JP2005329839A - Steering column device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はステアリングコラム装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングコラムの傾斜角度や軸方向位置を調整できる、チルト式、又はチルト・テレスコピック式のステアリングコラム装置に関し、摩擦板を使用して任意のチルト調整位置にステアリングコラムをクランプするようにしたステアリングコラム装置に関する。 The present invention relates to a steering column device, and more particularly, to a tilt type or tilt / telescopic type steering column device capable of adjusting a tilt angle and an axial position of a steering column according to a driver's physique and driving posture. The present invention relates to a steering column device that is used to clamp a steering column at an arbitrary tilt adjustment position.
近年ステアリングコラムの短縮化が進み、ステアリングコラムのチルト支点からチルト締付部までの距離が短くなったため、チルトクランンプ力が低下するという問題が生じている。このチルトクランンプ力が低下する問題を、チルト操作レバーの操作力を増加させることなく達成するための手段として、特許文献1に示すように、複数の摩擦板を追加して、チルト締付け位置の締付け面を増やすようにしたステアリングコラム装置がある。
In recent years, the shortening of the steering column has progressed, and the distance from the tilt fulcrum of the steering column to the tilt tightening portion has become short, resulting in a problem that the tilt clamp force is reduced. As a means for achieving the problem that the tilt clamp force is reduced without increasing the operation force of the tilt operation lever, as shown in
図6から図9は、従来のステアリングコラム装置を示し、図6は、従来のステアリングコラム装置の一部断面を含む側面図であり、車体取付けブラケットに溶接によって摩擦板を固定したステアリングコラム装置である。図7は図6のE−E断面図である。図8は図6のE−E断面図であって、車体取付けブラケットと摩擦板のみを示す断面図である。図9は図6のF矢視図であり、ディスタンスブラケットとスライドプレートのみを示す矢視図である。 6 to 9 show a conventional steering column device, and FIG. 6 is a side view including a partial cross section of the conventional steering column device, in which a friction plate is fixed to a vehicle body mounting bracket by welding. is there. 7 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line E-E in FIG. 6, showing only the vehicle body mounting bracket and the friction plate. FIG. 9 is a view taken in the direction of arrow F in FIG. 6 and is a view taken in the direction of the arrow showing only the distance bracket and the slide plate.
図6に示すように、ステアリングコラム1には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール(図示せず)を装着したステアリングシャフト3が、軸受11によって回転可能に軸支されている。ステアリングシャフト3の車体前方側(図1の左側)には、上自在継手31を介して、伸縮自在な中間シャフト32が連結されている。
As shown in FIG. 6, a
中間シャフト32の下端には、図示しない下自在継手を介して、ラック・ピニオン式等のステアリングギヤが連結され、ステアリングギヤには、タイロッド及び車輪が連結されて、ステアリングホイールを手で操作すると、車輪を操舵することができる。
A rack and pinion type steering gear is connected to the lower end of the
車体取付けブラケット2は、前側車体取付け部22及び後側車体取付け部23によって、図示しない車体に固定される。車体取付けブラケット2には、ピボットピン21を支点として、上記ステアリングコラム1の車体前方側がチルト位置調整可能に軸支されている。
The vehicle
図6から図9に示すように、車体取付けブラケット2は、上板24と、この上板24から下方に延びる側板25、26を有している。また、車体取付けブラケット2の上板24の上面には、コの字型の摩擦板63の上板631が溶接により固定され、摩擦板63は、この上板631から下方に延びる側板632、633を有している。摩擦板63の側板632、633は、車体取付けブラケット2の側板25、26の外側に、側板25、26に平行に延びている。
As shown in FIGS. 6 to 9, the vehicle
