JP2005295143A - 画像符号化装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

画像符号化装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 互換性のある複数種類の符号化方式それぞれでの符号化を適切に実行することができる画像符号化装置及びその制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】 エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結部で連結する。連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納部に格納する。連結部と格納部の内部に残留している符号化データをすべて排出する指示を行う。その指示に応じて、連結部と格納部の内部に残留している符号化データをすべて排出するように、該連結部と格納部を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを符号化する画像符号化装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来、CD−ROMやハードディスク等の蓄積媒体に静止画像を効率的に保存・表示するための符号化方式として、ISO(国際標準化機構)により標準化されたJPEG方式が広く用いられている。また、動画像と音声を同様な蓄積媒体に保存・表示したり、通信路を介して放送、または双方向通信したりするための符号化方式として、ISOにより標準化されたMPEG方式が広く用いられている。
動画像と音声の符号化方式であるMPEG方式は、符号化効率の向上を目的として年々その符号化方式が改良されており、1992年にMPEG−1、1994年にMPEG−2(非特許文献1)、1999年にはMPEG−4(非特許文献2)がそれぞれ国際標準として規定されている。MPEG−4においては、符号化効率の向上はもちろんのこと、符号誤り訂正機能の強化や、符号化対象毎に最適な符号化を施すオブジェクト符号化の導入なども実現されている。
更には、MEPG−4シンタックス上のビジュアル層とオーディオ層を包含するファイル形式等を規定するシステム層においては、利用者が要求する任意の時刻の動画像または音声データに容易にランダム・アクセスを可能にする仕組みを提供している。
動画像において、このランダム・アクセスを可能にする仕組みは、MPEG−4シンタックス上のビジュアル層をある階層において分割することにより実現されている。これは、一方が、複数枚のピクチャ(MPEG−4ではVOP:Video Object Planeと呼ばれているが、本発明中ではピクチャと呼ぶこととする)・データを符号化した符号化データ列からなる「エレメンタリ・ストリーム」であり、他方が当該エレメンタリ・ストリームの画像サイズや量子化方法等の復号化に必須の復号化情報を含む「構成情報」である。
ランダム・アクセスの単位としての所望のピクチャ枚数毎にエレメンタリ・ストリームを構成し、当該エレメンタリ・ストリームに対応する構成情報をヘッダとして付加することにより、任意時刻の動画像の復号化が容易に可能となっている。
ISO/IEC 13818−2 ISO/IEC 14496−2
一方、これまでの一般的なMEPG−1方式やMPEG−2方式に対応した画像符号化装置においては、一度起動されると入力された動画像データに対応した、それぞれの符号化方式におけるシンタックス上のビデオ層すべての階層を生成する構成となっていた。このため、同様な構成をMPEG−4方式に用いた場合は、上記のエレメンタリ・ストリームをランダム・アクセスの単位としての所望のピクチャ枚数毎に符号化することが困難であった。
また、上述した符号化効率の向上を目的とした符号化方式の改良は、現在でも続いており、今後もさらに高度で複雑な符号化方式が提案されることが予想されている。このような状況において、様々な製品に応用される画像符号化装置の符号化方式を唯一に絞り込むことは非常に難しく、現状は複数の符号化方式に対応せざるをえない。従来の画像符号化装置において、MPEG−1方式やMPEG−2方式などに対応してきた場合は、その後方互換性も重要であり、MPEG−4方式に対応しつつ、かつMPEG−1方式やMPEG−2方式も継続して対応し続ける必要がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、互換性のある複数種類の符号化方式それぞれでの符号化を適切に実行することができる画像符号化装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像符号化装置は以下の構成を備える。即ち、
画像データを符号化する画像符号化装置であって、
エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結する連結手段と、
前記連結手段から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納する格納手段と、
前記連結手段と前記格納手段の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記連結手段と前記格納手段の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結手段と前記格納手段を制御する制御手段と
を備える。
また、好ましくは、前記連結手段は、
任意数のビットを当該連結手段内のデータへ挿入する挿入手段と、
当該連結手段内のデータの有効ビット数を計数する計数手段と
を備える。
また、好ましくは、前記格納手段は、
当該格納手段内に残留している符号化データを排出する排出手段と、
当該格納手段内のデータの有効バイト数を計数する計数手段と
を備える。
また、好ましくは、前記制御手段は、
当該画像符号化装置における一連の動作開始を指示する動作開始指示手段と、
当該画像符号化装置における一連の動作再開を指示する動作再開指示手段と、
動画像を構成する一枚のピクチャ・データを符号化する指示を行うピクチャ符号化指示手段と
を備える。
また、好ましくは、前記制御手段は、
