JP2005301950A - 無線タグを用いた、偽造品の販売防止のシステム。 - Google Patents

無線タグを用いた、偽造品の販売防止のシステム。 Download PDF

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Abstract

【課題】 一般の消費者が高級な商品を購入する際に、その高級商品が本物か偽物かを客観的に確認する手段がないため、本物と信じて購入した商品が偽造品であることがあり、購入する側が損害を被るという問題が存在した。
【解決手段】 商品を購入する側が、商品の真偽、すなわち、その商品が本物か偽物かを確認できるようになるサービスを提供する。このサービスは、商品を購入するお客が、無線タグとの通信が可能な携帯電話などの通信端末を用いて商品情報を取得し、その商品の真偽を確認できるものである。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
高級バッグ、高級酒、高級衣類、高級煙草の販売分野。
現在、お客が小売店において高級品を購入する場合、その商品が偽物であるかどうかを、お客が確認することは困難である。もちろん、その商品に関して詳細な知識を有するお客であれば、購入する予定の商品を詳しく観察することにより、確認することが可能である。しかし、商品の詳細に疎い一般のお客では、観察により、その商品が本物か偽物かを判断することは困難である。例えば、高級ブランドの衣類を購入する場合、それが本物か偽物かどうかを確認することは、一般のお客には困難である。したがって、一般のお客は、本物であると信じて購入する以外になかった。
このように高級品が本物か偽物かを確認する手段がなかったので、お客が本物と信じて購入した商品が、偽造品であることがあり、購入する側が損害を被るという問題が存在した。
商品を購入する側が、商品の真偽、すなわち、その商品が本物か偽物かを確認できるようになるサービスを提供する。このサービスは、商品を購入するお客が、無線タグとの通信が可能な通信端末を用いて商品情報を取得し、その真偽を確認できるものである。
商品に埋め込まれた無線タグの記憶領域内に、その商品の商品コードを記録させ、お客がその商品を購入する際に、お客が所有する、無線タグとの通信が可能な通信端末から、その商品コードの情報提供を要求する。これにより、無線タグは、要求のあったお客の通信端末に対して、商品コードを提供する。商品コードを受け取った通信端末は、その商品コードを情報センターに送り、情報センターに問い合わせを行う。つまり、お客の通信端末から、その商品コードに対応した商品内容の送信の要求が、情報センターに対して下される。情報センターはこの要求を受けて、商品コードに対応する商品内容をデータベースにおいて検索し、その内容の一部または全部を、問い合わせのあった通信端末に提供する。これにより、購入しようとしている商品がどのようなものかが判断でき、また、実際の商品と情報センターから送られた商品内容とが一致するかどうかで、その商品が本物か偽物かということを、お客が判断することが可能となる。
この発明を用いると、店頭で販売されているものが本物か偽物かどうかということを、お客が判断することが可能になる。これにより、お客が偽物を購入することがなくなり、お客が偽物購入による損害を被ることがなくなるという効果が期待できる。
本発明は、図1に示すように、お客4が小売業者3から商品14を購入する場合、その商品14が本物かどうかを確認するサービスを提供する。
これを簡単に説明する。まず、製造業者2がその商品に無線タグ15を取り付けておき、38aにより、その無線タグ15に記された商品コードと商品内容を、情報センター1のデータベースに登録しておく。その商品を小売業者3に出荷したのち、お客4がその商品14を購入するとする。ここで、お客が所有する携帯電話などの通信端末13aに、無線タグとの通信機能が存在するとする。お客4が、その商品を購入する前に、この通信端末13aを用いて、その商品に付属する無線タグ15に対して、その商品14の商品コードの問い合わせ5を行う。この問い合わせ5に対して、無線タグ15は商品コードを6により、お客の通信端末13aに送信する。次に、この商品コードを得たお客の通信端末13aから情報センター1に対して、その商品コードを送信するとともに、その商品コードに相当する商品内容が何なのかを問い合わせる。これが問い合わせ7である。この問い合わせ7を受け取った情報センター1は、その商品コードに相当する商品が何かを、情報センターのデータベースを用いてつきとめる。例えば、商品コードが“BC10002345“であり、商品内容が”XXブランドのお酒”という内容が38aによって登録されているとする。これにより、情報センター1は、回答8により、“その商品は、XXランドのお酒です”という内容の送信をお客4の通信端末13aに対して行う。これにより、お客は、購入しようとしているものが“XXブランドのお酒“であり、情報センター1からの情報も“XXブランドのお酒“であるので、これは本物の商品であると判断できる。
もし、この商品コードに相当する商品内容が、情報センター1に存在しないか、または、情報センター1から送信される回答8の内容と実際の商品とが異なる場合は、この商品が偽造品である可能性が高い。例えば、回答8の内容が“その商品は、XXブランドの煙草です”というものであり、実際の商品14は、XXブランドのお酒である場合である。このようにして、小売業者3がお客4に提供する商品14を、第3者である情報センター1を通して確認作業を行うことにより、お客4が偽物を購入することが無くなるという効果が期待できる。
請求項1の実施例を図1に示す。ここで、1は情報センター、2は商品の製造業者、3は小売業者、4はお客、13aは、お客が所有する、無線タグとの通信が可能な通信端末。商品は14であり、それには、無線タグ15が取り付けてある。13bは、小売業者が所有する、無線タグとの通信が可能な通信端末、5は、お客の通信端末から商品の無線タグへの、商品コードの問い合わせである。6は、商品14の無線タグ15からお客4の通信端末13aへの、商品コードの回答である。9は、小売業者の通信端末から、製造業者の商品の無線タグへの、商品コードの問い合わせである。10は、製造業者の商品の無線タグから、小売業者の通信端末への、商品コードの回答である。7はお客4の通信端末13aから情報センター1への、商品内容の問い合わせで、8は、情報センター1からお客の通信端末13aへの、商品内容の回答である。11は、小売業者3の通信端末13bから、情報センター1への商品内容の問い合わせで、12は、情報センター1から、小売業者3の通信端末13bへの商品内容の回答である。38aは、お酒の製造業者2から情報センター1への、無線タグ15に書き込んだ情報の登録である。この38aで登録される内容は、商品内容とそれに対応する商品コードである。例えば、商品コード”BC10002345”と商品内容”XXブランドのお酒”というものである。
お客4が小売業者3から商品14を購入する際に、商品14を確認する状況が、図1に示されている。まず、製造業者2が38aにより、商品14に付属する無線タグ15の商品コードと商品内容などの商品情報を、情報センター1へ登録する。それから、商品14が小売業者3のもとに運ばれる。お客4が商品14を購入する際には、お客4が、小売業者3にある無線タグ15付きの商品14に対して、商品コードの問い合わせ5を行う。ここで、お客4が無線タグ15との通信が可能な通信端末13aを所有しているとする。お客4の所有する通信端末13aから、商品14の無線タグ15に対して、図1における問い合わせ5により、商品14に付属する無線タグ15に対し、その商品コードの要求が行われる。これに対して、無線タグ15から、回答6により商品コードの提供が行われる。次に、この商品コードを受け取ったお客4の通信端末13aから、情報センター1に対して、問い合わせ7が行われる。この問い合わせ7は、商品14に付属する無線タグ15から受け取った商品コードを情報センター1に送信し、その商品コードに相当する商品内容を問い合わせることである。情報センター1では、お客4の通信端末13aから送信された商品コードから、その無線タグ15の内容がどんなものなのかを判断する。例えば、商品コードが”BC10002345”というものであるとする。その商品コードを問い合わせ7により、お客4の通信端末13aから情報センター1に送る。情報センター1は、その”BC10002345”という商品コードが、38aの登録により、例えば、”XXブランドのお酒”に相当するという情報をデータベース上に所有している。情報センター1は、お客4からの商品コード”BC10002345”を受け取ると、問い合わせ元のお客4の通信端末13aに対して、”その商品は、XXブランドのお酒です”という回答を回答8によりお客4に提出する。
ここで、もしこの商品14が偽物であれば、情報センター1からの回答8と実際の商品14が折り合わない。つまり、情報センター1からの商品内容は、”これは、YYメーカーの車です”というものであり、実際購入しようとしているのはご”XXブランドのお酒”である場合がそれにあたる。この場合、その商品14は偽物であると予想できるので、お客4は購入をやめることができ、偽物を購入することによる損害を回避することができる。
また、お客4がXXブランドのお酒を購入しようとしている場合に、情報センター1に問い合わせをしても、その商品14の情報が存在していない場合もありうる。このような場合も、その商品14が偽物であると判断できる。
上記のことは、小売業者3が製造業者2から商品14を購入する場合にも当てはまる。小売業者3が無線タグ15との通信機能を有する通信端末13bを用いて、製造業者2の所有する商品14の無線タグ15に対して、問い合わせ9により、商品コードを要求する。これに対して、無線タグ15が回答10を小売業者3の通信端末13bに送信する。小売業者3は、この商品コードを情報センター1に送付し、この商品14が何なのかを、問い合わせ11にて問い合わせる。そして、情報センター1は、データベースよりその商品コードに対応する商品内容を探し当て、回答12にて、この商品内容を小売業者3の通信端末13bに回答する。小売業者3は、この回答12の内容と購入しようとしている商品14とが一致するかどうかで、その商品14が本物か偽物かを判断できる。たとえば、購入しようとしている商品14が、“XXブランドのお酒”であり、情報センター1からの商品内容が“XXブランドのお酒”であれば、その商品14は本物であると判断できる。もし、購入しようとしている商品14が、“XXブランドのお酒”であり、情報センター1から送られた商品内容が、別のもの、例えば、“XXブランドの衣類”の場合は、その商品14が偽物であると判断できる。
請求項2の実施例を図2に示す。ここでも、図1と同じように、お客4が小売業者3から商品14を購入する場合を考える。実施例1と同様に、最初に、38bによる製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録を行う必要がある。ここで、お客4が無線タグとの通信機能を有する通信端末13aを用いて、商品14の無線タグ15に対して、問い合わせ5により商品コードを要求する。これにより、商品14についている無線タグ15から、商品コードが回答16により送られる。ここで、請求項1と異なる点は、回答16により送られる商品コードが暗号化されていることである。お客4は、問い合わせ17によって、この暗号化された商品コードを情報センター1に送る。情報センター1は、この暗号化された商品コードを復号化し、復号化された商品コードから、データベースを用いて商品内容を把握し、回答18により、問い合わせのあったお客4の通信端末13aに商品内容を送る。ここで、例えば、”XXブランドのお酒”を購入しようとしているのに、回答18からの情報は、”XXブランドのお酒”でなかったり、情報が登録されていないものであれば、その商品14は偽物と判断できる。このようにして、その商品が偽物か本物かどうかを判断できる。
この実施例では、無線タグ15に格納されている暗号化された商品コードは、情報センター1でしか復号化できないことが特徴である。つまり、お客4の所有する通信端末13aでは、暗号化された商品コードが何を意味するかを知ることはできない。
