JP2005286649A - 色フィルタアレイおよびそれを用いた撮像装置 - Google Patents

色フィルタアレイおよびそれを用いた撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005286649A
JP2005286649A JP2004096834A JP2004096834A JP2005286649A JP 2005286649 A JP2005286649 A JP 2005286649A JP 2004096834 A JP2004096834 A JP 2004096834A JP 2004096834 A JP2004096834 A JP 2004096834A JP 2005286649 A JP2005286649 A JP 2005286649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
color
pixel
green
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004096834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4305848B2 (ja
Inventor
Seido Kawanaka
誠道 川中
Noboru Kubo
登 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004096834A priority Critical patent/JP4305848B2/ja
Publication of JP2005286649A publication Critical patent/JP2005286649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4305848B2 publication Critical patent/JP4305848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

【課題】 単板型のカラー撮像装置において、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度の高い撮像装置、およびそれに用いる色フィルタアレイを提供する。
【解決手段】 分光透過率特性の平均波長が異なる6種類の色フィルタ、第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’を配置してなるマルチバンド・カラーフィルタ(色フィルタアレイ)2において、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’の合計の数を、第1の青色フィルタBおよび第2の青色フィルタB’の合計の数の2倍とし、かつ、第1の赤色フィルタRおよび第2の赤色フィルタR’の合計の数の2倍とする。また、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’を、両者で市松模様を形成するように配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラーデジタルスチルカメラやカラーデジタルビデオカメラ等のカラーの撮像装置(画像撮影装置)等に用いられる複数種の色フィルタからなる色フィルタアレイ、およびそれを用いた、光電変換素子を面状に配列した単板式のカラーの撮像装置に関するものである。本発明は、特に、5色以上の色フィルタを配列してなるマルチバンドの色フィルタアレイ、およびそれを用いたマルチバンドのカラー撮像装置に関する。
従来から、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の電子カメラにおいて、複数色の色フィルタアレイを用いた単板式の撮像装置が使われている。上記複数色の色フィルタアレイとしては、3原色フィルタアレイ(赤、緑、青の3色のフィルタを配列したもの)、補色フィルタアレイ(黄、シアン、マゼンタ、緑の4色フィルタを配列したもの)などがある。
上記3原色フィルタアレイの一般的なRGB3色(R:赤、G:緑、B:青)フィルタ配列、例えば2行2列のベイヤー(Bayer)配列では、緑色フィルタの数を赤色フィルタの数および青色フィルタの数の2倍に設定している。これにより、撮像装置の明るさに対する感度の高い緑色要素(緑色フィルタと光電変換素子との対)の数が、赤色要素の数および青色要素の数の2倍となり、撮像装置の明るさに対する感度が向上する。なお、緑色要素の明るさに対する感度が高いのは、光電変換素子の緑色の光に対する感度が高いからである。
しかしながら、上記3原色フィルタアレイを用いた単板式の撮像装置では、色再現性が良くない。
そこで、最近、色再現性を良くするために、マルチバンドの画像(5色以上の画像)より所要のカラーの画像を生成することが試みられている。
