JP2005303532A - パラメトリックスピーカー用放射器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 雨水等による導体パターンの腐食を防止できて長期間に渡り安定した放音性能を確保できるとともに、部品単数が減少してコスト低減が図れる簡単な構成のパラメトリックスピーカー用放射器を得ることにある。
【解決手段】 ストライプ状に着磁されたマグネット4を有し、その磁極が異なるマグネット4間に放音孔5が設けられた磁気回路部材2と、片面に導電パターン10が形成され、この導電パターン10が磁気回路部材2との非対向面側となるように磁気回路部材2の内側に対向配置されたフレキシブルプリント基板9と、このフレキシブルプリント基板9の周縁部を挟み込んで当該フレキシブルプリント基板9と磁気回路部材2との間に介在し、かつ、フレキシブルプリント基板9の導電パターン10側に当該導電パターン10の周囲を囲む密閉空間12を形成する防水シール部材11とを備えて成るものである。
【選択図】 図3
【解決手段】 ストライプ状に着磁されたマグネット4を有し、その磁極が異なるマグネット4間に放音孔5が設けられた磁気回路部材2と、片面に導電パターン10が形成され、この導電パターン10が磁気回路部材2との非対向面側となるように磁気回路部材2の内側に対向配置されたフレキシブルプリント基板9と、このフレキシブルプリント基板9の周縁部を挟み込んで当該フレキシブルプリント基板9と磁気回路部材2との間に介在し、かつ、フレキシブルプリント基板9の導電パターン10側に当該導電パターン10の周囲を囲む密閉空間12を形成する防水シール部材11とを備えて成るものである。
【選択図】 図3
Description
この発明は、屋外でも使用可能な防水対策を施したパラメトリックスピーカー用放射器に関するものである。
従来のパラメトリックスピーカー用放射器として、スルーホールを有する両面プリント基板上に、共振板を有する多数の超音波振動子を実装し、この超音波振動子のプラス極とマイナス極にそれぞれ接続した2本のリード線のうち、その一方のリード線を前記両面プリント基板の表面パターンに接続し、かつ他方のリード線を前記スルーホールに通して前記両面プリント基板の裏面パターンに接続した構成のものはすでに知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のパラメトリックスピーカー用放射器は以上のように構成されているので、屋外で使用する場合、両面プリント基板の表面パターンおよびリード線が雨水などで浸されるのみならず、前記両面プリント基板のスルーホールから当該両面プリント基板の裏面側にも雨水などが侵入することにより、前記両面プリント基板の裏面パターンにも浸水し、その結果、両面プリント基板の表裏パターン(導体部)およびリード線が腐食するという課題があり、したがって、屋外での長期間使用が不可能になるという課題があった。また、前記両面プリント基板上にはそれぞれが共振板を有する数多くの超音波振動子を実装し、それぞれの超音波振動子と前記両面プリント基板の表裏パターンとを2本ずつのリード線を半田付け等で接続しなければならないなど、部品点数および生産工程数が多くなってコスト高になるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、雨水等による導体パターンの腐食を防止することができて長期間に渡り安定した性能を確保できるとともに、部品点数が減少してコスト低減が図れる簡単な構成のパラメトリックスピーカー用放射器を得ることを目的とする。
この発明に係るパターンスピーカー用放射器は、ストライプ状に着磁されたマグネットを有し、その磁極が異なるマグネット間に放音孔が設けられた磁気回路部材と、片面に導電パターンが形成され、この導電パターンが前記磁気回路部材との非対向面側となるように前記磁気回路部材の内側に対向配置されたフレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリント基板の周縁部を挟み込んで当該フレキシブルプリント基板と前記磁気回路部材との間に介在し、かつ、前記フレキシブルプリント基板の導電パターン側に当該導電パターンの周囲を囲む密閉空間を形成する防水シール部材とを備えて成るものである。
この発明によれば、ストライプ状の着磁マグネットを有して放音孔が設けられた磁気回路部材と、片面に導電パターンが形成されたフレキシブルプリント基板とを、その導電パターンが前記磁気回路部材との非対向面側となるように対向配置し、前記フレキシブルプリント基板の周縁部を挟み込んで当該フレキシブルプリント基板と前記磁気回路部材との間に介在し、かつ、前記フレキシブルプリント基板の導電パターン側に当該導電パターンの周囲を囲む密閉空間を形成する防水シール部材を設けるように構成したので、前記放音孔から磁気回路部材とフレキシブルプリント基板との間に雨水などが侵入したとしても、そのフレキシブルプリント基板の導電パターンは前記密閉空間内にあって雨水などで浸水されるようなことがなく、このため、前記導電パターンが雨水などで腐食する危惧がなくなって屋外での使用が可能となり、長期間に渡って安定した放音性能が得られるという効果がある。また、この発明によれば、従来例のような共振板を有する数多くの超音波振動子やリード線を必要としないので、部品点数が減少し容易に生産することができてコスト低減が図れるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるパラメトリックスピーカー用放射器を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図2の要部となるA部の拡大断面図である。
図1および図2に示すパラメトリックスピーカー用放射器は、複数の振動板ユニット1を同一平面状に組み合わせ配置した構成となっている。それらの振動板ユニット1は、その1つを図3に示すように、表側の磁気回路部材(永久磁石板)2と裏側の磁気回路部材(永久磁石板)6との間にフレキシブルプリント基板9を介在配置した構成となっている。さらに詳しく説明すると、表側の磁気回路部材2は、鉄板等の磁性板3の裏面にストライプ状の着磁マグネット(永久磁石)4を一体的に配置し、そのマグネット4の異なる磁極間に前記磁性板3を貫通する放音孔5を設けたものである。また、裏側の磁気回路部材6は、磁性板7上にストライプ状の着磁マグネット(永久磁石)8を一体的に配置したものである。
図1はこの発明の実施の形態1によるパラメトリックスピーカー用放射器を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図2の要部となるA部の拡大断面図である。
図1および図2に示すパラメトリックスピーカー用放射器は、複数の振動板ユニット1を同一平面状に組み合わせ配置した構成となっている。それらの振動板ユニット1は、その1つを図3に示すように、表側の磁気回路部材(永久磁石板)2と裏側の磁気回路部材(永久磁石板)6との間にフレキシブルプリント基板9を介在配置した構成となっている。さらに詳しく説明すると、表側の磁気回路部材2は、鉄板等の磁性板3の裏面にストライプ状の着磁マグネット(永久磁石)4を一体的に配置し、そのマグネット4の異なる磁極間に前記磁性板3を貫通する放音孔5を設けたものである。また、裏側の磁気回路部材6は、磁性板7上にストライプ状の着磁マグネット(永久磁石)8を一体的に配置したものである。