上記のことは、小売業者3が製造業者2から商品14を購入する場合にも、当てはまる。小売業者3が、無線タグ15との通信機能を有する通信端末13bを用いて、商品14の無線タグ15に対して、問い合わせ9により、商品コードを要求する。これに対して、無線タグ15が回答19を小売業者3の通信端末13bに送信する。小売業者3は、問い合わせ20により、この商品コードを情報センター1に送付し、この商品14の商品内容が何なのかを問い合わせる。そして、情報センター1は、回答21にて、この商品内容を回答する。この回答21と、購入しようとしている商品14とが一致するかどうかで、その商品14が本物か偽物かを判断できる。たとえば、購入しようとしている商品14が、”XXブランドのお酒”であり、情報センター1からの商品内容が同様の”XXブランドのお酒”であれば、本物であると判断できる。もし、購入しようとしている商品14が”XXブランドのお酒”であり、情報センター1から送られた商品内容が、別のもの、例えば、”XXブランドの衣類”の場合は、その商品14が偽物であると判断できる。
請求項3の実施例を図3に示す。煙草業界の場合を考える。図3のように、お客4が小売業者3から煙草の商品22を購入する場合を考える。実施例2と同様に、最初に、38cによる製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録を行う必要がある。ここで、このお客4の所有する携帯端末13aには、無線タグの読み取り機能が内臓されているものとする。また、無線タグ15の商品22への設置の詳細は、図4に記載してある。
この商品22への無線タグの設置に関して説明する。図4にあるように、煙草の箱の内側に無線タグ15を設置してある。図4は煙草の箱22の概観図であり、図5は図4の27−27の部分の断面図である。ここで、24aは煙草の箱22を開封する際に切断する帯状の領域を示す。15は無線タグであり、25はプラスチックの領域である。箱22の表面は、25の領域を除いては、薄い金属でできている。28は接着剤で、無線タグ15をプラスチックの領域25に固定する役割を担っている。また、24の帯状の領域の端には薄く切れ込みが入っている。さらに、24aの部分を箱22から分離しようと引き離したときに、無線タグ15に物理的な負荷が加わる構造になっている。帯状の部分24aを箱22から引き離す際に、無線タグ15の中央部分は、箱22が切断されるライン上に存在するので、接着剤28によって箱22の内側に取り付けられた無線タグ15が、接着剤28と一緒に引きちぎられる。この様子が、図6、図7に示されている。図6はそのときの概観図であり、図7はライン27−27の部分の断面図である。また、図4、図5にある24aの帯状の部分が、煙草の箱22から切断された状態として、図6、図7において24bとして示されている。
このように、箱を開けると無線タグが破壊される構造により、無線タグが不正に2次利用されることがなくなる。不正な2次利用とは、販売済の商品の無線タグを偽造品に設置することにより、偽造品をあたかも本物のように販売することである。この例のように、商品を開封したときに無線タグが破壊されれば、無線タグの不正利用は無くなると期待できる。このような不正ながなくなるということは、偽物が出回りにくいということを意味する。
次に、サービスの方法について述べる。まず、図3において、お客4が通信端末13aを用いて、商品の煙草の箱22に対して問い合わせ5を行い、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、商品22に付随している無線タグ15が、暗号化された商品コードの回答を16として行う。この16において、暗号化された商品コードが、無線タグ15から、問い合わせをおこなった通信端末13aに送信される。その暗号化が施された商品コードを受け取った通信端末13aは、図3にあるように、情報センター1に商品内容の問い合わせを17にて行う。この問い合わせ17を受けた情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化してから、その商品内容が何であるかをつきとめ、その商品内容の一部または全部を、問い合わせのあった通信端末13aに送信する。これが、回答18である。
たとえば、商品22の無線タグ15に”hjklkjdfoaei”という暗号化された商品コードが存在するとする。小売業者3が、この商品22をお客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグとの通信機能を装備する通信端末13aを用いて、その商品22に付属する無線タグ15のメモリーに内臓された暗号化された商品コードを、問い合わせ5により要求する。無線タグ15は、その回答として、”hjklkjdfoaei”という内容、すなわち、暗号化された商品コードを回答16により回答する。次に、お客4は、通信端末13aを用いて問い合わせ17により、情報センター1に対して、その暗号化された商品コードを送信するとともに、その商品の商品内容を問い合わせる。この問い合わせ17を受け取った情報センタ−1は、暗号化された商品コード”hjklkjdfoaei”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BA0023212304”という番号であり、その商品内容が、情報センター1のデータベース上に”YYブランドの煙草”として登録されていたとする。この情報の対応(”BA0023212304”が”YYブランドの煙草”に相当する)は、この情報センター1と製造業者2が所有する極秘情報である。また、この復号化のメカニズムも、この情報センター1と製造業者2が所有する極秘情報である。
これにより、お客4は商品22の真偽を確認することが可能である。お客4が小売業者3から商品22を購入する場合には、この商品内容確認作業は、お客4と情報センター1の間のやりとりである。また、小売業者3が製造業者2から商品22を購入する場合には、この商品内容確認作業は、小売業者3と情報センター1の間のやりとりである。このように、第3者が確認作業をおこなうことにより、公平な確認作業が行われるので、お客4または、小売業者3は安心して商品22を購入することが可能となる。
この例において、情報センター1とお客4との間の具体的な通信方法を記す。お客4が使用する通信端末を、無線タグとの通信機能を有した携帯電話とする。この通信端末13aが無線タグ15から取得した商品22の暗号化された商品コードは、電子メール本文中に記述されたり、あるいは、電子メールの添付資料にした形で、その電子メールを情報センター1宛てに、問い合わせ17として送信する。情報センター1は、この電子メール中あるいは、電子メールの添付資料の暗号化された商品コードを復号化し、復号化した商品コードから商品内容をつきとめ、回答18として、送信元の通信端末13aの電子メールアドレスあてに、商品内容を電子メール本文中に記述して送信する。
情報センター1とお客4との間の別の通信方法としては、無線タグとの通信機能を有する携帯電話13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法である。この場合、暗号化された商品コードをうけとった情報センター1は商品コードの復号化を行い、商品内容を突き止めてから、その商品内容をHomePage上でお客4の通信端末13aに提示することになる。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを携帯電話に接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCを用いて同様のことができることは言うまでもない。
また、ここでいう情報センター1は、世界で最低1箇所あればよい。日本に一箇所の情報センターを作るとする。全世界のお客は、無線タグ15との通信が可能で、インターネットにアクセス可能な、あるいはメールの送受信が可能な、例えば携帯電話などを用いて、HomePage上、またはメール送受信でこの情報センター1に問い合わせを行う。この問い合わせを受けた情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化し、その復号化された商品コードから商品内容を突き止め、その商品内容の一部、または全部をお客4に送信する。このような仕組みなので、情報センター1を各国、各地に建設する必要はなく、情報センター1は、世界に1つあればよいことになる。
上記のことは、小売業者3が製造業者2から商品22を購入する場合にも、当てはまる。小売業者3が無線タグ15との通信機能を有する通信端末13bを用いて、商品22の無線タグ15に対して、問い合わせ9により、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、無線タグ15が回答19を小売業者3の通信端末13bに送信する。小売業者3は、問い合わせ20により、19によって得られた、暗号化された商品コードを情報センター1に送付し、この商品22の商品内容を問い合わせる。そして、情報センター1は、この暗号化された商品コードを復号化し、そこから商品内容を突き止め、その内容を、回答21により、商品内容の問い合わせのあった通信端末13bに回答する。この回答21と購入しようとしている商品22とが一致するかどうかで、その商品22が本物か偽物かを判断できる。たとえば、購入しようとしている商品22が、“YYブランドの煙草”であり、情報センター1からの商品内容の回答21が同様な“YYブランドの煙草”であれば、本物であると判断できる。もし、購入しようとしている商品22が“”YYブランドの煙草”であり、情報センター1から送られた商品内容が、別のもの、例えば、“YYブランドの衣類”の場合は、その商品が偽物であると判断できる。
請求項3の実施例について、もうひとつ示す。図2に示す、酒造業界における場合を考えてみる。実施例2と同様に、最初に、38bによる製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録を行う必要がある。図2のお客4が小売業者3から商品14を購入する場合、商品14には無線タグ15を取り付けておき、この無線タグ15に対して、お客4が通信端末13aを利用して、図2における問い合わせ5にて暗号化された商品コードの問い合わせをする。ここで、この通信端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。また、無線タグ15の商品への取り付け構造の詳細は図8に記載してある。
図8にあるように、瓶の蓋の内側に無線タグ15を設置してある。29はプラスチック製の蓋である。また、図8は蓋が開けられていない状態である。図9は、図8の39−39の部分の断面構造である。ここで、瓶の容器の部分である26と瓶の蓋の部分である29との間に無線タグ15が接着剤28によって固定されている。この瓶の蓋の部分29は、回転させることにより開けることができる。41は、瓶の蓋を開封する際に切断されるラインである。この切断されるライン41の上下に接着剤28で無線タグ15を固定することにより、瓶の蓋の部分29の上部をまわして蓋を開ける際に、無線タグ15が破壊されるような構造になっている。蓋29を開けたときの様子が、図10、図11に示されている。図10において瓶の蓋の部分29の上部が切断されているのが分かる。切断されたラインは41のところであり、瓶の蓋の部分29の上部が切り取られ、破壊された無線タグ23が存在する。この断面図が図11であり、41のラインより上の部分で瓶の蓋の部分29の上部が切り取られているのが分かる。このように、瓶の蓋の部分29を開けると無線タグ15が破壊されるので、無線タグ15が不正に2次利用されることがない。
