前記廃棄ボタン19の操作がなかったと判別された場合は,前記制御部11は,前記記憶書類IDリストのうち,前記取外し書類IDに対応するものの前記使用状態d4(前記履歴情報の一例)を「使用中」に設定(S28)した後,ステップS31へ処理を移行させる。
一方,前記廃棄ボタン19の操作があったと判別された場合は,前記制御部11は,前記記憶書類IDリストのうち,前記取外し書類IDに対応するもの,及びその履歴情報(d2〜d4)を,前記データ記憶部16から削除(S29)した後,ステップS31へ処理を移行させる。
このように,前記制御部11(前記履歴情報記録手段の一例)は,前記廃棄ボタン19(前記履歴非記録指令入力手段の一例)による操作入力があった場合には,前記書類ID(d1)が減少する変化についての前記履歴情報(d2〜d4)の記録を行わないよう制御する。
即ち,前記廃棄ボタン19は,前記書類ID(書類情報)の減少についての前記履歴情報(d2〜d4)を残さない旨の指令を入力する手段(履歴非記録指令入力手段)の一例である。
これにより,書類Sを廃棄する場合等に,もやは管理する必要のない前記書類IDの履歴を残さないようにすることが可能となり,紛らわしい或いは無駄な情報管理を無くすことができる。
そして,ステップS31において,前記制御部11は,ステップS6で記憶していた前記使用者IDの記憶を削除し(S31),当該書類IDリストの更新処理を終了させる。
以上示したように,前記制御部11は,前記外装開閉検知部14及び前記保持部開閉検知部15(前記操作検出手段の一例)の検出結果に基づいて,前記書類ID(書類情報)の読取り及びその前記データ記憶部16(書類情報記憶部)への記録のタイミングを制御する。
さらに,前記外装開閉検知部14及び前記保持部開閉検知部15は,書類Sの着脱に必要な操作を検出する着脱操作検出手段の一例でもある。
これにより,当該バインダXが書棚から取り出されている状態等,他のバインダに保持された書類(RFIDタグが付された書類)が近接しない状態(タイミング)で,当該バインダXに保持された書類から前記RFIDタグ(T)の情報を読み取って記憶しておき,その情報を外部からの応答要求に応じて出力することが可能となる。
その結果,前記スキャナ部12による読み取りエリア(無線伝送の範囲)の重複や不感エリアの発生等による前記書類IDの誤把握を防止しつつ,当該バインダXに保持された書類の単位できめ細かな書類管理が可能となる。
<<ステップS10〜S11(図8)>>
一方,発生したイベントが,前記中継装置2からの前記書類IDリスト要求信号の受信である場合(S10のY側),前記制御部11は,前記データ記憶部16に記憶された前記記憶書類IDリスト(前記書類情報に関する情報の一例)及び前記履歴情報(d2〜d4)に,当該バインダXの識別情報であるバインダIDを付加した情報を,前記中継装置2(前記外部装置の一例)に対して前記通信部17により無線送信させる(S11,前記応答無線送信手段の一例)。ここで,前記制御部11及び前記通信部17が,前記応答出力手段の一例である。
<<ステップS12〜S13(図8),S41〜S47(図10)>>
一方,発生したイベントが,前記書類IDが指定された前記探索要求信号(前記応答要求信号の一例)の受信である場合(S12のY側),前記制御部11は,前記データ記憶部16内の前記記憶書類IDリストを参照(探索)することにより,前記探索要求信号に指定された前記書類ID(書類情報)を記憶する前記RFIDタグ(T)が付された書類Sが保持されているか否かの結果(情報)を出力する探索&結果出力処理を実行する(S13)。
図10は,前記探索&結果出力処理の手順を表すフローチャートである。
本処理では,まず,前記制御部11は,前記データ記憶部16内の前記記憶書類IDリストを参照(探索)し,前記探索要求信号に指定された前記書類ID(書類情報)が,前記記憶書類IDリストに存在するか否かを判別する(S41)。この判別では,前記使用状態d4が「使用中」であるものは,存在すると判別する対象から除かれる。
ここで,指定された前記書類IDが存在しない場合は,前記制御部11は,後述するステップS44へ処理を移行させる。
これに対し,指定された前記書類IDが存在する場合,前記制御部11は,指定された前記書類ID及び当該バインダXの識別情報である前記バインダIDを前記通信部17により送信することにより,指定書類IDが存在する旨を前記中継装置2に返信する(S42)とともに,前記発光素子18を点灯させ(S43),その後ステップS44へ処理を移行させる。
