JP2005329743A - Vehicular door structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エネルギ吸収部材を容易かつ確実に取り付けることができる車両のドア構造に関する。 The present invention relates to a vehicle door structure to which an energy absorbing member can be attached easily and reliably.
車両のドア構造に関する技術として、インナパネルとその車室内側に配設されるドアライニングとの間に側突の衝突エネルギを圧潰することで吸収するエネルギ吸収部材を配設するものがある。そして、その中に、インナパネルに開口部を設け、エネルギ吸収部材をその一部をこの開口部からインナパネルとアウタパネルとの間に突出させるようにしてインナパネルに取り付けるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
上記のようにエネルギ吸収部材をインナパネルの開口から突出させると、インナパネルとアウタパネルとの間の内部部品の配置スペースに影響を及ぼすという問題があった。 When the energy absorbing member is protruded from the opening of the inner panel as described above, there is a problem in that the arrangement space of the internal parts between the inner panel and the outer panel is affected.
したがって、本発明は、内部部品の配置スペースを確保した上で、エネルギ吸収部材を容易かつ確実に取り付けることができる車両のドア構造の提供を目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle door structure in which an energy absorbing member can be easily and reliably attached while securing an arrangement space for internal components.
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、アウタパネル(例えば実施形態におけるアウタパネル11)と、該アウタパネルの車室内側に配設されるインナパネル(例えば実施形態におけるインナパネル12)と、該インナパネルの車室内側に配設されるドアライニング(例えば実施形態におけるドアライニング13)と、該ドアライニングと前記インナパネルとの間に配設され側方からの衝突エネルギを圧潰することで吸収するエネルギ吸収部材(例えば実施形態における上部プロテクタ16,下部プロテクタ17)とを有する車両のドア構造であって、前記ドアライニングは、ドアライニング基材(例えば実施形態におけるドアライニング基材15)の車室内側表面を表皮材(例えば実施形態における表皮材20)で被覆して構成されており、前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材のいずれか一方に底側が開口側より幅広のアンダカット部(例えば実施形態におけるアンダカット部45,51)が形成され、前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材のいずれか他方に前記アンダカット部に嵌合する嵌合凸部(例えば実施形態における嵌合凸部33,39)が形成されていることを特徴としている。
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 includes an outer panel (for example,
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ドアライニング基材は前記衝突エネルギを吸収可能に発泡成形されていることを特徴としている。 The invention according to claim 2 is characterized in that, in the invention according to claim 1, the door lining base material is foam-molded so as to absorb the collision energy.
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材の接合面(例えば実施形態における接合面38,50)が前記アンダカット部および前記嵌合凸部を除いて平坦面とされていることを特徴としている。
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the joint surface (for example, the
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記表皮材が前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材の車室外側表面をさらに被覆することを特徴としている。 The invention according to claim 4 is the invention according to any one of claims 1 to 3, characterized in that the skin material further covers the door lining base material and the vehicle exterior side surface of the energy absorbing member. Yes.
請求項1に係る発明によれば、ドアライニング基材およびエネルギ吸収部材のいずれか一方に底側が開口側より幅広のアンダカット部を形成し、ドアライニング基材およびエネルギ吸収部材のいずれか他方にこのアンダカット部に嵌合する嵌合凸部を形成して、これらアンダカット部および嵌合凸部を嵌合させることでエネルギ吸収部材をドアライニング基材に取り付ける。よって、エネルギ吸収部材をインナパネルとアウタパネルとの間に突出させる必要がないことから、これらの間の内部部品の配置スペースを確保することができ、その上で、エネルギ吸収部材を容易かつ確実に取り付けることができる。 According to the first aspect of the present invention, an undercut portion whose bottom side is wider than the opening side is formed in one of the door lining base material and the energy absorbing member, and either the door lining base material or the energy absorbing member is provided on the other side. A fitting convex part to be fitted to the undercut part is formed, and the energy absorbing member is attached to the door lining base material by fitting the undercut part and the fitting convex part. Therefore, since it is not necessary to project the energy absorbing member between the inner panel and the outer panel, it is possible to secure a space for arranging the internal parts between them, and to easily and reliably secure the energy absorbing member. Can be attached.
