JP2005333500A - 最適決定回路および復号回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 評価関数の最小化(または最大化)に対応する最適解、最適値、解の存在判定信号を求める回路を組合せ回路として実現することで、回路規模が小さく、遅延の少ない最適決定回路を実現し、通信分野などにおいて低消費電力で高速処理が可能な復号回路を提供する。
【解決手段】 評価関数の入力変数である係数とパラメータに対して、対応関係を調べるコンピュータプログラムによる手段または評価関数の最適解(最小値または最大値)に対する値と他のパラメータに対する値との引算の最上位キャリーの性質から成り立つブール方程式を解く手段により、入力を係数(および解変数)とし、出力を最適解、最適値、解存在条件とする論理関数を求め、組合せ回路として実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、評価関数の最適値(最小値または最大値)に対応する最適解および/または最適値および/またはp個解存在判定信号および/または解存在信号を出力する組合せ回路および当該組合せ回路により実現する復号回路に関する。
評価関数が与えられた時に、評価関数の最適値(最小値または最大値)に対応する変数(および/または最適値)を決定する問題は、最適化問題として古くから研究されて来た。これらの最適化問題の従来の解法は、最急降下法や線形計画法やニューラルネットなどの探索的な方法が用いられている。
そして無線通信、有線通信、記録メディア、画像処理、音声処理などの多くの分野で必要とされるリアルタイムの最適化問題の解法にもこの探索的な解法が採用され、逐次処理の回路として実現されている。例えば探索的な従来方法として特許文献1の高速最適化回路などがある。
またその代表的な最適解を求める回路の1つは、無線通信、有線通信、記録メディアなどで用いられるビタビ復号アルゴリズムに代表される復号回路である。
特開平10−247186号公報
一般に最適化問題の逐次処理的な解法はメモリ、比較器、演算器などを多用する為に、高速処理には不向きであり、LSIとして実現した場合には消費電力や回路規模の問題がある。
また畳込み符号に対する前述のビタビ復号回路は、畳込み符号の拘束長Kを増やすに従いビット誤り率が小さくなることが知られていが、符号化率や計算精度およびスループットを同じとした場合には回路規模は2に比例して大きくなると云う問題がある。その為、コンシューマの用途のLSIでは、K=7が実用化の現時点の限界になっている。
また異なる符号化方式の1つとして近年注目されているものにターボ符号化方式がある。この復号回路は性能/回路規模では優れた方式と言われているが、繰返し処理に因る大きな遅延が避けられないと云う問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、回路規模、遅延が小さく高速な最適決定回路を実現し、最適化問題解法の性能/回路規模の高いソリューションを提供し、また低消費電力、低コスト、高速な復号回路を実現し、高速通信や、高密度な記録メディアに対してよりビット誤り率の少ない高性能、高速な復号回路を提供することを目的とする。
本発明の請求項1から請求項7の最適決定回路は、係数およびパラメータを入力変数として定義された評価関数が制約条件有り(または制約条件無し)で最小値(または最大値)になる入力パラメータを最適解として求める最適解決定問題と、前記最適解に対応する最適値(最小値または最大値)そのものを求める最適値決定問題と、各係数に対してp個の解が存在することを判定するp個解存在問題(p=1の場合を唯一解存在問題とする)と、制約条件が有る場合の解存在問題を対象にしている。
以後、混乱が無い場合には最適解決定問題、最適値決定問題、p個存在問題、解存在問題をまとめて最適決定問題と呼び、また同様に最適解決定回路、最適値決定回路、p個解存在判定回路、解存在判定回路をまとめて最適決定回路と呼ぶことにする。
[請求項1の発明]
請求項1の発明は、係数およびパラメータを入力変数として定義された評価関数の値が、制約条件有り(または制約条件無し)で最適値である最小値(または最大値)になる入力パラメータを求める問題を対象とし、組合せ回路で実現した係数(および解変数)を入力とし、最適解を出力とする最適解決定回路、(および/または)最適値を出力する最適値決定回路、(および/または)p個解存在条件信号を出力とするp個解存在条件回路、(および/または)解存在条件信号を出力する解存在条件回路を最適決定回路として具備することを特徴とする。
請求項1の最適決定回路の1つの設計手段は、評価関数の算術値からフローに従い、コンピュータプログラムにより最適解(および/または最適値、および/またはp個解存在条件信号および/または解存在条件信号)を出力とする論理関数を生成することを特徴とする。
[請求項2の発明]
請求項2の発明は、請求項1記載のパラメータをnビットのX=(xn−1,…,x)、係数をMビットのC=(cn−1,…,c)、評価関数がlビットの数E(X,C)として表され、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)=0(制約条件無しでは常にh(X,C)=0は成立)なる時、パラメータX,Yに対する引算を、最小値に対してはE(X,C)−E(Y,C)、最大値に対してはE(Y,C)−E(X,C)と考え、引算を行った時にlビット目に現れるキャリー論理関数をc(X,Y,C)とし、
Figure 2005333500
なる論理関数を作成し、
Figure 2005333500
をXに就いてのブール方程式として解くことによって得られる係数Cの論理関数であるX=F(C)および/または解存在条件の論理関数s(C)から組合せ回路で最適解決定回路(および/または唯一解存在条件回路)を実現することを特徴とする。
請求項2の発明では、上述の組合せ回路として実現した最適解決定回路(および/または唯一解存在条件回路)を具備することを特徴とする。
[請求項3の発明]
請求項3の発明は、請求項1記載のパラメータをnビットのX=(xn−1,…,x)、係数をmビットのC=(cm−1,…,c)、評価関数がlビットの数E(X,C)として表され、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)(制約条件無しでは常にh(X,C)=0は成立)なる時、パラメータX,Yに対する引算を、最小値に対してはE(Y,C)−E(X,C)、最大値に対してはE(X,C)−E(Y,C)と考え、引算を行った時にlビット目に現れるキャリー論理関数をc(X,Y,C)とし、
Figure 2005333500
なる論理関数を作成し、
Figure 2005333500
をXに就いてのブール方程式として解くことにより得られる係数Cと解変数U=(un−1,…,u)の論理関数であるX=F(C,U)および/または解存在条件の論理関数s(C)から組合せ回路で最適解決定回路(および/または解存在条件回路)を実現することを特徴とする。
請求項3の発明では、上述の組合せ回路として実現した最適解決定回路(および/または解存在条件回路)を具備することを特徴とする。