次に,前記制御部11は,前記データ記憶部16内の前記記憶書類IDリストを参照(探索)し,前記探索要求信号に指定された前記書類ID(書類情報)が,前記記憶書類IDリストに存在し,かつその前記使用状態d4が「使用中」であるものが存在するか否かを判別する(S44)。
ここで,指定された前記書類IDが前記記憶書類IDリストに存在しない,又は存在しても前記使用状態d4が「使用中」ではない場合は,前記制御部11は,後述するステップS47へ処理を移行させる。
これに対し,指定された前記書類IDが前記記憶書類IDリストに存在し,かつその前記使用状態d4が「使用中」である場合,前記制御部11は,指定された前記書類ID及びそれが「使用中」である旨及び当該バインダXの識別情報である前記バインダIDを前記通信部17を通じて前記中継装置2に返信する(S45)とともに,前記発光素子18を点滅させ(S46),その後ステップS44へ処理を移行させる。
一方,前記制御部11は,指定された前記書類IDが前記記憶書類IDリストに存在しない場合は,前記通信部17を通じて前記中継装置2に対して指定された書類IDが存在しない旨及び当該バインダXの識別情報である前記バインダIDを返信(S47)した後,当該探索&結果出力処理を終了させる。
なお,指定された前記書類IDが前記記憶書類IDリストに存在しない場合は,前記発光素子18は消灯したままである。
以上示したステップS41〜S47の処理により,前記制御部11及び前記通信部17によって,前記探索要求信号(応答要求信号の一例)に指定された前記書類ID(書類情報)を記憶する前記RFIDタグ(T)(無線タグ)が付された書類Sが保持されているか否かに関する情報が出力され(前記応答出力手段の一例),さらに,前記発光素子18によって,同情報が当該バインダXにおいて表示される(前記表示手段の一例)。
次に,図11のフローチャートを用いて,前記管理計算機3及び前記中継装置2の処理の手順について説明する。以下,前記管理計算機3による処理は,予めインストールされた前記データ管理プログラムの実行により行われ,前記中継装置2による処理は,該中継装置2が備える前記制御部33に予め記憶された制御プログラムを実行することにより行われる。
前記管理計算機3は,データベースの更新周期として予め設定された時間(既定時間)の経過をタイマーによって監視し(S61),前記既定時間が経過するごとに,以下のステップS62〜S64の処理を実行する。
前記管理計算機3は,データベースの更新周期ごとに,前記中継装置2各々に対し,前記バインダXに前記記憶書類IDリストを要求させるための指令(書類IDリスト要求指令)を送信する(S62)。
これに対し,前記中継装置2は,前記管理計算機3からの前記書類IDリスト要求指令の受信を監視し(S81),該書類IDリスト要求指令が前記管理計算機通信部34(図7)を通じて受信されると,前記書類IDリスト要求信号を,当該中継装置2の通信エリア内に存在する前記バインダXに対し,前記バインダ通信部32及び前記アンテナ部31を通じて送信する(S82)。
これにより,前記バインダXにおいて,前述したステップS10,S11の処理が実行されて前記記憶書類IDリスト及び前記履歴情報(d2〜d4),並びに前記バインダIDが返信される。
そして,前記中継装置2は,前記バインダXからの返信情報を受信するとともに,その返信情報に当該中継装置2の識別情報である書棚IDを付加した情報を前記管理計算機3に中継伝送する(S83)。
一方,前記管理計算機3は,前記書類IDリスト要求指令の送信に応じて前記中継装置2から返信される情報を受信し(S63),その受信情報を前記書類管理DBへ登録(更新)する(S64)。
図13は,前記書類管理DBのデータ構成の一例を表すものである。
前記書類管理DBには,前記中継装置2から返信される前記書棚ID(d6),前記バインダID(d5),前記書類IDd1及び前記履歴情報(d2〜d4)が各々関連づけられて登録(記憶)される。
その際,前記書類ID(d1)をキーとし,該書類ID(d1)が合致する情報が前記書類管理DBに既に存在する場合には,他の情報d2〜d6が前記中継装置2から返信された情報に更新される。
また,前記書類ID(d1)が合致するものが前記書類管理DBに存在しない場合には,前記中継装置2から返信された情報を新たに追加する。
また,前記書類管理DBに存在するにもかかわらず,全ての前記中継装置2から返信される情報にそれと合致する前記書類ID(d1)が含まれない場合には,前記廃棄ボタン19操作による書類の廃棄(履歴情報の削除)が行われた(ステップS29の処理が実行された(図9))ものとし,前記使用状態d4を「廃棄」に更新する。或いは,前記書類管理DBから該当する情報を削除してもよい。