請求項2に係る発明によれば、ドアライニング基材が発泡成形されているため、アンダカット部または嵌合凸部を発泡成形時に容易に形成することができる。また、ドアライニング基材が側方からの衝突エネルギを吸収可能に発泡成形されているため、エネルギ吸収部材に入力された衝突エネルギをエネルギ吸収部材で吸収するとともにこのエネルギ吸収部材からさらにドアライニング基材で放射状に分散させて吸収することができる。つまり、エネルギ吸収部材をインナパネルとアウタパネルとの間に突出させることでエネルギ吸収部材の側突方向の長さを延長しつぶれストロークを長くとってエネルギ吸収効率を向上させるのではなく、ドアライニング基材を発泡成形材料で形成することでエネルギ吸収部材として利用してエネルギ吸収効率を向上させることができる。さらに、底側が開口側より幅広のアンダカット部と嵌合凸部とを嵌合させるため、ドアライニング基材とエネルギ吸収部材とを強固に接合させることができ、エネルギ吸収部材からドアライニング基材へのエネルギ伝達効率を向上させることができる。加えて、ドアライニング基材とエネルギ吸収部材とが別部材とされるため、それぞれの衝撃に対する性能を個別に調整することで、好適な衝撃吸収特性が得られる。さらに、接合部であるアンダカット部および嵌合凸部においてもエネルギを吸収することができるため、接合部を含む厚さを薄くすることができる。 According to the invention which concerns on Claim 2, since the door lining base material is foam-molded, an undercut part or a fitting convex part can be easily formed at the time of foam-molding. Further, since the door lining base material is foam-molded so as to absorb the collision energy from the side, the collision energy input to the energy absorbing member is absorbed by the energy absorbing member, and the door lining base is further removed from the energy absorbing member. It can be dispersed and absorbed radially by the material. In other words, by projecting the energy absorbing member between the inner panel and the outer panel, the length of the energy absorbing member in the side collision direction is extended and the crushing stroke is lengthened to improve the energy absorbing efficiency. By forming the material from a foam molding material, it can be used as an energy absorbing member to improve energy absorption efficiency. Furthermore, since the undercut portion and the fitting convex portion whose bottom side is wider than the opening side are fitted, the door lining base material and the energy absorbing member can be firmly joined, and the energy lining member to the door lining base material can be joined. The energy transmission efficiency to the can be improved. In addition, since the door lining base material and the energy absorbing member are separate members, suitable impact absorbing characteristics can be obtained by individually adjusting the performance against each impact. Furthermore, since energy can be absorbed also in the undercut part and fitting convex part which are junction parts, the thickness including a junction part can be made thin.
請求項3に係る発明によれば、ドアライニング基材およびエネルギ吸収部材の接合面がアンダカット部および嵌合凸部を除いて平坦面とされているため、エネルギ吸収部材を異車種で共用することが可能となり、汎用性が向上する。 According to the invention which concerns on Claim 3, since the joining surface of a door lining base material and an energy absorption member is made into the flat surface except an undercut part and a fitting convex part, an energy absorption member is shared by different vehicle types. And versatility is improved.
請求項4に係る発明によれば、表皮材がドアライニング基材およびエネルギ吸収部材の車室外側表面をさらに被覆するため、ドアライニング基材およびエネルギ吸収部材を表皮材で補強でき、割れおよび外れ等を防止することができる。 According to the fourth aspect of the invention, since the skin material further covers the exterior surface of the door lining base material and the energy absorbing member, the door lining base material and the energy absorbing member can be reinforced with the skin material, and can be cracked and detached. Etc. can be prevented.
本発明の第1実施形態の車両のドア構造を図1を参照して以下に説明する。
図1は第1実施形態のドア構造の閉時の車体前後方向に直交する断面を示すもので、紙面左側が車室内側、紙面右側が車室外側となっている。
A vehicle door structure according to a first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG.
FIG. 1 shows a cross section orthogonal to the longitudinal direction of the vehicle body when the door structure of the first embodiment is closed.
