JP2005314364A - 加圧流体及びカチオン性コンディショニング剤を使用するケラチン物質を処置するための化粧組成物の製造方法 - Google Patents

加圧流体及びカチオン性コンディショニング剤を使用するケラチン物質を処置するための化粧組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カチオン性コンディショニング剤を含む化粧組成物を製造する方法を提供すること。
【解決手段】 本発明は、ケラチン物質を化粧処置するための化粧組成物を製造する方法であって、該方法は流体を少なくとも3×105Pa (3バール)の圧力で、固形状又はペースト状の形態にある少なくとも一つのケラチン物質のカチオン性コンディショニング剤に浸透させる工程を含むことを特徴とする方法に関する。本方法では、温度が30℃以上である加圧した流体を、非常に短時間、固形状又はペースト状の少なくとも一つのカチオン性コンディショニング剤に通過させることによって実施される。

Description

本発明は、ケラチン物質、例えば皮膚及びケラチン繊維、例えば毛髪を化粧処置するための組成物の製造方法に関し、さらに該組成物を使用するケラチン物質を処置する化粧方法に関する。
化粧品においては、ケラチン物質、例えば敏感になった毛髪、すなわち環境物質の化学的な作用及び/又は毛髪の処置、例えばパーマネントウェーブ処置、染色又は脱色によって損傷を受け又はもろくなった毛髪の化粧特性を改良することが常に求められている。従って、水にやや溶けにくいか不溶性の、カチオン性ポリマー又はカチオン性界面活性剤のようなコンディショニング剤を含む化粧処置組成物がケラチン物質に適用され、該コンディショニング剤はケラチン物質が多少とも繰り返して受ける種々の処置又は攻撃因子によって生じる有害な又は不都合な作用を修復し又は制限することを意図している。これらのコンディショニング剤は、天然の毛髪の化粧特性を改良することもできる。
カチオン性ポリマーやカチオン性界面活性剤のようなコンディショニング剤によって、毛髪のくし通りがよくなりかつ毛髪を柔軟かつしなやかにすることができる。
これらのコンディショニング剤はさらに皮膚に化粧特性、例えば抗刺激特性を与えることができる。
しかしながら、これらのコンディショニング剤を含む化粧処置組成物は、一般に水性組成物であり、該組成物中にコンディショニング剤は溶解することが必要である。これらの化合物が溶解性を欠くことによってこれらの組成物のコンディショニング力が低下する。さらに、この溶解性の基準があることによって、ケラチン物質の化粧処置に使用することができる水不溶性のカチオン性コンディショニング剤の数が減少する。融点の高い物質については特にそうである。
驚くべきことに本出願人は、ケラチン物質を処置する化粧組成物を製造する新規な方法を使用することによって、コンディショニング剤を多少とも濃縮した組成物を非常に短時間で、必要により2分より短い時間で製造することができ、特に保存剤を使用することなく先に概要を述べた溶解性の問題が解決できることを見出した。
本方法を実施することは簡単である。温度が好ましくは30℃以上、より好ましくは30℃〜150℃の範囲、さらに好ましくは40℃〜120℃である加圧した流体を、非常に短時間、1分より短い時間、固形状又はペースト状、好ましくは固形状、より好ましくは微粉状の少なくとも一つのカチオン性コンディショニング剤に通過させる。
コンディショニング剤が水と反応するという理由、又は無水組成物中ではコンディショニング剤と反応しない化合物と水溶液中ではコンディショニング剤が反応するという理由により、水性組成物中で不安定であるコンディショニング剤を無水の形態で使用することも可能である。
本方法に従って製造した組成物は限られた保存安定性を有するが、これはこの場合は欠点ではなく、なぜなら本方法により、組成物の製造後直ちにそれを使用することを意図する即時使用可能な組成物、例えば製造後5分以内に、特に化粧品として受容可能な、好ましくは60℃より低い温度まで冷却した後に使用する組成物が製造されるからである。組成物は、コンディショニング剤の分解速度に依存して、その製造後1週間まで使用することができる。
製造時間が非常に短いので、特定の態様では、所望の化粧特性に従って活性化合物を混合することにより“オンデマンドで”化粧処置組成物を製造することができる。
他の態様に従うと、カチオン性のコンディショニング剤を即時使用可能な装置にパッケージすることができ、その剤の溶液中における濃度をあらかじめ決定しておく必要がなく、これにより使用者の測定誤差を限定することができる。
さらに、本発明に従う方法により、多区画ビンの使用を回避することができ、このことにより本方法が使用者にとって特に経済的かつ安全となる。
このようにして得られた組成物を単独で、又は他の組成物との混合物として使用することができる。
本製造方法のさらなる利点は、良好な化粧特性を与える組成物の製造である。特に、本発明に従う方法によって得られた組成物で処置したケラチン繊維は良好なコンディショニング特性、特にくし通り性、滑らかさ、光沢及び柔軟な感覚において良好な特性を有する。
従って、本発明の主題は、ケラチン物質を処置するための化粧組成物を製造する方法であって、該方法は流体を、少なくとも3×105Pa (3バール)の圧力で、固形状又はペースト状の形態にある少なくとも一つのケラチン物質用のカチオン性コンディショニング剤に、浸透させる工程を含む方法である。
本発明の他の主題は、本発明に従う方法によって得ることができる組成物である。
本発明の主題はまた、本発明の方法に従って得られた組成物の、ケラチン物質の化粧処置、特に毛髪のコンディショニングへの使用である。
最後に、本発明の主題は、本発明の製造方法を実施するためのパッケージ装置である。
本発明の他の主題、特徴、観点及び利点は、以下の記載及び例を読むことによってより明らかとなる。
本発明に従うと、ケラチン物質を処置する化粧組成物を製造する方法は、流体を、30℃以上、好ましくは30℃〜150℃、より好ましくは40℃〜120℃の範囲の温度で、かつ少なくとも3×105Pa (3バール)の圧力で、固形状又はペースト状の形態にあるケラチン物質用の少なくとも一つのカチオン性コンディショニング剤に浸透させる工程を含む。
浸透は、流体が飽和した多孔質媒体を染み通る運動であり、圧力の作用又は影響の結果流体の通過が可能となる。
流体は、液状の水、又は一又は複数の化粧品として受容可能な、特に有機の、液状及び/又は気体状の溶媒を伴ってもよい蒸気、又は液状の水を伴ってもよい蒸気と、一又は複数の化粧品として受容可能な液状及び/又は気体状の溶媒との混合物から成ることができる。好ましくは、流体は、液状の水を伴ってもよい少なくとも一つの蒸気を含み、より好ましくはそれは液状の水を伴ってもよい蒸気である。
挙げることができる有機溶媒の例は以下を含む:C1〜C4低級アルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル及びモノエチルエーテル、及びさらに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール又はフェノキシエタノール及びこれらの混合物。
“水不溶性化合物”という用語は、25℃の水で0.1質量%以上の濃度において、裸眼で透明な等方性溶液を形成しない全ての化合物を意味する。
カチオン性のコンディショニング剤は、固形状の形態又はペースト状の形態にあり、好ましくは固形状の形態にあり、より好ましくは微粉状の形態にある。
本発明の目的のために、“ペースト状の形態”という用語は、固相と液相の中間のコンシステンシーを意味する。このーペースト状の相の粘度は、25℃、10s-1のせん断力において、好ましくは0.1Pa.sより大きく、より好ましくは1Pa.sより大きい。
“ケラチン物質”という用語は、皮膚、頭皮、粘膜、例えば唇、及び/又は外皮、例えば爪、まつげ、眉毛及び毛髪を意味する。
本発明の方法を、好ましくは30℃以上、より好ましくは30℃〜150℃の範囲の温度において、加圧流体を生成する標準的な装置を用いて実施することができる。このような装置は、加熱ブロックを取り付けた耐圧室、及び生成した流体をカチオン性コンディショニング剤へ輸送する回路を含む。
他の態様に従うと、本装置は、液体の貯蔵装置及び液体を該室へ輸送するポンプを含む。
貯蔵装置に含まれる液体は、水又は化粧品として受容可能な溶媒又は化粧品として受容可能ないくつかの溶媒の混合物、又は一又は複数の化粧品として受容可能な溶媒と水との混合物である。本発明における特に好ましい態様では、液体は水である。
本発明の方法を実施するのに特に有用な装置は、“エスプレッソ”型のコーヒー製造装置である。このような装置は本技術分野で周知である。例えば、これらの装置は、特許AT 168 405、US 2,688,911、DE 324 33 870及びIT 1 265 636に記載されている。
本発明の特定の態様に従うと、浸透工程は、30℃以上、好ましくは30℃〜150℃の範囲の温度の、3×105〜30×105Pa(3〜30バール)、又は少なくとも4×105Pa(4バール)、好ましくは10×105Pa(10バール)より高い、最も好ましくは10×105〜30×105Pa(10〜30バール)の圧力下の流体で行われる。
固形状又はペースト状の形態にあるカチオン性コンディショニング剤を装置中で直接使用して、この使用を意図した容器中で加圧流体を発生させることができる。また、これらを化粧組成物をパッケージするための特定の装置にパッケージすることができ、該装置は少なくとも3×105Pa(3バール)の圧力下で流体を少なくとも部分的に透過させる少なくとも一つの壁によって区切られている密閉ハウジングを含み、該組成物は固形状又はペースト状の形態にある少なくとも一つのカチオン性コンディショニング剤を含む。これらの装置は例えば特許出願WO 00/56629、EP 512 470、WO 99/03753又はUS 5,897,899に記載されている。
