JP2005286844A - 映像コンテンツ配信/再生システム及び映像コンテンツ配信/再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像コンテンツの視聴の際、広告情報の視聴も必須となるようにする。
【解決手段】入力I/F1から入力された映像コンテンツと広告情報との配信コンテンツは、エンコーダ2でエンコードされて切替スイッチ4に供給される。また、エンコーダ2では、デコードも行なわれており、デコードされた配信コンテンツはコントローラ3にも供給される。コントローラ3は、この配信コンテンツの映像コンテンツと広告情報とを判別し、この判別結果に基づいて切替スイッチ4を制御するとともに、広告情報からスクランブル鍵を生成する。かかる切替スイッチ4の制御により、エンコーダ2から出力される出力I/F6に供給されるが、映像コンテンツは、スクランブラ5で上記のスクランブル鍵を用いてスクランブルされた後、出力I/F6に供給される。出力I/F6では、映像コンテンツの先頭に広告情報が付加され、映像コンテンツがスクランブルされた配信コンテンツとして配信される。
【選択図】図1
【解決手段】入力I/F1から入力された映像コンテンツと広告情報との配信コンテンツは、エンコーダ2でエンコードされて切替スイッチ4に供給される。また、エンコーダ2では、デコードも行なわれており、デコードされた配信コンテンツはコントローラ3にも供給される。コントローラ3は、この配信コンテンツの映像コンテンツと広告情報とを判別し、この判別結果に基づいて切替スイッチ4を制御するとともに、広告情報からスクランブル鍵を生成する。かかる切替スイッチ4の制御により、エンコーダ2から出力される出力I/F6に供給されるが、映像コンテンツは、スクランブラ5で上記のスクランブル鍵を用いてスクランブルされた後、出力I/F6に供給される。出力I/F6では、映像コンテンツの先頭に広告情報が付加され、映像コンテンツがスクランブルされた配信コンテンツとして配信される。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像コンテンツを広告情報とともに配信し、再生するシステム及び方法に関する。
従来、広告を視聴することで映像コンテンツの受信料を広告主が負担する映像コンテンツの配信方法が提案されている。映像コンテンツの視聴者は、広告情報を要求することによって映像コンテンツのスクランブルを解く鍵(以下、スクランブル解除鍵という)を取得でき、これによって映像コンテンツのスクランブルを解くことにより、この映像コンテンツを視聴できる。
かかる映像コンテンツ配信方法の一従来例では、映像コンテンツがスクランブルが掛けられて放送されており、これを視聴するために、ユーザが広告サーバに広告情報を要求すると、広告サーバは要求元のユーザに広告情報をダウンロードするとともに、この要求元ユーザから広告情報の要求があったことを映像コンテンツの送信元に通知し、送信元は、映像コンテンツのスクランブルを解くスクランブル解除鍵をこの要求元のユーザに送信する(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来例では、スクランブルされた映像コンテンツがコンテンツサーバからユーザにダウンロードされ、これを再生するために、ユーザがCMサーバに広告情報を要求すると、CMサーバから復号鍵(スクランブル解除鍵)が含まれる広告情報がダウンロードされる。ユーザはこの広告情報から復号鍵を取り出し、これで映像コンテンツを復号する(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−338212号公報
特開2003−333566号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、スクランブルが掛けられて放送されている映像コンテンツを視聴するためには、そのスクランブルを解除する鍵を取得するために、広告サーバに広告情報を要求しなければならないが、ユーザとしては、受信した広告情報を視聴しなくとも、この鍵を取得することができ、放送される映像コンテンツを視聴することができる。また、上記特許文献2に記載の技術でも、ダウンロードされた映像コンテンツのスクランブルを解除する鍵は、CMサーバからダウンロードされる広告情報に付加されてユーザにダウンロードされるので、ユーザ側では、この広告情報から鍵を分離することができ、広告情報を視聴しなくとも、映像コンテンツを視聴することができる。
このように、上記特許文献1,2に記載の発明では、ユーザがスクランブルされた映像コンテンツを視聴するためには、別に広告情報を取得することが必要であるが、取得した広告情報を視聴することなく、映像コンテンツのスクランブルを解除することが可能であり、広告情報は必ずしも視聴されるものではない。
また、上記特許文献1に記載の技術では、送信側が、映像コンテンツとは別に、そのスクランブル解除鍵を送信しなければならず、そのための送信時間が必要となる。また、上記特許文献2に記載の技術でも、広告情報に付加してスクランブル解除鍵をダウンロードしなければならないので、このスクランブル解除鍵をダウンロードするための時間が必要となる。このようなスクランブル解除鍵は、その安全性を高めるために、ビット数を増やし、データ量が大きい情報とすることが必要となるが、このようなデータ量が大きい鍵情報をユーザに提供することになると、それを伝送するに要する時間が長くなり、映像コンテンツや広告情報の伝送時間に影響を及ぼすことになる。このように、スクランブル解除鍵のみの伝送に長い時間を要することになり、効率的ではない。