JP2005293016A - ログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、計算機システム - Google Patents

ログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、計算機システム Download PDF

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Abstract

【課題】ログファイルを監視するためのログファイル監視プログラム、方法、および計算機システムにおいて、ログファイルのローテーションに適切に対応すること。
【解決手段】監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶し、第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得し、記憶された第1の不変情報と取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定し、判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中のログファイルに至る世代情報を調査・取得し、取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中のログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ログファイルを監視するためのログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、およびそのようなプログラムまたは方法が適用され得る計算機システムに係り、特に、ログファイルのローテーションに適切に対応するログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、および計算機システムに関する。
ログファイルを監視(周期的に参照)し特定のイベントの発生を検知するような処理を行うプログラムでは、一般的に、ある監視周期における監視で、前回の監視周期で処理された後に付加された部分のみを処理対象とする。付加された部分は、例えば、前回の監視周期のとき最終処理部分を監視ポインタで指し示しておきその監視ポインタの後方として認識することができる。
一方、ログファイルの監視とは全く独立した機構として、ログファイルのローテーションという仕組みがある。これは、長期運用におけるログファイルによるディスク容量圧迫を避けるための機構で、一定期間でログファイル名を変えてバックアップファイルを作成し、バックアップを何世代か保持した上で、最も古いものを捨てるという操作を行うものである。
ログファイルを監視し処理を行う技術に関する従来例には、例えば特開平10−293704号公報(特許文献1)、特開平9−101912号公報(特許文献2)に記載されたものがある。また、ファイルを管理する従来技術として例えば特開2003−22206号公報(特許文献3)記載のものがある。
特開平10−293704号公報 特開平9−101912号公報 特開2003−22206号公報
ログファイルの監視プログラムは、そのログファイルにローテーションが生じていても正しく監視する必要がある。このため、例えば、各監視周期の監視においてオープン中のログファイルの処理を行ったあとローテーションの有無を調べ、ローテーションが生じていればオープンする(すなわち監視対象の)ログファイル名を指定して現在使用のログファイルにオープンし直すことでローテーションに応じたログファイルの監視を可能にしている。ローテーションの有無は、例えばローテーションを行う側の機構(例えばOS:オペレーティングシステム)からの通知により認知することができる。
しかしながら、まれには、監視周期が1周した後の監視においてその間、ローテーションが2度以上生じている場合も考えられる。この場合には、もとのオープン中のログファイルと現在使用のログファイルとは漏れなく監視されるが、その中間で使用されていたログファイルには監視の見落としが発生する。なお、上記の各従来技術では、ログファイルのローテーションに対応して監視を行うことに言及がない。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、ログファイルを監視するためのログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、およびそのようなプログラムまたは方法が適用され得る計算機システムにおいて、ログファイルのローテーションに適切に対応することが可能なログファイル監視プログラム、ログファイル監視方法、および計算機システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るログファイル監視プログラムは、監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶するステップと、監視中でオープン中の前記ログファイルを処理するステップと、前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得するステップと、前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定するステップと、前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得するステップと、前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