例えば、非特許文献1には、単色のフィルタ板を5枚用い、1つのイメージセンサ(撮像素子アレイ)を用いて5色のマルチバンド画像を得た後、このマルチバンド画像より所要のカラーの画像を生成する構成の撮像装置が提案されている。この撮像装置では、1つのイメージセンサから5色のマルチバンド画像を得るために、順次フィルタ板を変えて撮影を行うようになっている。
また、単板型マルチバンドカメラ用の色フィルタアレイとして、色フィルタ要素の配列の順序をマルチバンドの色フィルタ要素の中心波長の順としたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−87806公報(2003年3月20日公開) 三宅洋一著、「ディジタルカラー画像の解析・評価」、財団法人東京大学出版会発行、2002年6月20日第2刷発行、「10.5 マルチバンドカメラの設計」の項
しかしながら、上記非特許文献1の撮像装置では、順次フィルタ板を変えて撮影するので、動きのある被写体は色ごとに異なる位置に写り、思い通りの撮影ができない。上記非特許文献1の撮像装置は、移動する被写体に向いていない。また、非特許文献1の撮像装置において、仮に、5色のマルチバンド画像を得るために、1色に1つのイメージセンサ、つまり、5つのイメージセンサを使用したとすれば、撮像装置が高価になり、専門家向けの高価な電子カメラにしか適用できなくなる。
また、上記特許文献1の色フィルタアレイは、各色フィルタが均等に配置されているため、この色フィルタアレイを用いたマルチバンドカメラでは、明るさに対する感度の高い緑色要素の数が少ない。そのため、この色フィルタアレイを用いたマルチバンドカメラは、明るさに対する感度が低く、また、解像度が低い。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、単板型のカラー撮像装置において、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度の高い撮像装置、およびそれに用いる色フィルタアレイを提供することにある。
本発明に係る色フィルタアレイは、上記課題を解決するために、分光透過率特性の平均波長が異なる5種類以上の色フィルタを配列してなる、撮像装置用の色フィルタアレイであって、分光透過率特性の平均波長が緑色領域にある緑色フィルタを少なくとも1種類含み、緑色フィルタの数は、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より短い色フィルタの数より多く、かつ、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より長い色フィルタの数より多いことを特徴としている。
上記構成の色フィルタアレイは、5種類以上(マルチバンド)の色フィルタを配列してなるので、従来の3色の原色フィルタや4色の補色フィルタを用いた撮像装置よりも色再現性の良い、マルチバンド(5色以上)の撮像装置を実現できる。
そして、上記構成の色フィルタアレイでは、緑色フィルタの数が、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より短い色フィルタ(例えば青色フィルタ)の数、および分光透過率特性の平均波長が緑色領域より長い色フィルタ(例えば赤色フィルタ)の数より多い。そのため、上記構成の色フィルタアレイを用いて撮像装置を構成すれば、撮像装置の受光部(例えば光電変換素子アレイ)に入射する光は、緑色領域の光の割合が多くなる。一般的な受光部、例えばCCD(電荷結合素子)は、一般的に緑色領域の光の明るさ(光量)に対する感度が高い特性を有しているため、緑色領域の光の割合が多くなる結果として、撮像装置の明るさ(光量)に対する感度が向上する。したがって、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度が高い撮像装置を実現できる。
なお、本願明細書において、緑色領域とは、500nm以上560nm以下の波長領域を指すものとする。
本発明に係る色フィルタアレイは、好ましくは、上記構成において、分光透過率特性の平均波長が異なる6種類の色フィルタを配列してなり、上記6種類の色フィルタは、分光透過率特性の平均波長が短い側から順に、第1の青色フィルタ、第2の青色フィルタ、第1の緑色フィルタ、第2の緑色フィルタ、第1の赤色フィルタ、および第2の赤色フィルタであり、第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタの合計の数が、第1の青色フィルタおよび第2の青色フィルタの合計の数の2倍であり、かつ、第1の赤色フィルタおよび第2の赤色フィルタの合計の数の2倍ある構成である。
色フィルタの種類の数(色数)を7以上に増やすと、色再現性は向上するが、同一色の色フィルタの配置間隔が広くなるので、解像度が低下する。上記構成では、色フィルタの種類の数(色数)を6に抑えているので、十分な解像度を維持することができる。また、色フィルタの種類の数(色数)を5にした場合よりも、色再現性を向上させることができる。
