JP2005332330A - 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法 - Google Patents

特許有効性評価装置および特許有効性評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005332330A
JP2005332330A JP2004152088A JP2004152088A JP2005332330A JP 2005332330 A JP2005332330 A JP 2005332330A JP 2004152088 A JP2004152088 A JP 2004152088A JP 2004152088 A JP2004152088 A JP 2004152088A JP 2005332330 A JP2005332330 A JP 2005332330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
technology
date
publicly known
validity
known technology
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004152088A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Mori
和弘 森
Fumiyoshi Tamai
文美 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIGEMATSU KK
Original Assignee
SHIGEMATSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIGEMATSU KK filed Critical SHIGEMATSU KK
Priority to JP2004152088A priority Critical patent/JP2005332330A/ja
Publication of JP2005332330A publication Critical patent/JP2005332330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特許の無効理由となりうる情報を精度よく、かつ、迅速に調査し、特許が有効であるか否かについて簡易に評価することができる特許有効性評価装置を提供する。
【解決手段】特許を特徴づける要素と特許出願日とを記録した特許情報データベース120と、公知技術について、公知技術を特徴づける要素と公知技術が公知となった日とを記録した公知技術情報データベース130と、有効性評価の対象となる特許の指定を受け付ける入力部10と、特許情報データベース120と公知技術情報データベース130とを参照して、指定された特許と公知技術とを照合し、指定された特許が出願された日付よりも公然知られるに至った日付が古く、かつ、指定された特許における要素と合致する要素を有する公知技術を抽出する照合部11と、抽出された公知技術を表示する表示部14とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特許の有効性を評価する装置および方法に関する。
近年、特許や商標等の知的財産への注目が高まっており、特許侵害の係争も増加傾向にある。一般的に、特許侵害係争において、特許権侵害の警告を受けた者や訴訟を提起された者は、自己の実施品が特許権を侵害している可能性があると判断した場合、その特許に無効理由が存在するかどうかを検討する。特許に無効理由が存在する場合には、特許庁に対して特許無効審判の請求や、訴訟での権利濫用の抗弁等により係争を解決しうるからである。また、訴訟等において、その特許に先行して公知となっている技術等を提示することで、その特許の権利範囲が狭く解釈されることになれば、自己の実施品が非侵害となる可能性もあるからである。
特許に無効理由が存在するかを検討する際に、特許権侵害の警告を受けた者や訴訟を提起された者は、その特許に先行する公知技術の検索等を行なう。この公知技術を検索する労力の軽減を目的として、インターネットを通じて一般者から特許を無効にできる情報を広く収集するシステムが考案されている。
例えば、特許文献1では、特許を無効にする技術に関する特定情報を広く、かつ、公平な負担で取得可能とする仲介サーバおよびネットワークシステムが開示されている。この仲介サーバおよびネットワークシステムは、特許を無効にする技術に関する特定情報を所望する企業の端末と、特定情報を提供する者が管理する端末とを、ネットワークを介して接続し、企業の端末から特許番号およびその提供に対する対価の入力を受け付け、提供者の端末から特定情報が入力されると、その特定情報を企業の端末に表示させ、さらに、所定期間内に、別の企業の端末から特定情報を所望することに関する付加情報が入力されたときは、その付加情報を企業の端末に取得させるというものである(特許文献1参照。)。
特開2002−230205号公報
しかしながら、上記のシステムでは、提供者側から特定情報が提供されない限り、特許の無効理由となりうる情報を取得することができないという問題がある。
