JP2005313661A - Seat for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高さ調節機能及び乗降支援機能を備えた車両用シート装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle seat device having a height adjustment function and a boarding / alighting support function.
従来、車両用シート装置として、車両走行時の乗員姿勢を補助する機能を備えたものが提案されている。例えば特許文献1では、コーナリング時に発生する横方向の加速度に対して乗員の身体を支えるために、シート本体を当該加速度の方向とは逆方向に傾斜させることで乗員姿勢を補助することが提案されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle seat device that has a function of assisting an occupant posture during vehicle travel has been proposed. For example,
しかしながら、こうした機能は乗員姿勢を補助することを目的としていることから、当該機能のための搭載部品の配置によっては乗員の乗降を妨げることになって実用性に欠けてしまう。 However, since such a function is intended to assist the occupant posture, depending on the arrangement of the mounting parts for the function, the passenger is prevented from getting on and off, and lacks practicality.
一方、特許文献2では、乗員の乗降性を向上させるためにシート本体(座面)をドア側に傾斜させることが提案されている。
ところで、車両用シート装置としてシート本体(座面)の高さ調節機能を備えたものも周知である。こうした高さ調節機能は、乗員の体格に応じてその着座位置を調節・設定するためのものである。 Incidentally, a vehicle seat device having a seat body (seat surface) height adjustment function is also well known. This height adjustment function is for adjusting and setting the seating position according to the occupant's physique.
従って、こうした高さ調節機能を備えた車両用シート装置に対して、上述の乗降支援を一律に適用した場合には、シート本体の傾斜に伴いその一側が徒に上昇したり下降したりすることで、乗員の体格によっては却って乗降性を損ねることになる。 Therefore, when the above-mentioned boarding / alighting support is uniformly applied to a vehicle seat device having such a height adjustment function, one side of the vehicle seat device may rise or fall as the seat body tilts. However, depending on the physique of the occupant, getting on and off will be impaired.
本発明の目的は、高さ調節機能及び乗降支援機能を備えた車両用シート装置において、乗員の体格差に応じて好適に乗降性を向上させることができる車両用シート装置を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a vehicle seat device that can suitably improve boarding / exiting performance in accordance with a physique difference in an occupant in a vehicle seat device having a height adjustment function and a boarding / alighting support function. .
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シート本体の高さを調節する高さ調節手段及び該シート本体を傾斜させて乗員の乗降を支援する乗降支援手段を備える車両用シート装置において、前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さに応じて、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜角度を変更する変更手段を備えたことを要旨とする。
In order to solve the above problems, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、前記変更手段は、前記乗降支援手段による前記シート本体の傾斜において該シート本体の乗降側及び該乗降側の反対側のいずれかの高さと所定高さとを一致させることで該シート本体の傾斜角度を変更することを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the first aspect of the invention, the changing means is configured to incline the seat body by the boarding / alighting support means, and on the side opposite to the boarding / alighting side of the seat body. The gist of the invention is to change the inclination angle of the sheet main body by matching one of the heights with a predetermined height.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シート装置において、前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さを検出する高さ検出手段を備え、前記検出されたシート本体の高さが上限側及び下限側のいずれかの所定範囲に含まれるときに、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜を禁止する禁止手段を備えたことを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the first or second aspect of the present invention, the vehicle seat device further includes a height detection unit that detects a height of a seat body that is adjusted by the height adjustment unit, and the detection is performed. The gist of the invention is that it includes a prohibiting means for prohibiting the inclination of the seat body by the boarding / alighting support means when the height of the seat body is within a predetermined range on either the upper limit side or the lower limit side.
以上詳述したように、請求項1に記載の発明では、前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さに応じて、乗員の乗降を支援する際の該シート本体の傾斜角度が変更される。従って、乗員の体格が小さくシート本体の高さがより高く調節・設定されているときには、例えば乗降側がより低くなる(下降する)ように該シート本体の傾斜角度を変更することで当該乗員の乗降性を向上させることができる。一方、乗員の体格が大きくシート本体の高さがもともと低く調節・設定されているときには、例えば乗降側の下降を抑制するように該シート本体の傾斜角度を変更することで過剰な傾斜を回避して当該乗員の乗降性を向上させることができる。以上により、乗員の体格差に応じて好適に乗降性を向上させることができる。
As described above in detail, in the invention according to
請求項2に記載の発明では、例えば乗降側が低くなる(下降する)ように前記シート本体を傾斜させて乗員の乗降を支援する場合において、該シート本体の乗降側をその調節・設定されている高さよりも低い所定高さと一致させれば、その傾斜角度はこれら高さの偏差に応じて自ずと変更される。このように、前記シート本体の乗降側及び該乗降側の反対側のいずれかの高さと前記所定高さとを一致させるのみで、極めて簡易に該シート本体の高さに応じた傾斜角度の変更を行うことができる。
In the invention according to
請求項3に記載の発明では、前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さによっては、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜角度がわずかになる場合がある。例えば乗降側が低くなる(下降する)ようにシート本体を傾斜させて乗員の乗降を支援する場合において、乗員の体格が大きくシート本体の高さが十分に低く調節・設定されているとき(下限側の所定範囲に含まれるとき)には、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜角度はわずかになる。このようにシート本体の傾斜による乗降支援が実質的に効を奏しない状態では、シート本体の傾斜を禁止することで徒な乗降支援手段の駆動を回避して該駆動のための負荷を軽減することができる。 According to a third aspect of the present invention, depending on the height of the seat main body adjusted by the height adjusting means, the inclination angle of the seat main body by the boarding / alighting support means may become slight. For example, when the seat body is tilted so that the passenger side gets lower (lowers) and assists passengers in getting on and off, when the occupant's physique is large and the height of the seat body is adjusted sufficiently low (lower limit side) , The inclination angle of the seat body by the boarding / alighting support means becomes small. Thus, in the state where the boarding / alighting support by the inclination of the seat body is not effective, the driving of the boarding / alighting support means can be avoided and the load for the driving can be reduced by prohibiting the inclination of the seat body. be able to.