特定の態様に従うと、ハウジングは二つのシールしたシートで区切られている。他の態様に従うと、ハウジングは蓋で密閉したトレイで区切られている。
これらの装置を織成したか又は織成していないプラスチック又は植物性材料、例えばセルロース、金属、例えばアルミニウム、又は複合材料から製造することができる。これらの装置は、例えば特許出願WO 00/56629、EP 512 470又はWO 99/03753に記載されている。
カチオン性コンディショニング剤を、カチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤、カチオン性シリコーン及びカチオン性タンパク質から選択することができる。
本発明に従って使用することができるカチオン性ポリマーを、毛髪の化粧特性を改良するものとして自体公知の全てのものから選択することができ、すなわち特に特許出願EP−A−0 337 354及びフランス特許出願FR−A−2 270 846、2 383 660、2 589 611、2 470 596及び2 519 863に記載されているものから選択することができる。
より一般的には、本発明の目的のために、“カチオン性ポリマー”という用語はカチオン性基及び/又はカチオン性基にイオン化が可能な基を含む全てのポリマーを意味する。
好ましいカチオン性ポリマーを、第1、第2、第3及び/又は4級アミン基を含む単位を含むものから選択し、これらの基はポリマーの主鎖の部分を形成してもよく又は主鎖に直接結合する側鎖置換基がこれらの基を有していてもよい。
一般的に使用されるカチオン性ポリマーの数平均分子量又は質量平均分子量は、約500〜5×106の範囲、好ましくは約103〜3×106の範囲にある。
カチオン性ポリマーのうち特に挙げることができるのは、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ4級アンモニウム型のポリマーである。これらは公知の製品である。
本発明に従って使用することができ、特に挙げることができるポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ4級アンモニウム型のポリマーは、フランス特許2 505 348及び2 542 997に記載されたものである。これらのポリマーのうち、以下を挙げることができる:
(1)アクリル酸若しくはメタクリル酸エステル又はアミドから誘導され、かつ少なくとも一つの以下の式の単位を含むホモポリマー又はコポリマー:
Figure 2005314364
式中:
3は、同一又は異なってもよく、水素原子又はCH3基を意味し;
Aは、同一又は異なってもよく、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有する直鎖又は分岐したアルキル基、又は炭素原子が1〜4のヒドロキシアルキル基を表し;
4、R5及びR6は、同一又は異なってもよく、1〜18の炭素原子を含むアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し;
1及びR2は、同一又は異なってもよく、水素又は1〜6の炭素原子を含むアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;
-は、無機酸又は有機酸から誘導するアニオン、例えばメトスルフェートアニオン又はハライド、例えばクロリド又はブロミドを意味する。
群(1)のコポリマーはさらに、以下の群から選択することができるコモノマーから誘導する一又は複数の単位を含むことができる:アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素原子を低級(C1〜C4)アルキルで置換したアクリルアミド及びメタクリルアミド、アクリル酸若しくはメタクリル酸又はこれらのエステル、ビニルラクタム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニルエステル。
従って、これらの群(1)のコポリマーのうち、以下を挙げることができる:
− ジメチルスルフェート又はジメチルハライドで4級化したジメチルアミノエチルメタクリレートとアクリルアミドとのコポリマー、
− アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマー、例えば特許出願EP−A−080 976に記載されているもの、
− アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルフェートとのコポリマー、
− 4級化したか又は4級化していないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマー。これらのポリマーは、フランス特許2 077 143及び2 393 573に詳細に記載されている、
− ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、
− ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンコポリマー、
− 及び4級化したビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー。
(2)カチオン性多糖類、特にカチオン性セルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類のうち特に挙げることができるのは、4級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、水溶性4級アンモニウムモノマーでグラフト化したカチオン性セルロースコポリマー又はセルロース誘導体及びカチオン性ガラクトマンナンガム。
4級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、これはフランス特許1 492597に記載され、かつ特にアメルコール(Amerchol)社により“JR”(JR 400、JR 125、JR 30M)又は“LR”(LR 400、LR 30M)の名称で市販されている。これらのポリマーはさらにCTFA辞書で、トリメチルアンモニウムで置換されたエポキシド基と反応させたヒドロキシエチルセルロース4級アンモニウムとして規定されている。
水溶性の4級アンモニウムモノマーでグラフトしたカチオン性セルロースコポリマー又はセルロース誘導体は特に米国特許第4,131,576号に記載されており、例えばメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフトしたヒドロキシアルキルセルロース、例えばヒドロキシメチル−、ヒドロキシエチル−又はヒドロキシプロピルセルロースである。
カチオン性ガラクトマンナンガムは、特に特許US 3,589,578及びUS 4,031,307に記載されており、特にトリアルキルアンモニウムカチオン性基を含むグアガムである。例えば、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムの塩(例えばクロリド)で修飾したグアガムを使用する。
これらの製品は特に、ローディア(Rhodia)社によりJaguar C13 S、Jaguar C15、Jaguar C17又はJaguar C162の名称で市販されている。
(3)酸素、硫黄又は窒素原子により、又は芳香族環若しくはヘテロ環により中断されていてもよい直鎖又は分岐した鎖を含む2価のアルキレン若しくはヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位から成るポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は4級化生成物。これらのポリマーは特に、フランス特許2 162 025及び2 280 361に記載されている;
(4)酸化合物とポリアミンとの重縮合によって特に製造した水溶性ポリアミノアミド;これらのポリアミノアミドを以下の化合物で架橋することができる:エピハロヒドリン、ジエポキシド、ジ無水物、不飽和ジ無水物、ビス−不飽和誘導体、ビス−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロアシルジアミン、ビス−アルキルハライド又はビス−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロアシルジアミン、ビス−アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又はビス−不飽和誘導体に反応性である2官能性の化合物の反応の結果得られたオリゴマー;架橋剤を、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の比率で使用する;これらのポリアミノアミドをアルキル化することができ、これらのポリアミノアミドが一又は複数の第3アミン官能基を含む場合には、4級化することができる。これらのポリマーは特にフランス特許2 252 840及び2 368 508に記載されている。
(5)ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸とを縮合させ、次いで2官能性剤でアルキル化することによって得られたポリアミノアミド誘導体。例えば以下を挙げることができる:アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンポリマー、ここでアルキル基は1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを意味する。これらのポリマーは特にフランス特許1 583 363に記載されている。