図2において、お客4が通信端末13aを利用して、無線タグ15に対して暗号化された商品コードの問い合わせ5をすると、商品14に付随している無線タグ15から、その暗号化された商品コードが、その問い合わせのあった通信端末13aに送られる。これが図2の回答16に相当する。その暗号化が施された商品コードを受け取った通信端末13aは、図2にあるように、問い合わせ17にて、情報センター1に対してその商品コードを送り、その商品内容の問い合わせを行う。その問い合わせ17を受け取った情報センター1は、受け取った暗号化された商品コードを復号化し、その商品内容が何であるかをつきとめ、その商品内容の一部または全部を、問い合わせのあった通信端末13aに提供する。
より具体的には、商品14に付随する無線タグ15に”x%k17c+3”という暗号化された商品コードが存在すると仮定する。この商品14を小売業者3がお客4に販売する際に、お客4は、真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、真偽を確認する場合は、無線タグの読み取り機能を装備する携帯電話などの通信端末13aを用いて、その商品14の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った暗号化された商品コードを、今度は情報センター1に送信する。この情報を受け取った情報センター1は、暗号化された情報”x%k17c+3”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BC10002345”という番号であり、その内容が情報センター1のデータベースから”XXブランドのお酒”を意味するものであったとする。この情報の対応、すなわち”BC10002345”が”XXブランドのお酒”に相当するという対応は、この情報センター1と製造業者2が所有する極秘情報である。また、この復号化の方法も、この情報センター1と製造業者2が所有する極秘情報である。
ここで、商品14が”XXブランドのお酒”であり、情報センター1からの商品内容の表示が”XXブランドのお酒”となれば、この商品14は本物であるといえる。この両者が一致しない場合は、偽物の商品に不正利用された無線タグ、あるいは、不正に製造された無線タグを取り付けていると考えられる。このようにして、お客4は商品14の真偽を確認することが可能である。この商品内容確認作業には、製造業者2や、小売業者3の作業はなく、お客4と情報センター1との間のやりとりである。このように、第3者である情報センター1が確認作業をおこなうことにより、公平な確認作業が行われると期待できるので、お客4は安心して商品14を購入することが可能となる。
上記のことは、小売業者3が製造業者2から商品14を購入する場合にも、当てはまる。小売業者3が無線タグ15との通信機能を有する通信端末13bを用いて、商品14の無線タグ15に対して、問い合わせ9により、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、無線タグ15が回答19により、暗号化された商品コードを小売業者3の通信端末13bに送信する。小売業者3は、この暗号化された商品コードを情報センター1に送付し、この商品14の商品内容を、問い合わせ20にて問い合わせる。そして、情報センター1は、その暗号化された商品コードから、その商品内容をつきとめ、回答21にてこの商品内容を回答する。この回答21と購入しようとしている商品14とが一致するかどうかで、その商品14が本物か偽物かを判断できる。
たとえば、購入しようとしている商品14がXXブランドのお酒であり、情報センター1からの商品内容が同様なXXブランドのお酒であれば、本物であると判断できる。もし、購入しようとしている商品14がXXブランドのお酒であり、情報センター1から送られた商品内容が、別のもの、例えば、XXブランドの衣類の場合は、その商品14が偽物であると判断できる。
請求項7の実施例を図12に示す。衣類の販売を例にとる。実施例2と同様に、最初に、38dによる製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録を行う。図12において、お客4がXXブランドの衣類30を購入する場合、まず、お客4が衣類についている無線タグ15に対して、問い合わせ5を行い、暗号化された商品コードを要求する。それに対し、回答16により、暗号化された商品コードが無線タグ15からお客4の所有する通信端末13aへと送られる。次に、問い合わせ17として、お客4がその暗号化された商品コードを情報センター1に送り、その商品内容を問い合わせる。情報センター1にて、お客4から送信された暗号化された商品コードの復号化を行い、復号化された情報をもとに、商品内容をつきとめる。その商品内容を回答18としてお客4の通信端末13aに送信する。
ここで、商品30は“XXブランドの衣類“であるので、回答18で提供された商品内容に”XXブランドの衣類”という表示があれば、これは偽造品ではないことが判明する。偽造品の場合は、情報センター1からの回答18に、”登録ありません”あるいは、まったく関係のない商品内容、たとえば、”XXブランドの腕時計”というような回答が帰ってくる。この場合、その商品30は偽物であると推測できる。このような回答から、お客4が購入しようとしている商品30が本物かどうかを判断できる。
ここで、この情報センター1とお客4との情報のやり取りが終わり、商品30の真偽が確認され、購入が決まった後に、小売業者3が、この商品30についている無線タグ15を破壊する。この無線タグ15を破壊した後の商品42をお客4に提供する。これにより、この無線タグ15を再利用することによる偽造品の販売をなくす効果がある。
もちろん、この例においても、具体的な通信方法は実施例3にあるのと同じである。すなわち、使用する通信端末13aを無線タグとの通信機能を有する携帯電話とし、その携帯電話から、商品30の無線タグ15に対して問い合わせ5を行う。ここでの問い合わせの仕方は、電子メールで行われる。携帯電話13aが取得した暗号化された商品コードは、電子メール本文中に記述されたり、あるいは、電子メールの添付資料になる。この電子メールを情報センター1宛てに送信する。情報センター1は、この電子メール中あるいは、添付資料にある暗号化された商品コードを復号化し、復号化した内容から商品内容をつきとめ、送信元の携帯電話13aにその商品内容を送信する。
別の情報センター1との通信方法としては、通信端末13aが暗号化された商品コードを受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法も考えられる。この場合、暗号化された商品コードをうけとった情報センター1は復号化を行い、復号化された商品コードをもとに、その内容をつきとめ、それをHomePage上に提示することになる。
また、以上のことは、携帯電話に接続可能な無線タグとの通信デバイスを携帯電話に取り付けて、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCを用いて同様のことができることは言うまでもない。
請求項11の実施例を図13に示す。酒造業界における例を見てみる。お客4が無線タグ15付きの商品14を購入する場合を示す。実施例2と同様に、38bにより、製造業者2が情報センター1に対して商品情報の登録を行ってから、その商品14を小売業者3に出荷する。その後、商品14に付属する無線タグ15に対して、お客4が通信端末13aを利用して、図13における問い合わせ5により、暗号化された商品コードの問い合わせを行う。これを受けた無線タグ15は、暗号化された商品コードを、回答16により通信端末13aに対して回答する。次に、問い合わせ17aとして、お客4がこの暗号化された商品コードを情報センター1に送り、その商品内容と商品状況を問い合わせる。ここで、商品状況というのは、その商品が一般の消費者により既に購入されているかどうかということであり、購入済、あるいは未購入という2つの状態が存在する。製造業者2が商品14を小売業者3に出荷する際には、この商品状況は未購入という状況にあるとする。情報センター1は、問い合わせ17aにより、暗号化された商品コードをお客4から受け取り、これを復号化して、その商品内容を情報センター1のデータベースで検索し、その商品内容の一部または全部と、商品状況を、問い合わせのあった通信端末13aに対して、回答18aにて回答する。この回答18aにより、この商品14の商品内容が“XXブランドのお酒”であり、その商品状況が“未購入”という内容が送信されるとする。これにより、この商品14の情報センターでの登録内容と、購入済か未購入かどうかということを確認できる。
ここで、商品14の商品状況が未購入で、情報センター1からの登録内容が、“XXブランドのお酒”であることを確認した後、お客4は商品14を購入する。ここで、無線タグ15の読み取り構造の詳細は、図8にあるのと同じである。つまり、商品14を購入後、蓋をあけると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている。
また、お客が商品購入直後に、小売業者3が、無線タグ15に”購入済”という内容の書きこみ32を無線タグ用ライター31を用いて行うようにする。また、この記述は、一度しか書き込みが実行できない無線タグを用いることを特徴とする。さらに、この書き込み32を行うと、無線タグの所有する暗号化された商品コードが変更される。具体的には、図13にあるように、書き込み32が行われる前の暗号化された商品コードが、”x%k17c+3”であるのにたいし、書き込み32が行われた後の暗号化された商品コードが、”x%k17c+3k”であるとする。
この無線タグ15を不正利用する場合を図14に示す。お客4が無線タグ15を破壊しないようにして、慎重に商品14から無線タグ15を取り出すことに成功したとする。これを偽物のお酒を販売している業者44に提供し、小売業者44が、偽造品のお酒33に、この無線タグ15を取り付けたとする。別のお客43がこの偽造品のお酒33を購入するときに、問い合わせ34で暗号化された商品コードの問い合わせを行い、その回答として、回答35を無線タグ15より受信する。この回答35の内容を、問い合わせ17aで情報センター1に送信し、この商品内容と商品状況を問い合わせる。この暗号化された商品コード”x%k17c+3k”は、情報センター1によって復号化され、”BC10002345X”という商品コードに置き換えられる。この商品コードの”BC10002345”という部分から、その商品内容が”XXブランドのお酒”であることを認識し、また、商品コードの”X”という部分から、既に他人に購入されているという意味の”購入済”という情報を情報センター1は認識する。次に、この商品内容”XXブランドのお酒”と商品状況”購入済”という情報を回答18aにより、情報センター1からお客の通信端末13aに送信する。
これにより、お客43は、この商品33を商品内容としては”XXブランドのお酒”であることを確認できますが、同時に、”購入済”という商品状況を得ることができる。これにより、このお酒33に付属する無線タグ15は、既に誰かが購入したものであると判断できるので、偽者である可能性が高いと判断でき、この偽造品の購入をやめることができる。
このようにして、商品が本物か偽物かの判断を、お客43が行うことができる。これにより、お客が偽物を購入することがなくなるという効果がある。
請求項15の実施例を図15に示す。酒造業界における例を見る。実施例2と同様に、38bにより、製造業者2が情報センター1に対して商品情報の登録を行い、その後、商品14は製造業者2から、小売業者3に出荷される。お客4が無線タグ15付きの“XXブランドのお酒”14を購入する場合、この無線タグ15に対して、お客4が無線タグとの通信機能を備えた通信端末13aを利用して、図15における問い合わせ5により、暗号化された商品コードの問い合わせを行う。これを受けた無線タグ15は、暗号化された商品コード”x%k17c+3”を、回答16により、通信端末13aに対して回答する。次に、お客4が、問い合わせ17aとして、この暗号化された商品コードを情報センター1に送信し、その商品14の商品内容と商品状況を問い合わせる。より具体的には、情報センター1は、暗号化された商品コード”x%k17c+3”をお客4から受け取り、これを復号化して、”BC10002345”という商品コードを得る。そして、この商品コードを用いて、情報センター1のデータベースを検索して、商品内容と商品状況を把握し、その商品内容の一部または、全部と商品状況を、問い合わせのあった通信端末13aに対して回答18aで回答する。ここでは、”XXブランドのお酒”と”未購入”という回答を18aで行う。ここでの商品状況も、実施例6で説明したものと同様の情報であり、その商品が一般の消費者により既に購入されているかどうかということを意味するものである。これには、購入済、あるいは未購入という2つの状態が存在する。製造業者2が商品を小売業者3に出荷する際には、この商品状況は未購入という状況にあるとする。この情報センター1からの回答18aにより、お客4は、この商品14がどんな商品か、誰にも購入されていないか、すでに誰かに購入されている無線タグを用いた偽物かを認識できる。