また、ステアリングコラム1には、ステアリングコラム1の下方に、ディスタンスブラケット4が溶接によって固定されている。ディスタンスブラケット4は、ステアリングコラム1の下方に延びる側板41、42と、この側板41、42を繋ぐ横板43で構成されている。側板41、42は、車体取付けブラケット2の側板25、26の内側に配置され、側板41、42の外側面411、421は、側板25、26の内側面251、261に摺動可能に接している。
A distance bracket 4 is fixed to the
図9に示すように、ディスタンスブラケット4には、スライドプレート74、75が溶接によって固定されている。スライドプレート74、75は、ディスタンスブラケット4の側板41、42の外側に、側板41、42に平行に延びている。
As shown in FIG. 9,
車体取付けブラケット2の側板25、26には、チルト用長溝252、262が形成されている。チルト用長溝252、262は、上記したピボットピン21を中心とする円弧状に形成されている。ディスタンスブラケット4の側板41、42には、円形の貫通穴412、422が形成されている。
Tilt
丸棒状の締付けロッド5が、上記チルト用長溝252、262及び貫通穴412、422を通して、図7の右側から挿入されている。締付けロッド5の右端には円筒状の頭部51が形成され、頭部51の左側外径部には、チルト用長溝262の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部52が形成されている。回り止め部52はチルト用長溝262に嵌入して、締付けロッド5を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、ステアリングコラム1のチルト位置調整時に、チルト用長溝262に沿って、締付けロッド5を摺動させる。
A round rod-
図8、図9に示すように、摩擦板63の側板632、633の内側面634、635と、側板25、26の外側面253、263との間には隙間G1、G1があり、この隙間G1、G1にスライドプレート74、75が挟み込まれる。従って、隙間G1、G1は、スライドプレート74、75の厚さG2、G2よりも若干大きく設定されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, there are gaps G1 and G1 between the
また、ディスタンスブラケット4の側板41、42の外側面411、421とスライドプレート74、75との間には隙間H2、H2があり、この隙間H2、H2に側板25、26が挟み込まれる。従って、隙間H2、H2は、側板25、26の厚さH1、H1よりも若干大きく設定されている。
Further, there are gaps H2, H2 between the
摩擦板63の側板632、633には、上記チルト用長溝252、262と同一形状のチルト用長溝636、637が形成されている。図7に示すように、締付けロッド5の左端外周には、その左側から、固定カム81、可動カム82、スラスト軸受83、ナット84が、この順で外嵌され、ナット84の内径部に形成された雌ねじ841が、締付けロッド5の左端に形成された雄ねじ53にねじ込まれている。
On the
固定カム81の右側外径部には、チルト用長溝252、636の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部(図示せず)が形成されている。固定カム81の回り止め部はチルト用長溝252、636に嵌入して、固定カム81を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、ステアリングコラム1のチルト位置調整時に、チルト用長溝252、636に沿って、固定カム81を摺動させる。
A rotation preventing portion (not shown) having a rectangular cross section slightly narrower than the groove widths of the long grooves for
スライドプレート74、75の中心部には、固定カム81の回り止め部、及び、締付けロッド5の回り止め部52が嵌入する矩形孔(図示せず)が形成されている。
At the center of the
固定カム81と可動カム82の対向する端面には、相補的な傾斜カム面(図示せず)が形成され、互いに噛み合っている。可動カム82の左側外径部には操作レバー85が固定され、操作レバー85を手で操作すると、可動カム82が固定カム81に対して回動し、締付けロッド5及び固定カム81を押し引きし、摩擦板63によって、車体取付けブラケット2にディスタンスブラケット4をクランプすることができる。
Complementary inclined cam surfaces (not shown) are formed on the opposing end surfaces of the
上記した従来の溶接式のステアリングコラム装置では、摩擦板63及びスライドプレート74、75が、各々車体取付けブラケット2及びディスタンスブラケット4に、溶接によって固定されている。従って、溶接時の熱変形によって、隙間G1及びH2の寸法誤差が発生するとともに、平行度が悪くなり、ステアリングコラム1のチルト操作が重くなる不具合が生じる。また、隙間G1、H2の寸法誤差や平行度が悪くなると、組付けを円滑に行うことができない不具合が生じる。
In the above-described conventional welding-type steering column device, the
また、スライドプレート74、75は、ディスタンスブラケット4に溶接するのではなく、隙間G1に別部品として挿入することも可能である。しかし、スライドプレートを隙間G1から挿入して、固定カム81及び締付けロッド5の回り止め部を、スライドプレートの矩形孔に通す作業は、非常に難しい作業となるため、組付けを円滑に行うことができない。
Further, the
本発明は、摩擦板及びスライドプレートの組付け作業が容易で、チルト操作を円滑に行うことができるステアリングコラム装置を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a steering column device that allows easy assembly of the friction plate and the slide plate and allows the tilt operation to be performed smoothly.