また、仲介サーバを管理する仲介業者が提供される情報に対して責任を持つとしても、常に有用な情報を取得することができるとは限らず、その情報が特許の無効理由となるか否かの精度は不確実であるため、提供された情報を精査しても徒労に終わるおそれがある。
さらに、裁判所における訴訟審理の迅速化とともに、当事者においても抗弁や証拠提出等の訴訟手続の迅速化が求められている昨今において、侵害警告や訴訟提起された後に、特許の無効理由となりうる情報の提供を呼びかけていたのでは遅きに失する。
そこで、本発明は、かかる問題点および事情に鑑みなされたものであり、特許の無効理由となりうる情報を精度よく、かつ、迅速に調査し、特許が有効であるか否かについて簡易に評価することができる特許有効性評価装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る特許有効性評価装置は、特許の有効性の評価を行なう特許有効性評価装置であって、特許を特徴づける要素と当該特許が出願された日付とを記録した特許情報データベースと、公然知られた技術について、当該技術を特徴づける要素と当該技術が公然知られるに至った日付とを記録した公知技術情報データベースと、前記特許の指定を受け付ける受付手段と、前記特許情報データベースと前記公知技術情報データベースとを参照して、前記指定された特許と前記技術とを照合し、前記指定された特許が出願された日付よりも公然知られるに至った日付が古く、かつ、前記指定された特許における要素と一致する要素を有する公知技術を抽出する抽出手段とを備えることを特徴とする。これによって、特許の技術的な特徴を公知技術の技術的な特徴と照合し、特許の無効理由となる可能性がある公知技術を検索して表示するので、ユーザは、その結果を用いることで特許の有効性を簡易に評価することができるという効果が発揮される。
ここで、前記特許情報データベースには、前記特許の有効性に関する公的な判断過程において参照された技術を示す参照済み情報が記録されており、前記抽出手段は、前記参照済み情報に基づいて、前記公知技術情報データベースの中から前記特許の有効性に関する公的な判断過程において参照された技術を除外して、前記指定された特許と前記技術とを照合するとしてもよい。これによって、既に審査過程等で参照されて特許の無効理由となる可能性の低い公知技術を除外して、指定された特許と公知技術とを照合するので、ユーザは、精度のよい有効性評価を取得することができ、特許の無効理由となる可能性の低い公知技術を重複して調査する手間が省かれる。
なお、本発明は、このような特許有効性評価装置として実現することができるだけでなく、このような特許有効性評価装置が備える特徴的な手段をステップとする特許有効性評価方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
このように、本発明に係る特許有効性評価装置によれば、特許の技術的な特徴と公知技術の技術的な特徴とをデータベースに保持し、両者を照合して特許の無効理由となりうる公知技術を抽出してユーザに提示するので、迅速に特許の有効性に関わる情報を取得することができる。
また、特許の無効理由となりうる公知技術を、既に審査過程等で参照されて特許の無効理由となる可能性の低いものを除外して抽出するので、精度の高い有効性評価を得ることができる。
以上のことから、特許侵害係争が増加しつつある今日における本発明の実用的価値は極めて高いと考えられる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る特許有効性評価装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る特許有効性評価装置の機能的な構成を示すブロック図である。
この特許有効性評価装置1は、特許の有効性を評価する装置であり、サーバ装置やパーソナルコンピュータ等によって実現され、入力部10と、照合部11と、特許情報DB格納部12と、公知技術DB格納部13と、表示部14とを備える。
入力部10は、ユーザからの指示の入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置である。
照合部11は、特許の有効性を判定する処理部であり、CPUやメモリによって実現される。この照合部11は、入力部10を介してユーザから指定された特許の有効性を判定すべき旨の判定指示を取得すると、特許情報DB格納部12および公知技術DB格納部13を参照して、その特許の有効性を判定し、判定結果を表示部14に出力する。
特許情報DB格納部12は、特許に関する情報を記録した特許情報データベース120(以下、「特許情報DB」という。)や、特許図面の画像ファイル等を格納するためのハードディスク等の記憶装置である。なお、特許情報DB120については、後に詳しく説明する。
公知技術DB格納部13は、公然知られた発明、公然実施された発明、頒布された刊行物に記載された発明、および、電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明(公知技術)に関する情報を記録した公知技術データベース130(以下、「公知技術DB」という。)や、公知技術に係る画像や図面のファイル等を格納するためのハードディスク等の記憶装置である。なお、公知技術DB130についても、後に詳しく説明する。