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、映像コンテンツを視聴するためには、広告情報の視聴も必須となるようにした映像コンテンツ配信/再生システム及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、映像コンテンツのスクランブルを解除する鍵を伝送するためだけの時間をなくすことができるようにした映像コンテンツ配信/再生システム及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、この配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、映像コンテンツと広告情報とをエンコードするエンコーダと、エンコーダでデコード処理された広告情報からスクランブル鍵を生成するコントローラと、エンコーダでエンコードされた映像コンテンツにスクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、スクランブラでスクランブルが掛けられた映像コンテンツの先頭にエンコーダでエンコードされた広告情報を付加し、映像コンテンツにスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fとを備えたものである。
さらに、コントローラは、エンコーダでデコード処理された広告情報の一部からスクランブル鍵を生成するものである。
また、本発明は、映像コンテンツに複数の広告情報を付加して配信コンテンツとし、この配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、映像コンテンツと複数の広告情報とをエンコードするエンコーダと、エンコーダでデコード処理された複数の広告情報夫々からスクランブル鍵を生成するコントローラと、エンコーダでエンコードされた映像コンテンツを複数の部分映像コンテンツに区分し、部分映像コンテンツ毎に異なるスクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、スクランブラでスクランブルが掛けられた部分映像コンテンツ夫々の先頭に、部分映像コンテンツにスクランブルを掛けたスクランブル鍵の生成に用いた広告情報を付加し、映像コンテンツの各部に異なるスクランブル鍵でスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fとを備えたものである。
また、本発明は、映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、この配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、映像コンテンツと広告情報とをエンコードするエンコーダと、エンコーダでデコード処理された広告情報を複数に分割して分割された広告情報毎にスクランブル鍵を生成するコントローラと、エンコーダでエンコードされた映像コンテンツを、コントローラで生成された複数のスクランブル鍵で多重にスクランブルを掛けるスクランブラと、スクランブラでスクランブルが掛けられた映像コンテンツの先頭にエンコーダでエンコードされた広告情報を付加し、映像コンテンツに多重にスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fとを備えたものである。
さらに、エンコーダは、MPEG−2もしくはMPEG−4の規格に基づいて、映像コンテンツと広告情報とをエンコードするものである。
また、本発明は、上記の映像配信システムから配信される配信コンテンツを再生する映像コンテンツ再生システムであって、配信コンテンツでのエンコードされてスクランブルが掛けられている映像コンテンツにスクランブルの解除を行なうデスクランブラと、スクランブルが解除された映像コンテンツと配信コンテンツでのエンコードされている広告情報とをデコードするデコーダと、デコードされた広告情報からスクランブル解除鍵を生成するコントローラと、デコーダでデコードされた映像コンテンツと広告情報を出力し、再生させる出力I/Fとを備え、コントローラで生成されたスクランブル解除鍵により、デスクランブラで映像コンテンツがスクランブル解除されるものである。
そして、コントローラで生成されたスクランブル解除鍵はコントローラに保存され、コントローラは、1回以上再生されている映像コンテンツに対しては、デスクランブラでのスクランブルの解除を、コントローラに保存された該当するスクランブル解除鍵で可能とするものである。
また、本発明は、映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、映像コンテンツと広告情報とをエンコードするエンコーダと、広告情報のオーディオ情報からスクランブル鍵を生成するコントローラと、エンコーダでエンコードされた映像コンテンツをスクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、スクランブラでスクランブルが掛けられた映像コンテンツの先頭にエンコーダでエンコードされた広告情報を付加し、映像コンテンツにスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fとを備えたものである。
そして、エンコーダは、配信コンテンツの映像情報をエンコードするビデオエンコーダと配信コンテンツのオーディオ情報をエンコードするオーディオエンコーダとからなり、ビデオエンコーダでエンコードされた映像情報とオーディオエンコーダでエンコードされたオーディオ情報とを多重化する多重化部を備え、多重化部から出力されるエンコードされた配信コンテンツのうち、映像コンテンツをスクランブラでスクランブルするものである。
