JP2005308098A - Hydraulic power transmission - Google Patents
Hydraulic power transmission Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005308098A JP2005308098A JP2004126030A JP2004126030A JP2005308098A JP 2005308098 A JP2005308098 A JP 2005308098A JP 2004126030 A JP2004126030 A JP 2004126030A JP 2004126030 A JP2004126030 A JP 2004126030A JP 2005308098 A JP2005308098 A JP 2005308098A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump impeller
- working fluid
- fluid
- stator
- turbine runner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
- F16H2041/246—Details relating to one way clutch of the stator
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
Description
本発明は、作動流体を介して入力部材から出力部材へと動力を伝達する流体伝動装置に関する。 The present invention relates to a fluid transmission device that transmits power from an input member to an output member via a working fluid.
従来から、互いに対向するポンプインペラおよびタービンランナと、両者の間に配置されたステータとを有するトルクコンバータ(流体伝動装置)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このトルクコンバータでは、作動油をタービンランナからポンプインペラへと案内するステータがワンウェイクラッチを介してトランスミッションハウジングに連結された固定部材にスプライン嵌合されている。また、このトルクコンバータを始めとして、一般的なトルクコンバータでは、その作動中にポンプインペラ等に向けて作動油が所定圧力で供給される。 Conventionally, a torque converter (fluid transmission device) having a pump impeller and a turbine runner facing each other and a stator disposed therebetween is known (see, for example, Patent Document 1). In this torque converter, a stator for guiding hydraulic oil from a turbine runner to a pump impeller is splined to a fixed member connected to a transmission housing via a one-way clutch. Further, in general torque converters such as this torque converter, hydraulic oil is supplied at a predetermined pressure toward a pump impeller or the like during its operation.
ここで、動力伝達媒体として、更には冷却媒体あるいは潤滑媒体として機能する作動油のエネルギは、トルクコンバータの作動中、基本的に熱へと変換されるだけであり、エネルギの有効利用という観点から見れば、従来のトルクコンバータには、なお改善の余地が残されている。 Here, the energy of the hydraulic oil that functions as a power transmission medium and further as a cooling medium or a lubrication medium is basically converted into heat during the operation of the torque converter. From the viewpoint of effective use of energy. As can be seen, there is still room for improvement in the conventional torque converter.
そこで、本発明は、作動流体のエネルギを有効に利用して伝達効率を向上させることができる流体伝動装置の提供を目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a fluid transmission device capable of improving transmission efficiency by effectively using energy of a working fluid.
本発明による流体伝動装置は、作動流体を介して入力部材から出力部材へと動力を伝達する流体伝動装置において、入力部材に取り付けられたポンプインペラと、出力部材に取り付けられており、ポンプインペラと対向するタービンランナとを備え、ポンプインペラの回転をアシストするように該ポンプインペラに対して作動流体が供給されることを特徴とするものである。 A fluid transmission device according to the present invention is a fluid transmission device that transmits power from an input member to an output member via a working fluid, a pump impeller attached to the input member, a pump impeller attached to the output member, And an opposing turbine runner, wherein a working fluid is supplied to the pump impeller so as to assist the rotation of the pump impeller.
この流体伝動装置では、動力伝達媒体として、更には冷却媒体あるいは潤滑媒体として機能する作動流体がポンプインペラに対して供給されるが、この際に、作動流体は、ポンプインペラの回転をアシストするように当該ポンプインペラに対して供給される。これにより、ポンプインペラに向けて供給される作動流体のエネルギを利用してポンプインペラの回転を促進させることが可能となり、ポンプトルクを増大化させて流体伝動装置の伝達効率を向上させることができる。 In this fluid transmission device, a working fluid that functions as a power transmission medium and further as a cooling medium or a lubricating medium is supplied to the pump impeller. At this time, the working fluid assists the rotation of the pump impeller. To the pump impeller. Accordingly, it is possible to promote the rotation of the pump impeller by using the energy of the working fluid supplied toward the pump impeller, and it is possible to increase the pump torque and improve the transmission efficiency of the fluid transmission device. .