表示部14は、照合部11から出力される情報を表示出力するためのCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置である。
ここで、特許情報DB120に記録されている情報について説明する。
図2は、特許情報DB120のデータ構造を示す図である。
図2に示すように、この特許情報DB120は、特許に関する情報が記述されるテーブルが複数連なって構成されており、一つ一つのテーブルには、どの技術分野に属する特許に関する情報が記述されているテーブルであるかを示すためのタグが設けられている。ここでは、このタグを国際特許分類(IPC)のクラスによって、テーブルを技術分野で区分けしている。なお、IPCではなく、Fターム等によって区分けすることとしてもよい。
また、各テーブルは、特許を保有する権利者名を記述するための特許権者のフィールド、特許を識別するために公的に付される特許番号を記述するための特許番号のフィールド、特許の有効性判断の材料となる出願日を記述するための出願日のフィールド、特許における技術的な構成要素を記述するための要素技術のフィールド、その要素技術における技術的な特徴を記述するための特徴のフィールド、および、その特許の図面に関する画像ファイル名等を記述するための図面のフィールドが設けられており、これらのフィールドには、特許庁や米国特許商標庁(USPTO)等の公開特許データベースを基にして、各特許を解析し、要素技術ごとにその特徴を割り出すことによって、上記の特許に関する情報が記述されている。
なお、図2では、IPCにおける"H01L"(半導体)を技術分野とし、その構造、材料、プロセス、回路およびパッケージを要素技術としたテーブルの一例を示している。
次に、公知技術DB130に記録されている情報について説明する。
図3は、公知技術DB130のデータ構造を示す図である。
図3に示すように、この公知技術DB130は、技術分野別で公知技術に関する情報が記述されるテーブルが複数連なって構成されており、一つ一つのテーブルには、どの技術分野の公知技術に関する情報が記述されているテーブルであるかを示すためのタグが設けられている。ここで、公知技術DB130は、上記特許情報DB120と同様に、IPC分類によって、技術分野の区分けがなされていることとする。
また、各テーブルは、公知技術を開示した企業や団体等の名称を記述するためのメーカー名のフィールド、公知技術の名称や開示の形態を記述するための公知媒体のフィールド、特許の有効性判断の材料となる公知技術が公知となった日付を記述するための公知日のフィールド、公知技術における技術的な構成要素を記述するための要素技術のフィールド、その要素技術における技術的な特徴を記述するための特徴のフィールド、および、その公知技術に係る画像や図面のファイル名等を記述するための画像・図面のフィールドが設けられており、これらのフィールドには、製品化、システム化、あるいは、サービス化等されている公知技術を予め徹底的に解析して、さらに要素技術ごとにその特徴を割り出すことによって、上記公知技術に関する情報が記述されている。
このように構成された特許有効性評価装置1の処理動作について、以下説明する。
図4は、特許有効性評価装置1の動作を示すフロー図である。
まず、特許有効性評価装置1は、入力部10を介して、ユーザから有効性評価の対象となる特許(対象特許)の指定の入力を受け付ける(S10)。
次に、特許有効性評価装置1は、照合部11において、指定された対象特許を、特許情報DB格納部12に格納されている特許情報DB120の中から検索して抽出し(S12)、対象特許の出願日と要素技術毎の特徴とを読み出してメモリに保持しておく。また、このとき、照合部11は、対象特許の図面の画像ファイル名を取得し、その画像ファイル名に基づいて、該当する画像ファイルを特許情報DB格納部12から読み出してメモリに保持しておく。
そして、特許有効性評価装置1は、照合部11において、メモリに保持した対象特許の出願日と、要素技術毎の特徴とに基づいて、公知技術DB格納部13に格納されている公知技術DB130の中から、その特許の出願日以前が公知日となっており、かつ、同一の特徴を有する公知技術の検索を開始する(S14)。
ここで、特許有効性評価装置1は、照合部11において、メモリに保持している対象特許の要素技術毎の特徴と、公知技術の要素技術毎の特徴とを照合し、両者の要素技術毎の特徴がマッチング(一致)するか否かによって対象特許の有効性を判定する(S16)。このとき、照合部11は、文言一致だけでなく、自動翻訳ソフトウェア等で用いられる構文・意味解析プログラムを実行して両者の要素技術毎の特徴を照合する。また、照合部11は、メモリに保持している対象特許の図面に関する画像ファイルと、公知技術に係る画像や図面の画像ファイルとを、図面・画像のマッチングソフトウェア等で用いられるアルゴリズム(例えば、弾性マッチング法等)を用いて照合し、両者の要素技術毎の特徴が一致するか否かの判定材料とする。さらに、照合部11は、言葉の意味を示すデータ形式を定義し、そのデータを用いて要素技術同士の関連度を計算するアルゴリズム(いわゆる概念検索)を利用し、その関連度を判定材料にするとしてもよい。