当該画像符号化装置が一連の動作中であることを表示する動作中表示手段と、
当該画像符号化装置が一連の動作を完了したことを表示する動作完了表示手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による動画像符号化装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結部で連結する連結工程と、
前記連結工程から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納部に格納する格納工程と、
前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示工程と、
前記指示工程の指示に応じて、前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結工程と前記格納工程を制御する制御工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
画像データを符号化する画像符号化装置の制御を実現するプログラムであって、
エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結部で連結する連結工程のプログラムコードと、
前記連結工程から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納部に格納する格納工程のプログラムコードと、
前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示工程のプログラムコードと、
前記指示工程の指示に応じて、前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結工程と前記格納工程を制御する制御工程のプログラムコードと
を備える。
本発明によれば、互換性のある複数種類の符号化方式それぞれでの符号化を適切に実行することができる画像符号化装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
特に、本発明の実施形態では、MPEG符号化方式を例に挙げて説明する。
図1は本発明の実施形態の画像符号化装置の機能ブロック図である。
図1において、101は画像データの入力FIFO部である。102は画像データにDCT演算を施すDCT部である。103はDCT係数に量子化を施す量子化部である。104は量子化されたDCT係数にランレングス符号化やハフマン符号化等のエントロピー符号化を施すエントロピー符号化部である。
105はエントロピー符号化部104から出力される可変長符号とMPEGシンタックス上のヘッダ情報を連結するシフタ部である。また、シフタ部105は、任意数のビットをシフタ部内のデータへ挿入する挿入機能と、シフタ部内のデータの有効ビット数を計数する計数機能を有している。
106はヘッダ情報を含む符号化データを一時的に格納し、外部ユーザ・システムがすぐに符号化データを受信しない場合でもスループット性能が低下しないようにするために、その出力を制御するための出力FIFO部である。また、出力FIFO部106は、出力FIFO部106内に残留している符号化データを排出する排出機能と、出力FIFO部106内のデータの有効バイト数を計数する計数機能を有している。
107は101〜106で構成される画像データ演算処理部を制御するとともに、処理対象の画像データのヘッダ情報をシフタ部105経由で符号化データ中に構築する制御部である。1は101〜107から構成される画像符号化装置である。
更に、図1において、201は画像データを入力する画像データ入力信号である。202は符号化データを出力する符号化データ出力信号である。203は符号化データ出力信号202のバス上へ有効なデータが存在する期間を表示する符号化データ出力の有効期間表示信号である。
204は画像符号化装置1へ一連の符号化動作開始を指示する動作開始指示信号である。205は画像符号化装置1へ一枚のピクチャ・データの符号化を指示するピクチャ符号化指示信号である。206は画像符号化装置1が一連の符号化動作を実行している最中であることを表示する動作中表示信号である。
207は画像符号化装置1が一枚のピクチャ・データの符号化動作を完了した際に、次のピクチャ・データの符号化動作を指示する動作再開指示信号である。208は画像符号化装置1内部に残留する符号化データをすべて排出することを指示する残留符号化データ排出指示信号である。209は画像符号化装置1において一連の符号化動作が完了したことを表示する動作完了表示信号である。
210は任意のビット数のデータをシフタ部105内のデータへ挿入することを指示するビット・データ挿入指示信号である。211はシフタ部105内部に存在する有効データのビット数(有効ビット数)を表示する有効ビット数表示信号である。212は出力FIFO部106に残留するバイト・データをすべて排出するように指示する残留バイト・データ排出指示信号である。213は出力FIFO部106内部に存在する有効データのバイト数(有効バイト数)を表示する有効バイト数表示信号である。
次に、図1の画像符号化装置1を画像符号化部として構成する画像撮影記録システムについて、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態の画像撮影記録システムの機能ブロック図である。
尚、この画像撮影記録システムの実装例としては、例えば、デジタルビデオカメラやデジタルカムコーダ等がある。また、この画像撮影記録システムにおいて、MPEG符号化方式の内、MPEG−1方式、MPEG−2方式及びMPEG−4方式のどの方式を使用して符号化を行うかは、画像撮影記録システムあるいは画像符号化部1の操作部(不図示)に対する利用者の操作に基づいて選択される。そして、この操作に基づいて、上記の各種指示信号が画像符号化部1の制御部107に出力されることになる。
図2において、2は撮像部を含み、撮影画像に対して所望の画像処理を施す撮像・画像処理部である。3は撮像・画像処理部2から出力される画像データを一時的に記憶したり、画像符号化部1により当該画像データを符号化した符号化データを記憶したりする主記憶部である。4は画像符号化部1と撮像・画像処理部2とを制御して撮影された動画像を符号化データとして主記憶部3へ記憶させるCPU(制御)部である。