また、本発明による流体伝動装置は、タービンランナから流出した流体をポンプインペラに案内するためのステータを更に備え、このステータには、ポンプインペラの回転をアシストするように該ポンプインペラに向けて作動流体を噴出させるための作動流体流路が形成されていると好ましい。 The fluid transmission device according to the present invention further includes a stator for guiding the fluid flowing out from the turbine runner to the pump impeller, and the stator operates toward the pump impeller so as to assist the rotation of the pump impeller. It is preferable that a working fluid channel for ejecting fluid is formed.
このような構成を採用すれば、作動流体のエネルギを利用してポンプインペラの回転をアシストするための構成を容易に実現することが可能となる。この場合、作動流体によってポンプインペラの回転をアシストすることによって生じる反力はステータによって受けられ、当該反力が流体特性に与える影響は最小限に抑えられる。 By adopting such a configuration, it is possible to easily realize a configuration for assisting the rotation of the pump impeller using the energy of the working fluid. In this case, the reaction force generated by assisting the rotation of the pump impeller by the working fluid is received by the stator, and the influence of the reaction force on the fluid characteristics is minimized.
更に、作動流体流路は、ポンプインペラの回転方向に傾斜させられた領域を含むと好ましい。 Furthermore, it is preferable that the working fluid flow path includes a region inclined in the rotation direction of the pump impeller.
また、作動流体流路は、タービンランナから流出してポンプインペラに流入する作動流体の流れ方向に沿って作動流体を噴出させるように形成されていると好ましい。 Further, the working fluid flow path is preferably formed so as to eject the working fluid along the flow direction of the working fluid flowing out from the turbine runner and flowing into the pump impeller.
このような構成を採用すれば、ポンプインペラとタービンランナとの間を循環する作動流体の流速を増大化させることが可能となり、流体伝動装置の容量係数を増大化させることができる。 By adopting such a configuration, it is possible to increase the flow rate of the working fluid circulating between the pump impeller and the turbine runner, and to increase the capacity coefficient of the fluid transmission device.
本発明によれば、作動流体のエネルギを有効に利用して伝達効率を向上させることができる流体伝動装置の実現が可能となる。 According to the present invention, it is possible to realize a fluid transmission device that can improve the transmission efficiency by effectively using the energy of the working fluid.
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明による流体伝動装置の一例であるトルクコンバータを示す部分断面図である。トルクコンバータ1は、エンジンを備えた車両に適用されるものであり、図1に示されるように、フロントカバー(入力部材)2、ポンプインペラ(流体伝動要素)3、タービンランナ(流体伝動要素)4、タービンハブ(出力部材)5、ステータ6、ダンパユニット7およびロックアップクラッチ機構8を含む。フロントカバー2には、図示されないエンジンの回転軸が固定される。また、タービンハブ5には、図示されない自動変速機(AT)あるいは無段変速機(CVT)の入力軸Siが固定(スプライン嵌合)される。
FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing a torque converter as an example of a fluid transmission device according to the present invention. The torque converter 1 is applied to a vehicle equipped with an engine. As shown in FIG. 1, a front cover (input member) 2, a pump impeller (fluid transmission element) 3, a turbine runner (fluid transmission element) 4, including a turbine hub (output member) 5, a
