JP2005291724A - プローブ・デバイスおよびプローブ・デバイスを用いたプローブ・カード - Google Patents

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Abstract

【課題】
被測定集積回路素子に加わる各々のプローブ圧力が自動調整可能であり、且つプローブを中心線に沿って自動位置合せ可能なプローブ・デバイスおよびプローブ・カードを提供する。
【解決手段】
絶縁型本体12、絶縁型本体12内に配されている少なくとも1つの支持体20、支持体20の略中心に配されているプローブ26、および絶縁型本体12内に配され、支持体20に電気的に接続されている導線を備えているプローブ・デバイス10。支持体20は、内端がプローブ26に接続され、外端24が絶縁型本体12に接続されている、つる巻きバネであってよい。また、支持体20は、一端がプローブに接続され、別の一端が絶縁型本体12に接続されている複数の梁を備えるものであってもよい。梁は隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略等しくなるようプローブを略中心に放射状に配される。
【選択図】 図1

Description

本発明はプローブ・デバイスおよびプローブ・デバイスを用いたプローブ・カードに関するものである。具体的には、被測定集積回路素子に加わるプローブ圧力の自動調整、およびプローブを中心線に沿って自動位置合せ可能なプローブ・デバイスおよびプローブ・カードに関するものである。
一般に、集積回路素子は、ウェーハーの段階において、試験を実施して電気的特性が製品仕様を満足していることを確認する必要がある。製品仕様を満足する電気的特性を有している集積回路素子が選択され、次のパッケージ工程に送られ、他の集積回路素子は廃棄され、パッケージ化のための余分なコストが発生しないようにしている。不適合素子を選別して製品の歩留まりを向上するため、パッケージ工程が終了した集積回路素子に対し、別の電気特性試験が行われる。
従来の技術には、主にカンチレバー・プローブとバーチカル・プローブという2つのタイプがある。カンチレバー・プローブは、プローブの先端が被測定集積回路素子に接触する際、カンチレバー接触機構によって縦方向に適切に移動することにより、過度に圧力が加わらないようになっている。しかし、前記カンチレバー接触機構は、マトリックス配列したプローブにおいて大きな平面空間を占め、ピン密度の高い被測定集積回路素子に対応する細かいピッチでカンチレバー・プローブを配列するのが困難であるため、ピン密度の高い集積回路素子の試験に適用することができない。
バーチカル・プローブにおいては、プローブ本体が変形することにより、プローブの先端が被測定集積回路素子に接触するための縦方向変位が生じ、ピン密度の高い被測定集積回路素子に対応する細かいピッチでプローブを配列することができる。しかし、プローブ本体の変形が大きいと、隣接するプローブが互いに接触して回路がショートするか、または衝突が起きることがある。
集積回路素子の電気的特性を試験するための弾性膜試験モジュールが特許文献1に開示されている。前記弾性膜試験モジュールにおいては、いくつかのプローブがエラストマー層に配され、すべてのプローブがエラストマー層によって縦方向に適切に移動することにより、被測定集積回路素子のパッドに接触する際、各々のプローブがパッドの酸化層を削り取るのに充分なプローブ圧力が加わる。しかし、前記エラストマー層によるプローブの縦方向の移動によって、試験用パッドの凹凸または隆起に応じて各々のプローブを個別に自動調整することができないため、プローブによって縦方向の変位が異なり、エラストマー層の中心部において変位が大きく、集積回路素子の周縁部において比較的小さくなる。そのため、中心部のプローブに過度のプローブ圧力が加わりパッドを損傷する一方、周縁部のプローブにはパッドの酸化層を削り取るのに充分な圧力が加わらない結果となる。即ち、プローブがパッドの酸化層を均等に削り取ることができないため、インピーダンスが異なる結果となる。更に、前記エラストマー層はいくつかの材料から成る多層構造体であり、材料によって熱膨張係数が異なるため、前記弾性膜試験モジュールを高温度電気特性試験に適用することができない。
米国特許第5914613号明細書
本発明の目的は、被測定集積回路素子に加わる各々のプローブ圧力が自動調整可能であり、且つプローブを中心線に沿って自動位置合せ可能なプローブ・デバイスおよびプローブ・カードを提供することである。
前記目的を達成し、従来技術の問題を回避するため、本発明のプローブ・デバイスは、絶縁型本体、前記絶縁型本体内に配されている少なくとも1つの支持体、前記支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体に電気的に接続されている導線を備えている。前記支持体は、内端がプローブに接続され、外端が前記絶縁型本体に接続されている、つる巻きバネであってよい。更に、前記支持体は、一端がプローブに接続され、別の一端が前記絶縁型本体に接続されている複数の梁から成るものであってもよい。前記梁は、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略等しくなるようプローブを略中心に放射状に配される。前記支持体は、前記梁を連結する少なくとも1つのリングを更に備えることができる。