そして、また、エンコーダは、配信コンテンツの映像情報をエンコードするビデオエンコーダと配信コンテンツのオーディオ情報をエンコードするオーディオエンコーダとからなり、スクランブラは、ビデオエンコーダでエンコードされた映像コンテンツの映像情報にスクランブルを掛け、ビデオエンコーダでエンコードされた配信コンテンツでの広告情報の映像情報とオーディオエンコーダでエンコードされた配信コンテンツでの広告情報のオーディオ情報とを多重化し、ビデオエンコーダでエンコードされた配信コンテンツでの映像コンテンツの映像情報とオーディオエンコーダでエンコードされた配信コンテンツでの映像コンテンツのオーディオ情報とを多重化する多重化部を備えたものである。
また、本発明は、上記映像配信システムから配信される配信コンテンツを再生する映像コンテンツ再生システムであって、配信コンテンツでのエンコードされてスクランブルが掛けられている映像コンテンツにスクランブルの解除を行なうデスクランブラと、スクランブルが解除された映像コンテンツと配信コンテンツでのエンコードされている広告情報とをデコードするデコーダと、デコードされた広告情報のオーディオ情報からスクランブル解除鍵を生成するコントローラと、デコーダでデコードされた映像コンテンツと広告情報を出力し、再生させる出力I/Fとを備え、コントローラで生成されたスクランブル解除鍵により、デスクランブラで映像コンテンツがスクランブル解除されるものである。
そして、コントローラで生成されたスクランブル解除鍵はコントローラに保存され、コントローラは、1回以上再生されている映像コンテンツに対しては、デスクランブラでのスクランブルの解除を、コントローラに保存された該当するスクランブル解除鍵で可能とするものである。
また、本発明は、映像コンテンツを、広告情報とともに、配信する映像コンテンツ配信方法であって、映像コンテンツの先頭に広告情報を配置し、広告情報から生成されたスクランブル鍵で映像コンテンツがスクランブルされているものである。
また、本発明は、上記の映像コンテンツ配信方法で配信された映像コンテンツの再生方法であって、広告情報からスクランブル解除鍵を生成し、スクランブル解除鍵で映像コンテンツのスクランブルを解除するものである。
本発明によれば、映像コンテンツを視聴するためには、広告情報を視聴することが必須となり、視聴者に確実に広告情報を伝達することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による映像コンテンツ配信システム及び方法の第1の実施形態の要部構成を示すブロック図であって、1は入力I/F(インターフェース)、2はエンコーダ、3はコントローラ、4は切替スイッチ、5はスクランブラ、6は出力I/Fであり、この第1の実施形態は映像コンテンツの配信元(映像サーバ)となる。
同図において、入力I/F1は、映像コンテンツや広告情報(これらを総称して、以下、配信コンテンツという)を取り込むものであって、ハードディスク,DVDなどといった記録媒体やインターネットなどの通信回線からなるものである。入力I/F1から取り込まれた(入力された)配信コンテンツは、エンコーダ2により、MPEG−2やMPEG−4などの規格に従ってエンコードされる。このようなエンコード処理では、デコード処理も行なわれており、このデコードされた配信コンテンツは切替スイッチ4とコントローラ3とに供給される。
なお、映像コンテンツや広告情報は映像情報とオーディオ情報とから構成されているが、ここでは、この映像情報を対象としているため、オーディオ情報については、説明及び図示を省略している。オーディオ情報の処理も必要な場合には、オーディオ情報の説明も加える。
コントローラ3では、エンコーダ2から供給されるデコードされた配信コンテンツから映像コンテンツと広告情報とを判別し、この配信コンテンツが広告情報であるときには、この広告情報のうちの映像情報全体を用いてスクランブルのための鍵(以下、スクランブル鍵という)を生成する(なお、以下では、簡明にするために、「広告情報からスクランブル鍵を生成する」と記すが、これは広告情報のうちの映像情報全体からスクランブル鍵を生成するということを意味している)。スクランブル鍵の生成方法としては、この広告情報の出力値のCRC値や各画素のパリティ値,電子透かしなどが挙げられる。
一方、コントローラ3は、上記の配信コンテンツの判別結果に基づいて切替スイッチ4を制御し、エンコーダ2から出力される配信コンテンツが広告情報であるときには、切替スイッチ4をA側に、映像コンテンツであるときには、B側に夫々切り替える。このため、エンコーダ2から出力されるエンコードされた広告情報は切替スイッチ4を介して出力I/F6に供給され、エンコーダ2から出力されるエンコードされた映像コンテンツは切替スイッチ4を介してスクランブラ5に供給される。このスクランブラ5では、供給された映像コンテンツがコンテローラ3で生成されたスクランブル鍵を用いてスクランブルされ、出力I/F6に供給される。出力I/F6は、切替スイッチ4から供給される広告情報のストリームとスクランブラ5から供給される映像コンテンツのストリームとをつなぎ合わせ、配信コンテンツとして配信する。ここで、この出力I/F6からの配信とは、通信回線による配信ばかりでなく、ビデオテープやDVD,ハードディスクなどの記録媒体に配信コンテンツを記録してユーザに提供する場合も含むものである。
図2は図1におけるエンコーダ2の一具体例を示すブロック図であって、2aはDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)部、2bは量子化部、2cはVLC(Variable Length Coding:可変長符号化)部、2dはIDCT(逆離散コサイン変換)部、2eは動き探索部、2fは動き補償部、2gは減算部である。この具体例は、一般的なMPEG−2やMPEG−4のエンコーダと同様の機能ブロックで構成されるものである。
