JP2005304825A - 鉄道模型用信号機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種タイプの鉄道模型用信号機を低価格で製品化する。
【解決手段】信号機本体61は、コネクタに着脱自在な取付部61aと、少なくとも一つの信号灯と、取付部61aと信号灯との間を電気的に接続する配線パターンとを備える。制御装置63は、信号機本体61の種類に依存しない共通の制御信号を生成するとともに、この制御信号をコネクタに出力することによって、コネクタに取り付けられた信号機本体61が備える信号灯の点灯パターンを順次切り替える。信号灯の一連の点灯パターンは、信号機本体61の種類毎に異なる配線パターンによって決定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道模型用信号機に関する。
従来より、いわゆるNゲージやHOゲージといった規格の鉄道模型が市販されており、特許文献1には、これらの用途に適したレール一体型の信号機が開示されている。この信号機は、レールの所定位置に取り付けられたセンサによって、列車の各車輪の通過を検出し、これに応じて、信号灯の点灯パターンを順次切り替える。例えば、3灯式の信号機の場合、列車の先頭が通過したタイミング、すなわち、最初の車輪の検出タイミングで緑から赤に切り替わる。そして、予め設定された一定の時間が経過する毎に、赤から黄、黄から緑の順で一連の点灯パターンが順次切り替わっていく。
実公平3−19920号公報
ところで、実際の鉄道用信号機には、2灯式から6灯式までを含めた各種のタイプが存在し、鉄道模型の世界においても、価格面およびリアリティの双方を満足させつつ、それぞれをフルラインアップで製品化して欲しいという顧客ニーズが高い。鉄道模型用信号機において、信号灯の制御は小型かつ安価な制御装置(マイコン)にて行われるが、その動作設計を信号機の種類毎に個別に行なうと、コンピュータプログラムの開発を含めた設計コスト等の増大を招く。その結果、各種タイプの鉄道模型用信号機を低価格で製品化することが困難になる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各種タイプの鉄道模型用信号機を低価格で製品化することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、少なくとも一つの信号灯とを備えているとともに、複数の種類の中から選択される信号機本体と、信号機本体に制御信号を供給することによって、信号機本体が備える信号灯の一連の点灯パターンを順次切り替える制御装置とを有する鉄道模型用信号機を提供する。ここで、制御信号は、信号機本体の種類に依存しない共通の制御信号である。また、信号灯の一連の点灯パターンは、信号機本体における回路の接続関係を信号機本体の種類毎に変えることによって、信号機本体の種類毎に個別に設定されている。
第1の発明において、制御信号は、それぞれが点灯パターンの最小単位となる複数のフェーズを規定していることが好ましい。
第2の発明は、少なくとも一つの信号灯を備えているとともに、複数の種類の中から選択される信号機本体と、信号機本体に制御信号を供給することによって、信号機本体が備える信号灯のm(m≧2)個の点灯パターンを順次切り替える制御装置とを有する鉄道模型用信号機を提供する。ここで、制御信号は、信号機本体の種類に依存しないn(n≧m)個のフェーズを規定している。また、m個の点灯パターンは、信号機本体における回路の接続関係によって特定されるn個のフェーズの組み合わせによって規定される。そして、回路の接続関係は、信号機本体の種類毎に異なっている。
第2の発明において、複数の種類の信号機本体の中で、最も点灯パターンの数が多い第1の信号機本体に関しては、点灯パターンの個数mがフェーズの個数nと同一であることが好ましい。この場合、第1の信号機本体を除く信号機本体に関しては、点灯パターンの個数mがフェーズの個数nよりも小さいことが好ましい。
第1または第2の発明において、回路の接続関係は、信号機本体毎に異なるプリント配線基板を用いることにより設定してもよい。また、信号灯は、発光ダイオードであってもよい。この場合、制御装置は、制御信号の電流極性によって、信号機本体を制御することが好ましい。この場合、制御装置は、点灯パターンのいずれかにおいて、制御信号の電流極性を交互に切り替えることにより、複数の信号灯を同時に点灯させてもよい。
