JP2005293062A - ネットワーク資源仲介装置および方法ならびにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワーク資源の選定を容易にし、契約までの時間を短縮し、セラーの販売コストを削減し、契約成立から回線利用までのプロビジョニング期間を大幅に短縮し、ネットワーク資源の利用効率を大幅に向上させる。
【解決手段】 ネットワーク資源同士を接続する接続ポイントを用意し、バイヤーが、売りたいネットワーク資源の商材や提供区間や売値等の情報を、セラーが、買いたいネットワーク資源の商材や提供区間や買値等の情報を、それぞれが登録できる仲介市場装置を設け、双方の条件が一致した場合に、それぞれがネットワーク資源の取引前に、あらかじめネットワーク資源をRXへ接続しておくことによって、多数のネットワーク資源提供事業者間との交渉期間が短縮でき、取引成立後の事前工事期間も短縮できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク資源の取引に利用する。特に、ネットワーク上に仮想的にネットワーク資源の取引市場を構築する技術に関する。
従来のネットワーク資源の調達方法は、多数の売り手(以下ではバイヤーという)と多数の買い手(以下ではセラーという)との間での相対交渉によるものであった。このために、(1)取引交渉する相手事業者数が多い場合には、その接続交渉には時間的限界から最適なる事業者を見つけることが困難となる、(2)相手事業者が異なれば取引条件も異なり、売買折衝に多大なる労力(および煩わしさ)と経験を必要とすることから資源流通が容易では無くなる、(3)接続ポイントは、その都度決定されるので、不特定箇所となり、その都度の接続工事に時間と経費を要する、といった課題があった。一方ではバイヤー側の要求としてプロビジョニング期間の短縮、短期間利用、経済的な回線調達などがあり、こうした課題の克服と市場ニーズを満たす仕組みの提供が切望されていた(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2002−271387号公報 特開2002−271386号公報
従来のネットワーク資源の売買はセラーとバイヤーの相対交渉であり、(1)多数事業者の資源を利用したネットワークを構成する際に、回線構成策定、回線調達、回線設定に時間が掛かる問題、(2)そのネットワーク資源の接続工事では二ヶ月以上の時間を要することが多く、ネットワーク利用に当たって事前に余裕を持った時間が必要で、ネットワーク資源の利用効率が悪いといった問題、(3)ネットワーク資源を短期間だけ利用したいバイヤーは、ネットワーク資源提供事業者が定める約款等によって決められた期間(例えば1年間の契約)、ネットワーク資源を利用しなければならず、利用がほとんどない期間であってもその利用料を支払う必要があるといった問題、(4)ネットワーク資源をオープンな市場でネットワーク資源を共同利用する仕組みがないために、ネットワーク資源提供事業者が決める価格で、個々のバイヤーがそのセラーとの取引しかできないためバイヤーにとって回線の効率的な運用ができない問題、(5)バイヤーはネットワーク提供事業者と契約した利用形態でしか使用できず、契約したネットワークに余裕があっても、独自に他の用途(ビジネス等)へ活用できない問題があった。
本発明は、このような背景に行われたものであって、ネットワーク資源の選定が容易であり、契約までの時間を短縮でき、セラーの販売コストを削減でき、契約成立から回線利用までのプロビジョニング期間を大幅に短縮でき、ネットワーク資源の利用効率を大幅に向上できるネットワーク資源仲介装置および方法を提供することを目的とする。
本発明は、ネットワーク資源同士を接続する接続ポイント(以下、RX:Resource
Exchangeという)を用意し、バイヤーが、売りたいネットワーク資源の商材や提供区間や売値等の情報を、セラーが、買いたいネットワーク資源の商材や提供区間や買値等の情報を、それぞれが登録できる仲介市場装置を設け、双方の条件が一致した場合に、それぞれがネットワーク資源の取引前に、あらかじめネットワーク資源をRXへ接続しておくことによって、多数のネットワーク資源提供事業者間との交渉期間が短縮でき、取引成立後の事前工事期間も短縮できる。
このように本発明では、ネットワーク資源は、RXの遠隔操作によって短期間のネットワーク資源利用を実現でき、複数のバイヤーが時間や帯域を分割して利用することによって、同じネットワーク資源を共同利用でき、複数のネットワーク資源を接続してバイヤーに最適なネットワークを提供することで、バイヤーとセラーへ新しいビジネスモデルを提供することを特徴とした、ネットワーク資源の仲介市場を介した取引法を実現することができる。
すなわち、本発明の第一の観点は、セラーのネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段と、この接断手段を遠隔制御する遠隔制御手段と、前記セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録する仲介情報データベースと、この仲介情報データベースを参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索する手段とを備え、前記遠隔制御手段は、前記検索する手段の検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を前記接断手段により接続または切断する手段を備えたことを特徴とするネットワーク資源仲介装置である(請求項1)。
これにより、ネットワーク資源の仲介市場を仮想的に構築することができる。また、セラーとバイヤーとの間で契約が成立したときには、接断手段を制御することにより、速やかにバイヤー対してネットワーク資源を提供することができる。
また、前記セラーまたは前記バイヤーの認証を行なう手段を備えることができる(請求項2)。これにより、不正を行おうとするセラーあるいはバイヤーを識別し、仲介市場の公正性を保つことができる。
また、前記セラーまたは前記バイヤーにネットワーク資源情報を提供するWEBサーバを備えることができる(請求項3)。これにより、セラーおよびバイヤーの利便性を向上させることができると共に、市場の活性化を図ることができる。
例えば、前記セラーの提供するネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段が設けられた構成とすることにより(請求項4)、セラーとバイヤーとの間で契約が成立したときには、単に、接断手段を接続状態に制御するだけで、速やかに、ネットワーク資源がバイヤーに提供される。
例えば、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段が設けられ、前記遠隔制御手段は、前記接断手段により、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続または切断する手段を備えることにより(請求項5)、一つのネットワーク資源を複数のバイヤーが時分割的に利用することができる。これにより、ネットワーク資源を有効に利用することができる。
例えば、前記WEBサーバは、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同利用の可否情報を前記バイヤーに提供する手段を備え、前記仲介情報データベースは、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同利用の要求を登録する手段を備え、当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の共同利用時の利用料を設定する手段を備えることにより(請求項6)、バイヤーはネットワーク資源を他のバイヤーと共同利用することができる。これにより、ネットワーク資源取引に多様性を持たせることができる。
