JP2005296389A - Walk training device - Google Patents
Walk training device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005296389A JP2005296389A JP2004117867A JP2004117867A JP2005296389A JP 2005296389 A JP2005296389 A JP 2005296389A JP 2004117867 A JP2004117867 A JP 2004117867A JP 2004117867 A JP2004117867 A JP 2004117867A JP 2005296389 A JP2005296389 A JP 2005296389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- walking
- sprocket
- side frame
- drive motor
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rehabilitation Tools (AREA)
Abstract
Description
本発明は、歩行機能回復のための訓練を行なう歩行訓練装置に関するものである。 The present invention relates to a walking training apparatus that performs training for recovery of walking function.
近年、年齢が高くなり脚力が衰えた人や、病気や事故により歩行機能に障害が生じた人に対して、歩行機能を向上・回復・維持する訓練のための必要性が高くなってきている。このような人達に対して歩行機能を回復させる訓練やリハビリテーションは重要であり、その主な手段として歩行訓練装置がある。 In recent years, the need for training to improve, restore, and maintain walking function is increasing for people who have become older and have weakened leg strength, or who have impaired walking function due to illness or accident. . Training and rehabilitation for restoring walking function to such people are important, and there are walking training devices as the main means.
従来の歩行訓練装置としては、無限軌道ベルトが設けられた歩行部を備えたトレッドミルと呼ばれるものがある。この歩行訓練装置においては、無限軌道ベルトが被被訓練者の右足用・左足用に分離されたものもあり、左右の無限軌道ベルトが別々に設定された速度で駆動され、片足麻痺の患者でも無限軌道ベルトの速度に歩調を合わせ、立ち居での歩行訓練が行なえる。 As a conventional walking training apparatus, there is a so-called treadmill having a walking part provided with an endless track belt. In this gait training device, some endless track belts are separated for the right foot and left foot of the trainee, and the left and right endless track belts are driven separately at different speeds, even in patients with one leg paralysis Keep pace with the speed of the endless track belt and perform walking training while standing.
しかしながら、このような歩行訓練装置では、無限軌道ベルトは設定された一定速度でしか移動できないため、被被訓練者が一定の歩調で歩行訓練を行なって筋力向上を図るには有意義であるが、歩調の乱れを被被訓練者が自ら補正する、所謂転倒防止訓練等を行なうには充分ではない。 However, in such a gait training device, the endless track belt can only move at a set constant speed, so it is meaningful for the trainee to perform gait training at a constant pace to improve muscle strength, It is not sufficient to perform so-called fall prevention training or the like in which the trainee himself corrects the disturbance of the pace.
こうした問題を解決したものとして、図16および図17に示すような歩行訓練装置が知られている。この歩行訓練装置51は、無限軌道ベルト52が設けられ、無限軌道ベルト52上で被被訓練者が歩行訓練を行なう歩行部60と、無限軌道ベルト52を駆動する駆動部53と、駆動部53を制御して無限軌道ベルト52の速度を調整する制御部54とを備えている。また、制御部54には、無限軌道ベルト52の速度、およびその速度を変化させるタイミング等のデータが入力されるデータ入力部55が接続されている。
As a solution to such a problem, a walking training apparatus as shown in FIGS. 16 and 17 is known. This
無限軌道ベルト52は、被被訓練者の右足用ベルト52aと左足用ベルト52bとに分離されている。また、駆動部53も、右駆動部53aと左駆動部53bとに分離され、サーボモータ等のアクチュエータで構成されている。駆動部53a、53bにはパルスエンコーダ等の位置検出器70a、70bがそれぞれ取付けられ、駆動部53a、53bの回転に伴ってパルスを出力し、このパルス信号は制御部54に入力される。制御部54には、CPUとパルス信号をカウントするカウンタが設けられており、カウントデータに基き、駆動部53a、53bの現在の回転速度を算出すると共に、無限軌道ベルト52a、52bがデータ入力部55から入力設定された速度となるように駆動部53a、53bに流す制御電流を調節する。
The