本発明では、信号機本体の種類に依存しない共通の制御装置を用いて、各種の信号機本体に任意に対応することができる。信号灯の一連の点灯パターンは、信号機本体の種類によって異なるが、各種類への対応は、信号機本体毎に回路の接続関係を変えることによって行なう。これにより、複数の種類の信号機本体に対し、共通の制御信号を用いて、種類毎に異なる点灯パターンを実現できる。その結果、信号機本体以外のモジュール、例えば、制御装置を実装したモジュールを共通化できるので、鉄道模型用信号機を低価格で製品化することが可能になる。
図1は、本実施形態にかかる鉄道模型用信号機を配置したレイアウトの一例を示す図である。レイアウト1は、直線状および曲線状の複数のレール部2を環状に組み合わせたエンドレスである。それぞれのレール部2は、プラスチック等の絶縁体からなる道床2cと、この道床2c上に取り付けられ、ステンレス等の導電体からなる一対のレール2a,2bとで構成されている。これらのレール2a,2bには、コネクタ端子付のコード4を介して、パワーユニット3(コントローラ)からの電力(直流電圧またはパルス電圧)が供給される。レール部2上に載置された列車5は、モータを搭載した動力車を含み、レール2a,2bと接触した車輪から電力の供給を受ける。ユーザは、パワーユニット3のつまみを調整し、直流電圧またはパルス電圧を可変に設定することにより、レイアウト1上の列車を所望の速度で周回させる。また、このレイアウト1の一部には、レール一体型の鉄道模型用信号機6が取り付けられている。この信号機6を動作させるのに必要な電力は、パワーユニット3から図示しない電源コードを介して供給される。
図2は、鉄道模型用信号機6の斜視図である。この鉄道模型用信号機6は、信号機本体61、センサ62、マイコンを内蔵したモジュールとしての制御装置63、コネクタ64(図3参照)、および、短い直線状のレール部2を主体に構成されている。信号機本体61は、実際の鉄道用信号機を模した形状を有し、発光ダイオード等で構成された少なくとも一つの信号灯が一列に並んでいる。同図では、一例として5灯式信号機が示されており、信号機本体61は、制御装置63上に設けられたコネクタ64に、着脱自在な取付部61aを介して取り付けられている。また、信号機本体61には、取付部61aと信号灯とを電気的に接続するプリント配線基板61bが更に設けられている。センサ62は、レール2a,2b上を走行する列車5が所定の位置を通過するタイミングを検出し、列車5の通過を示す検出信号を制御装置63に出力する。この検出信号に基づいて、制御装置63は、予め設定されたコンピュータプログラムを実行することにより、信号機本体61の種類に依存しない共通の制御信号を生成し、この制御信号をコネクタ64に出力する。
図3は、信号機本体61を取り外した状態における鉄道模型用信号機6の斜視図である。信号機本体61を取り外すことによって露出するコネクタ64は、制御装置63がコンピュータプログラムを実行することにより生成した4つの制御信号を、4本の出力端子PO1〜PO4に出力する。一方、信号機本体61の取付部61aには、4本の入力端子PI1〜PI4が設けられており、それぞれ順に、コネクタ64の出力端子PO1〜PO4に対応している。コネクタ64と取付部61aとが係合している状態において、コネクタ64側の出力端子PO1〜PO4は、取付部61a側の対応する入力端子PI1〜PI4と電気的に接続される。
