JP2005292749A - レーザーポインターの作像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーに不快感を与える振動、複雑な制御機構がなく、表示図形の大きさの制約もない、複数図形表示可能なレーザーポインターを低コストで提供すること。
【解決手段】レーザーポインターにおいて、光源1から出射されたレーザービームの光路を切替ミラー2の移動によって複数に切替え、切替えられた光路上に異なる図形の表示できる機構を配し、切替ミラー2の位置を切替えることによって複数の図形表示を可能にする。さらに、前記レーザーポインターの図形表示方法のひとつとして、モーター9の軸に対して垂直から少し傾いたミラー10をモーター9の軸に取り付け、ミラー10を光路5上に配し、モーター9を回転させ、ミラー10の反射光がサークルを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポイント以外の数種類の像を作り出すレーザーポインターに関するものである。
講演、プレゼンテーション等で用いられるレーザーポインターは、ポイント表示が一般的であるが、指示対象物や支持者の意図に応じて表現力を高めるため、ラインやサークル等を表示できるものもある。
ポイント以外の表示を実現するために、これまでミラーを振動させる方法が取られている。特にサークル等の2次元表示の場合は、2枚のミラーを同期して振動させる方法、あるいはひとつのミラーを2次元に振動させる方法が用いられている。
こうした駆動方法は、振動を伴ってユーザーに不快感を与え、振動制御などに複雑な制御機構が求められ、結果としてコストアップを招き、さらに機構上振幅に制約があることから、表示図形の大きさに制約ができてしまう。
特開平7−64018号公報 特開平7−64019号公報 特開平10−253924号公報 特開平11−287967号公報 特開2000−275573号公報
解決しようとする課題は、ユーザーに不快感を与える振動、複雑な制御機構が求められること、高いコスト、表示図形に大きさの制約があることである。
本発明は、ミラーの位置を切替えることによって光源から出たレーザービームの光路を複数に切替え、それぞれの光路上に異なる図形の表示できる機構を配し、ミラーの位置を切替えることによって複数の図形を切替表示できることを特徴とする。
さらに、図形の表示できる機構の1つとして、モーター軸に対して垂直から少し傾けたミラーをこのモーター軸に取り付け、モーターを回転させ、そのミラーでレーザービームを反射させることでサークルを表示することを特徴とする。
本発明の切替機構を使用したレーザーポインターは、ユーザーに不快感を与える振動がなく、複雑な制御機構も必要とせず、大きな図形の表示も可能で、低コストでサークル等の複数の表示を可能とする利点がある。
レーザービームを、位置の切替が可能なミラーに入射し、そのミラーの位置を切替えることによって反射光が異なる光路へ進む。各光路上に、それぞれ異なる図形を描くことのできる機構を配置する。ミラーの位置を、反射光が各光路へ進むように切替えることにより、異なる図形が表示される。この切替えられた光路の1つに、モーター軸に対して垂直より少し傾いたミラーをこのモーター軸に取付けて配し、モーターを回転させる。このミラーで反射された光は、その傾きに応じた大きさで円を描く。
図1に本発明の実施例を示す。レーザー光源1から出射されたレーザービームは、光路を切替えるための切替ミラー2に届く。切替ミラー2は回転のできる機構を擁しており、3つの位置で止めることができる。そのうちの1つは、レーザービームを素通りさせ、光路3を通って前面にポイントを写し出す。他の2つの位置では、レーザービームは切替ミラー2で反射され、反射光はそれぞれ4、5の光路を進む。光路4上には、レーザービームを前面に向けるためのミラー6が配置され、これによって光路4は光路7へと進む。光路7上には円柱レンズ8が配置され、それを通過した光は線状となって前面にラインを写し出す。一方、光路5上には、モーター9の軸に対して垂直から少し傾いた角度でモーター9の軸に取付けたミラー10が配置されている。モーター9は、適当な速度で回転する。光路5を通ってミラー10で反射されるレーザービームは前面へと向かい、サークルを写し出す。ミラー10の角度がモーター軸に対して89度の場合、モーターを回転させると5m先で直径約0.17mの円が表示される。
ここではミラー2は回転機構を持つが、レーザービームに対してある角度を持って直進する機構であっても光路を複数に分割することができ、各光路上にそれぞれ異なる図形を表示することのできる機構を配置すれば、同様の効果が得られる。ミラー2の駆動は、手動、モーターやアクチュエータによる駆動などが考えられる。円柱レンズ8は、シリンドリカルレンズであっても同様の効果が得られる。また、本実施例ではポイント、ライン、円の3種類の図形表示を示したが、別の図形あるいはさらに多くの種類であっても、同じ原理で表示できる。
本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例)
符号の説明
1 レーザー光源
2 切替ミラー
3 光路
4 光路
5 光路
6 ミラー
7 光路
8 円柱レンズ
9 モーター
10 ミラー

Claims (2)

  1. レーザーポインターにおいて、光源から出射されたレーザービームの光路をミラーの移動によって複数に切替え、切替えられた光路上に異なる図形の表示できる機構を配し、当該ミラーの位置を切替えることによって複数の図形表示を可能にすることを特徴とするレーザーポインター。
  2. 前記レーザーポインターにおいて、モーター軸に対して垂直から少し傾いたミラーを当該モーター軸に取り付け、当該ミラーを請求項1に記載の切替えられた光路の1つの上に配し、モーターを回転させ、当該ミラーの反射光がサークルを表示することを特徴とする、請求項1に記載のレーザーポインター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008040142A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Fm Laser Tec Kk レーザ光発射装置
KR101323147B1 (ko) 2013-04-19 2013-10-30 한성대학교 산학협력단 거울 로봇을 이용한 빛 특성 관찰 장치

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