同図において、エンコーダ2では、MPEG規格による画像圧縮の場合、映像の時間的に前後するフレーム(参照フレーム)から処理単位であるマクロブロック毎に画像内容が似ている部分を探索し、それらの差分値を符号化する。この参照フレームを作成するために、内部でデコード処理が行なわれる。
動き探索部2eは、参照フレームからエンコードするマクロブロックに類似する参照マクロブロックを探索し、参照マクロブロックに対するエンコードするマクロブロックの動きの方向及び動きの大きさを表わす動きベクトルを出力する。動き補償部2fは、この動くベクトルにより、エンコードするマクロブロックと一致するように、参照マクロブロックの動きを補償し、減算部2gでエンコードするマクロブロックと参照マクロブロックとの差分が計算される。得られた差分値はDCT部2aで離散コサイン変換され、そのDCT係数が量子化部2bで量子化される。量子化されたDCT係数は、動き探索部2eで得られた動きベクトルとともに、VLC部2cで可変長符号化され、ストリームとして出力される。
また、量子化部2bで量子化されたDCT係数は、IDCT部2dで逆量子化され、逆離散コサイン変換されてデコードされた配信コンテンツが得られる。この配信コンテンツのマクロブロックが、参照マクロブロックとして、動き補償部2fで動きベクトルによって動き補償されるのであるが、また、IDCT部2dからのデコードされた配信コンテンツがコントローラ3に供給され、上記の映像コンテンツと広告情報との判別やスクランブル鍵の生成が行なわれるのである。
図3は図1における出力I/F6から出力される配信コンテンツのストリームの具体例を示す図である。
図3(a)に示す具体例は、映像コンテンツS200のストリームの先頭に広告情報S100のストリームを付加したものである。この映像コンテンツS200は、エンコーダ2(図1)でエンコードされ、さらに、スクランブラ5(図1)でエンコードされない広告情報から生成されたスクランブル鍵によってスクランブルが掛けられている。広告情報S100は、エンコーダ2でエンコードされているものである。
また、図3(b)は1つの映像コンテンツS200が複数個の(ここでは、3個の)部分映像コンテンツS200a,S200b,S200cに分割され、夫々の先頭に広告情報S101,S102,S103が付加されているものである。ここで、広告情報S101,S102,S103は、互いに異なる広告内容の情報であって、部分映像コンテンツS200aはその先頭の広告情報S101から生成されたスクランブル鍵によってスクランブルされており、部分映像コンテンツS200bはその先頭の広告情報S102から生成されたスクランブル鍵によってスクランブルされており、部分映像コンテンツS200cはその先頭の広告情報S103から生成されたスクランブル鍵によってスクランブルされている。
図4は図1に示す映像コンテンツ配信システムに対して配信先(ユーザ端末)となる本発明による映像コンテンツ再生システム及び方法の第1の実施形態の要部構成を示すブロック図であって、10は入力I/F、11は切替スイッチ、12はデスクランブラ、13はデコーダ、14は出力I/F、15はコントローラである。
同図において、入力I/F10は、広告情報とこれに続くスクランブルされた映像コンテンツとからなる図3に示すような配信コンテンツを取り込む(入力する)。この入力I/F10としては、ビデオテープやHDD,DVDなどの図1に示す映像コンテンツ配信元側で作成された配信コンテンツが記録された記録媒体であってもよいし、また、インターネットなどの通信回線であってもよく、かかる通信回線を介して図1に示す映像コンテンツ配信元側からダウンロードされるようにしてもよい。
入力I/F10から取り込まれた(入力された)配信コンテンツは、切替スイッチ11に供給される。この切替スイッチ11はコントローラ15によって制御されるが、待期状態では、A側に閉じている。このため、入力I/F10から配信コンテンツが入力されると、この配信コンテンツは切替スイッチ11を介してデコーダ13に供給されるが、図3で説明したように、かかる配信コンテンツでは、その先頭に広告情報S100が配置されているので、この広告情報S100が切替スイッチ11から直接デコーダ13に供給される。入力I/F10から入力される配信コンテンツが映像コンテンツである場合には、コントローラ15の制御により、切替スイッチ11はB側に切り替わり、この映像コンテンツはデスクランブラ12に供給される。
切替スイッチ11からの広告情報は、デコーダ13でMPEG−2やMPEG−4などの規格に基づいてデコードされ、出力I/F14から出力されるとともに、コントローラ15にも供給される。また、切替スイッチ11からの映像コンテンツは、デスクランブラ12でスクランブルが解除された後、デコーダ13でMPEG−2やMPEG−4などの規格に基づいてデコードされ、出力I/F14から出力されるとともに、コントローラ15にも供給される。このようにして、デコードされた広告情報と映像コンテンツとの配信コンテンツは出力I/F14から図示しないディスプレイ装置に供給され、これら広告情報と映像コンテンツとが視聴される。
コントローラ15は、デコーダ13から供給されるデコード済みの配信コンテンツから広告情報と映像コンテンツとを判別し、また、判別した広告情報からスクランブルされた映像コンテンツをスクランブル解除するための鍵(即ち、スクランブル解除鍵)を生成する。この判別結果に基づいて、コントローラ15は、入力I/F10から映像コンテンツが入力されると、切替スイッチ11をB側に切り替え、広告情報が入力されると、切替スイッチ11をA側に切り替える。そして、切替スイッチ11がA側に切り替わって映像コンテンツがデスクランブラ12に供給されるときには、このスクランブル解除鍵もコントローラ15からデスクランブラ12に供給され、この映像コンテンツがスクランブル解除される。