これらの誘導体のうち、特に、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンポリマーを挙げることができる。
(6)二つの第1アミン基と少なくとも一つの第2アミン基を含むポリアルキレンポリアミンとジグリコール酸及び3〜8の炭素原子を有する飽和脂肪族ジカルボン酸から選択するジカルボン酸との反応から得られたポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸とのモル比は0.8:1〜1.4:1であり;これから得られたポリアミノアミドをエピハロヒドリンと、エピハロヒドリンのポリアミノアミドの第2アミン基に対するモル比を0.5:1〜8:1で反応させる。これらのポリマーは特に米国特許第3,227,615及び第2,961,347号に記載されている。
(7)アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウムの環状ポリマー、例えば鎖の主成分として以下の式(II)又は(III)に対応する単位を含むホモポリマー又はコポリマー:
Figure 2005314364
式中、k及びtは0又は1に等しく、k+tの合計は1に等しく;R12は水素原子又はメチル基を意味し;R10及びR11は、相互に独立に、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、低級(C1〜C4)アミドアルキル基を意味し、又はR10とR11はこれらに結合する窒素原子と一緒になってヘテロ環基、例えばピペリジル又はモルホリニルを意味することができ;Y-はアニオン、例えばブロミド、クロリド、アセテート、ボレート、シトレート、タータレート、ビスルフェート、ビスルファイト、スルフェート又はホスフェートである。これらのポリマーは特にフランス特許2 080 759及びその追加の特許2 190 406に記載されている。
10及びR11は、相互に独立に、好ましくは1〜4の炭素原子を含むアルキル基を意味する。
先に規定したポリマーのうち、特にジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー(及び質量平均分子量が小さいその同族体)及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマーを挙げることができる。
(8)以下の式に対応する繰り返し単位を含む4級ジアンモニウムポリマー:
Figure 2005314364
式(IV)中:
13、R14、R15及びR16は、同一又は異なってもよく、1〜20の炭素原子を含む脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基又は低級ヒドロキシアルキル脂肪族基例えばヒドロキシエチル基を表し、又はR13、R14、R15及びR16は、一緒になって若しくは独立に、これらに結合する窒素原子と共に、窒素以外の第2のヘテロ原子を含んでもよいヘテロ環を構成し、又はR13、R14、R15及びR16は、ニトリル、エステル、アシル若しくはアミド基又は基−CO−O−R17−D若しくは−CO−NH−R17−Dで置換された直鎖若しくは分岐したC1〜C6アルキル基を表し、ここでR17はアルキレンであり、Dは4級アンモニウム基であり;
1及びB1は、2〜20の炭素原子を含むポリメチレン基を表し、該基は直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和であってもよく、かつ該基は以下の基を含むか、以下の基に結合するか又は該基の主鎖中に以下の基を挿入することができる:一又は複数の芳香族環又は一又は複数の酸素若しくは硫黄原子又はスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基;かつ
-は無機酸又は有機酸から誘導するアニオンを意味し;
1、R13及びR15は、これらに結合する2つの窒素原子と共にピペラジン環を形成することができ;さらに、A1が直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のアルキレン基若しくはヒドロキシアルキレン基を意味する場合、B1はさらに基(CH2)n−CO−D−OC−(CH2)n−を意味することができ;
式中、Dは以下を意味する:
a)式−O−Z−O−のグリコール残基、式中、Zは直鎖又は分岐した炭化水素をベースとする基又は以下の式の一つに対応する基を意味し:
−(CH2−CH2−O)x−CH2−CH2
−[CH2−CH(CH3)−O]y−CH2−CH(CH3)−
式中、x及びyは、規定されかつ特異的な重合度を表す1〜4の整数を意味し、又は平均重合度を表す1〜4のいずれかの数を意味し;
b)ビス−第2ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式−NH−Y−NH−のビス−第1ジアミン残基、式中、Yは直鎖若しくは分岐した炭化水素をベースとする基又は以下の2価の基を意味し、
−CH2−CH2−S−S−CH2−CH2−;
d)式−NH−CO−NH−のウレイレン基;
好ましくは、X-はアニオン、例えばクロリド又はブロミドである。
これらのポリマーは一般に、1000〜100,000の数平均分子量を有する。
この型のポリマーは、特に以下に記載されている:フランス特許2 320 330、2270 846、2 316 271、2 336 434及び2 413 907並びに米国特許第2,273,780号、第2,375,853号、第2,388,614号、第2,454,547号、第3,206,462号、第2,261,002号、第2,271,378号、第3,874,870号、第4,001,432号、第3,929,990号、第3,966,904号、第4,005,193号、第4,025,617号、第4,025,627号、第4,025,653号、第4,026,945号及び第4,027,020号。
以下の式に対応する繰り返し単位より成るポリマーを特に使用することができる:
Figure 2005314364
式中、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なってもよく、約1〜4の炭素原子を含むアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基を意味し、ここで、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、X-は無機酸又は有機酸から誘導するアニオンである。
特に好ましい式(V)の化合物は、R1、R2、R3及びR4がメチル基を表し、n=3、p=6かつX=Clであるものであり、これはINCI(CTFA)命名法に従うとヘキサジメトリンクロリドとして公知のものである。
(9)以下の式(VI)の単位から成るポリ4級アンモニウムポリマー:
Figure 2005314364
この式中:
18、R19、R20及びR21は、同一又は異なってもよく、水素原子又はメチル、エチル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル若しくは−CH2CH2(OCH2CH2)pOH基を表し、
ただし、pが0又は1〜6の整数に等しい場合には、R18、R19、R20及びR21は同時に水素原子を表すことはなく、
r及びsは、同一又は異なってもよく、1〜6の整数であり、
qは0に等しいか又は1〜34の整数であり、
-はアニオン、例えばハライドを意味し、
Aはジハライド基又は好ましくは−CH2−CH2−O−CH2−CH2−を意味する。
これらの化合物は特に特許出願EP−A−122 324に記載されている。
(10)ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー。
(11)ポリアミン。
(12)好ましくは架橋したメタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマー、例えば塩化メチルで4級化したジメチルアミノエチルメタクリレートのホモ重合により、又は塩化メチルで4級化したジメチルアミノエチルメタクリレートとアクリルアミドとの共重合により得られたポリマー、ホモ重合又は共重合に引き続いてオレフィン系不飽和、特にメチレンビスアクリルアミドを含む化合物で架橋する。
本発明に趣旨に沿って使用することができる他のカチオン性ポリマーは以下のものである:カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質の加水分解物、ポリアルキレンイミン、特にポリエチレンイミン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物、4級ポリウレイレン、カチオン性ポリウレタン及びキチン誘導体。
本発明に適する先に述べたカチオン性ポリマーのうち特に使用することができるのは以下のものである:4級セルロースエーテル誘導体、例えばアメルコール(Amerchol)社により“JR 400”の名称で市販されている製品、カチオン性シクロポリマー、特にジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー又はコポリマー、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー、メタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩の架橋していてもよいホモポリマー又はコポリマー、及びこれらの混合物。
挙げることができるカチオン性界面活性剤は4級アンモニウム塩であり、特に挙げることができる例は以下を含む:
− 以下の一般式(V)のもの:
Figure 2005314364