ポンプインペラ3は、ポンプシェル3aと複数のブレード3bとを有し、ポンプシェル3aは、フロントカバー2に密に固定される。同様に、タービンランナ4は、タービンシェル4aと複数のブレード4bとを有し、タービンシェル4aはタービンハブ5に固定される。フロントカバー2側のポンプインペラ3と、タービンハブ5側のタービンランナ4とは互いに対向し合い、両者の間には、入力軸Siと同軸に回転可能なステータ6が配置される。これらのポンプインペラ3、タービンランナ4およびステータ6は、作動油(作動流体)を循環させるトーラス(環状流路)を形成する。
The pump impeller 3 has a
ステータ6は、環状のブレード支持部6aと、このブレード支持部6aの外周面に固定された複数のブレード6bとを有する。また、ブレード支持部6aの内部には、ステータ6の回転方向を一方向のみに設定するワンウェイクラッチ9が配置されている。ワンウェイクラッチ9は、インナーレース91と、アウターレース92と、インナーレース91とアウターレース92との間に配置された複数のスプラグ93とを含む。
The
インナーレース91は、入力軸Siの周囲に配置された中空軸Shの外周に固定(スプライン嵌合)され、アウターレース92は、ブレード支持部6aと回転方向において一体化される。また、インナーレース91、アウターレース92およびスプラグ93は、ブレード支持部6aの内周に位置決めされた環状のワッシャ94,95により両側から挟持される。そして、ステータ6(ワンウェイクラッチ9)は、スリーブ3cとタービンハブ5との間で、ベアリングレース96を介してスラストベアリング10aおよび10bにより軸方向に位置決めされる。
The inner race 91 is fixed (spline fitting) to the outer periphery of the hollow shaft Sh arranged around the input shaft Si, and the
一方、トルクコンバータ1のダンパユニット7は、タービンシェル4aと共にタービンハブ5に連結されている。ダンパユニット7は、図1に示されるように、中間プレート71、複数のスプリング(弾性体)72、ガイドプレート73および74を含む。中間プレート71は、その外周縁の周方向における複数箇所から概ね台形状の突起が外方に向けて延出されている環状部材として形成されており、その内周部は、リベット等を介してタービンハブ5に固定されている。中間プレート71の突起同士の間には、スプリング72が所定数ずつ配置され、中間プレート71および各スプリング72は、ガイドプレート73および74によって両側から挟持される。
On the other hand, the
ガイドプレート73,74は、環状に形成されており、周方向の複数箇所にプレートの一部を外方に膨らませると共に開口することにより形成されたスプリング保持部73a,74aを有する。ガイドプレート73とガイドプレート74とは、それぞれの外周側縁部の周方向における複数箇所でリベット等によって互いに連結(固定)される。そして、中間プレート71は、ガイドプレート73および74との間に、両者に対して回転自在になるように保持され、中間プレート71の突起間に配置されたスプリング72は、それぞれ対応するスプリング保持部73aおよび74a内に収容される。この際、スプリング72の一方の外端(突起とは反対側の端部)が、スプリング保持部73aおよび74aの一方の端部と当接する。
The
そして、トルクコンバータ1のロックアップクラッチ機構8は、上述のダンパユニット7と、フロントカバー2との間に配置される。図1に示されるように、ロックアップクラッチ機構8は、環状のロックアップピストン80と、フロントカバー2に固定された環状部材81とを含む。環状部材81の内周面には、図1に示されるように、複数のスプラインが設けられており、これらのスプラインには、複数の摩擦板82が摺動自在に嵌め込まれている。また、ダンパユニット7を構成するガイドプレート73の外周部にも、複数のスプラインが設けられており、これらのスプラインには、複数の摩擦ディスク83が摺動自在かつ環状部材81側の摩擦板82同士の間に位置するように嵌め込まれている。
The
そして、ロックアップピストン80の中心開口部は、フロントカバー2に固定されているピストン受け部材2aの周りに摺動自在に嵌め込まれており、ロックアップピストン80の外周部は、環状部材81の内周面によって摺動自在に支持されている。また、ロックアップピストン80の外周部の遊端は、最もフロントカバー2側に配置されている摩擦板82と当接可能とされている。
The central opening of the lock-
上述のように構成されるトルクコンバータ1では、図示されないエンジンが作動されてフロントカバー2およびポンプインペラ3が回転すると、作動油の流れによりタービンランナ4が引きずられるようにして回転し始める。ステータ6は、ポンプインペラ3とタービンランナ4との回転速度差が大きい時に、作動油の流れをポンプインペラ3の回転を助ける方向に変換する。これにより、トルクコンバータ1は、ポンプインペラ3とタービンランナ4との回転速度差が大きい時には、トルク増幅機として作動する。また、ポンプインペラ3とタービンランナ4との回転速度差が小さくなると、ステータ6がワンウェイクラッチ9を介して空転するようになり、これにより、トルクコンバータ1は、流体継手として作動する。
In the torque converter 1 configured as described above, when an engine (not shown) is operated and the