スクランブル解除鍵の生成方法としては、広告情報の出力値のCRC値や各画素のパリティ値,電子透かしなどが挙げられる。このコントローラ15で生成されるスクランブル解除鍵は、これを生成した広告情報をもとに図1でのコントローラ3で生成されるスクランブル鍵と同じものである。
このようにして、この第1の実施形態では、映像コンテンツを視聴するためのスクランブル鍵は、広告情報から得られるものであるため、広告情報を含むストリームを全てデコードしなければならない。広告情報を早送りした場合、数フレームおきにデコードが行なわれるため、正しいスクランブル鍵が得られず映像コンテンツを視聴できない。そこで、例えば、入力I/F10を記録媒体として、これから配信コンテンツを再生して視聴する場合、早送りやスキップなどしてこれから再生される広告情報を飛ばし、映像コンテンツだけを視聴しようとしても、この場合には、広告情報をデコードすることができず、このため、スクランブル解除鍵を生成することができないから、映像コンテンツのスクランブルを解除することができない。このように、映像コンテンツを視聴するためには、広告情報をデコードすることが必要であり、必ず広告情報は視聴される状態に置かれて視聴者に伝達されることになる。
また、スクランブル鍵は、この広告情報の範囲に拡張されたデータ量が大きい情報であるが、配信コンテンツとともに伝送されるものではなく、受信側で受信した広告情報からスクランブル解除鍵が生成されるものであるから、スクランブル鍵のデータが長くても、それを伝送するための時間というものは必要ない。このため、スクランブル鍵をできるだけ長くしてこれを解読できないようにすることができて、しかも、配信コンテンツの伝送に何ら影響が及ぶこともない。
さらに、映像コンテンツを外部に出力する際、映像サーバ側から提供される広告情報から生成したスクランブル鍵を用いてスクランブルがかけられているため、映像コンテンツの複製に要する著作権の費用を広告費で賄うことができる。なお、コピーする映像コンテンツの著作権費用に応じて、映像サーバから引き出す広告情報のデータ量を変更してもよい。
なお、図3(a)に示すように、入力I/F10から入力される配信コンテンツが、その先頭にのみ広告情報S100が付加された形態をなす場合には、この広告情報S100から映像コンテンツS200に対するスクランブル解除鍵が生成されるが、図3(b)に示すように、映像コンテンツが複数の部分映像コンテンツS200a,S200b,S200cに区分され、夫々の先頭に広告情報S100,S101,S102が付加されている形態をなす場合には、これら広告情報S100,S101,S102毎に夫々に続く部分映像コンテンツに対するスクランブル解除鍵が生成されることになる。従って、部分映像コンテンツS200aは広告情報S100から生成されたスクランブル解除鍵によってスクランブルが解除され、部分映像コンテンツS200bは広告情報S101から生成されたスクランブル解除鍵によってスクランブルが解除され、部分映像コンテンツS200cは広告情報S102から生成されたスクランブル解除鍵によってスクランブルが解除されることになる。
そして、図3(b)に示す形態の映像コンテンツS200を視聴する場合には、部分映像コンテンツS200aまで視聴すると、映像コンテンツS200が中断して広告情報S101が視聴される状態となり、広告情報S101の視聴が終わると、映像コンテンツS200が部分映像コンテンツS200bの先頭から視聴可能となり、部分映像コンテンツS200bの視聴視聴が終わると、映像コンテンツS200が中断して広告情報S102が視聴される状態となり、広告情報S101の視聴が終わると、映像コンテンツS200の残りの部分映像コンテンツS200cの視聴が可能となる。このようにして、視聴者は、映像コンテンツを視聴中に定期的に広告情報を視聴するため、視聴者の広告情報に対する関心を高めることができる。
なお、この第1の実施形態では、1つの広告情報から1つのスクランブル鍵,スクランブル解除鍵を生成するものとしたが、広告情報のストリームを複数に分割し、それら分割部分毎にスクランブル鍵を生成し、これら複数のスクランブル鍵で多重に同じ映像コンテンツをスクランブルするようにしてもよい。この映像コンテンツをスクランブル解除する場合には、同じ広告情報から同じ複数のスクランブル解除鍵を生成し、これらを用いて順番にスクランブルを解除していくことになる。この構成では、視聴者は興味のある広告情報を選択でき、視聴者の単位時間当りの関心を高めることができる。
図5は本発明による映像コンテンツ配信システム及び方法の第2の実施形態の要部構成を示すブロック図であって、7は切り出し部であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。この第2の実施形態は映像コンテンツの配信元(映像サーバ)となる。
同図において、エンコーダ2でデコードされた配信コンテンツは切り出し部7に供給され、この配信コンテンツでの広告情報の一部(詳細には、広告情報での映像情報の一部)が切り出され、コントローラ3に供給される。コントローラ3では、供給された広告情報の一部からスクランブル鍵が生成され、このスクランブル鍵が、スクランブラ5において、映像コンテンツのスクランブルに用いられる。
この第2の実施形態でのユーザ側の端末は、図4で示した構成をなしているが、そのコントローラ15はデコードされた広告情報の同じ一部からスクランブル解除鍵が生成される。
この第2の実施形態でも、先の第1の実施形態と同様の効果が得られるが、さらに、コントローラ3において、広告情報の一部を用いてスクランブル鍵を生成するものであるので、かかるスクランブル鍵を生成するためのデータ処理量を削減することができる。