さらに、被被訓練者の身体を支持する介助部56と、被被訓練者の腰に腰ベルト57を装着し、介助部56の先端に腰ベルト57を接続している。これにより、被被訓練者が訓練中に転倒しそうになっても安全に訓練を行なうことができると共に、被被訓練者の下肢神経の感覚統合の機能(バランス機能)を強め、被被訓練者は転倒予防訓練を行なうことができる。
しかしながら、このような従来の歩行訓練装置は受動的な制御であるため、ある程度歩行機能が回復している状態でないと訓練ができないといった課題があった。さらに、映像部58により、被被訓練者に視覚的刺激を与え、被被訓練者は映像部58を見ながら快適に歩行訓練を行なえるよう工夫がなされた装置も市販されているが、装置自体が高価なために、病院等、限られた施設でしか利用できなく、被被訓練者が在宅で気軽に毎日訓練が行なえないという問題があった。
However, since such a conventional walking training device is passive control, there is a problem that training cannot be performed unless the walking function is restored to some extent. In addition, devices that are devised to give visual stimulation to the trainee by the
また、歩行というのは、重心の揺動、脚の屈伸等を組み合わせた全身で行なう周期的な運動であり、足の運動は前後、上下、回転運動を含んでいる。これらの運動のうち、歩行障害者は特に上下運動を行うことが難しい。したがって、人の歩行訓練においては、水平方向の運動補助だけでなく、脚部の上下運動を補助することが重要である。このような知見に基き、歩行訓練によって歩行に必要な全身の感覚を取り戻すため、本発明に係る歩行訓練装置を開発するに至った。 In addition, walking is a periodic motion performed throughout the body that combines swinging of the center of gravity, bending and stretching of the leg, and the motion of the foot includes front and rear, up and down, and rotational motion. Among these exercises, it is particularly difficult for people with walking disabilities to perform vertical movements. Therefore, in human walking training, it is important to assist not only the horizontal movement assistance but also the vertical movement of the legs. Based on such knowledge, the gait training apparatus according to the present invention has been developed in order to regain the whole body sensation necessary for gait through gait training.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、在宅で利用でき、人の歩行の補助ができる上下運動を行うことができる安全で安価な歩行訓練装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a safe and inexpensive walking training apparatus that can be used at home and can perform up and down movements that can assist walking of a person. .
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、基台上に配設され、駆動モータを有する駆動部と、この駆動部側の基台の一側から上方に向って立設された側枠と、この側枠の略中央部で水平状態に支持された回転軸と、この回転軸の両端部に固定された第1および第2のスプロケットと、前記側枠の一側に立設された複数のガイド棒と、このガイド棒に案内された一対の昇降ブロックとを備え、前記第1のスプロケットと前記駆動モータのモータ軸間に駆動伝達手段が配設されると共に、前記第2のスプロケットと前記昇降ブロック間に駆動伝達手段が配設され、前記駆動モータの正逆回転により、前記昇降ブロックを上下動させる構成を採用したので、動力として100V電源の駆動モータで動作可能なため、在宅で気軽に毎日利用でき、安全で安価な歩行訓練装置を提供することができる。また、訓練領域を大きく設定することができると共に、昇降ブロックの最下部の高さを極めて低くできるため、安全で、かつ被訓練者に不安感を与えることがなく、快適なリハビリを行うことができる。
In order to achieve such an object, the invention described in
また、請求項2に記載の発明は、前記基台と昇降ブロック間に伸縮自在な緩衝部材が介装されているので、この緩衝部材の復元力によってモータの負荷トルクが軽減でき、昇降ブロックの上下動動作をスムーズにすることができる。
In the invention according to
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記緩衝部材が、前記昇降ブロックが左右水平状態よりも下方にある時にそのばね力が発生するように設定されていれば、昇降ブロックが左右水平状態になるまでの下降過程では、この緩衝部材が圧縮されるようなことはなく、緩衝部材の復元力が抵抗となって駆動モータに負荷がかかるようなことはない。したがって、駆動モータの負荷トルクが軽減されると共に、一層昇降ブロックの上下動動作をスムーズにすることができる。
Preferably, as in the invention described in
また、請求項4に記載の発明は、前記昇降ブロック上に足踏み台が載置され、この足踏み台と前記昇降ブロック間に弾性部材が介装されているので、足踏み台が傾斜自在となり、爪先と踵間で体重移動が行なわれ易くなる。したがって、上下の運動だけでなく前後の運動が得られると共に、被訓練者が足首を使って前方に踏み込んで訓練することができ、歩行訓練としての要素が増す。
In the invention according to