本発明のプローブ・カードは、回路基板およびプローブ・ヘッドを備えている。前記回路基板は試験装置を接続するための複数の試験接続サイト、および前記回路基板内部に配され前記試験接続サイトを前記回路基板底面に電気的に接続している複数の導電路を備えている。前記プローブ・ヘッドは、絶縁型本体、前記絶縁型本体内に配されている少なくとも1つ支持体、前記支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体に電気的に接続されている導線を備えている。
また、本発明のプローブ・カードは、回路基板、プローブ・ヘッド、および前記回路基板とプローブ・ヘッドとを接続するインタフェースボードを備えることができる。前記回路基板は、少なくとも1つの試験接続サイトを備え、前記プローブ・ヘッドは絶縁型本体、前記絶縁型本体内に配されている少なくとも1つ支持体、前記支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体に電気的に接続されている導線を備えている。前記インタフェースボードは、上面に配され、前記回路基板の信号接続サイトに接続されている少なくとも1つの第1信号接続サイト、および底面に配され、前記プローブ・デバイスの導線に接続されている少なくとも1つの第2信号接続サイトを備えている。
本発明のプローブ・デバイスは、従来の技術と比較して、被測定集積回路素子をプロービングする際、縦および横方向に弾性を有する支持体によってプローブが支持されることが特徴である。前記プローブは、前記支持体の横方向の弾性によって、横方向に移動しないよう抑制され、略縦方向にのみ移動可能である。そのため、本発明のプローブ・デバイスにおいては、プローブが支持体の中心線に沿って自動的に位置合せされ、横方向の安定性が確保される。更に、前記支持体の縦方向の弾性によって、プローブ・ヘッドの各々のプローブが個別に縦方向に移動することにより、集積回路素子のパッドに静かに接触することができ、集積回路素子のパッドに加わるプローブ圧力が個別に自動調整される。本発明のその他の目的および効果は以下の説明および添付図面を参照することにより明らかになる。
図1は本発明の第1の実施の形態によるプローブ・デバイス10を示す図である。図1に示すように、プローブ・デバイス10は、円形開口部14を有する絶縁型本体12、前記開口部14内に配されている2つの支持体20、支持体20内に配されているプローブ26、および絶縁型本体12内に配され、支持体20に電気的に接続されている第1導線28を備えている。支持体20は、内端22がプローブ26に接続され、外端24が絶縁型本体12に接続されている、つる巻きバネである。プローブ26が支持体20の中心から横にずれると、前記つる巻きバネの横方向の弾性によって、プローブ26が自動的に中心位置に戻される、即ち、前記つる巻きバネによって、プローブ26が略縦方向にのみ移動するよう抑制され、従来技術におけるプローブの横方向の移動に起因する問題を回避することができる。
更に、プローブ26の先端が被測定集積回路素子に接触する際、つる巻きバネの縦方向の弾性によって、前記被測定集積回路素子に加わるプローブ26の圧力が自動調整される。即ち、本発明においては、弾性支持体20によってプローブ26が支持されるため、プローブ26と前記集積回路素子との間の接触は、集積回路素子を損傷するハードコンタクトではなくソフトコンタクトとなる。プローブ26および支持体20は弾性導電材料で形成されている。プローブ26および支持体20は、銅、ニッケル、コバルト、錫、ホウ素、リン、クロム、タングステン、モリブデン、ビスマス、インジウム、セシウム、アンチモン、金、銀、ロジウム、パラジウム、白金、ルテニウム、およびこれらの合金から成る群から選択される材料から成ることが好ましい。被測定集積回路素子の電気信号は、プローブ26によって取得され、支持体20および第1導線28を介して外部に出力される。
図2Aは本発明の第2の実施の形態によるプローブ・デバイス40Aを示す図である。図2Aに示すように、プローブ・デバイス40Aは、矩形開口部44を有する絶縁型本体42、開口部44内に配されている2つの支持体50A、支持体50A内に配されているプローブ56、および絶縁型本体42内に配され、支持体50Aに電気的に接続されている第1導線58を備えている。支持体50Aは、プローブ56を略中心として放射状に配されている4つの梁52を有し、隣接する2つの梁52間のインクルーデッド・アングルは同じであり、略90度である。即ち、4つの梁52によって十字構造体が形成され、プローブ56が十字構造体の中心に位置している。梁52の一端がプローブ56に接続され、別の一端が絶縁型本体52に接続され、4つの梁のうちの1つが第1導線58およびプローブ56に電気的に接続されている。
図2Bは本発明の第3の実施の形態によるプローブ・デバイス40Bを示す図である。図2Aと比較し、図2Bに示すプローブ・デバイス40Bの支持体50Bは、交互に配されている4つの梁52と4つの梁54とから成る2種類の梁で構成されている。梁52と梁54との間のインクルーデッド・アングルは略45度である。試験信号をプローブ56に伝送するため、またはプローブ56が被測定集積回路素子から取得した電気信号を外部に伝送するため、第1導線58の一端が梁52の1つに電気的に接続されている。
図2Cは本発明の第4の実施の形態によるプローブ・デバイス40Cを示す図である。図2Aと比較し、図2Cに示すプローブ・デバイス40Cの支持体50Cは、上部および下部矩形つる巻きバネを備えている。前記矩形つる巻きバネの内端がプローブ56に接続され、外端が絶縁型本体42に接続されている。プローブ56は前記矩形つる巻きバネの中心に位置していることが好ましい。試験信号をプローブ56に伝送するため、あるいはプローブ56が被測定集積回路素子から取得した電気信号を外部に伝送するため、第1導線58が上部矩形つる巻きバネの外端に電気的に接続されている。
