JP2005328290A - 映像音響機器システム,映像音響機器システムにおける制御装置,送受信装置,映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。 - Google Patents

映像音響機器システム,映像音響機器システムにおける制御装置,送受信装置,映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウルトラワイドバンドを使用して,各種被制御機器の設定を自動で行うことが可能な映像音響機器システムを提供する。
【解決手段】 複数の映像・音響機器を含む被制御機器が所定位置に配置され,かつ被制御機器を制御するための制御装置を有する映像音響機器システムであって,制御装置は,ウルトラワイドバンド無線信号を使用して各被制御機器を制御すると共に,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた所定物が映像音響機器システムを視聴するユーザの位置近傍に配置され,所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により各被制御機器との距離を測定して制御装置に送信し,制御装置は,送信された被制御機器と所定物との各測定距離を,ユーザの存在位置と被制御機器との間の各距離と擬制して,各被制御機器に対する制御値を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,映像音響機器システム,映像音響機器システムにおける制御装置,送受信装置,映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法,映像音響機器システムにおける制御方法に関し,さらに詳細には,ウルトラワイドバンド無線信号を利用した映像音響機器システム,映像音響機器システムにおける制御装置,送受信装置,映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法に関する。
近年においては,多数のスピーカを部屋内に配置し,例えば,5.1chや6.1chのサラウンドシステムなどの音響設備を用いて,臨場感のある音を再現する映像音響機器システムが人気を博している。また,制御装置から各スピーカに対して,音量,音質などの音情報をケーブルの代わりに光などを用いて無線伝送するシステムが存在している(例えば,特許文献1参照)。
上記従来の映像音響機器システムにおいては,ユーザと各スピーカとの位置関係により,ユーザに届く音量・音質などの音情報や画像の明るさなどの画像情報が異なってくるため,各種機器の設定を好適に行う必要がある。このような各種機器の設定は,ユーザが各機器の配置を決定し,これらの機器に付属する入力インタフェースやリモコン装置を通じて映像機器の明るさの強度,及び,音響機器の音量などを設定していた。
特開平6−252671号公報
しかしながら,従来における映像音響機器システム(例えば,ホームシアタシステム)においては,映像機器の明るさや強度,複数の音響機器の音量などの調和した視聴環境の設定を調節するためには,専門知識が必要であるため,ユーザが映像音響機器について最適な音量・音質など(以下,音情報ともいう)に調整することが困難であった。このため,ユーザがホームシアタの視聴環境を変更しようとしても,視聴機器の配置場所に制約が生じる,という問題があった。
ところで,近年においては,未来の無線技術と呼ばれるウルトラワイドバンド(UWB)が商用に利用することが期待されている。従来における無線通信技術は,信号を遠方に明瞭に電送するためキャリア(基本伝送波)を使用して狭帯域で通信を行うものであったが,ウルトラワイドバンドは,3.1GHz〜10.6GHzの広帯域を使用でき,低消費電力で超高速なデータ転送を実現することができる。かかるウルトラワイドバンドは,測距手段と通信手段を合わせもっており,各種通信分野での利用が期待されている。
したがって,本発明の目的は,ウルトラワイドバンド無線通信を使用して,各種機器の設定を自動で行うことが可能な新規かつ改良された映像音響機器システム等を提供することにある。
本発明の第1の観点においては,複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムであって,前記制御装置及び前記各被制御機器にはウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれており,前記制御装置がウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器を制御すると共に,さらに,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた所定物が前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置されており,前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との距離を測定して前記制御装置に送信し,前記制御装置は,前記送信された前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザ位置と前記各被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正する,ことを特徴とする映像音響機器システムが提供される。
上記記載の発明では,ウルトラワイドバンド無線信号の測距機能を利用して,ユーザの近傍に位置するリモコン装置から被制御機器の配置状況を判断して,各種被制御機器などの視聴関連機器の設定を自動的に行うことができる。即ち,映像機器の明るさの強度,及び複数台の音響機器の音量などの出力が自動調節されるので,容易に好適な視聴環境を設定することができる。したがって,被制御機器の出力が自動的に調節されるので,被制御機器を配置する際の自由度が向上する。このように,例えばリモコン装置の近傍に位置するユーザにとって最適な音量・音質のオーディオを実現することができる。
また,前記所定物には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する識別情報が予め登録されており,前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,前記所定物は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,如く構成すれば,被制御機器が測距不可能な位置にある場合には,ユーザに対して,所定物(例えばリモコン装置)の位置を移動するように通知されるので,所定物を好適な位置に移動することにより,全ての被制御機器の測距を実行することができる。