以上の処理(S61〜S64,S81〜S83)により,前記書類管理DBの内容が,前記バインダX各々における書類Sの実際の保持状況に整合した内容に更新される。
また,前記管理計算機3は,利用者によって当該管理計算機3が備えるキーボードやマウス等の入力手段を通じて,書類探索処理の開始操作がなされたか否かを監視し(S65),前記書類探索処理の開始操作がなされたことが検出されると,探索対象とする書類を指定するための指定書類入力処理を実行する(S66)。
このステップS66の処理では,最終的には,探索対象とする書類の前記書類ID(d1)を特定するための入力処理を行う。
例えば,前記書類ID(d1)とその書類の書類名とが関連付けられた書類マスターDB(データベース)を前記管理計算機3の記憶装置(ハードディスク等)に記憶しておき,その書類マスターDBに登録(記憶)されている前記書類名を,前記管理計算機3が備えるディスプレイに選択肢として表示させ,その選択肢の中から探索対象とする書類を選択させる。そして,選択された前記書類名に対応する前記書類ID(d1)を探索対象として特定する。
次に,前記管理計算機3は,ステップS66の入力処理により特定された前記書類ID(d1)を指定した書類探索指令を前記中継装置2各々に送信する(S67)。
これに対し,前記中継装置2は,前記管理計算機3からの前記書類探索指令の受信を監視し(S84),該書類探索指令が前記管理計算機通信部34(図7)を通じて受信されると,その書類探索指令に指定された前記書類IDを指定した前記探索要求信号を,当該中継装置2の通信エリア内に存在する前記バインダXに対し,前記バインダ通信部32及び前記アンテナ部31を通じて送信する(S85)。
そして,前記中継装置2は,前記バインダXからの返信情報(指定書類IDの有無に関する情報)を受信するとともに,その受信情報に当該中継装置2の識別情報である前記書棚ID(d6)を付加した情報を前記管理計算機3に指定書類有無情報として中継伝送(S86)した上で,ステップS81へ戻って前述した処理を繰り返す。
一方,前記管理計算機3は,前記書類探索指令の送信に応じて前記中継装置2から返信される情報を受信し(S68),指定した書類が存在する旨の返信があるか否かを判別する(S69)。
ここで,指定された書類が存在する旨の返信があったと判別された場合は,前記管理計算機3は,前記中継装置2からの返信情報に基づいて,指定された書類が存在する前記単位書棚部1aの場所の表示を行い(S70),その後ステップS72の処理へ移行させる。
これは,前記中継装置2により付加される前記書棚ID(d6)と,前記中継措置2が配置される前記単位書棚部1aの場所情報とが関連づけられた書棚マスタ情報を予め記憶しておき,これを参照することによって実現できる。
一方,指定された書類が存在する旨の返信がなかったと判別された場合は,前記管理計算機3は,指定された書類は存在しない旨の表示を行い(S71),その後S72の処理へ移行させる。ここで,指定された書類についての前記使用状態d4が「使用中」である旨の返信がなされた場合は,その旨を表示する。
次に,前記管理計算機3は,ステップS66で指定された前記書類ID(d1)と,前記中継装置2からの返信情報に含まれる前記書棚ID(d6)との組合せが,前記書類管理DBに含まれる同組合せと異なる場合に前記書類管理DBの内容を更新(S72)した上で,ステップS61へ戻って前述した処理を繰り返す。
以上の処理(S65〜S71,S84〜S86)により,利用者によって指定された書類の存在場所(書棚)が前記管理計算機3に表示されるとともに,その書棚の場所へ行けば,指定した書類が保持されている前記バインダXの前記発光素子18が前述のステップS33(図10)の処理によって点灯しているので,速やかに指定書類にたどり着くことができる。
以上示した実施形態では,書類の着脱に必要な操作を検出する前記外装開閉検知部14及び前記保持部開閉検知部15の検知結果に基づいて,前記RFIDタグの読み取り及び読み取り情報の記録のタイミングを制御するものであったが,これに限るものでなく,前記バインダXに対する他の操作を検出する操作検出手段,例えば,前記廃棄ボタン19と同様のボタン等を設け,その操作に基づいて制御するものも考えられる。