例えば、前記仲介情報データベースに登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定する手段と、前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせる手段とを備えることにより(請求項7)、バイヤーの指値に対して柔軟に対応することができるため、取引成立の確率を大幅に高めることができる。
例えば、前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較する手段と、この比較する手段の比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替える手段とを備えることにより(請求項8)、バイヤーは常に最も安価なネットワーク資源を利用することができる。
本発明の第二の観点は、仲介情報データベースに、セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録するステップと、検索する手段により、この登録内容を参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索するステップと、遠隔接断手段により、この検索するステップの検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段を制御するステップとを実行することを特徴とするネットワーク資源仲介方法である(請求項9)。
また、認証サーバが、前記セラーまたは前記バイヤーの認証を行なうステップを実行することができる(請求項10)。
また、WEBサーバが、前記セラーまたは前記バイヤーにネットワーク資源情報を提供するステップを実行することができる(請求項11)。
例えば、前記セラーの提供するネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段を配置するステップを実行する(請求項12)。
例えば、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段を配置するステップを実行し、前記制御するステップは、前記接断手段により、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続するステップを実行する(請求項13)。
例えば、前記WEBサーバが、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同購入の利用可否情報を前記バイヤーに提供するステップを実行し、前記仲介情報データベースが、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同利用の要求を登録するステップを実行し、利用料を設定する手段が、当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の利用料を設定するステップを実行する(請求項14)。
例えば、利用料を設定する手段により、前記登録するステップにより登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定するステップと、構成要素を組み合わせる手段により、前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせるステップとを実行する(請求項15)。
例えば、価格情報を取得する手段により、前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得するステップと、価格情報を比較する手段により、この取得するステップにより取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較するステップと、切り替える手段により、この比較するステップの比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替えるステップとを実行する(請求項16)。
本発明の第三の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、仲介情報データベースに、セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録する機能と、この登録内容を参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索する機能と、この検索する機能の検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段を制御する機能とを備えたネットワーク資源仲介装置に相応する機能を実現させることを特徴とするプログラムである(請求項17)。
例えば、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源が前記接断手段を介して前記バイヤーとあらかじめ接断自在に設置され、前記制御する機能として、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続する機能を実現させる(請求項18)。
例えば、WEBサーバにより、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同購入の利用可否情報が前記バイヤーに提供され、これに応じて、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同購入の要求が登録され、当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の利用料を設定する機能を実現させる(請求項19)。
例えば、登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定する機能と、前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせる機能とを実現させる(請求項20)。
例えば、前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得する機能と、この取得する機能により取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較する機能と、この比較する機能の比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替える機能とを実現させる(請求項21)。
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、ネットワーク資源の選定が容易であり、契約までの時間を短縮でき、セラーの販売コストを削減でき、契約成立から回線利用までのプロビジョニング期間を大幅に短縮でき、ネットワーク資源の利用効率を大幅に向上できるネットワーク資源仲介装置を実現することができる。
第1の効果は、ネットワーク資源の選定が容易であり、契約までの時間を短縮できることにある。その理由は、多数のセラーのネットワーク資源情報がオープンな仲介取引市場に公開されているためである。
第2の効果は、セラーの販売コストを削減できることにある。その理由は、仲介取引市場を介して多数のバイヤーがネットワーク資源情報を参照でき、標準化した契約に基づいた交渉をするためである。