そして、車両の発進後、所定の条件が満たされると(例えば、車速が所定値に達すると)、ロックアップクラッチ機構8が作動され、エンジンからフロントカバー2に伝えられた動力が、出力部材としてのタービンハブ5に直接伝達(機械的に〔直接〕伝達)されるようになり、これにより、エンジンと変速機の入力軸とが機械的に直結される。また、フロントカバー2からタービンハブ5に伝達されるトルクの変動は、ダンパユニット7によって吸収されることになる。
When a predetermined condition is satisfied after the vehicle starts (for example, when the vehicle speed reaches a predetermined value), the lock-
かかるロックアップに際しては、入力軸Siに形成されている油路Sidやピストン受け部材2aに形成されている油路2bを介して、フロントカバー2とロックアップピストン80との間に画成されている油室R1内に作動油が供給される。これにより、ロックアップピストン80がダンパユニット7に向けて移動し、摩擦板82および摩擦ディスク83を押圧するので、フロントカバー2とダンパユニット7(ガイドプレート73)とが強固に連結され、両者は一体となって回転するようになる。また、油室R1への作動油の供給圧力を油室R2への作動油の供給圧力よりも低下させると、ロックアップピストン80は、フロントカバー2に向けて移動し、これにより、油室R1から作動油が排出されると共に、フロントカバー2とロックアップピストン80との連結が断たれ、両者間には回転差が生じることになる。
At the time of such lock-up, it is defined between the
さて、上述のように構成されるトルクコンバータ1では、ポンプインペラ3、タービンランナ4およびステータ6により形成されるトーラス(環状流路)を循環させる動力伝達媒体として、更には、ロックアップクラッチ機構8等の冷却や潤滑に供される媒体としての作動油がポンプインペラ3に対して供給される。このため、ポンプインペラ3とタービンランナ4との間に配置されるステータ6のブレード支持部6aには、ポンプインペラ3に向けて作動流体を噴出させるための作動油流路60が形成されている。図1および図2に示されるように、作動油流路60は、ブレード支持部6aの内周部に形成された環状凹部61と、この環状凹部61から外方に延出された複数の噴出孔62とを含む。
In the torque converter 1 configured as described above, as a power transmission medium for circulating a torus (annular flow path) formed by the pump impeller 3, the
環状凹部61は、図1からわかるように、入力軸Siの径方向に延びるように形成されている。一方、各噴出孔62は、ポンプインペラ3に向けて傾斜させられると共に、ポンプインペラ3の回転方向(図2における白抜矢印参照)に傾斜させられた状態で延在する。すなわち、図1からわかるように、各噴出孔62は、ステータ6(入力軸Si)の軸方向においてタービンランナ4からポンプインペラ3に向かう方向に傾斜させられると共に、図2に示されるように、ステータ6(入力軸Si)の軸方向から見て、ポンプインペラ3の回転方向に傾斜させられた状態で延在している。
As can be seen from FIG. 1, the
また、ステータ6のブレード支持部6aに形成された上述の作動油流路60に対して作動油を供給するために、ポンプインペラ3に近接して配置されるワッシャ95は、図3から図5に示されるように形成されている。すなわち、ワッシャ95のポンプインペラ3側の面には、図3および図4に示されるように、その内周縁から外方かつ半径方向に延びる凹部95aが複数(本実施形態では、90°間隔で4本)形成されている。各凹部95aは、ワッシャ95の外周縁よりも内側において終端している。
In addition, a
更に、ワッシャ95のタービンランナ4側の面には、図3および図5に示されるように、ポンプインペラ3側の面に形成されている各凹部95aの裏側に位置するように複数(本実施形態では、90°間隔で4本)の凹部95bが形成されている。各凹部95bは、ワッシャ95の外周縁から内方かつ半径方向に延在しており、ワッシャ95の内周縁よりも外側において終端している。これらの凹部95bとそれぞれの裏側に位置する凹部95aとは、連通孔95cを介して互いに連通している。
Further, as shown in FIG. 3 and FIG. 5, a plurality of (this embodiment) is provided on the surface of the
上述のように構成されるワッシャ95がブレード支持部6aに対して位置決めされると、ポンプインペラ3に近接する凹部95aは、スリーブ3cと中空軸Shとの間に画成される油路と連通し、タービンランナ4に近接する凹部95bの外周端は、ステータ6のブレード支持部6aに形成されている環状凹部61と連通することになる。また、タービンランナ4に近接する凹部95aは、図1からわかるように、インナーレース91とアウターレース92との間の空間とも連通する。
When the
従って、入力軸Siに形成された油路Siaや孔Sibを介して、スリーブ3cと中空軸Shとの間に画成される油路に作動油を所定圧力で供給すれば、当該作動油は、凹部95a、連通孔95cおよび凹部95bを介して、ブレード支持部6aの環状凹部61に流れ込み、更に、環状凹部61から各噴出孔62へと流れ込む。そして、各噴出孔62は、ポンプインペラ3の回転方向に傾斜させられていることから、各噴出孔62から噴出した作動油は、ポンプインペラ3のブレード3bと衝突し、ポンプインペラ3の回転をアシストすることになる。
