JP2005288173A - 滑動膝蓋骨プロテーゼ - Google Patents

滑動膝蓋骨プロテーゼ Download PDF

Info

Publication number
JP2005288173A
JP2005288173A JP2005099386A JP2005099386A JP2005288173A JP 2005288173 A JP2005288173 A JP 2005288173A JP 2005099386 A JP2005099386 A JP 2005099386A JP 2005099386 A JP2005099386 A JP 2005099386A JP 2005288173 A JP2005288173 A JP 2005288173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subcomponent
boss
patella
groove
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005099386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4762589B2 (ja
Inventor
Luke Aram
ルーク・アラム
Adam Hayden
アダム・ヘイデン
Dan Auger
ダン・オーガー
Jordan Lee
ジョーダン・リー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DePuy Products Inc
Original Assignee
DePuy Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DePuy Products Inc filed Critical DePuy Products Inc
Publication of JP2005288173A publication Critical patent/JP2005288173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762589B2 publication Critical patent/JP4762589B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
    • A61F2/38Joints for elbows or knees
    • A61F2/3877Patellae or trochleae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
    • A61F2/38Joints for elbows or knees
    • A61F2/3877Patellae or trochleae
    • A61F2002/3881Patellae or trochleae with moving parts

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

【課題】 改善された滑動膝蓋骨置換コンポーネントを提供すること。
【解決手段】 ベース部サブコンポーネントと関節運動サブコンポーネントの間のボス及び溝の構造によって並進運動及び/または回動運動の様々な自由度の組合せが可能な膝蓋骨置換コンポーネント。一実施形態では、組立てを容易にするために移動可能とすることができるスピンストッパーによって1つの軸を中心とした回動が制限されている。別法では、ボス及び溝が、スピンストッパーとして機能するように構成されている。一実施形態における膝蓋骨置換コンポーネントの組立ては、ボス取付け部を設けることで単純化されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロテーゼのコンポーネントに関し、詳細には膝蓋骨プロテーゼに関する。
損傷及び/または罹患した膝の移植用膝プロテーゼは、通常は大腿骨コンポーネント、脛骨コンポーネント、及び半月板コンポーネントの3つのコンポーネントを含む。大腿骨コンポーネントは膝蓋面を含むこともできる。膝蓋骨は、プロテーゼで表面を付け替える、または表面を付け替えずにそのまま残すことができる。プロテーゼコンポーネントは通常、膝関節の自然の動きを可能な限り回復または模倣するように構成される。特定のプロテーゼのコンポーネントの選択は、通常は患者の膝の状態によって決まる。例えば、大腿骨の遠位端部及び脛骨の近位端部の状態、並びに周囲の靭帯及び軟組織の開放性が関節プロテーゼの形態に影響を与え得る。
一般に、人工膝関節全置換術では、脛骨プラトーの全上面及び脛骨顆面を置換するプラットホーム部分を有する脛骨コンポーネントを用いる。大腿骨コンポーネントは、顆間橋(intercondylar bridge)及び膝蓋面につながった横方向に離間した顆部分を含む。顆間橋は溝の形態である。接触面は、天然の大腿顆及び脛骨顆の外側形状に概ね一致し、最終的に通常の関節運動を再現するように前後方向にスムーズに湾曲している。
通常は、膝蓋骨はその後面に、その膝蓋骨の内側面と外側面を分ける隆起部を有する。この隆起部が膝を曲げる時に顆間溝(inter-condylar groove)内で移動し、顆間溝に沿って膝蓋骨が移動できるようになっている。しかしながら、様々な膝構成要素の動きは極めて複雑であり、整形された置換コンポーネントであっても健常な天然の膝蓋骨のようには機能しない。例えば、X線透視検査により、膝が90度曲がると天然の膝蓋骨が7度傾くことが分かっている。しかしながら、一般的な人工膝蓋骨では25度傾く。
一般的に用いられる膝蓋骨置換コンポーネントには2つのタイプがある。1つは最も一般的に用いられているタイプであって、全てポリエチレンから形成されている。他方のタイプは、複数のサブコンポーネントから形成されている。複数のサブコンポーネントからなる膝蓋骨置換コンポーネントでは、通常は、ポリエチレンからなる関節運動サブコンポーネントがベース部に取り付けられている。このベース部は、金属から形成され、切除された膝蓋骨に移植される。膝蓋骨置換コンポーネントのこのタイプのベース部は幅が全体に亘って均一である。
天然の膝蓋骨を切除した後に、膝蓋骨置換コンポーネントの初めの移植が行われる。この切除では、通常は初めに切除ガイドを膝蓋骨に取り付け、次いで4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって画定された角度でガイドに従って膝蓋骨を切除する。次いで、置換コンポーネントを、切除された膝蓋骨に深さが均一なベース部を用いて取り付ける。この方法の問題点は、膝蓋骨が個々人によって異なり、同一人物でも左右の膝が異なることである。従って、4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって画定された角度は概ね許容されるが、切除する膝蓋骨の最適な角度ではない場合がある。従って、ベース部が取り付けられたら、膝蓋骨置換コンポーネントを、天然の膝蓋骨とは異なって大腿骨に整合させる。
膝蓋骨置換コンポーネントは、天然の膝蓋骨のようには機能しないで、様々な不所望の結果が生じることがある。不整合によって、膝蓋骨の亜脱臼や脱臼が起こり得る。このような脱臼が起こると、軟骨の磨耗及び膝の痛みが激しくなる。もちろん、不整合は、様々なコンポーネントの磨耗も増大させる。別の一般的な問題は、「膝蓋骨クランク症候群(patellar clunk syndrome)」である。この症候群の膝では、膝が曲がる時に膝蓋骨がスナッグ(snag)し、更に進むと膝蓋骨の位置がずれてしまう。しかしながら、膝蓋骨に対する圧力が増すと、このスナッグが打ち負かされ、膝蓋骨がスナッグを超えて移動し、通常は別の表面に衝当する。この衝撃により痛みが起こり、場合によっては音が聞こえる「クランク」が起こることもある。
膝蓋骨置換コンポーネントで起こる膝蓋骨のトラッキングの問題を解決する1つの方法では、ドーム型及びサドル型を含む整形された骨接触面が用いられる。サドル型は、2つの高い部分と低い中間部を備えた双極放物線に似ている。この高い部分が、顆間溝を通るようにデザインされている。
整形された骨接触面の性能は、膝蓋骨置換コンポーネントのパーツ同士が相対運動するようにすることで改善される。これは、外力を受けて動いている物体は、この物体の最大面積がこのような力を受けるまで回転し続けるという原理に基づいている。従って、例えば、サドル型膝蓋骨置換コンポーネントが回動して顆間溝から出始める時に、骨接触面と置換コンポーネントの残りの部分とが相対運動できると、骨接触面が回動しないため両方の高い部分が顆間溝内に維持される。膝蓋骨置換コンポーネントに作用する力が収まると、単に骨接触面が顆間溝内で安定する。
しかしながら、並進運動または回動する一定の自由度を有する膝蓋骨置換コンポーネントを提供する既知の方式は限られている。ある種の置換コンポーネントは、ある並進運動機能と回動機能を組み合わせている。しかしながら、このような置換パーツは、回動及び/または並進運動の自由が極端に限定されている。膝蓋骨置換コンポーネントのパーツ間の並進運動及び/または回動運動を様々に組み合せるのが有利である。
更に、膝蓋骨置換コンポーネントの様々なパーツ間の相対運動を可能にするにはある程度の組立てが必要である。もちろん、膝蓋骨置換コンポーネントのある程度の組立ては、そのコンポーネントに様々な種類の材料が使用されているために一般的に行われている。具体的には、ベース部は、セラミック、カーボンを含む合金、またはチタン合金などの材料を用いることができるが、通常はコバルトクロム合金など材料から形成される。骨接触面は、ポリエチレンまたはセラミックから形成される。それでもなお、可動部品の組立てには、更にデザインに配慮する必要がある。例えば、取り付けられた部品が確実に連結されるが運動が妨げられないように、各部品をすきま嵌めしなければならない。
加えて、移植後の磨耗した部品の交換のために一定の遊びを設けなければならない。例えば、膝蓋骨置換コンポーネント全てを交換するよりも膝蓋骨置換コンポーネントの骨接触面だけを交換する方が実用的である。しかしながら、このような一部の交換は、切開部内で行われるのが普通である。従って、膝蓋骨置換コンポーネントは、制限された空間内で容易に組み立てることができ、かつ組み立てられた状態を確実に維持できる部品を含むのが有利である。
従って、上記した1または複数の欠点を解消した膝蓋骨置換コンポーネントが要望されている。
本発明の目的は、様々な運動の自由度の組合せを含むように構成することができる滑動膝蓋骨置換コンポーネントを提供することにある。更なる目的は、最大で並進運動の自由度3、回動運動の自由度3の膝蓋骨置換コンポーネントを提供することにある。本発明の別の目的は、回動が所定の範囲に限定されるように膝蓋骨置換コンポーネントのあるサブコンポーネントに対して別のサブコンポーネントの回動を制御することである。本発明の更に別の目的は、膝蓋骨置換コンポーネントの組立て及び/または分解を容易にすると共に偶然外れる可能性を低くすることである。
本発明の一実施形態では、滑動膝蓋骨置換コンポーネントは、ベース部サブコンポーネント、ボスサブコンポーネント、及びそのボスを受容するための関節運動サブコンポーネントを含む。ボスと溝の構造を用いて、回転運動の最大自由度3または並進運動と回転運動の組合せを可能にすることができる。関節運動サブコンポーネントは、ボス取付け部を介してボスに取り付けることができる。ボス取付け部は、保持領域の他の部分よりも柔軟な保持領域の一部とすることができる。別法では、ボス取付け部は、ボスのヘッドを挿入することができるスロットまたはキーを含む他の開口とすることができる。一実施形態では、移動可能なスピンストッパー部材をボス取付け部と共に用いて、組立てを容易にすると共に偶然外れる可能性を小さくすることができる。
本発明の別の態様に従って、所定の範囲内でのみ軸を中心に回動できるスピンストッパー部材を提供する。このスピンストッパー部材は、収納可能、移動可能、または固定とすることができる。一実施形態では、スピンストッパー部材は、特殊な形状のボスと溝の構造によって提供される
本発明のこれらの目的及び特定の利点は、添付の図面を参照しながら以下の説明を読めば明らかになるであろう。
様々な運動の自由度の組合せを含むように構成することができる滑動膝蓋骨置換コンポーネントが提供される。
本発明の原理を良く理解できるように、ここで、添付の図面に詳細に例示され以下に記載されている実施形態を説明する。従って、本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。更に、本発明が、当業者が普通に想到する例示された実施形態のあらゆる代替形態及び変更形態、並びに本発明の原理の適用を含むことを理解されたい。
図1を参照すると、膝蓋骨置換コンポーネント10を含む膝関節が示されている。膝蓋骨コンポーネント10は、ベース部12及び関節運動サブコンポーネント14を含め、複数のサブコンポーネントを含む。この実施形態では、ベース部12は、切除された天然の膝蓋骨15に移植される。膝蓋骨置換コンポーネント10は通常、脛骨コンポーネント19の上の大腿骨コンポーネント17と係合する。膝蓋骨置換コンポーネント10の関節運動サブコンポーネント14は通常、顆間溝21に沿って大腿骨コンポーネント17に係合する。膝を曲げると、膝蓋骨置換コンポーネントが、図1の位置(大腿骨コンポーネント17の概ね左側)から大腿骨コンポーネント17のほぼすぐ下側の位置まで顆間溝21に沿って移動する。