5は画像符号化部1がCPU部4から直接制御されることなく、主記憶部3にアクセスすることを可能とするDMAコントローラ部である。6は撮像・画像処理部2がCPU部4から直接制御されることなく、主記憶部3にアクセスすることを可能とするDMAコントローラ部である。
次に、本実施形態の画像撮影記録システムで実行される処理について、図3〜図8を用いて説明する。
ここで、図3は、本発明の実施形態の画像符号化部1の内部に残留する符号化データ(残留符号化データ)を任意のピクチャ数毎に排出するために、利用者が画像符号化部1を操作する手順を示すフローチャートである。また、図4は、本発明の実施形態の利用者から残留符号化データ排出を指示された制御部107が画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する手順を示すフローチャートである。
一方、図5は、本発明の実施形態の画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させるために、利用者が画像符号化部1を操作する手順を示すフローチャートである。
図6は、図3のフローチャートと関連して、3枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する場合の信号波形である。
図7は、図3のフローチャートと関連して、1枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する場合の信号波形である。
図8は、図5のフローチャートと関連して、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる場合の信号波形である。
以下、本実施形態の画像符号化装置1の動作形態について、その符号化処理に係わる一連の動作、特に、3枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する符号化処理手順を、図1〜図4、図6を用いて説明する。
また、1枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する符号化処理手順を、図1〜図4、図7を用いて説明する。
更に、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理手順を、図1、図2、図5、図8を用いて説明する。
最初に、3枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する符号化処理手順を、図1〜図4、図6を用いて説明する。
撮像・画像処理部2により撮影され所望の画像処理が施された動画像データは、DMAコントローラ部6を経由して一時的に主記憶部3に記憶される。その動画像データは、DMAコントローラ部5により順次読み出され画像データ入力信号201として画像符号化部1へ入力される。
画像符号化部1への動画像データの入力が開始されると、CPU部4は、ピクチャ符号化指示信号205に「1」を出力することにより、1枚目(#1)のピクチャ・データの符号化データを出力することを画像符号化部1に対して指示する(ステップS101、図6のt1)。
尚、ここでは、3枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出するので、ステップS102からステップS104に進む。
次に、CPU部4は、一連の符号化処理動作を開始させるために動作開始指示信号204に「1」を出力する(ステップS104、図6のt2)。
画像符号化部1による符号化処理動作が開始されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS105、図6のt3)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作開始指示信号204を「0」に戻すことができる(ステップS106、図6のt4)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された1枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図6のt4〜t9)。
この時、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203が「1」になっている(図6のt3〜)。
1枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は、動作中表示信号206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS107、図6のt11)。
この時、シフタ部105及び出力FIFO部106は、1枚目のピクチャ・データに対応した符号化データの一部をその内部に残留させていることに注意されたい。即ち、図6のt4〜t9の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データは1枚目のピクチャ・データのほとんどに対応しているが、すべてではない。
引き続いて、2枚目(#2)のピクチャ・データの符号化処理動作を開始するために、CPU部4は、動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS108、ステップS112、図6のt12)。
画像符号化部1による2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作が再開されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS113、図6のt13)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作再開指示信号207を「0」に戻すことができる(ステップS114、図6のt14)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された2枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図6のt14〜t19)。
