JP2005292721A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 所定の波長域にフォトニックバンドギャップを有する２次元フォトニック結晶もしくは３次元フォトニック結晶と光源と制御手段とを有する表示素子であって、
   前記フォトニック結晶は線欠陥からなる導波路と、該導波路に近接して配置された点欠陥からなる複数の共振器とを有し、
   前記光源は前記導波路に前記所定の波長域の光を導光し、
   前記共振器は前記制御手段からの制御信号によりそれぞれ共振波長が可変であって、
   前記制御手段は前記共振波長を前記光源から導光する光の波長と一致させることで前記導波路内の光を前記フォトニック結晶外へ放出する第１の状態と、
   前記共振波長を前記光源から導光する光の波長と異ならせることで前記導波路内の光を前記フォトニック結晶外へ放出されないようにする第２の状態とに制御し、
   前記複数の共振器が画素を形成しており、
   前記複数の共振器の少なくとも一つに対応して波長変換部が設けられていることを特徴とする表示素子。
2. 前記波長変換部は、前記フォトニック結晶外へ放出された前記光源からの光を２以上の異なる波長に変換することを特徴とする請求項１に記載の表示素子。
3. 前記波長変換部は前記光源からの光により励起され、青、緑、赤色のうち２以上の色の発光に対応する複数の蛍光体を有することを特徴とする請求項２に記載の表示素子。
4. 前記共振器は外部から電界または電流が印加されることにより屈折率が変化する非線形媒質を含み、前記制御手段は該非線形媒質の屈折率を変化させることにより前記共振器の共振波長を制御することを特徴とする請求項１乃至３に記載の表示素子。
5. 前記光源は単一波長の光を前記導波路に導光し、前記制御手段は前記共振器の共振波長を前記導波路に導光された光の波長に一致させることを特徴とする請求項１乃至４に記載の表示素子。
6. 前記光源は複数の波長を含む光を前記導波路に導光し、前記制御手段は、前記複数の共振器の各共振波長を、前記複数の波長のうちいずれか１つの波長と一致させることを特徴とする請求項１乃至４に記載の表示素子。
7. 前記複数の共振器は、前記導波路の両側に配置されていることを特徴とする請求項１乃至６に記載の表示素子。
8. 前記導波路は、互いに平行に複数設けられており、前記光源は該複数の導波路に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項１乃至７に記載の表示素子。
9. 前記制御手段は前記複数の共振器に対して光の放出状態を決定する制御信号を所定周期内に順次与えることを特徴とする請求項１乃至８表示素子。
10. 前記制御手段は前記複数の共振器に対する制御信号と同期して、前記光源に対して前記導波路に導光する光の強度を決定する制御信号を与えることを特徴とする請求項９に記載の表示素子。
11. 前記光源は、フォトニック結晶により共振器を構成したフォトニック結晶レーザであることを特徴とする請求項１乃至１０に記載の表示素子。
12. 前記表示素子の表示面側であって、前記共振器上部以外に遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項１乃至１１に記載の表示素子。
13. 請求項１乃至１２に記載の表示素子に表示された画像を接眼光学系を介して観察することを特徴とする画像観察システム。
14. 請求項１乃至１３に記載の表示素子に表示された画像を投影光学系で投影することを特徴とする画像投影システム。