[請求項4の発明]
請求項4の発明は、数値に対する等式および/または不等式で表された最適化問題の制約条件を、等価なブール方程式
Figure 2005333500
で構成し、請求項2乃至請求項3記載のブール方程式を作成し、これを解くことによって請求項2乃至請求項3記載の最適決定回路を実現することを特徴とする。
請求項4の発明では、上述の組合せ回路として実現した請求項2乃至請求項3記載の最適決定回路を具備することを特徴とする。
[請求項5の発明]
請求項5の発明は、最適解決定回路の論理関数と評価関数の論理関数を論理合成することにより、係数を入力とし最小値(または最大値)を出力とする最適値決定回路を組合せ回路として実現することを特徴とする。
請求項5の発明では、上述の組合せ回路として実現した請求項1記載の最適決定回路を具備することを特徴とする。
[請求項6の発明]
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4記載の最適解決定回路の出力を評価関数論理回路の入力とすることで、最適解および最適値(最小値または最大値)を同時に出力することが可能な構成の組合せ回路を実現することを特徴とする。
請求項6の発明では、上述の組合せ回路として実現した請求項1記載の最適決定回路を具備することを特徴とする。
[請求項7の発明]
請求項7の発明は、請求項1または請求項6記載の最適解を1つまたは限定した複数種に絞り、入力変数を係数と解変数の制約された変数だけにすることで最適解決定回路を簡単化した組合せ回路として実現することを特徴とする。
請求項7の発明では、上述の組合せ回路として実現した請求項1乃至請求項6記載の最適決定回路を具備することを特徴とする。
次に本発明の復号回路に関する請求項8乃至請求項17の手段に就いて述べる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明は、組合せ回路として実現された請求項1乃至請求項7記載の最適決定回路を具備し、当該最適決定回路の出力から(またはさらに所定の処理を経て)復号結果を得ることを特徴とする。
[請求項9の発明]
請求項9の発明は、最適解決定回路および唯一解存在条件回路(および唯一解存在条件回路の出力を反映する係数を変更する処理回路)を具備することを特徴とする。
[請求項10の発明]
請求項10の発明は、解変数に応じた複数の解を出力する最適解決定回路(および外符号復号誤り判定選択回路)を具備し、復号誤り率を低減することを特徴とする。
[請求項11の発明]
請求項11の発明は、係数が時系列データとして入力される場合を対象とし、時系列データである受信データをブロック単位に分割し、過去の復号結果から得られる情報を記憶する記憶素子を具備し、過去の復号結果から得られる情報とブロック内の受信データを請求項1乃至請求項4または請求項7記載の最適解決定回路の入力とすることで復号器を実現することを特徴とする。
[請求項12の発明]
請求項12の発明は、時系列データをブロック単位に分割する時に、ブロック周期時間をブロック長よりも短くし、前後のブロックでオーバーラップさせ、入力は請求項11と同じとし、出力変数は次のブロックとの重なりが無い時間分だけとすることで最適解決定回路の出力論理関数を減らし、最適決定回路の規模を削減することを特徴とする。
[請求項13の発明]
請求項13の発明は、最適決定回路を多段の組合せ回路の縦続接続に分解し、各段にパイプラインレジスタを設け、複数の受信データをパイプライン処理し、複数の受信データの処理を可能とすることを特徴とする。
[請求項14の発明]
請求項14の発明は、最適決定回路の遅延時間がブロック周期時間より十分小さい時に、複数系統の受信データを時分割で最適決定回路に送り込み、複数系統の受信データの復号処理を可能とすることを特徴とする。
[請求項15の発明]
請求項15の発明は、複数種の符号化方式に対応した評価関数と切替係数とから合成評価関数を作成し、前記評価関数の係数および切替係数を全体の入力係数とし復号結果を出力とする最適決定回路を請求項1乃至請求項7により実現することを特徴とする。
請求項15の発明では、上述の組合せ回路として実現した最適決定回路および符号化方式コントロール回路を具備することを特徴とする。
[請求項16の発明]
請求項16の発明は、畳込み符号の生成多項式形状係数とパンクチャ・モード係数および請求項8乃至請求項14記載の係数を合わせたものを全体の入力係数とし復号結果を出力とする最適決定回路を請求項1乃至請求項7により実現することを特徴とする。
請求項16の発明では、上述の組合せ回路として実現した最適決定回路および生成多項式コントロール回路(および/またはパンクチャ−モード・コントロール回路)を具備することを特徴とする。
[請求項17の発明]
請求項17の発明は、請求項16における生成多項式形状係数およびパンクチャ−係数を限定することで回路を簡単化することを特徴とする。
請求項17の発明では、前記請求項17の設計手段により組合せ回路として実現した最適決定回路および生成多項式コントロール回路(および/またはパンクチャ−モード・コントロール回路)を具備することを特徴とする。
本発明の最適決定回路は、対応関係を明確なフローにより記述したプログラム処理や最適解が満足するブール方程式に基づき最適解論理式、最適値論理式、p個解存在条件論理式、解存在条件論理式を求める手段により、最適解決定回路、最適値決定回路、P個解存在条件回路、解存在条件回路を全て組合せ回路として実現することを特徴としていることから、中間データ用の記憶素子を必要とせず、逐次処理に必要な比較回路や制御回路などを必要とせず、回路が簡単化でき、1サイクルで結果を出す構成が可能であり、解変数により複数の最適解を求めることができる。
また本発明の復号回路は、組合せ回路として実現された前記の最適決定回路を採用した復号器であることから、回路規模が小さく、また1サイクルで復号結果を出す構成が可能であり、さらにパイプライン処理や時分割処理に対して自由度の大きな設計が可能となり、時系列データにおいては、高速処理や、複数系統の処理が可能となり、さらに解変数による複数の復号結果を出すことが可能であり、復号誤り率の小さな復号器の実現などが可能で、さらに符号化方式の違いや、パンクチャドの違いなどを最適解決定回路の入力係数の違いに対応させることができることから、複数の符号化方式や複数のパンクチャド方式に対して回路規模の増大を最低限に押さえた復号器が実現できる。
以下、この発明について詳細に説明する。
Figure 2005333500
[発明の構成]
以下、この発明の構成を図と式に基づいて詳しく説明する。
本発明の最適決定回路が対象とする最適化問題は、係数およびパラメータを入力変数として定義された評価関数が制約条件無し(または制約条件有り)で最適値(最小値または最大値)になる入力パラメータを最適解として求め、または最適値そのものを求める問題を対象にする。