すなわち、このプログラムでは、ログファイルが、ローテーションによってそのログファイル名には変更があるが、同時に、ローテーションされても変わらない情報(不変情報)が付与されていることに着目する。監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を第1の不変情報とし、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報とする。これらが一致すればローテーションは発生していない。一致しなければ何らかのローテーションが生じているので、ログファイル名変更規則に基づいてオープン中のログファイルに遡る世代情報を調査・取得する。世代情報には各世代のログファイルに関する情報が含まれているので、これに基づいて各世代のログファイルを検索すればすべての世代のログファイルについて監視が行き届き処理されることになる。よって、ログファイルのローテーションに適切に対応してログファイルの監視を行うことが可能になる。
また、本発明に係るログファイル監視方法は、監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶するステップと、監視中でオープン中の前記ログファイルを処理するステップと、前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得するステップと、前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定するステップと、前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得するステップと、前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理するステップとを具備することを特徴とする。
このログファイル監視方法は、ほぼ上記のログファイル監視プログラムと同様な作用および効果を有する。
また、本発明に係る計算機システムは、監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶する手段と、監視中でオープン中の前記ログファイルを処理する手段と、前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得する手段と、前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定する手段と、前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得する手段と、前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理する手段とを備えたログファイル監視部と、前記ログファイル監視部により監視される前記各ログファイルを記憶するログファイル記憶部とを具備することを特徴とする。
この計算機システムは、上記のログファイル監視プログラムをソフトウエアとして備えた計算機として実現することができる。よって、ここで、上記の各手段は、例えばマイクロプロセッサやメモリ、ハードディスクなどのハードウエアと、これらのハードウエア上で動作するオペレーティングシステム等の基本ソフトウエアや上記のプログラムおよびその他のアプリケーションプログラムなどとによって構成することが可能である。
本発明によれば、ログファイルのローテーションに適切に対応してログファイルの監視を行うことが可能になる。
本発明の実施態様として、前記不変情報はinode番号であるとすることができる。inode番号は、ログファイルのローテーションによっても不変の情報としてよく知られたものである。
また、実施態様として、前記処理は障害発生の検知であるとすることができる。障害発生の検知は、ログファイル監視の用途として広く用いられている。
また、実施態様として、前記ログファイル名変更規則は、前記監視すべきログファイル名に「.n」(nは整数で世代が古くなると1ずつ増加)を付加する規則であると仮定する、とすることができる。この規則は、ローテーションによってログファイル名を変更する場合のOS側の規則の典型例であるので、これらにあらかじめ対応するものである。
また、実施態様として、前記世代情報は、ログファイル名と該ログファイル名のログファイルに付与された不変情報とからなる組の情報を前記第2の不変情報から前記第1の不変情報までたどったものである、とすることができる。これにより、監視すべきログファイルを過不足なく調査することができる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。まず、参考例としての形態を図1、図2を参照して説明する。図1は、ログファイルのローテーションを模式的に説明する図(参考例)である。
ある時点において、messagesの名を有するログファイル1、そのバックアップとしてのログファイル2、さらにそのバックアップとしてのログファイル3が存在するものとする。このようなログファイル1、2、3は、計算機システムにおいて、例えばOSやログファイル監視プログラム以外のアプリケーションプログラムがそれらの処理上の必要から保有している。ログファイル1、2、3は、例えばログファイル記憶部としてのハードディスク上に記憶領域が確保されている。
バックアップとしてのログファイル2には、例えばmessages.1の名、そのバックアップとしてのログファイル3には例えばmessages.2の名が、これらのログファイルを保有するソフトウエアにより付与されている。ログファイル2、3は、過去のログが収納されたバックアップであり、その時点で使用されている(情報の更新や付加がされる)のはログファイル1のみである。
ログファイルのローテーションがなされると、図示するように、ログファイル1はmessages.1に自動的に名称が変更されてバックアップとしてのログファイル2Aとなり、ログファイル2はmessages.2に自動的に名称が変更されてさらにバックアップとしてのログファイル3Aとなる。そして、ログファイル3はこの場合破棄される。これにより、新たなログファイルであるがもとの名messagesを有するログファイル1Aが新規登場する。