なお、コントローラ3では、図示しないが、エンコーダ2でデコードされた配信コンテンツも供給されており、これによってこの配信コンテンツの広告情報と映像コンテンツとを判別し、この判別結果に基づいて切替スイッチ4を制御している。
図6は本発明によるコンテンツ配信システム及び方法の第3の実施形態の要部構成を示すブロック図であって、8aはビデオエンコーダ、8bはオーディオエンコーダ、9は多重化部であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。この第3の実施形態は、映像コンテンツの配信元(映像サーバ)となり、広告情報のオーディオ情報からスクランブル鍵を生成するものである。
同図において、入力I/F1から入力される配信コンテンツの映像情報はビデオエンコーダ8aでエンコードされ、また、この配信コンテンツのオーディオ情報はオーディオエンコーダ8bでエンコードされる。これらエンコードされた映像情報とオーディオ情報とが多重化部9で多重化され、エンコードされた配信コンテンツとして切替スイッチ4に供給される。
一方、コントローラ3は、オーディオエンコーダ8bからデコードされたオーディオ情報が供給され、このオーディオ情報からスクランブル鍵を生成する。このスクランブル鍵はスクランブラ5に供給され、配信コンテンツのうちの映像コンテンツがこのスクランブル鍵によってスクランブルされる。また、コントローラ3は、オーディオエンコーダ8bから供給される上記のオーディオ情報から広告情報と映像コンテンツとを判別し、この判別結果に応じて切替スイッチ4を制御する。
この第3の実施形態でのユーザ側の端末は、図4で示した構成をなしているが、そのコントローラ15はデコードされた広告情報の内のオーディオ情報からスクランブル解除鍵を生成する。
また、図5に示した第2の実施形態と同様、切り出し部7を設け、デコードされた広告情報でのオーディオ情報の一部を切り出し、これでコントローラ3がスクランブル鍵を生成するようにしてもよい。勿論、ユーザの端末側でも、これに応じた構成にして、かかるオーディオ情報の一部からスクランブル解除鍵を生成することになる。
この第3の実施形態では、上記各実施形態と同様の効果が得られるが、さらに、コントローラ3において、デコードされたオーディオ情報を用いてスクランブル鍵を生成するために、映像情報を用いてスクランブル解除鍵を生成する場合に比べ、処理するデータ量を少なくできて、構成を簡略化できる。
なお、この第3の実施形態において、コントローラ3には、オーディオエンコーダ8bからデコードされたオーディオ情報が供給されるものとしたが、オーディオ情報をエンコードする場合には、MPEG−1 Audio規格のように、時間的に前後するオーディオ信号を使用しないために、オーディオエンコーダ8b内でデコードされたオーディオ情報が生成されない場合には、オーディオエンコーダ8bでエンコードされたオーディオ情報を、別途設けられたオーディオデコーダを用いて、デコードし、これをコントローラ3に供給するようにしてもよい。
また、この第3の実施形態では、エンコードされた映像情報とオーディオ情報とを多重化部9で多重化した後、映像コンテンツをスクランブラ5でスクランブルするようにしたが、その変形例としての図7に示すように、エンコードされた配信コンテンツが映像情報とオーディオ情報とに分離された状態で、映像コンテンツの映像情報をスクランブラ5でスクランブルし、しかる後、映像情報とオーディオ情報とを多重化部9で多重化するようにしてもよい。この変形例においても、先の各実施形態と同様の効果が得られるが、さらに、スクランブル5では、映像コンテンツでの映像情報にのみスクランブルを掛けるものであるから、スクランブルのための処理量を低減することができる。スクランブルをビデオストリームに対してかけるようにする構成にしてもよい。このような構成にすることでオーディオストリームのスクランブル処理を行なわないため、スクランブラ5の処理量を削減することができる。この変形例に対するユーザ側の端末も、図4に示す構成をなすものであるが、映像コンテンツが映像情報とオーディオ情報とに分離され、この映像情報をデスクランブラでスクランブルの解除処理を行なう。
なお、以上の各実施形態で使用される図4に示す端末側では、コントローラ15において、生成されたスクランブル解除鍵を所定期間或いは削除の処理があるまで、保存されるようにすることができる。かかるスクランブル解除鍵が生成された映像コンテンツは、少なくとも視聴されたものである。この場合、スクランブル解除鍵が生成されると、この生成されたスクランブル解除鍵は、上記のように、デスクランブラ12で映像コンテンツのスクランブルの解除に用いられるが、これとともに、コントローラ15において、この映像コンテンツと関連付けて保存される。
そして、入力I/F10が、例えば、ビデオテープやDVD,ハードディスクなどの記録媒体である場合、これに記録されていて一度視聴した映像コンテンツを、例えば、巻き戻しなどにより、再度視聴するときには、この希望する映像コンテンツを指定することにより、この映像コンテンツのみが入力I/F10から入力され、上記のようにして、ディスクランブラ12に供給されるが、このとき、コントローラ15は、この映像コンテンツの指定とともに、これに該当するスクランブル解除鍵を検索し、これをデスクランブラ12に供給するようにする。
これにより、一度視聴した映像コンテンツを再度視聴する場合には、広告情報を用いることなく、スクランブルの解除が可能となり、広告情報の視聴を省いて映像コンテンツを直ちに視聴することができるようになる。
なお、以上の実施形態は、記録再生システムにも適用可能である。この場合には、図1,図5〜図7に示す構成は記録系側の構成となり、図4に示す構成は再生系側の構成となる。
1 入力I/F
2 エンコーダ
3 コントローラ