この最適化問題の変数と評価関数(および制約条件)が2値表現された場合に就いて述べると、制約条件無しの場合には、nビットのパラメータX=(xn−1,…,x)およびmビットの係数C=(cm−1,…,c)を入力変数として定義されたlビットの数値を表す評価関数E(X,C)=(el−1(X,C),…,e(X,C))がある場合には、与えられた係数Cに対して最適値E(最小値または最大値)となる入力パラメータX(最適解)を求める問題になる。
制約条件有りの場合には、パラメータX=(xn−1,…,x)および係数C=(cm−1,…,c)の一部または全部を入力変数として定義されたlビットの数値を表す評価関数E(X,C)=(el−1(X,C),…,e(X,C)および1つのブール方程式h(X,C)=0に等価な制約条件式に対して、与えられた係数Cに対して制約条件の下に最適値E(最小値または最大値)となる入力パラメータX(最適解)を求める問題になる。ここにE,Xの添え字「O」はOptimal(最適な)の意味で付した。
以下2値論理に限定して説明するが、多値表現された場合も全く同様で、論理関数が多値論理関数になる違いがあるだけであり、設計段階では2値で論理関数を設計し、多値論理関数に変換すれば、以下に述べることは全て多値に移行できる。
(多値論理については樋口龍雄他著“多値情報処理”を参照)
[請求項1の構成]
図1は本発明の最適解決定回路ブロック図である。本発明の最適決定回路の基本は、図1に示すように入力を係数101(および解変数102)、出力を最適解104とした組合せ回路103で構成された最適決定回路である。尚、図1中では入力の解変数102が無い場合には破線矢印は無くなる。
図2は本発明の最適値決定回路ブロック図である。図2に示すように入力を係数201、出力を最適値203とした組合せ回路202で構成された最適値決定回路である。
図3は本発明のp個解存在判定回路ブロック図である。図3に示すように入力を係数301、出力をp個解存在判定信号303とした組合せ回路302で構成された最適決定回路である。
図4は本発明の解存在判定回路ブロック図である。図4に示すように入力を係数401、出力を解存在判定信号403とした組合せ回路402により構成された最適決定回路である。
本発明の基本的な構成は図1から図4のように全ての回路を組合せ回路として実現する点である。
以下本発明の最適決定回路の構成を詳述する。
評価関数はX,Cに対して1つの値が対応しており、
Figure 2005333500
しかし各係数毎の最適値Eはパラメータの自由度がある為にそのままでは求めることはできない。さらにパラメータの一部である最適解は評価関数の入力側であることから、従来は最適解Xを論理関数の出力として表すという問題意識さえ無かったと考えられる。
従来の最適化回路などが探索的な方法を採用している理由の根源はここにあると考えられる。
本発明の最も新規な点は、最適解を論理関数の出力になるようにし、組合せ回路として実現する点にある。以下この組合せ回路としての実現の根幹を成す考えを示す。
評価関数の数値表現は本質的には何ら変わらないので、以下では値(el−1,…,e)は非負整数を表すものとして説明する。
先ず前記評価関数E(X,C)は係数C毎の論理関数として考えることができる。この時、XがB全体を動いた場合に、制約条件無しの場合でも制約条件有りの場合でも、とり得る値の最適値(最小値または最大値)は、唯一の値であることは明白である。
従って評価関数の最適値Eは係数Cの関数と考えることができる。つまり2値表現ではE=E(C)なる論理関数として表すことができる。
一方、この最適値Eに対応する最適解は必ずしも1つとは限らないが、制約条件無しの場合には明らかに少なくとも1つは存在する。従ってCに対して唯一つ存在する最適解を求める場合に焦点を当てれば、その最適解XはCの論理関数として表すことができる。その時唯一の最適解が存在するCは一般には限定される。このことは唯一解存在信号がCの論理関数として表せることを意味する。
従ってコンピュータを利用するなどで、各C毎の最適値Eと同時に対応するパラメータの値Xが1個かどうかを調べることで、論理関数X=F(C)と唯一解存在論理関数を導くことができる。
次にこの最適値に対応するパラメータが必ずしも1つで無い一般的な場合に就いて、図5に基づき説明する。図5は最適値は最小値とした例の評価関数真理値表である。図5においては、C=(0,……,0,0)ではXの値が(0,……,1,0)と(1,……,1,1)の2箇所で最適値E=(0,……,0,1,1)=3をとり、C=(0,……,0,1)ではXの値が(0,……,1,0)の1箇所だけで最適値E=(0,……,1,0,0)=4をとり、・・・・・・・、
C=(1,……,1,1)ではXの値が(0,……,0,0)と(0,……,1,0)と(1,……,1,0)の3箇所で最適値E(C)=(0,……,1,0,1)=5をとる例を示している。(Cの途中は省略してある。)
従ってこの場合には、1つのCに対して複数の最適解が対応し、1対多対応になっている。このことから、このままでは論理関数として表すことができないことが分かる。
そこで最適解の違いを表す解変数を導入する。その方法は各Cの最適解の数をNとすると、Nmax=max {N}を求め、Nmax<=2なる非負整数S個の解変数U=(us−1,…u)を導入する。図5では「丸印」を付した場所が最適値に対応するとして表しているので、C=(0,……,0,0), (0,……,0,1), (1,……,1,1)に対応しN=2,1…,3のようになる。
Cの途中に最大数のNmax=4の箇所があるとすると、解変数の数はS=2とすればよいのでU=(u,u)となる。このように解変数を導入し、各C毎の2種のUに最適解Xを割り付け、全ての最適解Xが少なくとも1つの解変数Uに割り付けられるようする。
図6は図5の例に対する最適解の解変数への割り付け図である。図6の割り付けは、U,Xを非負整数と見なした時に、Xの小さい方から順にみて最適解をUの小さい順に割り付け、与えられたCで最適解の数がNmax=4未満の場合には、最後に現れた最適解を最後まで割り付けて行く方法をとった。この割り付けは一意ではなく、多くの変形があることは当然である。
このように最適解の解変数への割り付けを行うことで、各(C,U)に1つの最適解Xを対応させることができる。従って、Xは(C,U)の論理関数としてX=F(C,U)のように表すことができる。
以上のように各係数Cに対して最適解Xが1つだけの場合も、1つ以上の場合も最適解を、前者はX=F(C)、後者はX=F(C,U)なる論理関数で表すことができ、組合せ回路として実現できる。尚、前者は後者のNmax=1(S=0)の場合と考えれば、同じ枠組みで扱うことができる。
尚、複数の最適解を許す場合で、制約条件が無い場合には、全てのCに対して最適解は常に存在することから、最適解の存在条件は出てこない。
最適解の存在条件が必要になるのは、与えられたCがp個の最適解をもつかどうかを識別したい場合や、そもそも最適解が存在するかしないかを識別したい場合である。このp個解存在信号および解存在信号を出力する組合せ回路は、次のような方法で実現できる。
与えられたCがp個の最適解をもつ場合かを識別したい場合は、
Figure 2005333500
となるCの最小項の和(OR)をとり論理関数s(C)を作り、また制約条件有りで複数の最適解を許す場合には、与えられたCにおいて最適解の存在を識別したい場合には、N=0となるCの最小項の和(OR)をとりs(C)を作る。