好ましくは、請求項5に記載の発明のように、前記弾性部材が爪先側と踵側の前後に配設され、爪先側の弾性部材のばね定数が踵側よりも小さく設定されているので、爪先と踵の反力を均一に保つことができ、体重移動が一層容易になる。
Preferably, as in the invention according to
本発明に係る歩行訓練装置は、基台上に配設され、駆動モータを有する駆動部と、この駆動部側の基台の一側から上方に向って立設された側枠と、この側枠の略中央部で水平状態に支持された回転軸と、この回転軸の両端部に固定された第1および第2のスプロケットと、前記側枠の一側に立設された複数のガイド棒と、このガイド棒に案内された一対の昇降ブロックとを備え、前記第1のスプロケットと前記駆動モータのモータ軸間に駆動伝達手段が配設されると共に、前記第2のスプロケットと前記昇降ブロック間に駆動伝達手段が配設され、前記駆動モータの正逆回転により、前記昇降ブロックを上下動させる構成を採用したので、動力として100V電源の駆動モータで動作可能なため、在宅で気軽に毎日利用でき、安全で安価な歩行訓練装置を提供することができる。また、訓練領域を大きく設定することができると共に、昇降ブロックの最下部の高さを極めて低くできるため、安全で、かつ被訓練者に不安感を与えることがなく、快適なリハビリを行うことができる。 A walking training apparatus according to the present invention is provided on a base, and includes a drive unit having a drive motor, a side frame erected upward from one side of the base on the drive unit side, and this side A rotating shaft supported in a horizontal state at a substantially central portion of the frame, first and second sprockets fixed to both ends of the rotating shaft, and a plurality of guide bars erected on one side of the side frame And a pair of elevating blocks guided by the guide rods, a drive transmission means is disposed between the motor shafts of the first sprocket and the drive motor, and the second sprocket and the elevating block. Since a drive transmission means is arranged between them and the elevating block is moved up and down by forward and reverse rotation of the drive motor, it can be operated with a drive motor of 100V power source as motive power, so it can be easily done at home everyday. Available, safe and inexpensive walk It is possible to provide a training apparatus. In addition, the training area can be set large, and the height of the lowermost part of the lifting block can be made extremely low, so that safe rehabilitation can be performed without giving anxiety to the trainee. it can.
基台上に配設された駆動モータと、この駆動モータ側の基台の一側から上方に向って立設された側枠と、この側枠の略中央部で水平状態に支持された回転軸と、この回転軸の両端部に固定された第1および第2のスプロケットと、前記側枠の一側に立設された複数のガイド棒と、このガイド棒に直動軸受を介して連結された一対の昇降ブロックとを備え、前記第1のスプロケットと前記駆動モータのモータ軸間にチェーンが掛け渡されると共に、前記第2のスプロケットと前記昇降ブロック間にチェーンが掛け渡され、前記駆動モータの正逆回転により、前記第1および第2のスプロケットを介して前記昇降ブロックを上下動させた。 A drive motor disposed on the base, a side frame erected upward from one side of the base on the drive motor side, and a rotation supported in a horizontal state at a substantially central portion of the side frame A shaft, first and second sprockets fixed to both ends of the rotating shaft, a plurality of guide bars erected on one side of the side frame, and a linear motion bearing connected to the guide bars A pair of lifting blocks, a chain is spanned between the motor shaft of the first sprocket and the driving motor, and a chain is spanned between the second sprocket and the lifting block, and the drive The elevating block was moved up and down via the first and second sprockets by forward and reverse rotation of the motor.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る歩行訓練装置の実施形態を示す斜視図、図2は正面図、図3は図2の側面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a walking training apparatus according to the present invention, FIG. 2 is a front view, and FIG. 3 is a side view of FIG.