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットにチルト中心軸を支点としてチルト調整可能に支持され、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支したステアリングコラム、上記ステアリングコラムに固定されたディスタンスブラケット、上記車体取付けブラケットに突出して形成された複数の突起、摩擦板、上記摩擦板に形成され、上記突起に係合して上記摩擦板を上記車体取付けブラケットに固定するための複数の孔、上記車体取付けブラケットと摩擦板との間に挿入され、上記ステアリングコラムのチルト調整操作に応じて移動可能なスライドプレート、上記摩擦板を締付けて上記ディスタンスブラケットを所望のチルト調整位置で上記車体取付けブラケットにクランプする締付けロッドを備えたことを特徴とするステアリングコラム装置である。 The above problem is solved by the following means. That is, the first invention is a vehicle body mounting bracket that can be mounted on the vehicle body, and is supported by the vehicle body mounting bracket so that the tilt can be adjusted with the tilt center axis as a fulcrum, and the steering shaft on which the steering wheel is mounted can be pivotally supported. A steering column, a distance bracket fixed to the steering column, a plurality of protrusions formed to protrude from the vehicle body mounting bracket, a friction plate, and the friction plate. A plurality of holes for fixing to the vehicle body mounting bracket, a slide plate inserted between the vehicle body mounting bracket and the friction plate and movable in accordance with a tilt adjustment operation of the steering column, and the distance by tightening the friction plate Mount the above body at the desired tilt adjustment position. A steering column apparatus comprising the fastening rod to clamp the racquet.
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリングコラム装置において、上記突起は上記車体取付けブラケットにエンボス加工によって形成され、上記孔は上記摩擦板にバーリング加工によって形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。 According to a second aspect of the present invention, in the steering column device of the first aspect, the protrusion is formed on the vehicle body mounting bracket by embossing, and the hole is formed on the friction plate by burring. This is a steering column device.
第3番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記突起は円柱状に形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。 A third invention is a steering column device according to any one of the first and second inventions, wherein the protrusion is formed in a columnar shape.
第4番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記複数の突起は、互いに異なる形状、または、互いに異なる寸法に形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。 A fourth invention is characterized in that, in the steering column device of the first or second invention, the plurality of protrusions are formed in different shapes or different dimensions. This is a steering column device.
第5番目の発明は、第1番目から第4番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記スライドプレートは円盤状に形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。 A fifth invention is a steering column device according to any one of the first to fourth inventions, wherein the slide plate is formed in a disc shape.
本発明のステアリングコラム装置では、車体取付けブラケット及びディスタンスブラケットとは別部品で摩擦板とスライドプレートを構成し、車体取付けブラケットの突起に摩擦板の孔を係合して固定するようにしたので、スライドプレートと摩擦板の組付けは、内側から外側へ向かって順番に組付けることができるため、組付け作業が容易になる。また、スライドプレート及び摩擦板は溶接熱による熱変形が無いため、寸法精度が安定しており、組付け後のチルト操作が重くなる不具合が生じることがない。 In the steering column device of the present invention, the friction plate and the slide plate are configured separately from the vehicle body mounting bracket and the distance bracket, and the holes of the friction plate are engaged and fixed to the protrusions of the vehicle body mounting bracket. Since the slide plate and the friction plate can be assembled in order from the inside toward the outside, the assembling work is facilitated. Further, since the slide plate and the friction plate are not thermally deformed by welding heat, the dimensional accuracy is stable, and there is no problem that the tilt operation after assembly becomes heavy.
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態のステアリングコラム装置の一部断面を含む側面図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図1のA−A断面図であって、チルト締付け部の分解図である。図4は図2のB−B断面図であり、チルト中間位置におけるチルト締付け部の摩擦板とスライドプレ−トを示す説明図である。図5は車体取付けブラケットに対する摩擦板の取付け構造を示し、(1)は図4のC−C断面図、(2)は図4のD−D断面図である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view including a partial cross section of a steering column device according to an embodiment of the present invention. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1 and is an exploded view of the tilt tightening portion. 4 is a cross-sectional view taken along the line B-B in FIG. 2, and is an explanatory view showing a friction plate and a slide plate of a tilt tightening portion at a tilt intermediate position. 5 shows a structure for attaching the friction plate to the vehicle body mounting bracket. (1) is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 4, and (2) is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG.