また,前記中継装置2を用いて前記書類IDを前記管理計算機3に自動収集して管理するシステム以外にも,例えば,前記探索要求信号を送信可能な携帯型の無線端末等とし,これを携帯して巡回しながら前記RFIDタグの情報を前記無線端末に記憶させ,その記憶情報を前記管理計算機3の書類管理情報記憶部に記憶させる構成等も考えられる。
また,バインダ等の書類保持器具では,書類が保持される範囲や前記RFIDタグの位置が限定されるので,前記バインダXにおいて,前記スキャナ部12の無線読み取り範囲を絞り込む(読み取り感度を調節する)ことや,前記表紙部5aや前記裏表紙部5bに電波の遮蔽板を形成する等により,他のバインダに保持された書類の前記RFIDタグの情報が誤って読み取られないよう構成し得る。
このような場合,前記制御部11により,前記クロック11aにより既定の時間間隔を計時し,その時間間隔で定期的に前記書類IDの読取り及び前記データ記憶部16への記録を行うことも考えられる(前記記録制御手段の一例)。
このような構成によっても,前記応答要求信号が受信された際に,その受信ごとに保持されている全ての書類の前記RFIDタグからの情報読み取りを行う場合に比べ,前記データ記憶部16の参照を行うだけで済むので,前記応答要求信号に対する応答が速いという効果を奏する。
本発明は,無線タグが付された書類を保持するバインダ等の書類保持器具への利用が可能である。
本発明の実施の形態に係るバインダXを構成要素とする書類管理システムYの概略構成図。 バインダXの主要部の構成を表すブロック図。 バインダXを開いた状態で正面側及び底面側から見た概略図。 バインダXにおける外装部とその開閉検知部及び電源部との連結機構の概略構成図。 バインダXにおける外装部の開閉検知部及び電源部の概略構成図。 バインダXにおける書類保持部の開閉検知部の概略構成図。 バインダXと管理計算機との間の通信を中継する中継装置の概略構成を表すブロック図。 バインダXの処理全体の手順を表すフローチャート。 バインダXにおける書類IDリストの更新処理の手順を表すフローチャート。 バインダXにおける指定書類IDの探索及び探索結果出力処理の手順を表すフローチャート。 書類管理システムYを構成する管理計算機及び中継装置の処理の手順を表すフローチャート。 バインダXに記憶されるデータの一例の概略構成を表す図。 管理計算機に記憶される書類管理データベースの一例の概略構成を表す図。
符号の説明
X…バインダ
1…書棚
1a…単位書棚部
2…中継装置
3…管理計算機
4…ネットワーク
11…制御部
11a…クロック(時刻計時手段)
12…スキャナ部(無線タグ読み取り手段)
13…使用者検出部(使用者情報入力手段)
14…外装開閉検知部
15…保持部開閉検知部
16…データ記憶部(書類情報記憶部)
17…通信部
18…発光素子(表示手段)
19…廃棄ボタン(履歴非記録指令入力手段)
20…電源部
T…RFIGタグ(無線タグ)
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)

Claims (18)

  1. 無線タグが付された書類を着脱可能に保持する可搬の書類保持器具であって,
    保持された前記書類に付された前記無線タグから書類情報を無線により読み取る無線タグ読取り手段と,
    前記無線タグ読取り手段により読み取られた前記書類情報を記憶する書類情報記憶部と,
    前記無線タグ読取り手段による前記書類情報の読取り及びその前記書類情報記憶部への記録のタイミングを制御する記録制御手段と,
    外部装置から無線による応答要求信号を受信する応答要求受信手段と,
    前記応答要求信号の受信に応じて前記書類情報記憶部内の前記書類情報に関する情報を出力する応答出力手段と,
    を具備してなることを特徴とする書類保持器具。
  2. 当該書類保持器具に対する既定の操作を検出する操作検出手段を具備し,
    前記記録制御手段が,前記操作検出手段の検出結果に基づいて前記書類情報の読取り及びその書類情報記憶部への記録のタイミングを制御してなる請求項1に記載の書類保持器具。
  3. 前記操作検出手段が,前記書類の着脱に必要な操作を検出する着脱操作検出手段である請求項2に記載の書類保持器具。
  4. 開閉可能に構成された開閉式外装部を具備し,
    前記着脱操作検出手段が,前記開閉式外装部の開閉状態を検出する外装開閉検出手段を有してなる請求項3に記載の書類保持器具。
  5. 開閉可能に構成され開状態で前記書類を着脱可能とするとともに閉状態で前記書類を保持する開閉式書類保持部を具備し,
    前記着脱操作検出手段が,前記開閉式書類保持部の開閉状態を検出する保持部開閉検出手段を有してなる請求項3又は4に記載の書類保持器具。