(C)はp個解存在論理関数となり、s(C)は解存在信号になる。最適解がp個存在する時s(C)=0、存在しない時s(C)=1であり、数に関係無く最適解が存在する時s(C)=0、全く最適解が存在しない時s(C)=1となる。
図7は、本発明の最適値最適解決定フローである。図7は上述した図5から図6の割り付け法と同様の考えに基づくE=E(C)およびX=F(C,U)をコンピュータを利用して求める為のフローである。
図7は、開始701に始まり、破線で囲まれた処理1(702,703,704,705,706,708,709,710)、処理2(711,712,713,714,715,716,717,718,719,720,721)、処理3(722,723,724)、および処理4(725,726,727,728,729,730,731,732,733,734,735)の大きく4つの処理からなり、終了736で処理完了するフローである。
処理1は各Cの最適値を求めE=E(C)を決定する処理であり、処理2はN,Nmaxを求める処理であり、処理3は解変数のビット数Sを求める処理であり、処理4は最適解F(C,U)を求める処理である。終了時点でE=E(C)、X=F(C,U)およびN,Nmax,Sなどが得られるフローである。
尚、図7ではX,C,E(X,C),E(C),N,Nmax,S,U,F(C,U)などのベクトル型の論理変数や論理関数を非負整数と見なす扱いを行うことで、コンピュータ処理に適したフローとなっている。得られたE(C),F(C,U)は多入力多出力つまりベクトル入力変数のベクトル型論理関数の真理値表に直接対応していることから、論理合成などを用い組合せ回路を設計することが可能となる。
尚、図7中の&h=0は“且つh(X,C)=0”を意味する。従って制約条件有りの場合で示してある。しかし制約条件はh(X,C)=0と等価であれば異なる表現に置き換えてもよい。例えば、線形計画などの最適化問題のように、数値を表すkビット関数H(X,C)に対して、上限値Hを課し、H(X,C)<=Hのような不等式による制約条件の場合には、図7の&h(X,C)=0の所を&H(X,C)<=Hに置き換えれば同じフローで最適決定回路の論理関数を求めることができ、また図7から&h=0を除くことによって制約条件無しのフローとになる。また解の存在条件は上述した方法により、Nから解存在信号の論理関数s(C)およびs(C)を作ることができる。
以上が請求項1の構成である。
次に請求項2および請求項3に関するブール方程式解法による構成を説明する。
[請求項2の構成]
与えられた係数Cに対し唯一の最適解を必要とし且つ制約条件が無い場合には、パラメータXが評価関数E(X,C)の最小値(または最大値)Eを取るとすれば、その他の任意のパラメータYに対して、E(X,C)<E(Y,C)(またはE(X,C)>E(Y,C))と考えることができる。
従って引算をE(X,C)−E(Y,C)(またはE(Y,C)−E(X,C))として論理式のままで計算すれば、lビット目のキャリーを最小値と最大値の場合で同じc(X,Y,C)と表すことにすれば、キャリーはc(X,Y,C)=1とならねばならない。
これが
Figure 2005333500
なる全てのYに対してなりたつことから、
Figure 2005333500
が成り立たねばならない。これは同値な
Figure 2005333500
と表せ、さらにこのYに就いてのX以外に亘る和(OR)が、恒等写像の母関数
Figure 2005333500
を用いると、
Figure 2005333500
なる式としても表すことができる。(1),(1’) ,(1”)は全て同値な方程式である。
X,Cに関した制約条件があり、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)=0の場合には、前記のX,Yが共にこの制約条件を満足したものとすればよい。
従って(1”)に対応する方程式は
Figure 2005333500
と置けば
Figure 2005333500
となる。
制約条件が無い場合は全てのXに対してh(X,C)=0が成り立つことと等価であることに注意すると、結局、(丸1)、(I)は制約条件無しの場合も制約条件有りの場合も含めた各Cに対する唯一の最適解Xを求めるブール方程式と考えてよいことになる。
(丸1)はYに関しては和(OR)が取られていることから、(I)は未知数Xと係数Cを含んだブール方程式であり、これを解くことで、任意変数U=(un−1,…,u)を含んだ最適解の論理関数X=F(C,U)および解存在条件の論理関数s(C)を得ることができる。この場合最適解は各Cに対して存在する場合には唯一であることに注意すると、この任意変数は何に決めても唯一に解が存在するCに対しては同じ値になるので、例えばU=(0,…,0)とすると、Uを含まないX=F(C)なる形で表すことができる。
また解の存在条件は唯一解の存在条件であることに注意すると、請求項2の具体的な実現手段となっていることが分かる。
以上が請求項2の構成である。
[請求項3の構成]
次に与えられた係数Cに対し数を問わずに最適値を必要とし制約条件が無い場合には、パラメータXが評価関数E(X,C)の最小値(または最大値)Eを取るとすれば、その他の任意のパラメータYに対して、E(X,C)<=E(Y,C)(またはE(X,C)>=E(Y,C))と考えることができる。
従って引算をE(Y,C)−E(X,C)(またはE(X,C)−E(Y,C))として論理式のままで計算すれば、lビット目のキャリーを最小値と最大値の場合で同じc(X,Y,C)と表すことにすれば、キャリーは
c(X,Y,C)=0 (2)
とならねばならない。
X,Cに関した制約条件があり、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)=0の場合には、前記のX,Yが共にこの制約条件を満足したものとすればよいので(2)に対応する方程式は
Figure 2005333500
と置けば
Figure 2005333500
となる。
制約条件が無い場合は全てのXに対してh(X,C)=0が成り立つことと等価であることに注意すると、結局(丸2)、(II)は制約条件無しの場合も制約条件有りの場合も含めた各Cに対する最適解Xを求めるブール方程式と考えてよいことになる。
(丸2)ではYに関しては和(OR)が取られていることから、(II)は未知数Xと係数Cを含んだブール方程式であり、これを解くことで、任意変数U=(un−1,…,u)を含んだ最適解の論理関数X=F(C,U)および解存在条件の論理関数s(C)を得ることができる。
この場合任意変数は図6および図7で述べた解変数に対応するが、ブール方程式では最適解の数が何であってもn個出て来る。つまり解変数を冗長に表したものに対応する。この場合の任意変数Uも解変数と呼ぶことにする。
以上が請求項3の構成である。
以上請求項2と請求項3のブール方程式として論理関数を求める手段を示したが、ブール方程式の解法に就いては、例えば“論理数学の基礎”尾崎弘、藤原秀雄共著(オーム社)に示されているように、逐次解いて行くことで確実に解と解の存在条件が得られることが分かる。