ここで、商品14が誰にも購入されていないものであり、かつ、回答18aからの商品内容の記述と、実際の商品14とが一致していることを確認できたとする。これはすなわち、この商品14が本物であるということを確認したということである。これにより、お客4は、この商品14を本物と信じて購入することができる。
無線タグ15の設置方法の詳細は、図8にあるのと同じである。つまり、商品14を購入後、蓋をあけると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている。この構造だと、お客4が無線タグ15を破壊せずに取り出して、それを小売業者に販売し、その無線タグ15をとりつけた偽物の商品が市場に出回る可能性がある。しかし、これには対策が施されている。つまり、お客4の商品購入直後に、小売業者3が、この商品14が購入済であるという内容を送信36として、送信用端末37を用いて、情報センター1宛てに発信する。この際に小売業者3から送信される内容は、暗号化された商品コード”x%k17c+3”と、”購入済”という内容である。これにより、情報センター1が所有する商品状況は、未購入から購入済という記述に変わる。これを受けとった情報センター1は、該当する商品リストに、”購入済”の情報を追加しておく。これにより、お客4がその無線タグ15を破壊せずに偽造品に取り付けて販売したとしても、別のお客は、無線タグ15の内容を情報センター1に問い合わせることで、”購入済”という商品状況を確認できるので、偽物であることを判断できる。これにより、お客が偽物を購入することがなくなるという効果が期待できる
無線タグ15を不正利用して販売する場合を図16に示す。偽造品のお酒33に、本物から不正に流用した無線タグ15を取り付けてある。
ただし、この無線タグ15に記述された暗号化された商品コードに相当する商品は、既に別のお客によって購入されており、その”購入された”という情報は、図15の送信36により、情報センター1の該当商品の商品状況の欄に”購入済”というかたちで記述されているとする。お客4とは異なるお客43が、この偽造品のお酒33を、偽造品を販売する小売業者44から購入しようとしたときに、まず、問い合わせ5により、お客43が、お酒33の暗号化された商品コードを要求する。これに対して、無線タグ15は回答16により、お客の通信端末13aに対して、暗号化された商品コードを送信する。ここで、この暗号化された商品コードを、”x%k17c+3”とする。この暗号化された商品コードを受け取ったお客43の通信端末13aは、情報センター1に対して、問い合わせ17aにより、この暗号化された商品コードを送信して、その商品内容と商品状況を問い合わせる。その情報を受け取った情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化し、その商品33の内容を突き止める。ここでは、復号化された商品コードが”BC10002345”であり、その商品内容が”XXブランドのお酒”に相当するとしている。また、その商品状況が、”購入済”であることを情報センター1の該当リストから突き止める。情報センター1は、この復号化した情報と、”購入済”であるという商品状況を、問い合わせのあったお客43の通信端末13aに対して回答18aにより回答する。お客43は、この回答18aにある、”購入済”という情報から、この商品33が、既に購入された無線タグを用いて販売されていることを理解するので、この商品33は偽物であると理解することができる。これにより、お客43がこの商品の購入を止めることができるので、お客43が偽物を購入しなくて済むという効果が期待できる。
請求項4の実施例を、図17に示す。煙草業界の場合を考える。図17のように、お客4が小売業者3から煙草の商品22を購入する場合を考える。実施例3と同様に、最初に製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録38cを行う必要がある。その後、製造業者2は、商品22を小売業者3に出荷する。ここで、このお客4の所有する携帯端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。
この商品22への無線タグの設置方法は、実施例3において、図4で説明したとおりである。つまり、商品の箱を開けると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている。また、広告会社45との契約により、この商品22に関して、お客から情報センターへの商品内容の問い合わせ17があった場合に、18bにより、その商品22の商品内容を送信すると同時に、広告情報を送信する仕組みになっている。
つまり、図17において、お客4が通信端末13aを用いて、商品の煙草の箱22に対して問い合わせ5を行い、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、商品22に付随している無線タグ15が、暗号化された商品コードの回答を16で行う。この16において、暗号化された商品コードが、無線タグ15から、問い合わせをおこなった通信端末13aに送信される。その暗号化が施された商品コードを受け取った通信端末13aは、図17にあるように、情報センター1に商品内容の問い合わせを17にて行う。この問い合わせ17を受けた情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化してから、その商品内容が何であるかをつきとめ、その商品内容の一部または全部を、問い合わせのあった通信端末13aに送信する。このときに、広告会社45からまえもって46によって送られた、商品22に該当する広告データを、18bにより送信する。
たとえば、商品22の無線タグ15に”hjklkjdfoaei”という暗号化された商品コードが存在するとする。この商品22を小売業者3が、お客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグ15との通信機能を装備する通信端末13aを用いて、その商品22の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った商品コードを、問い合わせ17により、情報センター1に送信する。この情報を受け取った情報センタ−1は、この暗号化された商品コード”hjklkjdfoaei”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BA0023212304”という番号であり、その商品内容が”YYブランドの煙草”であったとする。また、一方で、広告会社との取り決めにより、その商品22の問い合わせに対しては、特定の電子広告が準備されている。この電子広告とは、その商品の問い合わせがあったときに、商品内容の送信と一緒にその電子広告をお客4に送信し、その広告をお客の通信端末13aのディスプレー上に表示させるものである。
上記の問い合わせ17に対して、情報センター1は、回答18bを行い、その商品内容と広告データを送信する。この広告データをお客4の所有する通信端末13a上で表示した後、お客4は、その商品22の商品内容の記述を確認する。ここで、情報センター1からの商品内容の記述が“YYブランドの煙草”であり、実物の商品が“YYブランドの煙草”であれば、その商品は本物であると予想することができる。また、情報センター1からの商品内容の記述が“BBブランドの煙草”であり、実物の商品が“YYブランドの煙草”であれば、その商品は偽物であると予想することができる。これにより、商品の真偽を確認できるので、偽物を購入することがなくなるという効果がある。
この例において、情報センター1とお客4との間の通信に使用する通信機器を、無線タグとの通信機能を有した携帯電話、または、携帯電話に、無線タグとの通信を実現するためのデバイスを取り付けたものとする。この通信端末13aが無線タグ15から取得した商品22の暗号化された商品コードは、電子メール本文中に記述されたり、あるいは、電子メールの添付資料にした形で、その電子メールを情報センター1宛てに、問い合わせ17として送信する。情報センター1は、この電子メール中あるいは、電子メールの添付資料の暗号化された商品コードを復号化し、復号化した商品コードを元に、情報センターのデータベースから商品内容をつきとめ、回答18bとして、送信元の通信端末13aの電子メールアドレスあてに、商品内容を電子メール本文中に記述して送信する。このときに、広告データも一緒に送信し、広告を見ないと、商品の真偽を確認できないようになっている。
情報センター1とお客4との間の別の通信方法としては、無線タグとの通信機能を有する通信端末13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法である。この場合、暗号化された商品コードをうけとった情報センター1は商品コードの復号化を行い、商品内容を突き止めてから、その商品内容をHomePage上で提示することになる。この際にも、該当する広告が表示される仕組みになっている。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを携帯電話に接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCを用いて同様のことができることは言うまでもない。
請求項6の実施例を、図18に示す。煙草業界の場合を考える。図18のように、お客4が小売業者3から煙草の商品22を購入する場合を考える。実施例4と同様に、最初に製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録38cを行う必要がある。ここで、このお客4の所有する携帯端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。
この商品22への無線タグの設置方法は、実施例3において、図4で説明したとおりである。つまり、商品の箱を開けると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている。また、広告会社45との契約により、この商品22に関して、お客4から情報センター1への商品の真偽の問い合わせ17があった場合に、18bにより、その商品の商品内容を送信すると同時に、広告情報を送信する仕組みになっている。
つまり、図18において、お客4が通信端末13aを用いて、商品の煙草の箱22に対して問い合わせ5を行い、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、商品22に付随している無線タグ15が、暗号化された商品コードの回答を16として行う。この16において、暗号化された商品コードが、無線タグ15から、問い合わせをおこなった通信端末13aに送信される。その暗号化が施された商品コードを受け取った通信端末13aは、図18にあるように、情報センター1に商品内容の問い合わせを17にて行う。この問い合わせ17を受けた情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化してから、その商品内容が何であるかをつきとめ、その商品内容の一部または全部を、問い合わせのあった通信端末13aに送信する。このときに、広告会社45からまえもって46によって送られた、商品22に該当する広告データを、18bにより送信する。ここで、お客4の通信端末13aのディスプレー上で広告が表示された後に、商品22の商品内容が確認できる。18bにより送られてきた商品22の内容と、実際の商品22との内容が一致するかどうかで、商品22が本物であるかどうかが確認できる。