式中、符号R1からR4は、同一又は異なってもよく、1〜30の炭素原子を含む直鎖又は分岐した脂肪族基、又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリールである。脂肪族基は、ヘテロ原子、例えば特に酸素、窒素、硫黄及びハロゲンを含むことができる。脂肪族基を例えば以下から選択する:アルキル、アルコキシ、(C2〜C6)ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル、(C12〜C22)アルキルアセテート及び約1〜30の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基;X-は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C2〜C6)アルキルスルフェート及びアルキル−又はアルキルアリール−スルホネートの群から選択するアニオンであり;
− イミダゾリンの4級アンモニウム塩、例えば以下の式(VI)のもの:
Figure 2005314364
式中、R5は8〜30の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂若しくはココナツの脂肪酸誘導体を表し、R6は水素原子、C1〜C4アルキル基又は8〜30の炭素原子を含むアルケニル若しくはアルキル基を表し、R7はC1〜C4アルキル基を表し、R8は水素原子又はC1〜C4アルキル基を表し、かつX-は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート又はアルキルアリールスルホネートの群から選択するアニオンである。R5及びR6は、好ましくは12〜21の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂の脂肪酸誘導体を意味し、R7はメチルを意味し、R8は水素を意味する。これらの製品は例えばクオータニウム−27(Quanternium-27)(CTFA 1997)又はクオータニウム−83(Quanternium-83)(CTFA 1997)であり、ウィトコ(Witco)社により名称“Rewoquat(登録商標)”W75、W90、W75PG及びW75HPGで市販されている。
− 式(VII)のジ4級アンモニウム塩:
Figure 2005314364
式中、R9は約16〜30の炭素原子を含む脂肪族基を意味し、R10、R11、R12、R13及びR14は、同一又は異なってもよく、これらを水素原子及び1〜4の炭素原子を含むアルキル基から選択し、かつX-はハライド、アセテート、ホスフェート、ニトレート、エチルスルフェート及びメチルスルフェートの群から選択するアニオンである。これらのジ4級アンモニウム塩は特にプロパンタロウジアンモニウムジクロリドを含み;
− 少なくとも一つのエステル基を含む4級アンモニウム塩、例えば以下の式(VIII)のもの:
Figure 2005314364
式中:
15を、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6ヒドロキシアルキル若しくはジヒドロキシアルキル基から選択し;
16を以下から選択し:
− 基R19−CO−
− 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1〜C22の炭化水素をベースとする基R20
− 水素原子、
17を以下から選択し:
− 基R21−CO−
− 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1〜C6の炭化水素をベースとする基R22
− 水素原子、
17、R19及びR21は、同一又は異なってもよく、これを直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC7〜C21の炭化水素をベースとする基から選択し;
r、n及びpは、同一又は異なってもよく、2〜6の範囲の整数であり;
yは1〜10の範囲の整数であり;
x及びzは、同一又は異なってもよく、0〜10の範囲の整数であり;
-は単一又は複合有機アニオン又は無機アニオンであり;
ただし、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0である場合にはR16はR20を意味し、かつzが0である場合にはR18はR22を意味する。
アルキル基R15は直鎖又は分岐したもの、特に直鎖であってもよい。
好ましくは、R15はメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピル基を意味し、特にメチル又はエチル基を意味する。
有利には、x+y+zの合計は1〜10である。
16が炭化水素をベースとする基R20である場合、12〜22の炭素原子を含む長いものであることができ、又は1〜3の炭素原子を含む短いものであることができる。
18が炭化水素をベースとする基R22である場合、これは好ましくは1〜3の炭素原子を含む。
有利には、R17、R19及びR21は、同一又は異なってもよく、これを直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC11〜C21の炭化水素をベースとする基から選択し、特に直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC11〜C21のアルキル基及びアルケニル基から選択する。
好ましくは、x及びzは、同一又は異なってもよく、0又は1である。
有利には、yは1に等しい。
好ましくは、r、n及びpは、同一又は異なってもよく、2又は3に等しく、より好ましくは2に等しい。
アニオンX-は好ましくはハライド(クロリド、ブロミド又はヨージド)又はC1〜C4アルキルスルフェートであり、特にメチルスルフェートである。しかしながら、以下のものを使用することができる:メタンスルホネート、ホスフェート、ニトレート、トシレート、有機酸から誘導するアニオン、例えばアセテート若しくはラクテート、又はエステル官能基を含むアンモニウムと適合性である他のいずれかのアニオン。
アニオンX-はより特定的にはクロリド又はメチルスルフェートである。
本発明に従う組成物で特に使用するのは式(IV)のアンモニウム塩であり、式中、
− R15はメチル基又はエチル基を意味し;
− x及びyは1に等しく;
− zは0又は1に等しく;
− r、n及びpは2に等しく;
16を以下から選択し:
− 基R19−CO−
− メチル、エチル又はC14〜C22の炭化水素をベースとする基;
− 水素原子;
18を以下から選択し:
− 基R21−CO−
− 水素原子;
17、R19及びR21は、同一又は異なってもよく、これを直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC13〜C17の炭化水素をベースとする基から選択し、好ましくは直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC13〜C17のアルキル基及びアルケニル基から選択する。
炭化水素をベースとする基は、有利には直鎖である。
挙げることができる式(VIII)の化合物の例は以下を含む:ジアシルオキシエチル−ジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチル−ヒドロキシエチル−メチルアンモニウム、モノアシルオキシエチル−ジヒドロキシエチル−メチルアンモニウム、トリアシルオキシエチル−メチルアンモニウム、モノアシルオキシエチル−ヒドロキシエチル−ジメチルアンモニウムの塩(特にクロリド又はメチルスルフェート)、及びこれらの混合物。アシル基は、好ましくは14〜18の炭素原子を含み、かつさらに好ましくは植物油、例えばパーム油又はヒマワリ油から誘導される。この化合物が複数のアシル基を含む場合、これらの基は同一又は異なってもよい。
これらの生成物は、例えば、オキシアルキレン化してもよいトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、アルキルジエタノールアミン又はアルキルジイソプロパノールアミンと脂肪酸又は植物若しくは動物起源の脂肪酸混合物との直接エステル化により、又はこれらのメチルエステルのエステル交換により、得られる。このエステル化に引き続いて、アルキル化剤、例えばアルキルハライド(好ましくはメチルハライド又はエチルハライド)、ジアルキルスルフェート(好ましくはジメチルスルフェート又はジエチルスルフェート)、メチルメタスルホネート、メチルパラ−トルエンスルホネート、グリコールクロロヒドリン又はグリセロールクロロヒドリンを使用する4級化を行う。
これらの化合物は、例えば、コグニス(Cognis)社によりDehyquart(登録商標)の名称で、ステパン(Stepan)社によりStepanquat(登録商標)の名称で、セカ(Ceca)社によりNoxamium(登録商標)の名称で、レオ−ゴールドシュミット(Rewo-Goldschmidt)社によりRewoquat(登録商標)WE 18の名称で市販されている。
以下のものも挙げることができる:構造中に4級化した窒素を含むエステルの塩、例えばN,N−ジパルミトイルオキシエチル又はN,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ジヒドロゲノパルミトイルオキシエチル又はN−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウムメトスルフェート及びジステアリルオキシエチルジメチルアンモニウムクロリド。
本発明に従うカチオン性界面活性剤は、好ましくは質量の過半がジエステル塩である4級アンモニウムモノ−、ジ−及びトリエステル塩の混合物を含む。