ローテーション後は、ログファイル1Aのみが使用される(情報の更新や付加がされる)。ログファイルのローテーションの仕組みにより長期運用によるハードディスク上の容量圧迫を避けることができる。なお、この例ではバックアップを2世代とるようにしているが、OSやアプリケーションプログラムにより適宜その増減があり得る。また、ローテーションのタイミングは、例えば1週間というような一定の期間やユーザによる設定があり得る。
ログファイル監視プログラムでは、一般的に、監視すべきログファイル名(この例では「messages」)を登録しその登録のログファイル1をオープンして必要な処理を行う。また、通常はある定められた周期ごとにログファイル1の内容に対して処理を行いその処理以外の期間ではログファイル監視プログラムはスリープ状態となる。一度ログファイル1がオープンされると、そのオープン対象はローテーションにより名が変更(messages→messages.1)になっても当然実質的に同じログファイル2Aとして継続する。そして、ローテーションが発生した場合には、通常例えばOS側からその情報がもたらされる。ログファイル監視プログラムは、これにより、名称が登録された名称であり新規に登場したログファイル1Aの監視に移行することができる。
具体的に図2に示す流れ図に基づき説明する。図2は、ログファイル監視プログラムの処理フローを示す流れ図(参考例)である。まず、ログファイル監視プログラムでは、監視するログファイル名(この例では「messages」)を登録する(ステップ21)。このときほかに監視する周期などが設定可能であればそれを行う。なお、ここで表現として「登録する」の主語がプログラムとなっているが実際にはユーザがキーボードなどのマンマシンインターフェースを使用して登録の指示を行いこれに従いプログラムが動作するということである。ユーザの行う操作については以下でも適宜省略する。
次に、登録されたログファイル名のログファイルをオープンする(ステップ22)。そして、オープンされたログファイルで監視ポインタを最終の部分に設定する(ステップ23)。その最終の部分は現在までに存在するログの最終であり、これ以降に付加・更新されるログが監視されることになる。監視ポインタが設定されたら監視周期に従いログ監視プログラムは一定時間スリープとなる(ステップ24)。
スリープすべき時間が経過したら、次に、オープン中のログファイルの更新を調べる(ステップ25)。具体的には、例えばログファイルの更新日付を見ることで判断できる。更新がなければスリープ前と監視対象のログファイルに変化はないので次のステップ26をスキップする。更新がされている場合には、スリープ前に設定されていた監視ポインタの指し示すログ以降に付加されたログについて所定の処理を行う(ステップ26)。このとき、監視ポインタを処理された最後に進める(同)。「所定の処理」はこのログファイル監視プログラムが有する機能により様々であるが、例えば障害発生の検知などを挙げることができる。
次に、ログファイルのローテーションが発生しているかを調べる(ステップ27)。これは、例えばOS側から通知された情報に基づいたりOS側に問い合わせることにより可能である。ローテーションが発生していない場合には、現在オープンのログファイルは古くなっていないので次のステップ28、29、30をスキップし、次のスリープ(ステップ24)に移行する。
ローテーションが発生している場合は、現在オープンのファイルは古くなっている。そこで、そのファイルをクローズし(ステップ28)、登録されたログファイル名のログファイルをオープンする(ステップ29)。「登録されたログファイル名」はステップ21における登録による。そして、オープンされたログファイルについて所定の処理を行い、監視ポインタを最後の部分に設定する(ステップ30)。これにより、実質的に新たなログファイルがオープン・処理される。この後、次のスリープ(ステップ24)に移行する。以上のようなフローにより一定周期ごとに所定の処理を行うログファイル監視がなされる。
図3は、図2に示したログファイル監視プログラムの機能を説明する図(参考例)である。図3における、ログファイル1、2、3、1A、2A、3Aは、それぞれ図1に示した同符号のものに相当する。図3の左側の状態で監視プログラムによる処理がなされ、そのあとローテーションが生じ図3中央の状態になった場合におけるログファイル監視プログラムの処理対象は、上記図2による説明からわかるように、ログファイル2Aおよびログファイル1Aのそれぞれドットパターン部である。
今、図3の左側の状態で監視プログラムによる処理がなされ、そのあとローテーションが2度生じ図3の右側の状態になり、次の監視の処理がなされる場合を考える。この場合、図2のステップ26においてログファイル3AAのドットパターン部について処理がなされる。そのあと図2のステップ30でログファイル1AAのドットパターン部について処理がなされる。すなわち、中間のバックアップであるログファイル2AAについては所定の処理がなされない。これは監視プログラムとして完全性が欠如しているといえる。
そこで、次に、本発明の一実施形態に係るログファイル監視プログラムについて図4ないし図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態に係るログファイル監視プログラムの処理フローを示す流れ図である。