Therefore, if hydraulic oil is supplied at a predetermined pressure to the oil passage defined between the
このように、本発明によるトルクコンバータ1では、ある程度の圧力をもった状態でポンプインペラ3に向けて供給される作動流体のエネルギを利用してポンプインペラ3の回転を促進させることが可能となり、ポンプトルクを増大化させて伝達効率を向上させることができる。 Thus, in the torque converter 1 according to the present invention, it is possible to promote the rotation of the pump impeller 3 by using the energy of the working fluid supplied toward the pump impeller 3 with a certain pressure. The transmission efficiency can be improved by increasing the pump torque.
また、ステータ6のブレード支持部6aに環状凹部61と複数の噴出孔62とを含む作動油流路60を形成することにより、作動油のエネルギを利用してポンプインペラ3の回転をアシストするための構成を容易に実現することが可能となる。この場合、作動油によってポンプインペラ3の回転をアシストすることによって生じる反力はステータ6によって受けられことになるが、ステータ6が空転する領域では、トルクコンバータ1における発熱量が減り、トルクコンバータ1内における作動油の量を減らせることから、ステータ6が受ける反力それ自体が小さくなるので、上記反力が流体特性に与える影響は最小限に抑えられる。また、ワンウェイクラッチ9によりステータ6が固定された際(ステータ6が回転しない際)、上記反力が流体特性に影響を与えることはない。
In addition, by forming the hydraulic
更に、本実施形態では、作動油流路60を構成する各噴出孔62がタービンランナ4からポンプインペラ3に向けて傾斜させられているので、タービンランナ4から流出してポンプインペラ3に流入する作動油の流れ方向(図1における一点鎖線参照)に概ね沿うように、各噴出孔62から作動油(図1における二点鎖線参照)を噴出させることができる。すなわち、本実施形態において、各噴出孔62から噴出する作動油は、入力軸Siの半径方向の成分のみならず入力軸Siの軸方向の成分をも有する。これにより、ポンプインペラ3とタービンランナ4との間を循環する作動油の流速を増大化させることが可能となり、トルクコンバータ1の容量係数を増大化させることができる。
Further, in the present embodiment, each
なお、ワッシャ95の凹部95aに達した作動油の一部は、凹部95aからワンウェイクラッチ9のスプラグ93の周囲に流れ込み、ワンウェイクラッチ9を潤滑、冷却させた後、ワッシャ94に形成された孔94aおよび凹部94bやタービンシェル4aに形成された孔4cを介して、タービンシェル4aとダンパユニット7との間に画成される油室R4へと流れ込む。また、油室R4には、ポンプインペラ3からも作動油の一部が流れ込み、当該作動油は、ロックアップクラッチ機構8等の冷却に供される。更に、ロックアップクラッチ機構8のロックアップ解除に際しては、油室R1への作動油の供給圧力を油室R2への作動油の供給圧力よりも低下させ、ロックアップピストン80をフロントカバー2に向けて移動させる。また、油室R2内の作動油は、タービンハブ5とピストン受け部材2aとの間の油路や入力軸Siに形成された孔Sicを介して、入力軸Siに形成された図示されない油路へと戻される。
Part of the hydraulic oil that has reached the
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 ポンプインペラ
4 タービンランナ
5 タービンハブ
6 ステータ
6a ブレード支持部
6b ブレード
60 作動油流路
61 環状凹部
62 噴出孔
7 ダンパユニット
71 中間プレート
72 スプリング
73,74 ガイドプレート
8 ロックアップクラッチ機構
80 ロックアップピストン
81 環状部材
82 摩擦板
83 摩擦ディスク
9 ワンウェイクラッチ
91 インナーレース
92 アウターレース
93 スプラグ
94,95 ワッシャ
95a,95b 凹部
95c 連通孔
R1,R2,R3,R4 油室
Si 入力軸
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
前記入力部材に取り付けられたポンプインペラと、
前記出力部材に取り付けられており、前記ポンプインペラと対向するタービンランナとを備え、前記ポンプインペラの回転をアシストするように該ポンプインペラに対して作動流体が供給されることを特徴とする流体伝動装置。 In a fluid transmission device that transmits power from an input member to an output member via a working fluid,
A pump impeller attached to the input member;
A fluid transmission mounted on the output member, comprising a turbine runner facing the pump impeller, wherein working fluid is supplied to the pump impeller so as to assist the rotation of the pump impeller. apparatus.