図3Aは本発明の第5の実施の形態によるプローブ・デバイス60Aを示す図である。図3Aに示すように、プローブ・デバイス60Aは、六角形の開口部64を有する絶縁型本体62、前記開口部64内に配されている2つの支持体70A、支持体70A内に配されているプローブ76、および絶縁型本体62内に配され、支持体70Aに電気的に接続されている第1導線78を備えている。支持体70Aは、6つの梁72および6つの梁72を連結している2つのリング74を備えている。梁72の一端がプローブ76に接続され、別の一端が絶縁型本体72に接続され、梁72の1つが第1導線78およびプローブ76に電気的に接続されている。6つの梁72は、プローブ76を略中心として放射状に配され、隣接する2つの梁72間のインクルーデッド・アングルは同じであり、略60度である。
図3Bは本発明の第6の実施の形態によるプローブ・デバイス60Bを示す図である。図3Aと比較して、図3Bに示すプローブ・デバイス60Bの支持体70Bは、上部および下部六角つる巻きバネを備えている。前記六角つる巻きバネの内端がプローブ76に接続され、外端が絶縁型本体62に接続されている。プローブ76は前記六角つる巻きバネの中心に位置していることが好ましい。試験信号をプローブ76に伝送するため、あるいはプローブ76が被測定集積回路素子から取得した電気信号を外部に伝送するため、第1導線78が上部六角つる巻きバネの外端に電気的に接続されている。
図4は本発明の第7の実施の形態によるプローブ・デバイス80を示す図である。図4に示すように、プローブ・デバイス80は、三角開口部84を有する絶縁型本体82、開口部84内に配されている2つの支持体90、支持体90内に配されているプローブ96、および絶縁型本体82内に配され、支持体90に電気的に接続されている第1導線98を備えている。支持体90は、3つの梁92および3つの梁92を連結している2つリング94を備えている。梁92の一端がプローブ96に接続され、別の一端が絶縁型本体82に接続され、梁92の1つが第1導線98およびプローブ96に電気的に接続されている。3つの梁92は、プローブ96を略中心として放射状に配され、隣接する2つの梁92間のインクルーデッド・アングルは同じであり、略120度である。
図5は本発明の第1の実施の形態によるプローブ・カード100の概略図である。プローブ・カード100は回路基板110およびプローブ・ヘッド140を備えている。回路基板110は、上面112に配されている複数の試験接続サイト116、および回路基板110内に配されている複数の導電路118(図8参照)を有している。複数の試験接続サイト116は、ピッチ122で配され、試験装置(図示せず)を接続することができる一方、導電路118によって回路基板110の底面114に電気的に接続されている。
図6は本発明の第1の実施の形態によるプローブ・ヘッド140の上面図である。図6に示すように、プローブ・ヘッド140は(図1に示す)複数のプローブ・デバイス10、複数のパッド144、および導線28と電気パッド144とを接続している複数の導線146を備えている(図6においては、図面の複雑化を避けるため2つの導線146のみ示してある)。複数のプローブ・デバイス10の配列は、集積回路素子170のパッド172に対応するよう設計されている。例えば、図7に示すような3×6のアレイに配置される。
図8は本発明の第1の実施の形態によるプローブ・カード100の機能を示す概略図である。図8に示すように、回路基板110は4つの積層板120を備え、導電路118のピッチが上面112から底面114に向け徐々に小さくなっている。プローブ・ヘッド140のパッド144の位置が、回路基板110の導電路118に対応し、プローブ・デバイス10の導線28と回路基板110の導電路118とが電気的に接続される。プローブ・ヘッド140のプローブ26は、集積回路素子170のパッド172のピッチに対応するピッチ142で配されている。プローブ26の先端がパッド172に電気的に接触することにより、集積回路素子172の電気特性を試験することができる。前記プローブ26の先端がパッド172に接触する際、パッド172表面の酸化層を貫通することができ、酸化層のインピーダンスに起因する測定誤りを防止することができる。
図9は本発明の第2の実施の形態によるプローブ・ヘッド150を示す図である。図9に示すように、プローブ・ヘッド150は、(図1に示す)複数のプローブ・デバイス10を備え、各々のプローブ・デバイス10は、導線28に電気的に接続されているパッド30を更に備えている。パッド30の位置は、(図8に示す)回路基板110の底面114の導電路118に対応するよう設計され、導線28と導電路118とが電気的に接続される。図6に示すプローブ・ヘッド140と比較して、プローブ・ヘッド150の占有スペースは明らかに小さい。
図10は本発明の第2の実施の形態によるプローブ・カード200の断面図である。プローブ・カード200は、プリント配線基板220、インタフェースボード230、および(図9に示す)プローブ・ヘッド150の3つの主要構成要素を備えている。プリント配線基板220は、複数の試験接続サイト222、および試験接続サイトを試験装置(図10には示さず)に接続する複数の導線224を備えている。インタフェースボード230は、上面に複数の第1信号接続サイト234、および底面に第2信号接続サイト238を備えている。第1信号接続サイト234は、プリント配線基板220の試験接続サイト222と略同じピッチで配され、第2信号接続サイトは、第1信号接続サイト224より小さいピッチで配されている。