また,さらに,前記制御装置には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報が予め登録されていると共に,前記制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との通信を実行して,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,前記制御装置は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを,前記所定物に対して送信し,前記所定物は,前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,如く構成すれば,制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信を直接実行できない被制御機器に対しても,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
また,前記所定物は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つである,如く構成すれば,映像音響機器システムを視聴するユーザの近傍に置かれるので,好適にユーザと各被制御機器との間の距離と擬制することができる。
また,前記所定物は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との間の距離を測定する,如く構成すれば,例えばホームシアタを視聴するユーザが移動した場合であっても,適宜,被制御機器の出力値を自動的に好適に調整することができる。
また,前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,如く構成すれば,自動的に,制御装置と直接通信を実行できない被制御機器を認識することができるので,好適に,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点においては,複数の映像・音響機器を含む被制御機器とが配置された映像音響機器システムにおいて,前記各被制御機器を制御するための制御装置であって,前記制御装置は,さらに,前記被制御機器を制御するためのウルトラワイドバンド無線通信手段を有しており,前記制御装置は,映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置された所定物からウルトラワイドバンド無線通信を使用して送信された,前記各被制御機器と前記所定物との距離データを受信し,前記受信した前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザの存在位置と前記被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正し,前記補正された制御値をウルトラワイドバンド無線通信を使用して前記各被制御機器に対して送信する,ことを特徴とする制御装置が提供される。
上記記載の発明では,ウルトラワイドバンド無線信号の測距機能を利用して,ユーザの近傍に位置するリモコン装置から被制御機器の配置状況を判断して,各種被制御機器などの視聴関連機器の設定を自動的に行うことができる。即ち,映像機器の明るさの強度,及び複数台の音響機器の音量などの出力が自動調節されるので,容易に好適な視聴環境を設定することができる。したがって,被制御機器の出力が自動的に調節されるので,被制御機器を配置する際の自由度が向上する。このように,例えばリモコン装置の近傍に位置するユーザにとって最適な音量・音質のオーディオを実現することができる。
また,前記制御装置は,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報を登録する登録手段と,ウルトラワイドバンド無線通信により,全ての被制御機器との通信を実行して,通信が不可能な被制御機器が存在する場合には,当該通信不可能な被制御機器の識別情報を認識する手段と,を有しており,前記送信手段は,前記通信不可能な被制御機器に対する制御値と,その識別情報を関連付けたデータとして,前記所定物に送信する,如く構成すれば,制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信を直接実行できない被制御機器に対しても,ユーザ近傍に配置されているウルトラワイドバンド無線通信機能を有する所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
また,前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,如く構成すれば,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
上記課題を解決するため,本発明の第3の観点においては,複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムにおいて,前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置される,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた送受信装置であって,前記送受信装置は,前記被制御機器に予め設定された識別情報を取得して登録する登録手段を有しており,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,ことを特徴とする送受信装置が提供される。
上記記載の発明では,被制御機器が測距不可能な位置にある場合には,ユーザに対して,所定物(例えばリモコン装置)の位置を移動するように通知されるので,所定物を好適な位置に移動することにより,全ての被制御機器の測距を実行することができる。
また,前記送受信装置は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つに組み込まれている,如く構成すれば,送受信装置が映像音響機器システムを視聴するユーザの近傍に置かれるので,好適にユーザと各被制御機器との間の距離と擬制することができる。