第3の効果は、契約成立から回線利用までのプロビジョニング期間を大幅に短縮できることにある。その理由は、売り手のネットワーク資源をあらかじめ接続ポイントであるRXに接続しておくこと、および遠隔により分散するRXを集中制御することによって同時に複数のネットワーク資源の接続を実行できるためである。
第4の効果は、ネットワーク資源の利用効率を大幅に向上できることにある。その理由は、プロビジョニング期間を大幅に短縮できるため、および利用予定にもとづいたRXの自動接続設定制御を可能とする仕組みを備えているためである。
本発明実施例のネットワーク資源仲介装置の全体構成を図1を参照して説明する。図1は本実施例のネットワーク資源仲介装置の全体構成図である。
本実施例のネットワーク資源仲介装置は、セラー102のネットワーク資源同士を接続または切断するRX121と、このRX121を遠隔制御するRX制御装置122、RX制御DB123、RX運用保守端末124と、セラー102が販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤー103が購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録する仲介情報DB112と、この仲介情報DB112を参照しセラー102の販売条件とバイヤー103の購入条件とが一致する案件を検索するマッチング検索部118とを備え、RX制御装置122は、マッチング検索部118の検索結果に基づきセラー102とバイヤー103との間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士をRX121により接続または切断する手段を備えたことを特徴とする。
また、セラー102またはバイヤー103の認証を行なう認証サーバ105を備える。さらに、セラー102またはバイヤー103にネットワーク資源情報を提供するWEBサーバ116を備える。
次に、本実施例のネットワーク資源仲介装置を用いたネットワーク資源取引における運用構成例を説明する。
図4はあらかじめバイヤーとセラー回線とがRXを介して接続された例を示す図である。図4に示すように、セラーの提供するネットワーク資源としてのセラー回線431、432、433、434とバイヤー421、422との間にRX411、412が設けられ、これらのRX411、412は、RX制御装置122を含むRX制御部401により制御される。詳細は後述するが、これにより、プロビジョニング期間を大幅に短縮することができる。図1の主装置部110が図4の仲介取引事業者装置400に相当する。
図5は一つのセラー回線が複数のバイヤーにRXを介して接続された例を示す図である。図5に示すように、セラー502の提供する一つのネットワーク資源としてのセラー回線531とバイヤー512、513、514、522、523、524との間にRX511、521が設けられ、RX制御装置122を含む仲介事業者装置504は、RX511、521により、セラー502とバイヤー503との間の前記条件に基づきセラー回線531を時分割的に複数のバイヤー512〜514、522〜524に接続または切断する手段を備える。詳細は後述するが、これにより、一つのネットワーク資源を複数のバイヤーが共同で利用することができる。図1の主装置部110およびRX制御装置122が図5の仲介取引市場提供装置501および仲介事業者装置504に相当する。
このように共同利用する場合には、共同利用する際の料金を複数のバイヤー間で設定する必要がある。図6は一つのネットワーク資源を共同利用する際の利用料金を設定するための構成を示す図である。WEBサーバ116は、セラー611、612、613の提供する一つのネットワーク資源に対する共同利用の可否情報をバイヤー621、622、631、632に提供する手段を備え、仲介情報DB112は、バイヤー631、632からの前記一つのネットワーク資源に対する共同利用の要求を登録する手段を備え、当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の共同利用時の利用料を設定する手段を備える。この利用料を設定する手段は、マッチング検索部118に備えることができる。図1の主装置部110が図6の仲介取引市場提供装置601に相当する。
図7はVNO(Virtual Network Operator)を備えた構成を示す図である。図7の構成は、仲介情報DB112に登録されたセラー711〜714の提供するネットワーク資源721〜723、731〜733、741〜743、751をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定する手段と、バイヤー701の所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせる手段とを備えたVNO702を備える。このVNO702は、マッチング検索部118に備えることができる。詳細は後述するが、これにより、バイヤー701の多様な要求に応えることができる。図1の主装置部110が図7のVNO702および仲介取引市場提供装置703に相当する。
図8は運用信託事業者装置810を備えた構成を示す図である。図8の構成は、セラーの提供する未使用ネットワーク資源としてのセラー回線(例えば、(♯1)841とする)の価格情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した価格情報とバイヤー831および832が運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源としてのセラー回線(例えば、(♯3)843とする)の価格情報とを比較する手段と、この比較する手段の比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源(セラー回線(♯3)843)に相応する前記未使用ネットワーク資源(セラー回線(♯1)841)の価格が前記既使用ネットワーク資源(セラー回線(♯3)843)の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源(セラー回線(♯3)843)を前記未使用ネットワーク資源(セラー回線(♯1)841)に切り替える手段とを運用信託事業者装置810に備える。
図1のマッチング検索部118に図8の運用信託事業者装置810に相当する機能を備えることができる。また、図1の主装置部110およびRX制御装置122がRX制御部801を含む仲介取引事業者装置800に相当する。詳細は後述するが、これにより、バイヤー831、832は、常に最も安価なセラー回線を利用することができる。
本実施例は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に本実施例のネットワーク資源仲介装置に相応する機能を実現させるプログラムとして実現することができる。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置に、マッチング検索部118、RX制御装置122、アクセス制御装置104、認証サーバ105にそれぞれ相応する機能を実現させることができる。
以下では、本実施例をさらに詳細に説明する。
