JP2005331206A - 冷熱生成システム及び冷熱生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 連続運転が可能で成績係数(COP)の高いダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システム及びこの冷熱生成システムを利用した冷熱生成方法を提供する。
【解決手段】 エジェクタ4と、蒸気発生器2と、蒸発器3と、凝縮器5と、受液器8とを備え、蒸気発生器2から発生した蒸気によりエジェクタ4を駆動する冷熱生成システム1であって、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器2を加熱するための加熱用流体を利用して加熱することにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を蒸気発生器2に移送するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 エジェクタ4と、蒸気発生器2と、蒸発器3と、凝縮器5と、受液器8とを備え、蒸気発生器2から発生した蒸気によりエジェクタ4を駆動する冷熱生成システム1であって、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器2を加熱するための加熱用流体を利用して加熱することにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を蒸気発生器2に移送するものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷熱生成システム及び冷熱生成方法に関し、特に凝縮液冷媒の液戻し方法としてダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システムと、この冷熱生成システムを用いた冷熱生成方法に関する。
図4は、従来のエジェクタを利用した蒸気噴射式冷却・ヒートポンプシステム(冷熱生成システム)を示した構成図である(例えば、特許文献1参照)。なお図4に示す冷熱生成システムでは、液戻し方法としてダンプトラップ方式を採用しているものであり、ここで一般的なエジェクタを用いた冷熱生成システムについて説明する。
図4に示すように従来の冷熱生成システム30は、蒸気発生器31、蒸発器32、エジェクタ33、凝縮器34及び膨張弁35を備えている。また凝縮器34には、液戻し配管41を介して受液器43が接続されており、液戻し配管41にはバルブ42が、受液器43にはレベル計44が設けられている。さらに蒸気発生器31と受液器43を結ぶ配管にはバルブ45が、蒸気発生器31とエジェクタ33を結ぶ配管にはバルブ50が設けられている。また凝縮器34と蒸気発生器31を接続する冷媒ガス配管46に受液器43を分岐配管47で接続し、冷媒ガス配管46には、冷媒ガス配管46と分岐配管47の接続部の両側にバルブ48、49が備えられている。
図4に示すエジェクタ33を用いた冷熱生成システム30の動作について説明する。冷熱生成システム30の全体を流れる冷媒は、まず蒸気発生器31で温水等の加熱用流体により加熱され1次蒸気(駆動蒸気)となる。なおこの蒸気発生器31で冷媒を加熱する際に、パイプ等の内部に加熱用流体を流すシェル・アンド・チューブ式熱交換器を用いても、多層の平板に加熱用流体を流すプレート式熱交換器を用いてもよい。またプレート式熱交換器を蒸気発生器31の外部に設置して所謂ボイラーのように構成してもよい。
蒸気発生器31の圧力は凝縮器34の圧力より高く、1次蒸気はエジェクタ33に導かれる。エジェクタ33では蒸発器32で発生した冷媒ガス(2次蒸気)を、1次蒸気のノズルからの噴射によって吸引し混合する。このとき冷媒ガスの気化熱により蒸発器32の温度が下がり、蒸発器32内を流れる水等の液体(冷水)を冷却する。なお蒸発器32における液体の冷却も、シェル・アンド・チューブ式熱交換器やプレート式熱交換器(ボイラー型を含む)を利用することができる。エジェクタ33では混合ガスが昇圧され凝縮器34の冷却水によって凝縮液冷媒となり、凝縮液冷媒の一部は受液器43に貯留される。凝縮液冷媒の残りは膨張弁35で冷熱生成に必要な状態まで減圧され、再び蒸発器32で蒸発して冷熱を生成する。
ここで冷熱生成システム30の液戻し方法について説明する。
まずエジェクタ33が駆動して液戻しが行われる前は、バルブ45、49が閉、バルブ42、48、50が開の状態になっている。凝縮器34で凝縮した凝縮液冷媒の一部は膨張弁35から蒸発器32へ導かれるが、一部は受液器43に蓄えられる。受液器43内の凝縮液冷媒がレベル計44により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器43の凝縮液冷媒が蒸気発生器31に移送される。具体的には、バルブ42、48を閉、バルブ49を開にして、蒸気発生器31内にある高温高圧の1次蒸気を冷媒ガス配管46、分岐配管47を経て受液器43に導き、受液器43内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加圧する。なおこのとき、バルブ50を閉めて蒸気発生器31の1次蒸気がすべて受液器43に向かうようにする。続いてバルブ45を開け、凝縮液冷媒を受液器43から蒸気発生器31に自重給液等により移送する。