また、上記構成によれば、第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタのそれぞれの数が、第1の青色フィルタ、第2の青色フィルタ、第1の赤色フィルタ、および第2の赤色フィルタのそれぞれの数の2倍である。そのため、上記構成の色フィルタアレイを用いて撮像装置を構成すれば、撮像装置の受光部(例えば光電変換素子アレイ)において、緑色領域の光が入射する画素(例えば光電変換素子)の数が青色領域の光が入射する画素の数や赤色領域の光が入射する画素の数割合が多くなる。一般的な受光部、例えばCCD(電荷結合素子)は、一般的に緑色領域の光の明るさ(光量)に対する感度が高い特性を有しているため、緑色領域の光の割合が多くなる結果として、撮像装置の明るさ(光量)に対する感度が向上する。したがって、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度が高い撮像装置を実現できる。この色フィルタアレイを用いた撮像装置では、明るさに対する感度の高い、緑色フィルタが設けられた光電変換素子の数が、赤色フィルタが設けられた光電変換素子の数や青色フィルタが設けられた光電変換素子の数の2倍になる。そのため、明るさに対する感度をより一層向上させることができる。
本発明に係る色フィルタアレイは、好ましくは、上記構成において、第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタは、両者で市松模様を形成するように配置されている構成である。
上記構成によれば、緑色フィルタが等間隔を配置したことにより、緑色フィルタをストライプ状に配置した場合等と比較して、解像度が良くなる。
本発明に係る撮像装置は、上記の課題を解決するために、前記構成のいずれかの色フィルタアレイと、上記各色フィルタに対応する複数の光電変換素子を画素として配列してなる光電変換素子アレイとを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、5種類以上(マルチバンド)の色フィルタを配列してなる色フィルタアレイを備えるので、従来の3色の原色フィルタや4色の補色フィルタを用いた撮像装置よりも色再現性の良い、マルチバンド(5色以上)の撮像装置を提供できる。
そして、上記構成では、緑色フィルタの数が、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より短い色フィルタの数、および分光透過率特性の平均波長が緑色領域より長い色フィルタの数より多い構成の色フィルタアレイを用いているので、光電変換素子アレイに入射する光は、緑色領域の光の割合が多くなる。一般的な光電変換素子アレイ、例えばCCD(電荷結合素子)は、一般的に緑色領域の光の明るさ(光量)に対する感度が高い特性を有しているため、緑色領域の光の割合が多くなる結果として、明るさ(光量)に対する感度が向上する。したがって、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度が高い撮像装置を提供できる。
本発明に係る撮像装置は、好ましくは、上記構成において、各光電変換素子の出力信号に対し、その出力信号にない色の信号をその近傍の光電変換素子の出力信号に基づく色補間処理により生成する色補間処理部をさらに備える構成である。
上記構成によれば、光電変換素子の出力信号に対して色補間処理を行うことにより、各画素の信号の色数を増やすことができる。したがって、色再現性を向上させることができる。
なお、本発明に係る撮像装置は、色補間処理部を備えている必要はなく、上記光電変換素子アレイと上記色フィルタアレイとからなるセンサ(センサー素子)単体、あるいはこのセンサを含むモジュールであってもよい。
本発明に係る撮像装置は、好ましくは、上記構成において、上記色フィルタアレイは、4行4列の16画素配列を単位として6色の色フィルタを配列してなり、上記色補間処理部は、各画素毎に6色の信号が得られるように、各画素の5色の信号を、その画素を中心とする5行5列の25画素の範囲内に存在する同色の画素の出力信号に基づく色補間処理により生成するものである。
色フィルタの色数(種類)を7色以上に増やすと、色再現性は向上するが、同一色の色フィルタの配置間隔が広くなるので、解像度が低下する。また、色フィルタの色数(種類)があまりに多くなると、4行4列より大きい単位で色フィルタを配列する必要が生じる。また、色フィルタの色数(種類)があまりに多くなったり、4行4列より大きい単位で色フィルタを配列した場合、5行5列の範囲より広い範囲で色補間処理を行う必要が生じる。そのため、色補間処理が複雑になり、演算量が増大する。その結果、演算速度の速い演算器が必要となり、装置コストが増大する。