図1に示すように、ステアリングコラム1には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール(図示せず)を装着したステアリングシャフト3が、軸受11によって回転可能に軸支されている。ステアリングシャフト3の車体前方側(図1の左側)には、上自在継手31を介して、伸縮自在な中間シャフト32が連結されている。
As shown in FIG. 1, a
中間シャフト32の下端には、図示しない下自在継手を介して、ラック・ピニオン式等のステアリングギヤが連結され、ステアリングギヤには、タイロッド及び車輪が連結されて、ステアリングホイールを手で操作すると、車輪を操舵することができる。
A rack and pinion type steering gear is connected to the lower end of the
車体取付けブラケット2は、前側車体取付け部22及び後側車体取付け部23によって、図示しない車体に固定される。車体取付けブラケット2には、ピボットピン21を支点として、上記ステアリングコラム1の車体前方側がチルト位置調整可能に軸支されている。
The vehicle
図1から図3に示すように、車体取付けブラケット2は、上板24と、この上板24から下方に延びる側板25、26を有している。上記ステアリングコラム1には、ステアリングコラム1の下方に、ディスタンスブラケット4が溶接によって固定されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the vehicle
ディスタンスブラケット4は、ステアリングコラム1の下方に延びる側板41、42と、この側板41、42を繋ぐ横板43で構成されている。側板41、42は、車体取付けブラケット2の側板25、26の内側に配置され、側板41、42の外側面411、421は、側板25、26の内側面251、261に摺動可能に接している。
The distance bracket 4 includes
車体取付けブラケット2の側板25、26には、チルト用長溝252、262が形成されている。チルト用長溝252、262は、上記したピボットピン21を中心とする円弧状に形成されている。ディスタンスブラケット4の側板41、42には、円形の貫通穴412、422が形成されている。
Tilt
丸棒状の締付けロッド5が、上記チルト用長溝252、262及び貫通穴412、422を通して、図2、図3の右側から挿入されている。締付けロッド5の右端には円筒状の頭部51が形成され、頭部51の左側外径部には、チルト用長溝262の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部52が形成されている。回り止め部52はチルト用長溝262に嵌入して、締付けロッド5を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、ステアリングコラム1のチルト位置調整時に、チルト用長溝262に沿って、締付けロッド5を摺動させる。
A round rod-shaped
図3、図4に示すように、車体取付けブラケット2の側板25、26の外側面253、263には、エンボス加工された円柱状の2個の突起254、255、及び、264、265が、各々突出成形されている。図5に示すように、突起254、264の外径寸法D1は、突起255、265の外径寸法D2よりも大きく形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, two
また、矩形薄板状の摩擦板61、62には、バーリング加工された2個の孔613、614、623、624が各々突出成形されており、突出の高さは、スライドプレートの板厚よりも若干低く設定されている。孔613、623の内径寸法は、突起254、264の外径寸法と同じD1に形成され、孔614、624の内径寸法は、突起255、265の外径寸法と同じD2に形成されている。
The rectangular thin plate-
従って、同じ寸法の突起254に孔613、突起255に孔614を挿入することによって、左側の摩擦板61を左側の側板25に固定することができる。同様に、同じ寸法の突起264に孔623、突起265に孔624を挿入することによって、右側の摩擦板62を右側の側板26に固定することができる。
Therefore, the
摩擦板61、62には、後記するようにチルト用長溝612、622が形成されており、このチルト用長溝612、622は、ピボットピン21を中心とする円弧状に形成されているため、摩擦板61、62の組付けの位相は、図4に示す位相に限定される。すなわち、同じ寸法の突起と孔の組み合わせの時だけ、摩擦板61、62を側板25、26に組付けることができるようにしているため、誤って180度位相がずれた角度位置に摩擦板61、62を組み込むことができないようにしている。
The
図5に示すように、摩擦板61、62の内側面611、621と、側板25、26の外側面253、263との間には隙間dがあり、この隙間dに、円盤状のスライドプレート7、7が挟み込まれる。ちなみに、隙間dは、スライドプレート7、7の板厚よりも、若干狭く設定されている。
As shown in FIG. 5, there is a gap d between the inner side surfaces 611 and 621 of the
摩擦板61、62には、上記チルト用長溝252、262と同一形状のチルト用長溝612、622が形成されている。図2、図3に示すように、締付けロッド5の左端外周には、その左側から、固定カム81、可動カム82、スラスト軸受83、ナット84が、この順で外嵌され、ナット84の内径部に形成された雌ねじ841が、締付けロッド5の左端に形成された雄ねじ53にねじ込まれている。
The
固定カム81の右側外径部には、チルト用長溝252、612の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部811(図3に点線で表示)が形成されている。回り止め部811はチルト用長溝252、612に嵌入して、固定カム81を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、ステアリングコラム1のチルト位置調整時に、チルト用長溝252、612に沿って、固定カム81を摺動させる。