この歩行訓練装置1は、基台2上に配設された駆動部3と、この駆動部3側の基台2の一側から上方に向って立設された側枠4と、この側枠4の略中央部で水平状態に支持された回転軸5と、この回転軸5の両端部に固定された第1および第2のスプロケット6、7と、側枠4の一側に立設された複数(4本)のガイド棒8、8と、このガイド棒8、8に直動軸受9を介して連結された一対の昇降ブロック10、10とを備えている。
The
駆動部3は、ACサーボモータ等からなる駆動モータ11と、この駆動モータ11のモータ軸11aの端部に配設された駆動スプロケット12と、駆動スプロケット12と駆動モータ11間に設けられたカップリング13とからなる。そして、駆動スプロケット12と第1のスプロケット6間にチェーン14が掛け渡され、駆動モータ11の回転が回転軸5に伝達される。また、第2のスプロケット7にもチェーン15が掛け渡され、このチェーン15の端部は昇降ブロック10、10の上端に係止されている。すなわち、駆動モータ11の正逆回転により、第2のスプロケット7が正逆回転し、これに伴って昇降ブロック10、10がガイド棒8に沿って上下動することになる。なお、ここでは動力伝達手段としてチェーン14、15を例示したが、これに限らず、例えば、タイミングベルトであっても良い。このタイミングベルトを使用することにより、装置の低騒音化と無潤滑化が実現できる。
The
昇降ブロック10は、直動軸受9が固定されたスライド板10aと、このスライド板10aの一端から水平方向に延びる床板10bとで構成され、この床板10bと基台2間には複数のコイルスプリングからなる緩衝部材16が介装されている。被訓練者が床板10bに乗った場合、基準位置、すなわち、左右の床板10b、10bが同じ高さの位置では、左右の床板10b、10bに全体重の半分が負荷され、左右の床板10b、10bの高低差が最大の時、すなわち、駆動モータ11の回転方向が変る瞬間に、下降した方の床板10bに体重の殆どが負荷される。したがって、この時に駆動モータ11のトルクが最も必要となる。そのため、この動力を補うために床板10bと基台2間に緩衝部材16が介装されている。
The
緩衝部材16は、床板10b、10bが基準位置にある時に自然長になるように設定されている。したがって、床板10b、10bが基準位置より下方に来た時に圧縮され、被訓練者の体重および昇降ブロック10、10の重量を負荷して駆動モータ11の動力を補う。この緩衝部材16のばね定数が大きいと、体重が軽い被訓練者が乗った場合、床板10b、10bが下降せずチェーン15が弛む恐れがあるので、ばね定数が比較的小さいコイルスプリングが複数(左右3本ずつ)着脱自在に装着されている。
The
このように、基台2と床板10bとの間に緩衝部材16を介装させたので、床板10bが最下部に来た時の衝撃を緩衝することができると共に、駆動モータ11に大きな負荷トルクが生じない。したがって、一般家庭用の100V電源によるモータであっても充分な駆動力を得ることができ、スムーズに昇降ブロック10を上下動させることができる。さらに、床板10bの基準位置でこの緩衝部材16が自然長となるように設定されているので、床板10bが基準位置までの下降過程では、この緩衝部材16が圧縮されるようなことはなく、緩衝部材16のばね力が抵抗となって駆動モータ11に余分な負荷がかかるようなことはなく、一層昇降ブロック10の昇降動作をスムーズにすることができる。
Thus, since the
基台2の左右両側からは上方に向かって手すり17が立設されている。この手すり17はジュラルミン等からなるパイプ材で構成され、、側枠4に対向する基台2の一側から立設された一対の縦フレーム18、18と、これら縦フレーム18、18の上端から水平方向に連結された脇フレーム19、19、この脇フレーム19、19から繋ぎフレーム20、20を介して連結された横フレーム21とからなり、全体として門型に形成されている。手すり17は、持つ位置が被訓練者によって様々であると考え、図2、図3に示すように脇フレーム19、19のA部、繋ぎフレーム20、20のB部、そして、横フレーム21のC部の3箇所に設定されている。被訓練者はこの手すり17に支持された状態で、床板10b、10bにそれぞれ左右の足を載せ、被訓練者の脚部の上下運動を補助して歩行訓練をすることができる。
次に、図4を使って、本実施形態の作動について説明する。駆動モータ11を駆動させると、チェーン14および第1のスプロケット6を介して回転軸5が回転する。定滑車の原理で、(a)に示すように、回転軸5が右回転すると、この回転軸5と共に第2のスプロケット7が同じ方向(右回転)する。すると、チェーン15の両端部に係止された左右の昇降ブロック10が互いに反対方向に上下動する。一方、回転軸5が左回転すると、(b)に示すように、左右の昇降ブロック10が右回転の時とは逆の方向に上下動する。本実施形態では、駆動モータ11にACサーボモータを使用しているため駆動モータ11の回転方向を適宜変えることができ、左右の床板10b、10bを交互に上下動させることができる。
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG. When the
本出願人は、左右の床板10b、10bの前後に歪ゲージ式のロードセル25(図6参照)を取り付け、左右の足裏にかかる荷重を測定すると共に、歩行訓練時に、被訓練者の身体の各部位にポジションセンサを装着し、身体の各部位(肩、腰、膝、足首の4箇所)の軌跡の測定と、訓練中の左右の足に負荷される荷重を床反力測定装置によって測定した。ポジションセンサとしては赤外線LEDを使用し、その発光点の位置変化をCCDカメラで撮影すると共に、その信号をセンサシステムに入力し、コンピュータに表示させるようにした。