この時、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203は、図6のt3において「1」が出力された状態を保っている。
2枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は、動作中表示信号206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS107、図6のt21)。
この時、シフタ部105及び出力FIFO部106は、2枚目のピクチャ・データに対応した符号化データの一部をその内部に残留させていることに注意されたい。即ち、図6のt14〜t19の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データは2枚目のピクチャ・データのほとんどに対応しているが、すべてではない。
更に、図6のt14〜t19の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データの先頭に位置する符号化データには、1枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作を行った際にシフタ部105及び出力FIFO部106に残留していた1枚目のピクチャ・データに対応する符号化データが出力されている。
次の3枚目(#3)のピクチャ・データに対する符号化処理動作においては、残留符号化データの排出を行い、3枚のピクチャ・データからなる完全な符号化データを画像符号化部1から出力させるために、CPU部4は残留符号化データ排出指示信号208に「1」を出力する(ステップS109、ステップS110、ステップS111、図6のt21)。
次に、3枚目のピクチャ・データの符号化処理動作を開始するために、CPU部4は動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS112、図6のt22)。画像符号化部1による3枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作が再開されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS113、図6のt23)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作再開指示信号207を「0」に戻すことができる(ステップS114、図6のt24)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された3枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図6のt24〜t29)。
3枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は動作中表示信号206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS107、図6のt31)。
この時、画像符号化部1は3枚目のピクチャ・データに対応した符号化データのすべてを符号化データ出力信号202から出力しており、シフタ部105及び出力FIFO部106には残留する3枚目のピクチャ・データに対応した符号化データは存在しないことに注意されたい。
更に、図6のt24〜t29の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データの先頭に位置する符号化データには、2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作を行った際にシフタ部105及び出力FIFO部106に残留していた2枚目のピクチャ・データに対応する符号化データが出力されている。
ここで、制御部107が画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する手順を、図4を用いてより詳細に説明する。
制御部107は、エントロピー符号化部104において、3枚目のピクチャ・データに対するすべての符号化処理動作が完了したかどうかを監視している(ステップS201)。当該符号化処理動作が完了した場合(ステップS201でYES)、制御部107は、まず、有効ビット数表示信号211を介して、その時点でシフタ部105内に残留している有効ビット数を検出する。
次に、制御部107は、すべての有効データがシフタ部105から出力FIFO部106へ出力されるのに必要なビット数分の連続する「0」からなるパディング・ビットを挿入する(ステップS202)。例えば、1バイト毎にシフタ部105から出力FIFO部106へ有効データが出力される場合は、シフタ部105内部の有効ビット・データが1バイトになるようにパディング・ビットを挿入する必要がある。
シフタ部105へのパディング・ビットの挿入が完了したら、制御部107は再度有効ビット数表示信号211を監視して、シフタ部105内部のすべての有効データが出力FIFO部106へ出力された結果として有効ビット数が「0」となることを確認する(ステップS203)。
次に、制御部107は、出力FIFO部106の内部に残留する有効なバイト・データを符号化データ出力信号202上へすべて出力するために、残留バイト・データ排出指示212に「1」を設定する(ステップS204)。
その後、制御部107は、有効バイト数表示信号213を監視して、出力FIFO部106内部のすべての有効なバイト・データが符号化データ出力信号202上へ出力された結果として有効バイト数が「0」となることを確認する(ステップS205)。シフタ部105及び出力FIFO部106に残留していたすべての有効なデータが排出された後に、制御部107は動作中表示信号206に「0」を出力する(ステップS206)。
ここまでで説明した3枚のピクチャ・データからなる完全な符号化データを生成させる一連の符号化処理動作は、画像符号化部1により連続して実行することができるが、図6では1組の3枚のピクチャ・データに対する符号化処理動作を実行した後にすべての符号化処理動作を完了する例で説明をする。
最後に、画像符号化部1による一連のすべての符号化処理動作を完了する手順を、図3を用いて説明する。