本実施例のネットワーク資源仲介装置の構成について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、インターネット101を介して主装置部110へアクセスする多数のセラー102および多数のバイヤー103の認証を行なう認証サーバ105およびアクセス制御装置104と、ネットワーク資源情報の登録情報や会員情報、その他取引情報を有し、仲介取引の基盤を提供する主装置部110と、ネットワーク資源同士を接続する分散したRX121と、分散したRX121の遠隔制御および遠隔保守を行なうためのRX運用保守端末124とRX制御装置122とRX制御DB123とを備え、さらに主装置部110は、会員情報を登録する会員情報DB111と、多数のセラーおよび多数のバイヤーのネットワーク資源の情報を登録する仲介情報DB112と、マッチングする案件情報を登録するマッチング情報DB113と、ネットワーク資源の接続済み情報や接続予約情報を登録する接続情報DB114と、ネットワークの利用状況から課金情報を登録する課金情報DB115と、多数のセラーおよび多数のバイヤーに仲介市場の資源情報を提供するWEBサーバ116と、個々のDBを管理するデータ管理端末117と、仲介DB112の情報の条件検索を実行し、マッチングする案件を抽出するマッチング検索部118とを有する。
これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。インターネット101は、セラー102やバイヤー103が主装置部110へアクセスするために利用される。セラー102は、主装置部110に売りたいネットワーク資源の情報を登録する。バイヤー103は、主装置部110に買いたいネットワーク資源の情報を登録する。
アクセス制御装置104は、インターネット101経由の主装置部110へのアクセスをセラー102、バイヤー103だけのものに制限する。
認証サーバ105は、セラー102やバイヤー103をユーザ名、パスワードにより認証し、アクセス制御装置104にて主装置部110へのアクセスを可能とする。
主装置部110は、仲介取引の基盤を成すものであり、会員情報、資源情報などが登録されている。会員情報DB111は、与信調査によって信用が確認され、仲介取引市場の会員となったセラー102やバイヤー103の会社情報等を登録しておくDBであり、データ管理端末117より更新される。
仲介情報DB112は、セラー102の売りたいネットワーク資源情報、バイヤーの買いたいネットワーク資源情報を登録しておくDBであり、インターネット101を介してセラー102およびバイヤー103によって更新することができ、またデータ管理端末117より更新される。
マッチング情報DB113は、主装置部110内部のマッチング検索部118によって、仲介情報DB112の自動的に条件整合検索が実施された結果、双方の条件が整合し、契約の見込みのある案件を登録する、または、セラー102およびバイヤー103がWEBサーバ116の情報から契約を希望する意志を示した案件を登録するDBであり、マッチング検索部118、WEBサーバ116の情報およびデータ管理端末117により更新される。
接続情報DB114は、RX121によって接続するネットワーク資源情報を登録するDBであり、マッチング情報DB113に登録された案件情報により、またデータ管理端末117によって更新される。
課金情報DB115は、マッチング情報DB113に登録された案件情報と接続情報DBに登録された接続情報から各案件の課金情報を登録するDBであり、データ管理端末117によって更新される。
WEBサーバ116は、仲介情報DB112に登録されたネットワーク資源情報を元に取引き可能な資源情報をセラー102およびバイヤー103へ提供するサーバであり、提供内容は仲介情報DB112の登録情報更新、データ管理端末117による更新にて変更される。
データ管理端末117は、主装置部110内部の各DBのデータの更新、WEBサーバ116の情報更新を行なうための端末である。
マッチング検索部118は、仲介情報DB113にある、売りたいネットワーク資源情報の条件と買いたいネットワーク資源情報の条件を検索し、一致するものまたは類似するものを検索し、一致するものについては、マッチング情報DB113へ契約見込み案件として登録を実行する。また同時にデータ管理端末117にその検索結果を通知する。
分散したRX121は、売り手から提供されるネットワーク資源を接続するための接続点であり、全国に分散配置される。
RX制御装置122は、分散したRX121を接続情報DB114の登録内容に基づいて、遠隔より接続制御を実行する装置であり、制御した結果をRX制御DB123へ格納する。
RX制御DB123は、RX制御装置122の制御情報を格納するDBであり、何らかの障害でRX121の接続設定の復旧が必要になった場合に格納された制御情報にてRX121の接続を復旧させる。
RX運用保守端末124は、RX121を遠隔から運用保守するための端末であり、接続制御、障害監視などを行なう。
RX制御用ネットワーク125は、RX制御装置122による分散したRX121に対する集中遠隔制御を可能にするための回線を提供する。
図1を参照して本実施例の動作について詳細に説明する。図1を参照すると、本実施例の構成では、インターネット101を介して主装置部110へアクセスする多数のセラー102および多数のバイヤー103の認証を行なう認証サーバ105およびアクセス制御装置104と、ネットワーク資源情報の登録情報や会員情報、その他取引情報を有し、仲介取引の基盤を提供する主装置部110と、ネットワーク資源同士を接続する分散したRX121と、分散したRX121の遠隔制御および遠隔保守を行なうためのRX運用保守端末124とRX制御装置122とRX制御DB123とを備え、さらに主装置部110は、会員情報を登録する会員情報DB111と、多数のセラーおよび多数のバイヤーのネットワーク資源の情報を登録する仲介情報DB112と、マッチングする案件情報を登録するマッチング情報DB113と、ネットワーク資源の接続済み情報や接続予約情報を登録する接続情報DB114と、ネットワークの利用状況から課金情報を登録する課金情報DB115と、多数のセラーおよび多数のバイヤーに仲介市場の資源情報を提供するWEBサーバ116と、個々のDBを管理するデータ管理端末117と、仲介情報DB112の情報の条件検索を実行し、マッチングする案件を抽出するマッチング検索部118を有する。
図1において、セラー102およびバイヤー103はネットワーク資源の仲介取引市場に参加するために、まず仲介取引市場の会員として登録しなければならない。登録は、セラー102およびバイヤー103が仲介取引市場を運営する仲介取引事業者へ申請し、仲介取引事業者は信用調査後、セラー102およびバイヤー103の情報を会員情報DB111に登録し、登録したセラー102およびバイヤー103に対し、主装置部110へのアクセスのための初期ユーザIDおよびパスワードを発行する。
セラー102およびバイヤー103はインターネット101を介して、主装置部110へアクセスすると、アクセス制御装置104は、このアクセスの許可判断のためにセラー102およびバイヤー103へユーザIDの入力を要求する。
セラー102およびバイヤー103は、仲介取引事業者から提供された初期ユーザIDとパスワードを入力し、アクセス制御装置104はこれらの情報を認証サーバ105へ問い合わせる。
認証サーバ105は、登録された情報よりこれらの情報が正しいか否かの判定を行い、その結果をアクセス制御装置104へ送り、正しい場合に限り、セラー102とバイヤー103の主装置部110へのアクセスを許可する。
主装置部110は、セラー102およびバイヤー103に対して、初回アクセス時には初期ユーザIDとパスワードの変更を要求し、再度システムへのログインを促す。こうして主装置部110へアクセスに成功したセラー102およびバイヤー103は、WEBサーバ116が提供する市場に上場されているネットワーク資源の情報を閲覧することが可能となる。
セラー102は売りたいネットワーク資源の種類、区間、料金等の情報をWEBサーバ116に登録し、同様にバイヤー103は買いたいネットワーク資源の種類、区間、料金等の情報をWEBサーバ116へ登録する。WEBサーバ116に登録されたネットワーク資源の情報は、主装置部110の内部処理にて仲介情報DB112へ登録されるとともに、同時にWEBサーバ116にて提供される閲覧情報になる。