本発明の1つの目的に従って、関節運動サブコンポーネント14とベース部12との間の相対運動を提供する。膝システム内での方向の関係は通常、前後、上下、及び内外の軸を含む大腿骨に基づいた座標系を用いて説明する。しかしながら、実際には膝蓋骨コンポーネント10が通常の運動中に向きを変えるため、本発明の別の説明では、別の基準座標系を画定するのが便利である。従って、図3に座標系を示し、これを本発明の説明に用いる。図3を参照すると、運動の自由度6が示されている。並進運動の自由度3が、X軸、Y軸、及びZ軸に沿った運動として画定されている。同様に、回動運動の自由3度が、それぞれの軸の周りの曲がった矢印によって示されているX軸、Y軸、及びZ軸を中心とした回動として画定されている。回転軸が回転する物体を通っている場合、その物体はスピンしている。ここでは、運動の自由度は、様々な膝蓋骨置換コンポーネントのベース部を基準にした上記した運動の自由度における運動と定義する。
膝蓋骨置換コンポーネント10が曲げた左膝に位置する場合、上記した座標系の文脈を大腿骨に基づいた座標系で表すと、並進軸Xに沿った運動は内外方向の並進運動(図3に示されているように概ね右から左)に一致し、並進軸Yに沿った運動は前後方向の並進運動(図3に示されているように概ね左から右)に一致し、並進軸Zに沿った運動は上下方向の並進運動(図3に示されているように概ね上から下)に一致する。
ここで図4を参照すると、膝蓋骨置換コンポーネント10のベース部12の側面図が示されている。ベース部12は、プラットホーム18から突き出たペグ16を含む。ペグ16は、ベース部12を切除された天然の膝蓋骨15に取り付けるために用いる。ベース部12は更に、スピンストッパー20及びボス22を含む。ボス22は、ステム24、及びヘッド26(この実施形態では概ねドーム型)を含む。
図5は、関節運動サブコンポーネント14の断面図である。関節運動サブコンポーネント14は、整形された骨接触面28及び支持面30を含む。骨接触面28の形状は詳細に後述する。支持面30は、プラットホーム18の上面に支持されるようにデザインされている。関節運動サブコンポーネント14は更に、それぞれ支持面30に対して開口した溝32及びスピンストッパー受容室34を含む。支持面30における溝32の開口はリップ36によって囲まれている。
関節運動コンポーネント14がベース部12に取り付けられると、スピンストッパー20がスピンストッパー受容室34内に受容され、支持面30がプラットホーム18の上面に近接する。ボス22のヘッド26が溝32内に延在し、リップ36がヘッド26の下側に位置し、ボス22のステム24に近接する。
図6は、ボス22のヘッド26の半径をR1として示すベース部12の平面図である。ベース部12に取り付けられた関節運動サブコンポーネント14の断面図である図7を参照すると、破線で楕円形として示されている溝32内のヘッド22の位置が破線で円形に示されている。R1によって示されているように、ヘッド26はリップ36によって溝32内に保持されている。この実施形態では、溝32の幅は、その一側のリップ36の幅よりも小さく、溝の反対側のリップ36の幅はボス22のステム24の幅よりも僅かに大きい。図4に示されているように、ヘッド26の直径は、ステム24の幅よりも実質的に大きい。
図4-図7の実施形態では、溝32はX軸に沿って延在する。従って、内外方向における関節運動サブコンポーネント14の動きが可能である。関節運動サブコンポーネント14がX軸に沿って並進運動する時、スピンストッパー20がスピンストッパー受容室34内で移動し、ステム24がリップ36によって囲まれた溝32の開口内を移動する。
加えて、図6に示されているようにボス22のヘッド26がXY平面において円形であるため、関節運動サブコンポーネント14がボス22を中心に回動することができる。従って、関節運動サブコンポーネントはZ軸を中心に回動する。しかしながら、このような回動はスピンストッパー20によって制限される。具体的には、関節運動サブコンポーネント14が回動すると、スピンストッパー受容室34がスピンストッパー20に対して移動する。スピンストッパー受容室34がスピンストッパー20に接触すると、関節運動サブコンポーネント14は回動を続けることができない。従って、関節運動サブコンポーネント14の回動は、スピンストッパー受容室34の形状を画定する構造によって制限される。図6の実施形態では、関節運動サブコンポーネント14は15度程度回動することができる。
図8-図11に、並進運動及び回動が示されている。図8には、大腿骨コンポーネント44の顆間溝42内のトラッキング位置にある膝蓋骨置換コンポーネント10が示されている。図9には、例えば、膝が延びた位置から曲がった位置に動く時に、X軸に沿って顆間溝42の軌道から出始めた膝蓋骨置換コンポーネント10が示されている。膝蓋骨置換コンポーネント10が顆間溝42から出る時に、骨接触面28が顆間溝42の両側を押圧する。溝32がX軸に延在するため、ボス22が溝32内を移動することができる。従って、図10に示されているように、ベース部12及び切除された膝蓋骨は引き続きX軸に沿って右に移動するが、関節運動サブコンポーネント14は顆間溝42内に保持される。
上記した並進運動の時に、Z軸を中心とする回動も可能である。この回動が起こり得るのは、膝が動くと、顆間溝42内の膝蓋骨置換コンポーネント10も移動して顆間溝42の横断面が変化するためである。従って、骨接触面28が接触している顆間溝42の表面形状が変化する。従って、骨接触面28が顆間溝42の側面を押すと、関節運動サブコンポーネント14が、顆間溝42の表面に対してその最大面積が接触するように回動する傾向にある。スピンストッパー20がスピンストッパー受容室34の側面に接触するまで、関節運動サブコンポーネント14は回動できる。この回動動作により、関節運動サブコンポーネント14の一部が顆間溝42内に維持されてトラッキングが改善される。これは、自己修正機能と呼び、その動作は図8-図11に示されている。図11に示されているように、関節運動サブコンポーネント14が、図9におけるその位置に対して矢印46の方向に僅かに回動したことを留意されたい。
上記したように、加えられた力に応答して物体が回動する傾向は、膝蓋骨置換コンポーネントのトラッキング能力を改善するのに極めて有用である。骨接触面28のドーム型は、トラッキングを改善するのに有用だと分かっている単に1つの形状である。上記した別の形状はサドル型である。この形状を有する膝蓋骨コンポーネントが、言及することを以ってその開示内容の全てを本明細書の一部とする米国特許第4,094,017号に開示されている。図12に、米国特許第4,094,017号に開示されているものに類似したサドル型の骨接触面48を有する関節運動サブコンポーネント50が示されている。図13に示されているように、関節運動サブコンポーネント50は、低い中心部分及び2つの高い端部を含む。サドル型骨接触面は、スピンストッパーを含まないベース部と組み合わせて用いることもできるため、Z軸を中心とする回動が制限されないようにできる。本発明は、特定の骨接触面の形状に限定されるものではなく、このようなサドル型骨接触面や他の形状も本発明の範囲内に含まれる。
ここで図14を参照すると、ベース部12に取り付けられた関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の断面図が示されている。関節運動サブコンポーネント52は、関節運動サブコンポーネント14に極めて類似した動作をする。違いは、溝54がX軸ではなくY軸に沿って延在することである。従って、前後方向における並進運動が可能である。関節運動サブコンポーネント14と同様に、関節運動サブコンポーネント52は、上記した同じ要領で、スピンストッパー受容室56を画定する構造及びスピンストッパー20によって制限されたZ軸を中心とした回動が可能である。
本発明に従って、運動の別の自由度を容易に得ることができる。図15を参照すると、変更されたベース部60が示されている。ベース部60は、ボス62及びスピンストッパー64を含む。ベース部60の上面66は球面状である。図16に示されている関節運動サブコンポーネント70の支持面68は、関節運動サブコンポーネント70がベース部60に取り付けられた時に上面66に近接して延在するようにベース部60に対して相補的な表面形状を有する。従って、ボス62が溝72の長さに沿って移動すると、関節運動サブコンポーネント70がY軸を中心に回動する。従って、関節運動サブコンポーネント70は、上記した同じ要領で、スピンストッパー受容室82を画定する構造及びスピンストッパー64によって限定されたZ軸を中心とした回動が可能である。従って、回動の自由度2が得られる。
Y軸及びZ軸を中心とする回動の代わりに、膝蓋骨インプラントは、X軸とZ軸を中心に回動するようにデザインすることもできる。これは、溝の方向を単純に90度回転させるだけで達成できる。従って、溝は、図14に示されている関節運動サブコンポーネント52の溝54と同じ向きにすることができる。
別法では、X軸を中心とした回動の第3の自由度を得ることができる。これは、ボス62のヘッド74の直径よりも幅が広い溝72を設け、ボス62のステム76よりも幅が広い、溝72から支持面68まで延びた開口を設けることで達成される。従って、溝72内における端から端までのボス62の相対運動が可能となる。従って、ボス62がドーム型であるため、上面66がX軸に沿って曲線状である。従って、溝72内での端から端までのボス62の運動はX軸を中心とした回動である。もちろん、ヘッド74は、ヘッド74が溝72内に維持されるように溝72から支持面68まで延びた開口よりも広い幅を有しなければならない。
関節運動サブコンポーネント70はまた、ボス取付け部78、及びスピンストッパー受容室82に連通したスピンストッパー室導入部80を含む。ボス取付け部78は、関節運動サブコンポーネント70をボス62に取り付けるために用いる。ボス取付け部78が溝72からオフセットしているため、関節運動サブコンポーネント70がベース部60から偶然外れる可能性が低い。スピンストッパー室導入部80のデザインによって、偶然外れる可能性を更に低くすることができる。具体的には、スピンストッパー室導入部80を極めて細くし蛇行させる。従って、偶然外れるには、スピンストッパー64が内部を移動できるように、関節運動サブコンポーネント70が極めて特殊なパターンでベース部60に対して移動及び回動しなければならない。このようなパターンが偶然に起こる可能性はかなり低い。
もちろん、スピンストッパー受容室の導入部を更に変更して、偶然に外れる可能性を更に低くすることもできる。一例として、図17に、スピンストッパー室86及びスピンストッパー室導入部88を備えた関節運動サブコンポーネント84が示されている。スピンストッパー室導入部88は、図17で見てスピンストッパー室86の中心よりやや右側でつながっている。更に、スピンストッパー室86は、左下部分よりも右下部分の方がやや深くなっている。具体的には、図17に示されているように、スピンストッパー室86の壁部85は壁部87よりも低い。従って、偶然外れるには、スピンストッパー64がスピンストッパー室導入部88内に移動してボス60がボス取付け部89内に移動できるようにする極めて特殊な回動と移動のパターンが必要である。
当業者であれば、図16及び図17に示されている関節運動サブコンポーネントを、他の形状のボスに取り付けできるように容易に変更できることを理解できよう。限定するものではないが、一例として、関節運動サブコンポーネント70または84の支持面を平坦にして、図4のベース部12などのベース部に用いることができるように構成することができる。
図18A-図19に、代替の膝蓋骨置換コンポーネントが示されている。ベース部90はボス92を含む。ボス92のヘッドは台形状である。この台形ヘッドが、スピンストッパーを提供するのに極めて有用であり、コンポーネントに用いる部品の数を減らすことができ、コンポーネントの製造を単純にできる。具体的には、図19に示されているように、関節運動サブコンポーネント94は破線で示されている溝96を含む。ボス92のヘッドは、溝96内に適合するように構成され、X軸に沿って並進運動することができる。更に、ボス92のヘッドの幅が溝96の幅よりも小さいため、関節運動サブコンポーネント94がボス92の周りをある程度回動することができる。
しかしながら、このようなあらゆる回動は、溝とボスのヘッドとの寸法差によって限定される。具体的には、相対運動は、ボスが溝96の両側に接触するまで可能である。図18A-図19の実施形態では、両側に接触するのは、例えば、コーナー98が溝96の一側に接触し、コーナー100が溝96の他側に接触した時である。これは、コーナー98とコーナー100との間のボス92のヘッドセグメントの長さが溝96の幅よりも大きいためである。従って、コーナー98及びコーナー100によって画定されたセグメントは、コーナー98及びコーナー100が溝96を横断する時に回動を一方向に限定する制限セグメントである。