すべてのピクチャ・データの符号化処理動作が完了した場合、CPU部4はピクチャ符号化指示信号205を「0」に戻し(ステップS108、ステップS115、図6のt31)、さらに動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS117、図6のt32)ことにより、その旨を画像符号化部1へ通知する。
また、CPU部4は、「1」が出力されている残留符号化データ排出指示信号208も「0」に戻す(ステップS116、図6のt31)。
ここで、3枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作において、残留符号化データ排出動作を実施したので、出力すべき符号化データはもはや存在しないが、3枚目の符号化処理動作が完了した時点では画像符号化部1は動作を中断して、次のピクチャ・データの符号化処理動作に備えている状態であるので、これを正常に終了させる必要がある。
具体的には、一連の符号化処理動作の過程で画像符号化部1の内部で発生した状態をCPU部4へ通知する方法がある。そこで、画像符号化部1内部での所望の終了動作が完了した時点で、画像符号化部1は動作中表示信号206に「0」を出力すると共に動作完了表示信号209に「1」を出力して、一連のすべての符号化処理動作が完了した旨をCPU部4に通知する(ステップS118、図6のt38)。
次に、1枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する符号化処理手順を、図1〜図4、図7を用いて説明する。
撮像・画像処理部2により撮影され所望の画像処理が施された動画像データは、DMAコントローラ部6を経由して一時的に主記憶部3に記憶される。その動画像データは、DMAコントローラ部5により順次読み出され画像データ入力信号201から画像符号化部1へ入力される。
画像符号化部1への動画像データの入力が開始されると、CPU部4は、ピクチャ符号化指示信号に「1」を出力することにより、1枚目(#1)のピクチャ・データの符号化データを出力することを画像符号化部1に対して指示する(ステップS101、図7のt1)。
同時に、CPU部4は、残留符号化データの排出を行い1枚のピクチャ・データからなる完全な符号化データを画像符号化部1から出力させるために、残留符号化データ排出指示信号208に「1」を出力する(ステップS102、ステップS103、図7のt1)。
次に、CPU部4は、一連の符号化処理動作を開始させるために動作開始指示信号204に「1」を出力する(ステップS104、図7のt2)。
画像符号化部1による符号化処理動作が開始されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS105、図7のt3)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作開始指示信号204を「0」に戻すことができる(ステップS106、図7のt4)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された1枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図7のt4〜t9)。
この時、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203が「1」になっている(図7のt3〜t10)。1枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は、動作中表示206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS107、図7のt11)。
この時、画像符号化部1は1枚目のピクチャ・データに対応した符号化データのすべてを符号化データ出力信号202から出力しており、シフタ部105及び出力FIFO部106には残留する1枚目のピクチャ・データに対応した符号化データは存在しないことに注意されたい。
更に、図7のt10において、符号化データ出力の有効期間指示表示信号203に「0」が出力されていることから、CPU部4は1枚のピクチャ・データからなる完全な符号化データとして符号化データ出力信号202上に出力された符号化データを受信する。
引き続いて、2枚目(#2)のピクチャ・データの符号化処理動作を開始するために、CPU部4は動作再開指示信号207に「1」を出力するが、この際、残留符号化データ排出指示信号208は1枚目のピクチャ・データの符号化処理動作において、「1」に設定されたままであることに注意されたい(ステップS108〜ステップS110、ステップS112、図7のt12)。
画像符号化部1による2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作が再開されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS113、図7のt13)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作再開指示信号207を「0」に戻すことができる(ステップS114、図7のt14)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された2枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図7のt14〜t19)。
更に、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203は、図7のt13において「1」が出力される。
2枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は動作中表示206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS107、図7のt21)。
この時、画像符号化部1は2枚目のピクチャ・データに対応した符号化データのすべてを符号化データ出力信号202から出力しており、シフタ部105及び出力FIFO部106には残留する2枚目のピクチャ・データに対応した符号化データは存在しないことに注意されたい。