また,前記送受信装置は,前記制御装置から送信された,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを受信し,前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,如く構成すれば,制御装置とウルトラワイドバンド無線通信を直接実行できない被制御機器に対しても,送受信装置を介して被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
また,前記送受信装置は,予め設定された時間間隔で,前記各被制御機器との間の距離を測定する,如く構成すれば,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
上記課題を解決するため,本発明の第4の観点においては,複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法であって,前記制御装置及び前記各被制御機器にはウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれており,前記制御装置がウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器を制御すると共に,さらに,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた所定物が前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置されており,前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との距離を測定して前記制御装置に送信し,前記制御装置は,前記送信された前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザ位置と前記各被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正する,ことを特徴とする映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法が提供される。
上記記載の発明では,ウルトラワイドバンド無線信号の測距機能を利用して,ユーザの近傍に位置するリモコン装置から被制御機器の配置状況を判断して,各種被制御機器などの視聴関連機器の設定を自動的に行うことができる。即ち,映像機器の明るさの強度,及び複数台の音響機器の音量などの出力が自動調節されるので,容易に好適な視聴環境を設定することができる。したがって,被制御機器の出力が自動的に調節されるので,被制御機器を配置する際の自由度が向上する。このように,例えばリモコン装置の近傍に位置するユーザにとって最適な音量・音質のオーディオを実現することができる。
また,前記所定物には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する識別情報が予め登録されており,前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,前記所定物は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,如く構成すれば,被制御機器が測距不可能な位置にある場合には,ユーザに対して,所定物(例えばリモコン装置)の位置を移動するように通知されるので,所定物を好適な位置に移動することにより,全ての被制御機器の測距を実行することができる。
また,さらに,前記制御装置には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報が予め登録されていると共に,前記制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との通信を実行して,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,前記制御装置は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを,前記所定物に対して送信し,前記所定物は,前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,如く構成すれば,制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信を直接実行できない被制御機器に対しても,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
また,前記所定物は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つである,如く構成すれば,映像音響機器システムを視聴するユーザの近傍に置かれるので,好適にユーザと各被制御機器との間の距離と擬制することができる。
また,前記所定物は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との間の距離を測定する,如く構成すれば,例えばホームシアタを視聴するユーザが移動した場合であっても,適宜,被制御機器の出力値を自動的に好適に調整することができる。
また,前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,如く構成すれば,ユーザ近傍に配置されている所定物,あるいはウルトラワイドバンド無線通信機能を有する他の所定物を介して,被制御機器を制御する(例えば出力量を調整する)ことができる。
ウルトラワイドバンド無線信号の測距機能を利用して,ユーザの近傍に位置するリモコン装置から被制御機器の配置状況を判断して,各種被制御機器などの視聴関連機器の設定を自動的に行うことができる。即ち,映像機器の明るさの強度,及び複数台の音響機器の音量などの出力が自動調節されるので,容易に好適な視聴環境を設定することができる。したがって,被制御機器の出力が自動的に調節されるので,被制御機器を配置する際の自由度が向上する。このように,例えばリモコン装置の近傍に位置するユーザにとって最適な音量・音質のオーディオを実現することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態においては,制御装置,各スピーカ,リモコン装置にウルトラワイドバンド(UWB)無線通信機能が搭載されており,かかるウルトラワイドバンドの有する測距機能および通信機能を利用して,ユーザと各種被制御機器との間の距離を測定し,かかる測定値により各種被制御機器の出力値が好適に補正される。なお,本実施形態においては,リモコン装置をユーザの位置として擬制している。これは,通常,リモコン装置は,ユーザの手の届く範囲にあるため,リモコン装置の位置はユーザの位置とほぼ同じであるとしているものである。