第1実施形態のドア構造は、車室外側に配置されて車室外側の意匠面を構成する金属製のアウタパネル11と、このアウタパネル11の車室内側に配設される金属製のインナパネル12と、インナパネル12の車室内側に配設されて車室内側の意匠面を構成するドアライニング13とを有している。
The door structure of the first embodiment includes a metal
ドアライニング13は、ほぼ一定厚をなしインナパネル12の全高さにわたって延びるドアライニング基材15と、このドアライニング基材15の車室外側つまりインナパネル12側の上部に、ドアライニング基材15とインナパネル12との間に配設されるように設けられる上部プロテクタ(エネルギ吸収部材)16と、ドアライニング基材15のインナパネル12側の下部に、ドアライニング基材15とインナパネル12との間に配設されるように設けられる下部プロテクタ(エネルギ吸収部材)17と、ドアライニング基材15の車室内側表面を全面的に被覆する表皮材20とを有している。なお、ドアライニング基材15、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17はそれぞれ別体とされている。
The
ドアライニング基材15は、インナパネル12の下端側から水平方向に沿って車室内側に延びる下板部22と、この下板部22の車室内側の端縁部から鉛直方向に沿って上方に延出する第1内板部23と、この第1内板部23の上端縁部から車室内側に突出するように車幅方向の厚みが増した状態で鉛直方向に沿って上方に延出する第2内板部24と、この第2内板部24の上端縁部から車室外側に凸の略円弧状をなして上方に延出する第3内板部25と、この第3内板部25の上端縁部から車体外側に突出するように車幅方向の厚みが増した状態で鉛直方向に沿って上方に突出する第4内板部26と、この第4内板部26の上端縁部から車室外側かつ上側に斜めに若干突出する第5内板部28と、この第5内板部28の車室外側の端縁部から水平方向に沿って車室外側に突出する上板部29とを有している。
The door
そして、ドアライニング基材15の第4内板部26、第5内板部28および第6内板部29の連続する範囲の車室外側にこれらからインナパネル12に当接する位置まで突出するように上部プロテクタ16が接合されている。また、ドアライニング基材15の下板部22、第1内板部23および第2内板部24の連続する範囲の車室外側にこれらからインナパネル12に当接する位置まで突出するように下部プロテクタ17が接合されている。なお、下部プロテクタ17を下板部22から離間させても良く、このようにすれば、下部プロテクタ17を軽量にできる。
Further, the fourth
具体的に、ドアライニング基材15の第4内板部26の車室外側の面、第5内板部28の車室外側の面および上板部29の下面からなる上部プロテクタ16との接合面32のうちの第4内板部26の部分には、車室外側に突出する嵌合凸部33が形成されている。この嵌合凸部33は、接合面32から延出する上面34が平面状であって車室外側(突出先端側)ほど上側に位置するように傾斜しており、接合面32から延出する下面35も平面状であって車室外側(突出先端側)ほど下側に位置するように傾斜している。つまり、嵌合凸部33は、車室外側(突出先端側)ほど上下方向の幅を広くしている。また、嵌合凸部33の上面34および下面35を結ぶ先端面36も平面状であって上下方向に沿っている。
Specifically, the bonding of the door
また、ドアライニング基材15の下板部22の上面、第1内板部23の車室外側の面および第2内板部24の車室外側の面からなる下部プロテクタ17との接合面38のうちの第1内板部23の部分にも、車室外側に突出する嵌合凸部39が形成されている。この嵌合凸部39は、接合面38から延出する上面40が平面状であって車室外側(突出先端側)ほど上側に位置するように傾斜しており、接合面38から延出する下面41も平面状であって車室外側(突出先端側)ほど下側に位置するように傾斜している。つまり、嵌合凸部39は、車室外側(突出先端側)ほど上下方向の幅を広くしている。また、嵌合凸部39の上面40および下面41を結ぶ先端面42も平面状であって上下方向に沿っている。ここで、第1内板部23および第2内板部24の車室外側の接合面38はこの嵌合凸部39を除いて平坦に形成されている。
Further, the
上部プロテクタ16には、車室内側の面つまりドアライニング基材15への接合面44に、車室外側に凹むアンダカット部45が形成されている。このアンダカット部45は、接合面44から延出する上面46が平面状であって車室外側(底側)ほど上側に位置するように傾斜しており、接合面44から延出する下面47も平面状であって車室外側(底側)ほど下側に位置するように傾斜している。つまり、アンダカット部45は、車室外側(底側)ほど上下方向の幅を広くしており、その結果、底側が開口側より幅広とされている。また、アンダカット部45の上面46および下面47を結ぶ底面48も平面状であって上下方向に沿っている。
The
この上部プロテクタ16は、そのアンダカット部45にドアライニング基材15の嵌合凸部33を嵌合させることでドアライニング基材15に取り付けられる。このとき、上部プロテクタ16は、その接合面44をドアライニング基材15の接合面32に全面的に密着させることになり、そのアンダカット部45の上面46をドアライニング基材15の嵌合凸部33の上面34に全面的に密着させることになる。さらに、上部プロテクタ16は、そのアンダカット部45の下面47をドアライニング基材15の嵌合凸部33の下面35に全面的に密着させることになり、そのアンダカット部45の底面48をドアライニング基材15の嵌合凸部33の先端面36に全面的に密着させることになる。ここで、上部プロテクタ16は、第5内板部28および上板部29の下面にも密着する。
The