このログファイル監視プログラムでは、まず、監視するログファイル名を登録し、そのログファイルのローテーションによる名変更規則を取得する(ステップ41)。ログファイル名の登録は図2のステップ21と同じである。「そのログファイルのローテーションによる名変更規則の取得」は、例えば、図5に示すような名変更規則の情報を監視される側のソフトウエアから得るということである。図5は、ログファイル名が「messages」であれば、1世代前の名は「messages.1」、2世代前の名は「messages.2」であることを、ログファイル名が「syslog」であれば、1世代前の名は「syslog.old」、2世代前の名は「syslog.old.old」であることを情報として取得したことを示している。世代の数は監視される側のソフトウエアの構成に依存する。
次に、登録されたログファイル名のログファイルをオープンし、そのオープンされたログファイルに付与されたinode番号を記憶する(ステップ42)。inode番号は、ログファイルに不変に付与されている番号であり、ローテーションが発生しても、ログファイル名のようには変化しない。なお、inode番号も監視される側のソフトウエア、例えばOSにより付与されるものであるが、ログファイルに不変に付与される情報であればその情報を代わりに利用することもできる。
次に、オープンされたログファイルで監視ポインタを最終の部分に設定する(ステップ43)。これによりその設定位置以後のログが監視されることになる。監視ポインタが設定されたら監視周期に従いログ監視プログラムは一定時間スリープとなる(ステップ44)。
スリープすべき時間が経過したら、次に、オープン中のログファイルの更新を調べる(ステップ45)。具体的には、例えばログファイルの更新日付を見ることで判断できる。更新がなければスリープ前と監視対象のログファイルに変化はないので次のステップ46をスキップする。更新がされている場合には、スリープ前に設定されていた監視ポインタの指し示すログ以降に付加されたログについて所定の処理を行う(ステップ46)。このとき、監視ポインタを処理された最後に進める(同)。「所定の処理」は例えば障害発生の検知などを挙げることができる。
次に、登録されたログファイル名のログファイルに付与されたinode番号を取得する(ステップ47)。「登録されたログファイル名」はステップ41における登録でのログファイル名である。そして、取得されたinode番号と、ステップ42で記憶されたinode番号との一致/不一致を調べる(ステップ48)。これはすなわち、現在オープンのログファイルが古くなっているか否か(ローテーションが発生しているか否か)を調べていることになる。記憶されているinode番号は現在オープンのログファイルのinode番号であり、取得されたinode番号は、登録されたログファイル名のログファイルに付与されたもの、つまり現在使用されているログファイルのinode番号だからである。
両inode番号が一致の時は、ログファイルのローテーションが発生していないので次のステップ49から53をスキップする。そして次のスリープ(ステップ44)に移行する。
両inode番号が不一致のときは、ログファイル名変更規則に基づいて、登録されたログファイル名のログファイルからオープン中のログファイルまでの世代情報を遡及的に調査・取得する(ステップ49)。この世代情報は、ログファイル名とこのログファイル名のログファイルに付与されたinode番号とからなる組の情報を現在のログファイルからオープン中のログファイルに遡ってたどり得るものである。得られる世代情報は、例えば、図7に示すようになる。図7は、図4に示したログファイル監視プログラムにおいて取得された世代情報の例を示す図である。
図7に示すように、まず、登録されたログファイル名「messages」からそのログファイルのinode番号x3が取得できる。次に、ログファイル名変更規則を知得して1世代前のログファイル名「messages.1」がわかっているので、そのログファイル名についてinode番号x2を取得する。ここでinode番号x2が、記憶されたinode番号に一致すれば現在オープンされているログファイルに達したことになる。一致しなければ、さらに、知得されたログファイル名変更規則から前の世代のログファイル名「messages.2」を根拠にそのinode番号x1を取得する。ここで例えばinode番号x1が、記憶されたinode番号に一致したものとすると、この間、ローテーションは2度発生したことになる。
ステップ49が終了したら、オープン中のログファイルをクローズする(ステップ50)。そして、その次の世代のログファイルをオープンし、同時にそのinode番号を更新して記憶する(ステップ51)。「その次の世代のログファイル」については、取得された世代情報を用いれば、ログファイル名によってもinode番号によっても特定が可能である。ログファイルが新たにオープンしたら、監視に基づく所定の処理を行い、監視ポインタを最後の部分に設定する(ステップ52)。
次に、オープンされたログファイルのinode番号が、ステップ47で取得されたinode番号に一致するかを判定する(ステップ53)。一致の場合は、現在使用中のログファイルがオープンされているので、次のスリープ(ステップ44)に移行する。一致しない場合には、ステップ50に戻りそこから同様にオープン対象を更新してステップ51、52、53の処理を行う。以上のようなフローにより一定周期ごとに所定の処理を行うログファイル監視がなされる。
このログファイル監視によれば、監視の1周期の間にローテーションが2度以上発生しても監視の抜けは生じない。これを図6を参照してさらに説明する。図6は、図4に示したログファイル監視プログラムの機能を説明する図である。図6において使用する各引用符号は、図3と同じように付与されている。
図6の左側の状態で監視プログラムによる処理がなされ、そのあとローテーションが生じ図6中央の状態になった場合におけるログファイル監視プログラムの処理対象は、上記図4による説明からわかるように、ログファイル2Aおよびログファイル1Aのそれぞれドットパターン部である。これは、世代情報の調査・取得により、オープン対象がログファイル2Aからログファイル1Aに変わるからである。ここで、ステップ47で取得されるinode番号はx2であり、それより前に最後に記憶(ステップ51か42で記憶)されたinode番号はx1である。