まずエジェクタ33が駆動して液戻しが行われる前は、バルブ45、49が閉、バルブ42、48、50が開の状態になっている。凝縮器34で凝縮した凝縮液冷媒の一部は膨張弁35から蒸発器32へ導かれるが、一部は受液器43に蓄えられる。受液器43内の凝縮液冷媒がレベル計44により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器43の凝縮液冷媒が蒸気発生器31に移送される。具体的には、バルブ42、48を閉、バルブ49を開にして、蒸気発生器31内にある高温高圧の1次蒸気を冷媒ガス配管46、分岐配管47を経て受液器43に導き、受液器43内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加圧する。なおこのとき、バルブ50を閉めて蒸気発生器31の1次蒸気がすべて受液器43に向かうようにする。続いてバルブ45を開け、凝縮液冷媒を受液器43から蒸気発生器31に自重給液等により移送する。
凝縮液冷媒を移送した後に加圧された受液器43を減圧するには、バルブ45、49を閉、バルブ42、48を開にして、受液器43内の冷媒ガスを凝縮器34内に導くようにする。またバルブ50を開くことにより、エジェクタ33への1次蒸気の供給が再開される。なお、ダンプトラップ方式においては、バルブ42、45の代わりに逆止弁を用いてもよい。
上記のように、エジェクタ33を用いた冷熱生成システムにおいて、フロン冷媒、代替フロン冷媒、炭化水素系冷媒、アンモニア冷媒を用いた場合、通常、凝縮器34と蒸気発生器31の圧力差は大きくなる。このため、凝縮液冷媒を蒸気発生器31にポンプ式で移送するには、ポンプ動力が大きくなるため、冷熱生成システムの効率を表す成績係数(COP)が低くなる。
このように、ポンプ等の動力を使用せずに、受液器43等を設置して凝縮液冷媒を蒸気発生器(冷媒加熱器)に移送する方式は、一般的にダンプトラップ方式と呼ばれている。ダンプトラップ方式は、ポンプ等の補助動力を必要としないため、冷熱生成システムの効率を表す成績係数(COP)が高いという利点がある。
特開2003−262412号公報(図1、図2)
しかし従来のエジェクタを利用した蒸気噴射式冷却・ヒートポンプシステムでは(例えば、特許文献1参照)、ダンプトラップ方式で凝縮液冷媒を受液器から蒸気発生器(冷媒加熱器)に自重給液させるときに、蒸気発生器から受液器に蒸気を送って蒸気発生器と受液器を均圧にするため、この間にエジェクタに供給する蒸気が不足する。このため、凝縮液冷媒を受液器から蒸気発生器に自重給液させている間は、エジェクタに移送する蒸気をバルブによって遮断しており、エジェクタを事実上停止させていた。このように、従来のダンプトラップ方式を採用した蒸気噴射式冷却・ヒートポンプシステムでは、エジェクタの連続運転ができないという問題点があった。
本発明は、連続運転が可能で成績係数(COP)の高いダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システム及びこの冷熱生成システムを利用した冷熱生成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る冷熱生成システムは、エジェクタと、蒸気発生器と、蒸発器と、凝縮器と、受液器とを備え、蒸気発生器から発生した蒸気によりエジェクタを駆動する冷熱生成システムであって、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱することにより、受液器に貯留された凝縮液冷媒を蒸気発生器に移送するものである。
エジェクタや受液器を備えた、いわゆるダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システムにおいて、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器(冷媒加熱器)から受液器に蒸気を送る代わりに、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱・加圧する。このため、エジェクタに供給する蒸気が不足することがなく、エジェクタ及び冷熱生成システム全体の連続運転が可能となる。また蒸気発生器の圧力及び温度が安定し、安定した冷熱生成を行うことができる。
エジェクタや受液器を備えた、いわゆるダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システムにおいて、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器(冷媒加熱器)から受液器に蒸気を送る代わりに、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱・加圧する。このため、エジェクタに供給する蒸気が不足することがなく、エジェクタ及び冷熱生成システム全体の連続運転が可能となる。また蒸気発生器の圧力及び温度が安定し、安定した冷熱生成を行うことができる。
また本発明に係る冷熱生成システムは、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱する際に、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器を用いるものである。