The present applicant attaches strain gauge type load cells 25 (see FIG. 6) to the front and rear of the left and
本出願人は、図5に示すように、健常者の膝をサポーターとテーピングで固定することにより、健常者と擬似障害者(被訓練者)との訓練の違いを検証した。また、図6に示すように、床板10b上に足踏み台22が載置され、昇降ブロック10の上下運動だけでなく、訓練中に適度な足首の動きが得られるように、床板10bと足踏み台22との間に弾性部材23、24を介装させ、これら弾性部材23、24の有無による訓練の違いを検証した。25は、左右の足にかかる荷重を測定するために設けられたロードセルである。
As shown in FIG. 5, the present applicant verified the difference in training between a healthy person and a pseudo-disabled person (trainee) by fixing the knees of a healthy person with a supporter and taping. Further, as shown in FIG. 6, the
次に、床板10bと足踏み台22との間に介装させる弾性部材23、24の有無による床反力の結果を図7乃至図10に示す。図7は被験者Bで弾性部材無し、図8は被験者Bで弾性部材有り、図9は被験者Cで弾性部材無し、図10は被験者Cで弾性部材有りの結果をそれぞれ示している。なお、(a)は左足、(b)は右足に負荷される荷重をそれぞれ示している。ここで、被験者としては、若者、高齢者を含む10名を選定して行なった。表1にその被験者のデータを示す。
Next, the result of the floor reaction force by the presence or absence of the
この試験結果から、以下のことが判った。すなわち、
1.どの被験者においても、弾性部材23、24が無い場合は、踵に負荷される荷重が大きく、弾性部材23、24が有る場合は、爪先に負荷される荷重が大きくなる。
2.波形の振幅は、爪先の部分では弾性部材23、24を介装させることにより負荷される荷重が大きくなるが、踵部分では変化しない。
3.弾性部材を介装することにより、波形の凹凸が減少する。
From the test results, the following was found. That is,
1. In any subject, when the
2. The amplitude of the waveform increases at the toe portion due to the
3. By interposing the elastic member, the corrugated irregularities are reduced.
したがって、弾性部材23、24の有無によって床反力、すなわち、足裏に負荷される荷重に違いが認められた。これは、弾性部材23、24を介装することによって足踏み台22が傾斜自在となるため、一層爪先に力をかけることができるためである。また、波形の凹凸が減少するのは、昇降ブロック10が下降する時に、足踏み台22の傾きによって前方に足を踏み込めるからである。したがって、この弾性部材23、24を床板10bと足踏み台22間に介装させることにより、爪先と踵間で体重移動が行なわれ易くなり、上下の運動だけでなく前後の運動が得られると共に、被訓練者が足首を使って前方に踏み込んで訓練することができ、歩行訓練としての要素が増す。本実施形態では、爪先と踵の反力から、爪先側の弾性部材23にばね定数の比較的小さいコイルスプリングを使用し、踵側の弾性部材24にばね定数の大きなウレタンゴムを使用している。なお、以降の試験は、全てこの弾性部材23、24が介装された状態で行なったものである。
Therefore, a difference was recognized in the floor reaction force, that is, the load applied to the sole, depending on the presence or absence of the
図11は、歩行時における健常者と障害者の人体各部の軌跡を示したグラフである。
(a)は肩、(b)は腰、(c)は膝、(d)は足首における軌跡を示している。ここで、試験条件は、昇降ブロック10の振幅として20、40、70mmの3つのパターン、振動数として0.3、0.5、0.7Hzの3つパターンが選択され、訓練のパターンとしてはこれらの組み合わせによる5つの訓練パターンが設定されている。図11の示す軌跡は、この訓練パターンのうち、昇降ブロック10の振幅を40mm、振動数を0.5Hzに設定し検証したものである。
FIG. 11 is a graph showing the trajectory of each part of the human body of a healthy person and a disabled person during walking.