まず,図1に基づいて,第1の実施の形態にかかる映像音響機器システム10の構成について説明する。なお,図1は,第1の実施の形態にかかる映像音響機器システム10の構成を示す説明図である。なお,図1には,本実施形態にかかる映像音響機器システム10を実際に家庭内に配置した場合の構成を示している。
まず,図1に示すように,本実施形態にかかる映像音響機器システム(例えば,ホームシアタシステム)10においては,例えば,DVDプレイヤ100,ディジタルアンプ(制御装置)200,プロジェクタ300,スクリーン400,スピーカ500,ウーファ600などが配置されている。また,リモコン装置700は,ホームシアタを視聴するユーザが座るソファに置かれている。以下では,DVDプレイヤ100プロジェクタ300,スクリーン400,スピーカ500,ウーファ600は,総括して,制御装置から出力される制御値により制御される被制御機器と称す場合がある。全ての被制御機器は,ウルトラワイドバンド無線通信機能が搭載されていると共に,各被制御機器を特定するための識別番号が付加されている。
DVDプレイヤ100は,データ記憶媒体の一種であるDVD(ディジタルバーサトルディスク)の表面にレーザー光を照射し,その反射光を検出してデータを読み出すことにより,画像・音声を再生する装置である。
ディジタルアンプ(制御装置)200は,DVDプレイヤ100から出力される信号を,ディジタルで何十倍にも増幅してスピーカやヘッドホンから出力する装置であり,原音に忠実に高音質に再生することができる。
さらに,本実施形態にかかるディジタルアンプ(制御装置)200には,一般的なディジタルアンプとしての回路構成以外に,リモコン装置700から受信した,リモコン装置と各被制御機器との測定距離に基づいて,各被制御機器に対する制御値を補正する補正手段(図示せず),各被制御装置に対して通信可能判定信号を送信する時間間隔を測定する送信間隔用タイマ(図示せず),映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する識別情報(例えば,IDなどの識別番号)を登録する登録手段などを有している。
プロジェクタ300は,スクリーン400に画像を投影して表示する装置であり,例えば,CRTプロジェクタ,液晶プロジェクタあるいはDLP方式のプロジェクタなどが含まれる。CRTプロジェクタでは,内部に赤・緑・青のCRTを有し,スクリーン上で3色の映像がちょうど重なり合うように調整される。また,液晶プロジェクタは,光源から3つに分離した光は,赤・緑・青の3枚の液晶パネルを透過した後,再びプリズムによって1ヶ所にまとめられ,投射レンズによってスクリーンに投影される。スクリーン400は,DVDプレイヤ100の画像を表示するための画面である。
スピーカ500は,据え置き型の音声出力装置であり,サラウンド音声を収録したDVDの音声を出力するため,複数(例えば,5台)のスピーカ(500−1〜500−5)が設置されている。ウーファ600は,通常のスピーカに追加して接続し,低音域のスピーカ再生音を増強する低音域専用スピーカである。なお低音域は指向性が低いため,1台で左右両チャンネルの低音域を再生することができる。

本実施形態においては,上記各構成機器は,ウルトラワイドバンド無線通信システムを搭載しており,相互に無線通信可能に接続されている。ウルトラワイドバンドは,測距機能及び通信機能を併せ持つという特徴を有しており,本実施形態においては,ウルトラワイドバンド無線通信機能が搭載された各被制御機器からリモコン装置までの距離を測定することができる。
リモコン装置700は,ホームシアタを視聴するユーザが座るソファに置かれている。このように,リモコン装置は,通常,ユーザの手の届く範囲にあるため,リモコン装置の位置はユーザの位置とほぼ同じであるものとすることができる。以下,図2に基づいて,本実施形態にかかるリモコン装置の構成について説明する。なお,図2は,第1の実施の形態にかかるリモコン装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかるリモコン装置は,図2に示すように,周辺機器と対象物までの距離を測定し,周辺機器と対象物の位置関係を把握し,ネットワークの状況を制御する距離測定装置710,距離情報を無線送信情報に加工する信号変換装置720,さらに無線送信信号をウルトラワイドバンド(UWB)通信信号に変換して,その信号をアンテナ740より無線送信するUWB送信装置730,システム全体を制御するシステム制御装置750,アンテナ740を介して送信したUWB通信信号を抽出する機能を備えたUWB受信装置760,UWB通信信号を距離信号に変換する信号変換装置770,及び通常のリモコン装置機能(図示せず)となどから構成される。
さらに,本実施形態にかかるリモコン装置は,被制御機器に予め設定された識別情報を取得して登録する登録手段と,測距実施の時間間隔を測定するための測距実施用のタイマーを具備する。
上記構成のリモコン装置に具備されたUWB通信機能の測距機能を使用して,例えば各スピーカ間などの被制御機器と間の距離を測定することができる。測距開始のトリガーは,例えば,(1)リモコン装置のボタン押下(いずれか,あるいは特定のボタン)時,(2)予め設定された時間毎,(3)リモコン装置に内蔵される加速度センサ(図示せず)の出力値,(4)スピーカを含む被制御機器システムのパワーオン時,などとすることができる。
本実施形態においては,リモコン装置は,例えば各スピーカと間の測距結果を制御装置(例えば,ディジタルアンプ)200に送信する。制御装置200は,各スピーカの出力音量・音質を測距結果に基づいて各制御値を補正して,各スピーカに対しそれらの制御信号を送出する。各スピーカは,その制御信号に従って,音を出力する。また,以下で詳細に説明するが,本実施形態にかかるリモコン装置は,制御装置と被制御装置とがウルトラワイドバンドにより直接通信を実行することができない場合には,制御装置からの制御信号を中継して被制御装置に転送することができる。
なお,リモコン装置700と制御装置200との間のコマンド,データの通信は,無線だけに限定されたものではなく,有線で行った場合でも同じ効果がある。また,以下で説明するが,あるスピーカについて,制御装置との通信が不可能な場合,制御装置からそのスピーカ向けの音情報をリモコン装置経由で送信することもできる。