従来のエジェクタを利用した蒸気噴射式冷却・ヒートポンプシステムでは、蒸気によって受液器内の凝縮液冷媒を加熱していたため、加熱に時間がかかり運転サイクルを長くする原因となっていた。本発明では、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器に蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を流すことにより、凝縮液冷媒を直接的に加熱して、加熱時間を短縮しているものである。
従来のエジェクタを利用した蒸気噴射式冷却・ヒートポンプシステムでは、蒸気によって受液器内の凝縮液冷媒を加熱していたため、加熱に時間がかかり運転サイクルを長くする原因となっていた。本発明では、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器に蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を流すことにより、凝縮液冷媒を直接的に加熱して、加熱時間を短縮しているものである。
また本発明に係る冷熱生成システムは、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、凝縮器を冷却するための冷却用流体を利用して冷却することにより、受液器の内部を減圧するものである。
凝縮液冷媒を凝縮器から受液器に移送する際に、高圧になっている受液器を減圧して凝縮器と受液器を均圧する必要がある。この際本発明では、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、凝縮器を冷却するための冷却用流体を利用して冷却することにより、受液器の内部を減圧するため、凝縮器の圧力が変動せず且つ短時間で減圧することができ、冷熱生成システムの安定化と運転サイクルの短縮化を図ることができる。
凝縮液冷媒を凝縮器から受液器に移送する際に、高圧になっている受液器を減圧して凝縮器と受液器を均圧する必要がある。この際本発明では、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、凝縮器を冷却するための冷却用流体を利用して冷却することにより、受液器の内部を減圧するため、凝縮器の圧力が変動せず且つ短時間で減圧することができ、冷熱生成システムの安定化と運転サイクルの短縮化を図ることができる。
本発明に係る冷熱生成システムは、エジェクタが連続的に稼働されることにより冷熱が連続的に生成されるものである。
上記のように本発明では、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器から受液器に蒸気を送る代わりに、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱・加圧等するため、ダンプトラップ方式の液戻し方式の冷熱生成システムにおいても、エジェクタの連続運転が可能となり、それにより冷熱を連続的に生成することができる。
上記のように本発明では、受液器に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器から受液器に蒸気を送る代わりに、蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱・加圧等するため、ダンプトラップ方式の液戻し方式の冷熱生成システムにおいても、エジェクタの連続運転が可能となり、それにより冷熱を連続的に生成することができる。
本発明に係る冷熱生成方法は、上記のいずれかの冷熱生成システムを用いて、エジェクタを連続的に稼働することにより冷熱を連続的に生成するものである。
上記の冷熱生成システムを用いれば、ダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システムにおいても、エジェクタを連続運転し、冷熱を連続的に生成する冷熱生成方法が可能となる。
上記の冷熱生成システムを用いれば、ダンプトラップ方式を採用した冷熱生成システムにおいても、エジェクタを連続運転し、冷熱を連続的に生成する冷熱生成方法が可能となる。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る冷熱生成システムを示した構成図である。なお、本実施形態1の冷熱生成システム1において、蒸気発生器2、蒸発器3、エジェクタ4、凝縮器5で冷熱を生成する動作及び原理については、上記の図4で説明した動作及び原理とほぼ同様であるため、説明を省略する。また本実施形態1の冷熱生成システム1は、液戻し方法としてダンプトラップ方式を採用したものであり、図4の冷熱生成システム30と相違する部分を中心に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る冷熱生成システムを示した構成図である。なお、本実施形態1の冷熱生成システム1において、蒸気発生器2、蒸発器3、エジェクタ4、凝縮器5で冷熱を生成する動作及び原理については、上記の図4で説明した動作及び原理とほぼ同様であるため、説明を省略する。また本実施形態1の冷熱生成システム1は、液戻し方法としてダンプトラップ方式を採用したものであり、図4の冷熱生成システム30と相違する部分を中心に説明する。