たとえば、商品22の無線タグ15に”hjklkjdfoaei”という暗号化された商品コードが存在するとする。この商品22を小売業者3が、お客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグ15との通信機能を装備する通信端末を用いて、その商品22の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った商品コードを、問い合わせ17により、情報センター1に送信する。この情報を受け取った情報センター1は、暗号化された情報”hjklkjdfoaei”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BA0023212304”という番号であり、その商品内容が”YYブランドの煙草”であったとする。また、一方で、広告会社との取り決めにより、その商品22の問い合わせに対しては、特定の電子広告が準備されている。この電子広告とは、その商品の問い合わせがあったときに、商品内容の送信と一緒にその電子広告をお客に送信し、その広告をお客の通信端末のディスプレー上に表示させるものである。
この例においても、情報センター1とお客4との間の通信に使用する通信機器を、無線タグとの通信機能を有した携帯電話、または、携帯電話に、無線タグとの通信を実現するためのデバイスを取り付けたものとする。この通信端末13aが無線タグ15から取得した商品22の暗号化された商品コードは、電子メール本文中に記述されたり、あるいは、電子メールの添付資料にした形で、その電子メールを情報センター1宛てに、問い合わせ17として送信される。情報センター1は、この電子メール中あるいは、電子メールの添付資料の暗号化された商品コードを復号化し、復号化した商品コードから商品内容をつきとめ、回答18bとして、送信元の通信端末13aの電子メールアドレスあてに、商品内容を電子メール本文中に記述して送信する。このとき、広告データも一緒に送信し、広告を見ないと、商品の真偽を確認できないようになっている。
情報センター1とお客4との間の別の通信方法としては、無線タグとの通信機能を有する通信端末13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法である。この場合、暗号化された商品コードをうけとった情報センター1は商品コードの復号化を行い、商品内容を突き止めてから、その商品内容をHomePageを通して通信端末13aに提示することになる。この際にも、該当する広告が表示される仕組みになっている。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを携帯電話に接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCに、無線タグとの通信を実現するデバイスを取り付けたものを用いて同様のことができることは言うまでもない。
上記によって、情報センターからの情報と、実際の商品とが同じであれば、その商品は本物であると考えられる。この商品が本物であるとして、次に購入の手続きに関して記述する。この例では、カード決済であるとする。例えば、情報センター1のホームページ上において“その商品は、XXブランドの煙草です”という表示が示され、その実際の商品22が“XXブランドの煙草”であるとする。これは、その商品22が本物であることを示している。また、同じページに、“カード決済により購入しますか? はい。 いいえ。”という問いかけが含まれているとする。ここで、カード決済をおこなうので、“はい”を選択する。ここで、この通信端末13aの持ち主は、その通信端末13aを用いて決済できるように、カード会社47と情報センター1に必要な登録がなされているとする。つまり、その通信端末13aの持ち主の名前、住所、電話番号などの個人情報の登録が情報センター1とカード会社47の双方で済んでいるとする。上記の“はい”を選択すると、購入手続きの依頼62が情報センター1に伝わり、それを受けた情報センター1は、通信48により、購入の手続きをカード会社47に依頼し、カード会社47にて購入の手続きがとられる。カード会社47において購入の手続きが終わると、その購入手続き終了の知らせが、通信48により、カード会社47から情報センター1に伝わる。ここで、情報センター1から、お客4の通信端末13aにカード会社47での購入の手続き終了の連絡49が送られる。このときに、49の添付資料として、暗号化された2次元バーコードが送られる。それは、2次元バーコードとして、お客4の通信端末13aのディスプレー上に表示することが可能である。この2次元バーコードには、カード決済が正常に終了したという内容が含まれている。小売業者は、この2次元バーコードを、光学式の2次元バーコード読み取り装置50を用いて受け取り、それをパソコン51に取り込み、その2次元バーコードに小売業者3の個人情報とお客4が購入した商品情報を付加した情報を、通信52により情報センター1に送信する。この52を受信した情報センター1は、2次元バーコードの内容、お客4が購入した商品内容から、これは情報センター1からお客4に送信したものであることを確認する。この2次元バーコードと一緒に送られてきた小売業者3の個人情報と、購入した商品の情報を、送信53により、情報センター1からカード会社47に送付する。この情報により、後に購入代金がカード会社47から小売業者3に支払われることになる。また、54により、情報センター1から小売業者3に対して、情報センター1が、カード会社47に対して商品22の代金支払い先の指定の連絡をしたことを報告する。
これにより、お客4は商品22が本物かどうかという判断を行うことが可能であり、かつ、自分の通信端末13aを用いたカード決済が可能である。これにより、偽物ではないかという不安がなくなるし、また、財布やカードを持ち歩く必要もなくなるという効果がある。
また、このときのお金の流れは、図19に示している通りである。すなわち、まず、製造業者2が情報センター1に商品情報の登録を行うときに、その対価として、製造業者2は情報センター1に登録料を支払う。これが58である。小売業者3が製造業者2から商品を受け取るさいには、61として商品の代金を支払う。お客4が商品確認作業を行い、購入作業を行った場合には、56として、広告会社45から広告費の支払いがある。また、60により、お客4が商品代金、カード決済での手数料、情報センター1の使用料を支払い、そのうちの情報センター1の使用料は57により、カード会社47から情報センター1へ送られ、商品の代金は、59として、小売業者3へ流れていく。
請求項10の実施例を、図20に示す。服飾業界の場合を考える。図20のように、お客4が小売業者3から衣類の商品30を購入する場合を考える。実施例6と同様に、最初に製造業者2から情報センター1のデータベースへの、商品情報の登録38dを行う必要がある。ここで、このお客4の所有する通信端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。
また、広告会社45との契約により、この商品30に関して、お客4から情報センター1への商品30の真偽の問い合わせ17があった場合に、18bにより、その商品30の商品内容を送信すると同時に、広告情報を送信する仕組みになっている。
つまり、図20において、お客4が通信端末13aを用いて、商品30に対して問い合わせ5を行い、暗号化された商品コードを要求する。これに対して、商品30に付随している無線タグ15が、暗号化された商品コードの回答を16として行う。この16において、暗号化された商品コードが、無線タグ15から、問い合わせをおこなった通信端末13aに送信される。その暗号化が施された商品コードを受け取った通信端末13aは、図20にあるように、情報センター1に商品内容の問い合わせを17にて行う。この問い合わせ17を受けた情報センター1は、暗号化された商品コードを復号化してから、その商品内容が何であるかを、情報センター1のデータベースによりつきとめ、その商品内容の一部または全部を、18bにより、問い合わせのあった通信端末13aに送信する。このときに、広告会社45からまえもって46によって送られた、商品30に割り当てる広告データを、18bにより送信する。ここで、お客4の通信端末13aのディスプレー上でこの広告が表示された後に、商品30の商品内容が確認できる仕組みになっている。18bにより送られてきた商品30の内容と、実際の商品30との内容が一致するかどうかで、商品30が本物であるかどうかが確認できる。
たとえば、商品30の無線タグ15に”hjklkjdfoaei”という暗号化された商品コードが存在するとする。この商品30を小売業者3がお客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグ15との通信機能を装備する通信端末13aを用いて、その商品30の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った商品コードを、問い合わせ17により、情報センター1に送信する。この情報を受け取った情報センター1は、暗号化された情報”hjklkjdfoaei”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BA0023212304”という番号であり、その商品内容が”YYブランドの衣類”であったとする。一方で、広告会社との取り決めにより、その商品30の問い合わせに対しては、特定の電子広告が準備されている。この電子広告とは、その商品の問い合わせがあったときに、商品内容の送信と一緒にその電子広告をお客4に送信し、その広告をお客の携帯電話13aのディスプレー上に表示させるものである。
この例においても、情報センター1とお客4との間の通信に使用する通信機器を、無線タグとの通信機能を有した携帯電話、または、携帯電話に、無線タグとの通信を実現するためのデバイスを取り付けたものとする。この通信端末13aが無線タグ15から取得した商品30の暗号化された商品コードは、電子メール本文中に記述されたり、あるいは、電子メールの添付資料にした形で、その電子メールを情報センター1宛てに、問い合わせ17として送信される。情報センター1は、この電子メール中あるいは、電子メールの添付資料の暗号化された商品コードを復号化し、復号化した商品コードから商品内容をつきとめ、回答18bとして、送信元の通信端末13aの電子メールアドレスあてに、商品内容を電子メール本文中に記述して送信する。このときに、広告データも一緒に送信し、広告を見ないと、商品の真偽を確認できないようになっている。
情報センター1とお客4との間の、別の通信方法としては、無線タグとの通信機能を有する通信端末13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法である。この場合、暗号化された商品コードをうけとった情報センター1は商品コードの復号化を行い、情報センター1のデータベースから商品内容を突き止めてから、その商品内容をHomePage上で提示することになる。この際にも、該当する広告が表示される仕組みになっている。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを携帯電話に接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCに、無線タグとの通信を実現するデバイスを取り付けたものを用いて同様のことができることは言うまでもない。