上記構成によれば、色フィルタアレイは、6色の色フィルタをもつ4行4列16画素のフィルタパターンを繰り返した配列であり、光電変換素子アレイ(センサ)全面がこの配列の色フィルタで覆われる。そして、4行4列でなく5行5列25画素の範囲で色補間処理を行っている。このように、色フィルタの色数(種類)を6色に抑え、かつ、色フィルタを配列単位を4行4列にしているので、十分な解像度を維持することができる。また、色フィルタの色数(種類)を6色に抑え、かつ、色フィルタを配列単位を4行4列にすることで、色補間処理を簡素化でき、演算量を削減できる。その結果、演算速度の遅い演算器が使用でき、装置コストが削減できる。また、色フィルタの色数(種類)を5色にした場合よりも、色再現性を向上させることができる。
本発明に係る撮像装置は、以上のように、分光透過率特性の平均波長が異なる5種類以上の色フィルタを配列してなり、かつ、分光透過率特性の平均波長が緑色領域にある緑色フィルタの数が、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より短い色フィルタの数より多く、かつ、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より長い色フィルタの数より多いので、十分な解像度を維持しながら色再現性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1ないし図17に基づいて説明すると、以下の通りである。
本実施形態の撮像装置は、光電変換素子を面状に配列した光電変換素子アレイと、各光電変換素子毎に設けられた複数色の色フィルタを配列してなる色フィルタアレイとを備え、6色のカラー画像を撮像可能な単板式のマルチバンドカラー撮像装置である。
図2は、本発明の実施の一形態にかかる撮像装置の構成を示している。
図2に示すように、本実施形態の撮像装置は、光学レンズ1、色フィルタアレイとしてのマルチバンド・カラーフィルタ2、光電変換イメージセンサ3、ゲイン調整部4、A/D(アナログ/デジタル)変換部5、色補間処理部としてのマルチバンド色補間処理部6、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7、および画像出力インターフェース8を備えている。
光学レンズ1は、映像の光、すなわち図示しない被写体からの反射光を集光してマルチバンド・カラーフィルタ2へ導くものである。マルチバンド・カラーフィルタ2は、光学レンズ1で集光された光を分光するものであり、多数の色フィルタを配列してなる。マルチバンド・カラーフィルタ2の詳細については後述する。光電変換イメージセンサ3は、各色フィルタに対応する光電変換素子を画素としてマトリックス状に配列してなる光電変換素子アレイである。光電変換イメージセンサ3は、マルチバンド・カラーフィルタ2の各色フィルタを通して各光電変換素子に入射する光を、各光電変換素子で受光して受光量に応じたアナログ電圧値を持つアナログ信号へと光電変換し、得られたアナログ信号を出力する。また、光電変換イメージセンサ3における露出時間は、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7によって、適切な露出時間となるように制御される。なお、光電変換イメージセンサ3の画素数(マルチバンド・カラーフィルタ2における色フィルタの数)は、撮像装置に要求される性能等に応じて適宜設定されるが、例えば30万〜800万画素程度に設定される。
ゲイン調整部4は、ホワイトバランス調整および露光調整のために光電変換イメージセンサ3の出力信号(各光電変換素子の出力信号)を所望の電圧レベルとなるように適当なゲインで増幅するものである。ゲイン調整部4におけるゲインは、ホワイトバランス調整および露光調整のために各色毎に独立して制御される。すなわち、ゲイン調整部4におけるゲインは、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7によって、適切なホワイトバランスの映像信号が得られるように、また、適切な露出の映像信号が得られるように各色毎に独立して制御される。このように6色のゲイン調整機能を持つゲイン調整部4により6色の各色ごとにゲイン調整を行うことで、従来、高々4色のゲイン調整機能を持つゲイン調整よりも、より正確なホワイトバランス調整が可能となる。
A/D変換部5は、ゲイン調整部4にて所望の電圧レベルにされたアナログ信号をデジタルの電圧レベルを持つデジタル信号に変換するものである。これによって、1画素当たり1色のデジタル信号が得られる。
マルチバンド色補間処理部6は、1画素当たり1色であるデジタル信号を1画素あたり6色のデジタル信号に変換する色補間処理を行うものである。マルチバンド色補間処理部6の詳細については後述する。