(図9に示す)プローブ・ヘッド150の電気パッド30の位置が、インタフェースボード230の第2信号接続サイト238の位置と対応し、プローブ・デバイス10の導線28と第2信号接続サイト238とが電気的に接続される。更に別の実施の形態において、プローブ・カード200は、プローブ・ヘッド150を図6に示すプローブ・ヘッド140に置換することができ、(図8に示す)プローブ・ヘッド140のパッド144の位置が、インタフェースボードの第2信号接続サイト238に対応し、プローブ・デバイス10の導線28と第2信号接続サイト238とが電気的に接続される。
図11は本発明の第3の実施の形態によるプローブ・ヘッド240を示す図である。図11に示すように、プローブ・ヘッド240は、被測定集積回路素子のパッドに対応するよう配されている複数の図2Aに示すプローブ・デバイス40Aを備えている。更に別の実施の形態において、プローブ・ヘッド240は、図2Bに示すプローブ・デバイス40B、または図2Cに示すプローブ・デバイス40Cで構成することができる。プローブ・ヘッド240と回路基板との接続には、図6または図9に示す設計を用いることができ、導線58を回路基板のパッドに電気的に接続することができる。
図12は本発明の第4の実施の形態によるプローブ・ヘッド250を示す図である。図12に示すように、プローブ・ヘッド250は、被測定集積回路素子のパッドに対応するよう配されている、複数の図3Aに示すプローブ・デバイス60Aを有している。更に別の実施の形態において、プローブ・ヘッド250は、支持体70Bがつる巻きバネを備える図3Bに示すプローブ・デバイス60Bで構成することができる。プローブ・ヘッド250と回路基板との接続には、図6または図9に示す設計を用いることができ、導線78を回路基板のパッドに電気的に接続することができる。
図13は本発明の第5の実施の形態によるプローブ・ヘッド260を示す図である。図13に示すように、プローブ・ヘッド260は、被測定集積回路素子のパッドに対応するよう配されている複数の図4に示すプローブ・デバイス80を有している。プローブ・ヘッド260と回路基板との接続には、図6または図9に示す設計を用いることができ、導線98を回路基板のパッドに電気的に接続することができる。
本発明は、従来の技術と比較して、下記の利点を有している。
1. 支持体の横方向の弾性によってプローブが横方向に移動しないよう抑制され、略縦方向にのみ移動可能である。そのため、本発明のプローブ・デバイスにおいては、プローブが支持体の中心線に沿って自動的に位置合せされ、横方向の安定性が確保されると共に、プローブ・ヘッドのプローブが互いに接触して回路をショートするか、または衝突のような動作上の干渉が生じることがない。
2. 支持体の縦方向の弾性によって、プローブ・ヘッドの各々のプローブが個別に縦方向に移動することにより、集積回路素子のパッド間の水平方向の高さの差異が補償され、集積回路素子のパッドに接触する際、不均一なプローブ圧力が加わりパッドを損傷することがない。
3. 支持体の縦および横方向の弾性によって、プローブが集積回路素子に接触する際に生じるねじれ応力、および曲げ応力を吸収することができ、プローブの疲労および変形を抑制することができる。従って、従来技術におけるプローブ本体の変形を利用するバーチカル・プローブと比較して、本発明のプローブ・デバイスは、支持体の弾性、およびプローブの寿命を延ばすことができる。
4. 支持体の弾性を個別に設定することができる。従って、集積回路素子のパッドに対し、プローブ・ヘッドのプローブによって異なるプローブ圧力を加えることができる。例えば、集積回路素子の周縁部に対し低いプローブ圧力が加わるようにする一方、中央領域に高いプローブ圧力が加わるようにすることにより、プローブと集積回路素子との間の接触圧力の偏りを抑制することができる。
前記実施の形態は、本発明の説明を目的としたものに過ぎない。本発明の特許請求の範囲を逸脱することなく、別の多くの実施の形態が当業者によって考案可能である。
本発明の第1の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第2の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第3の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第4の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第5の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第6の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第7の実施の形態によるプローブ・デバイス。 本発明の第1の実施の形態によるプローブ・カードの断面図。 本発明の第1の実施の形態によるプローブ・カードの上面図。 本発明の第1の実施の形態によるプローブ・ヘッドの概略図。 本発明の第1の実施の形態によるプローブ・カードの機能を示す概略図。 本発明の第2の実施の形態によるプローブ・ヘッドの概略図。 本発明の第2の実施の形態によるプローブ・カードの断面図。 本発明の第3の実施の形態によるプローブ・ヘッドの概略図。 本発明の第4の実施の形態によるプローブ・ヘッドの概略図。 本発明の第5の実施の形態によるプローブ・ヘッドの概略図。