公知技術の要素技術の特徴が対象特許の要素技術の特徴とマッチングした場合(S16のYes)、特許有効性評価装置1は、照合部11において、その公知技術に関する情報を抽出して出力するためのリストに追加し(S18)、そのリストをメモリに保持しておく。
公知技術の要素技術の特徴が対象特許の要素技術の特徴とマッチングしなかった場合(S16のNo)、または、リスト追加を終えると、特許有効性評価装置1は、公知技術DB130に記録されている次の公知技術を検索し、全ての公知技術について対象特許の要素技術の特徴と照合するまでステップS16およびステップS18の動作を繰り返す(ループA)。
なお、ここで全ての公知技術を検索・照合するとしているが、例えば、その特許の属する技術分野を示すタグを参照して、所定の技術分野についての公知技術のみを検索・照合することとしてもよい。
その後、特許有効性評価装置1は、照合部11において、対象特許と公知技術との照合結果を表示部14に出力して(S20)、処理動作を終了する。
以下では、これらの手順を、ユーザに向けて出力表示する画面例を図示しながら説明する。なお、以下に示す表示画面は、表示の一例に過ぎず、これらに限定されることを意図するものでないことはいうまでもない。
図5は、特許有効性評価メニュー画面の一例を示す図である。
図5に示すメニュー画面例140は、特許有効性評価装置1の上記処理動作における初期画面の一例である。
特許有効性評価装置1は、このような画面を表示部14から出力し、入力部10を介して、ユーザからこのメニュー画面例140に含まれる公知技術DB登録ボタン141を押下する操作を受け付けると、公知技術DB130への情報の入力を受け付ける画面を表示し、製品化等されている公知技術に関する情報の入力の受付を開始する。
また、特許有効性評価装置1は、入力部10を介して、ユーザからこのメニュー画面例140に含まれる特許情報DB登録ボタン142を押下する操作を受け付けると、特許庁やUSPTO等の公報公開サービスからネットワークを介して特許に関する情報を取得する。なお、特許に関する情報については、特許庁等の公開特許データベースからダウンロードにより取得するとしてもよいし、特許情報DB120への情報の入力を受け付ける画面を表示し、ユーザから入力部10を介して特許に関する情報の入力を受け付けることとしてもよい。
そして、特許有効性評価装置1は、入力部10を介して、ユーザからこのメニュー画面例140に含まれる照合ボタン143を押下する操作を受け付けると、上記処理動作を開始し、図6に示す画面に表示を切り替える。
図6は、対象特許指定画面の一例を示す図である。
図6に示す対象特許指定画面例150は、特許有効性評価装置1において有効性評価の対象となる特許の指定の入力を受け付ける画面の一例である。
特許有効性評価装置1は、このような画面を表示部14から出力し、入力部10を介して、ユーザからこの対象特許指定画面例150に含まれるIPC選択プルダウンメニュー151の中から所望の技術分野を選択する操作を受け付けると、照合部11において特許情報DB格納部12を参照して、特許情報DB120を構成するテーブルのタグを用いて選択された技術分野を特定し、その技術分野のテーブルに含まれる特許権者を、特許権者選択プルダウンメニュー152に列挙して、特許権者の選択を受け付ける。続いて、特許権者選択プルダウンメニュー152の中から所望の特許権者を選択する操作を受け付けると、照合部11において再び特許情報DB格納部12を参照して、特許情報DB120を構成するテーブルからその特許権者が保有している特許を特定し、その特許番号を対象特許選択部153に列挙して、対象特許の選択を受け付ける。
なお、ここで、図6に示すように、対象特許の範囲を、日本国特許庁における特許、USPTOにおける特許、欧州特許庁(EPO)における特許、または、その他の特許庁における特許の中から1つまたは複数に限定して、対象特許の選択を受け付けることとしてもよい。
特許有効性評価装置1は、このようにして対象特許の指定の入力を受け付け、その後、入力部10を介して、ユーザからこの対象特許指定画面例150に含まれる評価開始ボタン154を押下する操作を受け付けると、上記処理動作における公知技術DB130の検索を開始し、マッチングした公知技術を出力リストに追加していく。
そして、公知技術DB130の検索を終えると、特許有効性評価装置1は、図7に示す画面に表示を切り替える。
図7は、該当公知技術一覧画面の一例を示す図である。
図7に示す該当公知技術一覧画面例160は、特許有効性評価装置1の上記処理動作における照合結果の出力表示画面の一例である。
このように、特許有効性評価装置1は、照合部11において、対象特許の要素技術毎の特徴と同一の特徴を有する公知技術をリストアップし、表示部14を介して該当公知技術リスト161として出力表示し、ユーザに、対象特許と公知技術との関連度を提示する。なお、対象特許と公知技術との関連度は、照合部11において、対象特許と公知技術の要素技術毎の特徴とを照合した時の両者の一致する度合いに基づいて算出され、例えば○○%として表現される。