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、自動車などの車両に搭載される車両用シート装置の骨格部を車内側の斜め前方から見た斜視図である。図1に示されるように、この車両用シートリクライニング装置は、乗降支援手段を構成する傾斜機構10と、高さ調節手段を構成する高さ調節機構30と、シート本体50(図3参照)の座面をなすシートクッション51とを備えている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a skeletal part of a vehicle seat device mounted on a vehicle such as an automobile, as viewed obliquely from the inside of the vehicle. As shown in FIG. 1, the vehicle seat reclining device includes an
前記傾斜機構10は、車両フロアに対して一定の高さで支持されるロアフレーム11と、セクタギヤ12と、ベルクランク13と、コイルスプリング14と、中空バー15と、ブラケット16と、トーションコイルスプリング17と、リンク18と、回転軸19と、減速ギヤ付きの電動モータ20と、ピニオン21と、アイドルギヤ22とを備えている。なお、上記セクタギヤ12、ベルクランク13、コイルスプリング14、ブラケット16、トーションコイルスプリング17、リンク18及びピニオン21は幅方向で対で設けられている。
The
前記ロアフレーム11は略四角枠状に形成されており、その幅方向両側(乗降側であるドア側及びその反対側である車内側)の前端部内壁面には上記セクタギヤ12がそれぞれ取り付けられている。これらセクタギヤ12は、そのアーム部12aを上方に突出させる態様でピン12bによりロアフレーム11に回動自在に支持されている。また、前記ロアフレーム11の幅方向両側の後端部内壁面には、上記ベルクランク13がそれぞれ取り付けられている。これらベルクランク13は、その第1アーム部13aを下方に突出させるとともに第2アーム部13bを前方に突出させる態様でその中央部においてピン13cによりロアフレーム11に回動自在に支持されている。
The lower frame 11 is formed in a substantially square frame shape, and the
上記ロアフレーム11の幅方向各側において、前記セクタギヤ12のアーム部12aと、前記ベルクランク13の第1アーム部13aとは上記コイルスプリング14を介して連結されており、同セクタギヤ12のピン12bを中心とする回動はこのコイルスプリング14を介してベルクランク13に伝達されるようになっている。
On each side in the width direction of the lower frame 11, the
前記中空バー15は、前記セクタギヤ12の取付位置より後方において前記ロアフレーム11を幅方向に橋絡するように同ロアフレーム11に固着されている。そして、この中空バー15の軸方向両端部には、上記ブラケット16が各セクタギヤ12に対向して配設されている。これらブラケット16は、中空バー15に回動自在に支持されている。また、上記中空バー15には、上記ブラケット16の各側方において上記トーションコイルスプリング17がそれぞれ巻回されている。これらトーションコイルスプリング17は、一方の端部が前記ブラケット16に係止されて、他方の端部17aを前方に延出させている。さらに、前記ブラケット16は、上記ロアフレーム11の幅方向各側において上記リンク18を介してセクタギヤ12に連結されている。
The
前記回転軸19は、前記セクタギヤ12と中空バー15との間において前記ロアフレーム11を幅方向に橋絡するように同中空バー15と平行に配置されている。この回転軸19は、その一端及び他端が上記ロアフレーム11の幅方向両側にそれぞれ回動自在に支持されている。上記回転軸19は、前記中空バー15に固定・支持された前記電動モータ20により回転駆動される。
The rotary shaft 19 is arranged in parallel with the
上記回転軸19の軸方向両端部には、それぞれ前記ピニオン21が固定されている。これらピニオン21の一方(ドア側のピニオン21)は対応するセクタギヤ12に直接噛合しており、他方(車内側のピニオン21)は対応するセクタギヤ12に上記アイドルギヤ22を介して噛合している。
The
このような構成にあって、前記ロアフレーム11には、前記高さ調節機構30のアッパフレーム31が搭載される。すなわち、上記ロアフレーム11の上方に配置された略有底四角枠状のアッパフレーム31は、その幅方向両側の前端部において前記トーションコイルスプリング17の端部17aに連結されており、同後端部において前記ベルクランク13の第2アーム部13bに回動可能に支持されている。
In this configuration, the lower frame 11 is mounted with the
ここで、上記傾斜機構10の動作について総括的に説明する。図1において、電動モータ20を駆動して回転軸19を反時計方向に回転させると、ドア側のピニオン21が同方向に回動し、ドア側のセクタギヤ12を時計方向に回動させる。このとき、ドア側のベルクランク13はコイルスプリング14により後方へ押されることで反時計方向に回動し、その第2アーム部13bを下降させて、アッパフレーム31のドア側を下降させる。一方、車内側のピニオン21の同方向への回動は、アイドルギヤ22を介して逆転して伝達されることで車内側のセクタギヤ12を反時計方向に回動させる。このとき、車内側のベルクランク13はコイルスプリング14により前方へ引かれることで時計方向に回動し、その第2アーム部13bを上昇させて、アッパフレーム31の車内側を上昇させる。
Here, operation | movement of the said