(A) is the shoulder, (b) is the waist, (c) is the knee, and (d) is the locus at the ankle. Here, as the test conditions, three patterns of 20, 40, and 70 mm are selected as the amplitude of the lifting
この試験結果から、以下のことが判った。すなわち、
1.障害者の肩の軌跡は、X方向、Y方向共に変位量が大きい。
2.健常者の腰の軌跡は、床板10bが上昇すると前方に動いているが、障害者の方は、逆に後方に動いて身体が反っている。また、変位量はX方向、Y方向共に大きい。
3.健常者の膝の軌跡は、X方向の変位量が大きく、Y方向の変位量が小さい。一方、障害者の膝の軌跡は、X方向の変位量が小さく、Y方向の変位量が大きいという、健常者とは逆の結果が出た。
4.足首の軌跡に関しては、両者間に有意差は見られなかった。
From the test results, the following was found. That is,
1. The trajectory of the shoulder of the disabled person has a large amount of displacement in both the X direction and the Y direction.
2. The trajectory of the healthy person's waist moves forward when the
3. A healthy person's knee locus has a large amount of displacement in the X direction and a small amount of displacement in the Y direction. On the other hand, the trajectory of the handicapped person's knee showed a result opposite to that of a normal person in that the displacement amount in the X direction was small and the displacement amount in the Y direction was large.
4). Regarding the ankle trajectory, there was no significant difference between the two.
以上の結果から、障害者の歩行の際は、膝がほぼ直線に近い軌跡を呈しており、膝が充分に屈曲できずにY方向にしか変位しないことが判る。したがって、障害を持つ人の歩行というのは、足が真っ直ぐな棒のような状態となり、膝を充分に屈曲せずすり足に近い歩行をしていることが判る。このことから、昇降ブロック10の上下動に合わせて足を屈曲させることが難しいと考えられる。本発明に係る歩行訓練装置においては、膝の軌跡を測定することにより回復状態を判定することができ、被訓練者の症状に合った振幅を適宜選択して昇降ブロック10を上下動させることにより、重心の揺動を感じながら足の屈曲を促し、歩行機能の回復に寄与することができる。
From the above results, it can be seen that when the handicapped person walks, the knee has a locus that is almost linear, and the knee cannot be bent sufficiently and is displaced only in the Y direction. Therefore, it can be understood that walking of a person with a disability is in a state of a straight leg, and is walking close to a foot without bending the knee sufficiently. For this reason, it is considered difficult to bend the foot in accordance with the vertical movement of the lifting
図12乃至図15は、歩行時における健常者と障害者の床反力を示したグラフである。
この試験では安全面を考慮し、健常者と、同じ健常者の膝を固定して擬似障害者と見立て被験者として行なった。
12 to 15 are graphs showing the floor reaction force of a healthy person and a disabled person during walking.
In this test, in consideration of safety, the knee of the same healthy person as that of the healthy person was fixed and the subject was regarded as a pseudo-disabled person as a test subject.
図12は健常者C、図13は擬似障害者C、図14は健常者B、図15は擬似障害者Bをそれぞれ示している。なお、(a)は左足、(b)は右足に負荷される荷重をそれぞれ示している。これらの試験結果から、健常者と擬似障害者に係らず、踵よりも爪先の方に負荷される荷重が大きいことが判る。また、被験者B、C共に大きな違いは認められないが、擬似障害者の方が波形の凹凸が大きいことが判る。これは、擬似障害者は、膝の微妙な屈伸ができず、安定した接地ができないためと考えられる。 12 shows a healthy person C, FIG. 13 shows a pseudo-disabled person C, FIG. 14 shows a normal person B, and FIG. 15 shows a pseudo-disabled person B. (A) shows the load applied to the left foot, and (b) shows the load applied to the right foot. From these test results, it can be seen that the load applied to the tip of the toe is larger than that of the heel regardless of whether the subject is a healthy person or a pseudo-disabled person. Moreover, although the subject B and C do not recognize a big difference, it turns out that the unevenness | corrugation of a waveform is large in the pseudo-disabled person. This is presumably because the pseudo-disabled person cannot bend and extend the knees in a delicate manner and cannot stably ground.