下部プロテクタ17にも、車室内側の面つまりドアライニング基材15への接合面50に、車室外側に凹むアンダカット部51が形成されている。このアンダカット部51は、接合面50から延出する上面52が平面状であって車室外側(底側)ほど上側に位置するように傾斜しており、接合面50から延出する下面53も平面状であって車室外側(底側)ほど下側に位置するように傾斜している。つまり、アンダカット部51は、車室外側(底側)ほど上下方向の幅を広くしており、その結果、底側が開口側より幅広とされている。また、アンダカット部51の上面52および下面53を結ぶ底面54も平面状であって上下方向に沿っている。ここで、下部プロテクタ17の車室内側の接合面50はこのアンダカット部51を除いて平坦に形成されている。
The
この下部プロテクタ17は、そのアンダカット部51にドアライニング基材15の嵌合凸部39を嵌合させることでドアライニング基材15に取り付けられる。このとき、下部プロテクタ17は、その接合面50をドアライニング基材15の接合面38に全面的に密着させることになり、そのアンダカット部51の上面52をドアライニング基材15の嵌合凸部39の上面40に全面的に密着させることになる。さらに、下部プロテクタ17は、そのアンダカット部51の下面53をドアライニング基材15の嵌合凸部39の下面41に全面的に密着させることになり、そのアンダカット部51の底面54をドアライニング基材15の嵌合凸部39の先端面42に全面的に密着させることになる。なお、接合面50側の端縁部に、外方に突出する突縁部55が形成されている。
The
ここで、この下部プロテクタ17を、車室外側ほど断面積が小さくなるように錘形状としても良い。
Here, the
なお、図示は略すが、ドアライニング基材15はインナパネル12の車室内側をほぼ全面的に覆うため車体前後方向にも連続的に形成されているのに対し、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17は、それぞれドアライニング基材15の車体前後方向の複数の適宜の位置に部分的に形成されている。勿論、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17の少なくともいずれか一方をドアライニング基材15と同様に車体前後方向に連続的に延在するように形成しても良い。
Although not shown, the door
上記したドアライニング基材15、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17はそれぞれ発泡成形で形成されている。具体的に、これらはそれぞれ発泡ポリプロピレンビーズから形成されることになり、図示は略すがそれぞれの形状に合わせたキャビティを有する金型内に投入された発泡ポリプロピレンビーズを金型内で発泡させることで形成される。このように発泡成形されることで、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17は、圧潰することで側方つまり車室外側および車室内側からの衝突エネルギを吸収可能とされ、また、ドアライニング基材15もその全体が、圧潰することで側方つまり車室外側および車室内側からの衝突エネルギを吸収可能とされている。
The door
ドアライニング基材15の上板部29の上端部には、係止プレート58が接合されている。この係止プレート58は、上板部29に接合されるとともに上板部29よりも車室外側まで延出する基板部59と、この基板部59の延出先端側から屈曲して下方に延出する係止板部60とを有している。
A locking
また、ドアライニング基材15の下板部22および下部プロテクタ17の下部には、車室外側に突出するようにクリップ台座62が埋設されており、このクリップ台座62に樹脂クリップ63が取り付けられている。なお、クリップ台座62をドアライニング基材15にスピン溶着等で接着しその上から補強するようにすることも可能である。
A
そして、上記のように形成されたドアライニング基材15の車室内側表面が全面的に皮革シートあるいはファブリックシート等の表皮材20で被覆されている。具体的に、表皮材20は、下板部22の車室外側の端面、下板部22の下面、第1内板部23の車室内側表面、第2内板部24の車室内側表面、第3内板部25の車室内側表面、第4内板部26の車室内側表面、第5内板部28の車室内側表面、上板部29の上面、係止プレート58の基板部59の上面、係止板部60の車室外側の面、係止板部60の下面、係止板部60の車室内側の面および基板部59の下面を連続的に覆っている。この表皮材20はドアライニング基材15に上端側および下端側を含む適宜の部分が接着されている。なお、この表皮材20は一枚シートであっても、TPOやPPフォーム等を積層したものであっても良い。
The interior side surface of the
このようなドアライニング13は、上部の係止プレート58がインナパネル12の上部に上側から係止された後、下部の樹脂クリップ63がインナパネル12の下部の取付穴65に嵌合されることでインナパネル12に取り付けられることになり、この状態で上部プロテクタ16および下部プロテクタ17がインナパネル12に接合される。なお、係止プレート58の係止板部60の車室外側には、ウインドウガラス67との隙間をシールするウェザストリップ68が表皮材20を介して固定されている。このウェザストリップ68は図示は略すが芯材の一部が係止板部60に加締められて固定される。また、アウタパネル11の上部にもウインドウガラス67との隙間をシールするウェザストリップ69が固定されている。
In such a door lining 13, after the