図4は、信号機本体61のバリエーションを示す斜視図である。信号機本体61は、同一形状の入力端子PI1〜PI4を有する取付部61aを備え、一連の点灯パターンが互いに異なる複数の種類が用意されており、それぞれ、適宜交換自在にコネクタ64に取り付けられる。同図(a)〜(e)には、一例として、2〜6灯式の信号機本体61が示されている。同図(a)に示す2灯式信号機の信号機本体61には、2個の信号灯(発光ダイオード)が上から下に向かって"緑1(G1)・赤(R)"の順に並んでいる。この2灯式信号機には、短時間2灯式と長時間2灯式とがあり、それぞれ異なる点灯パターンを有する。同図(b)に示す3灯式の信号機本体61は、上から下に向かって"緑1(G1)・黄1(Y1)・赤(R)"の順に並んだ3個の信号灯を有する。また、同図(c)に示す4灯式の信号機本体61は、警戒現示4灯式と減速現示4灯式とに分別される。警戒現示4灯式の信号機本体61は、上から下に向かって"黄3(Y3)・赤(R)・緑1(G1)・黄1(Y1)"の順に並んだ4個の信号灯を有する。一方、減速現示4灯式の信号機本体61は、上から下に向かって"黄2(Y2)・赤(R)・黄1(Y1)・緑1(G1)"の順に並んだ4個の信号灯を有する。同図(d)に示す5灯式の信号機本体61は、上から下に向かって"黄3(Y3)・黄2(Y2)・赤(R)・黄1(Y1)・緑1(G1)"の順に並んだ5個の信号灯を有する。例外として、同図(d)に示す信号機本体61が、実際のほくほく線で使用されている高速進行現示5灯式である場合、上から下に向かって"緑2(G2)・緑1(G1)・黄1(Y1)・赤(R)・緑2(G2)"の順に5個の信号灯が並んでいる。さらに、同図(e)に示す6灯式の信号機本体61は、上から下に向かって"緑2(G2)・黄3(Y3)・黄2(Y2)・赤(R)・黄1(Y1)・緑1(G1)"の順に並んだ6個の信号灯を有する。ここで、同図(e)に示す信号機本体61が、ほくほく線で使用されている高速進行現示6灯式である場合、上から下に向かって"黄2(Y2)・緑2(G2)・赤(R)・緑1(G1)・黄1(Y1)・緑2(G2)"の順に6個の信号灯が並んでいる。なお、これらの信号灯は、発光ダイオードに限定されず、電気的に接続されることによって発光する他の発光体でも構わない。
信号機本体61の一連の点灯パターンは、模型としてのリアリティを確保すべく、制御信号に基づいて、実際の信号機と同様の点灯パターンで切り替わる。一例として、図4(d)に示した5灯式信号機について説明すると、「「停止」、「警戒」、「注意」、「減速」、および「進行」という5つの点灯パターンを有する。「停止」は、次の信号までに列車を停車させなければならないことを意味し、信号灯"赤"のみが点灯する。「警戒」は、25km/h以下での進行を意味し、信号灯"黄3"および信号灯"黄1"のみが点灯する。「注意」は、45km/h(55km/h)以下での進行を意味し、信号灯"黄1"のみが点灯する。「減速」は、75km/h(65km/h)以下での進行を意味し、信号灯"黄2"および信号灯"緑1"のみが点灯する。そして、「進行」は、最高速度以下での進行を意味し、信号灯"緑1"のみが点灯する。なお、上記点灯パターン以外にも「減速」と「進行」のあいだに105km/h以下の進行を意味する「抑速」の点灯パターンが存在し、信号灯"黄2"および信号灯"緑1"が点滅する。実物では京浜急行線において使用されている。
また、信号機本体61の一連の点灯パターンは、信号機本体61の種別によって異なるが、各種別への対応は、信号機本体61毎に異なるプリント配線基板61bを用いることにより可能となる。このプリント配線基板61bには、取付部61aの入力端子PI1〜PI4と、信号灯に相当する複数のダイオードとの間を、電気的に接続する配線パターンがパターニングされている。配線パターンは、信号機本体61の種別毎に異なっており、これにより、入力端子PI1〜PI4に入力された制御信号が供給される信号灯が種別毎に設定されている。
図5は、各種タイプの信号機本体61に関する配線パターンを示す回路図である。同図(a)に示す短時間2灯式の信号機本体61には、2つのダイオードG1,Rが設けられており、ダイオードRのアノード(陽極)は、入力端子PI4に接続され、そのカソード(陰極)は、入力端子PI1に接続されている。一方、ダイオードG1のアノードは、入力端子PI4接続され、そのカソードは、入力端子PI2および入力端子PI3に共通接続されている。また、同図(b)に示す長時間2灯式の信号機本体61には、2つのダイオードG1,Rが設けられており、ダイオードRのアノードは、入力端子PI4に接続され、そのカソードは、入力端子PI1および入力端子PI2に共通接続されている。一方、ダイオードG1のアノードは、入力端子PI4に接続され、そのカソードは、入力端子PI3に接続されている。