また、障害のある左足に対して右足の方が波型の凹凸が大きく、振幅が大きくなればさらにその傾向が顕著に現れることが判った。これは障害を持つ左足に負担をかけないように右足でカバーしたためと考えられる。したがって、本発明に係る歩行訓練装置において、昇降ブロック10の振幅を徐々に大きくし、障害を持つ足に自重による負荷を少しずつ加えることで効率的な歩行機能の回復を促すことができる。
In addition, it was found that the right foot has a larger corrugated unevenness than the left foot with an obstacle, and the tendency becomes more prominent as the amplitude increases. This is thought to be because the right foot was covered so as not to put a burden on the left foot with disability. Therefore, in the walking training apparatus according to the present invention, the recovery of the efficient walking function can be promoted by gradually increasing the amplitude of the elevating
以上説明したように、本発明に係る歩行訓練装置1は、動力として100V電源の駆動モータ11で動作可能なため、在宅で気軽に毎日利用でき、安全で安価な歩行訓練装置を提供することができる。また、予め測定・構築した運動軌跡等に基き、歩行補助運動の振幅・振動数・波形等を適宜設定・制御することができるので、被訓練者の症状に合った訓練条件で効率よく行い、歩行機能の回復を促すことができる。さらに、簡単な構成であるので、訓練領域を大きく設定することができると共に、昇降ブロックの最下部の高さを極めて低くできるため、安全で、かつ被訓練者に不安感を与えることがなく、快適なリハビリを行うことができる。
As described above, since the walking
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。 The embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to such an embodiment, and is merely an example, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. Of course, the scope of the present invention is indicated by the description of the scope of claims, and further, the equivalent meanings described in the scope of claims and all modifications within the scope of the scope of the present invention are included. Including.
本発明に係る歩行訓練装置は、在宅で歩行機能を回復させる訓練やリハビリテーションを行なうことができる歩行訓練装置に適用できる。 The walking training apparatus according to the present invention can be applied to a walking training apparatus capable of performing training and rehabilitation for restoring walking function at home.
1・・・・・・・・・・・・・・歩行訓練装置
2・・・・・・・・・・・・・・基台
3・・・・・・・・・・・・・・駆動部
4・・・・・・・・・・・・・・側枠
5・・・・・・・・・・・・・・回転軸
6・・・・・・・・・・・・・・第1のスプロケット
7・・・・・・・・・・・・・・第2のスプロケット
8・・・・・・・・・・・・・・ガイド棒
9・・・・・・・・・・・・・・直動軸受
10・・・・・・・・・・・・・昇降ブロック
10a・・・・・・・・・・・・スライド板
10b・・・・・・・・・・・・床板
11・・・・・・・・・・・・・駆動モータ
11a・・・・・・・・・・・・モータ軸
12・・・・・・・・・・・・・駆動スプロケット
13・・・・・・・・・・・・・カップリング
14、15・・・・・・・・・・チェーン
16・・・・・・・・・・・・・緩衝部材
17・・・・・・・・・・・・・手すり
18・・・・・・・・・・・・・縦フレーム
19・・・・・・・・・・・・・脇フレーム
20・・・・・・・・・・・・・繋ぎフレーム
21・・・・・・・・・・・・・横フレーム
22・・・・・・・・・・・・・足踏み台
23、24・・・・・・・・・・弾性部材
25・・・・・・・・・・・・・ロードセル
51・・・・・・・・・・・・・歩行訓練装置
52・・・・・・・・・・・・・無限軌道ベルト
52a・・・・・・・・・・・・右足用ベルト
52b・・・・・・・・・・・・左足用ベルト
53・・・・・・・・・・・・・駆動部
53a・・・・・・・・・・・・右駆動部
53b・・・・・・・・・・・・左駆動部
54・・・・・・・・・・・・・制御部
55・・・・・・・・・・・・・データ入力部
56・・・・・・・・・・・・・介助部
57・・・・・・・・・・・・・腰ベルト
60・・・・・・・・・・・・・歩行部
70a、70b・・・・・・・・位置検出器
1 ...