上記によって、情報センター1からの情報と、実際の商品とが同じであれば、その商品は本物であると考えられる。この商品が本物であるとして、次に購入の手続きに関して記述する。この例でも、実施例9と同様、カード決済であるとする。例えば、情報センター1のホームページ上において“その商品は、YYブランドの衣類です”という表示が示され、その実際の商品30がYYブランドの衣類であるとする。これは、その商品30が本物であることを示している。また、同じページに、“カード決済により購入しますか?はい。いいえ。”という問いかけが含まれているとする。ここで、カード決済をおこなうので、“はい”を選択する。ここで、この通信端末13aの持ち主は、その通信端末13aを用いて決済できるように、カード会社47と情報センター1に必要な登録がなされているとする。つまり、その通信端末13aの持ち主の名前、住所、電話番号などの個人情報の登録が情報センター1とカード会社47の双方で済んでいるとする。上記の“はい”を選択すると、購入手続きの依頼62が情報センター1に伝わり、それを受けた情報センター1は、通信48により、購入の手続きをカード会社47に依頼し、カード会社47にて購入の手続きがとられる。カード会社47において購入の手続きが終わると、その購入手続き終了の知らせが、通信48により、カード会社47から情報センター1に伝わる。ここで、情報センター1から、お客4の通信端末13aに、カード会社47での購入の手続き終了の連絡49が送られる。このときに、49の添付資料として、暗号化された2次元バーコードが送られる。それは、2次元バーコードとして、お客4の通信端末13aのディスプレー上に表示することが可能である。この2次元バーコードには、カード決済が正常に終了したという内容が含まれている。小売業者は、この2次元バーコードを、光学式の2次元バーコード読み取り装置50を用いて受け取り、それをコンピューター51に取り込み、その2次元バーコードに小売業者3の個人情報とお客4が購入した商品情報を付加した情報を、通信52により情報センター1に送信する。この52を受信した情報センター1は、2次元バーコードの内容、お客4が購入した商品内容から、この2次元バーコードは情報センター1からお客4に送信したものであることを確認する。この2次元バーコードと一緒に送られてきた小売業者3の個人情報と、購入した品物の情報を、送信53により、情報センター1からカード会社47に送付する。この情報により、後に購入代金がカード会社47から小売業者3に支払われることになる。また、54により、情報センター1から小売業者3に、カード会社47への、商品30の代金支払い先の指定の連絡をしたことを報告する。
この一連の作業が済んでから、小売業者3は、商品30に付いている無線タグ15を破壊する。そして、破壊された無線タグ23を伴う商品42をお客4に提供する。
これにより、お客4は商品30が本物かどうかという判断を行うことが可能であり、かつ、自分の通信端末13aを用いたカード決済が可能である。これにより、偽物ではないかという不安がなくなるし、また、財布やカードを持ち歩く必要もなくなるというメリットがある。さらに、無線タグ15を不正に2次利用されるという心配もなくなる。
また、このときのお金の流れは、実施例9で示した図19と同じである。
すなわち、まず、製造業者2が情報センター1に商品情報の登録を行うときに、その対価として、製造業者2は情報センター1に登録料を支払う。これが58である。小売業者3が製造業者2から商品を受け取るさいには、61として商品の代金を支払う。お客4が商品確認作業を行い、購入作業を行った場合には、56として、広告会社45から広告費の支払いがある。また、60により、お客4が商品代金、カード決済での手数料、情報センター1の使用料を支払い、そのうちの情報センター1の使用料は57により、カード会社47から情報センター1へ送られ、商品の代金は、59として、小売業者3へ流れていく。
請求項14の実施例を、図21に示す。酒造業界における例を示す。お客4が無線タグ15付きの商品14を購入する場合を示す。実施例10と同様に、最初に製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録38dを行う必要がある。この情報の登録が済んだ後、小売業者3が商品14を購入する。この商品14をお客4が購入することになるが、ここで、このお客4の所有する通信端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。
まず、お客4が通信端末13aを用いて問い合わせ5により、商品14の暗号化された商品コードを要求する。次に、この暗号化された商品コードを、通信17aにより、お客4の通信端末13aから情報センター1に送り、商品内容と商品状況を問い合わせる。ここでの商品状況というものは、その商品が、他のお客によって購入済か、あるいは未購入かという状況である。
情報センター1がこの要求17aを受け取ると、暗号化された商品コードから、復号化された商品コードを見つけだし、その復号化された商品コードから、データベースより商品内容を探し当て、さらに、商品状況を参照する。この商品内容と商品状況を18cにより、問い合わせのあったお客4の通信端末13aに送信する。このとき、18cにより、広告データも送信する。この広告データは、広告会社45との契約により、お客4から情報センター1に商品の真偽の問い合わせ17aがあったときに、商品内容、商品状況とともに送信することになっているもので、広告会社45から通信46によって提供されたものである。18cを受信した通信端末13aは、まず、広告データをディスプレー上に表示してからでないと、商品内容、商品状況を確認できないようになっている。お客4は、広告データを見た後、商品14の商品内容と商品状況を確認する。商品内容が、“XXブランドのお酒”であり、商品状況が”未購入“であれば、本物である確立が高いと思われる。もし、商品内容が別のもの、例えば”YYブランドの時計“であれば、この商品は偽物であるとおもわれる。この場合は購入を取りやめることができる。また、商品内容は”XXブランドのお酒“であり、実物と同じ場合でも、商品状況が”購入済”となっている場合がある。これは新品なので、”購入済“という商品状況は有り得ないはずである。この場合は、本物の瓶から無線タグを取り出して、それを偽物の商品に取り付けていることが考えられる。これは偽物である可能性が高いので、購入を取りやめるのが賢明である。このようにして、商品内容と商品状況を確認することにより、本物かどうかを判断でき、偽物を購入する危険を回避できるという効果がある。さらに、無線タグ15の設置構造の詳細は、図8にあるのと同じである。つまり、商品14を購入後、瓶の蓋をあけると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている
より具体的には、商品14の無線タグ15に”x%k17c+3”という暗号化された商品コードが存在するとする。この商品14を小売業者3がお客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグ15との通信機能を装備する通信端末13aを用いて、その商品14の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った商品コードを、問い合わせ17aにより、情報センター1に送信し、その商品内容と商品状況を問い合わせる。この情報を受け取った情報センター1は、暗号化された情報”x%k17c+3”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BC10002345”という番号であり、その商品内容が”XXブランドのお酒”であったとする。また、一方で、広告会社との取り決めにより、その商品14の問い合わせ17aに対しては、特定の電子広告が準備されている。この電子広告とは、その商品の問い合わせ17aがあったときに、商品内容の送信と一緒にその電子広告をお客4に送信し、その広告をお客4の通信端末13aのディスプレー上に表示させるものである。お客4は、18cの内容と実物とを比較して、どちらも“XXブランドのお酒”であれば、本物であると考えることができる。もし、双方が異なれば、偽物である可能性が高いので、購入を取りやめることができる。
情報センター1とお客4との具体的な通信方法は、無線タグとの通信機能を有する通信端末13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法が考えられる。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを通信端末13aに接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCに、無線タグとの通信を実現するデバイスを取り付けたものを用いて同様のことができることは言うまでもない。
もし、商品内容、商品状況ともに問題なく、購入を決めたとする。また、購入の方法をカード決済であるとする。
実施例10と同様にカード決済を行う。例えば、商品の真偽の確認をおこなった、情報センター1のホームページ上において“その商品は、XXブランドのお酒です。商品状況は未購入です。”という内容が18cにより送られ、これが、お客4の通信端末13a上で表示され、その実際の商品14が“XXブランドのお酒”であり、商品状況が“未購入”であるとする。これは、その商品14が本物であることを示している。また、同じページに、“カード決済により購入しますか?はい。いいえ。”という問いかけが表示されているとする。ここで、カード決済をおこなうので、“はい”を選択する。ここで、この通信端末13aの持ち主は、その通信端末13aを用いて決済できるように、カード会社47と情報センター1に必要な登録がなされているとする。つまり、その通信端末13aの持ち主の名前、住所、電話番号、通信端末の製造番号などの個人情報の登録が情報センター1とカード会社47の双方で済んでいるとする。上記の“はい”を選択すると、購入手続きの依頼62が情報センター1に伝わり、それを受けた情報センター1は、通信48により、購入の手続きをカード会社47に依頼し、カード会社47にて購入の手続きがとられる。カード会社47において購入の手続きが終わると、その購入手続き終了の知らせが、通信48により、カード会社47から情報センター1に伝わる。ここで、情報センター1からお客4の通信端末13aに、カード会社47での購入の手続き終了の連絡49が送られる。このときに、49の添付資料として、暗号化された2次元バーコードが送られる。それは、2次元バーコードとして、お客4の通信端末13aのディスプレー上に表示することが可能である。この2次元バーコードには、カード決済が正常に終了したという内容が含まれている。小売業者3は、この2次元バーコードを、光学式の2次元バーコード読み取り装置50を用いて55において読み取りを行い、それをコンピューター51に取り込み、その2次元バーコードに小売業者3の個人情報または店舗情報と、お客4が購入した商品情報を付加した情報を、通信52により情報センター1に送信する。この52を受信した情報センター1は、2次元バーコードの内容、お客4が購入した商品内容から、これは情報センター1からお客4に送信したものであることを確認する。この2次元バーコードと一緒に送られてきた小売業者3の個人情報と、購入した品物の情報を、送信53により、情報センター1からカード会社47に送付する。この情報により、カード会社が商品の代金を支払う小売業者を指定できる。これにより、後に購入代金がカード会社47から小売業者3に支払われることになる。また、54により、情報センター1から小売業者3に、カード会社47への、商品14の代金支払い先の指定の連絡をしたことを報告する。
このカード決済による商品購入直後に、小売業者3が、無線タグ15に、”購入済”という内容の書きこみ32を無線タグ用ライター31を用いて行うようにする。また、この記述は、一度しか書き込みが実行できない無線タグを用いることを特徴とする。さらに、この書き込み32を行うと、無線タグの所有する暗号化された商品コードが変更される。具体的には、書き込み32が行われる前の暗号化された商品コードが、”x%k17c+3”であるのにたいし、書き込み32が行われた後の暗号化された商品コードが、”x%k17c+3k”であるとする。この商品コードの違いは、商品状況が”未購入”か“購入済”かの違いである。もし、この”x%k17c+3k”という商品コードを17aにより情報センター1に送信して、商品内容と商品状況の問い合わせを行うと、商品内容として“XXブランドのお酒”、商品状況として“購入済”という内容が18cにより回答されてくる。これにより、この商品14は、既に誰かに購入されたものであるということを知ることができる。本物のお酒が、誰かによって購入されているはずは無いので、偽物であるかも知れないと考えることができる。このような仕組みにより、その商品の真偽を確認できる。