以上に述べた第1実施形態のドア構造によれば、上部プロテクタ16に底側が開口側より幅広のアンダカット部45を形成し、ドアライニング基材15にこのアンダカット部45に嵌合する嵌合凸部33を形成して、これらアンダカット部45および嵌合凸部33を嵌合させることで上部プロテクタ16をドアライニング基材15に取り付ける。また、下部プロテクタ17に底側が開口側より幅広のアンダカット部51を形成し、ドアライニング基材15にこのアンダカット部51に嵌合する嵌合凸部39を形成して、これらアンダカット部51および嵌合凸部39を嵌合させることで下部プロテクタ17をドアライニング基材15に取り付ける。よって、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17をインナパネル12とアウタパネル11との間に突出させる必要がないことから、これらの間の内部部品の配置スペースを確保することができ、その上で、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17を容易かつ確実に取り付けることができる。ここで、アンダカット部45,51をドアライニング基材15に形成し、嵌合凸部33,39を上部プロテクタ16および下部プロテクタ17に形成しても良い。つまり、ドアライニング基材15および上部プロテクタ16のいずれか一方にアンダカット部45を形成し、ドアライニング基材15および上部プロテクタ16のいずれか他方に嵌合凸部33を形成すれば良く、同様にドアライニング基材15および下部プロテクタ17のいずれか一方にアンダカット部51を形成し、ドアライニング基材15および下部プロテクタ17のいずれか他方に嵌合凸部39を形成すれば良い。
According to the door structure of the first embodiment described above, the
また、ドアライニング基材15が発泡成形されているため、嵌合凸部33,39を発泡成形時に容易に形成することができる。同様に、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17も、アンダカット部45,51を発泡成形時に容易に形成することができる。
Moreover, since the door
加えて、ドアライニング基材15が側方からの衝突エネルギを吸収可能に発泡成形されているため、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17に入力された車室外側からの衝突エネルギを上部プロテクタ16および下部プロテクタ17で吸収するとともにこれら上部プロテクタ16および下部プロテクタ17からさらにドアライニング基材15で放射状に分散させて吸収することができる。つまり、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17をインナパネル12とアウタパネル11との間に突出させることでエネルギ吸収部材の側突方向の長さを延長しつぶれストロークを長くとってエネルギ吸収効率を向上させるのではなく、ドアライニング基材15を発泡成形材料で形成することでエネルギ吸収部材として利用してエネルギ吸収効率を向上させることができる。
In addition, since the door
さらに、底側が開口側より幅広のアンダカット部45,51と嵌合凸部33,39とを嵌合させるため、ドアライニング基材15と上部プロテクタ16および下部プロテクタ17とを強固に接合させることができ、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17からドアライニング基材15へのエネルギ伝達効率を向上させることができる。
Further, in order to fit the
加えて、ドアライニング基材15と上部プロテクタ16と下部プロテクタ17とが別部材とされるため、それぞれの衝撃に対する性能を決める発泡倍率をそれぞれ個別に調整することで、好適な衝撃吸収特性が得られる。さらに、接合のための接合部であるアンダカット部45,51および嵌合凸部33,39においてもエネルギを吸収することができるため、接合部を含む厚さを薄くすることができる。
In addition, since the door
さらに、ドアライニング基材15および下部プロテクタ17の接合面38,50が嵌合凸部39およびアンダカット部51を除いて平坦面とされているため、下部プロテクタ17を異車種で共用することが可能となり、汎用性が向上する。
Furthermore, since the
次に、本発明の第2実施形態の車両のドア構造を図2を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。 Next, a vehicle door structure according to a second embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. 2 focusing on the differences from the first embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part similar to 1st Embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
第2実施形態においては、表皮材20に結合される、表皮材20とは別の表皮材100が、ドアライニング基材15の車室外側表面を、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17を除き被覆している。
In the second embodiment, a
具体的に、図2に示すようにドアライニング基材15の上部プロテクタ16および下部プロテクタ17が接合された部分においては、表皮材20が、下板部22の車室外側の端面、下板部22の下面、第1内板部23の車室内側表面、第2内板部24の車室内側表面、第3内板部25の車室内側表面、第4内板部26の車室内側表面、第5内板部28の車室内側表面、上板部29の上面、係止プレート58の基板部59の上面、係止板部60の車室外側の面、係止板部60の下面、係止板部60の車室内側の面および基板部59の下面を覆い、これとは別の表皮材100が第3内板部25の車室外側表面を覆っている。また、上部プロテクタ16および下部プロテクタ17が接合されていない部分、つまりドアライニング基材15のみで形成される部分においては、表皮材20がドアライニング基材15の車室内側表面を、表皮材100がドアライニング基材15の車室外側表面を被覆している。なお、一つの表皮材でドアライニング基材の車室内側表面および車室外側表面を周回するように被覆しても良い。