図1に示すように本実施形態1に係る冷熱生成システム1は、蒸気発生器2、蒸発器3、エジェクタ4、凝縮器5及び膨張弁35を備えている。また凝縮器5には、液戻し配管7を介して受液器8が接続されており、液戻し配管7にはバルブ9が、受液器8にはレベル計10が設けられている。さらに蒸気発生器2と受液器8を結ぶ配管にはバルブ11が設けられている。なお本実施形態1では、蒸気発生器2とエジェクタ4を結ぶ配管にはエジェクタ4を運転又は停止するためのバルブが設けられていない。また冷媒ガス配管12は凝縮器5と受液器8を接続するようになっており、この冷媒ガス配管12にはバルブ13が備えられている。なお上記のバルブ9、バルブ11、バルブ13には、電磁弁等を用いることができる。
また本実施形態1に係る冷熱生成システム1では、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体を分岐して受液器8に送るための加熱用流体分岐配管14が設けられており、この加熱用流体分岐配管14にはバルブ15が設けられている。この加熱用流体分岐配管14から温水等の加熱用流体を搬送することにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を加熱することができるようになっている。
なお分岐された加熱用流体によって受液器8に貯留された凝縮液冷媒を加熱する方法として、上記のシェル・アンド・チューブ式熱交換器やプレート式熱交換器(ボイラー型を含む)を用いることができる。これにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を直接的に加熱することが可能となり、蒸気で加熱するよりも素早く加熱することができる(図4参照)。
なお分岐された加熱用流体によって受液器8に貯留された凝縮液冷媒を加熱する方法として、上記のシェル・アンド・チューブ式熱交換器やプレート式熱交換器(ボイラー型を含む)を用いることができる。これにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を直接的に加熱することが可能となり、蒸気で加熱するよりも素早く加熱することができる(図4参照)。
ここで本実施形態1の冷熱生成システム1の液戻し方法について説明する。
まずエジェクタ4が駆動して液戻しが行われる前は、バルブ11、15が閉、バルブ9、13が開の状態になっている。凝縮器5で凝縮した凝縮液冷媒の一部は膨張弁6から蒸発器3へ導かれるが、一部は受液器8に蓄えられる。受液器8内の凝縮液冷媒がレベル計10により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器8の凝縮液冷媒が蒸気発生器2に移送される。具体的には、バルブ9、13を閉、バルブ15を開にして、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体を加熱用流体分岐配管14を経て受液器8に導き、受液器8内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加熱・加圧する。なおこのときの加熱量は、タイマーや圧力計などを用いて制御することができる。このとき、図4に示す冷熱生成システム30と違い、蒸気発生器2の1次蒸気はすべてエジェクタ4に向かっており、エジェクタ4は連続運転されている。続いてバルブ11を開け、凝縮液冷媒を受液器8から蒸気発生器2に自重給液等により移送する。
まずエジェクタ4が駆動して液戻しが行われる前は、バルブ11、15が閉、バルブ9、13が開の状態になっている。凝縮器5で凝縮した凝縮液冷媒の一部は膨張弁6から蒸発器3へ導かれるが、一部は受液器8に蓄えられる。受液器8内の凝縮液冷媒がレベル計10により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器8の凝縮液冷媒が蒸気発生器2に移送される。具体的には、バルブ9、13を閉、バルブ15を開にして、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体を加熱用流体分岐配管14を経て受液器8に導き、受液器8内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加熱・加圧する。なおこのときの加熱量は、タイマーや圧力計などを用いて制御することができる。このとき、図4に示す冷熱生成システム30と違い、蒸気発生器2の1次蒸気はすべてエジェクタ4に向かっており、エジェクタ4は連続運転されている。続いてバルブ11を開け、凝縮液冷媒を受液器8から蒸気発生器2に自重給液等により移送する。
凝縮液冷媒を移送した後に加圧された受液器8を減圧するには、バルブ11、15を閉、バルブ9、13を開にして、受液器8内の冷媒ガスを凝縮器5内に導くようにする。本実施形態1では、上記の液戻しの時にもエジェクタ4が連続的に稼働しており、冷熱が連続的に生成されている。
なお、本実施形態1において、バルブ11の代わりに逆止弁を用いてもよい。また受液器8に貯留された凝縮液冷媒を加熱するための熱源は、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体以外のものを使用してもよい。
なお、本実施形態1において、バルブ11の代わりに逆止弁を用いてもよい。また受液器8に貯留された凝縮液冷媒を加熱するための熱源は、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体以外のものを使用してもよい。