これにより、お客4は商品14が本物かどうかという判断を行うことが可能であり、かつ、自分の通信端末13aを用いたカード決済が可能である。これにより、偽物ではないかという不安がなくなるし、また、財布やカードを持ち歩く必要もなくなるというメリットがある。さらに、無線タグ15を不正に2次利用された場合も、お客4がその不正を認識することができ、購入を取りやめることができ、偽物を購入しないで済むという効果がある。
また、このときのお金の流れは、実施例9で示した図19と同じである。この場合の説明を図22に示す。まず、製造業者2が情報センター1に商品情報の登録を行うときに、その対価として、製造業者2は情報センター1に登録料を支払う。これが58である。小売業者3が製造業者2から商品を受け取るさいには、61として商品の代金を支払う。お客4が商品確認作業を行い、購入作業を行った場合には、56として、広告会社45から広告費の支払いがある。また、60により、お客4が商品代金、カード決済での手数料、情報センター1の使用料を支払い、そのうちの情報センター1の使用料は57により、カード会社47から情報センター1へ送られ、商品の代金は、59として、小売業者3へ流れていく。
この無線タグ15を不正利用する例を図23に記す。これは、図14で説明したのとほぼ同じである。すなわち、お客4が無線タグ15を破壊しないようにして、慎重に商品14から無線タグ15を取り出すことに成功したとする。これを偽物のお酒を販売している業者44に提供し、小売業者44が、偽造品のお酒33に、この無線タグ15を取り付けたとする。この商品は一度販売されているものなので、この商品33に付属している無線タグ15に記録されている暗号化された商品コードは、“x%k17c+3k“となっている。別のお客43がこの偽造品のお酒33を購入するときに、問い合わせ34で暗号化された商品コードの問い合わせを行い、その回答として、回答35を無線タグ15より受信する。
この回答35で得られた内容を、問い合わせ17aで情報センター1に送信し、この商品内容と商品状況を問い合わせる。この暗号化された商品コード”x%k17c+3k”は、情報センター1によって復号化され、”BC10002345X”という商品コードに置き換えられる。この商品コードの”BC10002345”という部分から、その商品内容が”XXブランドのお酒”であることを認識し、また、商品コードの最後の”X”という部分から、既に他人に購入されているという意味の”購入済”という情報を情報センター1は認識する。次に、この商品内容”XXブランドのお酒”と商品状況”購入済”という情報を回答18cにより、情報センター1からお客の通信端末13aに送信する。
これにより、お客43は、この商品33を商品内容としては”XXブランドのお酒”であることを確認できますが、同時に、”購入済”という商品状況を得ることができる。これにより、このお酒33に付属する無線タグ15は、既に誰かが購入したものであると判断できるので、偽物である可能性が高いと判断でき、この偽造品の購入をやめることができる。
このようにして、商品が本物か偽物かの判断を、お客43が行うことができる。これにより、お客が偽物を購入することがなくなるという効果がある。
請求項18の実施例を図24に記す。実施例11と同様に、最初に製造業者2から情報センター1への、商品情報の登録38dを行う必要がある。この情報の登録が済んだ後、小売業者3が商品14の仕入れを行う。この商品14をお客4が購入することになるが、ここで、このお客4の所有する通信端末13aには、無線タグ15の読み取り機能が内臓されているものとする。
まず、お客4が通信端末13aを用いて問い合わせ5により、商品14の暗号化された商品コードを要求する。次に、この暗号化された商品コードを、通信17aにより、お客4の通信端末13aから情報センター1に送り、商品内容と商品状況を問い合わせる。ここでの商品状況というものは、その商品14が、別のお客によって既に購入済か、あるいは未購入かという状況である。
情報センター1がこの要求17aを受け取ると、暗号化された商品コードから、復号化された商品コードを見つけだし、その復号化された商品コードから、情報センター1のデータベースより商品内容を探し当て、さらに、商品状況を参照する。この商品内容と商品状況を18cにより、問い合わせのあったお客4の通信端末13aに送信する。このとき、18cにより広告データも送信する。この広告データは、広告会社45との契約により、お客4から情報センター1に商品の真偽の問い合わせ17aがあったときに、18cにより、商品内容、商品状況とともに送信することになっているものであり、広告会社45から通信46によって提供されたものである。
18cを受信した通信端末13aは、まず、広告データをディスプレー上に表示してからでないと、商品内容、商品状況を確認できないようになっている。お客4は、広告データを見た後、商品14の商品内容と商品状況を確認する。商品内容が、“XXブランドのお酒“であり、商品状況が”未購入”であれば、本物である確率が高いと思われる。もし、商品内容が別のもの、例えば”YYブランドの時計”であれば、この商品は偽物であるとおもわれる。この場合は購入を取りやめることができる。また、商品内容は”XXブランドのお酒”であり、実物と同じ場合でも、商品状況が”購入済”となっている場合がある。これは新品なので、”購入済”という商品状況は有り得ないはずである。この場合は、本物の瓶から無線タグ15を取り出して、それを偽物の商品に取り付けていることが考えられる。これは偽物である可能性が高いので、購入を取りやめるのが賢明である。このようにして、商品内容と商品状況を確認することにより、本物かどうかを判断でき、偽物を購入する危険を回避できるというメリットがある。さらに、無線タグ15の読み取り構造の詳細は、図8にあるのと同じである。つまり、商品14を購入後、瓶の蓋をあけると、無線タグ15が破壊される仕組みになっている
より具体的には、商品14の無線タグ15に”x%k17c+3”という暗号化された商品コードが存在するとする。この商品14を小売業者3がお客4に販売する際に、お客4は真偽を確認しても良いし、しなくても良い。もし、本物か偽物かを確認する場合は、無線タグ15との通信機能を装備する通信端末13aを用いて、その商品14の暗号化された商品コードを読み取る。この読み取った商品コードを、問い合わせ17aにより、情報センター1に送信し、その商品内容と商品状況を問い合わせる。この情報を受け取った情報センター1は、暗号化された情報”x%k17c+3”を復号化する。復号化されたものが、たとえば、”BC10002345”という番号であり、その商品内容が”XXブランドのお酒”であったとする。また、一方で、広告会社との取り決めにより、その商品14の問い合わせ17aに対しては、特定の電子広告が準備されている。この電子広告とは、商品の問い合わせ17aがあったときに、商品内容の送信と一緒にその電子広告をお客4に送信し、その広告をお客4の携帯電話13aのディスプレー上に表示させるものである。
情報センター1と、お客4との具体的な通信方法は、無線タグとの通信機能を有する携帯電話13aが、暗号化された商品コードを無線タグ15から受け取ってから、インターネット上の情報センター1のHomePageに接続し、そこに暗号化された商品コードを入力するという方法が考えられる。
また、以上のことは、無線タグ15との通信が可能な通信デバイスを携帯電話に接続して、同様の動作をすることも当然ながら含まれる。さらに、PDAや、mobile PCに、無線タグとの通信を実現するデバイスを取り付けたものを用いて同様のことができることは言うまでもない。
もし、商品内容、商品状況ともに問題なく、購入を決めたとする。また、購入の方法をカード決済であるとする。
実施例11と同様にカード決済を行う。例えば、商品の真偽の確認をおこなった情報センター1のホームページ上において、“その商品は、XXブランドのお酒です。商品状況は未購入です。”という内容が18cにより送られ、これが、図25のように、お客4の通信端末13a上で表示される。また、その実際の商品14が“XXブランドのお酒”であり、新品であるとするならば、その商品14が本物であることを示している。また、同じページに、“カード決済により購入しますか?はい。いいえ。”という問いかけが表示されているとする。ここで、カード決済をおこなうので、“はい”を選択する。ここで、この通信端末13aの持ち主は、その通信端末13aを用いて決済できるように、カード会社47と情報センター1に必要な登録がなされているとする。つまり、その通信端末13aの持ち主の名前、住所、電話番号、通信端末の製造番号などの個人情報の登録が情報センター1とカード会社47の双方で済んでいるとする。上記の“はい”を選択すると、図24の購入手続きの依頼62が情報センター1に伝わり、それを受けた情報センター1は、通信48により、購入の手続きをカード会社47に依頼し、カード会社47にて購入の手続きがとられる。カード会社47において購入の手続きが終わると、その購入手続き終了の知らせが、通信48により、カード会社47から情報センター1に伝わる。ここで、情報センター1から、お客4の携帯端末13aにカード会社47での購入の手続き終了の連絡49が送られる。
このときに、49の添付資料として、暗号化された2次元バーコードが送られる。それは、2次元バーコードとして、お客4の通信端末13aのディスプレー上に表示することが可能である。この2次元バーコードには、カード決済が正常に終了したという内容が含まれている。小売業者3は、この2次元バーコードを、光学式の2次元バーコード読み取り装置50を用いて55において読み取りを行い、それをコンピューター51に取り込み、その2次元バーコードに小売業者3の個人情報または店舗情報と、お客4が購入した商品情報を付加した情報を、通信52により情報センター1に送信する。この52を受信した情報センター1は、2次元バーコードの内容、お客4が購入した商品内容から、これは情報センター1からお客4に送信したものであることを確認する。この2次元バーコードと一緒に送られてきた小売業者3の個人情報と、購入した品物の情報を、送信53により、情報センター1からカード会社47に送付する。この情報により、カード会社が商品の代金を支払う小売業者を指定できる。これにより、後に購入代金がカード会社47から小売業者3に支払われることになる。また、54により、情報センター1から小売業者3に、カード会社47への、商品14の代金支払い先の指定の連絡をしたことを報告する。
上記処理が完了した後、情報センター1は、該当製品の商品状況を“未購入”から“購入済”に変更する。
この実施例で購入された商品14の無線タグ15を、不正利用する場合を考える。つまり、1度購入され、該当商品の情報センター1のデータベース上に商品状況が“購入済”と記述されている商品を考える。この商品の無線タグ15を破壊しないで、瓶から抽出したものを、偽物のお酒の瓶に取り付けたとする。この偽物の製品33を、小売業者44が、お客43に販売するときの様子が、図26に示されている。お客43が無線タグとの通信が可能な通信端末13aを用いて、商品33の商品コードを34により問い合わせし、その回答として、商品33に取り付けてある無線タグ15から35を受信する。この35の内容は、暗号化された商品コード“x%k17c+3”である。次に、お客43は、情報センター1にその暗号化された商品コードを送り、商品の商品内容と商品状況を問い合わせる。これが17aである。この問い合わせ17aを受け取った情報センター1は、その商品コードを復号化し、情報センター1のデータベースより、商品内容“XXブランドのお酒”と商品状況“購入済”という情報を探し出し、それを18cとして、お客43の通信端末13aに送信する。これにより、この商品は、“XXブランドのお酒”であるが、“購入済”であることが分かる。本来、その商品は新品であるから、商品状況は“未購入”でないとおかしい。これにより、この商品33は偽物である可能性が高いということが判明するので、お客43は購入を控えることができる。このようにして、お客43が偽物であるかどうかを判断できるので、偽物を購入せずに済むという効果がある。