従ってどのように係数や変数のビット数が大きな最適化問題であったとしても、方程式の解法を規則的に解いて行くことを厭わなければ必ず解および解の存在条件を書き下すことが原理的に可能になり、書き下された論理関数の簡約化などの難易度の大小は変数等の規模に依存するが、基本的に組合せ回路として実現可能になる。
この点が請求項2および請求項3の大きな特徴点である。
[請求項4の構成]
制約条件付きの最適化問題を対象とした時に、制約条件式は一般に係数Cの一部または全部とパラメータXの間の算術的な等式や不等式として与えられる。つまり一般に制約条件の左辺はkビットの数値を表すH(X,C)と表すことができ、制約条件右辺は一般に定数Hと表され、H(X,C)=HまたはH(X,C)>=HまたはH(X,C)<=Hのような制約条件で表される。
H(X,C)=Hの場合には、移項したH(X,C)−H=0よりH(X,C),Hの各ビットをh(X,C),h0i(i=0,…,k-1)と置くと、各ビットで
Figure 2005333500
と表せるから、
Figure 2005333500
と定義すれば、制約条件の式H(X,C)=Hはh(X,C)=0なるブール方程式と等価に扱うことができる。
次にH(X,C)>=HまたはH(X,C)<=Hなる不等式の場合には
H(X,C)−HまたはH−H(X,C)なる引算を考え、最上位のキャリーをh(X,C)とすると、前記不等式の制約条件はキャリーが出ないことであるから、この場合にもh(X,C)=0なるブール方程式と等価に扱うことができる。
以上のように最適化問題の制約条件は1つのブール方程式h(X,C)=0(III)として扱える。この制約式を請求項2乃至請求項3の制約条件有りの最適決定回路に適用する。
以上が請求項4の構成である。
[請求項5の構成]
評価関数は係数とパラメータを入力とする論理関数であり、最適解はパラメータの一部に属すので、最適解を出力とする論理関数を評価関数の論理関数に代入し論理合成を行えば最適値の論理関数が実現できる。
具体的には請求項1乃至請求項3に記載の最適解を出力する最適決定回路の出力を評価関数回路の入力として論理合成することにより請求項5記載の最適値決定回路を実現する。
[請求項6の構成]
図8は本発明の最適解最適値同時出力回路ブロック図である。前段に請求項1乃至請求項3により実現された係数801(および解変数802)を入力とする最適解決定回路803を配し、その出力を最適解806を結果として出力し、同時に、解入力評価関数回路804は入力として係数801および最適解806を入力とし、最適値805を出力とする構成にしたことで、最適解806および最適値805を同時に出力できる構成にする。
請求項5および請求項6の評価関数回路はパラメータ全体を入力とする評価関数に比べ入力が最適解に限定されていることから多くのdon’t care(不知)入力があることになり、このことから論理設計で大幅な簡単化ができる特徴がある。
[請求項7の構成]
1つ以上の最適解を有する場合に、例えば請求項1または請求項3による実現手段で解変数(任意変数)を含んだ最適解決定論理関数を求め、解変数(任意変数)を最適解決定論理関数が簡単になる基準で1つまたは限定した複数種に絞る。以上が請求項7の構成である。
[請求項8の構成]
請求項1乃至請求項4または請求項7記載の1つまたは複数の最適決定回路を具備し、前記1つまたは複数の最適決定回路の出力(および所定の処理を経た出力)を復号結果とする構成の復号回路である。
たとえば、最尤復号方式の場合は、受信信号を請求項1乃至請求項4または請求項7記載の係数とし、符号化前のデータをパラメーターとする尤度関数を請求項1乃至請求項4または請求項7記載の評価関数とし、前記評価関数が制約条件なしで最大値をとる前記パラメーターを出力する請求項1乃至請求項4または請求項7記載の最適解決定回路の出力を復号結果とする構成が1つの例である。
図9は、本発明の復号回路例ブロック図である。
[請求項9の構成]
図10は、請求項9記載の復号回路の構成例1のブロック図である。
図11は、請求項9記載の復号回路の構成例2のブロック図である。
図10においては入力データ1001を最適決定回路1002と唯一解存在条件回路1003の両方に入力し、唯一解存在条件回路1003の出力を復号誤りがあるか否かを表す信号とし、最適決定回路1002の出力を復号結果としている。
図11においては、入力データ1101を唯一解存在条件回路1102の出力に応じて処理回路1103によって唯一解存在条件回路1102の出力が0になるように処理し、処理回路1103の出力を最適決定回路1104の入力とし、最適決定回路1104の出力を復号結果1105としている。
[請求項10の構成]
図12は、請求項10記載の復号回路の構成例のブロック図である。図12において、請求項8乃至請求項9記載の復号回路1204は入力データ1202と解変数1201とを入力とし1208を出力し、1025は1202と1203を入力し1209を出力し、1208と1209は外符号復号誤り判定選択回路1206に入力され、1206は1208と1209とのうちビット誤り率が少ないほうを出力する。
[請求項11の構成]
図13は、請求項11記載の復号回路の構成例のブロック図である。図13において、復号回路1304は請求項8乃至請求項10記載の復号回路であって、1304は時系列データを所定の時間長ごとに区切ったブロック入力データ1301と記憶素子1302の内容を入力として1306を復号結果1305として出力し、情報生成回路1303は1302の内容と1306を入力とし所定の処理により1302の内容を書き換える。
[請求項12の構成]
図14は、請求項12記載の復号回路の構成例のブロック図である。シンボルを構成単位とする時系列データにおいてブロック長をNシンボル分、MをN未満の数としてブロック周期をMシンボル分とする。
図14において、復号回路1404は請求項8乃至請求項10記載の復号回路であり、N個のシンボルからなる1ブロック分のデータ1401と記憶素子1402の内容を入力とし1406を出力する。1406はMシンボル分の復号結果として出力される。さらに1406と1402の内容は情報生成回路1403に入力され、1403は所定の処理によって1402の内容を書き換える。
図15は、請求項13および請求項14記載の2系統入力復号回路例1ブロック図である。図16は、請求項13および請求項14記載の2系統入力復号回路例2ブロック図である。
[請求項13の構成]
図15において、入力コントロール回路1503はクロック毎に第1系統入力1501と第2系統入力1502を交互に選択して2段パイプライン化された最適解決定回路1504に入力し、1504は1クロック遅れて復号結果1508を出力する。1508は出力コントロール回路1505によって交互に第1系統出力1507と第2系統出力1506に割り振られ出力される。
図16において、入力コントロール回路1604はクロック毎に第1系統入力1601および第1系統記憶素子1603の内容と第2系統入力1602および第2系統記憶素子1605の内容とを交互に2段パイプライン化された最適解決定回路1607に入力し、最適解決定回路1607は1クロック遅れて復号結果1612を出力する。復号結果1612は出力コントロール回路1609によって交互に第1系統出力1610と第2系統出力1611へ割り振られ出力される。