当業者であれば、本発明に従ったスピンストッパーは様々な形状にできることを理解できよう。限定するものではないが、一例では、スピンストッパーは、楕円形、長方形、または三角形にすることができる。1つの楕円形を用いる場合、主軸のみが制限セグメントとなるように楕円形をデザインして、ほぼ180度の回動を可能にすることができる。三角形は、2つのコーナーが溝の両側に接触するようにデザインすることができる。言い換えれば、制限セグメントとなる2つの長い辺と第3の辺を有する概ね三角形のヘッドにすることができる。従って、ヘッドは、180度未満から5度またはそれ以下に回動を制限することができる。もちろん、溝の深い部分と相互作用するヘッドの高い部分など、溝の構造と相互作用するボスの構造を設けて、本発明の範囲内であるスピンストッパーを提供することができる。
ここで図20を参照すると、代替のボスが示されている。ベース部102はボス104を含む。図21に示されているように、ボス104は、ステム106及びヘッド108を含む。ヘッド108は側面110を有する。ここで図22を参照されたい。関節運動サブコンポーネント112は溝114及びリップ116を含む。リップ116は、支持面118まで溝114の開口を取り囲み、ボス保持部材として機能する。リップ116は、ボス取付け部120を含む。ボス取付け部120は、リップ116の一部であって、リップ116の他の部分よりも柔軟な材料から形成されている。限定するものではないが、一例では、リップ116は、所定密度のポリエチレンから形成することができ、ボス取付け部120は密度がより低いポリエチレンから形成することができる。従って、ボス取付け部120は、容易に変形することができ、ヘッド108を溝114内に押し込むことができる。ヘッド108がボス取付け部120を通過すると、ボス取付け部120は元の形状に戻る。従って、ヘッド108は、リップ116及びボス取付け部120によって溝114内に保持される。
図23に、ボス104と共に用いることができる代替のボス取付け部が示されている。関節運動サブコンポーネント122は溝124を含む。リップ126は、関節運動サブコンポーネント122の支持面128まで溝124の開口を実質的に取り囲んでいる。この実施形態のリップ126はスロット130で開口している。スロット130は、ボス104のヘッド108の幅よりも僅かに小さい。しかしながら、リップ126がポリエチレンなどの弾性材料から形成されているため、ヘッド108はスロット130を介して溝124内に押し込むことができる。図23の実施形態では、スロット130の幅は、ヘッド108を溝124内に更に入れ易いようにするためにボス104の側面110のとほぼ同じ大きさになるように選択される。
ここで図24を参照すると、ベース部132は、スピンストッパー134、及びドーム型のボス136を含む。ボス136は、端部が細く中間が広い断面形状を有する。従って、図25に示されているスロット138は、溝140の開口の両側に三角形状に設けられている。スロット138は端部で細く中間に向かって広くなっているため、関節運動サブコンポーネント142のボス136への取付けが可能である。具体的には、ボス136のヘッドの断面がボス取付け部を通過しなければならないため、スロット138の形状は、ボス136のヘッドの断面に実質的に一致するようにデザインされている。
図26Aに、ボス取付け部の更に別の実施形態が示されている。関節運動サブコンポーネント146は、ボス保持部150によって実質的に囲まれた溝148を含む。この実施形態では、ボス取付け部152は、溝148の下端部の点Aから点Bまで延びており、ボス保持部150と同じ材料から形成されている。しかしながら、ボス取付け部152は、図26Bに示されているように、ボス保持部150よりも実質的に薄い。従って、ボス取付け部152は、ボス保持部150よりも柔軟である。
図27Aに、ボス保持部151によって実質的に囲まれた溝194を含む関節運動サブコンポーネント147が示されている。この実施形態では、ボス取付け部153は、溝149の下端部の点Dから点Eまで延びており、ボス保持部151と同じ材料から形成されている。しかしながら、ボス取付け部153のリップが、溝内に挿入されるボスのヘッドの幅よりも僅かに小さい、関節運動サブコンポーネント147の支持面から溝149まで延びた開口を画定している。これとは対称的に、ボス保持部151のリップは、ボス取付け部153の開口よりも小さい、関節運動サブコンポーネント147の支持面から溝149まで延びた開口を画定している。これは、図27Bと図27Cを比較すると分かる。つまり、ボス取付け部153のリップが溝149に対して延びている距離は、ボス保持部151のリップよりが溝149に対して延びている距離よりも短い。従って、ボス取付け部153は、ヘッドを溝149に挿入する際または取り出す際の抵抗がボス保持部151よりも小さい。
本発明の別の実施形態に従えば、ボスは、ある要領で溝内に嵌るようにキーが設けられている。図28Aを参照すると、ベース部156のボス154はヘッド158を含む。ヘッド158にはねじが設けられている。関節運動サブコンポーネント160は、図29に示されているように溝162及びボス取付け部164を含む。ボス取付け部164は、ヘッド158に螺合するねじが設けられている。これは、図30の線A-Aに沿って見た関節運動サブコンポーネント160の断面図である図31にも示されている。
図28Aのベース部156は更に、スピンストッパー受容室168内に受容されるスピンストッパー166を含む。この実施形態のスピンストッパー166はベース部156内に移動可能である。図28Bに示されているように、スピンストッパー166は複数のノッチ167を含む。引込みねじ170は、スピンストッパー166のノッチ167に係合するように構成された複数のフィン171を含む。従って、引込みねじ170が時計回りに回動すると、スピンストッパー166がベース部156内に収納される。具体的には、フィン171がノッチ167に係合して、スピンストッパーが押し下げられる。スピンストッパー166がベース部156内に移動すると、関節運動サブコンポーネント160がボス154に対して自由に回動することができる。
引込みねじが反時計周りに回動すると、フィン171がノッチ167に係合して、スピンストッパー166がベース部156から突き出される。スピンストッパー166の上方への移動は、ベース部156の上面の下側に接触している制限フラッジ173によって制限されている。
従って、関節運動サブコンポーネント160のベース部156への取付けは、スピンストッパー166をベース部156内に収納してから開始する。次いで、ボス154がボス取付け部164に近接するように、関節運動サブコンポーネント160をボス154の上に配置する。次いで、ボス取付け部164のねじがヘッド158のねじに係合するように、関節運動サブコンポーネント160を回動させる。この回動を続けて、ヘッド154が溝162内に入ってヘッド158のねじ部とボス取付け部164のねじ部との係合が解除されるようにする。次いで、スピンストッパー受容室166をスピンストッパー166収納位置の上に移動させ、上記したように引込みねじ170を回動させてスピンストッパー166をスピンストッパー受容室166内に進める。
膝蓋骨置換コンポーネントのベース部内に収納可能なスピンストッパーを用いることにより、単純な方法での組立てが可能になり、偶然に外れてしまうことが実質的にない。更に、ボス取付け部164を通過してその中にヘッド158を挿入するためにはヘッド158をボス取付け部164に対して1回転以上ねじ込む必要があるが、このような1回転以上のねじ込みは組立てには必要ない。
一例では、図32Aに示されているボス172は、キーが付いたヘッド174及び移動可能なスピンストッパー176を含む。図32Bに示されているように、スピンストッパー176はばね177の上に配置されている。ばね177は、スピンストッパー176をボス172から押し出す方向に付勢するように構成された付勢部材である。従って、スピンストッパー176を押してスピンストッパー176でばね177を押圧できるため、ばね177を圧縮してスピンストッパー176をプレート178内に移動させることができる。解放すると、スピンストッパー176の上方への移動がフランジ179によって制限されるまで、ばね177がスピンストッパー176をプレート178から突き出す。図33に示されている関節運動サブコンポーネント180は、スピンストッパー受容室182、及びボス保持部186によって囲まれたボス取付け部184を含む。
関節運動サブコンポーネント180のベース部178への取付けのために、ボス取付け部184とヘッド174に相補的なキーが設けられていて、関節運動サブコンポーネント180を右に90度回動させてから元に戻して、ヘッド174をボス取付け部184を通過させることができる。スピンストッパー176をベース部178内に移動させて、次いで関節運動サブコンポーネント180をベース部178の上の取付け位置まで回動させることができる。スピンストッパー176の解放により、スピンストッパー176がベース部178を出てスピンストッパー受容室182内に移動することができる。スピンストッパー176がスピンストッパー受容室182内にある時は、関節運動サブコンポーネント180が90度は回動できないため、組み立てられた膝蓋骨置換コンポーネントが偶然に外れることがない。
交換する際の関節運動サブコンポーネント180の取外しは非常に単純である。外科医が、図32Cに示されているキー181をベース部178の側面のスロット(不図示)内に単に挿入する。キー181が挿入されると、ランプ183が圧縮バー185に係合し、圧縮バー185が押し下げられる。従って、ばね177が圧縮され、スピンストッパー176がベース部178内に移動する。次いで、関節運動サブコンポーネント180を90度回動させ、キーが付いたヘッド174をキーが付いたボス取付け部184に一致させて関節運動サブコンポーネント180をベース部178から取り外す。従って、キー181と圧縮バー185を設けることでスピンストッパーを引き込めることができる。
本発明に従った膝蓋骨置換コンポーネントの組立ては更に単純にすることができる。図34及び図35を参照すると、ベース部190は、ヘッド194を有するボス192及び移動可能なスピンストッパー196を含む。スピンストッパー196は、一例では、図32Bに示されているようにばね荷重したり、図28Bに示されているように収納可能にすることができる。関節運動サブコンポーネント198は、ボス保持リップ202及びボス取付け部204によって実質的に囲まれた溝200を含む。スピンストッパー受容室206が、ボス取付け部204に近接して配置されている。関節運動サブコンポーネント198はランプ部208も含む。図36Aに示されているように、ランプ部208の端部は、スピンストッパー受容室206に近接した支持面210とほぼ同一平面にあり、反対側の端部は、スピンストッパー196がベース部190内に移動していない時のスピンストッパー196の高さにほぼ一致する深さを有する。
関節運動サブコンポーネント198のベース部190への取付けを図36A及び図36Bを用いて説明する。初めに関節運動サブコンポーネント198を、図36Aに示されているようにベース部190に配置する。従って、ヘッド194が、そのヘッド194とほぼ同じ幅のボス取付け部204内に挿入される。この時点では、スピンストッパー受容室206が、ベース部190の表面の上のボス192とスピンストッパー196との間に位置する。スピンストッパー196はランプ部208の下に位置する。
次いで、関節運動サブコンポーネント198を矢印199の方向に移動させる。従って、ボス192のヘッド194が溝200内の保持リップ202の上を移動する。ランプ部208がスピンストッパー196に接触すると、スピンストッパー196がベース部190内に押し込まれる。関節運動サブコンポーネント198を矢印199の方向に続けて移動させ、図36Bに示されているように、スピンストッパー受容室206がスピンストッパー196の上にきて、スピンストッパー196がベース部190から突き出てスピンストッパー受容室206内に入るようにする。この時点で、ヘッド194が保持リップ202によって溝200内に維持されている。更に、スピンストッパー196がスピンストッパー受容室206内にあると、ヘッド194はボス取付け部204内に移動することができない。具体的には、スピンストッパー196がスピンストッパー受容室206の後部壁に接触してもなお、ヘッド194が保持リップ202上に位置する。従って、偶然に外れる可能性が極めて低い。