ここで、特許有効性評価装置1は、入力部10を介して、ユーザからこの該当公知技術一覧画面例160に含まれる該当公知技術リスト161の中から所望の公知技術を選択する操作(本図では、画面左方のチェックボックスにチェックを入れる操作)を受け付け、その後、比較表示ボタン162を押下する操作を受け付けると、対象特許およびその公知技術の内容の詳細を示す比較表示画面に表示を切り替えて、対象特許の要素技術毎の特徴と選択された公知技術の要素技術毎の特徴とを並べてユーザに提示する。
図8は、比較表示画面の一例を示す図である。
図8に示す比較表示画面例170は、特許有効性評価装置1の上記処理動作における照合結果の詳細を示す出力表示画面の一例である。
このように、特許有効性評価装置1は、照合部11において、対象特許の要素技術毎の特徴と選択された公知技術の特徴とを示す縦2分割画面を生成し、表示部14を介して、画面左方の対象特許詳細表示部171に、対象特許に関する情報を詳細に表示し、画面右方の公知技術詳細表示部172に、選択された公知技術に関する情報を詳細に表示しているので、ユーザは、対象特許の要素技術毎の特徴と選択された公知技術の特徴とを比較しながら、その公知技術が特許の無効理由となりうるか否かの判断を容易に行なうことができる。
ここで、特許有効性評価装置1は、入力部10を介して、ユーザからこの比較表示画面例170に含まれる公知技術変更ボタン173を押下する操作を受け付けると、選択された次の公知技術の特徴を示す画面を生成し、画面右方の公知技術詳細表示部172の表示を切り替える。
なお、ここで示した比較表示画面例170は、縦2分割画面に限らず、横2分割画面であってもよく、別ウインドウで表示することとしてもよい。
このように、本実施の形態に係る特許有効性評価装置1によれば、特許を徹底的に解析して得られたデータと、公知技術を解析して得られたデータとを格納しておき、特許の指定を受け付けて、その指定された特許と同一の技術的な特徴を有する公知技術を検索・照合して表示するので、ユーザは、照合結果からその特許の有効性を容易に判断することができる。
以上、本発明に係る特許有効性評価装置について実施の形態に基づき説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、全ての構成を1つの装置に含ませることによって、本発明を実現しているが、例えば、照合部の機能を実行するサーバ装置、特許情報DBを管理するサーバ装置および公知技術DBを管理するサーバ装置を通信ネットワークにより接続して構成された特許有効性評価システムとしてもよい。
また、特許情報DBに、特許の審査段階等で参照された文献等に関する情報(例えば、公開番号等)を記述するフィールドを設けておき、公知技術と照合する際に、その情報をキーにして特許の審査段階等で参照された文献等をその特許に対する公知技術から除外するようにしてもよい。これによって、既に特許を無効にすることができる可能性が低くなっている公知技術を重複して調査する手間を省くことができる。
さらに、公知技術DBには、製品化等されている公知技術の要素技術毎の特徴が記録されるとしているが、公開特許公報等も記録されるとしてもよい。すなわち、公知技術DBは、これらの特許情報のみならず、技術論文、技術紹介、あるいは、商品紹介など、広い意味での技術文献情報を含むものである。公知技術DBに、公開特許公報等が記録される場合、公知日の他に出願日を記述するフィールドを設け、メーカー名のフィールドには特許出願人の氏名または名称を記述しておき、公知技術との照合時に、出願人の同一性や出願日の先後を考慮することにより、特許を無効にすることができる可能性の低い公知技術を除外することもできる。
さらに、上記実施の形態で照合結果として示される特許と公知技術との関連度や、無効理由となりうる公知技術の数を、その特許の資産としての価値判断の尺度として用いるとしてもよい。
本発明に係る特許有効性評価装置は、特許管理業務等の分野に適用することができ、特に、特許の無効理由の調査等に好適である。
本発明の実施の形態に係る特許有効性評価装置の構成を示すブロック図である。 特許情報DBのデータ構造を示す図である。 公知技術DBのデータ構造を示す図である。 特許有効性評価装置の動作を示すフロー図である。 特許有効性評価メニュー画面の一例を示す図である。 対象特許指定画面の一例を示す図である。 該当公知技術一覧画面の一例を示す図である。 比較表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 特許有効性評価装置
10 入力部
11 照合部
12 特許情報DB格納部
13 公知技術DB格納部
14 表示部
120 特許情報DB
130 公知技術DB
140 メニュー画面例
141 公知技術DB登録ボタン
142 特許情報DB登録ボタン
143 照合ボタン
150 対象特許指定画面例
151 IPC選択プルダウンメニュー
152 特許権者選択プルダウンメニュー
153 対象特許選択部
154 評価開始ボタン
160 該当公知技術一覧画面例
161 該当公知技術リスト
162 比較表示ボタン
170 比較表示画面例
171 対象特許詳細表示部
