JP2005289502A

JP2005289502A - 自動給油停止栓

Info

Publication number: JP2005289502A
Application number: JP2004132230A
Authority: JP
Inventors: Setsuo Saito; 節雄齋藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-03-31
Filing date: 2004-03-31
Publication date: 2005-10-20

Abstract

【課題】石油タンクより容器に移す時は常に溢れを監視する必要があった。
【解決手段】本発明は、本体（１）を給油容器口の受け口に固定レバー（８）を取付けて固定し、石油の入った給油タンクホース（１４）をホース継ぎ口（１０）に接続する。弁磁石（２）と外側より作動させる磁石（３）磁界で引合い弁（４）は垂直になり開いた状態になっているが、石油タンクの元栓を開き石油が流入して容器が満量になれば、フロート（７）が浮力により上がり弁磁石（２）と外側より作動する磁石（３）の磁界が離れ、弁（４）は弁磁石（２）の重さと液体の流れで水平になり閉じる。上がった外側より作動する磁石（３）は鉄板（５）に磁力により固定し弁（４）は閉じた状態を維持出きる自動給油停止栓。
【選択図】図１

Description

この発明は、家庭用大型石油タンクよりポリタンク等の容器に石油を移す時、またポリタンク等容器から石油ストーブの容器に石油を移す時に石油が溢れる前に、無電力で自動的に石油流入を止める事が可能な自動給油停止栓に関するものである。

従来技術として、液面の上昇に伴い、液面に浮くフロートの動きを利用して、動きをクランクに伝え、クランクの動きによって弁へ動きを伝え、弁が閉鎖し、液の流動を自動的に停止する技術が知られている。（例えば、特許文献１参照）
また、容器とポンプの継ぎ目を密封し、サイホン機能を利用して、液の流動を自動的に停止する技術が知られている。（例えば、特許文献２参照）
また、ポンプの先に設置されたセンサーによって、液面の上昇する動きを感知し、電気の働きを利用して、弁が閉鎖し、液の流動を自動的に停止する技術が知られている。（例えば、特許文献３参照）
特開平８−１４５３３５号公報特開平１０−２５９８００号公報特開平１１−２５５２９９号公報

この従来の構造とは異なり、本発明品は磁石を利用して構造を簡単にし、家庭用大型タンクから給油にも利用可能にした装置である。

従来の装置や方法は下記のことについて、強い要望があったがなかなかできなかった。家庭用大型石油タンクより石油ストーブ用小容器のポリタンク等に移す作業は、寒い中で時間がかかりその場を離れてしまい石油がポリタンク等より溢れだし、河川を汚染して大騒ぎになる事故が多発した。また飲料水取り入れ口まで流出し、吸水停止等の環境破になり社会問題化も発生していた。寒い地方では県、市町村の広報、地方新聞紙上で給油時はタンクより離れないで監視する旨の注意を毎年大きく掲載している。
解決しようとする問題点は、屋外の寒い中で家庭用大型タンクから、ストーブ用容器が給油時に溢れない様に、自動的に給油が止まる点である。

課題を解決する手段

ホース継ぎ口（１０）に給油タンクよりの給油タンクホース（１４）を接続し給油タンクの元栓を開く。本体（１）中間に弁磁石（２）の付いた弁（４）があり、本体の外側より作動させる磁石（３）と磁界により引合うことにより、弁（４）は垂直に向いて開いた状態になる。流入する石油の液面が上昇し容器の石油が満量になると、フロート（７）は浮力により上昇し、フロート棒（６）の先端に設置した外側より作動させる磁石（３）は、弁磁石（２）と外側より作動させる磁石（３）の磁界より離れることにより、弁（４）は弁磁石（２）の重さと、液流により自動的に水平になり弁（４）が閉じる。磁石の作用により弁（４）を作動させることを特徴とする自動給油停止栓。

発明の効果

本発明の、自動給油停止栓は、石油を移す容器が溢れる前に液体の流れを、無電力で止める事ができることにより、どんな場所でも使用可能である。特に寒冷地では頻繁に起きている石油流出による河川汚染、また汚染により飲料用水取り入れ停止などは、大型家庭用タンクから容器に給油時に、寒い中で時間がかかるためにその場を離れて、容器より石油が溢れた原因が多数を占めている。本発明品の自動給油停止栓を使用すると、容器が満量になれば自動的に弁が閉じて止まるため、石油流出を防ぐことができる。

また、本発明品は消毒液など液体をタンクより容器に移す作業等にも使用でき、大きさを変えると、ポリタンクより石油ストーブに移す手動式石油ポンプのホース先にも小型化して装着すれば可能になる。

本発明品は、石油タンクより別容器に移す作業が、無電力と最少部品により簡素化と低価格化をはかり、容器が満量になると流入を自動的に止めて、容器より溢れを無くすことが実現できた。

図１は、本発明品の実施例で容器に装着した時の図である。給油タンクホース（１４）をホース継ぎ口（１０）に装着し、受け口固定レバー（８）を押し容器受け口（１１）に固定する。液面（１２）が上昇すると浮力によりフロート（７）と連動するフロート棒（６）が一緒に上昇し、外側より作動する磁石（３）が弁磁石（２）より引き合っていたことによる垂直の弁（４）は磁界が離れる。

図２は、本発明装置の実施例で給油した容器が満量になった図である。液面（１２）の満量で、浮力によりフロート（７）と連動するフロート棒（６）が一緒に上昇し、外側より作動する磁石（３）が弁磁石（２）より引き合っていたことによる垂直の弁（４）は磁界が離れる。弁（４）が弁磁石（２）の重さと液体の流れで自動的に水平になり弁（４）が閉じ液流が止まる。

家庭用大型石油タンク注ぎ口のホース先に本発明品装置を付ける事により、移す容器の石油溢れを自動的に止める事ができる。ポリタンク用の給油手動式ポンプにも小型して装着でき自動的に止める事ができる。

自動給油停止栓を容器に装着した図で弁（４）が開いている断面図である。自動給油停止栓を容器に装着して容器が満量になり、弁（４）が閉じた断面図である。

符号の説明

１本体
２弁磁石
３外側より作動させる磁石
４弁
５鉄板
６フロート棒
７フロート
８受け口固定レバー
９フロート棒固定用具
１０ホース継ぎ口
１１容器受け口
１２液面
１３容器
１４給油タンクホース

Claims

本体（１）中間に弁磁石（２）の付いた弁（４）があり、本体の外側より作動させる磁石（３）と磁界により引合うことにより、弁（４）は垂直に向いて開いた状態になる。本体（１）を通過した石油は容器に移り、液面が上昇して容器の石油が満量になると、フロート（７）は浮力により上昇しフロート棒（６）の先端に設置した外側より作動させる磁石（３）は、弁磁石（２）と外側より作動させる磁石（３）の磁界より離れることにより弁（４）は弁磁石（２）の重さと、液流により自動的に水平になり弁（４）が閉る。磁石の作用により弁（４）を作動させることを特徴とする自動給油停止栓。
前記に電池を用いて、外側より作動させる磁石（３）を変えて、電磁コイルとスイッチを装着すれば容易に電池式の同装置が作成出きる。「請求項１記載の自動給油停止栓。」
本体（１）の大きさを変えることにより、大型家庭用タンクから移すホース先に装着とまた、手動式石油ポンプ等のホース先に装着まで可能になり、広範囲に使用できる「請求項１記載の自動給油停止栓。」