上記した例では、ボスがベース部に固着されているが、本発明はこれに限定されるものではない。所望に応じて、ボスを関節運動サブコンポーネントに固着または取り外し可能に取り付けて、このボスをベース部に取り外し可能に取り付けることができる。一例として、図37に、膝蓋骨置換コンポーネントの代替実施形態の組立分解図が示されている。膝蓋骨コンポーネント212は、ベース部214、ボス216、及び関節運動サブコンポーネント218を含む。ボス216は、概ねバーベルの形状であり、細いステム220及び2つの拡大ヘッド222及び224を有する。ヘッド222及び224はそれぞれ、図38に示されているベース部214の溝226内及び関節運動サブコンポーネント218の溝228内に受容されるように構成されている。他の実施形態を用いて説明した上記方法に従って、ヘッド222及び224をそれぞれ溝226内及び228内に挿入して維持することができる。加えて、ヘッド222及び224はそれぞれ、上記したボス及び溝に従って、制限された回動が可能となるように溝226及び228に沿って移動できるように構成することができる。従って、膝蓋骨置換コンポーネント212は、X軸及びY軸に沿って並進運動でき、更にZ軸を中心に回動することができる。
回動の自由度3を望む場合は、図37及び図38の実施形態を、図15及び図16を用いて説明したように曲線状の接触面を有するように変更することができる。従って、ベース部214がドーム型の場合、溝226によりX軸を中心とした回動が可能となり、溝228によりY軸を中心とした回動が可能になる。図37を用いて説明したように、Z軸を中心とした回動を付与することもできる。
図39及び図40に示されている実施形態では、Z軸を中心に無制限に回動することができる。膝蓋骨置換コンポーネント230は、ベース部232、ボス234、関節運動ベース部236、及び骨接触コンポーネント238を含む。ベース部232及び関節運動ベース部236はそれぞれ、図40に示されているように溝240及び242を含む。従って、図37及び図38の実施形態と同様にX軸及びY軸の並進運動が可能である。しかしながら、骨接触コンポーネント238は、関節運動ベース部236の周りを完全に自由に回動することができる。もちろん、ベース部232及び関節運動ベース部234の下部をドーム型にして回動の自由度3を付与することもできる。
膝蓋骨置換構成要素の改善されたトラッキングを更に改善するために、切除された膝蓋骨の膝蓋骨腱及び4頭筋腱によって画定された角度に対して関節運動コンポーネントの骨接触面の角度を変更することができる。図41を参照すると、ベース部240は、スピンストッパー242、ボス244、骨接触面246、及び関節運動コンポーネント接触面247を含む。ベース部240の骨接触面246は、図41に示されているように上部から底部にかけて幅が狭くなっている。従って、骨接触面246は、膝蓋骨切除の平面に概ね一致する平面に延在する。従って、骨接触面の平面に直角な軸を切除軸と呼ぶことができる。これは、図41に切除軸249として示されている。
この実施形態の関節運動コンポーネント接触面247はある平面を画定している。関節運動コンポーネント接触面247に垂直な軸が軸251として示されている。軸251は、切除軸249に対して所定の角度をなしている。この角度は、ベース部246に取り付けられた関節運動コンポーネントの骨接触面が天然の膝蓋骨に近い角度で大腿骨に接触するように選択される。これは、図42の膝蓋骨置換コンポーネント248を図43に示されている膝蓋骨置換コンポーネント250と比較すると分かる。膝蓋骨置換コンポーネント248は、深さが均一なベース部252を含む。これとは対照的に、ベース部関節運動コンポーネント250は、図41に示されているように上部から底部にかけて深さが浅くなっているベース部246を含む。従って、膝蓋骨置換コンポーネント248の骨接触面254と比べて、膝蓋骨置換コンポーネント250の骨接触面256は時計回りに回動している。
図45に、膝蓋骨置換コンポーネントの代替の実施形態が示されている。膝蓋骨置換コンポーネント270は、完全にポリエチレンから形成されたワンピースのコンポーネントである。膝蓋骨置換コンポーネント270は、上部272が下部274よりも厚い。従って、関節運動面276は、天然の膝蓋骨により近い角度で大腿骨に接触する。
例えば、左膝蓋骨置換コンポーネント及び右膝蓋骨置換コンポーネントを含むキットとして提供される膝蓋骨置換コンポーネントを用いて既知の方法に従って膝蓋骨の切除が行われる場合に、ベース部240または膝蓋骨置換コンポーネント270を用いることができる。これらの実施形態における置換コンポーネントが対称でないため、別々にデザインされた左膝蓋骨置換コンポーネント及び右膝蓋骨置換コンポーネントが必要である。従って、関節運動面の適切な向きのために、右膝及び左膝のそれぞれに固有のコンポーネントが必要である。
別法として、ベース部の深さが均一な膝蓋骨置換コンポーネントを使用できる新規の切除方法を説明する。この新規の方法に従えば、置換する膝蓋骨の画像を撮る。この画像に基づいて、最適な切除角を決定する。次いで外科医が、4頭筋腱及び膝蓋骨腱に取り付ける従来の切除ガイドを用いて、決定した角度に従って切除ガイドから膝蓋骨切除の角度を合わせる。切除の精度を改善するために、外科医が必要に応じて切除を修正することができるように、この切除をイメージガイド外科手術として行うことができる。
別法では、従来の切除ガイドを、そのガイド面が4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって画定された角度に対して所定の角度をなすことができるように変更することができる。従って、画像を撮って変更角度を決定した後に、ガイド面を、4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって決定した角度から最適な角度に調節する。
当業者であれば、上記した新規方法及び/またはベース部の深さが異なる膝蓋骨置換コンポーネントの使用を、上記した本発明の他の特徴と組み合わせることができることを理解できよう。限定するものではないが、一例として、ベース部258は、骨接触面262の概ね反対のドーム型関節運動面260を含む。この実施形態では、関節運動コンポーネントの骨接触面の向きは、ボス262のステムの向きによって変わる。従って、軸264が、ボス262のステムの中心を通る軸方向に描かれた線によって画定されている。軸264は、切除軸266に対して所定の角度をなしている。
図46A及び図47Bに、本発明の特徴を含む別の膝蓋骨置換コンポーネントが示されている。図46Aには、ベース部サブコンポーネント280及びボス282の上方からの立面図が示されている。ベース部サブコンポーネント280はX軸に沿って湾曲している。側面図である図46Bに示されているように、ベース部サブコンポーネント280はY軸に沿っては湾曲していない。従って、ベース部サブコンポーネント280は、概ねチューブまたはバレルの側部の形状である。この形状は、図46Cに示されているベース部サブコンポーネント284の斜視図を見ると分かり易い。
図47Aに示されている関節運動サブコンポーネント286をベース部サブコンポーネント280と共に用いることができる。図47Bに示されているように、関節運動サブコンポーネント286は、ベース部サブコンポーネント280の曲線に対して相補的に支持面288に沿って湾曲している。従って、関節運動サブコンポーネント286は、図46A及び図47Bのそれぞれの矢印290及び293によって示されているように、ベース部サブコンポーネント280に沿って移動することができる。この運動はY軸を中心とした回動である。
必要に応じて、ベース部サブコンポーネント280及び/または関節運動サブコンポーネント286は更に、Z軸を中心に回動できるように変更することができる。このような構造は図48A-図48Bに示されている。図48Aに示されているように、ベース部サブコンポーネント290は図46Aのベース部280に類似している。しかしながら、関節運動サブコンポーネント292は、ベース部サブコンポーネント290の上部よりも湾曲が小さい支持面294を含む。図48Bは、図48Aに示されている向きと同じ向きの関節運動サブコンポーネント292及びベース部サブコンポーネント290の前方からの立面図である。支持面294が、図48Aに示されている1点でベース部サブコンポーネント290に接触しているためZ軸を中心に回動することができる。
この実施形態のベース部サブコンポーネント290はスピンストッパーとして機能する。関節運動サブコンポーネント292が図48Cに示されている位置まで回動すると、支持面294が図48Dに示されている第2の位置でベース部サブコンポーネントに接触する。従って、関節運動サブコンポーネント292が同じ方向に回動を続けることができない。
これに加えて或いは別法では、関節運動サブコンポーネントの溝及びボスのステムを回動できるように変更することができる。図49Aに示されているように、ボス298のステム296を細長くする。溝300の深さは、ヘッド302がボス保持リップ304の十分上に位置できるように相補的に深くなっている。従って、図48Dに示されている関節運動サブコンポーネント292及びベース部サブコンポーネント290と同様の要領で、関節運動サブコンポーネント306が回動してベース部サブコンポーネント308に接触すると、この接触によりベース部サブコンポーネント308を関節運動サブコンポーネント306から離して回動可能にする力が発生する。ボス保持リップ304とヘッド302との間に空間があるため、関節運動サブコンポーネント306がベース部サブコンポーネント308から離れることができ、これにより更に回動することができる。この回動は、ボス保持リップ304が図49Bに示されているようにヘッド302に接触するまで続く。この時点で、更なる回動ができなくなる。従って、ボス298がスピンストッパーとして機能し、溝300がスピンストッパー受容室として機能する。
当業者であれば、上記した発明により、膝全置換術または膝部分置換術の後の大腿骨及び膝蓋骨の問題の発生が少ない膝蓋骨置換コンポーネントを提供できることを理解できよう。本発明に従えば、膝蓋骨置換コンポーネントの膝蓋骨の運動を、天然骨の運動により似せることができ、膝蓋骨クランク症候群を減少させ、膝をより深く曲げることができる。更に、本発明に従った置換コンポーネントは、接触応力が小さいため置換コンポーネントの寿命が延びる。
本発明を添付の図面に例示し上記記載で説明したが、これらは例示目的であって限定目的ではない。好適な実施形態のみを用いて説明したが、本発明の範囲内に含まれる好適な実施形態の全ての変形形態及び変更形態、並びに更なる適用が保護されるべきであることを理解されたい。
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)膝蓋骨プロテーゼであって、
第1のサブコンポーネントと、
前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたボスと、
前記ボスに機能的に連結された、第1の側面を含む第2のサブコンポーネントとを含み、
前記第1の側面が、(i)溝、(ii)前記ボスが前記溝内に挿入された時に前記溝内に前記ボスを保持するように機能するボス保持部、及び(iii)前記溝内への前記ボスの挿入を容易にするボス取付け部を含むことを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
(2)前記第1のサブコンポーネントがベース部を含み、前記第2のサブコンポーネントが関節運動サブコンポーネントを含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(3)前記ボスが、ステム、及び幅を有するヘッドを含み、
前記溝が、第1の側面、及びこの第1の側面から第1の距離離間した第2の側面を備え、
前記ボス保持部が、リップ、幅を有する第1の部分、及び幅を有する第2の部分を含み、前記リップの前記第1の部分が前記溝の前記第1の側面に位置し、前記リップの前記第2の部分が前記溝の前記第2の側面に位置し、前記ヘッドの前記幅が、前記溝の前記第1の距離から、前記リップの前記第1の部分の幅と前記第2の部分の幅の和を減じた値よりも大きいことを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(4)前記ボス保持リップが柔軟性を有しており、前記取付け部が、柔軟性を有するリップを含み、前記取付け部のリップの前記柔軟性が前記ボス保持部のリップの前記柔軟性よりも高いことを特徴とする実施態様(3)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(5)前記ボス取付け部が、前記ボス保持部の前記リップのスロットを含むことを特徴とする実施態様(3)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(6)前記ボスが、ねじが設けられたヘッドを含み、前記ボス取付け部が、ねじが設けられたリップを含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(7)更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