仲介情報DB112に登録された資源情報は、マッチング検索部118によって条件検索され、条件がある範囲で一致する案件を契約見込み案件としてマッチング情報DB113へ登録される。
また、WEBサーバ116が提供する情報から、セラー102およびバイヤー103が契約要求を出すことが可能であり、この契約要求によってもマッチング情報DB113への契約見込み案件の登録が行なわれる。
マッチング情報DB113に契約見込み案件として登録された案件は、WEBサーバ116にて提供される情報から削除されるとともに、仲介取引事業者より、その資源を売るセラー102およびその資源を買うバイヤー103へ通知され、案件毎に最終的な契約条件の確認が行なわれる。
このとき、一つのバイヤー102の案件を多数のセラー102の資源を組み合わせて実現するような場合には、一度の契約交渉にて全セラー102との条件確認が可能になる契約のテンプレートを仲介取引事業者が準備する。
契約成立後、案件ごとのネットワーク資源の接続情報が作成され、接続情報DB114へ登録される。この接続情報DB114に登録された接続情報には、どのセラーのネットワーク資源をいつから、どれだけの期間使用するのかといった情報も含まれる。
RX制御装置122は接続情報DB114の情報に基づいて、RX制御用の設定情報を生成し、RX制御DB123へ格納する。契約成立した案件で資源利用が開始される日時の以前に、資源の利用状況を確認後、RX運用保守端末124よりRX制御装置122を介したRX制御DBの情報を使用し、分散配置されたRX121に一括して接続設定が行なわれる。
なお、RX制御装置122へのスケジュール登録によって、RX運用保守端末124を介さず、自動的にRX121への設定制御も可能とする。接続設定が成功するとこの状態がRX制御DB112へ登録され、さらに主装置部110内の接続情報DB114へ登録される。接続情報DB114の情報をもとにバイヤー103によるネットワーク資源の利用が開始されるとこの案件は課金情報DB115にも登録され、課金が開始される。仲介取引事業者は課金情報DBの情報により、セラー102に代わりバイヤー103へ回線利用料金の請求を代行する。
次に、図2を参照して本実施例の動作について補足説明する。図2(a)を参照すると、本実施例の構成では、セラーまたはバイヤー204と、セラーまたはバイヤー204の相互接続点であるRX205と、各セラーまたはバイヤー204とRX205を接続する接続経路202を含む。
図2(b)に示すように、相対交渉で行なわれていた従来のネットワーク資源の取引きでは、セラーまたはバイヤー203はそれぞれの間で資源の接続経路201を持つ必要があり、交渉やプロビジョニングに係わる作業が煩雑で時間がかかるといった問題があった。
本発明では、オープンなネットワーク資源仲介取引市場において資源取引の交渉を実施することで交渉の時間短縮を実現し、さらにセラーおよびバイヤー204のネットワーク資源を相互接続する接続ポイントRX205を用意することによって、各セラーおよびバイヤー204の接続経路202を簡略化するとともに、契約成立後にRX205の設定にて、すぐにネットワーク資源を利用できるようになっている。
次に、図3のフローを参照して本実施例の動作について補足説明する。図3を参照すると、本実施例の構成では、セラーの作業項目または機能として、売却情報登録301、確認302、購入条件確認303、契約304、回線使用終了の確認305と、バイヤーの作業項目または機能として、購入情報登録311、検索312、購入条件確認313、契約314、接続通知315、運用(回線使用)316、回線利用の終了通知317と、仲介事業者の契約書、作業項目または機能として、MTA契約書321、保守契約書322、取引情報受付323、仲介情報DB335の情報をセラーとバイヤーに提供する取引システム324、詳細調整打合せ325、契約326、接続完了通知発行327、接続情報を提供する取引システム328、接続完了処理329、料金精算330、明細発行331、RX接続構築332、RX接続解除333、会員情報を登録する会員情報DB334、売り商材と買い商材の情報を登録する仲介情報DB335、マッチング情報を登録するマッチング情報DB336、接続回線情報を登録する接続情報DB337、回線使用料などを登録する課金情報DB338、回線構成構築339、セラーまたはバイヤーからの保守依頼を受ける保守依頼受託340、保守条件確認341、開通通知342、保守開始343、試験/故障通知344、保守終了345と、委託会社として、会員の信用調査を実施する与信会社351、回線利用料の代行徴収などを行なうビリング会社352とを含む。
図3において、(1)セラーからの売り登録時に、商材、区間、アクセスポイント、回線品質、価格などを明示し、仲介事業者はそれらを調査し、仲介情報DB335に登録する。
(2)登録された情報は、会員情報DB334と連動して管理され、取引システム324を介して匿名で登録される。
(3)バイヤーは、買い注文時に、商材、区間、アクセスポイント、品質、価格などを明示し、仲介事業者は会員情報DB334の情報をもとに、仲介情報DB335に登録する。
(4)取引システム324と仲介情報DBには、セラーとバイヤーのそれぞれの売り、買いの商材、区間、アクセスポイント、品質、価格などが、匿名で登録されており、会員はWEBを介してこれらを閲覧することが出来る。また、取引システム324では、セラーとバイヤーの商材の条件が合致したものは、合致した内容を取引システムにより表示するとともに、マッチング情報DB336に登録し、セラー、バイヤーおよび仲介事業者へこれを通知する。
(5)セラーとバイヤーの商材の条件が取引システム324を介して合致した場合には、セラー、バイヤーおよび仲介事業者の間で詳細条件等の確認を行い、セラーとバイヤーの詳細な取引条件に合意することが必要である。
(6)セラーとバイヤーの合意が得られたら、仲介事業者を入れた3者間でMTA(Master
Trading Agreement)契約を結ぶとともに、保守契約を結ぶ。この時点で、回線使用料は先払いとして処理され、課金情報DB338に登録される。
(7)契約締結を条件に、マッチング情報DB336のステータスを更新し、RX制御装置により、当該RXを制御し回線接続をおこなう。回線接続が終了した時点で、現在運用中の回線として、接続情報DB337に登録される。
(8)運用中に回線故障が発生した場合、仲介事業者、セラーがバイヤーへこれを通知するとともに、保守契約を受託した事業者(セラーまたは仲介事業者)がその回復にあたるとともに、接続情報DB337に故障情報が登録される。
(9)バイヤーの利用期間が終了すると、回線接続解除、保守契約解除をセラーとバイヤーへ通知し、トータルの課金情報が課金情報DB338に登録される。これには、故障等による利用できない期間の保証料の精算等も含む。セラーまたはバイヤーの要望により、課金情報DB338の情報に基づいて、課金明細を発行する。
次に、本実施例のネットワーク資源仲介装置を用いた実際のネットワーク資源取引の運用構成例について図面を参照して詳細に説明する。
(第一運用構成例)
第一運用構成例について図4を参照して詳細に説明する。図4を参照すると、第一運用構成例は、仮想的なネットワーク資源仲介取引市場を運営し、RX411およびRX412を制御する仲介取引事業者装置400と、RX411およびRX412を制御するためのRX制御部401と、各セラー回線(#1)431〜(#4)434とバイヤー回線との接続するRX411およびRX412と、仲介取引市場からネットワーク資源を調達するバイヤー421〜423と、仲介取引市場経由で提供されるRX411およびRX412に接続するセラー回線(#1)431〜(#4)434とを含む。