A rotation preventing portion 811 (indicated by a dotted line in FIG. 3) having a rectangular cross section that is slightly narrower than the groove width of the long slots for tilting 252 and 612 is formed on the right outer diameter portion of the fixed
図4に示すように、スライドプレート7、7の中心部には、固定カム81の回り止め部811、及び、締付けロッド5の回り止め部52が嵌入する矩形孔71、71が形成されている。
As shown in FIG. 4,
従って、スライドプレート7、7、及び、摩擦板61、62の組付けは、内側から外側へ向かって順番に組付けることができるため、組付け作業が容易になる。また、スライドプレート7、7、及び、摩擦板61、62は溶接熱による熱変形が無いため、寸法精度が安定しており、組付け後のチルト操作が重くなる不具合が生じることがない。また、スライドプレート7、7の矩形孔71、71に、固定カム81の回り止め部811、及び、締付けロッド5の回り止め部52を楽に挿入することができる。
Therefore, the assembly of the
固定カム81と可動カム82の対向する端面には、相補的な傾斜カム面812、822が形成され、互いに噛み合っている。可動カム82の左側外径部には操作レバー85が固定され、操作レバー85を手で操作すると、可動カム82が固定カム81に対して回動する。
Complementary inclined cam surfaces 812 and 822 are formed on the opposing end surfaces of the fixed
操作レバー85をチルトクランプ方向に回動すると、固定カム81の傾斜カム面812の山に可動カム82の傾斜カム面822の山が乗り上げ、締付けロッド5を図2、図3の左側に引っ張ると同時に、固定カム81を図2、図3の右側に押す。
When the
右側の摩擦板62は締付けロッド5の頭部51の左端面54によって左側に押され、スライドプレート7を介して側板26を内側に変形させ、側板26の内側面261をディスタンスブラケット4の側板42の外側面421に強く押しつける。
The
同時に、左側の摩擦板61は固定カム81の右端面813によって右側に押され、スライドプレート7を介して側板25を内側に変形させ、側板25の内側面251をディスタンスブラケット4の側板41の外側面411に強く押しつける。
At the same time, the
このようにして、摩擦板61、62の両側面を使用して、ディスタンスブラケット4を車体取付けブラケット2に強固に締付けることができる。
In this manner, the distance bracket 4 can be firmly fastened to the vehicle
上記実施形態では、チルト式のステアリングコラム装置に本発明を適用した実施例を説明したが、チルト・テレスコ式のステアリングコラム装置に本発明を適用してもよい。また、車体取付けブラケット2の側板25、26に形成した突起の数は、2個に限定されるものではなく、複数であればよい。さらに上記実施形態では、円柱状の突起の外形寸法を相違させることで、摩擦板の組付け方向の誤りを防止するようにしているが、突起の断面形状を互いに異なる形状にしてもよい。また、側板25、26側に孔を形成し、摩擦板61、62側にその孔に係合する突起を形成するようにしてもよい。
In the above embodiment, the example in which the present invention is applied to the tilt type steering column apparatus has been described. However, the present invention may be applied to a tilt / telescopic type steering column apparatus. Further, the number of protrusions formed on the
1 ステアリングコラム
11 軸受
2 車体取付けブラケット
21 ピボットピン
22 前側車体取付け部
23 後側車体取付け部
24 上板
25、26 側板
251、261 内側面
252、262 チルト用長溝
253、263 外側面
254、255、264、265 突起
3 ステアリングシャフト
31 上自在継手
32 中間シャフト
4 ディスタンスブラケット
41、42 側板
411、421 外側面
412、422 貫通孔
43 横板
5 締付けロッド
51 頭部
52 回り止め部
53 雄ねじ
54 左端面
61、62 摩擦板
611、621 内側面
612、622 チルト用長溝
613、614、623、624 孔
63 摩擦板
631 上板
632、633 側板
634、635 内側面
636、637 チルト用長溝
7 スライドプレート
71 矩形孔
74、75 スライドプレート
81 固定カム
811 回り止め部
812 傾斜カム面
813 右端面
82 可動カム
822 傾斜カム面
83 スラスト軸受
84 ナット
841 雌ねじ
85 操作レバー
DESCRIPTION OF
Claims (5)
上記車体取付けブラケットにチルト中心軸を支点としてチルト調整可能に支持され、ステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支したステアリングコラム、
上記ステアリングコラムに固定されたディスタンスブラケット、
上記車体取付けブラケットに突出して形成された複数の突起、
摩擦板、
上記摩擦板に形成され、上記突起に係合して上記摩擦板を上記車体取付けブラケットに固定するための複数の孔、
上記車体取付けブラケットと摩擦板との間に挿入され、上記ステアリングコラムのチルト調整操作に応じて移動可能なスライドプレート、