前記第2のサブコンポーネントが更に、スピンストッパー受容室を含み、このスピンストッパー受容室が、前記第2のサブコンポーネント、前記ボス、及び前記第1のサブコンポーネントが組み立てられた時に前記スピンストッパーを受容するように構成されていることを特徴とする実施態様(6)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(8)前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に移動した時に、前記第2のサブコンポーネントが自由に前記ボスの前記ねじ付きヘッドに螺合できるまたは前記ねじ付きヘッドとの螺合を解除できるように、前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に移動可能であることを特徴とする実施態様(7)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(9)前記スピンストッパーが、前記第1のサブコンポーネント内に収納可能であることを特徴とする実施態様(8)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(10)更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
前記第2のサブコンポーネントが更に、スピンストッパー受容室を含み、このスピンストッパー受容室が、前記第2のサブコンポーネント、前記ボス、及び前記第1のサブコンポーネントが組み立てられた時に前記スピンストッパーを受容するように構成されていることを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(11)前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に収納可能であることを特徴とする実施態様(10)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(12)前記スピンストッパーが前記スピンストッパー受容室内に受容され前記ボスが前記溝内に保持された時に、前記ボスが前記ボス取付け部に移動できないように、前記スピンストッパー受容室が構成されていることを特徴とする実施態様(11)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(13)前記ボス取付け部が前記溝からオフセットしていることを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(14)更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
前記第2のサブコンポーネントが更に、導入部を備えたスピンストッパー受容室を含み、この導入部が、前記ボスが前記ボス取付け部を介して前記溝内に導入されている時に前記スピンストッパーが前記導入部内に挿入されるように、構成されていることを特徴とする実施態様(13)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(15)前記ボスが、ステム、及びキーが付いたヘッドを含み、
前記ボス取付け部が、キーが付いた部分を含み、このキーが付いた部分が、前記ボスの前記キーが付いたヘッドと実質的に整合するように構成されていることを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(16)前記第1のサブコンポーネントが溝を含み、
前記ボスが、第1のヘッド、第2のヘッド、及びステムを含み、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドのそれぞれが、前記ステムの幅よりも実質的に広い幅を有し、前記第1のヘッドが、前記第1のサブコンポーネントの前記溝内に保持されるように構成されており、前記第2のヘッドが、前記第2のサブコンポーネントの溝内に拘束されるように構成されていることを特徴とする実施態様(1)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(17)膝蓋骨プロテーゼであって、
第1のサブコンポーネントと、
前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結された、少なくとも1つの制限セグメントを備えたヘッドを有する回動制限ボスと、
前記ボスの前記ヘッドを回動可能に保持する溝を有する第2のサブコンポーネントとを含み、
前記第2のサブコンポーネントが、前記少なくとも1つの制限セグメントが前記溝を横断するように位置する場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が一方向で制限され、前記少なくとも1つの制限セグメントが前記溝を横断するように位置しない場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が前記制限セグメントによって制限されないように構成されていることを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
(18)前記第1のサブコンポーネントが関節運動サブコンポーネントを含み、前記第2のサブコンポーネントがベース部サブコンポーネントを含むことを特徴とする実施態様(17)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(19)前記ボスの前記ヘッドが、第2の制限セグメントを含み、前記第1の制限セグメントが前記溝を横断するように位置する場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が第1の方向で制限されるが第2の方向では制限されず、前記第2の制限セグメントが前記溝を横断するように位置する場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が前記第2の方向では制限されるが前記第1の方向では制限されないことを特徴とする実施態様(17)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(20)前記ヘッドが概ね三角形の形状であることを特徴とする実施態様(19)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(21)前記ヘッドが四辺形の形状であることを特徴とする実施態様(19)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(22)膝蓋骨プロテーゼであって、
スピンストッパー受容室を有する第1のサブコンポーネントと、
第1の表面、及びその第1の表面に対して移動可能なスピンストッパーを有する、前記第1のサブコンポーネントに回動可能に連結可能な第2のサブコンポーネントとを含むことを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
(23)前記第1のサブコンポーネントが関節運動サブコンポーネントを含むことを特徴とする実施態様(22)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(24)前記スピンストッパーが前記第1の表面内に移動可能であることを特徴とする実施態様(22)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(25)更に、前記スピンストッパーを前記第2のサブコンポーネントから突き出る方向に付勢するように前記スピンストッパーに機能的に連結された付勢部材を含むことを特徴とする実施態様(24)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(26)前記付勢部材がばねを含み、
前記プロテーゼが更に、前記ばねに機能的に連結された圧縮バーを含み、前記圧縮バーの移動により前記ばねが変位することを特徴とする実施態様(25)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(27)前記第1のサブコンポーネントが、
前記第2のサブコンポーネントの第1の表面に相補的に延在するように構成された第2の表面と、
前記第2の表面に対して開口したスピンストッパー受容室と、
第1の端部を有するランプとを含み、
前記第1の端部が、前記スピンストッパー受容室に近接し、前記第1のサブコンポーネントの前記第2の表面と実質的に同一平面にあることを特徴とする実施態様(25)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(28)前記第2のサブコンポーネントが引込みねじを含み、
前記引込みねじが、第1の方向に回動すると前記スピンストッパーが前記第2のサブコンポーネント内に入る方向に移動し、第2の方向に回動すると前記スピンストッパーが前記第2のサブコンポーネントから突き出る方向に移動するように、前記スピンストッパーに機能的に連結されていることを特徴とする実施態様(24)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(29)前記第1のサブコンポーネント及び前記第2のサブコンポーネントがボスによって回動可能に連結されており、前記第1のサブコンポーネントが更に、
第1の側面と、
前記第1の側面に対して開口した溝を含み、
前記溝が、ボス保持部及びボス取付け部を備え、前記ボス保持部が、その中に前記ボスが挿入された時に前記溝内にボスを保持するように機能し、前記ボス取付け部が、前記ボスの前記溝内への挿入を容易にするように機能し、
前記第1のサブコンポーネントが前記第2のサブコンポーネントに回動可能に連結され前記ボスが前記ボス保持部内に保持された時に前記ボスが前記溝内から前記ボス取付け部に移動できないように、前記移動可能なスピンストッパー及び前記スピンストッパー受容室が構成されていることを特徴とする実施態様(22)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(30)膝蓋骨置換コンポーネントベースであって、
第1の平面に延在する概ね平面の骨接触面と、
第2の平面に延在する、前記骨接触面と概ね反対側の概ね平面の関節運動コンポーネント接触面とを含み、
前記第1の平面及び前記第2の平面が交差する平面であることを特徴とする膝蓋骨置換コンポーネントベース。
(31)膝蓋骨置換コンポーネントベースであって、
第1の平面に延在する概ね平面の骨接触面と、
前記骨接触面の概ね反対側のドーム型関節運動コンポーネント接触面と、
前記ドーム型関節運動コンポーネント接触面から所定の線に沿って延出したステムとを含み、
前記ステムの前記所定の線が、骨接触面平面と90度以外の角度で交差することを含むことを特徴とする膝蓋骨置換コンポーネントベース。
(32)膝蓋骨置換コンポーネントを装着する方法であって、
天然の膝蓋骨の画像を撮るステップと、
切除の角度を決定するステップと、
前記天然の膝蓋骨の4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって画定された線から前記決定された切除の角度まで回動した線に沿って前記天然の膝蓋骨を切除するステップとを含むことを特徴とする方法。
(33)前記切除するステップが、前記画像を用いて前記切除を案内するステップを含むことを特徴とする実施態様(32)に記載の方法。
(34)更に、前記決定された角度に基づいて切除ガイドを調節するステップと、
基準として前記4頭筋腱及び前記膝蓋骨腱を用いて、前記切除ガイドを前記天然の膝蓋骨に取り付けるステップとを含むことを特徴とする実施態様(32)に記載の方法。
(35)膝蓋骨プロテーゼであって、
(i)第1の軸に沿って湾曲し、その第1の軸とを直交する第2の軸に沿って直線状である表面、及び(ii)前記表面から延出したボスを含むベース部サブコンポーネントと、
(i)第1の軸に沿って湾曲し、その第1の軸に直交する第2の軸に沿って直線上である支持面、及び(ii)前記支持面の前記第1の軸に沿って概ね整合した、前記支持面に開口した溝を含む関節運動サブコンポーネントとを含み、
前記支持面の前記第1の軸及び前記第2の軸が、前記ベース部サブコンポーネントの前記表面の前記第1の軸及び前記第2の軸に概ね整合しており、
前記溝が、前記関節運動コンポーネントが前記ベース部サブコンポーネントの前記第2の軸を中心に回動できるように、前記ボスを移動可能に保持していることを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
(36)前記ベース部サブコンポーネントの前記第1の軸が内外方向に延在することを特徴とする実施態様(35)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
(37)前記ベース部サブコンポーネントの前記表面の前記湾曲が第1の曲率半径を有し、前記支持面の前記湾曲が第2の曲率半径を有し、前記第2の曲率半径が前記第1の曲率半径よりも大きいことを特徴とする実施態様(35)に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