Specifically, as shown in FIG. 2, in the portion where the
このような第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することは勿論、その上で、表皮材20,100がドアライニング基材15の車室内側表面に加えて車室外側表面をも被覆するため、ドアライニング基材15を表皮材20,100で補強でき、割れや外れ等を防止することができる。
According to such 2nd Embodiment, in addition to having the same effect as 1st Embodiment, in addition to that, in addition to the vehicle interior side surface of the door
11 アウタパネル
12 インナパネル
13 ドアライニング
15 ドアライニング基材
16 上部プロテクタ(エネルギ吸収部材)
17 下部プロテクタ(エネルギ吸収部材)
20,100 表皮材
32,38,44,50 接合面
33,39 嵌合凸部
45,51 アンダカット部
11
17 Lower protector (energy absorbing member)
20, 100
Claims (4)
前記ドアライニングは、ドアライニング基材の車室内側表面を表皮材で被覆して構成されており、前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材のいずれか一方に底側が開口側より幅広のアンダカット部が形成され、前記ドアライニング基材および前記エネルギ吸収部材のいずれか他方に前記アンダカット部に嵌合する嵌合凸部が形成されていることを特徴とする車両のドア構造。 An outer panel; an inner panel disposed on the inner side of the outer panel; a door lining disposed on the inner side of the inner panel; and a side disposed between the door lining and the inner panel. A vehicle door structure having an energy absorbing member that absorbs by collapsing the collision energy from the vehicle,
The door lining is configured by covering the interior side surface of the door lining base material with a skin material, and the bottom side of the door lining base material and the energy absorbing member is wider than the opening side undercut. The vehicle door structure is characterized in that a fitting projection is formed on one of the door lining base material and the energy absorbing member to fit the undercut portion.
The vehicle door structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the skin material further covers the door lining base material and a vehicle exterior side surface of the energy absorbing member.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004147592A JP2005329743A (en) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | Vehicular door structure |
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JP2004147592A JP2005329743A (en) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | Vehicular door structure |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008155819A (en) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Toyoda Gosei Co Ltd | Console lid and manufacturing method therefor |
JP2013121746A (en) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Toyota Boshoku Corp | Shock absorber and vehicular door trim including the same |
-
2004
- 2004-05-18 JP JP2004147592A patent/JP2005329743A/en active Pending
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