露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7は、各色信号の信号レベル分布(どの信号レベルの画素がどれだけの数あるか)などに基づいて、適切なホワイトバランスの映像信号が得られるように、また、適切な露出の映像信号が得られるように、ゲイン調整部4の各色毎のゲイン、すなわち、第1の青色信号のゲイン(Bゲイン)、第2の青色信号のゲイン(B’ゲイン)、第1の緑色信号のゲイン(Gゲイン)、第2の緑色信号のゲイン(G’ゲイン)、第1の赤色信号のゲイン(Rゲイン)、第2の赤色信号のゲイン(R’ゲイン)を決定する。また、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7は、各色信号の信号レベル分布(どの信号レベルの画素がどれだけの数あるか)などに基づいて、光電変換イメージセンサ3の露出時間を決定する。そして、光電変換イメージセンサ3の露出時間が決定した露出時間となるように光電変換イメージセンサ3を制御すると共に、ゲイン調整部4の各色毎のゲインが決定したゲインとなるようにゲイン調整部4の各色毎のゲインを制御する。
また、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7は、1画素あたり6色のデジタル信号を目的の色要素の映像信号、例えばRGB3色の映像信号に変換し、この映像信号を画像出力インターフェース8を介して撮像装置外部に出力するものである。
次に、上記撮像装置の動作について説明する。映像の光は光学レンズ1によって集光され、マルチバンド・カラーフィルタ2を通して分光された光が、光電変換イメージセンサ3の各光電変換素子にて、受光され、光量に応じたアナログ電圧値を持つアナログ信号に変換される。そのアナログ電圧値は、ゲイン調整部4にてホワイトバランス調整・露光調整のためにゲイン調整され、A/D変換部5にてデジタル値に変換される。すなわち、アナログ信号がA/D変換部5にてデジタル信号に変換される。そして、マルチバンド色補間処理部6にて、1画素当たり1色であるデジタル信号が、1画素あたり6色のデジタル信号に変換される。そして、1画素あたり6色のデジタル信号は、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7にて目的の色要素の映像信号に変換され、この映像信号は画像出力インターフェース8を介して撮像装置外部に送られる。また、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7にて、適切な露出時間が抽出されると共に、抽出された適切な露出時間が、光電変換イメージセンサ3の露出時間、ゲイン調整部4の色ゲイン値に反映される。また、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7にて、適切な色ゲイン値が抽出されると共に、抽出された適切な色ゲイン値がゲイン調整部4の色ゲイン値に反映される。
本発明は、マルチバンド・カラーフィルタ2およびマルチバンド色補間処理部6に特徴を持つものである。以下、これらについて詳細に説明する。
本実施形態のマルチバンド・カラーフィルタ2は、分光透過率特性の平均波長が異なる6種類(6色)の色フィルタが4行4列の16画素配列を単位として配列されてなるものである。図3は、マルチバンド・カラーフィルタ2の4行4列の16画素配列単位の例を示している。図1は、マルチバンド・カラーフィルタ2の4行4列の16画素配列単位とその周辺の配列とを示している。
この例のマルチバンド・カラーフィルタ2は、図1および図3に示すように、第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’の6種類の色フィルタからなっている。
第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’は、短波長側から第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の赤色フィルタR、、第2の赤色フィルタR’の順の分光透過率特性の平均波長を持つ色フィルタである。分光透過率特性の平均波長とは,色フィルタの分光透過率特性をf(λ)としたとき,λ・f(λ)の積分値をf(λ)の積分値で割った値である。ここで,λは波長でf(λ)は波長λの光がフィルタを通過する割合を示す関数である。また,積分範囲は可視光下限波長から可視光上限波長までである。
第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’の分光透過率特性の平均波長は、例えば、それぞれ、450nm(青),480nm(青緑),510nm(緑),540nm(緑),570nm,600nm(橙)に設定される。この設定では、色再現性の良い可視光撮像装置が実現できる。一方、6色フィルタのうち、分光透過率特性の平均波長が最も短い色フィルタ(第1の青色フィルタB)の分光透過特性の平均波長を紫外(波長400nm以下)に、両端分光透過率特性の平均波長が最も長い色フィルタ(第2の赤フィルタR’)の分光透過特性の平均波長を赤外(波長700nm以上)に持ってきて、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7の変換特性を変える(後述する式(1)の行列を変える)ことにより、通常カメラ(可視光のカメラ)、紫外カメラ、赤外カメラを切り替える機能を持たせることも可能である。