第1系統出力1610と第1系統記憶素子1603の内容は第1系統情報生成回路1606に入力され、第1系統情報生成回路1606は第1系統記憶素子1603の内容を書き換える。第2系統出力1611と第2系統記憶素子1605の内容は第2系統情報生成回路1608に入力され、第2系統情報生成回路1608は第2系統記憶素子1605の内容を書き換える。
上記例では2系統の入力の構成例で示したが、一般の複数の入力がある場合にも同様な構成が実現できることは明らかである。以上が請求項13の構成である。
[請求項14の構成]
図15において、入力コントロール回路1503はクロック毎に第1系統入力1501と第2系統入力1502を交互に選択して最適解決定回路1504に入力し、最適解決定回路1504は復号結果1508を出力する。1508は出力コントロール回路1505によって交互に第1系統出力1507と第2系統出力1506に割り振られ出力される。
図16において、入力コントロール回路1604はクロック毎に第1系統入力1601および第1系統記憶素子1603の内容と第2系統入力1602および第2系統記憶素子1605の内容とを交互に最適解決定回路1607に入力し、最適解決定回路1607は復号結果1612を出力する。
復号結果1612は出力コントロール回路1609によって交互に第1系統出力1610と第2系統出力1611へ割り振られ出力される。
第1系統出力1610と第1系統記憶素子1603の内容は第1系統情報生成回路1606に入力され、第1系統情報生成回路1606は第1系統記憶素子1603の内容を書き換える。
第2系統出力1611と第2系統記憶素子1605の内容は第2系統情報生成回路1608に入力され、第2系統情報生成回路1608は第2系統記憶素子1605の内容を書き換える。
上記例では2系統の入力の構成例で示したが、一般の複数系統の入力がある場合にも同様な構成が実現できることは明らかである。以上が請求項14の構成である。
[請求項15の構成]
I種の符号化方式に対応した評価関数が
Figure 2005333500
と表される時に、切替係数cを導入し、合成評価関数
Figure 2005333500
を、例えば
Figure 2005333500
として作成し、この合成評価関数を請求項1乃至請求項7記載の評価関数として最適決定回路を実現する。このことでI種の符号化に対する最適決定回路を1つの組合せ回路として実現可能となる。
図17は、請求項15記載の符号化切替型復号回路ブロック図である。
入力係数の一部の(c,c,…,cI−l)である切替係数1702を出力する符号化方式コントロール回路1703を具備し、最適決定回路1704は切替係数1702およびC’である入力データ1701を入力とし、復号結果1705を出力する。
尚、合成評価関数の作成は(3)式の形に限定されず種々の形がある。以上が請求項15の構成である。
[請求項16の構成]
拘束長K、符号化率1/Rの畳込み符号の受信時系列データから得られる時刻tのJビット精度のソフトバリューの各ビットをc (t)(r=0,…,R-1;j=0,…,J-1)とした時、例えばブロックの始まり時刻をt=0と表した場合にそのブロックの復号に対する最適決定問題の評価関数として
Figure 2005333500
なる形を考える。
ここにC(t)=(c (t),…cJ−1 (t))(r=0,…,R−1)であり、p(t)は各時刻tのパンクチャ−の有り無し状況に応じて0,1をとるパンクチャ−ド・モード係数であり、またg(X)は時刻tの入力データxと遅延素子の状態を合わせたX=(x,xt−1,…,xt−K+1)に対する符号器からの生成符号に対応するもので、r=0,…,R−1なるR種の関数から成る。d(C(t),g(X))はユークリッド距離や相関型距離などで定義された最尤復号などに用いられる一般的な距離である。
そして時刻tの生成符号の各成分g(X)に対して
Figure 2005333500
なる形で表現する。ここにq(k)(r=0,…,R−1,k=0,…,k−1)を生成多項式形状係数と呼ぶことにする。
(5)式のように表現し、且つパンクチャ−ド・モード係数p(t)の値もコントロールすることで、(4)式を拘束長K以下、符号化率R以下の任意の畳込み符号の符号化方式に対応した評価関数と考えることができる。
例えば
Figure 2005333500
とし、且つq(1)=q(4)=q(4)=q(5)=0、その他の(r,t)に対応するq(t)はq(t)=1とすれば無線LANのIEEE802.11aで採用されている拘束長7、符号化率1/2の8進表記((171,133)oct)なる畳込み符号化に対応させることができ、また例えばq(1)=q(4)=q(2)=q(3)=q(5)=q(5)=0、その他の(r,t)に対応するq(t)はq(t)=1とすればMBOA(Multi-Band-OFDM-Alliance)が提案しているUWB(Ultra-Wide-Band)の拘束長7、符号化率1/3の8進表記((133,145,175)oct)なる畳込み符号化に対応させることができる。それぞれの符号化で定義されたパンクチャ−ド・モードは、前記パンクチャ−ド・モード係数の値を変えれば対応可能となり、またKが7未満の場合も同様に対応可能である。
そこで、r=0,…,R−1;j=0,…,J−1;t=0,…,T−1;k=0,…,k−1とした時、ブロック内の全c (t)および過去の拘束長K分の復号結果x−1,x−2,…,x−K+1の計R×J×T+K−1=m1ビットをC’=(c’m1−1,c’m1−2,…,c’,c’)と表し、またパンクチャ−・モード係数p(t)のR×T=m2ビットをC’’=(c’’m1−1,c’’m1−2,…,c’’,c’’)と表し、また生成多項式形状係数q(k)の計R×K=m3ビットをC’’’=(c’’’m1−1,c’’’m1−2,…,c’’’,c’’’)と表し、上記の係数(C’,C’’,C’’’)の全m1+m2+m3ビットを全m1+m2+m3=mとして、(4)式の左辺の評価関数の係数であるC=(cm1−1,cm1−2,…,c)の全mビットに1対1に対応させる。
この対応により、(4)式の評価関数を請求項1乃至請求項7の最適決定回路の論理関数として求め、請求項8乃至請求項14記載の復号回路として実現する。
図18は、請求項16記載の符号化切替型復号回路ブロック図である。
C’’’である生成多項式形状係数1803を出力する生成多項式コントロール回路1802とC’’であるパンクチャ−ド・モード係数1805を出力するパンクチャ−ド・モード・コントロール回路1804とを具備し、生成多項式形状係数1803およびパンクチャ−ド・モード係数1805およびC’である入力データ1801を最適解決定回路1806に入力し、出力として復号結果1807を出力する。
尚、評価関数は(4)式の形に限定されず,例えば環境ノイズの測定結果を入力データとして反映させるなどの種々の形がある。以上が請求項16の構成である。
[請求項17の構成]
請求項16における生成多項式形状係数およびパンクチャ−ド・モード係数を限定することで組合せ回路の入力変数を減らし回路を簡単化することができる。
例えば拘束長が7の場合だけに対応する一般に採用されている符号化に限定するならば、q(0)=Q(6)=と固定で考えることができ、最適解決定回路の入力変数の対応する部分は定数になる。このことで回路は一般に簡単化される。
さらに専用であればq(k)が固定値になる部分が増え、図18において生成多項式コントロール回路を無くしたブロック図が実現形態となる。以上が請求項17の構成である。
以上請求項1から請求項17までの実現手段も含めた構成を示した。
次に本発明の実施例として、極簡単な畳込み符号の復号器の実施例を示す。
時刻tの生成多項式が
Figure 2005333500
と表される拘束長K=3、符号化率R=2の畳込み符号による符号化された送信系に対して、送信は時刻t=0の全0状態(x−1=x−2=0)から符号化を行い、時刻t=2までの3ビットが送信され、受信側では2ビット時系列c(t)(r=0,1;t=0,1,2)として受信されたデータに対して、
Figure 2005333500
なる評価関数を最小化するような最適解X=(x,x,x)を決定する復号器を対象とする。
この実施例の場合、パラメータはX=(x,x,x)でn=3、受信データ時系列を係数C=(c,…,c)に対しc(0)=c,c(0)=c,c(1)=c,c(1)=c3,c(2)=c,c(2)=cのように対応させる。評価関数E(X,C)=(el−1(X,C),…,e(X,C))の値は(6)から最大6の値をとり得ることからこの実施例ではl=3である。
図19は、実施例復号回路図である。図19は、前記評価関数が最小値をとるパラメータを決定する最適解決定回路を、請求項1に述べた設計手段により求めた真理値表から論理合成をして得た回路図である。
論理合成の際にはTSMCの0.13μmプロセスのライブラリを使用した。前記実施例復号回路のゲート数は2入力NAND換算で約26ゲート、最大遅延は約0.53nsであった。
本発明の効果を観る意味で、(6)の評価関数から従来の考えで設計したものと比較する。
畳込み符号に対する最も一般的な復号器はビタビ復号回路であるが、(6)の評価関数は時間長が短い為、ビタビ復号回路よりも回路規模が小さくなる回路を比較対象として設計し比較した。
図20は、比較対象従来型回路ブロック図である。これは最適解ベクトルX=(x,x,x)がとり得る8種の値をカウンタ2002が生成し、前記ベクトル値と入力データ2001に対して評価関数計算器2003が評価関数E(X,C)の値を逐次計算し、前記評価関数の値を比較選択器2004が逐次比較して、より小さい前記評価関数の値を受け取った場合に対応するベクトル値を保持し出力する。結果として、前記カウンタが8回動いた後には求める最適解が出力されている。
前記比較対象従来型回路をTSMCの0.13μmプロセスのライブラリを用いて論理合成した結果、ゲート数は2入力NAND換算で約140ゲート、最大遅延は約2.64nsであった。
以上のように同じ評価関数(6)の最適解を求める回路で比較し、本発明の回路規模は前記従来型の回路規模の約26/140である。また遅延に就いては本発明の組合せ回路が約0.53nsであるのに対し、従来型回路は1サイクル辺りの遅延が約2.64nsである。従って8サイクル分の遅延を考慮すると約40倍のスループットの違いがある。
以上の発明の構成および実施例で示して来たように、請求項1乃至請求項7記載の本発明の最適決定回路は、最適解決定回路、最適値決定回路、p個解存在判定回路、解判定回路を全て組合せ回路として実現することにより、回路規模が小さい最適決定回路が実現できる効果がある。
また従来型の最適決定回路は、メモリやレジスタを多用する逐次処理型であることから、結果を出すまでに多くのサイクル数を必要とするのに対し、本発明の最適決定回路の場合には、遅延時間の小さな組合せ回路として実現できることから、十分に高速なクロック1サイクルで結果を出せる効果がある。
また請求項8乃至請求項17記載の本発明の復号回路の場合には、回路規模が小さく結果として低消費電力の復号回路が実現でき、また高速処理が必要な場合や、複数系統のデータの復号が必要な場合には回路のパイプライン化または時分割処理を適用することで対応できる効果がある。
また複数種の最適解である復号結果を出すことが可能であることから復号時に性能改善ができる構成が可能である。さらに、1つの復号回路の最適決定回路部分の入力係数をコントロールすることで、パンクチャ−ド・モードの違いも含め複数の符号化方式を切り替える形態が実現でき、例えば第4世代携帯電話などで取り入れられる可能性の高いソフトウエア無線などにおいても回路規模の小さな復号回路が実現できる効果がある。
本発明の最適解決定回路ブロック図である。 本発明の最適値決定回路ブロック図である。 本発明のp個解存在判定回路ブロック図である。 本発明の解存在判定回路ブロック図である。 最適値は最小値とした例の評価関数真理値表である。 図5の例に対する最適解の解変数への割り付け図である。 本発明の最適値最適解決定フローである。 本発明の最適解最適値同時出力回路ブロック図である。 本発明の復号回路例ブロック図である。 請求項9記載の復号回路の構成例1のブロック図である。 請求項9記載の復号回路の構成例2のブロック図である。 請求項10記載の復号回路の構成例のブロック図である。 請求項11記載の復号回路の構成例のブロック図である。 請求項12記載の復号回路の構成例のブロック図である。 請求項13および請求項14記載の2系統入力復号回路例1ブロック図である。 請求項13および請求項14記載の2系統入力復号回路例2ブロック図である。 請求項15記載の符号化切替型復号回路ブロック図である。 請求項16記載の符号化切替型復号回路ブロック図である。 本発明の実施例復号回路図である。 比較対象従来型回路ブロック図である。
符号の説明
101 係数
102 解変数
103 組合せ回路
104 最適解
201 係数
202 組合せ回路
203 最適値
301 係数
302 組合せ回路
303 p個解存在判定信号
401 係数
402 組合せ回路
403 解存在判定信号
801 係数
802 解変数
803 最適解決定回路
804 解入力評価関数回路
805 最適値
806 最適解
1001 入力データ
1002 最適決定回路
1003 唯一解存在条件回路
1101 入力データ
1102 唯一解存在条件回路
1103 処理回路
1104 最適決定回路
1105 復号結果
1201 解変数
1202 入力データ
1204 復号回路
1206 判定選択回路
1301 ブロック入力データ
1302 記憶素子
1303 情報生成回路
1304 復号回路
1305 復号結果
1401 Nシンボル分ブロック入力データ
1402 記憶素子
1403 情報生成回路
1404 Nシンボル分復号回路
1501 第1系統入力
1502 第2系統入力
1503 入力コントロール回路
1504 最適解決定回路
1505 出力コントロール回路
1506 第1系統出力
1507 第2系統出力
1508 復号結果
1601 第1系統入力
1602 第2系統入力
1603 第1系統記憶素子
11604 入力コントロール回路
1605 第2系統記憶素子
1606 第1系統情報生成回路
1607 最適解決定回路
1608 第2系統情報生成回路
1609 出力コントロール回路
1610 第1系統出力
1611 第2系統出力
1612 復号結果
1701 入力データ
1702 切替係数
1703 符号化方式コントロール回路
1704 最適決定回路
1705 復号結果
1801 入力データ
1802 生成多項式コントロール回路
1803 生成多項式形状係数
1804 パンクチャード・モード・コントロール回路
1805 パンクチャード・モード係数
1806 最適解決定回路
1807 復号結果
2001 入力データ
2002 カウンタ
2003 評価関数計算器
2004 比較選択器NAND

Claims (17)

  1. 係数およびパラメータを入力変数として定義された評価関数の値が、制約条件有り(または制約条件無し)で最適値である最小値(または最大値)になる入力パラメータを求める問題を対象とし、組合せ回路で実現した係数(および解変数)を入力とし、最適解を出力とする最適解決定回路、(および/または)最適値を出力する最適値決定回路、(および/または)p個解存在条件信号を出力とするp個解存在条件回路、(および/または)解存在条件信号を出力する解存在条件回路を具備することを特徴とする最適決定回路。
  2. 請求項1記載のパラメータをnビットのX=(xn−1,…,x)、係数をMビットのC=(cn−1,…,c)、評価関数がlビットの数E(X,C)として表され、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)=0(制約条件無しでは常にh(X,C)=0は成立)なる時、パラメータX,Yに対する引算を、最小値に対してはE(X,C)−E(Y,C)、最大値に対してはE(Y,C)−E(X,C)と考え、引算を行った時にlビット目に現れるキャリー論理関数をc(X,Y,C)とし、
    Figure 2005333500
    なる論理関数を作成し、
    Figure 2005333500
    をXに就いてのブール方程式として解くことによって得られる係数Cの論理関数であるX=F(C)および/または解存在条件の論理関数s(C)から、組合せ回路で実現した最適解決定回路および/または唯一解存在条件回路を具備することを特徴とする請求項1記載の最適決定回路。
  3. 請求項1記載のパラメータをnビットのX=(xn−1,…,x)、係数をmビットのC=(cm−1,…,c)、評価関数がlビットの数E(X,C)として表され、制約条件等価ブール方程式がh(X,C)(制約条件無しでは常にh(X,C)=0は成立)なる時、パラメータX,Yに対する引算を、最小値に対してはE(Y,C)−E(X,C)、最大値に対してはE(X,C)−E(Y,C)と考え、引算を行った時にlビット目に現れるキャリー論理関数をc(X,Y,C)とし、
    Figure 2005333500
    なる論理関数を作成し、
    Figure 2005333500
    をXに就いてのブール方程式として解くことにより得られる係数Cと解変数U=(un−1,…,u)の論理関数であるX=F(C,U)および/または解存在条件の論理関数s(C)から、組合せ回路で実現した最適解決定回路および/または解存在条件回路を具備することを特徴とする請求項1記載の最適決定回路。
  4. 数値に対する等式および/または不等式で表された最適化問題の制約条件を、等価なブール方程式
    Figure 2005333500
    で構成し、請求項2乃至請求項3記載のブール方程式を作成したことを特徴とする請求項2乃至請求項3記載の最適決定回路。
  5. 最適解決定回路の論理関数と評価関数の論理関数を論理合成することにより、組合せ回路で実現した係数を入力とし最小値(または最大値)を出力とする最適値決定回路を具備することを特徴とする請求項1記載の最適決定回路。
  6. 請求項1乃至請求項4記載の最適解決定回路と最適解を入力とする評価関数論理回路を具備し、前記最適解決定回路の出力を評価関数論理回路の入力とすることで、最適解および最適値(最小値または最大値)を同時に出力することを可能にする請求項1記載の最適決定回路。
  7. 最適解を1つまたは限定した複数種に絞り、入力変数を係数と解変数の制約された変数だけにし回路を簡単化した組合せ回路を具備することを特徴とする請求項1または請求項6記載の最適決定回路。
  8. 請求項1乃至請求項7記載の最適決定回路を具備し、当該最適決定回路の出力から(またはさらに所定の処理を経て)復号結果を得る構成を特徴とする復号回路。
  9. 最適解決定回路および唯一解存在条件回路(および唯一解存在条件回路の出力を反映する係数を変更する処理回路)を具備することを特徴とする請求項8記載の復号回路。
  10. 解変数の値に応じ出力される複数の復号結果を出力する最適決定回路(および外符号復号誤り判定選択回路)を具備し、復号誤り率を削減することを特徴とする請求項8記載の復号回路。
  11. 時系列データである受信データをブロック単位に分割し、過去の復号結果から得られる情報を記憶する記憶素子を具備し、前記情報とブロック内の受信データを請求項1乃至請求項4または請求項7記載の最適決定回路の入力とすることを特徴とする請求項8乃至請求項10記載の復号回路。
  12. 時系列データをブロック単位に分割する時に、ブロック周期時間をブロック長よりも短くし、前後のブロックでオーバーラップさせ、最適決定回路の出力は次のブロックとの重なりが無い時間分だけとすることで、最適決定回路の回路規模を削減することを特徴とする請求項11記載の復号回路。
  13. 最適決定回路を多段の組合せ回路の縦続接続に分解し、各段にパイプラインレジスタを設け、複数の受信データをパイプライン処理し、複数の受信データの処理を可能としたことを特徴とする請求項8乃至請求項11記載の復号回路。
  14. 複数系統の受信データを時分割で最適決定回路に送り込み、複数系統の受信データの復号処理を可能としたことを特徴とする請求項8乃至請求項12記載の復号回路。
  15. 複数種の符号化方式に対応した評価関数と切替係数とから合成評価関数を作成し、前記評価関数の係数および切替係数を全体の入力係数とし復号結果を出力とする最適決定回路を請求項1乃至請求項7により実現し、当該最適決定回路および符号化方式コントロール回路を具備することを特徴とする請求項8乃至請求項14記載の復号回路。
  16. 畳込み符号の生成多項式形状係数とパンクチャ・モード係数および請求項8乃至請求項14記載の係数を合わせたものを全体の入力係数とし復号結果を出力とする最適決定回路を請求項1乃至請求項7により実現し、当該最適決定回路および生成多項式コントロール回路(および/またはパンクチャ−モード・コントロール回路)を具備することを特徴とする請求項8乃至請求項14記載の復号回路。
  17. 請求項16における生成多項式形状係数およびパンクチャ−係数を限定することで回路を簡単化したことを特徴とする請求項15記載の復号回路。
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