本発明の特徴を含む関節プロテーゼのコンポーネントの部分組立分解斜視図である。 見易くするために膝蓋骨コンポーネントが取り除かれた図1のコンポーネントの正面からの立面図である。 図1の膝蓋骨置換コンポーネントのベース部を説明する座標系を示す図である。 図1のベース部の側面図である。 図4のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの断面図である。 図4のベース部の平面図である。 図5の関節運動サブコンポーネントの底面図である。 大腿骨の顆間溝内の図1の膝蓋骨置換コンポーネントを示す図である。 図8に類似しているが、大腿骨の顆間溝内を移動した膝蓋骨置換コンポーネントを示す図である。 図9に類似しているが、大腿骨の顆間溝内を並進運動した後の膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントを示す図である。 図10に類似しているが、大腿骨の顆間溝内を回動した後の膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントを示す図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の斜視図である。 図12の関節運動サブコンポーネントの側面図である。 図4のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の側面図である。 図15のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの実施形態の底面図である。 図15のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の平面図である。 図18Aのベース部の端面図である。 図18Aのベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の平面図である。 図20のベース部の側面図である。 図20のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 図20のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の平面図である。 図24のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 図24のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 図26Aの関節運動サブコンポーネントの断面図である。 図24のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の底面図である。 図27Aの線B-Bに沿って見た関節運動サブコンポーネントの断面図である。 図27Aの線C-Cに沿って見た関節運動サブコンポーネントの断面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の側面図である。 図28Aの収納可能なスピンストッパー及び引込みねじの部分側断面図である。 図28Aのベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の断面図である。 図29の関節運動サブコンポーネントの底面図である。 図30の線A-Aに沿って見た断面図である。 キーが付いたヘッドを備えた本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の平面図である。 図32Aのばね荷重されたスピンストッパーの断面図である。 図32Aのスピンストッパーを図32Aのベース部内に引き込めるために用いるキーの側面図である。 図32Aのベース部と共に用いることができるキーが付いたボス導入部を備えた本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの底面図である。 移動可能なスピンストッパーを備えた本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の平面図である。 図34のベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの底面図である。 図34のベース部に取り付けられた図35の関節運動サブコンポーネントの断面図である。 図34のベース部に取り付けられた図35の関節運動サブコンポーネントの断面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの代替実施形態の組立分解斜視図である。 図37の関節運動サブコンポーネントの底部及びベース部の上部を示す図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの代替実施形態の断面図である。 図39の関節運動ベース部の底部及びベース部の上部を示す図である。 本発明の特徴を含む代替の膝蓋骨置換コンポーネントベース部の側面図である。 大腿骨に対する膝蓋骨置換コンポーネントの骨関節運動面の向きを示す斜視図である。 大腿骨に対する図41のベース部を用いた膝蓋骨置換コンポーネントの骨関節運動面の向きを示す斜視図である。 本発明の特徴を含む代替の膝蓋骨置換コンポーネントベース部の側面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの代替実施形態の側面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントのベース部の代替実施形態の平面図である。 図46Aのベース部の側面図である。 図46Aのベース部の形状に類似した形状を有するベース部の斜視図である。 図46Aのベース部と共に用いることができる本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントの底面図である。 図47Aの線A-Aに沿って見た断面図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの代替実施形態の側面図である。 図48Aの膝蓋骨置換コンポーネントの正面図である。 図48Bに類似しているが、回動した後の膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントを示す図である。 図48Aに類似しているが、回動した後の膝蓋骨置換コンポーネントの関節運動サブコンポーネントを示す図である。 本発明の特徴を含む膝蓋骨置換コンポーネントの代替実施形態の一部の断面図である。 図49Aに類似しているが、回動した後の関節運動コンポーネント及びベース部サブコンポーネントを示す図である。
符号の説明
10、212、230、248、250 膝蓋骨置換コンポーネント
12、60、90、102、132、156、190、214 ベース部
14、50、52、70、84、94 関節運動サブコンポーネント
15 膝蓋骨
16 ペグ
17、44 大腿骨コンポーネント
18 プラットホーム
19 脛骨コンポーネント
20、64、134、166、176、196 スピンストッパー
21、42 顆間溝
22、62、92、104、136、154、172、192 ボス
24、76、106、220、296 ステム
26、74、108、158、174、194、302 ヘッド
28、48、246、254、256、262 骨接触面
30、68、118、128、210、288、294 支持面
32、54、72、96、114、124、140、148 溝
34、56、82、86、168、182 スピンストッパー受容室
36、116、126、202、304 リップ
66 ベース部上面
78、89、120、152、153、164、184 ボス取付け部
80、88 スピンストッパー室導入部
98、100 コーナー
112、122、142、146、147 関節運動サブコンポーネント
130、138 スロット
149、162、200、226、228、240、242、300 溝
150、151、186 ボス保持部
160、198、218、286、292 関節運動サブコンポーネント
167 ノッチ
170 引込みねじ
171 フィン
173 フランジ
177 ばね
178 プレート
181 キー
185 圧縮バー
204 ボス取付け部
206 スピンストッパー受容室
208 ランプ部
216、222、224、234、244、262、282、298 ボス
232、240、252、258 ベース部
236 関節運動ベース部
238 骨接触コンポーネント
247 関節運動コンポーネント接触面
249、266 切除軸
251 垂直軸
264 軸
260 ドーム型関節運動面
270 膝蓋骨置換コンポーネント
276 関節運動面
280、284、290、308 ベース部サブコンポーネント
306 関節運動サブコンポーネント

Claims (22)

  1. 膝蓋骨プロテーゼであって、
    第1のサブコンポーネントと、
    前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたボスと、
    前記ボスに機能的に連結された、第1の側面を含む第2のサブコンポーネントとを含み、
    前記第1の側面が、(i)溝、(ii)前記ボスが前記溝内に挿入された時に前記溝内に前記ボスを保持するように機能するボス保持部、及び(iii)前記溝内への前記ボスの挿入を容易にするボス取付け部を含むことを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
  2. 前記第1のサブコンポーネントがベース部を含み、前記第2のサブコンポーネントが関節運動サブコンポーネントを含むことを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  3. 前記ボスが、ステム、及び幅を有するヘッドを含み、
    前記溝が、第1の側面、及びこの第1の側面から第1の距離離間した第2の側面を備え、
    前記ボス保持部が、リップ、幅を有する第1の部分、及び幅を有する第2の部分を含み、前記リップの前記第1の部分が前記溝の前記第1の側面に位置し、前記リップの前記第2の部分が前記溝の前記第2の側面に位置し、前記ヘッドの前記幅が、前記溝の前記第1の距離から、前記リップの前記第1の部分の幅と前記第2の部分の幅の和を減じた値よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  4. 前記ボス保持リップが柔軟性を有しており、前記取付け部が、柔軟性を有するリップを含み、前記取付け部のリップの前記柔軟性が前記ボス保持部のリップの前記柔軟性よりも高いことを特徴とする請求項3に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  5. 前記ボス取付け部が、前記ボス保持部の前記リップのスロットを含むことを特徴とする請求項3に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  6. 前記ボスが、ねじが設けられたヘッドを含み、前記ボス取付け部が、ねじが設けられたリップを含むことを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  7. 更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
    前記第2のサブコンポーネントが更に、スピンストッパー受容室を含み、このスピンストッパー受容室が、前記第2のサブコンポーネント、前記ボス、及び前記第1のサブコンポーネントが組み立てられた時に前記スピンストッパーを受容するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  8. 前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に移動した時に、前記第2のサブコンポーネントが自由に前記ボスの前記ねじ付きヘッドに螺合できるまたは前記ねじ付きヘッドとの螺合を解除できるように、前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  9. 前記スピンストッパーが、前記第1のサブコンポーネント内に収納可能であることを特徴とする請求項8に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  10. 更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
    前記第2のサブコンポーネントが更に、スピンストッパー受容室を含み、このスピンストッパー受容室が、前記第2のサブコンポーネント、前記ボス、及び前記第1のサブコンポーネントが組み立てられた時に前記スピンストッパーを受容するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  11. 前記スピンストッパーが前記第1のサブコンポーネント内に収納可能であることを特徴とする請求項10に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  12. 前記スピンストッパーが前記スピンストッパー受容室内に受容され前記ボスが前記溝内に保持された時に、前記ボスが前記ボス取付け部に移動できないように、前記スピンストッパー受容室が構成されていることを特徴とする請求項11に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  13. 前記ボス取付け部が前記溝からオフセットしていることを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  14. 更に、前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結されたスピンストッパーを含み、