次に,図3〜図5に基づいて,第1の実施の形態にかかるUWBの測距機能を利用したリモコン装置と各スピーカとの測距方法について説明する。図3は,第1の実施の形態にかかるUWBの測距機能を利用したリモコン装置と各スピーカとの距離を一定時間ごとに測定する測距方法を示すフローチャートである。なお,本実施形態においては,スピーカ以外の他の被制御機器(例えば,スクリーン,プロジェクタなど)を制御することもできるが,理解を容易にするために,スピーカの制御方法についてのみ説明する。また,ユーザの位置を擬制する所定物として,リモコン装置を例に挙げて説明するが,ウルトラワイドバンド無線通信機能を有する送受信装置を具備するICカードやソファなどをユーザ位置を擬制する手段として採用することもできる。
まず,ステップS100で,ユーザは,リモコン装置700のボタンを押下する(ステップS100)。かかるリモコン装置の操作により,リモコン装置は各種AV装置との間の距離の測定を開始することができる。
次いで,ステップS102で,リモコン装置700は,ウルトラワイドバンド無線通信により,各被制御機器の識別情報を認識してネットワーク構成を確認する(ステップS102)。即ち,リモコン装置が通信可能なスピーカを把握して,リモコン装置内のメモリ(図示せず)に登録する。例えば,リモコン装置が通信可能判定信号を各スピーカに送信し,そのアクノリッジ信号(ACK信号)を受信することにより確認することができる。
その後,ステップS104で,図4に示すように,リモコン装置700とスピーカ500との間の距離を測定する(ステップS104)。なお,ウルトラワイドバンド無線通信機能により,無線信号の送受信の遅延時間によりその距離を測定することができる。
さらに,ステップS106で,上記ステップS102で登録された全てのスピーカ500との距離を測定したか否かを判断する(ステップS106)。いずれかのスピーカが測距不可能であると判断された場合には,ステップS108に移行し,ユーザに対して,リモコン装置700を介して,リモコン装置700の位置変更を促す旨が通知された後(ステップS108),ステップS100に移行する。なお,この場合には,リモコン装置700の位置を変更した後,再度,リモコン装置のボタンを押下することにより,再度,スピーカとの距離の測定が開始される。
一方,全てのスピーカとの距離が測定されたと判断された場合には,ステップS110で,リモコン装置700は全てのスピーカ500との測定距離をリモコン装置700内のメモリに格納する(ステップS110)。
次いで,ステップS112で,今回の測定結果が前回の測定結果と異なるか否かが判断される(ステップS112)。今回の測定結果が前回の測定結果と同じであると判断された場合には,ステップS116に移行する。
一方,今回の測定結果が前回の測定結果と異なると判断された場合には,ステップS114に移行し,図5に示すように,リモコン装置700から制御装置(ディジタルアンプ)200に対して測定結果が送信された後(ステップS114),ステップS116に移行する。
その後,ステップS116で,リモコン装置700に内蔵されている測距実施用のタイマーをスタートさせる(ステップS116)。かかるタイマーは,リモコン装置が測距を実施する時間間隔を示すものであり,メーカ側で予め設定することができるほか,ユーザが自由に設定することもできる。
次いで,ステップS118で,タイマーの値が予め設定された値よりも大きいか否かが判断される(ステップS118)。タイマーの値が予め設定された値よりも小さいと判断される場合には,測距を開始する時間ではないとして,ステップS118に戻る。
一方,タイマーの値が予め設定された値よりも大きいと判断される場合には,測距を開始する時間であるとして,ステップS102に移行して,上記フローが繰り返される。
このように,本実施形態においては,リモコン装置は,ウルトラワイドバンド無線通信における測距機能を利用して,各スピーカとの距離を一定時間ごとに測定することができる。かかるリモコン装置により測定された測距情報は,制御装置に送信されて,音量音質の補正値が変更される。以下,図6〜図8に基づいて,本実施形態にかかる制御装置の動作フローについて説明する。なお,図6は,本実施形態にかかる制御装置の動作フローを示すフローチャートである。
まず,ステップS200で,制御装置200の音量・音質などの音情報の初期値が決定される(ステップS200)。かかる初期値は,例えば,前回の電源オフ時の設定値をロードすることによりおこなうことができる。
次いで,ステップS202で,リモコン装置700から測距結果を受信したか否かが判断される(ステップS202)。リモコン装置700からの測距結果を受信していないと判断される場合には,ステップS208に移行する。
一方,リモコン装置700からの測距結果を受信したと判断された場合には,ステップS204に移行し,制御装置200は,受信した測距情報に基づいて,音量・音質の補正値が変更される(ステップS204)。
次いで,ステップS206で,制御装置200は,アンプのダイヤルなどの設定値に補正値を加え,音量・音質の制御値が決定される(ステップS206)。
その後,ステップS208で,図7に示すように,補正された制御値に応じた音情報が各スピーカ500に送信された後(ステップS208),ステップS202に移行する。
本実施形態においては,ウルトラワイドバンド無線信号の測距機能を利用して,ユーザの近傍に位置するリモコン装置から被制御機器(例えば,スピーカ)の配置状況を判断して,各種被制御機器などの視聴関連機器の設定を自動的に行うことができる。即ち,映像機器の明るさの強度,及び複数台の音響機器の音量・音質などの出力が自動調節されるので,容易に好適な視聴環境を設定することができる。このように,被制御機器の出力が自動的に調節されるので,被制御機器を配置する際の自由度が向上する。このように,例えばリモコン装置の近傍に位置するユーザにとって最適な音量・音質のオーディオを実現することができる。
また,あるスピーカについて,制御装置とそのスピーカとが通信不可能の場合には,制御装置からそのスピーカ向けの音情報をリモコン装置経由で送信することもできる。以下に,図8〜図10に基づいて,本実施形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関する制御装置の動作フローについて説明する。なお,図8は,本実施形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関する制御装置の動作フローを示すフローチャートである。図9は,本実施形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関する制御装置の動作フローを示すフローチャートである。