Claims (5)
この駆動部側の基台の一側から上方に向って立設された側枠と、
この側枠の略中央部で水平状態に支持された回転軸と、
この回転軸の両端部に固定された第1および第2のスプロケットと、
前記側枠の一側に立設された複数のガイド棒と、
このガイド棒に案内された一対の昇降ブロックとを備え、
前記第1のスプロケットと前記駆動モータのモータ軸間に駆動伝達手段が配設されると共に、前記第2のスプロケットと前記昇降ブロック間に駆動伝達手段が配設され、前記駆動モータの正逆回転により、前記昇降ブロックを上下動させたことを特徴とする歩行訓練装置。 A drive unit disposed on the base and having a drive motor;
A side frame erected upward from one side of the base on the drive unit side;
A rotating shaft supported in a horizontal state at a substantially central portion of the side frame;
First and second sprockets fixed to both ends of the rotating shaft;
A plurality of guide bars erected on one side of the side frame;
A pair of lifting blocks guided by the guide rod,
Drive transmission means is disposed between the first sprocket and the motor shaft of the drive motor, and drive transmission means is disposed between the second sprocket and the elevating block so that the drive motor rotates forward and backward. Thus, the walking training apparatus characterized in that the lifting block is moved up and down.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117867A JP2005296389A (en) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | Walk training device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117867A JP2005296389A (en) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | Walk training device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005296389A true JP2005296389A (en) | 2005-10-27 |
Family
ID=35328649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004117867A Pending JP2005296389A (en) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | Walk training device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005296389A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111588595A (en) * | 2020-06-22 | 2020-08-28 | 深圳莱恩医学技术有限公司 | Intelligent rehabilitation robot for lower limb gait training |
KR102352555B1 (en) * | 2021-04-12 | 2022-01-19 | 주식회사 스포플렉스 | Stairway exercise equipment |
-
2004
- 2004-04-13 JP JP2004117867A patent/JP2005296389A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111588595A (en) * | 2020-06-22 | 2020-08-28 | 深圳莱恩医学技术有限公司 | Intelligent rehabilitation robot for lower limb gait training |
KR102352555B1 (en) * | 2021-04-12 | 2022-01-19 | 주식회사 스포플렉스 | Stairway exercise equipment |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8177688B2 (en) | Rehabilitation and exercise machine | |
KR100921985B1 (en) | Gait the trace guidance apparatus of gait rehabilitation device | |
US8007405B2 (en) | Rehabilitation and exercise machine | |
JP6175050B2 (en) | Active robotic walking training system and method | |
KR101064891B1 (en) | Gait Training System of Hemiplegic Patients | |
KR101168207B1 (en) | Leg remedical exercise system having game function | |
US10780009B2 (en) | Apparatus for locomotion therapy | |
KR100907425B1 (en) | Leg rehabilitation apparatus | |
KR101275030B1 (en) | Training system for leg rehabilatation having saparated treadmil | |
WO2009122559A1 (en) | Exercise aiding apparatus | |
KR20180010838A (en) | Training system for leg rehabilitation having saparated treadmil with ambulant staircase function | |
KR20090007043A (en) | Training device for walking pratice | |
US20190054342A1 (en) | THE VARRI, A Vertical Running Machine, Vertical, Anti-Gravity, Rehabilitation, Recovery, Impact Resistant | |
Shin et al. | Effects of combined exercise training on balance of hemiplegic stroke patients | |
Taherifar et al. | Lokoiran-A novel robot for rehabilitation of spinal cord injury and stroke patients | |
JP2004337275A (en) | Walk training apparatus | |
JP4802336B2 (en) | Gravity load exercise device | |
JP2005296389A (en) | Walk training device | |
JP2005040286A (en) | Walking training apparatus | |
KR20200005362A (en) | Treadmill | |
JP2008237785A5 (en) | ||
Yano et al. | Interactive gait rehabilitation system with a locomotion interface for training patients to climb stairs | |
KR102262191B1 (en) | Robot of assisting to exercise one's lower body, the production method of it, and the controlling method of it | |
KR101604913B1 (en) | Motion trainer for lower body dysfunctions recover | |
JP2008073435A (en) | Gymnasium unit and usage of gymnasium unit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091102 |