    前記第2のサブコンポーネントが更に、導入部を備えたスピンストッパー受容室を含み、この導入部が、前記ボスが前記ボス取付け部を介して前記溝内に導入されている時に前記スピンストッパーが前記導入部内に挿入されるように、構成されていることを特徴とする請求項13に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  15. 前記ボスが、ステム、及びキーが付いたヘッドを含み、
    前記ボス取付け部が、キーが付いた部分を含み、このキーが付いた部分が、前記ボスの前記キーが付いたヘッドと実質的に整合するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  16. 前記第1のサブコンポーネントが溝を含み、
    前記ボスが、第1のヘッド、第2のヘッド、及びステムを含み、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドのそれぞれが、前記ステムの幅よりも実質的に広い幅を有し、前記第1のヘッドが、前記第1のサブコンポーネントの前記溝内に保持されるように構成されており、前記第2のヘッドが、前記第2のサブコンポーネントの溝内に拘束されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の膝蓋骨プロテーゼ。
  17. 膝蓋骨プロテーゼであって、
    第1のサブコンポーネントと、
    前記第1のサブコンポーネントに機能的に連結された、少なくとも1つの制限セグメントを備えたヘッドを有する回動制限ボスと、
    前記ボスの前記ヘッドを回動可能に保持する溝を有する第2のサブコンポーネントとを含み、
    前記第2のサブコンポーネントが、前記少なくとも1つの制限セグメントが前記溝を横断するように位置する場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が一方向で制限され、前記少なくとも1つの制限セグメントが前記溝を横断するように位置しない場合は、前記ボスに対する前記第1のサブコンポーネントの回動が前記制限セグメントによって制限されないように構成されていることを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
  18. 膝蓋骨プロテーゼであって、
    スピンストッパー受容室を有する第1のサブコンポーネントと、
    第1の表面、及びその第1の表面に対して移動可能なスピンストッパーを有する、前記第1のサブコンポーネントに回動可能に連結可能な第2のサブコンポーネントとを含むことを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
  19. 膝蓋骨置換コンポーネントベースであって、
    第1の平面に延在する概ね平面の骨接触面と、
    第2の平面に延在する、前記骨接触面と概ね反対側の概ね平面の関節運動コンポーネント接触面とを含み、
    前記第1の平面及び前記第2の平面が交差する平面であることを特徴とする膝蓋骨置換コンポーネントベース。
  20. 膝蓋骨置換コンポーネントベースであって、
    第1の平面に延在する概ね平面の骨接触面と、
    前記骨接触面の概ね反対側のドーム型関節運動コンポーネント接触面と、
    前記ドーム型関節運動コンポーネント接触面から所定の線に沿って延出したステムとを含み、
    前記ステムの前記所定の線が、骨接触面平面と90度以外の角度で交差することを含むことを特徴とする膝蓋骨置換コンポーネントベース。
  21. 膝蓋骨置換コンポーネントを装着する方法であって、
    天然の膝蓋骨の画像を撮るステップと、
    切除の角度を決定するステップと、
    前記天然の膝蓋骨の4頭筋腱及び膝蓋骨腱によって画定された線から前記決定された切除の角度まで回動した線に沿って前記天然の膝蓋骨を切除するステップとを含むことを特徴とする方法。
  22. 膝蓋骨プロテーゼであって、
    (i)第1の軸に沿って湾曲し、その第1の軸とを直交する第2の軸に沿って直線状である表面、及び(ii)前記表面から延出したボスを含むベース部サブコンポーネントと、
    (i)第1の軸に沿って湾曲し、その第1の軸に直交する第2の軸に沿って直線上である支持面、及び(ii)前記支持面の前記第1の軸に沿って概ね整合した、前記支持面に開口した溝を含む関節運動サブコンポーネントとを含み、
    前記支持面の前記第1の軸及び前記第2の軸が、前記ベース部サブコンポーネントの前記表面の前記第1の軸及び前記第2の軸に概ね整合しており、
    前記溝が、前記関節運動コンポーネントが前記ベース部サブコンポーネントの前記第2の軸を中心に回動できるように、前記ボスを移動可能に保持していることを特徴とする膝蓋骨プロテーゼ。
JP2005099386A 2004-03-31 2005-03-30 滑動膝蓋骨プロテーゼ Expired - Fee Related JP4762589B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/814,097 US8506639B2 (en) 2004-03-31 2004-03-31 Sliding patellar prosthesis
US10/814,097 2004-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005288173A true JP2005288173A (ja) 2005-10-20
JP4762589B2 JP4762589B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=34887715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005099386A Expired - Fee Related JP4762589B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-30 滑動膝蓋骨プロテーゼ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8506639B2 (ja)
EP (1) EP1582184B1 (ja)
JP (1) JP4762589B2 (ja)
AT (1) ATE506917T1 (ja)
AU (1) AU2005201248B2 (ja)
DE (1) DE602005027633D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532160A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 デピュー インターナショナル リミテッド 膝蓋骨のトラッキング
JP2010012258A (ja) * 2008-06-30 2010-01-21 Depuy Products Inc 厚くされた上方縁部を有する植え込み可能な膝蓋骨コンポーネント
US8556982B2 (en) 2008-06-30 2013-10-15 Depuy (Ireland) Implantable patella component having a thickened superior edge

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090036993A1 (en) * 2004-04-22 2009-02-05 Robert Metzger Patellar implant
GB0526385D0 (en) * 2005-12-28 2006-02-08 Mcminn Derek J W Improvements in or relating to knee prosthesis
US20100131069A1 (en) * 2007-08-01 2010-05-27 Jeffrey Halbrecht Method and system for patella tendon realignment
US20100198354A1 (en) * 2007-08-01 2010-08-05 Jeffrey Halbrecht Method and system for patella tendon realignment
US9861408B2 (en) 2009-08-27 2018-01-09 The Foundry, Llc Method and apparatus for treating canine cruciate ligament disease
US9668868B2 (en) 2009-08-27 2017-06-06 Cotera, Inc. Apparatus and methods for treatment of patellofemoral conditions
EP3384862B1 (en) 2009-08-27 2022-11-23 The Foundry, LLC Apparatus for force redistribution in articular joints
US10349980B2 (en) 2009-08-27 2019-07-16 The Foundry, Llc Method and apparatus for altering biomechanics of the shoulder
US9278004B2 (en) 2009-08-27 2016-03-08 Cotera, Inc. Method and apparatus for altering biomechanics of the articular joints
US8834574B2 (en) 2010-12-07 2014-09-16 Zimmer, Inc. Prosthetic patella
US9468466B1 (en) 2012-08-24 2016-10-18 Cotera, Inc. Method and apparatus for altering biomechanics of the spine
US10130480B2 (en) * 2013-03-13 2018-11-20 Howmedica Osteonics Corp. Modular patella trials
US20180140428A1 (en) * 2016-11-18 2018-05-24 Zimmer, Inc. Patellar implants and trials
AU2018203343B2 (en) * 2017-05-15 2023-04-27 Howmedica Osteonics Corp. Patellofemoral implant
US10940666B2 (en) 2017-05-26 2021-03-09 Howmedica Osteonics Corp. Packaging structures and additive manufacturing thereof
US10893948B2 (en) 2017-11-02 2021-01-19 Howmedica Osteonics Corp. Rotary arc patella articulating geometry
US11510737B2 (en) 2018-06-21 2022-11-29 Mako Surgical Corp. Patella tracking
US11896476B2 (en) 2020-01-02 2024-02-13 Zkr Orthopedics, Inc. Patella tendon realignment implant with changeable shape
EP4197497A1 (en) * 2021-12-15 2023-06-21 Aesculap AG Patella trial implant

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50155092A (ja) * 1974-05-08 1975-12-13
US4007495A (en) * 1976-05-28 1977-02-15 Frazier Calvin H Patello-femoral prothesis
US4285070A (en) * 1978-06-05 1981-08-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Prosthetic device
FR2663839A1 (fr) * 1990-06-29 1992-01-03 Omci Prothese de genou.