使用することができるアンモニウム塩の混合物の例は、15質量%〜30質量%のアシルオキシエチル−ジヒドロキシエチル−メチルアンモニウムメチルスルフェート、45質量%〜60質量%のジアシルオキシエチル−ヒドロキシエチル−メチルアンモニウムメチルスルフェート及び15質量%〜30質量%のトリアシルオキシエチル−メチルアンモニウムメチルスルフェートを含む混合物を含み、アシル基は14〜18の炭素原子を含み、かつ部分的に水素添加してもよりパーム油から誘導される。
少なくとも一つのエステル官能基を含むアンモニウム塩を使用することも可能であり、これは米国特許第4,874,554号及び第4,137,180号に記載されている。
上記の4級アンモニウム塩のうち、好ましいのは式(V)に対応するするものである。第1に挙げることができるのはテトラアルキルアンモニウムクロリド、例えばジアルキルジメチルアンモニウム又はアルキルトリメチルアンモニウムクロリドであり、ここでアルキル基は約12〜22の炭素原子を含み、特にベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム若しくはベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリドであり、又は第2に挙げられるは、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド若しくはステアルアミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリドであり、これはファン ダイク(Van Dyk)社によりCeraphyl(登録商標)70の名称で市販されている。
本発明の組成物において特に好ましいカチオン性界面活性剤を、以下から選択する:4級アンモニウム塩、特にベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオータニウム−83、ベヘニルアミドプロピル−2,3−ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロリド及びパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド。
カチオン性コンディショニング剤をさらにカチオン性シリコーン、特にカチオン性アミノシリコーンから選択することができる。
本発明に従うと、“アミノシリコーン”という用語は、少なくとも一つの第1、第2又は第3アミン若しくは4級アンモニウム基を含む全てのシリコーンを意味する。このように、以下を挙げることができる:
(a)CTFA辞書で“アモジメチコン”として言及され、かつ以下の式に対応するポリシロキサン:
Figure 2005314364
式中、x'及びy'は分子量に依存する整数であり、一般にこの数平均分子量は約5000〜500,000であり;
(b)以下の式に対応するアミノシリコーン:
R'a3-a−Si(OSiG2)n−(OSiGbR'2-b)m−O−SiG3-a−R'a (IX)
式中:
Gは水素原子又はフェニル、OH又はC1〜C8アルキル、例えばメチル基であり、
aは0又は1から3の整数、特に0を意味し、
bは0又は1、特に1を意味し、
m及びnは(n+m)の合計が特に1〜2000、特に50〜150の範囲となる数であり、nは0〜1999、特に49〜149の数を意味することができ、mは1〜2000、特に1〜10の数を意味することができ;
R'は式−Cq2qLの1価の基であり、式中qは2〜8の数であり、Lは以下の基から選択する4級化してもよいアミン基である:
−NR"−CH2−CH2−N'(R")2
−N(R")2
−N+(R")3-
−NH+(R")2-
−NH2 +(R")A-
−N(R")−CH2−CH2−N+R"H2-
式中、R"は水素、フェニル、ベンジル又は飽和1価炭化水素ベースの基、例えば1〜20の炭素原子を含むアルキル基を意味することができ、A-はハライドイオン、例えばフルオリド、クロリド、ブロミド又はヨージドを意味する。
この規定に対応する製品は“トリメチルシリルアモジメチコン”として公知であるシリコーンであり、以下の式に対応する:
Figure 2005314364
式中、n及びmは上記の意味(式IXを参照のこと)を有する。
これらのポリマーは、例えば特許出願EP−A−95238に記載されている。
(c)以下の式に対応するアミノシリコーン:
Figure 2005314364
式中:
5は1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基、特にC1〜C18アルキル又はC2〜C18アルケニル基、例えばメチル基を表し;
6は2価の炭化水素をベースとする基、特にC1〜C18アルキレン基又は2価のC1〜C18、例えばC1〜C8のSiC結合を介してSiに結合したアルキレンオキシ基を表し;
-はアニオン、例えばハライドイオン、特にクロリド又は有機酸塩(アセテート等)であり;
rは2〜20、特に2〜8の統計的な平均値を表し;
sは20〜200、特に20〜50の統計的な平均値を表す。
これらのアミノシリコーンはより詳細に米国特許第4,185,087号に記載されている。
(d)以下の式の4級アンモニウムシリコーン:
Figure 2005314364
式中:
7は、同一又は異なってもよく、1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基、特にC1〜C18アルキル基、C2〜C18アルケニル基又は5又は6の炭素原子を含む環、例えばメチル基を表し、
6は、2価の炭化水素をベースとする基、特にC1〜C18アルケニル基又は2価のC1〜C18、例えばC1〜C8のSiC結合を介してSiに結合したアルキレンオキシ基を表し;
8は、同一又は異なってもよく、水素原子、1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基、特にC1〜C18アルキル基、C2〜C18アルケニル基又は基−R6−NHCOR7を表し;
-はアニオン、例えばハライドイオン、特にクロリド又は有機酸塩(アセテート等)であり;
rは2〜200、特に5〜100の統計的な平均値を表す。
これらのシリコーンは、例えば出願EP−A−0 530 974に記載されている。
(e)以下の式(XIII)のアミノシリコーン:
Figure 2005314364
式中:
− R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なってもよく、C1〜C4アルキル基又はフェニル基を意味し、
− R5はC1〜C4アルキル基又はヒドロキシル基を意味し、
− nは1から5の範囲の整数であり、
− mは1から5の範囲の整数であり、
かつ、xをアミンの数が0.01〜1meq/gとなるように選択する。
本発明に従って特に好ましいシリコーンは以下のものである:
− アミン基を含むポリシロキサン、例えばアモジメチコン又はトリメチルシリルアモジメチコン(CTFA辞書、4版、1997年)。
カチオン性のコンディショニング剤をさらにカチオン性タンパク質から選択することができる。
動物性若しくは植物性のカチオン性タンパク質又はタンパク質加水分解物は、特に化学的に変性したポリペプチドであり、これは4級アンモニウム基、例えばトリアルキルアンモニウム基又はジアルキルアリールアンモニウム基を鎖の末端に有し、又はこれらの基が鎖にグラフト化しており、ここで該アルキル基はC1〜C30であり、アリール基は好ましくはフェニル又はベンジル基である。これらの分子量は、例えば約1500〜10,000、特に2000〜5000の範囲であることができる。これらの化合物のうち、特に以下を挙げることができる:
− トリエチルアンモニウム基を有するコラーゲン加水分解物、例えばメイブルック(Maybrook)社によりQuat-Pro Eの名称で市販され、CTFA辞書で“トリエトニウム加水分解コラーゲンエトスルフェート”として言及されている製品;
− トリメチルアンモニウム及びトリメチルステアリルアンモニウムクロリド基を有するコラーゲン加水分解物、メイブルック(Maybrook)社によりQuat-Pro Sの名称で市販され、CTFA辞書で“ステアルトリモニウム加水分解コラーゲン”として言及されている製品;
− トリメチルベンジルアンモニウム基を有する動物性タンパク質の加水分解物、例えばクロダ(Croda)社によりCrotein BTAの名称で市販され、CTFA辞書で“ベンジルトリモニウム加水分解動物性タンパク質”として言及されている製品;
− 1〜18の炭素原子を有する少なくとも一つのアルキル基を含む4級アンモニウム基をポリペプチド鎖に有するタンパク質加水分解物。
これらのタンパク質加水分解物のうち、特に以下を挙げることができる:
− 4級アンモニウム基がC12アルキル基を含むCroquat L;
− 4級アンモニウム基がC10〜C18アルキル基を含むCroquat M;
− 4級アンモニウム基がC18アルキル基を含むCroquat S;
− 4級アンモニウム基が1〜18の炭素原子を有する少なくとも一つのアルキル基を含むCrotein Q;
これらの種々の製品は、クロダ(Croda)社により市販されている。
他の4級化したタンパク質又は加水分解物は、例えば以下の式に対応するものである:
Figure 2005314364
式中、X-は有機酸又は無機酸のアニオンであり、Aはコラーゲンタンパク質の加水分解物から誘導するタンパク質残基を意味し、R5は30までの炭素原子を含む親油性基を意味し、R6は1〜6の炭素原子を有するアルキレン基を表す。例えば、イノレックス(Inolex)社によりLexein QX 3000の名称で市販され、CTFA辞書で“ココトリモニウムコラーゲン加水分解物”として言及されている製品を挙げることができる。