これらは概略以下のように動作する。セラー回線(#1)431〜(#4)434があらかじめRX411およびRX412に接続していることにより、仲介取引市場においてセラーとバイヤーの売り注文と買い注文のマッチングがとれたことを確認できた後、仲介取引事業者装置400はRX制御部401を介してRX411とRX412を制御し、該当するセラー回線をバイヤーへ接続する。例えば、バイヤー421とバイヤー422間の回線をセラー回線(#1)431を用いて実現する場合には、マッチングの確認後、仲介取引事業者装置400はRX制御部401を介してRX411にてバイヤー421とセラー回線(#1)431とを接続し、同時にRX412にてバイヤー422とセラー回線(#1)431とを接続する。その結果、マッチング成立後、短い時間でバイヤー421とバイヤー422間の回線が使用可能となる。
次に、第一運用構成例の効果について説明する。第一運用構成例では、仲介取引事業者装置400がRX制御部401を通して、RX411とRX412へあらかじめ接続されたセラー回線(#1)431〜(#4)434をバイヤー421〜423へ接続することができるように構成されているため、仲介取引市場におけるマッチング確認から回線利用までのプロビジョニング時間を大幅に短縮することができる。
(第二運用構成例)
次に、第二運用構成例について図5を参照して詳細に説明する。図5を参照すると、第二運用構成例は、ネットワーク資源の仲介取引市場提供装置501と、ネットワーク資源を市場へ提供するセラー502と、ネットワーク資源を市場から調達する多数のバイヤー503と、仲介取引市場を運営する仲介事業者装置504と、仲介事業者装置504によって切り替え設定されるA地区側のRX511とB地区側RX521と、RX511に接続するA地区側バイヤー(#1)512〜(♯3)514と、RX521に接続するB地区バイヤー(#1)522〜(#3)524と、RX511とRX521に接続するセラー回線531を含む。
これらは概略以下のように動作する。セラー502が仲介取引市場提供装置501にRX511およびRX521間のセラー回線531の売り注文情報を送信する。この売り注文情報には、月額料金、日額料金、及び時間貸しの料金情報が含まれる。この料金は、セラー502側が決める。
仲介事業者装置504はセラー502からの情報に基づいてWEB上に売り注文を掲載する。掲載された売り注文には、短期間利用の可否についてのマーキングをしておき、このマークをクリックすることによって、回線の予約情報、短期間利用料金の等の詳細情報が表示される。多数のバイヤー503はWEBの情報から利用したい期間及び時間を選択して、WEB上で利用予約を申し込む。この時点で回線は仮押えの状態となる。
回線利用の例えば48時間前までに利用確認が無い場合には、回線の仮押え状態はなくなる。また、48時間前までに利用取り消しや変更の依頼が無ければ、バイヤーには利用料の支払い義務が発生する。回線利用に先立ち、バイヤーは回線利用料を支払い、この支払い確認がされた時点で仲介事業者装置504のサービス提供準備を完了する。
仲介事業者装置504は予約情報にもとづいてRX間セラー回線531と、バイヤー回線の接続設定を行い、RX間の回線試験実施後にサービス開始をバイヤーに通知する。バイヤーは正しくサービスが提供されている旨を仲介事業者装置504へ連絡し、仲介事業者装置504がバイヤー側から受けた回線使用料をセラーに支払う。この際にセラーからの仲介市場利用の手数料は差し引きされる。
次に、第二運用構成例の効果について説明する。第二運用構成例では、多数のバイヤー503が一つのセラー回線531を予約して使用できるように仲介取引市場提供装置501で資源情報を提供し、さらにその予約情報に従って、仲介事業者装置504がRX511とRX521の接続設定制御を実行し、A地区バイヤー(#1)512〜(#3)514とB地区バイヤー(#1)522〜(#3)524の間でセラー回線531を切り替えて使用できるように構成されているため、多数バイヤーによる回線の短期間利用を実現できる。
(第三運用構成例)
次に、第三運用構成例について図6を参照して詳細に説明する。図6を参照すると、第三運用構成例は、ネットワーク資源の仲介取引市場提供装置601と、仲介取引市場提供装置601へネットワーク資源を提供するセラー611〜613と、仲介取引市場提供装置601を介してネットワーク資源を調達するバイヤー621〜622と、共同購入によって仲介取引市場提供装置601からネットワーク資源を調達するバイヤーである共同購入利用者(#1)631〜(#2)632を含む。
これらは概略以下のように動作する。セラー611〜613は、共同購入可能な売り注文情報を仲介取引市場提供装置601に送信する。価格は共同購入利用者が1社であったときの最高価格(バイヤーからの最大リスク価格)共同購入の現在価格である。バイヤーは、仲介取引市場提供装置601の売り注文情報で共同購入可マークのある資源について、希望があれば買い注文情報を仲介取引市場提供装置601に送信する。売買注文が成立した時、セラー−仲介事業者−バイヤー間でMTAに従い契約する。バイヤーが新規の買い注文の資源購入量を加えた共同購入量により共同購入の現在価格を再計算し仲介事業者提供装置601に通知する。仲介事業者提供装置601はバーチャルな共同購入利用者#1および#2に新料金を通知するとともに、その価格で料金代行徴収する。
次に、第三運用構成例の効果について説明する。第三運用構成例では、仲介取引市場提供装置601においてネットワーク資源の情報の一部として共同購入の利用可否情報を提供できる仕組みと共同購入利用者ごとの回線利用料を共同購入利用者数によって変更する仕組みを備えているため、バーチャルな共同購入グループを形成し、そのグループ内で1利用者あたりの回線利用料を削減することができる。
(第四運用構成例)
次に、第四運用構成例について図7を参照して詳細に説明する。図7を参照すると、第四運用構成例は、仲介取引市場提供装置703からネットワーク資源を調達したいバイヤー701と、バイヤー701の依頼を受けて仲介取引市場提供装置703から最適なネットワーク資源を調達する回線調達代行事業者(以下VNO:Virtual Network Operator)702と、ネットワーク資源の仲介取引市場提供装置703と、仲介取引市場提供装置703へネットワーク資源を提供するセラー群710と、さらにセラー群710は、セラーA社711、セラーB社712、セラーC社713、セラーD社714とを含む。
これらは概略以下のように動作する。ネットワーク資源を持たないVNO702はバイヤー701から受けたネットワーク要件を資源のレベルに分け、各資源について仲介取引市場提供装置703へ買い注文情報を送信する。セラー各社はこの買い注文情報に対して、バイヤー701が満足できる価格で応じる。
VNO702は各資源の最安値を選択し、これらを組み合わせることによって、バイヤー701が所望している最安値のネットワークを提供できる。この対価としてバイヤー701は、VNO702と仲介取引市場提供装置703へ手数料を支払う。
例えば、x区間の最安値はセラーC社の回線x利用料741、y区間の最安値はセラーB社の回線y利用料732、z区間の最安値はセラーD社の回線z利用料751であるとき、VNO702はこれらを組み合わせてバイヤー701へ提供する。
次に、第四運用構成例の効果について説明する。第四運用構成例では、仲介取引市場提供装置703において、VNO702がバイヤー701から受けたネットワーク要件を資源のレベルに分け、各資源について仲介取引市場提供装置703へ買い注文を出し、さらにVNO702がセラー各社の最安値の回線を組み合わせてバイヤー701へ提供できる仕組みが提供されているため、多数セラーのネットワーク資源を組み合わせた最適なネットワークを利用できる。