上記摩擦板を締付けて上記ディスタンスブラケットを所望のチルト調整位置で上記車体取付けブラケットにクランプする締付けロッドを備えたこと
を特徴とするステアリングコラム装置。 Body mounting bracket that can be mounted on the body,
A steering column that is supported by the vehicle body mounting bracket so that the tilt can be adjusted with the tilt central axis as a fulcrum, and a steering shaft on which a steering wheel is mounted is pivotally supported.
A distance bracket fixed to the steering column,
A plurality of protrusions formed to protrude from the vehicle body mounting bracket;
Friction plate,
A plurality of holes formed on the friction plate for engaging the protrusion and fixing the friction plate to the vehicle body mounting bracket;
A slide plate inserted between the vehicle body mounting bracket and the friction plate and movable in accordance with a tilt adjustment operation of the steering column;
A steering column device comprising a tightening rod for tightening the friction plate to clamp the distance bracket to the vehicle body mounting bracket at a desired tilt adjustment position.
上記突起は上記車体取付けブラケットにエンボス加工によって形成され、
上記孔は上記摩擦板にバーリング加工によって形成されていること
を特徴とするステアリングコラム装置。 In the steering column apparatus according to claim 1,
The protrusion is formed on the body mounting bracket by embossing,
The steering column device according to claim 1, wherein the hole is formed in the friction plate by burring.
上記突起は円柱状に形成されていること
を特徴とするステアリングコラム装置。 In the steering column device according to claim 1 or 2,
A steering column device, wherein the protrusion is formed in a columnar shape.
上記複数の突起は、互いに異なる形状、または、互いに異なる寸法に形成されていること
を特徴とするステアリングコラム装置。 In the steering column device according to claim 1 or 2,
The steering column device, wherein the plurality of protrusions are formed in different shapes or different sizes.
上記スライドプレートは円盤状に形成されていること
を特徴とするステアリングコラム装置。 In the steering column device according to any one of claims 1 to 4,
A steering column device, wherein the slide plate is formed in a disc shape.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004150778A JP2005329839A (en) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | Steering column device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004150778A JP2005329839A (en) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | Steering column device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=35484789
Family Applications (1)
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JP2004150778A Withdrawn JP2005329839A (en) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | Steering column device |
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JP (1) | JP2005329839A (en) |
-
2004
- 2004-05-20 JP JP2004150778A patent/JP2005329839A/en not_active Withdrawn
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Legal Events
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