まず,図8に示すように,ステップS300で,制御装置200に内蔵されている通信可能判定信号を送信する送信間隔用タイマーがリセットされる(ステップS300)。
次いで,ステップS302で,制御装置200は,各スピーカ500に対して通信可能判定信号を送信する(ステップS302)。
その後,ステップS304で,制御装置200は,各スピーカ500からACK信号(アクノレッジ信号)を受信する(ステップS304)。
さらに,ステップS306で,制御装置200に登録されている全てのスピーカ500からACK信号が受信されたか否かが判断される(ステップS306)。全てのスピーカ500からACK信号が受信されたと判断された場合には,ステップS310に移行する。
一方,全てのスピーカ500からACK信号が受信されていないと判断された場合には,ステップS308で,ACK信号を受信しなかったスピーカ(即ち,制御装置200と通信不可能な)スピーカの識別情報が登録される(ステップS308)。
その後,ステップS310で,通信不可能なスピーカ500−3の識別情報と,音情報をリモコン装置700に送信する(ステップS310)。このことにより,リモコン装置には,通信不可能なスピーカに送信すべき音情報が送信され,さらに,このリモコン装置から,制御装置と直接通信不可能なスピーカに転送される。このことにより,制御装置から直接スピーカに対して通信不可能な場合であっても,リモコン装置700を介してスピーカに音情報を送信することができる。
さらに,ステップS312で,タイマーの値が予め設定された値よりも大きいか否かが判断される(ステップS312)。タイマーの値が予め設定された値よりも小さいと判断される場合には,通信可能判定信号を送信する時間ではないとして,ステップS312に戻る。
一方,タイマーの値が予め設定された値よりも大きいと判断される場合には,通信可能判定信号を送信する時間を越えたとして,ステップS300に移行する。
上記制御装置の動作フローにより,制御装置は通信不可能なスピーカを認識することができる。
次に,図9及び図10に基づいて,本実施形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関するリモコン装置700の動作フローを説明する。
まず,ステップS400で,リモコン装置700は,制御装置200からデータを受信する(ステップS400)。
次いで,ステップS402で,リモコン装置700は,図10に示すように,制御装置200と通信不可能であった(制御装置がACK信号を受信しなかった)スピーカの識別情報を受信したか否かを判断する(ステップS402)。制御装置200がACK信号を受信しなかったスピーカ(例えば,スピーカ500−3)の識別情報を受信しないと判断される場合には,ステップS400に戻る。
一方,リモコン装置700は,制御装置200と通信不可能であったスピーカ500−3の識別情報を受信したと判断される場合には,ステップS404に移行し,受信した識別情報に対応する(制御装置と通信不可能であった)スピーカ500−3に対して,音情報を送信する(ステップS404)。
本実施形態においては,制御装置とそのスピーカとが通信不可能の場合には,制御装置からそのスピーカ向けの音情報をリモコン装置経由で送信することもできる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態においては,対象物(視聴者)から各被制御機器までの距離は,各被制御機器からと視聴者のそばにあることが想定されるリモコン装置を採用した構成を例を挙げて説明したがかかる例には限定されない。例えば,ソファー,認証カードなどにUWB通信機能を内蔵することにより,ユーザ位置を仮定して測距することものもできる。
また,上記実施形態においては,スピーカの音量・音質を補正する構成を採用した例をあげて説明したが,かかる例には限定されない。例えば,映像機器の明るさの強度など他の装置の視聴環境を好適に調整することもできる。
また,上記実施形態においては,測距開始のトリガーとして,リモコン装置のスイッチを押下した場合,及び予め設定された時間間隔である場合を例に挙げて説明したが,かかる例には,限定されない。例えば,ユーザがリモコン装置を持って移動した際のリモコン装置に内蔵する加速度センサの出力値や,スピーカを含む被制御機器システムのパワーオン時などとすることができる。
上記実施形態においては,被制御機器の制御値として,スピーカの音質・音量を例に挙げて説明したがかかる例には限定されない。例えば,他の制御ファクタ,あるいは他の被制御機器の制御ファクタ(例えば,スクリーンの明るさ)などを測距情報に基づいて補正することができる。
また,上記実施形態においては,ユーザ位置の近傍に配置される所定物として,リモコン装置を採用した構成を例に挙げて説明したが,かかる例には限定されない。例えば,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファなど,ユーザの近傍に配置される物であれば,いかなる物でも採用することができる。例えば,ICカードは,ユーザが着席する位置の近傍に置くことにより,本発明を実施することができる。また,ソファを採用する場合には,例えばユーザがリクライニングした場合や,ソファの位置を変更した場合であっても,本発明を実施することができる。
また,上記実施形態においては,リモコン装置が被制御機器との距離を測定する構成を例に挙げて説明したがかかる例には限定されない。例えば,制御装置に距離測定装置を設けることもできる。
また,上記実施形態においては,制御装置が直接被制御機器にウルトラワイドバンド通信を実行できない場合に,リモコン装置を介して被制御機器に制御値を送信する構成を例を挙げて説明したが,かかる例には限定されない。例えば,映像音響機器システム内に,ウルトラワイドバンド通信機能を有する1又は2以上の他の所定物を配置して,かかる他の所定物を介して被制御機器を制御することもできる。
また,上記実施形態においては,リモコン装置が被制御機器との距離を直接測定する例を挙げて説明したが,かかる例には限定されない。例えば,位置測定装置を所定場所(例えば,天井)に設けることにより,ウルトラワイドバンド通信を使用して,所定物(ユーザ位置),被制御機器,制御機器の位置関係を把握することにより,被制御機器の制御値を補正することができる。
本発明は,映像音響機器システムに適用可能であり,特にUWB通信を利用した映像音響機器システムに適用可能である。
第1の実施の形態にかかる映像音響機器システムの構成を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるリモコン装置の構成を示すブロック図である。 一定時間ごとに測距を実行する場合のフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるリモコン装置の測距方法を説明するための説明図である。 第1の実施の形態にかかるリモコン装置からの制御装置への測定結果が送信される方法を説明するための説明図である。 第1の実施の形態にかかる制御装置の動作フローを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる音情報がスピーカに送信される方法を説明するための説明図である。 第1の実施の形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関する制御装置の動作フローを示すフローチャートである 第1の実施の形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関するリモコン装置の動作フローを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるリモコン装置による音情報中継モードに関する制御装置及びリモコン装置の動作フローを説明するための説明図である。
符号の説明
10 映像音響機器システム
100 DVDプレイヤ(制御装置)
200 ディジタルアンプ
300 プロジェクタ
400 スクリーン
500 スピーカ
600 ウーファ
700 リモコン装置
710 距離測定装置
720 信号変換装置
730 UWB送信装置
740 アンテナ
750 システム制御装置
760 UWB受信装置
770 信号変換装置

Claims (19)

  1. 複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムであって,
    前記制御装置及び前記各被制御機器にはウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれており,前記制御装置がウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器を制御すると共に,
    さらに,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた所定物が前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置されており,
    前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との距離を測定して前記制御装置に送信し,
    前記制御装置は,前記送信された前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザ位置と前記各被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正する,
    ことを特徴とする映像音響機器システム
  2. 前記所定物には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する識別情報が予め登録されており,
    前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記所定物は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像音響機器システム
  3. さらに,前記制御装置には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報が予め登録されていると共に,
    前記制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との通信を実行して,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記制御装置は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを,前記所定物に対して送信し,
    前記所定物は,前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の映像音響機器システム。
  4. 前記所定物は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つである,ことを特徴とする請求項1,2あるいは3項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システム。
  5. 前記所定物は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との間の距離を測定する,ことを特徴とする請求項1,2,3あるいは4項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システム。
  6. 前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,ことを特徴とする請求項3,4あるいは5項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システム。
  7. 複数の映像・音響機器を含む被制御機器とが配置された映像音響機器システムにおいて,前記各被制御機器を制御するための制御装置であって,
    前記制御装置は,さらに,前記被制御機器を制御するためのウルトラワイドバンド無線通信手段を有しており,
    前記制御装置は,映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置された所定物からウルトラワイドバンド無線通信を使用して送信された,前記各被制御機器と前記所定物との距離データを受信し,
    前記受信した前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザの存在位置と前記被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正し,
    前記補正された制御値をウルトラワイドバンド無線通信を使用して前記各被制御機器に対して送信する,