お酒の販売における、無線タグの利用例の説明図 暗号化された商品コードを用いた場合の、無線タグの利用例の説明図 煙草の販売における、無線タグの利用例の説明図 開封前の煙草の箱の内側への、無線タグの設置の説明図 開封前の煙草の箱の内側への、無線タグの設置の断面の説明図 開封後の煙草の箱の内側への、無線タグの設置の説明図 開封後の煙草の箱の内側への、無線タグの設置の断面の説明図 開封前のお酒の瓶への、無線タグの設置の説明図 開封前のお酒の瓶への、無線タグの設置の断面の説明図 開封後のお酒の瓶への無線タグの設置の説明図 開封後のお酒の瓶への無線タグの設置の断面の説明図 小売業者が無線タグを破壊することによる、偽造品販売防止の説明図 小売業者による、無線タグへの商品状況の書き込みの説明図 無線タグを不正利用する場合の説明図 商品の状況内容の追加の説明図 偽造品販売防止の説明図 広告データをお客の通信端末に表示してから商品内容を確認する方法の説明図 カード決済での購入方法の説明図 カード決済でのお金の流れの説明図 カード決済で購入後、無線タグを破壊する方法の説明図 カード決済で、かつ、小売業者が無線タグに書き込みを行う方法の説明図 カード決済で、かつ、小売業者が無線タグに書き込みを行う方法における、お金の流れの説明図 カード決済で、かつ、小売業者が無線タグに書き込みを行う方法において、無線タグを不正利用する場合の説明図 お客の通信端末上に広告データを表示させ、カード決済で購入する方法の説明図 お客の通信端末上で表示される、商品内容と商品状況の説明図 実施例12において、無線タグを不正利用する場合の説明図
符号の説明
1 情報センター
2 製造業者
3 小売業者
4 お客
5 お客の通信端末から商品の無線タグへの、商品コードの問い合わせ
6 商品の無線タグからお客の通信端末への、商品コードの回答
7 お客の通信端末から情報センターへの、商品内容の問い合わせ
8 情報センターからお客の通信端末への、商品内容の回答
9 小売業者の通信端末から、製造業者の商品の無線タグへの、商品コードの問い合わせ
10 製造業者の商品の無線タグから、小売業者の通信端末への、商品コードの回答
11 小売業者の通信端末から、情報センターへの商品内容の問い合わせ
12 情報センターから、小売業者の通信端末への商品内容の回答
13a お客が所有する、無線タグとの通信が可能な通信端末
13b 小売業者が所有する、無線タグとの通信が可能な通信端末
14 無線タグを取り付けた、高級なXXブランドのお酒
15 無線タグ
16 商品に付属する無線タグからお客の通信端末への、暗号化された商品コードの回答
17 お客の通信端末から情報センターへの商品内容の問い合わせ
17a お客の通信端末から情報センターへの商品内容と商品状況の問い合わせ
18 情報センターからお客の通信端末への商品内容の送信
18a 情報センターからお客の通信端末への商品内容と商品状況の送信
18b 情報センターからお客の通信端末への商品内容と、広告データの送信
18c 情報センターからお客の通信端末への商品内容、商品状況、広告データの送信
19 製造業者の商品に付属する無線タグから、小売業者の通信端末への商品コードの送信
20 小売業者の通信端末から情報センターへの商品内容の問い合わせ
21 情報センターから小売業者の通信端末への商品内容の回答
22 無線タグを取り付けた、YYブランドの煙草の箱
23 破壊された無線タグ
24a 商品開封前の、開封する際に切断される帯状の領域
24b 商品開封後の、開封する際に切断される帯状の領域
25 プラスチック領域
26 瓶の容器の部分
27 断面指定部のライン
28 接着剤
29 瓶の蓋の部分
30 無線タグを取り付けた、XXブランドの衣類
31 無線タグ用ライター
32 無線タグへの書き込み
33 偽造品のお酒
34 暗号化された商品コードの問い合わせ
35 偽造品に取り付けられた無線タグからの商品情報の回答
36 商品購入済の情報の送信
37 送信専用端末
38a お酒の製造業者から情報センターへの、無線タグに書き込んだ情報の登録
38b お酒の製造業者から情報センターへの、無線タグに書き込んだ、暗号化された情報の登録
38c 煙草の製造業者から情報センターへの、無線タグに書き込んだ、暗号化された情報の登録
38d 衣類の製造業者から情報センターへの、無線タグに書き込んだ、暗号化された情報の登録
39 断面構造の指示部
40 開封時の瓶の蓋の残り
41 蓋を開封する際に切断されるライン
42 無線タグを破壊した後の商品
43 4とは異なるお客
44 偽物のお酒を販売している小売業者
45 広告会社
46 広告データの送信
47 カード会社
48 カード引き落としによる、購入の手続きの依頼、手続きの終了報告
49 カードでの購入の手続き終了の連絡
50 2次元バーコード読み取り装置
51 コンピューター
52 2次元バーコードに小売業者の個人情報とお客が購入した商品情報付加した情報
53 2次元バーコードと一緒に送られてきた小売業者の個人情報と、購入した品物の情報の連絡
54 代金支払い先の指定の連絡
55 2次元バーコードの読み取り
56 広告会社から情報センターへの、広告費用の支払い
57 カード会社から情報センターへの、商品の確認作業に対する、対価の支払い
58 製造会社から情報センターへの、商品内容の登録費用の支払い
59 カード会社から小売業者への、商品代金の支払い
60 お客からカード会社への、商品代金の支払い
61 小売業者から製造業者への、商品代金の支払い
62 購入手続きの依頼
63 小売業者が購入
64 無線タグを破壊する行為
65 無線タグを破壊した後、お客に商品を提供する行為
66 無線タグを破壊しないで取り外し、偽物の商品に取り付ける行為

Claims (18)

  1. 製造業者が、商品コードを半導体の記憶領域内に格納する無線タグを商品に取り付けた状態で、該商品を小売業者に出荷し、該出荷以前に、該出荷する商品の該無線タグに書き込んだ該商品コード、および該商品コードが特定する商品内容を情報センターのデータベースに登録することを前提とし、該小売業者が該商品をお客に販売する時に、該お客の所有する、該無線タグとの通信機能を備えた通信端末が、該無線タグを所有する該商品に対し、該無線タグに格納されている該商品コードを要求し、該要求に対して、該無線タグが該通信端末に該商品コードを提供し、該通信端末は、該無線タグから提供された該商品コードを該情報センターに送信し、該情報センターは、該商品コードに対応する該商品内容の記述を該情報センターが所有する該データベースから検索し、該商品内容の記述を該通信端末あてに送信し、該お客が、該情報センターから受信した該商品内容の記述と、該商品とを比較するという手順を用いることにより、該商品の内容を確認するシステム。
  2. 該無線タグの格納する該商品コードが暗号化されており、該情報センターが、該暗号化されている該商品コードから、復号化された商品コードを生成し、該復号化された商品コードに対応する商品内容の記述を該情報センターの該データベースにおいて検索し、該商品内容の記述を、該通信端末に送信するという特徴をもつ、請求項1のシステム。
  3. 該お客が該商品を購入し、該商品を使用する際に、該無線タグが破壊される構造を有しているという特徴をもつ、請求項2のシステム。
  4. 該通信端末が、該情報センターから該商品内容の記述を受信する際に、広告を受信し、該通信端末の情報表示機能を用いて、該通信端末のディスプレー上に該広告を表示するという特徴をもつ、請求項3のシステム。
  5. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、カード会社からの引き落としにより該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて該カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項3のシステム。
  6. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて該カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項4のシステム。
  7. 該お客が該商品を購入した直後に、該小売業者が該無線タグを破壊するという特徴をもつ、請求項2のシステム。
  8. 該通信端末が、該情報センターから該商品内容の記述を受信する際に、広告を受信し、該通信端末の情報表示機能を用いて、該通信端末のディスプレー上に該広告を表示するという特徴をもつ、請求項7のシステム。
  9. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて該カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項7のシステム。
  10. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて、該カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項8のシステム。
  11. 該お客が該商品を購入した直後に、該小売業者が該無線タグの該記憶領域内に、該商品が購入された旨の情報を記述するという特徴をもつ、請求項3のシステム。
  12. 該通信端末が、該情報センターから該商品内容の記述を受信する際に、広告を受信し、該通信端末のディスプレー上に該広告を表示するという特徴をもつ、請求項11のシステム。
  13. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、その指示をうけて、カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項11のシステム。
  14. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて、カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項12のシステム。
  15. 該お客が該商品を購入した直後に、該小売業者が該情報センターに該商品が購入された旨の情報を送信するという特徴をもつ、請求項3のシステム。
  16. 該通信端末が、該情報センターから該商品内容の記述を受信する際に、広告を受信し、該通信端末のディスプレー上に該広告を表示するという特徴をもつ、請求項15のシステム。
  17. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは該指示をうけて、カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項15のシステム。
  18. 該お客が該商品内容を確認した後に、該お客が該情報センターに対して、該お客が登録しているカード会社からの引き落としにより、該商品を購入するという指示を与え、該情報センターは、該指示をうけて該カード会社と通信を行い、カード引き落としによる決済業務が行われるという特徴をもつ、請求項16のシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293436A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Kojima Co Ltd 商品販売管理システム
JP2012014592A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Uc Technology Kk 真贋判定システム、真贋判定方法、及び、真贋判定プログラム

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