以上により、上記傾斜機構10は、アッパフレーム31のドア側が下降し、車内側が上昇するようにこれを傾斜させる。なお、電動モータ20の駆動による回転軸19の回転方向を逆にすることでこれらの関係(傾斜方向)が逆になることはいうまでもない。また、幅方向における傾斜機構10の対称性から、アッパフレーム31はその幅方向中心部を基準に揺動して傾斜する。
As described above, the
次に、高さ調節機構30について説明する。上記高さ調節機構30は、前記アッパフレーム31と、セクタギヤ32と、回転軸33と、ベルクランク34と、ピン35と、リンク36と、揺動リンク37と、ピン38と、操作ハンドル39と、ピニオン40と、従動リンク41と、減速ギヤ付きの電動モータ42とを備えている。なお、上記ベルクランク34、ピン35、リンク36、揺動リンク37及びピン38は幅方向で対で設けられている。
Next, the
前記アッパフレーム31のドア側の前端部には、上記セクタギヤ32が回転軸33により回動自在に支持されている。また、前記アッパフレーム31の幅方向両側の後端部内壁面には、上記ベルクランク34がそれぞれ取り付けられている。これらベルクランク34は、その第1アーム部34aを下方に延出させるとともに第2アーム部34bを前方に延出させる態様でその中央部においてピン35によりアッパフレーム31に回動自在に支持されている。
The
また、これらベルクランク34の一方(ドア側のベルクランク34)の第1アーム部34aは上記リンク36を介してセクタギヤ32に連結されており、他方(車内側のベルクランク34)の第1アーム部34aは上記リンク36を介して回転軸33に固着された従動リンク41に連結されている。
The
さらに、前記アッパフレーム31の幅方向両側の内壁面には、前記回転軸33よりも前方において上記揺動リンク37がそれぞれ取り付けられている。これら揺動リンク37は、そのアーム部37aを上方に突出させる態様でピン38によりアッパフレーム31に回動自在に支持されている。
Further, the swing links 37 are respectively attached to the inner wall surfaces on both sides in the width direction of the
また、上記アッパフレーム31には、前記セクタギヤ32が配置されるドア側において操作ハンドル39が回転可能に設けられている。この操作ハンドル39の回転軸は逆転防止機能を持つスプリングカップラ機構(図示せず)を介して前記セクタギヤ32と噛合するピニオン40に連結されている。従って、上記操作ハンドル39を回動操作すると、ピニオン40を介してセクタギヤ32が回転軸33を中心にこれと一体回動するとともに、回転軸33に固着された従動リンク41もこれに連動して回動する。
The
さらに、上記回転軸33は、前記アッパフレーム31の底壁部に固定された電動モータ42により回転駆動される。従って、上記電動モータ42を駆動して回転軸33を回転させると、上記セクタギヤ32及び従動リンク41はこれに連動して一体回動する。
Further, the rotating shaft 33 is rotationally driven by an
このような構成にあって、前記アッパフレーム31には、前記シートクッション51が搭載される。すなわち、上記アッパフレーム31の上方に配置されたシートクッション51は、その幅方向両側の前端部において前記揺動リンク37のアーム部37aに回動自在に連結されており、同後端部において前記ベルクランク34の第2アーム部34bに回動自在に支持されている。
In such a configuration, the
なお、上記高さ調節機構30は、一方に操作ハンドル39の回動操作をピニオン40を介して伝達するセクタギヤ32を配置し、他方にこれに準ずる従動リンク41を配置したことを除いてその動作軌跡が幅方向両側で同等となるように構成されている。従って、例えば回転軸33の回転に伴うセクタギヤ32若しくは従動リンク41を介した各リンク36等の動作は同等となっている。
The
ここで、上記高さ調節機構30の動作について総括的に説明する。図1において、例えば電動モータ42を駆動して回転軸33を反時計方向に回転させると、前記セクタギヤ32及び従動リンク41が同方向に回動する。このとき、各ベルクランク34はリンク36を介して時計方向に回動し、その第2アーム部34bを上昇させて、シートクッション51を上昇させる。そして、このシートクッション51の上昇は、各揺動リンク37の揺動によって許容される。なお、電動モータ42の駆動に代えて操作ハンドル39を回動操作したとしても、上記に準じて動作することはいうまでもない。
Here, the operation of the
以上により、上記高さ調節機構30は、シートクッション51を上昇させる側にその高さを調節・設定する。なお、上記高さ調節機構30は、電動モータ42の駆動等による回転軸33の回転方向を逆にすることでシートクッション51を下降させる側にその高さを調節・設定することはいうまでもない。
As described above, the
次に、本実施形態における車両用シート装置の電気的構成について図2のブロック図に基づき説明する。同図に示されるように、この車両用シート装置は、変更手段及び禁止手段を構成する電子制御装置60を備えている。この電子制御装置60はデジタルコンピュータからなり、CPU(中央演算処理装置)、各種プログラム及びマップ等を記憶したROM(リードオンリメモリ)、各種データ等の読み書き可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)、不揮発性メモリからなるバックアップRAM等を備えている。そして、この電子制御装置60には、カーテシスイッチ61、傾斜スイッチ62及びシート高さ調節操作スイッチ63と、前記傾斜機構10を構成する電動モータ20及び傾斜位置検出センサ64と、前記高さ調節機構30を構成する電動モータ42及び高さ検出手段としてのシート高さ検出センサ65とがそれぞれ接続されている。