また、図6の左側の状態で監視プログラムによる処理がなされ、そのあとローテーションが2度生じ図6の右側の状態になり、次の監視の処理がなされる場合を考える。この場合、図4のステップ46においてログファイル3AAのドットパターン部について処理がなされる。そのあと図6のステップ51、52でログファイル2AAのドットパターン部について処理がなされる。さらにその後、ステップ53を経て再びステップ51、52でログファイル1AAのドットパターン部について処理がなされる。すなわち、中間のバックアップであるログファイル2AAについても所定の処理がなされる。よって、監視プログラムとして監視の抜けが発生しない完全性を有している。ここで、図4のステップ47で取得されるinode番号はx3であり、それよりに前に最後に記憶(ステップ51か42で記憶)されたinode番号はx1である。
以上説明のように、本実施形態によれば、監視周期間でログファイルのローテーションが複数回発生した場合にも更新・追加されたログを見落とすことなく処理することができる。特に、ログファイル名のローテーションによる変更規則を監視される側のソフトウエアから取得するようにしているので、どのような変更規則であっても対応することができる。ただし、典型的な変更規則であれば、変更規則を仮定しその仮定により前世代のログファイル名が推定できるのでこれによっても同様なはたらきを得ることができる。
ログファイルのローテーションを模式的に説明する図(参考例)。 ログファイル監視プログラムの処理フローを示す流れ図(参考例)。 図2に示したログファイル監視プログラムの機能を説明する図(参考例)。 本発明の一実施形態に係るログファイル監視プログラムの処理フローを示す流れ図。 ログファイルローテーションによるログファイル名の変換規則情報の例を示す図。 図4に示したログファイル監視プログラムの機能を説明する図。 図4に示したログファイル監視プログラムにおいて取得された世代情報の例を示す図。
符号の説明
1,1A,1AA…ログファイル、2,2A,2AA、3,3A,3AA…バックアップのログファイル

Claims (7)

  1. 監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶するステップと、
    監視中でオープン中の前記ログファイルを処理するステップと、
    前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得するステップと、
    前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得するステップと、
    前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理するステップと
    をコンピュータに実行させるためのログファイル監視プログラム。
  2. 前記不変情報が、inode番号であることを特徴とする請求項1記載のログファイル監視プログラム。
  3. 前記処理が、障害発生の検知であることを特徴とする請求項1記載のログファイル監視プログラム。
  4. 前記ログファイル名変更規則が、前記監視すべきログファイル名に「.n」(nは整数で世代が古くなると1ずつ増加)を付加する規則であると仮定することを特徴とする請求項1記載のログファイル監視プログラム。
  5. 前記世代情報が、ログファイル名と該ログファイル名のログファイルに付与された不変情報とからなる組の情報を前記第2の不変情報から前記第1の不変情報までたどったものであることを特徴とする請求項1記載のログファイル監視プログラム。
  6. 監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶するステップと、
    監視中でオープン中の前記ログファイルを処理するステップと、
    前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得するステップと、
    前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得するステップと、
    前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理するステップと
    を具備することを特徴とするログファイル監視方法。
  7. 監視中でオープン中のログファイルに付与された不変情報を、第1の不変情報として記憶する手段と、監視中でオープン中の前記ログファイルを処理する手段と、前記第1の不変情報が記憶された状態において、監視すべきログファイル名のログファイルに付与された不変情報を第2の不変情報として調査・取得する手段と、前記記憶された第1の不変情報と前記取得された第2の不変情報とが同一であるか否かを判定する手段と、前記判定の結果が同一でない場合に、ログファイルローテーションで適用されるログファイル名変更規則に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルに至る世代情報を調査・取得する手段と、前記取得された世代情報に基づいて監視中でオープン中の前記ログファイルより新しい世代のログファイルを順にオープン対象として処理する手段とを備えたログファイル監視部と、
    前記ログファイル監視部により監視される前記各ログファイルを記憶するログファイル記憶部と
    を具備することを特徴とする計算機システム。
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