さらに、4級化した植物性タンパク質、例えば小麦、トウモロコシ又はダイズタンパク質を挙げることができ;4級化した小麦タンパク質として、クロダ(Croda)社によりヒドロトリチカムWQ又はQMの名称で市販され、CTFA辞書で“ココジモニウム加水分解小麦タンパク質“として言及されている製品、ヒドロトリチカムQLの名称で市販され、CTFA辞書で“ラウリジモニウム加水分解小麦タンパク質”として言及されている製品、又はヒドロトリチカムQSの名称で市販され、CTFA辞書で“ステアルジモニウム加水分解小麦タンパク質”として言及されている製品を挙げることができる。
本発明に従うコンディショニング剤を、一又は複数の固形又はペースト状の、好ましくは微粉状の補助剤との混合物として使用することができる。補助剤を以下から選択することができる:クレイ、塩、アニオン性、ノニオン性、両性若しくは双性イオン性界面活性剤、天然若しくは合成増粘剤、ガラスビーズ、シリカ、ナイロン、アルミナ、二酸化チタン、ゼオライト、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、キトサン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、単糖類若しくは多糖類、例えばグルコース、スクロース、ソルビトール若しくはフルクトース、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、樹脂粒子、例えばシリコーン若しくはシリカビーズ、タルク、ポリアスパラギン酸、ボロシリケート、特にカルシウムボロシリケート、ポリエチレン、綿、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、セルロース及びその誘導体、超吸収体化合物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、トウモロコシ種子、ポリジメチルシロキサンガム、ポリアクリルアミド、多孔性ヒドロキシアパタイト、絹、コラーゲン、おがくず、ヒバマタ粉末、小麦、米、エンドウ豆、ルピナス、ダイズ若しくは大麦の粉末若しくは抽出物、架橋したポリビニルピロリドン、アルギン酸カルシウム、活性炭、及びポリ(ビニリデンクロリド/アクリロニトリル)粒子、特にアクゾ ノーベル(Akzo Nobel)社により一般名“Expancel(登録商標)”で市販されているもの、特に“Expancel(登録商標)WE”又は“Expancel(登録商標)DE”、及びこれらの混合物。
一又は複数の補助剤が存在する場合、本発明のコンディショニング剤の量は好ましくは、コンディショニング剤と補助剤の全質量に対して、0.5質量%〜99質量%、より好ましくは1質量%〜80質量%、さらに好ましくは2質量%〜60質量%の範囲である。
使用する植物又は植物抽出物に、浸透に先立って、ロースト、低温粉砕又は凍結乾燥のような処置を行うことができる。
本発明の方法に従って得られた、ケラチン物質を処置するための化粧組成物は、カチオン性コンディショニング剤及び流体の成分、すなわち水及び/又は化粧品として受容可能な溶媒の他に、補助剤の一部又は全部を固形状又はペースト状混合物として含んでもよい。
本発明はさらに、本発明に従う方法によって得ることができる組成物に関し、該組成物は好ましくは保存剤を含まない。
本発明の製造方法を使用してケラチン物質を処置するための化粧組成物が得られ、該組成物をケラチン物質に直接適用することができ、又は該組成物を化粧品として受容可能な媒体と混合することができ、又は化粧品中に通常使用される少なくとも一つの添加剤を使用者が該組成物に添加することができる。本発明の方法によって得られた少なくとも二つの組成物を混合することができる。上記の混合及び/又は添加によって得られたケラチン物質を処置するための化粧組成物を、以下最終の化粧処置組成物又は最終組成物という。
本発明の特定の実施の態様は、装置によって得られた組成物を適用することであり、該装置はヒトが介入する必要はなく、冷却手段が付いていてもよい。
本発明の方法によって得られた最終の化粧処置組成物中に存在するカチオン性コンディショニング剤の量は、最終の化粧処置組成物の全質量に対して、一般的には約0.001質量%〜50質量%、好ましくは0.005質量%〜30質量%、より好ましくは0.01質量%〜20質量%である。
本発明の方法によって得られた化粧組成物を化粧品として受容可能な媒体と混合する場合、該媒体は一般的には水又は少なくとも一つの有機溶媒と水との混合物から成り、該有機溶媒は水に十分溶解しない化合物を溶解するものである。
挙げることができる有機溶媒の例は以下を含む:C1〜C4低級アルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル及びジエチレングリコールモノメチルエーテル及びモノエチルエーテル、及び芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール又はフェノキシエタノール、及びこれらの混合物。
溶媒は好ましくは、最終組成物の全質量に対して、好ましくは1質量%〜40質量%、より好ましくは5質量%〜30質量%の比率で存在する。
化粧品で通常使用される少なくとも一つの添加剤を、本発明の方法に従って得られる化粧処置組成物に添加することができる。挙げることができるこれらの添加剤の例は以下を含む:アニオン性、ノニオン性、両性若しくは双性イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物、アニオン性、ノニオン性、両性若しくは双性イオン性ポリマー、又はこれらの混合物、無機若しくは有機増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、ノニオン性及び両性ポリマー会合性増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、封鎖剤、芳香剤、緩衝剤、分散剤、上記以外のコンディショニング剤、例えば非カチオン性シリコーン油、フィルム形成剤、セラミド、保存剤及び不透明化剤、さらに油、ワックス、ガム及び着色したか又は真珠光沢の顔料。
上記の添加剤は一般に、最終組成物の質量に対して、それぞれ0.01質量%〜20質量%の量で存在する。
いうまでもなく、当業者はこれらの任意の化合物を十分注意して選択して、意図する添加により、本発明に従う化粧組成物が本来有している有利な特性に悪影響を与えないか、実質的に与えないようにするであろう。
最終組成物のpHは一般的には3〜12であり、好ましくは5〜11である。化粧品で通常使用される酸性化剤又は塩基性化剤を使用して、又は標準的な緩衝系を使用して、所望の値に調整することができる。
酸性化剤のうち挙げることができるのは、例えば無機酸又は有機酸、例えば塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、及びスルホン酸である。
塩基性化剤のうち挙げることができるのは、例えば水性アンモニア、炭酸アルカリ、アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン及びこれらの誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び以下の式(II)の化合物である:
Figure 2005314364
式中、Wはヒドロキシル基又はC1〜C4アルキル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;Ra、Rb、Rc及びRdは、同一又は異なってもよく、水素原子、C1〜C4アルキル基又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す。
最終の化粧処置組成物は種々の形態にあることができ、例えばリキッドの形態、クリーム又はジェル、又はケラチン物質、特にケラチン繊維、及び皮膚を処置するのに適する全ての他の形態にあることができる。
最終の化粧処置組成物を、例えばシャンプーとして、洗い流し若しくは残置コンディショナーとして、ディープダウンケアマスク、シャワージェル、又はケラチン物質を処置するローション若しくはクリームとして使用することができる。
本発明はさらに、上記の方法に従う化粧処置組成物の製造、そのケラチン物質への適用、例えば使用者によるか若しくはヒトの介入を必要としない装置による適用を含む、ケラチン物質を処置するための化粧方法に関する。適用時間は15秒から1時間の範囲であることができる。
適用の前に、前記のように、本発明の方法に従って得られた化粧処置組成物を、化粧品として受容可能な媒体及び/又は化粧品で通常使用される一又は複数の添加剤と混合することができる。
他の実施の態様は、本発明の方法に従う少なくとも二つの化粧処置組成物を製造し、これらを共に混合し、上記のように、任意に化粧品として受容可能な媒体及び/又は化粧品で通常使用される一又は複数の添加剤を添加し、次いで得られた最終組成物をケラチン物質に適用することである。
以下の例は本発明の説明を意図するものである。
例1
以下の成分を、固形混合物の全質量に対する質量%で示した割合で共に混合する:
− ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド 25%
− 予めゲル化していないトウモロコシジスターチホスフェート(1) 50%
− 結晶性ソルビトール 25%
(1) TRIK社によりCorn Starch P04の名称で市販されている製品
5gの本混合物をエスプレッソマシーンに入れる。次いでマシーンが生成した蒸気を本固形混合物へ通過させる。50mlの組成物Aが得られるまで浸透を継続する。次いで、得られた組成物Aを1%ヒドロキシエチルセルロースを含む水性組成物Bとを、1部の組成物Bに対して2部の組成物Aの比率で混合して、適用をしやすくする。
このようにして、即時に毛髪へ適用可能な化粧処置組成物が得られる。