符号の説明
10 プローブ・デバイス
12 絶縁型本体
14 開口部
20 支持体
26 プローブ
28 導線
110 回路基板
116 試験接続サイト
118 導電路
140 プローブ・ヘッド
170 集積回路素子
230 インタフェースボード

Claims (37)

  1. 絶縁型本体、該絶縁型本体内に配されている少なくとも1つの支持体、該支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体に電気的に接続されている導線を備えていることを特徴とするプローブ・デバイス。
  2. 前記支持体が、つる巻きバネであることを特徴とする請求項1記載のプローブ・デバイス。
  3. 前記支持体が、前記プローブを略中心として放射状に配されている複数の梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略等しいことを特徴とする請求項1記載のプローブ・デバイス。
  4. 前記支持体が、前記梁を連結している少なくとも1つのリングを更に備えていることを特徴とする請求項3記載のプローブ・デバイス。
  5. 前記絶縁型本体が開口部を有し、前記支持体が該開口部内に配されていることを特徴とする請求項1記載のプローブ・デバイス。
  6. 前記開口部が三角形を成し、前記支持体が3つの梁および該梁を連結している少なくとも1つのリングを有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略120度であることを特徴とする請求項5記載のプローブ・デバイス。
  7. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項5記載のプローブ・デバイス。
  8. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体が4つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略90度であることを特徴とする請求項5記載のプローブ・デバイス。
  9. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項5記載のプローブ・デバイス。
  10. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体が6つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略60度であることを特徴とする請求項5記載のプローブ・デバイス。
  11. 前記プローブおよび支持体の材料が、銅、ニッケル、コバルト、錫、ホウ素、リン、クロム、タングステン、モリブデン、ビスマス、インジウム、セシウム、アンチモン、金、銀、ロジウム、パラジウム、白金、ルテニウム、およびこれらの合金から成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載のプローブ・デバイス。
  12. 少なくとも1つの試験接続サイトを有する回路基板、
    各々が絶縁型本体、該絶縁型本体内に配されている少なくとも1つの支持体、該支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体に電気的に接続されている導線を有する複数のプローブ・デバイスを備えるプローブ・ヘッド、および
    上面に配され前記回路基板の試験接続サイトに電気的に接続されている少なくとも1つの第1信号接続サイト、および下面に配され前記プローブ・ヘッドの導線に電気的に接続されている少なくとも1つの第2信号接続サイトを有するインタフェースボード
    を備えていることを特徴とするプローブ・カード。
  13. 前記支持体が、つる巻きバネであることを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  14. 前記支持体が、前記プローブを略中心として放射状に配されている複数の梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略等しいことを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  15. 前記支持体が、前記梁を連結している少なくとも1つのリングを更に備えていることを特徴とする請求項14記載のプローブ・カード。
  16. 前記絶縁型本体が少なくとも1つの開口部を有し、前記支持体が該開口部内に配されていることを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  17. 前記開口部が三角形を成し、前記支持体が3つの梁および該梁を連結している少なくとも1つのリングを有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略120度であることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  18. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  19. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体が4つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略90度であることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  20. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  21. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体が6つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略60度であることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  22. 前記プローブ・デバイスが、前記導線および前記インタフェースボードの第2信号接続サイトに電気的に接続されているパッドを更に備えていることを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  23. 前記プローブ・ヘッドが、前記プローブ・デバイスの導線および前記インタフェースボードの第2信号接続サイトに電気的に接続されている複数のパッドを更に備えていることを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  24. 前記プローブおよび支持体の材料が、銅、ニッケル、コバルト、錫、ホウ素、リン、クロム、タングステン、モリブデン、ビスマス、インジウム、セシウム、アンチモン、金、銀、ロジウム、パラジウム、白金、ルテニウム、およびこれらの合金から成る群から選択されることを特徴とする請求項12記載のプローブ・カード。
  25. 複数の試験接続サイト、および該試験接続サイトを底面に接続している複数の導電路を有する回路基板、および
    各々が絶縁型本体、該絶縁型本体内に配されている少なくとも1つの支持体、該支持体の略中心に配されているプローブ、および前記絶縁型本体内に配され、前記支持体および前記回路基板の導電路に電気的に接続されている導線を有する複数のプローブ・デバイスを備えるプローブ・ヘッド
    を備えていることを特徴とするプローブ・カード。
  26. 前記支持体が、つる巻きバネであることを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
  27. 前記支持体が、前記プローブを略中心として放射状に配されている複数の梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略等しいことを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
  28. 前記支持体が、前記梁を連結している少なくとも1つのリングを更に備えていることを特徴とする請求項27記載のプローブ・カード。
  29. 前記絶縁型本体が少なくとも1つの開口部を有し、前記支持体が該開口部内に配されていることを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
  30. 前記開口部が三角形を成し、前記支持体が3つの梁および該梁を連結している少なくとも1つのリングを有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略120度であることを特徴とする請求項16記載のプローブ・カード。
  31. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項29記載のプローブ・カード。
  32. 前記開口部が矩形を成し、前記支持体が4つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略90度であることを特徴とする請求項29記載のプローブ・カード。
  33. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体がつる巻きバネであることを特徴とする請求項29記載のプローブ・カード。
  34. 前記開口部が六角形を成し、前記支持体が6つの梁を有し、隣接する2つの梁間のインクルーデッド・アングルが略60度であることを特徴とする請求項29記載のプローブ・カード。
  35. 前記プローブ・デバイスが、前記導線および前記インタフェースボードの第2信号接続サイトに電気的に接続されているパッドを更に備えていることを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
  36. 前記プローブ・ヘッドが、前記プローブ・デバイスの導線および前記インタフェースボードの第2信号接続サイトに電気的に接続されている複数のパッドを更に備えていることを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
  37. 前記プローブおよび支持体の材料が、銅、ニッケル、コバルト、錫、ホウ素、リン、クロム、タングステン、モリブデン、ビスマス、インジウム、セシウム、アンチモン、金、銀、ロジウム、パラジウム、白金、ルテニウム、およびこれらの合金から成る群から選択されることを特徴とする請求項25記載のプローブ・カード。
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