  6. 開閉可能に構成され閉状態で前記書類を内包する開閉式外装部の開閉操作及び/又は開閉可能に構成され閉状態で前記書類を保持する開閉式書類保持部の開閉操作によって受ける力により発電を行う発電手段と,
    前記発電手段による発電電力を蓄電して当該書類保持器具が備える各手段に電力を供給する蓄電池と,
    を具備してなる請求項1〜5のいずれかに記載の書類保持器具。
  7. 前記書類情報記憶部に記憶される前記書類情報の変化の履歴情報を記録する履歴情報記録手段を具備してなる請求項1〜6のいずれかに記載の書類保持器具。
  8. 時刻を計時する時刻計時手段を具備し,
    前記履歴情報記録手段が,前記書類情報の増加及び/又は減少があった場合における前記時刻計時手段による計時時刻を前記履歴情報として記録してなる請求項7に記載の書類保持器具。
  9. 当該書類保持器具の使用者の識別情報を入力する使用者情報入力手段を具備し,
    前記履歴情報記録手段が,前記書類情報の増加及び/又は減少があった場合における前記使用者情報入力手段による入力情報を前記履歴情報として記録してなる請求項7又は8に記載の書類保持器具。
  10. 前記書類情報の減少についての前記履歴情報を残さない旨の指令を入力する履歴非記録指令入力手段を具備し,
    前記履歴情報記録手段が,前記履歴非記録指令入力手段による入力があった場合には前記書類情報が減少する変化についての前記履歴情報の記録を行わないものである請求項7〜9のいずれかに記載の書類保持器具。
  11. 前記応答出力手段が,前記書類情報に関する情報を前記外部装置に対して無線送信する応答無線送信手段を具備してなる請求項1〜10のいずれかに記載の書類保持器具。
  12. 前記応答出力手段が,前記書類情報に関する情報とともに当該書類保持器具の識別情報を前記外部装置に対して無線送信してなる請求項11に記載の書類保持器具。
  13. 前記応答要求受信手段が前記書類情報が指定された前記応答要求信号を受信した場合,前記応答出力手段が,前記応答要求信号に指定された前記書類情報を記憶する前記無線タグが付された前記書類が保持されているか否かに関する情報を出力してなる請求項1〜12のいずれかに記載の書類保持器具。
  14. 前記応答出力手段が,前記応答要求信号に指定された前記書類情報を記憶する前記無線タグが付された前記書類が保持されているか否かを表示する表示手段を具備してなる請求項13に記載の書類保持器具。
  15. 無線タグが付された書類を管理する書類管理システムであって,
    前記書類を着脱可能に保持する保持部と,
    保持された前記書類に付された前記無線タグから書類情報を無線により読み取る無線タグ読取り手段と,
    前記無線タグ読取り手段により読み取られた前記書類情報を記憶する書類情報記憶部と,
    前記無線タグ読取り手段による前記書類情報の読み取り及びその前記書類情報記憶部への記録のタイミングを制御する記録制御手段と,
    外部からの無線による応答要求信号を受信する応答要求受信手段と,
    前記応答要求信号の受信に応じて前記書類情報記憶部内の前記書類情報に関する情報を出力する応答出力手段と,を備えた可搬の書類保持器具と,
    前記書類保持器具に対して前記応答要求信号を無線送信する応答要求送信手段と,
    前記書類保持器具から返信される情報を無線により受信する応答無線受信手段と,
    前記無線応答受信手段による受信情報を書類管理情報記憶部に記憶させるとともに該書類管理情報記憶部の記憶情報を出力する情報処理装置と,
    を具備してなることを特徴とする書類管理システム。
  16. 前記書類保持器具の前記応答出力手段が,前記書類情報に関する情報とともに当該書類保持器具の識別情報を無線送信してなる請求項15に記載の書類管理システム。
  17. 前記応答要求送信手段及び前記応答無線受信手段が,各々異なる複数の領域ごとに配置され各領域内に存在する1又は複数の前記書類保持器具との間で無線通信を行うとともに,前記書類保持器具からの受信情報を前記情報処理装置に伝送する複数の拠点通信手段からなる請求項15又は16に記載の書類管理システム。
  18. 前記拠点通信手段が,前記書類保持器具から返信される情報とともに当該拠点通信手段の識別情報を前記情報処理装置に伝送してなる請求項17に記載の書類管理システム。
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