FR2706286A1 (fr) * 1993-06-15 1994-12-23 Implants Orthopediques Toutes Prothèse du genou.
JPH0880311A (ja) * 1994-03-23 1996-03-26 Howmedica Internatl Inc 補綴具としての膝蓋大腿骨関節組立体
JPH08508190A (ja) * 1993-04-01 1996-09-03 ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド 移植自在の補てつ膝蓋骨要素

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3806961A (en) 1972-02-16 1974-04-30 Sulzer Ag Phosthetic patella implant
US4094017A (en) * 1977-02-16 1978-06-13 Larry Stanford Matthews Knee joint prosthesis with patellar-femoral contact
US4151615A (en) * 1977-06-29 1979-05-01 Hall Thomas D Prosthetic patello-femoral joint
US4470158A (en) 1978-03-10 1984-09-11 Biomedical Engineering Corp. Joint endoprosthesis
US4158894A (en) * 1978-03-13 1979-06-26 Worrell Richard V Patellar prosthesis and method of implanting the same
US4309778A (en) 1979-07-02 1982-01-12 Biomedical Engineering Corp. New Jersey meniscal bearing knee replacement
US4340978A (en) 1979-07-02 1982-07-27 Biomedical Engineering Corp. New Jersey meniscal bearing knee replacement
US4353135A (en) 1980-05-09 1982-10-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Patellar flange and femoral knee-joint prosthesis
US4344192A (en) 1980-07-14 1982-08-17 Imbert Jean C Full dual element prosthesis designed for the femoro-patellar joint
US4888021A (en) 1988-02-02 1989-12-19 Joint Medical Products Corporation Knee and patellar prosthesis
US4944756A (en) 1988-02-03 1990-07-31 Pfizer Hospital Products Group Prosthetic knee joint with improved patellar component tracking
GB8912684D0 (en) * 1989-06-02 1989-07-19 Thackray Chas F Improvements in and relating to patellar components
US5019104A (en) * 1990-01-16 1991-05-28 Dow Corning Wright Corporation Patellar prosthesis and method of making the same
US5197986A (en) 1990-04-11 1993-03-30 Mikhail Michael W E Recessed patellar prosthesis
GB9018737D0 (en) 1990-08-28 1990-10-10 Goodfellow John W Phosphetic patellar components
US5021061A (en) 1990-09-26 1991-06-04 Queen's University At Kingston Prosthetic patello-femoral joint
US5236462A (en) * 1991-04-23 1993-08-17 Mikhail Michael W E Metal-backed patellar prosthesis
US5133758A (en) 1991-09-16 1992-07-28 Research And Education Institute, Inc. Harbor-Ucla Medical Center Total knee endoprosthesis with fixed flexion-extension axis of rotation
US5480443A (en) * 1992-01-31 1996-01-02 Elias; Sarmed G. Artifical implant component and method for securing same
US5358529A (en) 1993-03-05 1994-10-25 Smith & Nephew Richards Inc. Plastic knee femoral implants
DE4310968C2 (de) 1993-04-03 1995-08-10 Kubein Meesenburg Dietmar Künstliches Gelenk als Endoprothese für das menschliche Kniescheiben-Gelenk
FR2714819B1 (fr) 1994-01-10 1996-03-08 Billy Jean Louis Prothèse de genou.
US5824099A (en) 1995-01-19 1998-10-20 Mendes; David Surgical method and tool for repairing a patella of the knee joint
FR2719762B1 (fr) 1994-05-13 1996-07-12 Smith & Nephew Richards France Implant trochléen pour prothèse fémoro-patellaire et son instrumentation de pose.
GB9420071D0 (en) * 1994-10-05 1994-11-16 Howmedica Metal backing for inclusion in the manufacture of a prosthetic component
US5824098A (en) 1994-10-24 1998-10-20 Stein; Daniel Patello-femoral joint replacement device and method
US5571196A (en) 1994-10-24 1996-11-05 Stein; Daniel Patello-femoral joint replacement device and method
US5593450A (en) 1995-02-27 1997-01-14 Johnson & Johnson Professional, Inc. Oval domed shaped patella prosthesis
US5702465A (en) * 1996-05-13 1997-12-30 Sulzer Orthopedics Inc. Patella prosthesis having rotational and translational freedom
GB9611060D0 (en) * 1996-05-28 1996-07-31 Howmedica Tibial element for a replacment knee prosthesis
US5871540A (en) 1996-07-30 1999-02-16 Osteonics Corp. Patellar implant component and method
US6146423A (en) * 1999-01-28 2000-11-14 Implex Corporation Patella replacement apparatus
US6709460B2 (en) 2000-03-21 2004-03-23 Alan C. Merchant Patellar bearing implant
US6602292B2 (en) 2001-03-06 2003-08-05 Centerpulse Orthopedic Inc. Mobile bearing patella prosthesis
WO2003013338A2 (en) 2001-08-07 2003-02-20 Depuy Orthopaedic, Inc Patello-femoral joint arthroplasty
US20030120346A1 (en) 2001-08-07 2003-06-26 James Mercinek Patellar prosthetic arrangement and associated surgical method
US20030088315A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-08 Supinski Robert S Patella replacement apparatus
US20040143338A1 (en) * 2003-01-21 2004-07-22 Brian Burkinshaw Multi-piece modular patellar prosthetic system
US20040143336A1 (en) * 2003-01-22 2004-07-22 Brian Burkinshaw Two-piece modular patellar prosthetic system
US20040254645A1 (en) * 2003-06-16 2004-12-16 Uri Arnin Prosthetic patellar implant
EP1771162B1 (en) 2004-07-19 2013-06-05 Xenia Pharma Capsaicin inhibitors for the treatment of obesity-related disorders
JP5008937B2 (ja) 2006-09-29 2012-08-22 大陽日酸株式会社 ガス分離装置の制御方法、及びガス分離装置の制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50155092A (ja) * 1974-05-08 1975-12-13
US4007495A (en) * 1976-05-28 1977-02-15 Frazier Calvin H Patello-femoral prothesis
US4285070A (en) * 1978-06-05 1981-08-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Prosthetic device
FR2663839A1 (fr) * 1990-06-29 1992-01-03 Omci Prothese de genou.
JPH08508190A (ja) * 1993-04-01 1996-09-03 ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド 移植自在の補てつ膝蓋骨要素
FR2706286A1 (fr) * 1993-06-15 1994-12-23 Implants Orthopediques Toutes Prothèse du genou.
JPH0880311A (ja) * 1994-03-23 1996-03-26 Howmedica Internatl Inc 補綴具としての膝蓋大腿骨関節組立体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532160A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 デピュー インターナショナル リミテッド 膝蓋骨のトラッキング
JP2010012258A (ja) * 2008-06-30 2010-01-21 Depuy Products Inc 厚くされた上方縁部を有する植え込み可能な膝蓋骨コンポーネント
US8556982B2 (en) 2008-06-30 2013-10-15 Depuy (Ireland) Implantable patella component having a thickened superior edge

Also Published As

Publication number Publication date
EP1582184B1 (en) 2011-04-27
AU2005201248B2 (en) 2012-03-15
ATE506917T1 (de) 2011-05-15
EP1582184A1 (en) 2005-10-05
US8506639B2 (en) 2013-08-13
AU2005201248A1 (en) 2006-10-12
US20050222685A1 (en) 2005-10-06
JP4762589B2 (ja) 2011-08-31
DE602005027633D1 (de) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4762589B2 (ja) 滑動膝蓋骨プロテーゼ
US11986394B2 (en) Anterior cruciate ligament substituting knee implants
US11229521B2 (en) Stabilized knee prosthesis
US9925050B2 (en) Tibial bearing component for a knee prosthesis with improved articular characteristics
US8298288B2 (en) Recess-ramp knee joint prosthesis
US8409293B1 (en) Knee prosthesis
US8292965B2 (en) Knee joint with a ramp
JP5128497B2 (ja) 膝蓋構成要素
EP2313029B1 (en) Sloped knee prosthesis system
US20150320564A1 (en) Motion facilitating tibial components for a knee prosthesis
US20100016977A1 (en) Pcl retaining acl substituting tka apparatus and method
JPH07144005A (ja) 膝プロテーゼ
US9387084B2 (en) Anterior stabilized PCL retaining total knee prosthesis
US9398958B2 (en) Knee prosthesis
AU2013242862B2 (en) Patellar components

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4762589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees