JP2005315627A - 傾斜センサを利用した感震型電源遮断装置 - Google Patents

Abstract

【課題】
これまでの感震型電源遮断装置は市販品の地震検知器を使用しているものが多く、傾斜センサと比較した場合、地震検知器の方が形状的に大きく、且つ高価である。
【解決手段】
傾斜センサを使用し、マイクロコンピュータとマイクロコンピュータに接続された傾斜センサとマイクロコンピュータに制御されるリレーを備え、傾斜センサからの出力信号をマイクロコンピュータにて監視する方式を採用することにより、安価で小型の感震型電源遮断装置を製作することが可能である。
【選択図】図３

Description

この発明は、設定された地震の強さを検知して動作する電源遮断装置に関する。

従来より地震を検知して電源を遮断させる装置は存在するが地震を検知する方式が、これまでのものは、市販品の地震検知器を内蔵しているものがほとんどで、単純な傾斜センサを利用しマイクロコンピュータに内蔵されているソフトウェアにより振動の状態を判断する方式の電源遮断装置は、他にはない。

これまでの感震型電源遮断装置は市販品の地震検知器を用いているものが多く、傾斜センサと比較した場合、地震センサの方が形状的に大きく且つ高価である。

上記、課題を解決するため傾斜センサを使用しマイクロコンピュータにて、傾斜センサからの出力信号を監視する方式を採用することにより、より安価で小型の感震型電源遮断装置を製作することが可能となる。

以上の詳述どおり、本発明によれば、マイクロコンピュータと該マイクロコンピュータに接続された傾斜センサと前記マイクロコンピュータに制御されるリレーを備えた電源遮断装置を発明することにより、従来までのものより小型で安価な感震型電源遮断装置の製作が可能である。

本発明を具現化した実施の形態を図面にもとづいて詳細に説明する。図１において傾斜センサの内部構造の一例を示す。１は導電性ボールを示す。２は上側導電性ケース示す。３は下側導電性ケースを示す。４は電極端子部を示す。振動を検知すると１の導電性ボールが転がり、２の上側導電性ケースと３の下側導電性ケース間に導通を検出することが可能となる。このような傾斜センサを用いて地震時の振動を検出することができる感震型電源遮断装置に利用する。

図２に傾斜センサ単体での出力信号は、概ね次のようなパターンとなる。５は家屋が傾斜又は倒壊した時の出力信号、６は地震による出力信号、７は地震中に家屋が傾斜又は倒壊した時の出力信号、８は生活における振動による出力信号を示す。

図３に３線式ＡＣ１００Ｖに接続される感震型電源遮断装置の一例を示す。図３中１３は傾斜センサを示し、１３が図２のような出力信号を出力した時、１２に示すマイクロコンピュータが常時、１３の傾斜センサの出力波形を監視しており、図２に示す傾斜センサ単体での出力信号のパターンに応じ、家屋が傾斜又は倒壊したこと、地震であること、地震中に家屋が傾斜又は倒壊したことを判断することができる感震型電源遮断装置を示す。

傾斜センサの内部構造 傾斜センサ出力信号の一例 ３線式ＡＣ１００Ｖに接続される感震型電源遮断装置の一例

符号の説明

１．導電性ボール
２．上側導電性ケース
３．下側導電性ケース
４．電極端子部
５．地震による出力信号
６．傾斜した時の出力信号
７．地震により傾斜又は、倒壊した時の出力信号
８．生活による出力信号
９．漏電ブレーカ
１０．感震型電源遮断装置
１１．安定化電源
１２．マイクロコンピュータ
１３．傾斜センサ
１４．リレー
１５．３線式ＡＣ１００Ｖ

Claims (1)

1. マイクロコンピュータと該マイクロコンピュータにより接続された傾斜センサと前記マイクロコンピュータに制御されるリレーとを備えた電源遮断装置において、前記傾斜センサからの出力信号を前記マイクロコンピュータにて監視し、前記傾斜センサ内の導電性ボールの動作パターンにより、家屋が傾斜又は倒壊であること、又は、地震であること、又は、地震中に家屋が傾斜又は倒壊であることを検知することができ、生活における振動においては誤動作のない感震型電源遮断装置。
   

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