JP2005311879A - 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005311879A
JP2005311879A JP2004128548A JP2004128548A JP2005311879A JP 2005311879 A JP2005311879 A JP 2005311879A JP 2004128548 A JP2004128548 A JP 2004128548A JP 2004128548 A JP2004128548 A JP 2004128548A JP 2005311879 A JP2005311879 A JP 2005311879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
optical transmission
optical
digital image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004128548A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Sakai
宏仁 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004128548A priority Critical patent/JP2005311879A/ja
Publication of JP2005311879A publication Critical patent/JP2005311879A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 デジタル信号で光伝送する際に必要な伝送帯域を狭めることで、システムの小規模化を可能にする光伝送装置を実現する。
【解決手段】 本発明の光伝送装置は、ホスト機器から出力される複数のデジタル画像信号を蓄えるためのFIFO108〜110と、上記FIFO108〜110に蓄えられた複数のデジタル画像信号を所定の順番で読み出して、光信号に変換して光ファイバからなる通信路114により画像表示装置に順次伝送するパケットジェネレータ111、8B10Bエンコーダ112、光送信器113からなる伝送手段とを備える。上記伝送手段は、画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、FIFO108〜110に蓄えられたデジタル画像信号を伝送する。これにより、伝送帯域の削減を可能とし、光伝送システムの小規模化を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ装置などのホスト機器から出力される画像信号を光信号に変換した後、光ファイバにより伝送し、伝送された光信号を再び電気信号に変換して液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置に入力することにより、ホスト機器と画像表示装置とを接続する光伝送システムに関するものである。
従来、コンピュータ装置等ではデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換して、アナログ伝送によって画像表示装置に供給することが行われていた。
しかしながら、デジタル信号を用いて表示部を駆動する画像表示装置、例えば、液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の普及に伴い、より鮮明な画像をより大画面で出力するためには、アナログ信号による伝送方式では限界があるため、画質の劣化防止やコスト削減等を目的として画像信号をアナログ信号からデジタル信号で伝送する方法が規格化されている。例えば、DDWG(Digital Display Working Group)によって、DVI(Digital Visual Interface、Revision1.0)規格が策定されている。
このDVI規格は、米国Silicon Image社が開発したT.M.D.S.(Transition Minimized Differential Signaling)リンクを用いてデジタル画像信号を伝送するものであり、RED、GREEN、BLUEのチャネル毎のデータ伝送路と1チャネルのクロック伝送路を設けて、RED、GREEN、BLUEの各チャネルの画像信号がベースバンドで伝送されるものである。
上記DVI規格では、複数のチャネルを使い、各チャネルでデータをシリアル伝送する。T.M.D.S.クロック1チャネル、T.M.D.S.2リンク(オプション)、アナログVGA(オプション)という構成となっており、デジタル信号だけでなく、今までのアナログVGAも取り扱える仕様になっている。
T.M.D.S.1リンクは、図12に示すように、3チャネル使用し、ブランキング期間では、コントロール6ビット(2ビット/チャネル)、データのアクティブ期間では1ピクセル当たり8ビット×3(RGB)の24ビットのデータを各チャネルに振り分けて、図9に示すようにシリアル化して伝送する。図9で示すのは、画面の解像度が1024×768の場合についてである。
シリアル・エンコーディングは、DC除去のため2ビット付加し、10ビット/ピクセルとしている。クロックは、1ピクセル当たり1パルスとなる。高速な画像データ伝送路1チャネル分はクロック周波数fckとすると10×fck(bps)の伝送能力を持っている(例えば、クロック周波数が65MHzの場合、650MHzの伝送能力)。
通常、このT.M.D.S.リンクは、1リンクだけ使用するが、より高速なデータまたは広いデータ幅(高解像度、高リフレッシュレート、8ビット以上の色深度)をサポートするために、もう1リンク用意されている。
DVI規格が適用された従来の信号伝送システムは、図13に示すように送信装置1300及び受信装置1301から構成され、送信装置1300及び受信装置1301は、伝送路を介して接続されている。送信装置1300は、3個のT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー1302、1303、1304を備え、受信装置は、3個のT.M.D.S.デコーダ/リカバリー1305、1306、1307を備える。
RED、GREEN、BLUEからなる3個のコンポーネント信号は、それぞれ対応するT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー1302、1303、1304に入力され、各T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー1302、1303、1304は各コンポーネント信号をT.M.D.S.エンコードし、シリアル化して伝送路に送出する。次に、受信装置1301の各T.M.D.S.デコーダ/リカバリーは、受信した信号をT.M.D.S.デコードし、リカバーしてコンポーネント信号を復元する。
データイネーブル信号(DE信号)は、RED、GREEN、BLUEなどのコンポーネント信号が存在する期間を示す信号であり、HIGHアクティブである。例えば、DE信号がLOWとなる期間は、映像の水平同期信号期間あるいは垂直同期信号期間である。制御信号には、CTL0、CTL1、CTL2、CTL3が用意されている。なお、現在のDVI規格ではこれらの信号は未使用状態である。具体的には信号のレベルが常時0になっている。
送信装置1300のT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー1302、1303、1304は、8ビットで入力された画像信号を10ビットに変換し、10ビットに変換された画像信号をシリアル化して伝送路に送出する。8ビットから10ビットへ変換する目的は、データの変換点を少なくして高速伝送に適した形にすることである。
また、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー1302、1303、1304は、制御信号2ビットを10ビットに変換して伝送路に送出する。また、データイネーブル信号も合わせてエンコード、シリアル化され伝送路に送出される。
受信装置1301のT.M.D.S.デコーダ/リカバリー1305、1306、1307は、伝送路から受け取った10ビットのシリアルデータをそれぞれ8ビットの画像信号、2ビットの制御信号、データイネーブル信号(DE信号)にT.M.D.S.復調して展開する。
また、上述するように、より鮮明な画像をより大画面で出力するために伝送容量を大きくしようとするには、通信速度を高速にする必要がある。しかし、従来のDVI規格においては、コンピュータ装置等のホスト機器と画像表示装置間を接続する伝送路にはメタル線が使用されており、メタル線では通信速度が高速になればなるほど信号が減衰しやすくなってビットエラーを起こすため、伝送距離は数メートル程度に限られていた。また、通信速度を高速にするとメタル線が受ける電磁波の影響が大きくなるという問題があった。そのため伝送路にはメタル線を用いずに光ファイバを利用した伝送方式が登場してきた。
この種の光ファイバによる映像伝送装置は、特許文献1に開示されているものが考えられる。例えば、図14に示すように、RGB信号のためのそれぞれの伝送路を独立して保有するか、または図15に示すように、RGB信号をそれぞれサンプリングして、A/D変換し、これをさらに直列にデジタル変換してPCM時分割多重化する方法が取られていた。
特開平4−13392号公報(1992年1月27日公開)
ところが、従来のDVI規格においては、コンピュータ装置等のホスト機器と液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置間を接続する伝送路にはメタル線が使用されているので、以下のような問題が生じる。
(1)メタル線では、通信速度が高速になればなるほど信号が減衰しやすくなってビットエラーを起こすため、伝送距離は数メートル程度に限られる。また、通信速度を高速にするとメタル線が受ける電磁波の影響が大きくなる。
そこで、上述のように、伝送路にメタル線を用いずに光ファイバを利用した伝送方式として、図14や図15に示す方式が提案されているが、これらの場合も以下に示すような問題が生じる。
(2)図14に示す方式では、RGB信号のためのそれぞれの伝送路を独立して保有するため、伝送路が3系統または4系統必要であり、高価な光送受信器も系統数だけ必要となるだけでなく、少なくとも3系統それぞれの遅延特性を正確に合わせるため、遅延補正が必要となる。
(3)図15に示す方式では、RGB信号をそれぞれサンプリングして、A/D変換し、これをさらに直列にデジタル変換してPCM時分割多重化する方式では、伝送路と光送受信器は一組で済み、また伝送路に起因する遅延特性差は考慮する必要がないものの、A/D変換されたデジタル信号の速度は、入力アナログ信号が持つ最高周波数の20〜30倍の伝送帯域が必要となるので、極めて大規模なシステムになる。
以上のことから、デジタル信号を伝送する場合、伝送路に使用しているメタル線を光ファイバに置き換えただけでは、デジタル信号の送受信を行うためのシステムは極めて大規模なシステムにならざるを得ないという問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、デジタル信号で光伝送する際に必要な伝送帯域を狭めることで、システムの小規模化を可能にする光伝送システムを提供することにある。
本発明に係る光伝送装置は、上記課題を解決するために、コンピュータ装置等のホスト機器から出力されるデジタル画像信号を光ファイバにより画像表示装置に伝送する光伝送装置において、上記ホスト機器から出力される複数の上記デジタル画像信号を蓄えるためのFIFO(First In First Out)メモリと、上記FIFOメモリに蓄えられた複数のデジタル画像信号を所定の順番で読み出して、光信号に変換して上記光ファイバにより上記画像表示装置に順次伝送する伝送手段とを備え、上記伝送手段は、上記画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、デジタル画像信号を伝送することを特徴としている。
上記の構成によれば、画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、デジタル画像信号を伝送することで、水平同期信号の伝送に使用される伝送帯域は必要なくなる。
これにより、ホスト機器から画像表示装置に送るべき信号の伝送帯域を削減することが可能となるので、ホスト機器と画像表示装置との間で形成される光伝送システムを小規模化することができる。
上記デジタル画像信号には、上記画像表示装置側で上記水平同期信号として復元される信号を含むようにしてもよい。
この場合、画像表示装置側で水平同期信号が生成されるので、画像表示装置で水平同期信号が必要な場合に、送信側(ホスト側)から水平同期信号をデジタル画像信号と一緒に伝送しなくてもよいことになる。
また、上記構成の光伝送装置に、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)と、輝度信号と青色成分の差(V)との3つの情報に基づいて、上記ホスト機器から出力されるデジタル画像信号を圧縮変換するYUV変換回路をさらに設け、上記伝送手段によって、上記YUV変換回路によって圧縮されたデジタル画像信号を伝送するようにしてもよい。
この場合、デジタル画像信号に対してYUV変換を行うことにより、コンピュータ装置等のホスト機器から出力されるデジタル画像信号そのものが圧縮されるので、さらに伝送帯域の削減を図ることができる。これにより、光伝送システムをさらに小規模に抑えることができる。また、伝送帯域を削減することにより、光送受信器や光ファイバの特性を抑えることができるためコストの削減を図ることができる。
本発明に係る光伝送装置は、以上のように、ホスト機器から出力される複数の上記デジタル画像信号を蓄えるためのFIFOメモリと、上記FIFOメモリに蓄えられた複数のデジタル画像信号を所定の順番で読み出して、光信号に変換して上記光ファイバにより上記画像表示装置に順次伝送する伝送手段とを備え、上記伝送手段は、上記画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、デジタル画像信号を伝送することで、ホスト機器から画像表示装置に送るべき信号の伝送帯域を削減することが可能となり、その結果、ホスト機器と画像表示装置との間で形成される光伝送システムを小規模化を図ることができるという効果を奏する。
本発明に係る光伝送システムは、図5に示すように、コンピュータ装置等のホスト機器500、送信部501、受信部502、液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置503、1本の光ファイバ(一芯光ファイバ)通信路504により構成される。
ここで、ホスト機器500から出力される画像信号(RED信号、GREEN信号、BLUE信号)が送信部501で電気−光変換され、1本の光ファイバ通信路504に出力される。受信部502では、1本の光ファイバ通信路504から受信したシリアルデータを、光−電気変換して、RED信号、GREEN信号、BLUE信号を画像表示装置503へ出力する。画像表示装置503では、受信部502から受信したRED信号、GREEN信号、BLUE信号に基づいて画像表示を行う。
〔実施の形態1〕
本発明に係る光伝送システムの第一の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。ここで、図1、図2は本発明に係る光伝送システムにおける第一の実施の形態を示すブロック図である。
本実施の形態に係る光伝送システムは、コンピュータ装置等のホスト機器から液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置に画像信号を出力する図1に示すデータ通信装置の送信部と、出力された信号を受信する図2に示すデータ通信装置の受信部とが1本の光ファイバにより接続されて構成されている。
以下の各部の構成および動作について説明する。
図1に示すデータ通信装置の送信部(光伝送装置)100は、図5に示す送信部501に相当するものである。
従って、上記データ通信装置の送信部100は、DVI受信器101、キャラクタ同期回路102、キャラクタ同期回路103、キャラクタ同期回路104、T.M.D.S.デコーダ105、T.M.D.S.デコーダ106、T.M.D.S.デコーダ107、FIFO(First In First Out)108、FIFO(First In First Out)109、FIFO(First In First Out)110、パケットジェネレータ111、8B10Bエンコーダ112、光送信器113、通信路114を有する構成となっている。ここで、通信路114は、図5に示す光ファイバ通信路504に相当している。
以下に、データ通信装置の送信部100を構成する各構成部材について、その機能を説明する。
上記DVI受信器101は、コンピュータ装置等のホスト機器からベースバンドで出力されるRED信号、GREEN信号、BLUE信号(以下、3つの信号を総称してRGB信号とする)の各チャネルの画像信号を受信し、受信したRGB信号をそれぞれシリアル−パラレル変換し、10ビットのパラレル信号に変換されたBLUE信号をキャラクタ同期回路102へ、10ビットのパラレル信号に変換されたGREEN信号をキャラクタ同期回路103へ、そして10ビットのパラレル信号に変換されたRED信号をキャラクタ同期回路104へ出力するようになっている。
ここで、上記DVI受信器101におけるRGB信号の出力のタイミングは、入力されたCLK信号に基づいて調整される。
上記キャラクタ同期回路102は、DVI受信器101から受信した10ビットのパラレル信号のBLUE信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ105へ出力するようになっている。
上記キャラクタ同期回路103は、DVI受信器101から受信した10ビットのパラレル信号のGREEN信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ106へ出力するようになっている。
上記キャラクタ同期回路104は、DVI受信器101から受信した10ビットのパラレル信号のRED信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ107へ出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ105は、キャラクタ同期回路102からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のBLUE信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のBLUE信号、制御信号HSYNC(水平同期信号)、VSYNC(垂直同期信号)、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、FIFO108へ8ビットのパラレル信号のBLUE信号を書き込み、パケットジェネレータ111へ制御信号HSYNC、VSYNC、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ106は、キャラクタ同期回路103からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のGREEN信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、FIFO109へ8ビットのパラレル信号のGREEN信号を書き込み、パケットジェネレータ111へ制御信号CTL0、CTL1、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ107は、キャラクタ同期回路104からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のRED信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のRED信号、制御信号CTL2、CTL3、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、FIFO110へ8ビットのパラレル信号のRED信号を書き込み、パケットジェネレータ111へ制御信号CTL2、CTL3、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記FIFO108は、T.M.D.S.デコーダ105から書き込まれた8ビットのパラレル信号のBLUE信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ111からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ111へその蓄えた8ビットのパラレル信号のBLUE信号を出力するようになっている。
上記FIFO109は、T.M.D.S.デコーダ106から書き込まれた8ビットのパラレル信号のGREEN信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ111からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ111へその蓄えた8ビットのパラレル信号のGREEN信号を出力するようになっている。
上記FIFO110は、T.M.D.S.デコーダ107から書き込まれた8ビットのパラレル信号のRED信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ111からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ111へその蓄えた8ビットのパラレル信号のRED信号を出力するようになっている。
なお、上記のFIFO108〜FIFO110に蓄えられた各色のデジタル画像信号は、上記パケットジェネレータ111によって所定のタイミング(所定の順番)で読み出される。
すなわち、上記パケットジェネレータ111は、FIFO108から8ビットのパラレル信号のBLUE信号を、FIFO109から8ビットのパラレル信号のGREEN信号を、FIFO110から8ビットのパラレル信号のRED信号を所定のタイミングで読み出し、また、T.M.D.S.デコーダ105から制御信号HSYNC、VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.デコーダ106から制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.デコーダ107から制御信号CTL2、CTL3及びデータイネーブル信号(DE信号)を受信し、その受信したデータに基づいて、図6に示すようなデータを構築して、8B10Bエンコーダ112へ8ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記8B10Bエンコーダ112は、パケットジェネレータ111から受信した8ビットのパラレル信号に対して、8B10B変調を行い、光送信器113へ8B10B変調された10ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記光送信器113は、8B10Bエンコーダ112から受信した10ビットのパラレル信号(電気信号)をシリアル変換し、光信号に変換して、通信路114へ出力するようになっている。
上記通信路114は、1本の光ファイバによって構成される通信路であり、本発明に係る光伝送システムにおけるデータ通信装置の光送信器とデータ通信装置の光受信器間を接続し、シリアルデータを伝送するようになっている。この通信路114は、後述の受信部200の通信路211に接続されている。
次に、上記構成の送信部100の動作について以下に説明する。ここでは、上記送信部100が、どのようにしてコンピュータ装置等のホスト機器から出力される画像信号を光信号に変換して一本の光ファイバ通信路に出力するかについて説明する。なお、ここで示す構成はあくまでも一例であって、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
コンピュータ装置等のホスト機器からベースバンドで出力されるRED信号、GREEN信号及びBLUE信号(以下RGB信号)を受信したDVI受信器101は、受信したRGB信号をそれぞれシリアル−パラレル変換し、10ビットのパラレル信号のBLUE信号はキャラクタ同期回路102へ、10ビットのパラレル信号のGREEN信号はキャラクタ同期回路103へ、10ビットのパラレル信号のRED信号はキャラクタ同期回路104へ出力する。
次に、キャラクタ同期回路102、キャラクタ同期回路103及びキャラクタ同期回路104は、それぞれ10ビットのパラレル信号を受信し、受信した信号に対してキャラクタ同期を行い、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のBLUE信号をT.M.D.S.デコーダ105へ、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のGREEN信号をT.M.D.S.デコーダ106へ、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のRED信号をT.M.D.S.デコーダ107へ出力する。T.M.D.S.デコーダ105、T.M.D.S.デコーダ106、T.M.D.S.デコーダ107は、それぞれキャラクタ同期回路102、キャラクタ同期回路103、キャラクタ同期回路104から受信した10ビットのパラレル信号それぞれをデコードし、そのデコードされたデータを基に8ビットのRGB信号、2ビットの制御信号、データイネーブル信号(DE信号)に展開する。8ビットのRGB信号をそれぞれFIFO108、FIFO109、FIFO110に対して書き込みを行い、データイネーブル信号(DE信号)、2ビットの制御信号をそれぞれパケットジェネレータ111へ出力する。
パケットジェネレータ111は、FIFO108、FIFO109、FIFO110からそれぞれ8ビットのRGB信号の読み出しを行い、T.M.D.S.デコーダ105、T.M.D.S.デコーダ106、T.M.D.S.デコーダ107から、それぞれデータイネーブル信号(DE信号)、2ビットの制御信号を受信する。ここで、パケットジェネレータ111では、T.M.D.S.デコーダ105(または、T.M.D.S.デコーダ106、T.M.D.S.デコーダ107でもよい)から受信したデータイネーブル信号(DE信号)を参照して、データイネーブル信号(DE信号)がRED信号、GREEN信号、BLUE信号などのコンポーネント信号が存在する期間を示している場合は、FIFO108、FIFO109、FIFO110から、あらかじめ受信側の装置との間で取り決められたパケットフォーマットに応じて、所定の順番でRED信号、GREEN信号、BLUE信号の読み出しを行い、その読み出した画像信号を順次8B10Bエンコーダ112へ出力する。この際、8B10Bエンコーダ112へ、データがアクティブであることを示すデータイネーブル信号を合わせて送信する。
そして、あらかじめ受信側の装置との間で画面の解像度に応じて取り決められた所定のデータ数をそれぞれのFIFOから読み出すと(解像度が1024×768の場合には、それぞれのFIFOから1024個のデータを読み出した場合)、1ライン分のデータの終わりを示すコードをパケットジェネレータへ出力する。
また、データイネーブル信号(DE信号)がアクティブでなく、RED信号、GREEN信号、BLUE信号のコンポーネントが存在しない期間を示している場合は、T.M.D.S.デコーダ105から受信した制御信号HSYNC、VSYNCを参照して、制御信号が垂直同期期間を示している場合には、パケットジェネレータ111は8B10エンコーダ112へ対してVSYNCがアクティブであることを示すコードを出力する。
8B10Bエンコーダ112は、パケットジェネレータ111から受信した8ビットの画像信号、垂直同期期間であるか否かを示すコード、1ライン分のデータの終了を示すコード、データイネーブル信号を受信して、その受信したデータに対して8B10B変調を行い、光送信器113へ10ビットのデータを出力する。
光送信器113は電気−光変換を行い、光ファイバ通信路114へその光変換された10ビットのデータをシリアル化して出力する。
ここで、上述したように、本実施の形態に係る光伝送システムにおいて、送受信されるパケットフォーマットは、図6に示すようなデータ構造となっている。なお、ここで示すパケットフォーマットはあくまでも一例であって、必ずしもこのパケットフォーマットに限定されるものではない。
図6では、一例として、画面の解像度が1024×768の場合における1フレーム分の画像データを伝送する際に用いられるパケットフォーマットを示している。
まず、液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置で画面を描画する際に、垂直方向のタイミングを計るために、図6において垂直同期信号で図示されるデータを送信する。次に、ここで示す例では、BLUE信号1バイト(図6においてBで示される)、次にGREEN信号1バイト(図6においてGで示される)、さらにその次にRED信号1バイト(図6においてRで示される)の順番で1ライン分の画像データを送信する。画面の解像度が1024×768の場合については、BLUE信号1024バイト、GREEN信号1024バイト、RED信号1024バイトがそれぞれ図6に示す順番で送信される。
そして、1ライン分のデータを送信し終えると、1ライン分のデータの終わりを示すデータ(DATA_END)を送信する。1ライン分のデータの終わりを示すデータ(DATA_END)は受信側の装置においては、液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置で画面を描画する際に、水平方向のタイミングを計るための水平同期信号として復元される。
画面の解像度が1024×768の場合には、上記の1ライン分のデータを計768ライン分伝送する。768ライン送信し終わると、1フレーム分のデータを送信したこととなり、その後は、このフレーム単位で、画像データの伝送を繰り返せばよい。
本実施の形態によれば、光伝送システムの送信部が上述のような構成をとることにより、すなわち、データ通信装置の送信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを備えることにより、水平同期期間を利用して画像伝送を行うことが可能となるので、今までの水平同期期間に伝送していた水平同期信号の分の伝送帯域を削減することができ、結果として、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域を削減することができる。
図10及び図11に画面の解像度が1024×768の場合の転送説明図を示す。ここで、図10は、本実施の形態のデータ伝送について説明したものであり、図11は、FIFOを備えない従来方式のデータ伝送について説明したものである。
図11に示すように、データ通信装置の送信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを備えない場合には、1本の光ファイバで映像伝送を行うとすると、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域は、ホスト機器から出力されるRGB信号のそれぞれの伝送帯域と比較して3倍の帯域が必要となる。
しかし、本発明によれば、RGB信号それぞれをFIFOに一度蓄えることにより、水平同期期間を利用して画像伝送を行うので、図10に示すように、データ通信装置の送信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを持たない場合と比較して、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域の削減を図ることができる。
これにより、FIFOを備えない送信部で構成される光伝送システムよりも小規模な光伝送システムを実現することが可能となる。
図2に示すデータ通信装置の受信部200は、図5に示す受信部502に相当するものである。
上記受信部200は、図2に示すように、光受信器201、8B10Bデコーダ202、受信パケット制御回路203、FIFO204、FIFO205、FIFO206、受信データ解析回路207、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー208、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー209、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー210、通信路211を有する構成である。ここで、通信路211は、図5に示す光ファイバ通信路504に相当している。
以下に、データ通信装置の受信部200を構成する各構成部材について、その機能を説明する。
上記光受信器201は、1本の光ファイバによって構成される通信路211から受信した光信号を電気信号に変換して、シリアル−パラレル変換を行い、変換された10ビットのパラレル信号を順次8B10Bデコーダ202へ出力するようになっている。
上記8B10Bデコーダ202は、光受信器201から受信した10ビットのパラレル信号に対して8B10B復調を行い、受信パケット制御回路203へ8B10B復調された8ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記受信パケット制御回路203は、8B10Bデコーダ202から受信したデータを、BLUE信号、GREEN信号、RED信号に展開して、FIFO204、FIFO205、FIFO206へそれぞれのデータの書き込みを行うようになっている。
また、受信パケット制御回路203は、8B10Bデコーダ202から受信したデータを基にVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT)を受信データ解析回路207に出力するようになっている。
上記FIFO204は、受信パケット制御回路203から書き込まれた8ビットのパラレル信号のBLUE信号を蓄えるようになっている。また、受信データ解析回路207からの読み出し要求に応じて、受信データ解析回路207へ蓄えた8ビットのパラレル信号のBLUE信号を出力するようになっている。
上記FIFO205は、受信パケット制御回路203から書き込まれた8ビットのパラレル信号のGREEN信号を蓄えるようになっている。また、受信データ解析回路207からの読み出し要求に応じて、受信データ解析回路207へ蓄えた8ビットのパラレル信号のGREEN信号を出力するようになっている。
上記FIFO206は、受信パケット制御回路203から書き込まれた8ビットのパラレル信号のRED信号を蓄えるようになっている。また、受信データ解析回路207からの読み出し要求に応じて、受信データ解析回路207へ蓄えた8ビットのパラレル信号のRED信号を出力するようになっている。
上記受信データ解析回路207は、FIFO204、FIFO205、FIFO206からそれぞれBLUE信号、GREEN信号、RED信号の読み出しを行い、受信パケット制御回路203から受信したVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT)を基に、データを展開し、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208へBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー209へはGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−210へはRED信号、制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー208は、受信データ解析回路207から受信した8ビットのパラレル信号のBLUE信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号HSYNC、VSYNCのそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出すると共に、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−209は、受信データ解析回路207から受信した8ビットのパラレル信号のGREEN信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号CTL0、CTL1のそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出すると共に、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−210は、受信データ解析回路207から受信した8ビットのパラレル信号のRED信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号CTL2、CTL3のそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出すると共に、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記通信路211は、一本の光ファイバによって構成される通信路であり、本発明における光伝送システムのデータ通信装置の光送信器とデータ通信装置の光受信器間を接続し、シリアルデータが伝送される。この通信路211は、上記送信部100の通信路114に接続されている。
次に、上記構成の受信部200の動作について以下に説明する。ここでは、上記受信部200が、どのように光ファイバから受信した光信号を電気信号に変換して画像表示装置に出力するかについて説明する。なお、ここで示す構成はあくまでも一例であって、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
データ通信装置の受信部200は、一本の光ファイバによって構成される通信路211が接続された光受信器201において、前記データ通信装置の送信部が出力した光信号を受信し、その光信号を電気信号に変換して、さらにシリアル信号から10ビットのパラレル信号に変換して、8B10Bデコーダ202へ出力する。8B10Bデコーダ202では、光受信器201から受信した10ビットのパラレル信号に対して、8B10B復調を行い、復調された8ビットのパラレル信号を受信パケット制御回路203に出力する。
受信パケット制御回路203では、受信した8ビットのパラレル信号を基に、その8ビットのパラレル信号がRED,GREEN、BLUEなどのコンポーネント信号を示している場合には、それぞれFIFO204、FIFO205、FIFO206に順次書き込みを行う(図2では、BLUE信号をFIFO204に、GREEN信号をFIFO205に、RED信号をFIFO206に書き込んでいる)。
ここでは、図6に示すようなフォーマットのデータがあらかじめデータ通信装置の送信部との間でやり取りするものとする。従って、受信パケット制御回路203は、8B10Bデコーダ202からBLUE信号、GREEN信号、RED信号の順にデータを受信するので、この受信したデータを順次BLUE信号はFIFO204へ、GREEN信号はFIFO205へ、RED信号はFIFO206へ書き込んでいく。
また、8ビットのパラレル信号が、VSYNCが存在する期間を示している場合には、受信データ解析回路207へVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT信号)をアクティブにして出力し、1ライン分のデータの終わりを示している場合には、受信データ解析回路207へ1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)をアクティブにして出力する。
そして、受信データ解析回路207では、FIFO204、FIFO205、FIFO206から同時にデータを読み出し、その受信したデータを基に8ビットの画像信号をそれぞれT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−209、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー210へ出力し、このとき合わせてデータイネーブル信号(DE信号)をアクティブにして出力する。
また、受信データ解析回路207では、受信パケット制御回路203から受信したVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT信号)がアクティブになっている場合は、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208へ制御信号VSYNCを出力し、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)がアクティブになっている場合は、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208へ水平同期期間を復元して、所定の時間の間制御信号HSYNCをT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208へ出力する。
T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー208、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−209、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−210は、8ビットで入力された画像信号を10ビットに変換し、10ビットに変換された画像信号をシリアル化して伝送路に出力する。8ビットから10ビットへ変換する目的は、データの変換点を少なくして高速伝送に適して形にすることである。
また、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−208、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−209、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−210は、制御信号2ビットを10ビットに変換して伝送路に出力する。またデータイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して伝送路に出力する。
本実施の形態によれば、受信部200が上記のような構成をとることにより、すなわち、データ通信装置の受信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを備えることにより、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域を削減することができる。
図10及び図11に画面の解像度が1024×768の場合の転送説明図を示す。図10は、本発明における第一の実施の形態のデータ伝送について説明したものであり、図11は、FIFOを備えない従来方式のデータ伝送について説明したものである。
図11に示すように、データ通信装置の受信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを備えない場合には、1本の光ファイバで映像伝送を行うとすると、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域は、ホスト機器から出力されるRGB信号のそれぞれの伝送帯域と比較して3倍の帯域が必要となる。
しかしながら、本実施の形態に係る受信部200によれば、RGB信号それぞれをFIFOに一度蓄えることにより、水平同期期間を利用して伝送されてきたRGB信号をFIFOに一度蓄えて、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)がアクティブになった時に受信側の装置で水平同期期間を復元して画像表示装置に制御信号HSYNCを伝送するので、図10に示すように、データ通信装置の受信部にRGB信号それぞれに対してRGB信号を蓄えるためのFIFOを持たない場合と比較して、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域の削減を図ることができる。
これにより、FIFOを備えない受信部で構成される光伝送システムよりも小規模な光伝送システムを実現することが可能となる。
〔実施の形態2〕
本発明に係る光伝送システムにおける第二の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。ここで、図3及び図4、は本発明に係る光伝送システムにおける第二の実施の形態を示すブロック図である。
本実施の形態に係る光伝送システムは、コンピュータ装置等のホスト機器から液晶ディスプレイや液晶プロジェクタ等の画像表示装置に画像信号を出力する図3に示すデータ通信装置の送信部と、出力された信号を受信する図4に示すデータ通信装置の受信部とが1本の光ファイバによって接続されて構成されている。
本実施の形態では、コンピュータ装置等のホスト機器から出力される画像信号に対してYUV方式を用いて、画像信号の圧縮を行い、受信側装置で圧縮された画像信号の伸張を行い、画像表示装置に画像信号を出力している。本実施の形態によれば、前記実施の形態1と比較してさらに光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域の削減を図ることができる。
ここで、上記YUV方式とは、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で色を表す形式である。人間の目が色の変化よりも明るさの変化に敏感な性質を利用して、輝度情報により多くのデータ量を割り当てることで、少ない画質の劣化で高いデータ圧縮率を得ることができる。テレビや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、MPEG(Motion Picture Experts Group)などの圧縮技術に用いられる。パソコンのディスプレイに表示するにはRGB形式に変換する必要がある。
また、YUV方式では、サンプリングする際の、輝度と色差信号のサンプル比に注目して、YUV422、YUV411などの方式が存在する。
上記YUV422方式は、サンプリングの際に2×2の4ピクセルからYを4サンプル、U、Vをそれぞれ2サンプル採る方式である。8ビット量子化を行った場合に4ピクセルで64ビット、1ピクセル当たり16ビットのデータ量になるので、帯域を3分の2に削減することができる。デジタルテレビジョンではこの方式が使われている。
また、上記YUV411方式は、サンプリングの際に2×2の4ピクセルの中からYを4サンプル、U、Vをそれぞれ1サンプル採る方式である。8ビット量子化を行った場合に4ピクセルで48ビット、1ピクセル当たり12ビットのデータ量になるため、同じく12ビットで表現するYUV420とともに、「YUV12」と総称されることが多い。よって、帯域を半分に削減することができる。DVやMPEGではこの方式が使われている。
以下に本実施の形態に係る光伝送システムを構成する送信部について説明する。
図3に示すデータ通信装置の送信部300は、図5に示す送信部501に相当するものである。
従って、上記送信部300は、図3に示すように、DVI受信器301、キャラクタ同期回路302、キャラクタ同期回路303、キャラクタ同期回路304、T.M.D.S.デコーダ305、T.M.D.S.デコーダ306、T.M.D.S.デコーダ307、RGB−YUV変換回路308、FIFO309、FIFO310、FIFO311、パケットジェネレータ312、8B10Bエンコーダ313、光送信器314、通信路315を有する構成である。
以下に、データ通信装置の送信部300を構成する各構成部材について、その機能を説明する。
上記DVI受信器301は、コンピュータ装置等のホスト機器からベースバンドで出力されるRED信号、GREEN信号、BLUE信号(以下、RGB信号)の各チャネルの画像信号を受信し、受信したRGB信号をそれぞれシリアル−パラレル変換し、10ビットのパラレル信号に変換されたBLUE信号をキャラクタ同期回路302へ、10ビットのパラレル信号に変換されたGREEN信号をキャラクタ同期回路303へ、そして10ビットのパラレル信号に変換されたRED信号をキャラクタ同期回路304へ出力するようになっている。
上記キャラクタ同期回路302は、DVI受信器301から受信した10ビットのパラレル信号のBLUE信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ305へ出力するようになっている。
上記キャラクタ同期回路303は、DVI受信器301から受信した10ビットのパラレル信号のGREEN信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ306へ出力するようになっている。
上記キャラクタ同期回路304は、DVI受信器301から受信した10ビットのパラレル信号のRED信号に対してキャラクタ同期をとって、そのキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号をT.M.D.S.デコーダ307へ出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ305は、キャラクタ同期回路302からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のBLUE信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、RGB−YUV変換回路308へ8ビットのパラレル信号のBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ306は、キャラクタ同期回路303からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のGREEN信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、RGB−YUV変換回路308へ8ビットのパラレル信号のGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.デコーダ307は、キャラクタ同期回路304からキャラクタ同期がとれた10ビットのパラレル信号のRED信号を受信し、T.M.D.S.復調を行い、8ビットのパラレル信号のRED信号、制御信号CTL2、CTL3、及びデータイネーブル信号(DE信号)に展開し、RGB−YUV変換回路308へ8ビットのパラレル信号のRED信号、制御信号CTL2、CTL3、及びデータイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記RGB−YUV変換回路308は、T.M.D.S.デコーダ305から8ビットのパラレル信号のBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、及びデータイネーブル信号を、T.M.D.S.デコーダ306から8ビットのパラレル信号のGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、及びデータイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.デコーダ307から8ビットのパラレル信号のRED信号、制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)を受信し、8ビットのパラレル信号のBLUE信号、GREEN信号、RED信号については、YUV変換を行い、8ビットのパラレル信号のY信号をFIFO309へ、8ビットのパラレル信号のU信号をFIFO310へ、8ビットのパラレル信号のV信号をFIFO311へ書き込みを行い、制御信号HSYNC、VSYNC、CTL0、CTL1、CTL2、CTL3及びデータイネーブル信号(DE信号)についてはYUV信号とのタイミングを調節してパケットジェネレータ312へ出力するようになっている。
上記FIFO309は、RGB−YUV変換回路308から書き込まれた8ビットのパラレル信号のY信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ312からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ312へその蓄えた8ビットのパラレル信号のY信号を出力するようになっている。
上記FIFO310は、RGB−YUV変換回路308から書き込まれた8ビットのパラレル信号のU信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ312からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ312へその蓄えた8ビットのパラレル信号のU信号を出力するようになっている。
上記FIFO311は、RGB−YUV変換回路308から書き込まれた8ビットのパラレル信号のV信号を蓄えるようになっている。また、パケットジェネレータ312からの読み出し要求に応じて、パケットジェネレータ312へその蓄えられた8ビットのパラレル信号のV信号を出力するようになっている。
上記パケットジェネレータ312は、FIFO309から8ビットのパラレル信号のY信号、FIFO310から8ビットのパラレル信号のU信号、FIFO311から8ビットのパラレル信号のV信号の読み出しを行い、また、RGB−YUV変換回路308から制御信号HSYNC、VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)、制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)、制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)を受信し、その受信したデータを基に、図7及び図8に示すようなデータを構築して、8B10Bエンコーダ313へ8ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記8B10Bエンコーダ313は、パケットジェネレータ312から受信した8ビットのパラレル信号に対して、8B10B変調を行い、光送信器314へ8B10B変調された10ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記光送信器314は、8B10Bエンコーダ313から受信した10ビットのパラレル電気信号をシリアル変換し、光信号に変換して、通信路315へ出力するようになっている。
上記通信路315は、1本の光ファイバによって構成される通信路であり、本発明における光伝送システムのデータ通信装置の光送信器とデータ通信装置の光受信器間を接続し、シリアルデータが伝送される。この通信路315は、後述の受信部400の通信路412に接続されている。
次に、上記構成の送信部300の動作について以下に説明する。ここでは、送信部300が、どのようにしてコンピュータ装置等のホスト機器から出力される画像信号を光信号に変換して一本の光ファイバ通信路に出力するかについて説明する。なお、ここで示す構成はあくまでも一例であって、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
コンピュータ装置等のホスト機器からベースバンドで出力されるRED信号、GREEN信号及びBLUE信号(以下RGB信号)を受信したDVI受信器301は、受信したRGB信号をそれぞれシリアル−パラレル変換し、変換後の10ビットのパラレル信号をそれぞれBLUE信号はキャラクタ同期回路302へ、GREEN信号はキャラクタ同期回路303へ、RED信号はキャラクタ同期回路304へ出力する。
ここで、キャラクタ同期回路302、キャラクタ同期回路303、キャラクタ同期回路304は、DVI受信器301から受信した10ビットのパラレル信号に対してそれぞれキャラクタ同期を行い、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のBLUE信号をT.M.D.S.デコーダ305へ、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のGREEN信号をT.M.D.S.デコーダ306へ、キャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号のRED信号をT.M.D.S.デコーダ307へ出力する。
T.M.D.S.デコーダ305、T.M.D.S.デコーダ306、T.M.D.S.デコーダ307は、それぞれキャラクタ同期回路302、キャラクタ同期回路303、キャラクタ同期回路304から受信したキャラクタ同期が取れた10ビットのパラレル信号を基に8ビットのRGB信号、2ビットの制御信号、データイネーブル信号(DE信号)にT.M.D.S.復調して展開し、8ビットのRGB信号、2ビットの制御信号、データイネーブル信号(DE信号)をそれぞれRGB−YUV変換回路308へ出力する。
RGB−YUV変換回路308は、T.M.D.S.デコーダ305から8ビットのパラレル信号のBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.デコーダ306から8ビットのパラレル信号のGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.デコーダ307から8ビットのパラレル信号のRED信号、制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)を受信し、受信したBLUE信号、GREEN信号、RED信号に対して、RGB−YUV変換を行い、8ビットのパラレル信号のY信号はFIFO309へ、8ビットのパラレル信号のU信号はFIFO310へ、8ビットのパラレル信号のV信号はFIFO311へ書き込みを行う。
また、T.M.D.S.デコーダ305から受信した制御信号HSYNC,VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)、T.M.D.S.デコーダ306から受信した制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)、T.M.D.S.デコーダ307から受信した制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)については、RGB−YUV変換された画像信号との間のタイミングを調節してパケットジェネレータ312へ出力する。
パケットジェネレータ312は、FIFO309、FIFO310、FIFO311からそれぞれ8ビットのYUV信号の読み出しを行い、RGB−YUV変換回路308から、データイネーブル信号(DE信号)、2ビットの制御信号をそれぞれ受信する。ここで、パケットジェネレータ312では、RGB−YUV変換回路308から受信したデータイネーブル信号(DE信号)(3本のDE信号のうちどの信号でも構わない)を参照して、データイネーブル信号(DE信号)がアクティブであり、YUV信号が存在する期間を示している場合は、FIFO309、FIFO310、FIFO311からあらかじめ受信側の装置との間で取り決められた所定の順番でそれぞれのFIFOからYUV信号の読み出しを行い、8B10Bエンコーダ313へ出力する。
ここで、受信側の装置との間であらかじめどのYUV方式を採用するかを取り決めておくことにより任意のYUV方式をサポートすることが可能となる。YUV方式のパケットフォーマットの一例として、図7にYUV411方式のパケットフォーマットを、図8にYUV422方式のパケットフォーマットを示す。なお、ここで示すパケットフォーマットはあくまでも一例であって、必ずしもこのパケットフォーマットに限定されるものではない。
この際、8B10Bエンコーダ313へは合わせて、データが存在する期間を示すデータイネーブル信号をアクティブにして送信する。そして、受信側の装置との間であらかじめ取り決められた所定のデータ数をそれぞれのFIFOから読み出した場合(解像度が1024×768の場合には、YUV411方式では、Y信号用のFIFOから1024個、U信号、V信号用のFIFOからそれぞれ256個のデータを読み出した場合、YUV422方式では、Y信号用のFIFOから1024個、U信号、V信号用のFIFOからそれぞれ512個のデータを読み出した場合)に1ライン分のデータの終わりを示すコードを8B10Bエンコーダ313へ出力する。
また、データイネーブル信号(DE信号)がアクティブでなく、YUV信号が存在しない期間を示している場合は、RGB−YUV変換回路308から受信した制御信号HSYNC、VSYNCを参照して、制御信号が垂直同期期間を示している場合には、パケットジェネレータ312は8B10エンコーダ313へ対してVSYNCがアクティブであることを示すコードを出力する。
8B10Bエンコーダ313は、パケットジェネレータ312から受信した8ビットのYUV信号、垂直同期期間であるか否かを示すコード、1ライン分のデータの終了を示すコード、データイネーブル信号を受信して、その受信したデータに対して8B10B変調を行い、光送信器314へ10ビットのデータを出力する。光送信器314は電気−光変換を行い、光ファイバ通信路315へその光変換された10ビットのデータをシリアル化して出力する。
本実施の形態によれば、上記送信部300が上記のような構成をとることにより、すなわち送信部300にRGB−YUV変換回路308を具備することにより、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域を前記実施の形態1よりもさらに削減することができる。
これにより、上記構成の送信部300を用いて構成される光伝送システムをさらに小規模化することが可能となる。
図4に示すデータ通信装置の受信部400は、図5に示す受信部502に相当するものである。
図4に示すように、データ通信装置の受信部400は、光受信器401、8B10Bデコーダ402、受信パケット制御回路403、FIFO404、FIFO405、FIFO406、YUV−RGB変換回路407、受信データ解析回路408、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー409、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー410、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー411、通信路412を有する構成である。
以下に、データ通信装置の受信部400を構成する各構成部材について、その機能を説明する。
上記光受信器401は、通信路412から受信した光信号を電気信号に変換して、シリアル−パラレル変換を行い、変換された10ビットのパラレル信号を順次8B10Bデコーダ402へ出力するようになっている。
上記8B10Bデコーダ402は、光受信器401から受信した10ビットのパラレル信号に対して8B10B復調を行い、受信パケット制御回路403へ8B10B復調された8ビットのパラレル信号を出力するようになっている。
上記受信パケット制御回路403は、8B10Bデコーダ402から受信したデータを、Y信号、U信号、V信号に分けて、タイミングを合わせてFIFO404、FIFO405、FIFO406へそれぞれのデータの書き込みを行うようになっている。
また、受信パケット制御回路403は、8B10Bデコーダ402から受信したデータを基にVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT)をYUV−RGB変換回路407に出力するようになっている。
上記FIFO404は、受信パケット制御回路403から書き込まれた8ビットのパラレル信号のY信号を蓄えるようになっている。また、YUV−RGB変換回路407からの読み出し要求に応じて、YUV−RGB変換回路407へ蓄えた8ビットのパラレル信号のY信号を出力するようになっている。
上記FIFO405は、受信パケット制御回路403から書き込まれた8ビットのパラレル信号のU信号を蓄えるようになっている。また、YUV−RGB変換回路407からの読み出し要求に応じて、YUV−RGB変換回路407へ蓄えた8ビットのパラレル信号のU信号を出力するようになっている。
上記FIFO406は、受信パケット制御回路403から書き込まれた8ビットのパラレル信号のV信号を蓄えるようになっている。また、YUV−RGB変換回路407からの読み出し要求に応じて、YUV−RGB変換回路407へ蓄えた8ビットのパラレル信号のV信号を出力するようになっている。
上記YUV−RGB変換回路407は、FIFO404、FIFO405、FIFO406からそれぞれY信号、U信号、V信号の読み出しを行い、読み出しを行ったYUV信号に対してYUV−RGB変換を行い、変換されたBLUE信号、GREEN信号、RED信号をそれぞれ受信データ解析回路408へ出力するようになっている。
また、受信パケット制御回路403から受信したVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT)については、変換されたRGB信号とのタイミングを調整して受信データ解析回路408へ出力するようになっている。
上記受信データ解析回路408は、YUV−RGB変換回路407から受信したBLUE信号、GREEN信号、RED信号、VSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT)を基に、データを展開し、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−409へBLUE信号、制御信号HSYNC、VSYNC、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー410へはGREEN信号、制御信号CTL0、CTL1、データイネーブル信号(DE信号)を、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−411へはRED信号、制御信号CTL2、CTL3、データイネーブル信号(DE信号)を出力するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー409は、受信データ解析回路408から受信した8ビットのパラレル信号のBLUE信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号HSYNC、VSYNCのそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出する。また、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−410は、受信データ解析回路408から受信した8ビットのパラレル信号のGREEN信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号CTL0、CTL1のそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出する。また、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−411は、受信データ解析回路408から受信した8ビットのパラレル信号のRED信号を10ビットに変換し、それをシリアル化して伝送路に送出するようになっている。また、2ビットの制御信号CTL2、CTL3のそれぞれを10ビットに変換して伝送路に送出する。また、データイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化して、シリアルデータとして伝送路に送出するようになっている。
上記通信路412は、一本の光ファイバによって構成される通信路であり、本発明における光伝送システムのデータ通信装置の光送信部とデータ通信装置の光受信器間を接続し、シリアルデータが伝送される。この通信路412は、上記送信部300の通信路314に接続されている。
次に、本実施の形態に係る受信部400の動作について説明する。ここでは、上記受信部400が、どのように光ファイバから受信した光信号を電気信号に変換して画像表示装置に出力するかについて説明する。なお、ここで示す構成はあくまでも一例であって、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
上記受信部400は、一本の光ファイバによって構成される通信路412が接続された光受信器401において、前記データ通信装置の送信部が出力した光信号を受信し、その光信号を電気信号に変換して、さらにシリアル信号から10ビットのパラレル信号に変換して、8B10Bデコーダ402へ出力する。
8B10Bデコーダ402では、光受信器401から受信した10ビットのパラレル信号に対して、8B10B復調を行い、復調された8ビットのパラレル信号を受信パケット制御回路403に出力する。
受信パケット制御回路403では、受信した8ビットのパラレル信号を基に、その8ビットのパラレル信号がYUV信号を示している場合には、それぞれFIFO404、FIFO405、FIFO406に順次書き込みを行う(図4では、Y信号をFIFO404に、U信号をFIFO405に、V信号をFIFO406に書き込みを行う)。
ここでは、図7及び図8に示すようなフォーマットのデータがあらかじめデータ通信装置の送信部との間でやり取りされると規定されているとする。従って、受信パケット制御回路403は、8B10Bデコーダ402から、YUV411方式の場合は、図7に示すように、Y信号、Y信号、Y信号、Y信号、U信号、V信号の順にデータを受信するので、この受信したデータを順次Y信号はFIFO404へ、U信号はFIFO405へ、V信号はFIFO406へ書き込んでいく。また、YUV422方式の場合は、図8に示すように、Y信号、Y信号、Y信号、Y信号、U信号、U信号、V信号、V信号の順にデータを受信するので、この受信したデータを順次Y信号はFIFO404へ、U信号はFIFO405へ、V信号はFIFO406へ書き込んでいく。
また、8ビットのパラレル信号が、VSYNCがアクティブであることを示している場合には、YUV−RGB変換回路407へVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT信号)をアクティブにして出力し、1ライン分のデータの終わりを示している場合には、YUV−RGB変換回路407へ1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)をアクティブにして出力する。
そして、YUV−RGB変換回路407では、FIFO404、FIFO405、FIFO406からデータの読み出しを行い、読み出したデータに対してYUV−RGB変換を行い、変換されたBLUE信号、GREEN信号、RED信号をそれぞれ受信データ解析回路408へ出力する。
また、YUV−RGB変換回路407は、受信パケット制御回路403から受信したVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT信号)、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)については、変換されたRGB信号との間のタイミングを調節して受信データ解析回路408へ出力する。
受信データ解析回路408では、YUV−RGB変換回路から受信したデータを基に8ビットの画像信号をそれぞれT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー409、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー410、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー411へ出力し、このとき合わせてデータイネーブル信号(DE信号)をアクティブにして出力する。
また、受信データ解析回路408では、YUV−RGB変換回路407から受信したVSYNCが存在する期間を示す信号(VSYNC_DETECT信号)がアクティブになっている場合は、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー409へ制御信号VSYNCを出力し、1ライン分のデータの終わりを示す信号(DATA_END_DETECT信号)がアクティブになっている場合はT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−409へ水平同期期間を復元して、所定の時間の間制御信号HSYNCをT.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−409へ出力する。
T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー409、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−410、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−411は、8ビットで入力された画像信号を10ビットに変換し、10ビットに変換された画像信号をシリアル化して伝送路に出力する。8ビットから10ビットへ変換する目的は、データの変換点を少なくして高速伝送に適して形にすることである。
また、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−409、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−410、T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−411は、制御信号2ビットを10ビットに変換して伝送路に出力する。またデータイネーブル信号(DE信号)も合わせてエンコード、シリアル化され伝送路に出力する。
本発明における第二の実施の形態によれば、上記のような構成をとることにより、第一の実施の形態のデータ通信装置の受信部にYUV−RGB変換回路を具備することにより、光ファイバ上を伝送されるデータの伝送帯域を第一の実施の形態よりもさらに削減することができる。
本発明に係る光伝送システムは、コンピュータ装置等のホスト機器から出力される画像信号を光信号に変換した後、光ファイバにより伝送し、伝送された前記光信号を再び電気信号に変換して画像表示装置に入力することにより前記ホスト機器と前記画像表示装置とを接続する光伝送システムにおいて、前記ホスト機器から出力される複数の前記画像信号を蓄えるためのFIFOと、前記FIFOに蓄えられた複数の画像信号を所定の順番で読み出し、光送信器に出力していく回路と、前記光送信器に出力された電気信号を光信号に変換する光送信器と、前記光送信器により変換された光信号を伝送する光ファイバと、伝送された前記光信号を前記画像表示装置に入力可能な電気信号に再変換する光受信器と、その受信器から受信した映像信号を複数の電気信号に変換し、所定の順番でFIFOに書き込みを行う回路と、前記複数の電気信号を蓄えるためのFIFOと、前記FIFOから映像信号を読み出し、画像表示装置へ出力する回路を備え、前記コンピュータ装置等のホスト機器から出力される水平同期信号を送信せず、その水平同期期間に画像信号を伝送することにより、前記光ファイバ上を伝送される信号の伝送帯域を削減することを特徴とする。
よって、従来のDVI規格においては、ホスト機器と画像表示装置間を接続する伝送路にはメタル線が使用されており、メタル線では通信速度が高速になればなるほど信号が減衰しやすくなってビットエラーを起こすため、伝送距離が数メートル程度に限られるという問題点があったが、本発明によれば、高帯域で長距離の映像伝送が可能になる。また、メタル線での伝送では通信速度を高速にすると、メタル線が受ける電磁波の影響が大きくなるという問題点があったが、本発明によれば、光ファイバによる映像伝送のため電磁波の影響を受けることがない。
また、そのため伝送路にはメタル線を用いずに光ファイバを利用した伝送方式が登場してきたが、図14に示すRGB信号のためのそれぞれの伝送路を独立して保有する例では、伝送路が3系統または4系統必要であり、高価な光送受信器が系統数だけ必要となるだけでなく、少なくとも3系統それぞれの遅延特性を正確に合わせるため、遅延補正が必要となるという問題点があったが、本発明によれば、伝送路と光送受信器は一組で済み、また伝送路に起因する遅延特性差は考慮する必要がない。一方、図15に示す、RGB信号をそれぞれサンプリングして、A/D変換し、これをさらに直列にデジタル変換してPCM時分割多重化する方法では、A/D変換されたデジタル信号の速度は、入力アナログ信号が持つ最高周波数の20〜30倍の伝送帯域が必要となり、極めて大規模なシステムになるという問題点があったが、本発明によれば、データ通信装置のデータ送信部にRGB信号用にそれぞれFIFOを具備することにより、比較的小さな帯域での映像伝送が可能ととなるためシステムを比較的小規模に抑えることができる。また、伝送帯域を削減することにより、光送受信器や光ファイバの特性を抑えることができるためコストの削減を図ることができる。
また、本発明に係る光伝送システムは、前記ホスト機器から出力される画像信号をYUV変換する変換回路と、YUV変換された信号を画像表示装置にさせる電気信号に再変換する回路を具備したことを特徴とする。
よって、YUV変換を行うことにより、コンピュータ装置等のホスト機器から出力される画像信号そのものが圧縮されるので、さらに伝送帯域の削減を図ることができるため、システムを比較的小規模に抑えることができる。また、伝送帯域を削減することにより、光送受信器や光ファイバの特性を抑えることができるためコストの削減を図ることができる。
また、本発明に係る光伝送システムは、前記ホスト機器と前記画像表示装置との間であらかじめ、どのYUV方式を用いてデータ通信を行うかを規定しておくことにより、任意の圧縮率のYUV方式を用いてデータ通信を行うことが可能であることを特徴とする。
よって、任意のYUV方式をサポートできるため、要求画質に応じて伝送帯域の調整を行うことができる。
また、本発明に係る光伝送システムは、前記コンピュータ装置等のホスト機器と画像表示装置は、一芯の光ファイバによって、データ通信を行うことを特徴とする。
よって、一芯の光ファイバであると、ケーブルの引き回しを容易に行うことができる。また、実装面積が小さいため、小型機器への搭載に容易に対応することができる。
また、本発明で適用できるコンピュータ装置等のホスト機器としては、画像信号を生成できる機器あるいは中継して伝送できる機器であればどのようなものでもよい。具体的には、ホスト機器として、パソコン、ノートPC、STB(セットトップボックス)などが考えられる。すなわち、本発明の光伝送装置(光伝送方法)は、パソコン−液晶モニター、ノートPC−プロジェクタ、STB−液晶テレビ間などの接続にも適用できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記実施形態の光伝送装置の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の光伝送装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明の光伝送装置は、光伝送路、すなわち光ファイバで映像や音声をやり取りするAV(audio visual)システムにおいて好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、光伝送システムの送信部の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、光伝送システムの受信部の要部構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、光伝送システムの送信部の要部構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、光伝送システムの受信部の要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る光伝送システムの構成図である。 本発明に係る光伝送システムの第一の実施の形態におけるパケットフォーマットを示す図である。 本発明に係る光伝送システムの第二の実施の形態におけるパケットフォーマットを示す図である。 本発明に係る光伝送システムの第二の実施の形態におけるパケットフォーマットを示す図である。 DVI規格におけるデータ構造を示す図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるデータ転送の説明図である。 従来技術におけるデータ転送の説明図である。 T.M.D.S.リンク構造を示す図である。 シングルリンクのT.M.D.S.のチャネル・マップを示す図である。 従来の映像伝送装置の例を示すブロック図である。 従来の映像伝送装置の例を示すブロック図である。
符号の説明
100 送信部(光伝送装置)
101 DVI受信器
102 キャラクタ同期回路
103 キャラクタ同期回路
104 キャラクタ同期回路
105 T.M.D.S.デコーダ
106 T.M.D.S.デコーダ
107 T.M.D.S.デコーダ
108 FIFO(FIFOメモリ)
109 FIFO(FIFOメモリ)
110 FIFO(FIFOメモリ)
111 パケットジェネレータ(伝送手段)
112 8B10Bエンコーダ(伝送手段)
113 光送信器(伝送手段)
114 通信路(光ファイバ)
200 受信部
201 光受信器
202 8B10Bデコーダ
203 受信パケット制御回路
204 FIFO(FIFOメモリ)
205 FIFO(FIFOメモリ)
206 FIFO(FIFOメモリ)
207 受信データ解析回路
208 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー(伝送手段)
209 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー(伝送手段)
210 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー(伝送手段)
211 通信路
300 送信部(光伝送装置)
301 DVI受信器
302 キャラクタ同期回路
303 キャラクタ同期回路
304 キャラクタ同期回路
305 T.M.D.S.デコーダ
306 T.M.D.S.デコーダ
307 T.M.D.S.デコーダ
308 RGB−YUV変換回路(YUV変換回路)
309 FIFO(FIFOメモリ)
310 FIFO(FIFOメモリ)
311 FIFO(FIFOメモリ)
312 パケットジェネレータ(伝送手段)
313 8B10Bエンコーダ(伝送手段)
314 光送信器(伝送手段)
315 通信路(光ファイバ)
400 受信部
401 光受信器
402 8B10Bデコーダ
403 受信パケット制御回路
404 FIFO(FIFOメモリ)
405 FIFO(FIFOメモリ)
406 FIFO(FIFOメモリ)
407 YUV−RGB変換回路(YUV変換回路)
408 受信データ解析/ブランキング制御回路
409 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザー(伝送手段)
410 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−(伝送手段)
411 T.M.D.S.エンコーダ/シリアライザ−(伝送手段)
411 通信路
500 ホスト機器
501 送信部
502 受信部
503 画像表示装置
504 光ファイバ通信路(光ファイバ)

Claims (14)

  1. コンピュータ装置等のホスト機器から出力されるデジタル画像信号を光ファイバにより画像表示装置に伝送する光伝送装置において、
    上記ホスト機器から出力される複数の上記デジタル画像信号を蓄えるためのFIFO(First In First Out)メモリと、
    上記FIFOメモリに蓄えられた複数のデジタル画像信号を所定の順番で読み出して、光信号に変換して上記光ファイバにより上記画像表示装置に順次伝送する伝送手段とを備え、
    上記伝送手段は、上記画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、デジタル画像信号を伝送することを特徴とする光伝送装置。
  2. 上記デジタル画像信号には、上記画像表示装置側で上記水平同期信号として復元される信号が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. さらに、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)と、輝度信号と青色成分の差(V)との3つの情報に基づいて、上記ホスト機器から出力されるデジタル画像信号を圧縮変換するYUV変換回路を備え、
    上記伝送手段は、上記YUV変換回路によって圧縮されたデジタル画像信号を伝送することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  4. コンピュータ装置等のホスト機器から出力されるデジタル画像信号を光ファイバにより画像表示装置に伝送する光伝送方法であって、
    上記画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を該画像表示装置に伝送すべき期間に、デジタル画像信号を伝送することを特徴とする光伝送方法。
  5. 上記デジタル画像信号には、上記画像表示装置側で上記水平同期信号として復元される信号が含まれていることを特徴とする請求項4に記載の光伝送方法。
  6. コンピュータ装置等のホスト機器から出力されるデジタル画像信号を光ファイバに送信する送信部と、該送信部により光ファイバに送信されたデジタル画像信号を受信して画像表示装置に出力する受信部とを有する光伝送システムにおいて、
    上記送信部として、上記請求項1に記載の光伝送装置が用いられていることを特徴とする光伝送システム。
  7. 上記受信部は、
    受信したデジタル画像信号を蓄えるFIFOメモリと、
    上記FIFOメモリからデジタル画像信号を所定の順番で読み出し、上記画像表示装置に伝送する伝送部とを備え、
    上記伝送部は、読み出したデジタル画像信号に基づいて、上記画像表示装置で画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための水平同期信号を生成し、生成した水平同期信号を、該デジタル画像信号と共に該画像表示装置に伝送することを特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  8. 上記送信部は、
    輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)と、輝度信号と青色成分の差(V)との3つの情報に基づいてデジタル画像信号を圧縮するYUV圧縮回路を備え、
    上記YUV圧縮回路によって圧縮されたデジタル画像信号を該送信部内の上記FIFOメモリに伝送することを特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  9. 上記YUV圧縮回路は、上記ホスト機器と上記画像表示装置との間で予め設定された圧縮率によって、上記デジタル画像信号を圧縮することを特徴とする請求項8に記載の光伝送装置。
  10. 上記受信部は、
    輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)と、輝度信号と青色成分の差(V)との3つの情報に基づいてデジタル画像信号を伸張するYUV伸張回路を備え、
    上記YUV伸張回路によって伸張されたデジタル画像信号を上記画像表示装置に伝送することを特徴とする請求項8に記載の光伝送システム。
  11. 上記光ファイバは、一芯の光ファイバであることを特徴とする請求項6から10の何れか1項に記載の光伝送システム。
  12. 上記デジタル画像信号の伝送規格は、DVI(Digital Visual Interface)規格準拠であることを特徴とする請求項6から11の何れか1項に記載の光伝送システム。
  13. 請求項1に記載の光伝送装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  14. 請求項13に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004128548A 2004-04-23 2004-04-23 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2005311879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128548A JP2005311879A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128548A JP2005311879A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005311879A true JP2005311879A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35440102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004128548A Withdrawn JP2005311879A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005311879A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181052A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像出力システム
JP2007184977A (ja) * 2007-03-19 2007-07-19 Seiko Epson Corp 画像出力システム
US8284148B2 (en) 2007-03-09 2012-10-09 Nec Corporation Clockless transmission system and clockless transmission method
WO2017175828A1 (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 ザインエレクトロニクス株式会社 映像信号送信装置、映像信号受信装置、および映像信号伝送システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181052A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像出力システム
US8284148B2 (en) 2007-03-09 2012-10-09 Nec Corporation Clockless transmission system and clockless transmission method
JP2007184977A (ja) * 2007-03-19 2007-07-19 Seiko Epson Corp 画像出力システム
WO2017175828A1 (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 ザインエレクトロニクス株式会社 映像信号送信装置、映像信号受信装置、および映像信号伝送システム
CN109076259A (zh) * 2016-04-07 2018-12-21 哉英电子股份有限公司 视频信号发送装置、视频信号接收装置以及视频信号传输系统
US10715778B2 (en) 2016-04-07 2020-07-14 Thine Electronics, Inc. Video signal transmission device, video signal reception device and video signal transferring system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11223874B2 (en) Transmission and detection of multi-channel signals in reduced channel format
CN101573977B (zh) 发送设备、发送设备的视频信号发送方法、接收设备和接收设备的视频信号接收方法
EP2091253B1 (en) Transmitting device, video signal transmitting method in transmitting device, recieving device and video signal recieving method in recieving device
KR101442273B1 (ko) 정보 처리 장치 및 방법
EP2239945A1 (en) Video signal transmission device, video signal transmission method, video signal reception device, and video signal reception method
JP4844230B2 (ja) 通信システム、送信装置及び受信装置、通信方法、並びにプログラム
US7567588B2 (en) Transmission system
US8902368B2 (en) Baseband video data transmission device and reception device, and transceiver system with reduced power consumption by intermittent transmission reception of a video signal
US20200322568A1 (en) Device for secure video streaming
JP2005311879A (ja) 光伝送装置、光伝送方法、光伝送システム、制御プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20160156843A1 (en) Image processing apparatus
JP5239136B2 (ja) データ伝送方法、データ伝送システム、情報処理装置、データ伝送プログラム、外部装置
EP4106317A1 (en) Transmitter, transmission method, and receiver
WO2008032930A1 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving data
US7334057B2 (en) Method and device for transmission of video data
JP2010004353A (ja) 映像処理装置およびその制御方法
US20230197031A1 (en) Imaging device and method for controlling imaging device
JP2020137079A (ja) 送信装置、撮像装置、受信装置、および送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703