172 公知技術詳細表示部
173 公知技術変更ボタン

Claims (5)

  1. 特許の有効性の評価を行なう特許有効性評価装置であって、
    特許を特徴づける要素と当該特許が出願された日付とを記録した特許情報データベースと、
    公然知られた技術について、当該技術を特徴づける要素と当該技術が公然知られるに至った日付とを記録した公知技術情報データベースと、
    前記特許の指定を受け付ける受付手段と、
    前記特許情報データベースと前記公知技術情報データベースとを参照して、前記指定された特許と前記技術とを照合し、前記指定された特許が出願された日付よりも公然知られるに至った日付が古く、かつ、前記指定された特許における要素と一致する要素を有する公知技術を抽出する抽出手段とを備える
    ことを特徴とする特許有効性評価装置。
  2. 前記特許有効性評価装置は、さらに、前記抽出した一の公知技術について、前記照合における要素の一致する度合いに基づいて、前記指定された特許とその公知技術とが関連する度合いを算出する関連度算出手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の特許有効性評価装置。
  3. 前記特許情報データベースには、前記特許の有効性に関する公的な判断過程において参照された技術を示す参照済み情報が記録されており、
    前記抽出手段は、前記参照済み情報に基づいて、前記公知技術情報データベースの中から前記特許の有効性に関する公的な判断過程において参照された技術を除外して、前記指定された特許と前記技術とを照合する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の特許有効性評価装置。
  4. 特許の有効性の評価を行なう特許有効性評価方法であって、
    前記特許の指定を受け付ける受付ステップと、
    特許を特徴づける要素と当該特許が出願された日付とを記録した特許情報データベースと、公然知られた技術について、当該技術を特徴づける要素と当該技術が公然知られるに至った日付とを記録した公知技術情報データベースとを参照して、前記指定された特許と前記技術とを照合し、前記指定された特許が出願された日付よりも公然知られるに至った日付が古く、かつ、前記指定された特許における要素と一致する要素を有する公知技術を抽出する抽出ステップとを含む
    ことを特徴とする特許有効性評価方法。
  5. 特許の有効性の評価を行なう特許有効性評価装置のためのプログラムであって、
    前記特許の指定を受け付ける受付ステップと、
    特許を特徴づける要素と当該特許が出願された日付とを記録した特許情報データベースと、公然知られた技術について、当該技術を特徴づける要素と当該技術が公然知られるに至った日付とを記録した公知技術情報データベースとを参照して、前記指定された特許と前記技術とを照合し、前記指定された特許が出願された日付よりも公然知られるに至った日付が古く、かつ、前記指定された特許における要素と一致する要素を有する公知技術を抽出する抽出ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
JP2004152088A 2004-05-21 2004-05-21 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法 Pending JP2005332330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004152088A JP2005332330A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004152088A JP2005332330A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005332330A true JP2005332330A (ja) 2005-12-02

Family

ID=35486935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004152088A Pending JP2005332330A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005332330A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7881937B2 (en) 2007-05-31 2011-02-01 International Business Machines Corporation Method for analyzing patent claims
JP2015207194A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社カネカ パテンタビリティ評価装置及びその方法
WO2022074505A1 (ja) * 2020-10-09 2022-04-14 株式会社半導体エネルギー研究所 情報検索システム、及び、情報検索方法