(第五運用構成例)
次に、第五運用構成例について図8を参照して詳細に説明する。図8を参照すると、第五運用構成例は、ネットワーク資源の仲介取引市場を運営する仲介取引事業者装置800と、仲介取引事業者装置800がネットワーク資源同士の接続ポイントであるRX821〜822の切り替え制御を行なうRX制御部801と、ネットワーク資源同士の接続ポイントであるRX821〜822と、RXと接続するバイヤー831〜832と、RX821とRX822に接続し仲介取引市場にて取引されるセラー回線(#1)841〜(#3)843と、バイヤーからバイヤー間のエンドツウエンドの回線調達と運用を委託された運用信託事業者装置810を含む。
これらは概略以下のように動作する。バイヤー831〜832がネットワークシステムの構築と運用を運用信託事業者装置810に依頼する。運用信託事業者装置810は仲介取引事業者装置800のオープンな市場経由でネットワーク資源を調達し、バイヤーに初期のネットワークコストについて確認し、これを確定する。ネットワーク運用中、運用信託事業者装置810は仲介取引事業者装置800の市場情報(価格情報)を継続分析する。
分析により、品質条件等の制約条件の下で、初期のルートより経済的なルートの売り注文が見つかった場合には、仲介取引事業者装置800に該当資源の買い注文情報と、その結果不要となる資源の売り注文情報を送信する。
該当する運用信託事業者装置810の売買注文が成立したとき仲介取引事業者装置800はRX制御部801を介して該当資源の切替え設定を実行する。運用信託事業者装置810は初期ルートより低コストとなった運用益分を事前の契約に基づいてバイヤーと運用信託事業者とで分割する。
次に、第五運用構成例の効果について説明する。第五運用構成例では、バイヤーから回線調達と運用を委託された運用信託事業者装置810が仲介取引市場から自由に経済的な回線調達を実施できるようになるため、より経済的な回線への乗り換えによって運用益を手に入れることができる。
本発明によれば、ネットワークコストの削減、サービスエリアの拡大、短期間利用といった市場ニーズの下でネットワーク資源の取引を実施するといった用途に適用できる。これにより、ネットワーク資源の有効利用を促進することができると共に、ネットワーク資源取引市場を活性化することができる。
本実施例のネットワーク資源仲介装置の全体構成図。 本実施例のRX接続による仲介取引時の相互接続状態と従来の相対交渉時の相互接続状態とを比較するための図。 本実施例のネットワーク資源仲介装置の基本ビジネスプロセスを示す図。 第一運用構成例を説明するための図。 第二運用構成例を説明するための図。 第三運用構成例を説明するための図。 第四運用構成例を説明するための図。 第五運用構成例を説明するための図。
符号の説明
101 インターネット
102、502、611〜613 セラー
103、421〜423、503、512〜514、522〜524、621、622、701、831、832 バイヤー
104 アクセス制御装置
105 認証サーバ
110 主装置部
111、334 会員情報DB
112、335 仲介情報DB
113、336 マッチング情報DB
114、337 接続情報DB
115、338 課金情報DB
116 WEBサーバ
117 データ管理端末
118 マッチング検索部
121 RX
122 RX制御装置
123 RX制御DB
124 RX運用保守端末
125 RX制御用ネットワーク
201、202 接続経路
203、204 セラーまたはバイヤー
205 相互接続点
301 売却情報登録
302 確認
303 購入条件確認
304、314、326 契約
305 回線使用終了の確認
311 購入情報登録
312 検索
313 購入条件確認
315 接続通知
316 運用(回線使用)
317 回線利用の終了通知
321 MTA契約書
322 保守契約書
323 取引情報受付
324 取引システム
325 詳細調整打合せ
327 接続完了通知発行
328 接続情報を提供する取引システム
329 接続完了処理
330 料金精算
331 明細発行
332 RX接続構築
333 RX接続解除
339 回線構成構築
340 保守依頼受託
341 保守条件確認
342 開通通知
343 保守開始
344 試験/故障通知
345 保守終了
351 与信会社
352 ビリング会社
400、800 仲介取引事業者装置
401 RX制御部
411、412 RX
431〜434 セラー回線
501、601、703 仲介取引市場提供装置
504 仲介事業者装置
511、521 RX
531 セラー回線
631、632 共同購入利用者(バイヤー)
702 VNO
710 セラー群
711〜714 セラーA社〜D社
721〜723、731〜733、741〜743、751、761 ネットワーク資源(回線)
801 RX制御部
810 運用信託事業者装置
821、822 RX
841〜843 セラー回線

Claims (21)

  1. セラーのネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段と、
    この接断手段を遠隔制御する遠隔制御手段と、
    前記セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録する仲介情報データベースと、
    この仲介情報データベースを参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索する手段と
    を備え、
    前記遠隔制御手段は、前記検索する手段の検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を前記接断手段により接続または切断する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク資源仲介装置。
  2. 前記セラーまたは前記バイヤーの認証を行なう手段を備えた請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  3. 前記セラーまたは前記バイヤーにネットワーク資源情報を提供するWEBサーバを備えた請求項1または2記載のネットワーク資源仲介装置。
  4. 前記セラーの提供するネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段が設けられた請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  5. 前記セラーの提供する一つのネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段が設けられ、
    前記遠隔制御手段は、前記接断手段により、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続または切断する手段を備えた
    請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  6. 前記WEBサーバは、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同利用の可否情報を前記バイヤーに提供する手段を備え、
    前記仲介情報データベースは、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同利用の要求を登録する手段を備え、