同図(c)〜(i)にそれぞれ示す3〜6灯式の信号機本体61は、上述したように、ダイオードR,G1,G2,Y1,Y2,Y3のうち、少なくとも3つのダイオードを備えている。3〜6灯式の各信号機本体61において、これらのダイオードから入力端子PI1〜PI4への配線パターンは、ダイオードの種類毎に異なる。例えば、ダイオードRは、そのアノードが入力端子PI4に接続され、そのカソードが入力端子PI1に接続されている。ダイオードG1は、そのアノードが入力端子PI4に接続され、そのカソードが入力端子PI3に接続されている。ダイオードG2は、そのアノードが入力端子PI2に接続され、そのカソードが入力端子PI4に接続されている。ダイオードY1は、そのアノードが入力端子PI4に接続され、そのカソードが入力端子PI2に接続されている。ダイオードY2は、そのアノードが入力端子PI1に接続され、そのカソードが入力端子PI4に接続されている。ダイオードY3は、そのアノードが入力端子PI3に接続され、そのカソードが入力端子PI4に接続されている。
つぎに、センサ62が制御装置63に対して出力する検出信号について説明する。センサ62は、レール2a,2b上を走行する列車5が所定の位置を通過するタイミングを検出する。このセンサ62は、一対のレール2a,2bの中央に位置する道床2c上に取り付けられている。センサ62としては、例えば、本願出願人が市販している自動信号機(製品番号:5556または5551)にて既に採用しているタッチセンサを用いることができる。この種のセンサ62では、列車5の各車輪がセンサ62上を通過する毎に、Hレベルの検出信号がパルス状に出力される。なお、列車5の通過タイミングを検出するセンサ62としては、安価なタッチセンサ以外に、光センサや磁気センサ等を用いてもよい。
制御装置63は、複数のフェーズ1〜6を設け、センサ62によって列車5の通過が検出されると、その通過タイミングを基準にして、フェーズ1〜6を所定のタイミングで切り替える。それとともに、それぞれのフェーズにおいて、フェーズ毎にあらかじめ設定された制御信号が、制御装置63から信号機本体61に対して出力される。例えば、列車5の通過タイミングを示す検出信号がセンサ62から制御装置63へ入力されると、制御装置63は、フェーズ1に移行し、フェーズ1に対応する制御信号を出力する。続いて所定のタイミングで、例えば2秒経過後、制御装置63は、フェーズ1からフェーズ2に移行し、フェーズ2に対応する制御信号を出力する。このようにして、フェーズ1からフェーズ6において、一連の点灯パターンが順次切り替わりながら実行される。なお、本発明では、6つのフェーズを設けたが、これに限らず、任意のフェーズ数を設定してもよい。
図6は、制御装置63が出力する制御信号の説明図である。同図では、各フェーズ1〜6に対応して制御装置63によって生成され、コネクタ64の出力端子PO1〜4を介して、取付部61aの入力端子PI1〜4に入力される制御信号が示されている。入力端子PI1〜PI4のそれぞれは、入力される制御信号によって、プラス通電(+)、マイナス通電(−)、切替通電(+/−)、および無通電のいずれかの状態に設定される。具体的には、制御信号として、正極性の電流が入力端子に入力された場合、入力端子は、プラス通電状態となる。一方、負極性の電流が入力端子に入力された場合、入力端子は、マイナス通電状態となる。また、正極性の電流および負極性の電流が一定の周期で交互に入力端子に入力された場合、入力端子は、切替通電状態になる。さらに、制御信号としての電流が入力端子に入力されない場合、入力端子は、無通電状態となる。制御装置63は、それぞれのフェーズにおいて、コネクタ64に取り付けられた信号機本体61の種類に拘わらず、共通の制御信号を生成し、信号機本体61に対して出力する。例えば、フェーズ1では、2〜6灯式のいずれの信号機本体61においても、入力端子PI1には負極性の電流が入力され、入力端子PI4には正極性の電流が制御信号として入力されるといった具合である。これにより、信号機本体61の種類毎に制御信号を生成する必要がなくなり、制御装置63の構造を簡略化することができる。
図7は、5灯式の信号機における一連の点灯パターンを示す回路図である。同図(a)〜(f)は、各フェーズ1〜6における5灯式の信号機本体61の点灯パターンを示している。同図中、黒色で示されたダイオードが、それぞれのフェーズにおいて発光するダイオードである。ここでは、5灯式の信号機本体61における一連の点灯パターンについて説明し、他種の信号機本体61についての説明は省略するが、その種別に関わりなく、共通の制御信号が用いられる点に留意されたい。
まず、同図(a)に示すフェーズ1では、制御装置63は、入力端子PI1に負極性の電流を入力し、また、入力端子PI4に正極性の電流を入力する。それとともに、入力端子PI2,3は、無通電状態になる。これにより、入力端子PI1はマイナス通電状態となり、入力端子PI4は、プラス通電状態となる。したがって、ダイオードY3のアノードは、無通電状態となり、そのカソードは、プラス通電状態となるので、アノード・カソード間は電気的に接続されない。ダイオードY2のアノードは、マイナス通電状態となり、そのカソードはプラス通電状態になることによって、ダイオードY2は、逆方向接続され、表示点灯を行なわない。ダイオードRのアノードは、プラス通電状態となり、そのカソードはマイナス通電状態になることによって、ダイオードRは、順方向接続され、発光する。ダイオードY1のアノードは、プラス通電状態となり、そのカソードは無通電状態となるので、アノード・カソード間は電気的に接続されない。ダイオードG1のアノードは、プラス通電状態となり、そのカソードは無通電状態となるので、アノード・カソード間は電気的に接続されない。したがって、"赤"の点灯表示のみが行なわれる。このように、制御装置63は、制御信号としての電流の極性によって、信号機本体61を制御する。
同図(b)に示したフェーズ2において、制御装置63は、所定の第1の期間、継続的に入力端子PI2に負極性の電流を入力し、入力端子PI4に正極性の電流を入力する。この制御装置63は、第1の期間に続く所定の第2の期間、継続的に入力端子PI3に正極性の電流を入力し、入力端子PI4に負極性の電流を入力する。これらの第1の期間および第2の期間は、フェーズ2において、周期的に繰り返される。また、これらの期間において、電流が入力されない入力端子は、無通電状態となる。したがって、第1の期間において、5灯式の信号機本体61では、ダイオードY1が順方向接続され発光する。一方、第2の期間では、ダイオードY3が順方向接続され発光する。ここで、第1の期間におけるダイオードY1の発光および第2の期間におけるダイオードY3の発光を視覚的に判別できない程度の周期で反復させることによって、フェーズ2にわたってダイオードY1およびダイオードY3が同時点灯しているように見せることができる。すなわち、制御装置63は、一の点灯パターンにおいて、制御信号としての電流の極性を交互に設定することにより、複数の信号灯を同時に点灯させることができる。その結果、信号機本体61において、複数の信号灯を点灯させるための配線パターンの簡略化を図ることができる。
同図(c)に示したフェーズ3において、制御装置63は、入力端子PI2に負極性の電流を入力し、入力端子PI4に正極性の電流を入力する。また、電流が入力されない入力端子は、無通電状態となる。これにより、5灯式の信号機本体61では、ダイオードY1が順方向接続され発光する。続く、同図(d)に示したフェーズ4において、制御装置63は、入力端子PI3に負極性の電流を入力し、入力端子PI4に正極性の電流を入力する第1の期間と、入力端子PI1に正極性の電流を入力し、入力端子PI4に負極性の電流を入力する第2の期間とを繰り返す。また、これらの期間において、電流が入力されない入力端子は、無通電状態となる。したがって、5灯式の信号機本体61では、ダイオードG1が、第1の期間において発光し、第2の期間では、ダイオードY2が発光する。同図(e)に示したフェーズ5において、制御装置63は、入力端子PI3に負極性の電流を入力し、入力端子PI4に正極性の電流を入力する。これにより、5灯式の信号機本体61では、ダイオードG1が発光する。さらに、同図(f)に示したフェーズ6において、制御装置63は、入力端子PI3に負極性の電流を入力し、入力端子PI4に正極性の電流を入力する第1の期間と、入力端子PI2に正極性の電流を入力し、入力端子PI4に負極性の電流を入力する第2の期間とを繰り返す。また、これらの期間において、電流が入力されない入力端子は、無通電状態となる。したがって、5灯式の信号機本体61では、ダイオードG1が、第1の期間において発光し、第2の期間では、いずれのダイオードも発光しない。