前記フレキシブルプリント基板9は、その片面(裏面)に導電パターン10が形成されているもので、その導電パターン10への通電時に振動する振動板として機能する。このようなフレキシブルプリント基板9の周縁部には、当該周縁部の上下面を挟む防水シール部材11が接着等の手段で一体的に設けられている。ここで、前記防水シール部材11は、前記導電パターン10の周囲を囲む大きさの枠状に形成され、その導電パターン10を囲む側の肉厚が前記導電パターン10の肉厚よりも厚く形成されている。そして、前記表側の磁気回路部材2と裏側の磁気回路部材6との間に前記フレキシブルプリント基板9を、その導電パターン10が前記表側の磁気回路部材2との非対向面側となるように介在させ、この状態で前記両磁気回路部材2,6とフレキシブルプリント基板9とを、防水シール部材11を介して一体結合させることにより、前記振動板ユニット1が組み立てられる。この振動板ユニット1において、前記フレキシブルプリント基板9の導電パターン10側には、裏側の磁気回路部材6との間で前記導電パターン10の周囲を囲む防水シール部材11によって密閉空間12が形成されている。このような振動板ユニット1の複数を図1および図2に示すように同一平面状に一体的に組み合わせ配置することにより、パラメトリックスピーカー用放射器が構成される。
次に動作について説明する。
表側の磁気回路部材2の放音孔5から当該磁気回路部材2とフレキシブルプリント基板9との間に雨水等が侵入しても、そのフレキシブルプリント基板9の導電パターン10は密閉空間12内に位置しているために浸水されるようなことはない。
表側の磁気回路部材2の放音孔5から当該磁気回路部材2とフレキシブルプリント基板9との間に雨水等が侵入しても、そのフレキシブルプリント基板9の導電パターン10は密閉空間12内に位置しているために浸水されるようなことはない。
以上説明した実施の形態1によれば、片面に導電パターン10が形成されたフレキシブルプリント基板9を、放音孔5を有する表側の磁気回路部材2と裏側の磁気回路部材6との間に、前記導電パターン10が前記表側の磁気回路部材2との非対向面側となるように配置し、前記表側の磁気回路部材2と裏側の磁気回路部材6との間で前記フレキシブルプリント基板9の周縁部を挟み込む防水シール部材11によって前記導電パターン10の周囲を囲む密閉空間12を形成するように構成したので、前記放音孔5から雨水等が侵入しても前記密閉空間12内の導電パターン10が浸水されるようなことがなく、このため、浸水による前記導電パターン10の腐食を確実に防止することができ、パラメトリックスピーカー用放射器の屋外使用が可能となり、長期間に渡って安定した放音性能を確保することができるという効果がある。また、前述のように構成した実施の形態1では、従来例のような共振板を有する数多くの超音波振動子やリード線を必要としないので、部品点数が減少し容易に生産することができてコスト低減が図れるという効果がある。
1 振動板ユニット、2 磁気回路部材、3 磁性板、4 マグネット、5 放音孔、6 磁気回路部材、7 磁性板、8 マグネット、9 フレキシブルプリント基板、10 導電パターン、11 防水シール部材、12 密閉空間。
Claims (1)
- ストライプ状に着磁されたマグネットを有し、その磁極が異なるマグネット間に放音孔が設けられた磁気回路部材と、片面に導電パターンが形成され、この導電パターンが前記磁気回路部材との非対向面側となるように前記磁気回路部材の内側に対向配置されたフレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリント基板の周縁部を挟み込んで当該フレキシブルプリント基板と前記磁気回路部材との間に介在し、かつ、前記フレキシブルプリント基板の導電パターン側に当該導電パターンの周囲を囲む密閉空間を形成する防水シール部材とを備えて成ることを特徴とするパラメトリックスピーカー用放射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114477A JP2005303532A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | パラメトリックスピーカー用放射器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114477A JP2005303532A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | パラメトリックスピーカー用放射器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005303532A true JP2005303532A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35334567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004114477A Pending JP2005303532A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | パラメトリックスピーカー用放射器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005303532A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007032100A1 (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha | 音響装置及び通話装置 |
WO2017110666A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 第一精工株式会社 | スピーカ装置及びスピーカ装置の製造方法 |
-
2004
- 2004-04-08 JP JP2004114477A patent/JP2005303532A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007032100A1 (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha | 音響装置及び通話装置 |
US7929725B2 (en) | 2005-09-14 | 2011-04-19 | Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha | Acoustic apparatus and telephone conversation apparatus |
WO2017110666A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 第一精工株式会社 | スピーカ装置及びスピーカ装置の製造方法 |
US10484796B2 (en) | 2015-12-25 | 2019-11-19 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Speaker device and method for manufacturing speaker device |
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