    当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の共同利用時の利用料を設定する手段を備えた
    請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  7. 前記仲介情報データベースに登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定する手段と、
    前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせる手段と
    を備えた請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  8. 前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較する手段と、
    この比較する手段の比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替える手段と
    を備えた請求項1記載のネットワーク資源仲介装置。
  9. 仲介情報データベースに、セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録するステップと、
    検索する手段により、この登録内容を参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索するステップと、
    遠隔接断手段により、この検索するステップの検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段を制御するステップと
    を実行することを特徴とするネットワーク資源仲介方法。
  10. 認証サーバが、前記セラーまたは前記バイヤーの認証を行なうステップを実行する請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  11. WEBサーバが、前記セラーまたは前記バイヤーにネットワーク資源情報を提供するステップを実行する請求項9または10記載のネットワーク資源仲介方法。
  12. 前記セラーの提供するネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段を配置するステップを実行する請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  13. 前記セラーの提供する一つのネットワーク資源と前記バイヤーとの間に前記接断手段を配置するステップを実行し、
    前記制御するステップは、前記接断手段により、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続するステップを実行する
    請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  14. 前記WEBサーバが、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同購入の利用可否情報を前記バイヤーに提供するステップを実行し、
    前記仲介情報データベースが、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同利用の要求を登録するステップを実行し、
    利用料を設定する手段が、当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の利用料を設定するステップを実行する
    請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  15. 利用料を設定する手段により、前記登録するステップにより登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定するステップと、
    構成要素を組み合わせる手段により、前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせるステップと
    を実行する請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  16. 価格情報を取得する手段により、前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得するステップと、
    価格情報を比較する手段により、この取得するステップにより取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較するステップと、
    切り替える手段により、この比較するステップの比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替えるステップと
    を実行する請求項9記載のネットワーク資源仲介方法。
  17. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    仲介情報データベースに、セラーが販売を所望するネットワーク資源に関する情報およびバイヤーが購入を所望するネットワーク資源の情報をそれぞれ登録する機能と、
    この登録内容を参照し前記セラーの販売条件と前記バイヤーの購入条件とが一致する案件を検索する機能と、
    この検索する機能の検索結果に基づき前記セラーと前記バイヤーとの間で前記条件が一致した案件情報に基づき該当するネットワーク資源同士を接続または切断する接断手段を制御する機能と
    を備えたネットワーク資源仲介装置に相応する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記セラーの提供する一つのネットワーク資源が前記接断手段を介して前記バイヤーとあらかじめ接断自在に設置され、
    前記制御する機能として、前記セラーと前記バイヤーとの間の前記条件に基づき前記一つのネットワーク資源を時分割的に複数の前記バイヤーに接続する機能を実現させる
    請求項17記載のプログラム。
  19. WEBサーバにより、前記セラーの提供する一つのネットワーク資源に対する共同購入の利用可否情報が前記バイヤーに提供され、
    これに応じて、前記バイヤーからの前記一つのネットワーク資源に対する共同購入の要求が登録され、
    当該要求に応じて一つの前記バイヤーに対する前記一つのネットワーク資源の利用料を設定する機能を実現させる
    請求項17記載のプログラム。
  20. 登録された前記セラーの提供するネットワーク資源をその構成要素毎に分類してこの構成要素毎にそれぞれ利用料を設定する機能と、
    前記バイヤーの所望するネットワーク資源の利用料の指値情報を取得しこの指値情報に見合った利用料となるように前記構成要素を組み合わせる機能と
    を実現させる請求項17記載のプログラム。
  21. 前記セラーの提供する未使用ネットワーク資源の価格情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した価格情報と前記バイヤーが運用中の当該未使用ネットワーク資源に相応する既使用ネットワーク資源の価格情報とを比較する機能と、
    この比較する機能の比較結果に基づき前記既使用ネットワーク資源に相応する前記未使用ネットワーク資源の価格が前記既使用ネットワーク資源の価格よりも安価であるときには前記既使用ネットワーク資源を前記未使用ネットワーク資源に切り替える機能と
    を実現させる請求項17記載のプログラム。
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