滑らかで光沢があり、感触が柔軟でくし通りのよいものが得られる。
例2
粉末状の以下の成分を、固形混合物の全質量に対する質量%で示した割合で共に混合する:
− ヒドロキシエチルセルロース(1) 8%
− ラウリルモノホスフェート(2) 82%
− 4級化ヒドロキシエチルセルロース(3) 10%
(1) アクアロン(Aqualon)社によりNatrosol 250 HHRの名称で市販されている製品
(2) カオウ(KAO)社によりMAP 20の名称で市販されている製品
(3) ナショナル スターチ(National Starch)社によりCelquat SC 240 Cの名称で市販されている製品
5gの本混合物をエスプレッソマシーンに入れる。次いでマシーンが生成した蒸気を本固形混合物へ通過させる。50mlの組成物Aが得られるまで浸透を継続する。次いで、得られた組成物Aと1%ヒドロキシエチルセルロースを含む水性組成物Bとを、1部の組成物Bに対して2部の組成物Aの比率で混合して、適用をしやすくする。
このようにして、即時に毛髪へ適用可能な化粧処置組成物が得られる。
滑らかで光沢があり、感触が柔軟でくし通りのよいものが得られる。

Claims (27)

  1. ケラチン物質を化粧処置するための化粧組成物を製造する方法であって、該方法は流体を少なくとも3×105Pa (3バール)の圧力で、固形状又はペースト状の形態にある少なくとも一つのケラチン物質用のカチオン性コンディショニング剤に浸透させる工程を含むことを特徴とする方法。
  2. カチオン性コンディショニング剤をカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤、カチオン性シリコーン及びカチオン性タンパク質から選択することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. カチオン性ポリマーを以下から選択することを特徴とする、請求項2に記載の方法:
    (1)アクリル酸若しくはメタクリル酸エステル又はアミドから誘導され、かつ少なくとも一つの以下の式の単位を含むホモポリマー又はコポリマー:
    Figure 2005314364
    式中:
    3は、同一又は異なってもよく、水素原子又はCH3基を意味し;
    Aは、同一又は異なってもよく、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有する直鎖又は分岐したアルキル基、又は炭素原子が1〜4のヒドロキシアルキル基を表し;
    4、R5及びR6は、同一又は異なってもよく、1〜18の炭素原子を含むアルキル基又はベンジル基を表し;
    1及びR2は、同一又は異なってもよく、水素又は1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し;
    -は、無機酸又は有機酸から誘導するアニオンを意味し;
    (2)カチオン性多糖類;
    (3)酸素、硫黄又は窒素原子により、又は芳香族環若しくはヘテロ環により中断されていてもよい直鎖又は分岐した鎖を含む2価のアルキレン若しくはヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位から成るポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は4級化生成物;
    (4)酸化合物とポリアミンとの重縮合によって特に製造した水溶性ポリアミノアミド;
    (5)ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸とを縮合させ、次いで2官能性剤でアルキル化することによって得られたポリアミノアミド誘導体
    (6)二つの第1アミン基と少なくとも一つの第2アミン基を含むポリアルキレンポリアミンとジグリコール酸及び3〜8の炭素原子を有する飽和脂肪族ジカルボン酸から選択するジカルボン酸との反応から得られたポリマー;
    (7)アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウムの環状ポリマーであってホモポリマー又はコポリマーの形態にあるもの;
    (8)以下の式に対応する繰り返し単位を含む4級ジアンモニウムポリマー:
    Figure 2005314364
    式(IV)中:
    13、R14、R15及びR16は、同一又は異なってもよく、1〜20の炭素原子を含む脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基又は低級ヒドロキシアルキル脂肪族基例えばヒドロキシエチル基を表し、又はR13、R14、R15及びR16は、一緒になって若しくは独立に、これらに結合する窒素原子と共に、窒素以外の第2のヘテロ原子を含んでもよいヘテロ環を構成し、又はR13、R14、R15及びR16は、ニトリル、エステル、アシル若しくはアミド基又は基−CO−O−R17−D若しくは−CO−NH−R17−Dで置換された直鎖若しくは分岐したC1〜C6アルキル基を表し、ここでR17はアルキレンであり、Dは4級アンモニウム基であり;
    1及びB1は、2〜20の炭素原子を含むポリメチレン基を表し、該基は直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和であってもよく、かつ該基は以下の基を含むか、以下の基に結合するか又は該基の主鎖中に以下の基を挿入することができる:一又は複数の芳香族環又は一又は複数の酸素若しくは硫黄原子又はスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基;かつ
    -は無機酸又は有機酸から誘導するアニオンを意味し;
    1、R13及びR15は、これらに結合する2つの窒素原子と共にピペラジン環を形成することができ;さらに、A1が直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のアルキレン基若しくはヒドロキシアルキレン基を意味する場合、B1はさらに基(CH2)n−CO−D−OC−(CH2)n−を意味することができ;
    式中、Dは以下を意味する:
    a)式−O−Z−O−のグリコール残基、式中、Zは直鎖又は分岐した炭化水素をベースとする基又は以下の式の一つに対応する基を意味し:
    −(CH2−CH2−O)x−CH2−CH2
    −[CH2−CH(CH3)−O]y−CH2−CH(CH3)−
    式中、x及びyは、規定されかつ特異的な重合度を表す1〜4の整数を意味し、又は平均重合度を表す1〜4のいずれかの数を意味し;
    b)ビス−第2ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
    c)式−NH−Y−NH−のビス−第1ジアミン残基、式中、Yは直鎖若しくは分岐した炭化水素をベースとする基又は以下の2価の基を意味し、
    −CH2−CH2−S−S−CH2−CH2−;
    d)式−NH−CO−NH−のウレイレン基;
    (9)以下の式(VI)の単位から成るポリ4級アンモニウムポリマー:
    Figure 2005314364
    この式中:
    18、R19、R20及びR21は、同一又は異なってもよく、水素原子又はメチル、エチル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル若しくは−CH2CH2(OCH2CH2)pOH基を表し、
    ただし、pが0又は1〜6の整数に等しい場合には、R18、R19、R20及びR21は同時に水素原子を表すことはなく、
    r及びsは、同一又は異なってもよく、1〜6の整数であり、
    qは0に等しいか又は1〜34の整数であり、
    -はアニオン、例えばハライドを意味し、
    Aはジハライド基又は好ましくは−CH2−CH2−O−CH2−CH2−を意味し;
    (10)ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー、
    (11)ポリアミン、
    (12)架橋したメタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマー;
    (13)ポリアルキレンイミン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物、4級ポリウレイレン、カチオン性ポリウレタン及びキチン誘導体。
  4. カチオン性ポリマーを以下から選択することを特徴とする、請求項2に記載の方法: 4級セルロースエーテル誘導体、カチオン性環状ポリマー、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー、メタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩の架橋したホモポリマー又はコポリマー、及びこれらの混合物。
  5. カチオン性界面活性剤を以下から選択することを特徴とする、請求項2に記載の方法:4級アンモニウム塩、イミダゾリンの4級アンモニウム塩、ジ4級アンモニウム塩及び少なくとも一つのエステル官能基を含む4級アンモニウム塩。
  6. 4級アンモニウム塩を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の方法:ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオータニウム−82、ベヘニルアミドプロピル−2,3−ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロリド及びパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド。