4 切替スイッチ
5 スクランブラ
6 出力I/F
7 切り出し部
8a ビデオエンコーダ
8b オーディオエンコーダ
9 多重化部
S100〜S102 広告情報
S200 映像コンテンツ
S200a〜S200c 部分映像コンテンツ
2 エンコーダ
3 コントローラ
4 切替スイッチ
5 スクランブラ
6 出力I/F
7 切り出し部
8a ビデオエンコーダ
8b オーディオエンコーダ
9 多重化部
S100〜S102 広告情報
S200 映像コンテンツ
S200a〜S200c 部分映像コンテンツ
Claims (14)
- 映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、該配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、
該映像コンテンツと該広告情報とをエンコードするエンコーダと、
該エンコーダでデコード処理された該広告情報からスクランブル鍵を生成するコントローラと、
該エンコーダでエンコードされた該映像コンテンツを該スクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、
該スクランブラでスクランブルが掛けられた該映像コンテンツの先頭に該エンコーダでエンコードされた該広告情報を付加し、映像コンテンツにスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fと
を備えたことを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項1において、
前記コントローラは、該エンコーダでデコード処理された該広告情報の一部からスクランブル鍵を生成することを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 映像コンテンツに複数の広告情報を付加して配信コンテンツとし、該配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、
該映像コンテンツと複数の該広告情報とをエンコードするエンコーダと、
該エンコーダでデコード処理された複数の該広告情報夫々からスクランブル鍵を生成するコントローラと、
該エンコーダでエンコードされた該映像コンテンツを複数の部分映像コンテンツに区分し、該部分映像コンテンツ毎に異なる該スクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、
該スクランブラでスクランブルが掛けられた該部分映像コンテンツ夫々の先頭に、該部分映像コンテンツにスクランブルを掛けた該スクランブル鍵の生成に用いた該広告情報を付加し、映像コンテンツの各部に異なるスクランブル鍵でスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fと
を備えたことを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、該配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、
該映像コンテンツと該広告情報とをエンコードするエンコーダと、
該エンコーダでデコード処理された該広告情報を複数に分割して分割された該広告情報毎にスクランブル鍵を生成するコントローラと、
該エンコーダでエンコードされた該映像コンテンツを、該コントローラで生成された複数の該スクランブル鍵で多重にスクランブルを掛けるスクランブラと、
該スクランブラでスクランブルが掛けられた該映像コンテンツの先頭に該エンコーダでエンコードされた該広告情報を付加し、映像コンテンツに多重にスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fと
を備えたことを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の映像配信システムであって、
前記エンコーダは、MPEG−2もしくはMPEG−4の規格に基づいて、前記映像コンテンツと前記広告情報とをエンコードすることを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の映像配信システムから配信される前記配信コンテンツを再生する映像コンテンツ再生システムであって、
前記配信コンテンツでのエンコードされてスクランブルが掛けられている前記映像コンテンツにスクランブルの解除を行なうデスクランブラと、
スクランブルが解除された前記映像コンテンツと前記配信コンテンツでのエンコードされている前記広告情報とをデコードするデコーダと、
デコードされた前記広告情報からスクランブル解除鍵を生成するコントローラと、
該デコーダでデコードされた前記映像コンテンツと前記広告情報を出力し、再生させる出力I/Fと
を備え、該コントローラで生成された該スクランブル解除鍵により、該デスクランブラで前記映像コンテンツがスクランブル解除されることを特徴とする映像コンテンツ再生システム。 - 請求項6に記載の映像コンテンツ再生システムであって、
前記コントローラで生成された前記スクランブル解除鍵は前記コントローラに保存され、
前記コントローラは、1回以上再生されている前記映像コンテンツに対しては、前記デスクランブラでのスクランブルの解除を、前記コントローラに保存された該当する前記スクランブル解除鍵で可能とすることを特徴とする映像コンテンツ再生システム。 - 映像コンテンツに広告情報を付加して配信コンテンツとし、該配信コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムであって、
該映像コンテンツと該広告情報とをエンコードするエンコーダと、