更に、図7のt20において符号化データ出力の有効期間指示表示信号203に「0」が出力されていることから、CPU部4は1枚のピクチャ・データからなる完全な符号化データとして符号化データ出力信号202上に出力された符号化データを受信する。
引き続いく3枚目(#3)のピクチャ・データに対する符号化処理動作は、2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作とまったく同じであるので、説明を省略する。
最後に、画像符号化部1による一連のすべての符号化処理動作を完了する手順を、図3を用いて説明する。
すべてのピクチャ・データの符号化処理動作が完了した場合、CPU部4はピクチャ符号化指示信号205を「0」に戻し(ステップS108、ステップS115、図7のt31)、さらに動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS117、図7のt32)ことにより、その旨を画像符号化部1へ通知する。
また、CPU部4は、「1」が出力されている残留符号化データ排出指示信号208も「0」に戻す(ステップS116、図7のt31)。
ここで、3枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作において、残留符号化データ排出動作を実施したので、出力すべき符号化データはもはや存在しないが、3枚目の符号化処理動作が完了した時点では画像符号化部1は動作を中断して、次のピクチャ・データの符号化処理動作に備えている状態であるので、これを正常に終了させる必要がある。
具体的には、一連の符号化処理動作の過程で画像符号化部1の内部で発生した状態をCPU部4へ通知する方法がある。そこで、画像符号化部1内部での所望の終了動作が完了した時点で、画像符号化部1は動作中表示信号206に「0」を出力すると共に動作完了表示信号209に「1」を出力して、一連のすべての符号化処理動作が完了した旨をCPU部4に通知する(ステップS118、図7のt38)。
次に、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理手順を、図1、図2、図5、図8を用いて説明する。
撮像・画像処理部2により撮影され所望の画像処理が施された動画像データは、DMAコントローラ部6を経由して一時的に主記憶部3に記憶される。その動画像データは、DMAコントローラ部5により順次読み出され画像データ入力信号201から画像符号化部1へ入力される。
画像符号化部1への動画像データの入力が開始されると、CPU部4は、ピクチャ符号化指示信号に「1」を出力することにより、1枚目(#1)のピクチャ・データの符号化データを出力することを画像符号化部1に対して指示する(ステップS301、図8のt1)。
次に、CPU部4は、一連の符号化処理動作を開始させるために動作開始指示信号204に「1」を出力する(ステップS302、図8のt2)。
画像符号化部1による符号化処理動作が開始されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS303、図8のt3)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作開始指示信号204を「0」に戻すことができる(ステップS304、図8のt4)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された1枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図8のt4〜t9)。
この時、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203が「1」になっている(図8のt3〜)。
1枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は、動作中表示206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS305、図8のt11)。
この時、シフタ部105及び出力FIFO部106は、1枚目のピクチャ・データに対応した符号化データの一部をその内部に残留させていることに注意されたい。即ち、図8のt4〜t9の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データは1枚目のピクチャ・データのほとんどに対応しているが、すべてではない。
引き続いて、2枚目(#2)のピクチャ・データの符号化処理動作を開始するために、CPU部4は動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS306、ステップS307、図8のt12)。
画像符号化部1による2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作が再開されたことは、動作中表示信号206に「1」が出力されることにより確認できる(ステップS308、図8のt13)。動作が開始したことを確認したら、CPU部4は動作再開指示信号207を「0」に戻すことができる(ステップS309、図8のt14)。
入力FIFO部101へ画像データ入力信号201経由で入力された2枚目のピクチャ・データは、DCT部102→量子化部103→エントロピー符号化部104→シフタ部105により順次符号化処理が施される。符号化処理結果として生成された符号化データは、出力FIFO部106を経由して符号化データ出力信号202から出力される(図8のt14〜t19)。
この時、符号化データ出力信号202から有効な符号化データが出力されている期間であることを表す符号化データ出力の有効期間表示信号203は、図8のt3において「1」が出力された状態を保っている。
2枚目のピクチャ・データに対応したすべての符号化処理動作が完了すると、制御部107は、動作中表示206に「0」を出力し、CPU部4へその旨を通知する(ステップS305、図8のt21)。
この時、シフタ部105及び出力FIFO部106は、2枚目のピクチャ・データに対応した符号化データの一部をその内部に残留させていることに注意されたい。即ち、図8のt14〜t19の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データは、2枚目のピクチャ・データのほとんどに対応しているが、すべてではない。