WO2022153613A1 (ja) 2021-01-15 2022-07-21 IPDefine株式会社 データ提供装置、システム、プログラム、方法、データ分析装置、データ管理システム、方法、及び記録媒体
JP7421740B1 (ja) 2023-09-12 2024-01-25 Patentfield株式会社 分析プログラム、情報処理装置、および分析方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7881937B2 (en) 2007-05-31 2011-02-01 International Business Machines Corporation Method for analyzing patent claims
JP2015207194A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社カネカ パテンタビリティ評価装置及びその方法
WO2022074505A1 (ja) * 2020-10-09 2022-04-14 株式会社半導体エネルギー研究所 情報検索システム、及び、情報検索方法
WO2022153613A1 (ja) 2021-01-15 2022-07-21 IPDefine株式会社 データ提供装置、システム、プログラム、方法、データ分析装置、データ管理システム、方法、及び記録媒体
JP7421740B1 (ja) 2023-09-12 2024-01-25 Patentfield株式会社 分析プログラム、情報処理装置、および分析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4569471B2 (ja) 電子画像蓄積方法、電子画像蓄積装置、及び電子画像蓄積システム
US20050234896A1 (en) Image retrieving apparatus, image retrieving method and image retrieving program
EP2187334A1 (en) Information providing support device and information providing support method
JP3803961B2 (ja) データベース生成装置、データベース生成処理方法及びデータベース生成プログラム
US20140215301A1 (en) Document template auto discovery
US20020055943A1 (en) Data storage method and device and storage medium therefor
TW201415402A (zh) 取證系統、取證方法及取證程式
TW201415275A (zh) 取證系統、取證方法及取證程式
JP2005332330A (ja) 特許有効性評価装置および特許有効性評価方法
US20060085181A1 (en) Keyword extraction apparatus and keyword extraction program
US20070143660A1 (en) System and method for indexing image-based information
US8903754B2 (en) Programmatically identifying branding within assets
CN109727056B (zh) 金融机构推荐方法、设备、存储介质及装置
US9208452B2 (en) Digital rights management for publishing scanned documents on the internet
KR100900467B1 (ko) 개인 미디어 검색 서비스 시스템 및 방법
JP2008234403A (ja) データ検索方法、プログラム及び装置
KR20080028031A (ko) 키워드 및 키워드에 관련된 각종 콘텐츠를 자동으로추출하고 디스플레이하는 시스템 및 방법
KR100943625B1 (ko) 지역 정보와 웹사이트 정보의 통합 관리를 위한 통합데이터베이스 생성 방법 및 시스템과 그에 의해 생성된통합 데이터베이스를 이용한 검색 결과 제공 방법
JP2006293616A (ja) 文書集約方法及び装置及びプログラム
JP6191277B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2011086156A (ja) 漏洩情報追跡システムおよび漏洩情報追跡プログラム
US20200402195A1 (en) Methods and Systems Using Bets to Describe and Label Information
JP4511281B2 (ja) コンテンツ検索装置およびコンテンツ検索方法
JP2006343891A (ja) 利用者情報検索システム,検索方法およびコンピュータプログラムとその記録媒体
JP2005056154A (ja) 文書検索装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219