図2は、本実施形態1に係る冷熱生成システムの他の例を示した構成図である。なお、図2に示す冷熱生成システム1では、受液器8a及び受液器8bの2つの受液器が設けられており、受液器8aと凝縮器5は液戻し配管7によって接続されている。なお液戻し配管7にはバルブは設けられておらず、受液器8aにはレベル計10及び加熱用流体分岐配管14は設けられていない。また受液器8aと受液器8bは、冷媒ガス配管12aと液移送配管17によって接続されており、冷媒ガス配管12aと液移送配管17にはそれぞれバルブ18及びバルブ19が設けられている。さらに図2に示す冷熱生成システム1では、凝縮器5がプレート式熱交換器によって構成されており、また受液器8bの凝縮液冷媒を加熱するための加熱器が、ボイラー型のプレート式熱交換器20によって構成されている。
なおその他の冷熱生成システム1の構成要素、冷熱を生成する動作及び原理については、図1に示す冷熱生成システムとほぼ同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
なおその他の冷熱生成システム1の構成要素、冷熱を生成する動作及び原理については、図1に示す冷熱生成システムとほぼ同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
図2に示す冷熱生成装置1の液戻し方法は、バルブ11、15が閉、バルブ18、19が開の状態で凝縮液冷媒が受液器8a及び8bに蓄えられる。受液器8b内の凝縮液冷媒がレベル計10により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器8bの凝縮液冷媒が蒸気発生器2に移送される。具体的には、バルブ18、19を閉、バルブ15を開にして、蒸気発生器2を加熱するための温水等の加熱用流体を加熱用流体分岐配管14を経て受液器8bに導き、受液器8b内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加熱・加圧する。なおこのとき、図1に示す冷熱生成システム1と同様に、蒸気発生器2の1次蒸気はすべてエジェクタ4に向かっており、エジェクタ4は連続運転されている。続いてバルブ11を開け、凝縮液冷媒を受液器8bから蒸気発生器2に自重給液等により移送する。
凝縮液冷媒を移送した後に加圧された受液器8a及び8bを減圧するには、バルブ11、15を閉、バルブ18、19を開にして、受液器8a及び8b内の冷媒ガスを凝縮器5内に導くようにする。なお図2に示す冷熱生成装置1においても、液戻しの時にエジェクタ4が連続的に稼働しており、冷熱が連続的に生成されている。
本実施形態1では、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を、蒸気発生器2から受液器8に蒸気を送る代わりに、蒸気発生器2を加熱するための加熱用流体を利用して加熱・加圧する。このため、エジェクタ4に供給する蒸気が不足することがなく、エジェクタ4及び冷熱生成システム1全体の連続運転が可能となる。また蒸気発生器2の圧力及び温度が安定し、安定した冷熱生成を行うことができる。
また蒸気によって受液器8内の凝縮液冷媒を加熱する代わりに、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器によって受液器8内の凝縮液冷媒を加熱するため、凝縮液冷媒を直接的に加熱でき、加熱時間を短縮することができる。
また蒸気によって受液器8内の凝縮液冷媒を加熱する代わりに、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器によって受液器8内の凝縮液冷媒を加熱するため、凝縮液冷媒を直接的に加熱でき、加熱時間を短縮することができる。
実施形態2.
図3は、本発明の実施形態2に係る冷熱生成システムを示した構成図である。なお、図3に示す冷熱生成システム1では、凝縮器5を冷却するための冷却水等の冷却用流体を分岐して受液器8に送るための冷却用流体分岐配管22が設けられており、この冷却用流体分岐配管22にはバルブ24とバルブ25が設けられている。この冷却用流体分岐配管22から冷却水等の冷却用流体を搬送することにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を冷却することができるようになっている。またこの加熱用流体分岐配管14にもバルブ26とバルブ27が設けられている。なお本実施形態2では、冷却用流体分岐配管22と加熱用流体分岐配管14が接続された状態となっているが、これらを別々の配管系統にしてもよい。
なおその他の冷熱生成システム1の構成要素、冷熱を生成する動作及び原理については、実施形態1の図1に示す冷熱生成システムとほぼ同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
図3は、本発明の実施形態2に係る冷熱生成システムを示した構成図である。なお、図3に示す冷熱生成システム1では、凝縮器5を冷却するための冷却水等の冷却用流体を分岐して受液器8に送るための冷却用流体分岐配管22が設けられており、この冷却用流体分岐配管22にはバルブ24とバルブ25が設けられている。この冷却用流体分岐配管22から冷却水等の冷却用流体を搬送することにより、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を冷却することができるようになっている。またこの加熱用流体分岐配管14にもバルブ26とバルブ27が設けられている。なお本実施形態2では、冷却用流体分岐配管22と加熱用流体分岐配管14が接続された状態となっているが、これらを別々の配管系統にしてもよい。