更に、図8のt14〜t19の期間に符号化データ出力信号202に出力された符号化データの先頭に位置する符号化データには、1枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作を行った際にシフタ部105及び出力FIFO部106に残留していた1枚目のピクチャ・データに対応する符号化データが出力されている。
引き続く3枚目(#3)のピクチャ・データに対する符号化処理動作は、2枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作とまったく同じであるので、説明を省略する。
最後に、画像符号化部1による一連のすべての符号化処理動作を完了する手順を、図3を用いて説明する。
すべてのピクチャ・データの符号化処理動作が完了した場合、CPU部4はピクチャ符号化指示信号205を「0」に戻し(ステップS306、ステップS310、図8のt31)、さらに動作再開指示信号207に「1」を出力する(ステップS311、図8のt32)ことにより、その旨を画像符号化部1へ通知する。
ここで、3枚目のピクチャ・データに対する符号化処理動作においては、シフタ部105及び出力FIFO部106の内部に3枚目のピクチャ・データに対応した符号化データが残留しているので、前述した図4の手順により当該残留符号化データをすべて排出する(図8のt34〜t36)。
更に、MPEG−1方式やMPEG−2方式ではシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして完全化するためには、符号化データの最後に32ビットからなるシーケンス・エンド・コード(sequence_end_code)を出力する必要がある。当該残留符号化データとシーケンス・エンド・コードなどを符号化データ出力信号上へ出力し終えた時点において、出力FIFO部203は符号化データ出力の有効期間表示信号203を「0」に戻す(図8のt37)。
また、3枚目の符号化処理動作が完了した時点では、画像符号化部1は動作を中断して、次のピクチャ・データの符号化処理動作に備えている状態であるので、これを正常に終了させる必要がある。
具体的には、一連の符号化処理動作の過程で画像符号化部1の内部で発生した状態をCPU部4へ通知する方法がある。そこで、画像符号化部1内部での所望の終了動作が完了した時点で、画像符号化部1は動作中表示信号206に「0」を出力すると共に動作完了表示信号209に「1」を出力して、一連のすべての符号化処理動作が完了した旨をCPU部4に通知する(ステップS312、図8のt38)。
上述した、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理動作の利点として、以下の2点があげられる。
1点目として、画像符号化部1から所定のピクチャ枚数毎に完全な符号化データとして出力する場合に比べて、符号化データ全体の量が少なくなる。これは、例えば、符号化データ出力信号202が4バイトのバス幅を持っていた場合で、かつ、所定の枚数のピクチャ・データに対する符号化データの量を4バイトで割った余りが3である場合は、3バイトのパディング・バイト・データ(0x000000)を余計に符号化データに含めて出力することになる。ここで、所定のピクチャ枚数が少ないほど、全体の符号化データに占める上述したパディング・バイト・データの割合が高くなり、符号化効率は悪くなる。
一方、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理動作においては、上述したパディング・バイト・データを符号化データ中に含める必要がないので、画像符号化部1から所定のピクチャ枚数毎に完全な符号化データとして出力する場合に比べて、符号化効率が向上する。
2点目として、画像符号化部1から主記憶部3へ符号化データを書き込む場合は、主記憶部3上の例えば、32バイト境界などの一定のアドレス境界から書き込みを開始すると高いデータ転送速度を得ることができるが、所定の枚数のピクチャ・データ毎に完全な符号化データを主記憶部3へ書き込む場合は、必ずしも当該アドレス境界から書き込みが始められるとは限らないので、データ転送速度が低下する可能性がある。
一方、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理動作においては、一番初めの主記憶部3への書き込みアドレスを当該の高いデータ転送速度が得られるアドレス境界から始めれば、その後は連続したデータとして順次主記憶部3へ高速に書き込むことが可能である。
上述した2点の利点から、符号化方式として高いランダム・アクセス性が提供されているMPEG−4方式とは異なる、MPEG−1方式やMPEG−2方式等においては、画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理動作が好ましい。
また、ランダム・アクセスを可能とする必要がないMPEG−4方式による符号化処理動作の場合も、やはり画像符号化部1に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる符号化処理動作が好ましいと言える。
尚、本発明の実施形態においては、符号化方式としてMPEG方式を適用して説明したが、本発明は、静止画の符号化方式であるJPEG方式による符号化処理の動作制御に対しても同様に適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、MEPG−4方式におけるエレメンタリ・ストリームをランダム・アクセスの単位としての所望のピクチャ枚数毎に符号化することが可能であり、かつMPEG−1方式やMPEG−2方式において利便性のよい、入力された動画像データに対応した、それぞれの符号化方式におけるシンタックス上のビデオ層すべての階層を符号化することが可能である。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態の画像符号化装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像撮影記録システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像符号化部の内部に残留する符号化データを任意のピクチャ数毎に排出するために、利用者が画像符号化部を操作する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の利用者から残留符号化データ排出を指示された制御部が画像符号化部の内部に残留する符号化データを排出する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像符号化部に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させるために、利用者が画像符号化部を操作する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の図3のフローチャートと関連して、3枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する場合の信号波形を示す図である。 本発明の実施形態の図3のフローチャートと関連して、1枚のピクチャ・データ毎に画像符号化部1の内部に残留する符号化データを排出する場合の信号波形を示す図である。 本発明の実施形態の図5のフローチャートと関連して、画像符号化部に入力された動画像データに対して当該MPEG方式におけるシンタックス上のすべてのビデオ層を符号化データとして生成させる場合の信号波形を示す図である。
符号の説明
1 画像符号化部
2 撮像・画像処理部
3 主記憶部
4 CPU部
101 入力FIFO部
102 DCT部
103 量子化部
104 エントロピー符号化部
105 シフタ部
106 出力FIFO部
107 制御部

Claims (7)

  1. 画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結する連結手段と、
    前記連結手段から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納する格納手段と、
    前記連結手段と前記格納手段の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に応じて、前記連結手段と前記格納手段の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結手段と前記格納手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記連結手段は、
    任意数のビットを当該連結手段内のデータへ挿入する挿入手段と、
    当該連結手段内のデータの有効ビット数を計数する計数手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記格納手段は、
    当該格納手段内に残留している符号化データを排出する排出手段と、
    当該格納手段内のデータの有効バイト数を計数する計数手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 前記制御手段は、
    当該画像符号化装置における一連の動作開始を指示する動作開始指示手段と、
    当該画像符号化装置における一連の動作再開を指示する動作再開指示手段と、
    動画像を構成する一枚のピクチャ・データを符号化する指示を行うピクチャ符号化指示手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 前記制御手段は、
    当該画像符号化装置が一連の動作中であることを表示する動作中表示手段と、
    当該画像符号化装置が一連の動作を完了したことを表示する動作完了表示手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  6. 画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
    エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結部で連結する連結工程と、
    前記連結工程から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納部に格納する格納工程と、
    前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示工程と、
    前記指示工程の指示に応じて、前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結工程と前記格納工程を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
  7. 画像データを符号化する画像符号化装置の制御を実現するプログラムであって、
    エントロピー符号化された符号化データと所望のヘッダ情報を連結部で連結する連結工程のプログラムコードと、
    前記連結工程から出力される、連結された符号化データとヘッダ情報を一時的に格納部に格納する格納工程のプログラムコードと、
    前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出する指示を行う指示工程のプログラムコードと、
    前記指示工程の指示に応じて、前記連結部と前記格納部の内部に残留している符号化データを排出するように、該連結工程と前記格納工程を制御する制御工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009515408A (ja) * 2005-11-02 2009-04-09 エムテクビジョン カンパニー リミテッド 撮像装置及びエンコーディングされたデータ伝達方法
JP2009515411A (ja) * 2005-11-02 2009-04-09 エムテクビジョン カンパニー リミテッド 撮像装置及びエンコーディングされたデータ伝達方法

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