図8は、各種タイプの信号機本体61における点灯パターンの説明図である。上述した5灯式の信号機本体61では、制御装置63がフェーズ1〜6を順次切り替えていくことによって、それぞれのフェーズに対応する単一のダイオード、または複数のダイオードが発光する。同様にして、2〜6灯式の各信号機本体61では、それぞれのダイオードが、共通の制御信号に基づいて、フェーズ毎に個別の点灯パターンで発光する。つまり、制御装置63は、各種タイプの信号機本体61に共通の制御信号を供給することによって、各信号機本体61毎に、m(m≧2)個の点灯パターンを順次切り替える。また、制御信号は、信号機本体61の種類に依存しないn(n≧m)個、本実施形態では6個のフェーズを規定している。同図から分かるように、それぞれのフェーズ1〜6は、点灯パターンの最小単位を規定しており、点灯パターンは、フェーズ1〜6の組み合わせとして規定される。これにより、1つの点灯パターンは、単一のフェーズまたは連続した複数のフェーズによって規定されることになる。例えば、短時間2灯式の場合、点灯パターン(R)は、フェーズ1によって規定され、点灯パターン(G1)は、5つのフェーズ2〜6によって規定される。つまり、短時間2灯式では、2つの点灯パターン(m=2)が計6つのフェーズ(n=6)の組み合わせによって規定される。同様にして、6灯式では、6つの点灯パターン(m=6)が、6つのフェーズ(n=6)の組み合わせによって規定される。換言すれば、最も点灯パターンの数が多い信号機本体61に関しては、点灯パターンの個数mがフェーズの個数nと同一となり、それ以外の信号機本体61に関しては、点灯パターンの個数mがフェーズの個数nよりも小さくなる。上述したように、m個の点灯パターンは、信号機本体における回路の接続関係によって特定されるn個のフェーズの組み合わせによって規定される。本実施形態において、回路の接続関係は、プリント配線基板61bの配線パターンによって一義的に特定され、他の種類のプリント配線基板61bを用いることによって変更することができる。なお、回路の接続関係は、ダイオードの極性を反対にすることによって変更してもよい。
このように、本実施形態では、信号灯の一連の点灯パターンは、信号機本体61の種類毎に異なる回線の接続関係によって一義的に決定される。すなわち、一連の点灯パターンは、信号機本体61の種別によって異なるものの、信号機本体61毎に回線の接続関係を変えることによって、種別毎の対応が容易になる。これにより、信号機本体61以外のモジュール、例えば、制御装置を実装したモジュールを共通化できるとともに、信号機本体61を制御するためのコンピュータプログラムも一元化できるので、2灯式から6灯式までを含む各種タイプの鉄道模型用信号機を低価格で製品化することが可能になる。
また、上述した実施形態にかかる制御手法に加えて、制御装置63側に設けられたジャンパピンやスイッチ等を切り替え、コンピュータプログラム等による処理内容を変えることによって、制御信号を変更してもよい。これにより、より多種の信号機本体61に対して、容易かつ柔軟に対応することが可能になる。例えば、プログラムの切り替えによって、フェーズ6で入力端子PI3を「−」からブランクに変更するとともに、入力端子PI4を「±」から「−」に変更すれば、G1が消えて、高速進行現時6灯式の点灯パターンになる。
なお、フェーズ1〜6において、点灯する信号灯は、入力端子PI1〜4に入力される制御信号が高速でオン/オフすることで、視覚的に判別できない周期で点滅している。これは、点灯する信号灯の数によって、フェーズ毎に信号灯の点灯輝度が異なるのを抑制するためである。
また、上述した実施形態では、鉄道模型用信号機6の電源オン/オフを、パワーユニット3の操作によって行っているが、信号機6に電源スイッチを設け、このスイッチによって信号機6のオン・オフを直接切り替えてもよい。
また、上述した実施形態では、コネクタ64と取付部61aとの間を直接接続することにより、信号機本体61側に制御信号を供給する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、非接触のデータキャリア技術(RFID)等を用いて、制御信号の供給を行ってもよい。