なおその他の冷熱生成システム1の構成要素、冷熱を生成する動作及び原理については、実施形態1の図1に示す冷熱生成システムとほぼ同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態2の冷熱生成システム1の液戻し方法は、エジェクタ4が駆動して液戻しが行われる前は、バルブ26、27が閉、バルブ24、25が開の状態になっており、受液器8に貯留された凝縮液冷媒が冷却用流体によって冷却されている。このとき凝縮器5で凝縮した凝縮液冷媒の一部は膨張弁6から蒸発器3へ導かれるが、一部は受液器8に蓄えられる。受液器8内の凝縮液冷媒がレベル計10により設定された液レベルに達すると、ダンプトラップ方式により、受液器8の凝縮液冷媒が蒸気発生器2に移送される。具体的には、バルブ24、25を閉、バルブ26、27を開にして、受液器8への冷却用流体の搬送を停止して、温水等の加熱用流体を受液器8に導き、受液器8内の凝縮液冷媒が例えば自重給液できる圧力まで加熱・加圧する。なおこのとき、実施形態1の図1に示す冷熱生成システム1と同様に、蒸気発生器2の1次蒸気はすべてエジェクタ4に向かっており、エジェクタ4は連続運転されている。続いてバルブ11を開け、凝縮液冷媒を受液器8から蒸気発生器2に自重給液等により移送する。
凝縮液冷媒を移送した後に加圧された受液器8を減圧するには、バルブ26、27を閉、バルブ24、25を開にして、冷却用流体によって再び受液器8内の凝縮液冷媒を冷却すればよい。本実施形態2では、実施形態1と同様に液戻しの時にもエジェクタ4が連続的に稼働しており、冷熱が連続的に生成されている。
なお本実施形態2の冷熱生成システムに、凝縮器5と受液器8を接続する冷媒ガス配管12及びバルブ13(図1参照)を設けるようにしてもよい。これにより、凝縮器5と受液器8をさらに短時間で均圧にすることができる。また受液器8の加熱及び冷却には、実施形態1と同様、シェル・アンド・チューブ式熱交換器やプレート式熱交換器(ボイラー型を含む)を用いることができる。
なお本実施形態2の冷熱生成システムに、凝縮器5と受液器8を接続する冷媒ガス配管12及びバルブ13(図1参照)を設けるようにしてもよい。これにより、凝縮器5と受液器8をさらに短時間で均圧にすることができる。また受液器8の加熱及び冷却には、実施形態1と同様、シェル・アンド・チューブ式熱交換器やプレート式熱交換器(ボイラー型を含む)を用いることができる。
本実施形態2では、受液器8に貯留された凝縮液冷媒を、凝縮器5を冷却するための冷却用流体を利用して冷却することにより、受液器8の内部を減圧するため、短時間で減圧することができ、運転サイクルを短縮することができる。
その他の効果については、実施形態1の図1及び図2に示す冷熱生成システム1と同様である。
その他の効果については、実施形態1の図1及び図2に示す冷熱生成システム1と同様である。
1 冷熱生成システム、2 蒸気発生器、3 蒸発器、4 エジェクタ、5 凝縮器、6 膨張弁、7 液戻し配管、8 受液器、9 バルブ、10 レベル計、11 バルブ、12 冷媒ガス配管、13 バルブ、14 加熱用流体分岐配管、15 バルブ。
Claims (5)
- エジェクタと、蒸気発生器と、蒸発器と、凝縮器と、受液器とを備え、前記蒸気発生器から発生した蒸気により前記エジェクタを駆動する冷熱生成システムであって、
前記受液器に貯留された凝縮液冷媒を、前記蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱することにより、前記受液器に貯留された凝縮液冷媒を前記蒸気発生器に移送することを特徴とする冷熱生成システム。 - 前記受液器に貯留された凝縮液冷媒を、前記蒸気発生器を加熱するための加熱用流体を利用して加熱する際に、シェル・アンド・チューブ式熱交換器又はプレート式熱交換器を用いることを特徴とする請求項1記載の冷熱生成システム。
- 前記受液器に貯留された凝縮液冷媒を、前記凝縮器を冷却するための冷却用流体を利用して冷却することにより、前記受液器の内部を減圧することを特徴とする請求項1又は2記載の冷熱生成システム。
- 前記エジェクタが連続的に稼働されることにより冷熱が連続的に生成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷熱生成システム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の冷熱生成システムを用いて、前記エジェクタを連続的に稼働することにより冷熱を連続的に生成することを特徴とする冷熱生成方法。
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CN105091403A (zh) * | 2015-09-14 | 2015-11-25 | 李永堂 | 发电机组综合节水节能系统 |
-
2004
- 2004-05-21 JP JP2004151985A patent/JP2005331206A/ja not_active Withdrawn
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