    ことを特徴とする制御装置。
  8. 前記制御装置は,さらに,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報を予め登録する登録手段を有しており,
    前記制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との通信を実行して,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記制御装置は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを,前記所定物に対して送信する,
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,ことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. 複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムにおいて,前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置される,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた送受信装置であって,
    前記送受信装置は,
    前記被制御機器に予め設定された識別情報を取得して登録する登録手段を有しており,
    ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,
    ことを特徴とする送受信装置。
  11. 前記送受信装置は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つに組み込まれている,ことを特徴とする請求項10に記載の送受信装置。
  12. 前記送受信装置は,
    前記制御装置から送信された,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを受信し,
    前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の送受信装置。
  13. 前記送受信装置は,予め設定された時間間隔で,前記各被制御機器との間の距離を測定する,ことを特徴とする請求項10,11あるいは12項のうちいずれか1項に記載の送受信装置。
  14. 複数の映像・音響機器を含む被制御機器と,前記各被制御機器を制御するための制御装置とが配置された映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法であって,
    前記制御装置及び前記各被制御機器にはウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれており,前記制御装置がウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器を制御すると共に,
    さらに,ウルトラワイドバンド無線通信機能が組み込まれた所定物が前記映像音響機器システムを視聴するユーザ位置の近傍に配置されており,
    前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との距離を測定して前記制御装置に送信し,
    前記制御装置は,前記送信された前記各被制御機器と前記所定物との各測定距離を,前記ユーザ位置と前記各被制御機器との間の距離と擬制して,前記各被制御機器に対する制御値を補正する,
    ことを特徴とする映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
  15. 前記所定物には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する識別情報が予め登録されており,
    前記所定物は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との間の距離測定すると共に,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記所定物は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記ユーザに対して前記所定物の位置変更を促す旨を通知する,
    ことを特徴とする請求項14に記載の映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
  16. さらに,前記制御装置には,前記映像音響機器システムを構成する被制御機器を特定する前記識別情報が予め登録されていると共に,
    前記制御装置は,ウルトラワイドバンド無線通信により全ての被制御機器との通信を実行して,通信が実行された被制御機器の識別情報を取得し,
    前記制御装置は,前記識別情報が送信されなかった被制御機器が存在すると判断した場合には,前記識別情報と前記識別情報に対応する被制御機器への制御値とが関連付けられたデータを,前記所定物に対して送信し,
    前記所定物は,前記識別情報に対応する被制御機器に対して,対応する制御値を前記被制御機器に送信する,
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
  17. 前記所定物は,前記制御装置を操作するためのリモコン装置,前記ユーザが所有するICカード,あるいは前記ユーザが着席するソファから選択されるいずれか一つである,ことを特徴とする請求項14,15あるいは16項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
  18. 前記所定物は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器との間の距離を測定する,ことを特徴とする請求項14,15,16あるいは17項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
  19. 前記制御装置は,予め設定された時間間隔で,ウルトラワイドバンド無線通信により前記各被制御機器に対して通信を実行して,識別番号を要求する,ことを特徴とする請求項16,17あるいは18項のうちいずれか1項に記載の映像音響機器システムにおける被制御機器の制御方法。
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