さらに、上述した実施形態では、信号機本体61を着脱可能な構成、換言すれば、ユーザが信号機本体61を別の種類のものに事後的に変更できる構成について説明した。しかしながら、本発明は、工場の生産ラインにてプリント配線基板61bを制御装置63側に直付けするといった如く、信号機本体61を固定的に取り付けた構成であっても同様に適用可能である。この場合であっても、共通の制御装置63で多種の信号機本体61に容易かつ柔軟に対応できるという効果を奏するからである。
鉄道模型用信号機を配置したレイアウトの一例を示す図 信号機本体を取り付けた鉄道模型用信号機の斜視図 信号機本体を取り外した状態における鉄道模型用信号機の斜視図 信号機本体のバリエーションを示す斜視図 各種タイプの信号機本体に関する配線パターンを示す回路図 制御信号の説明図 5灯式の信号機における点灯パターンを示す回路図 各種タイプの信号機本体における点灯パターンの説明図
符号の説明
1 レイアウト
2 レール部
3 パワーユニット
4 コード
5 列車
6 鉄道模型用信号機
61 信号機本体
61a 取付部
61b プリント配線基板
62 センサ
63 制御装置
64 コネクタ

Claims (8)

  1. 鉄道模型用信号機において、
    少なくとも一つの信号灯とを備えているとともに、複数の種類の中から選択される信号機本体と、
    前記信号機本体に制御信号を供給することによって、前記信号機本体が備える前記信号灯の一連の点灯パターンを順次切り替える制御装置とを有し、
    前記制御信号は、前記信号機本体の種類に依存しない共通の制御信号であり、
    前記信号灯の一連の点灯パターンは、前記信号機本体における回路の接続関係を前記信号機本体の種類毎に変えることによって、前記信号機本体の種類毎に個別に設定されていることを特徴とする鉄道模型用信号機。
  2. 前記制御信号は、それぞれが前記点灯パターンの最小単位となる複数のフェーズを規定していることを特徴とする請求項1に記載された鉄道模型用信号機。
  3. 鉄道模型用信号機において、
    少なくとも一つの信号灯を備えているとともに、複数の種類の中から選択される信号機本体と、
    前記信号機本体に制御信号を供給することによって、前記信号機本体が備える前記信号灯のm(m≧2)個の点灯パターンを順次切り替える制御装置とを有し、
    前記制御信号は、前記信号機本体の種類に依存しないn(n≧m)個のフェーズを規定しており、
    前記m個の点灯パターンは、前記信号機本体における回路の接続関係によって特定される前記n個のフェーズの組み合わせによって規定され、
    前記回路の接続関係は、前記信号機本体の種類毎に異なることを特徴とする鉄道模型用信号機。
  4. 前記複数の種類の信号機本体の中で、最も点灯パターンの数が多い第1の信号機本体に関しては、前記点灯パターンの個数mが前記フェーズの個数nと同一であることを特徴とする請求項3に記載された鉄道模型用信号機。
  5. 前記第1の信号機本体を除く信号機本体に関しては、前記点灯パターンの個数mが前記フェーズの個数nよりも小さいことを特徴とする請求項4に記載された鉄道模型用信号機。
  6. 前記回路の接続関係は、前記信号機本体毎に異なるプリント配線基板を用いることにより設定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載された鉄道模型用信号機。
  7. 前記信号灯は、発光ダイオードであって、
    前記制御装置は、前記制御信号の電流極性によって、前記信号機本体を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載された鉄道模型用信号機。
  8. 前記制御装置は、前記点灯パターンのいずれかにおいて、前記制御信号の電流極性を交互に切り替えることにより、複数の前記信号灯を同時に点灯させることを特徴とする請求項7に記載された鉄道模型用信号機。
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