該広告情報のオーディオ情報からスクランブル鍵を生成するコントローラと、
該エンコーダでエンコードされた該映像コンテンツを該スクランブル鍵でスクランブルを掛けるスクランブラと、
該スクランブラでスクランブルが掛けられた該映像コンテンツの先頭に該エンコーダでエンコードされた該広告情報を付加し、映像コンテンツにスクランブルが掛けられた配信コンテンツとして配信する出力I/Fと
を備えたことを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項8に記載の映像コンテンツ配信システムであって、
前記エンコーダは、前記配信コンテンツの映像情報をエンコードするビデオエンコーダと前記配信コンテンツのオーディオ情報をエンコードするオーディオエンコーダとからなり、
該ビデオエンコーダでエンコードされた映像情報と該オーディオエンコーダでエンコードされたオーディオ情報とを多重化する多重化部を備え、
該多重化部から出力されるエンコードされた配信コンテンツのうち、映像コンテンツに前記スクランブラでスクランブルを掛けることを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項8に記載の映像コンテンツ配信システムであって、
前記エンコーダは、前記配信コンテンツの映像情報をエンコードするビデオエンコーダと前記配信コンテンツのオーディオ情報をエンコードするオーディオエンコーダとからなり、
前記スクランブラは、該ビデオエンコーダでエンコードされた前記映像コンテンツの映像情報にスクランブルを掛け、
前記ビデオエンコーダでエンコードされた前記配信コンテンツでの広告情報の映像情報と前記オーディオエンコーダでエンコードされた前記配信コンテンツでの広告情報のオーディオ情報とを多重化し、かつ前記ビデオエンコーダでエンコードされて前記スクランブラでスクランブルが掛けられた前記配信コンテンツでの映像コンテンツの映像情報と前記オーディオエンコーダでエンコードされた前記配信コンテンツでの映像コンテンツのオーディオ情報とを多重化する多重化部を備えたことを特徴とする映像コンテンツ配信システム。 - 請求項8〜10のいずれか1つに記載の映像配信システムから配信される前記配信コンテンツを再生する映像コンテンツ再生システムであって、
前記配信コンテンツでのエンコードされてスクランブルが掛けられている前記映像コンテンツに対し、スクランブルの解除を行なうデスクランブラと、
スクランブルが解除された前記映像コンテンツと前記配信コンテンツでのエンコードされている前記広告情報とをデコードするデコーダと、
デコードされた前記広告情報のオーディオ情報からスクランブル解除鍵を生成するコントローラと、
該デコーダでデコードされた前記映像コンテンツと前記広告情報を出力し、再生させる出力I/Fと
を備え、該コントローラで生成された該スクランブル解除鍵により、該デスクランブラで前記映像コンテンツがスクランブル解除されることを特徴とする映像コンテンツ再生システム。 - 請求項11に記載の映像コンテンツ再生システムであって、
前記コントローラで生成された前記スクランブル解除鍵は前記コントローラに保存され、
前記コントローラは、1回以上再生されている前記映像コンテンツに対しては、前記デスクランブラでのスクランブルの解除を、前記コントローラに保存された該当する前記スクランブル解除鍵で可能とすることを特徴とする映像コンテンツ再生システム。 - 映像コンテンツを、広告情報とともに、配信する映像コンテンツ配信方法であって、
該映像コンテンツの先頭に広告情報を配置し、該広告情報から生成されたスクランブル鍵で該映像コンテンツがスクランブルされていることを特徴とする映像コンテンツ配信方法。 - 請求項13に記載の映像コンテンツ配信方法で配信された映像コンテンツの再生方法であって、
前記広告情報からスクランブル解除鍵を生成し、該スクランブル解除鍵で前記映像コンテンツのスクランブルを解除することを特徴とする映像コンテンツ再生方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004100041A JP2005286844A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 映像コンテンツ配信/再生システム及び映像コンテンツ配信/再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004100041A JP2005286844A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 映像コンテンツ配信/再生システム及び映像コンテンツ配信/再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005286844A true JP2005286844A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35184742
Family Applications (1)
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JP2004100041A Pending JP2005286844A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 映像コンテンツ配信/再生システム及び映像コンテンツ配信/再生方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004100041A patent/JP2005286844A/ja active Pending
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