The said working fluid flow path is formed so that a working fluid may be ejected along the flow direction of the working fluid which flows out from the said turbine runner, and flows in into the said pump impeller. The fluid transmission device described.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004126030A JP2005308098A (en) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | Hydraulic power transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004126030A JP2005308098A (en) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | Hydraulic power transmission |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005308098A true JP2005308098A (en) | 2005-11-04 |
Family
ID=35437097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004126030A Pending JP2005308098A (en) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | Hydraulic power transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005308098A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211885A (en) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Exedy Corp | Stator |
JP2008138880A (en) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Torque transfer device |
JP2010048291A (en) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Exedy Corp | Torque converter |
CN105402348A (en) * | 2015-11-13 | 2016-03-16 | 清华大学 | Hydraulic coupling for automobile turbine compound system |
CN107100979A (en) * | 2017-04-13 | 2017-08-29 | 祁晋 | A kind of new automobile fluid torque-converter and the automobile with the fluid torque-converter |
-
2004
- 2004-04-21 JP JP2004126030A patent/JP2005308098A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211885A (en) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Exedy Corp | Stator |
JP2008138880A (en) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Torque transfer device |
JP2010048291A (en) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Exedy Corp | Torque converter |
CN105402348A (en) * | 2015-11-13 | 2016-03-16 | 清华大学 | Hydraulic coupling for automobile turbine compound system |
CN107100979A (en) * | 2017-04-13 | 2017-08-29 | 祁晋 | A kind of new automobile fluid torque-converter and the automobile with the fluid torque-converter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4935006B2 (en) | Fluid transmission device | |
JP4944624B2 (en) | Fluid transmission device | |
JP5258952B2 (en) | Torque converter lockup device | |
JP4000152B2 (en) | Clutch device | |
EP1903258B1 (en) | Torque converter | |
JP5835391B2 (en) | Starting device | |
JP5202718B1 (en) | Torque converter lockup device | |
JP2002147563A (en) | Torque converter | |
JP4645509B2 (en) | Fluid torque transmission device | |
US20180112757A1 (en) | Torque converter for a vehicle | |
JP4944459B2 (en) | Lock-up clutch for fluid transmission | |
JP2005308098A (en) | Hydraulic power transmission | |
JP2004332801A (en) | Torque converter with lock-up clutch | |
WO2012023240A1 (en) | Torque converter | |
JP4437683B2 (en) | Fluid transmission device and lock-up clutch mechanism | |
JP2006138429A (en) | Torque converter | |
JP3711651B2 (en) | Fluid transmission device | |
JP2019184021A (en) | Vehicular torque converter | |
JP4042226B2 (en) | Fluid transmission device | |
JP7003002B2 (en) | Vehicle torque converter | |
JP2006170345A (en) | Torque converter | |
JP2008101741A (en) | Fluid transmission device | |
JP3413980B2 (en) | Fluid transmission | |
JP2002147565A (en) | Lock-up device for torque converter | |
JP4313153B2 (en) | Fluid transmission device |