  7. カチオン性シリコーンを以下から選択することを特徴とする、請求項2に記載の方法:
    (a)CTFA辞書で“アモジメチコン”として言及され、かつ以下の式に対応するポリシロキサン:
    Figure 2005314364
    式中、x'及びy'は数平均分子量が約5000〜500,000となる整数であり;
    (b)以下の式に対応するアミノシリコーン:
    R'a3-a−Si(OSiG2)n−(OSiGbR'2-b)m−O−SiG3-a−R'a (IX)
    式中:
    Gは水素原子又はフェニル、OH又はC1〜C8アルキルであり、
    aは0又は1から3の整数を意味し、
    bは0又は1を意味し、
    m及びnは(n+m)の合計が特に1〜2000、特に50〜150の範囲となる数であり、nは0〜1999、特に49〜149の数を意味することができ、mは1〜2000、特に1〜10の数を意味することができ;
    R'は式−Cq2qLの1価の基であり、式中qは2〜8の数であり、Lは以下の基から選択する4級化してもよいアミン基であり:
    −NR"−CH2−CH2−N'(R")2
    −N(R")2
    −N+(R")3-
    −NH+(R")2-
    −NH2 +(R")A-
    −N(R")−CH2−CH2−N+R"H2-
    式中、R"は水素、フェニル、ベンジル又は飽和1価炭化水素ベースの基を意味することができ、A-はハライドイオンを表し;
    (c)以下の式に対応するアミノシリコーン:
    Figure 2005314364
    式中:
    5は1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基を表し;
    6は2価の炭化水素をベースとする基を表し;
    -はアニオンであり;
    rは2〜20の統計的な平均値を表し;
    sは20〜200の統計的な平均値を表し;
    (d)以下の式の4級アンモニウムシリコーン:
    Figure 2005314364
    式中:
    7は、同一又は異なってもよく、1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基を表し、
    6は、2価の炭化水素をベースとする基を表し;
    8は、同一又は異なってもよく、水素原子、1〜18の炭素原子を含む1価の炭化水素をベースとする基を表し;
    -はアニオンであり;
    rは2〜200の統計的な平均値を表し;
    (e)以下の式(XIII)のアミノシリコーン:
    Figure 2005314364
    式中:
    − R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なってもよく、C1〜C4アルキル基又はフェニル基を意味し、
    − R5はC1〜C4アルキル基又はヒドロキシル基を意味し、
    − nは1から5の範囲の整数であり、
    − mは1から5の範囲の整数であり、
    かつ、xをアミンの数が0.01〜1meq/gとなるように選択する。
  8. カチオン性タンパク質を化学的に変性したポリペプチドから選択することを特徴とする、請求項2に記載の方法、ここで該ポリペプチドはトリアルキルアンモニウム基及びジアルキルアンモニウム基から選択する4級アンモニウム基を鎖の末端に有し、又はこれらの基が鎖にグラフト化しており、該アルキル基はC1〜C30であり、アリール基はフェニル又はベンジル基である。
  9. カチオン性タンパク質を以下から選択することを特徴とする、請求項8に記載の方法:トリエチルアンモニウム基を有するコラーゲン加水分解物、トリメチルアンモニウムクロリド及びトリメチルステアリルアンモニウムクロリド基を有するコラーゲン加水分解物、トリメチルベンジルアンモニウム基を有する動物性タンパク質の加水分解物、及び1〜18の炭素原子を含む少なくとも一つのアルキル基を有する4級アンモニウム基をポリペプチド鎖に有するタンパク質加水分解物。
  10. 固形状又はペースト状の形態にあるカチオン性コンディショニング剤を補助剤と混合することを特徴とする、先の請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 補助剤を以下から選択することを特徴とする、請求項8に記載の方法:クレイ、塩、アニオン性、ノニオン性若しくは双性イオン性界面活性剤、天然若しくは合成増粘剤、変性してもよいデンプン、ガラスビーズ、シリカ、ナイロン、アルミナ、二酸化チタン、ゼオライト、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、キトサン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、単糖類若しくは多糖類、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、樹脂粒子、例えばシリコーン若しくはシリカビーズ、タルク、ポリアスパラギン酸、ボロシリケート、特にカルシウムボロシリケート、ポリエチレン、綿、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、セルロース及びその誘導体、超吸収体化合物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、トウモロコシ種子、ポリジメチルシロキサンガム、ポリアクリルアミド、多孔性ヒドロキシアパタイト、絹、コラーゲン、おがくず、ヒバマタ粉末、小麦、米、エンドウ豆、ルピナス、ダイズ若しくは大麦の粉末若しくは抽出物、架橋したポリビニルピロリドン、アルギン酸カルシウム、活性炭、及びポリ(ビニリデンクロリド/アクリロニトリル)粒子。
  12. カチオン性コンディショニング剤が、カチオン性コンディショニング剤と補助剤の全質量に対して、0.5質量%〜99質量%、好ましくは1質量%〜80質量%、さらに好ましくは2質量%〜60質量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 浸透工程を3×105〜30×105Pa(3〜30バール)、好ましくは10×105〜30×105Pa(10〜30バール)の圧力において流体で実施することを特徴とする、先の請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 浸透工程を少なくとも10×105Pa(10バール)の圧力において流体で実施することを特徴とする、先の請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 流体が液状の水を伴ってもよい蒸気であることを特徴とする、先の請求項1ないし14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 流体が一又は複数の化粧品として受容可能な液体及び/又は気体状の有機溶媒から成ることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の方法。
  17. 先の請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法によって得られた、ケラチン物質を処置するための化粧組成物。
  18. 組成物が保存剤を含まないことを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
  19. 化粧組成物を請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法に従って製造し、該組成物をケラチン物質へ適用することを特徴とする、ケラチン物質を処置する化粧方法。
  20. 化粧組成物をヒトの介入を要しない装置によってケラチン物質へ適用することを特徴とする、請求項19に記載のケラチン物質を処置する化粧方法。
  21. 適用の前に、請求項1ないし16のいずれか1項に記載された方法に従って製造した化粧処置組成物を化粧品として受容可能な媒体及び/又は一又は複数の化粧品で使用する添加剤と混合することを特徴とする、請求項19に記載のケラチン物質を処置する化粧方法。
  22. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載された方法に従って少なくとも二つの化粧組成物を製造し、これらを共に混合しかつ該混合物をケラチン物質へ適用することを特徴とする、ケラチン物質を処置する化粧方法。
  23. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載された方法で得られた組成物の、ケラチン物質の化粧処置のための使用。
  24. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載された方法で得られた組成物の、毛髪をコンディショニングするための使用。
  25. 化粧組成物をパッケージする装置であって、該装置が少なくとも3×105Pa(3バール)の圧力下で流体を少なくとも部分的に透過させる少なくとも一つの壁によって区切られている密閉ハウジングを含み、該組成物が固形状又はペースト状の形態にある少なくとも一つのカチオン性コンディショニング剤を含む、装置。
  26. ハウジングが二つのシールしたシートで区切られていることを特徴とする、請求項25に記載の装置。
  27. ハウジングが蓋で密閉したトレイで区切られていることを特徴とする、請求項25に記載の装置。
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