Next, the electrical configuration of the vehicle seat device in the present embodiment will be described based on the block diagram of FIG. As shown in the figure, the vehicle seat device includes an
前記カーテシスイッチ61は車両ドアをオープン(開状態)にすることでオンされるスイッチであって、このカーテシスイッチ61からの検出信号(オン又はオフ)が電子制御装置60に入力されることで、電子制御装置60では車両ドアの開閉状態が検出されるようになっている。
The
前記傾斜スイッチ62は、前記傾斜機構10の操作を行うためのスイッチであって、前記アッパフレーム31(シート本体50)を傾斜させるための起動スイッチ62aと、同アッパフレーム31を傾斜状態から復帰させるための復帰スイッチ62bとで構成されている。この傾斜スイッチ62の検出信号(オン又はオフ)が電子制御装置60に入力されることで、電子制御装置60では前記傾斜機構10への操作(傾斜若しくは復帰操作)が検出されるようになっている。電子制御装置60は、この傾斜スイッチ62の操作に基づき前記傾斜機構10の電動モータ20を駆動して前記アッパフレーム31(シート本体50)を傾斜させ、あるいは傾斜状態から復帰させる。
The
前記シート高さ調節操作スイッチ63は、前記高さ調節機構30の電動による操作を行うためのスイッチであって、前記シートクッション51(シート本体50)を上昇させるための上昇スイッチ63aと、シートクッション51を下降させるための下降スイッチ63bとで構成されている。このシート高さ調節操作スイッチ63の検出信号(オン又はオフ)が電子制御装置60に入力されることで、電子制御装置60では前記高さ調節機構30への操作(上昇若しくは下降操作)が検出されるようになっている。電子制御装置60は、このシート高さ調節操作スイッチ63の操作に基づき前記高さ調節機構30の電動モータ42を駆動して前記シートクッション51(シート本体50)を上昇させ、あるいは下降させる。
The seat height
前記傾斜位置検出センサ64は、ドア側において前記シートクッション51の下端51a(図4参照)の高さHdを検出する。この高さHdは、前記シートクッション51(アッパフレーム31)の傾斜角度の監視に供される。
The tilt
前記シート高さ検出センサ65は、高さ調節機構30にて前記シートクッション51(シート本体50)の高さを調節・設定したときの下端51aの高さHsを検出する。この高さHsは、前記シートクッション51が傾斜していない状態で検出されることはいうまでもない。上記高さHsは、電子制御装置60のバックアップRAMに記憶されて、同電子制御装置60に対する電力供給が停止された後にも、バッテリによってバックアップされている。
The seat
ここで、上述の構成を有する車両用シート装置において、乗員の乗降支援の概要を図3に基づき説明する。なお、図3の上段では、前記シート本体50が搭載される車両1をフロント側から見た模式図を乗降支援に係る動作段階で分けて示している。ここでは、乗車時における乗降支援の動作の流れを左から右に向かって順番に図示している。降車時における乗降支援の動作の流れは概ねこの逆順になる。
Here, in the vehicle seat device having the above-described configuration, the outline of the passenger support for getting on and off will be described with reference to FIG. In the upper part of FIG. 3, a schematic view of the
まず、乗車時について説明すると、乗員Pは、乗車するシート本体50側の車両ドア2を開いて、当該車両ドア2の車内側パネルに搭載されている前記傾斜スイッチ62の起動スイッチ62aを操作(押動)する。このとき、前記傾斜機構10(電動モータ20)が駆動され、後述の態様でシート本体50が傾斜する。従って、乗員Pは、このシート本体50の傾斜により車内S側に案内される態様で乗車してシートクッション51上に着座する。
First, a description will be given of the time of boarding. The occupant P opens the
そして、この状態で乗員Pが前記傾斜スイッチ62の復帰スイッチ62bを操作(押動)すると、前記傾斜機構10が駆動され、シート本体50が傾斜状態から復帰する。以上により、乗員Pの乗車が完了する。
In this state, when the occupant P operates (pushes) the
一方、降車時について説明すると、乗員Pは、降車側の車両ドア2を開いて前記傾斜スイッチ62の起動スイッチ62aを操作(押動)する。このとき、前記傾斜機構10が駆動されてシート本体50が傾斜する。従って、乗員Pは、このシート本体50の傾斜により車両ドア2側に案内される態様でシートクッション51から降りて降車する。
On the other hand, when alighting is described, the occupant P opens the
そして、この状態で乗員Pが前記傾斜スイッチ62の復帰スイッチ62bを操作(押動)すると、前記傾斜機構10が駆動され、シート本体50が傾斜状態から復帰する。以上により、乗員Pの降車が完了する。
In this state, when the occupant P operates (pushes) the
次に、前記電子制御装置60による傾斜機構10の駆動制御(乗降支援制御)について図4に基づき詳述する。図4は、シート本体50(シートクッション51)に対し調節・設定されている高さと乗降支援時の傾斜角度との関係を示す説明図である。同図において、前記高さ調節機構30によるシート本体50の調節可能な高さの範囲は、前記シートクッション51の下端51aの高さで、下限となる所定のロアモースト位置H1から上限となる所定のアップモースト位置H2までの範囲に設定されている。これらロアモースト位置H1及びアップモースト位置H2は、前記高さ調節機構30による機械的な動作許容範囲に基づき設定されている。なお、前記シート高さ検出センサ65によりシートクッション51の下端51aの高さHsが検出されることは既述のとおりである。
Next, drive control (boarding assistance control) of the
上記ロアモースト位置H1及びアップモースト位置H2の中間部には、ロアモースト位置H1よりも所定高さだけ高い傾斜下限位置Hmが設定されている。これらロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間は、前記傾斜機構10によるシート本体50の傾斜(乗降支援)を禁止する前記シートクッション51の下端51aの高さ(Hs)の範囲として設定されている。すなわち、上記ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間は、シート本体50の傾斜による乗降支援の実質的な効果が得られない範囲として設定され、乗降支援制御の不感帯となっている。
An inclination lower limit position Hm that is higher than the lower most position H1 by a predetermined height is set at an intermediate portion between the lower most position H1 and the upmost position H2. Between the lowermost position H1 and the inclination lower limit position Hm is set as a range of the height (Hs) of the
ここで、シート本体50(シートクッション51)が傾斜していない状態で前記傾斜スイッチ62の起動スイッチ62aが操作されたとする。このとき、起動スイッチ62aの操作が前記電子制御装置60において検出され、同電子制御装置60は前記高さHsが上記ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間に含まれるか否かを判断する。そして、前記高さHsが上記ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間に含まれないと判断されると、電子制御装置60は前記傾斜機構10の電動モータ20を駆動して、ドア側(乗降側)で検出される高さHdが上記ロアモースト位置H1に一致するまでドア側を下降させてシート本体50を傾斜させる。従って、このときのシート本体50(シートクッション51)の傾斜角度θは、設定されていた高さHsが高いほど大きくなり、低いほど小さくなる。
Here, it is assumed that the start switch 62a of the
一般に、シート本体50の設定高さ(Hs)は、乗員の体格が小さいほど高く調節されることになるため、体格の小さい乗員に対してはドア側がより低くなる(下降する)ようにシート本体50が大きく傾斜されて好適に乗降支援される。また、体格が大きい乗員に対しては、もともと低く設定されているシート本体50のドア側の下降を抑制するように傾斜されて乗降支援されることになる。
In general, the set height (Hs) of the
また、前記高さHsが上記ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間に含まれると判断されると、シート本体50の傾斜による乗降支援が禁止される。従って、仮にドア側を下降させてシート本体50を傾斜させたとしてもその傾斜角度がわずかで実質的な効果が得られないような徒な乗降支援の実行が回避される。
Further, when it is determined that the height Hs is included between the lower most position H1 and the lower tilt limit position Hm, boarding / alighting support by tilting the
次に、前記電子制御装置60による傾斜機構10の駆動制御(乗降支援制御)について図5のフローチャートに基づき総括して説明する。この処理は、所定時間ごとの定時割り込みにより繰り返し実行される。処理がこのルーチンに移行すると、S(ステップ)101において電子制御装置60は、前記カーテシスイッチ61の検出信号に基づき車両ドア2がオープンか否かを判断する。ここで、車両ドア2がオープンではないと判断されると、乗員の乗降がないことから電子制御装置60はその後の処理を一旦終了する。また、車両ドア2がオープンと判断されると、乗員の乗降が予想されることから電子制御装置60はS102に移行する。
Next, drive control (boarding / alighting support control) of the
S102において電子制御装置60は、前記起動スイッチ62aの検出信号がオンか否かを判断する。そして、前記起動スイッチ62aの検出信号がオンと判断されると、電子制御装置60はS103に移行して前記高さHsを読み込む。そして、電子制御装置60は、S104において上記高さHsが乗降支援を要する作動必要範囲に含まれるか否かを判断する。この作動必要範囲は、前記傾斜機構10によるシート本体50の傾斜(乗降支援)が禁止されない範囲、即ち前記ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間に含まれない範囲である。
In S102, the
ここで、上記高さHsが乗降支援を要する作動必要範囲に含まれないと判断されると、電子制御装置60は乗降支援を禁止すべくそのままその後の処理を一旦終了する。また、上記高さHsが乗降支援を要する作動必要範囲に含まれると判断されると、電子制御装置60は乗降支援をすべくS105に移行する。そして、電子制御装置60は、ドア側を下降させるべく前記傾斜機構10の電動モータ20を駆動して、S106においてドア側の高さHdが前記ロアモースト位置H1に一致すると判断されるまで同電動モータ20の駆動を継続する。S106において上記高さHdが前記ロアモースト位置H1に一致したと判断されると、S107において電子制御装置60は電動モータ20の駆動を停止してその後の処理を一旦終了する。このときのシート本体50の傾斜角度θは、設定されていたシート本体50の高さ(Hs)に応じて増減することは既述のとおりである。
Here, if it is determined that the height Hs is not included in the required operation range that requires boarding / alighting assistance, the
一方、S102において前記起動スイッチ62aの検出信号がオフと判断されると、電子制御装置60はS108に移行して前記復帰スイッチ62bの検出信号がオンか否かを判断する。そして、前記復帰スイッチ62bの検出信号がオフと判断されると、電子制御装置60はその後の処理を一旦終了する。
On the other hand, when it is determined in S102 that the detection signal of the start switch 62a is OFF, the
また、S108において前記復帰スイッチ62bの検出信号がオンと判断されると、電子制御装置60はS109に移行して前記高さHsを読み込む。そして、S110において電子制御装置60は、シート本体50を傾斜状態から復帰させるべく前記傾斜機構10の電動モータ20を駆動して、S111においてドア側の高さHdが前記高さHsに一致すると判断されるまで同電動モータ20の駆動を継続する。S111において上記高さHdが前記高さHsに一致したと判断されると、S112において電子制御装置60は電動モータ20の駆動を停止してその後の処理を一旦終了する。
If it is determined in S108 that the detection signal of the
以上により、電子制御装置60によるシート本体50の高さ(Hs)に応じた乗降支援が完了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
Thus, the boarding / alighting support according to the height (Hs) of the
As described above in detail, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1)本実施形態では、高さ調節機構30により調節されているシート本体50の高さに応じて、乗員の乗降を支援する際の同シート本体50の傾斜角度θが変更される。すなわち、乗員の体格が小さくシート本体50の高さがより高く調節・設定されているときには、乗降側(ドア側)がより低くなる(下降する)ようにシート本体50の傾斜角度θが変更されることで当該乗員の乗降性を向上させることができる。一方、乗員の体格が大きくシート本体50の高さがもともと低く調節・設定されているときには、乗降側の下降を抑制するようにシート本体50の傾斜角度θが変更されることで過剰な傾斜を回避して当該乗員の乗降性を向上させることができる。以上により、乗員の体格差に応じて好適に乗降性を向上させることができる。
(1) In the present embodiment, according to the height of the
(2)本実施形態では、シート本体50の乗降側の高さHdを所定のロアモースト位置H1と一致させれば、その傾斜角度θはこれら高さの偏差に応じて自ずと変更される。このように、前記シート本体50の乗降側の高さHdのみを監視してこれと前記ロアモースト位置H1とを一致させることで、極めて簡易にシート本体50の高さに応じた傾斜角度θの変更を行うことができる。
(2) In this embodiment, if the height Hd on the boarding / alighting side of the
(3)本実施形態では、乗員の体格が大きくシート本体50の高さ(Hs)が十分に低く調節・設定されているとき(ロアモースト位置H1及び傾斜下限位置Hm間の範囲に含まれるとき)には、シート本体50の傾斜による乗降支援が実質的に効を奏しない状態であることに対応してシート本体50の傾斜が禁止される。このため、徒な傾斜機構10の駆動を回避して同駆動のための負荷を軽減することができる。また、仮にシート本体50を傾斜させたとしてもその傾斜角度θがわずかになるような状態で傾斜機構10(電動モータ20)を駆動して乗員に違和感を与えたりすることも回避できる。
(3) In this embodiment, when the occupant's physique is large and the height (Hs) of the
(4)本実施形態では、傾斜機構10は、前記シート本体50の乗降側(ドア側)とその反対側(車内側)との中心部(幅方向の中心部)を基準にこれら両側を均等に変位(昇降)させて傾斜させる。従って、前記シート本体50は、調節・設定されている高さ(Hs)に対して一側(乗降側若しくはその反対側)のみが極端に変位して傾斜することがないため、その配置自由度を増大することができる。
(4) In the present embodiment, the
(5)本実施形態では、高さ調節機構30により手動若しくは電動で乗員の体格若しくは好みに応じてシート本体50(座面)の高さを調節することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
(5) In the present embodiment, the height of the seat body 50 (seat surface) can be adjusted manually or electrically by the
In addition, you may change the said embodiment as follows.
・前記実施形態における傾斜機構10の機械的な構成は一例である。例えば、シート本体50の乗降側(車両ドア2側)及びその反対側(車内S側)のいずれか一方を基準にいずれか他方のみを変位(昇降)させて傾斜させる構成を採用してもよい。
-The mechanical structure of the
例えばシート本体50の乗降側(車両ドア2側)のみを下降させて傾斜させる構成にあっては、前記実施形態に準じてシート本体50の高さがより高く調節・設定されているほど乗降側(車両ドア2側)がより低くなる(下降する)ようにシート本体50の傾斜角度θを変更することが好ましい。そして、シート本体50の高さ(Hs)に応じて乗降支援制御の不感帯を設ける場合には、前記実施形態に準じてシート本体50の高さが十分に低く調節・設定されている下限側の所定範囲に設定すればよい。
For example, in the configuration in which only the boarding / alighting side (
一方、シート本体50の乗降側の反対側(車内S側)のみを上昇させて傾斜させる構成にあっては、シート本体50の高さがより低く調節・設定されているほど当該側(車内S側)がより高くなる(上昇する)ようにシート本体50の傾斜角度θを変更することが好ましい。これにより、乗員の体格が大きくシート本体50の高さがより低く調節・設定されているときには、乗降側の反対側(車内S側)がより高くなる(上昇する)ようにシート本体50の傾斜角度θを変更することで当該乗員の乗降性を向上させることができる。また、乗員の体格が小さくシート本体50の高さがもともと高く調節・設定されているときには、乗降側の反対側(車内S側)の上昇を抑制するようにシート本体50の傾斜角度θを変更することで過剰な傾斜を回避して当該乗員の乗降性を向上させることができる。そして、シート本体50の高さ(Hs)に応じて乗降支援制御の不感帯を設ける場合には、シート本体50の高さが十分に高く調節・設定されている上限側(アップモースト位置H2を含むその近傍)の所定範囲に設定すればよい。
On the other hand, in the configuration in which only the opposite side (in-car S side) of the
・前記実施形態において、シート本体50の傾斜を止め具などで機械的に規制して傾斜角度θを変更してもよい。例えば、シート本体50の乗降側の高さHdがロアモースト位置H1に到達したときにこれ以上の傾斜を機械的に規制すると、電動モータ20の負荷(電流)が急増する。従って、この電動モータ20の負荷に基づき電子制御装置60による傾斜機構10の駆動を停止することで、前記傾斜角度θを変更することができる。
In the embodiment, the inclination angle θ may be changed by mechanically restricting the inclination of the
・前記実施形態において、傾斜機構10及び高さ調節機構30にそれぞれ高さ検出用のセンサ(傾斜位置検出センサ64、シート高さ検出センサ65)を設けたが、例えば傾斜位置検出センサ64にて調節されている高さHsを併せて検出させてもよい。これは、上記高さHsは高さ調節機構30によるシート本体50の高さ調節・設定時にのみ検出しておけばよく、傾斜機構10での使用に競合することがないためである。また、傾斜位置検出センサ64により高さが検出されるシート本体50の位置(車両ドア2側におけるシートクッション51の下端51a)も一例である。要は、シート本体50の傾斜に応じて変動する高さを検出しうるのであればよい。
In the above-described embodiment, the
・前記実施形態において、シート高さ検出センサ65により高さが検出されるシート本体50の位置(シートクッション51の下端51a)は一例である。要は、調節・設定されたシート本体50の高さを検出しうるのであればよい。
In the embodiment, the position of the seat body 50 (the
・前記実施形態において、乗降時の判断(S101)を、ドアオープンに併せてイグニッションスイッチのオフに基づき行ってもよい。
・前記実施形態においては、シート本体50の乗降側の高さHdを所定のロアモースト位置H1と一致させることでその傾斜角度θを変更した。これに対し、例えば高さ調節機構30により設定されていた高さ(Hs)に応じて好適な傾斜角度θmを前記電子制御装置60により算出し、シート本体50の乗降側の高さHdをこの傾斜角度θmに相当する高さに一致させるようにしてもよい。あるいは、シート本体50の傾斜角度θを直接監視するための角度センサを設け、シート本体50の傾斜角度θを上記算出された傾斜角度θmに一致させるようにしてもよい。
-In the said embodiment, you may perform judgment (S101) at the time of boarding / alighting based on OFF of an ignition switch in conjunction with a door opening.
In the above-described embodiment, the inclination angle θ is changed by matching the height Hd on the boarding / alighting side of the
・前記実施形態においては、傾斜機構10の上方に高さ調節機構30を配置・搭載する構成を採用したが、これらの配置の順番は逆であってもよい。
・車両用シート装置として、前記傾斜機構10の駆動制御により車両走行時の乗員姿勢を補助する機能(ローリング機能)を併せて搭載してもよい。
In the above-described embodiment, the configuration in which the
As the vehicle seat device, a function (rolling function) for assisting the occupant posture during vehicle travel by driving control of the
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、
前記乗降支援手段は、前記シート本体の乗降側と該乗降側の反対側との中心部を基準に該シート本体を揺動させて傾斜させることを特徴とする車両用シート装置。この技術的思想によれば、前記乗降支援手段は、前記シート本体の乗降側と該乗降側の反対側との中心部(幅方向の中心部)を基準にこれら両側を均等に変位(昇降)させて傾斜させる。従って、前記シート本体は、調節・設定されている高さに対して一側(乗降側若しくはその反対側)のみが極端に変位して傾斜することがないため、その配置自由度を増大することができる。
Next, technical ideas that can be grasped from the above-described embodiment and other examples will be described below together with their effects.
(A) In the vehicle seat device according to any one of
The vehicle seat device characterized in that the boarding / alighting support means swings and tilts the seat body with reference to a central portion between the boarding / alighting side of the seat body and the opposite side of the boarding / alighting side. According to this technical idea, the boarding / alighting support means is configured to uniformly displace (elevate) both sides of the seat body with respect to a center part (a center part in the width direction) between the boarding side and the opposite side of the boarding side. Let it tilt. Therefore, since the seat body does not incline due to extreme displacement of only one side (the boarding / alighting side or the opposite side) with respect to the adjusted / set height, the degree of freedom in arrangement is increased. Can do.
(ロ)請求項1〜3及び上記(イ)のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、
前記シート本体の乗降側及び該乗降側の反対側の高さをそれぞれ独立で検出する一対の高さ検出手段を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
(B) In the vehicle seat device according to any one of
A vehicle seat device comprising a pair of height detecting means for independently detecting the height of the seat body on the boarding side and the side opposite to the boarding side.
10…乗降支援手段を構成する傾斜機構、30…高さ調節手段を構成する高さ調節機構、50…シート本体、60…変更手段及び禁止手段を構成する電子制御装置、65…高さ検出手段としてのシート高さ検出センサ。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さに応じて、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜角度を変更する変更手段を備えたことを特徴とする車両用シート装置。 In a vehicle seat device comprising height adjusting means for adjusting the height of the seat body and boarding / alighting support means for assisting passengers to get on and off by inclining the seat body,
A vehicular seat device comprising: changing means for changing an inclination angle of the seat body by the boarding / alighting support means according to the height of the seat body adjusted by the height adjusting means.
前記変更手段は、前記乗降支援手段による前記シート本体の傾斜において該シート本体の乗降側及び該乗降側の反対側のいずれかの高さと所定高さとを一致させることで該シート本体の傾斜角度を変更することを特徴とする車両用シート装置。 The vehicle seat device according to claim 1,
The changing means adjusts the inclination angle of the seat body by matching the height of either the boarding / alighting side of the seat body or the opposite side of the boarding / alighting side with a predetermined height in the inclination of the seat body by the boarding / alighting support means. A vehicular seat device characterized by changing.
前記高さ調節手段により調節されているシート本体の高さを検出する高さ検出手段を備え、
前記検出されたシート本体の高さが上限側及び下限側のいずれかの所定範囲に含まれるときに、前記乗降支援手段による該シート本体の傾斜を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする車両用シート装置。 The vehicle seat device according to claim 1 or 2,
A height detection means for detecting the height of the sheet body adjusted by the height adjustment means;
When the detected height of the seat body falls within a predetermined range on either the upper limit side or the lower limit side, the seat body includes prohibiting means for prohibiting the inclination of the seat body by the boarding / alighting support means. Vehicle seat device.
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