この例のマルチバンド・カラーフィルタ2では、第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタの合計の数が、第1の青色フィルタBおよび第2の青色フィルタB’の合計の数の2倍であり、かつ、第1の赤色フィルタRおよび第2の赤色フィルタR’の合計の数の2倍であり、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’は、両者で市松模様を形成するように配置されている。より詳細には、この例のマルチバンド・カラーフィルタ2は、4行4列の16画素配列のうち、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’の適応画素数(対応する画素の数)をそれぞれ4画素とし、第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’の適応画素数をそれぞれ2画素としたマルチバンド・フィルタで、かつ、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’の適応画素を市松模様に配置したマルチバンド・フィルタである。
より詳細に説明すると、この例のマルチバンド・カラーフィルタ2の16画素の単位配列では、図3に示すように、第1の緑色フィルタGは奇数行の偶数列に、第2の緑色フィルタG’は偶数行の奇数列にそれぞれ配置されている。第1の青色フィルタBおよび第2の青色フィルタB’は、偶数行(第2の緑色フィルタG’が配置されている行)の偶数列(第1の緑色フィルタGが配置されている列)に配置されている。また、第1の青色フィルタBと第2の青色フィルタB’とは、1つの行(列)に1つずつ配置されている。第1の赤色フィルタRおよび第2の赤色フィルタR’は、奇数行(第1の緑色フィルタGが配置されている行)の奇数列(第2の緑色フィルタG’が配置されている列)に配置されている。また、第1の赤色フィルタRと第2の赤色フィルタR’とは、1つの行(列)に1つずつ配置されている。
マルチバンド色補間処理部6は、色の再現が忠実に行えるように、各画素位置の欠落している色情報、即ち各画素位置におけるオリジナルの色信号(各画素の出力信号)以外の5色の色信号を補間して6色の信号を得るものである。
ここで、光電変換イメージセンサ3表面に実装されているマルチバンド・カラーフィルタ2として図3に示す配列を用いた場合の映像信号に対する補間演算について具体的に説明する。
本実施形態にかかるマルチバンド色補間処理部6では、6色の色フィルタに対応する6色の信号が各画素毎に得られるように、各画素の5色の信号を、その画素を中心とする5行5列の25画素の範囲内に存在する同色の画素の出力信号に基づく色補間処理により生成する。
マルチバンド色補間処理部6は、補間演算の対象となる画素(以下、「注目画素」と呼ぶ)の5色の信号を、注目画素を中心とする5行5列の25画素単位の範囲内に存在する同色の画素から補間する処理は、以下のルールで行う。まず、注目画素の6色の信号のうち、1色の信号は、既に注目画素の信号として存在するので、そのまま用いる。他の色の信号について、まず、所望の色の信号に対応する画素のうちで注目画素に最も近い画素を探す。注目画素に最も近い画素が複数存在し、かつ、それらの画素が注目画素に対して点対称な位置にある場合には、それらの画素の信号を平均したものを注目画素の所望の色の信号とする。注目画素に最も近い画素が1つであった場合、所望の色の信号に対応する画素のうちでその次に注目画素に近い画素を探す。そして、注目画素に最も近い画素の信号と、その次に注目画素に近い画素の信号を重み付け平均したものを注目画素の所望の色の信号とする。ただし、このときの平均は、注目画素からの距離に応じた重み付けを加えた平均とする。具体的には、例えば、2番目に注目画素に近い画素が、注目画素に最も近い画素と比較して注目画素からの距離が約2倍である場合、注目画素に最も近い画素の信号を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号と平均する。
次に、具体例に基づいてさらに詳細に説明する。以下の説明では、第1の赤色フィルタR、第2の赤色フィルタR’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の青色フィルタB、および第2の青色フィルタB’に対応する画素(光電変換素子)を、それぞれ、第1の赤色画素、第2の赤色画素、第1の緑色画素、第2の緑色画素、第1の青色画素、および第2の青色画素と呼ぶ。また、第1の赤色フィルタR、第2の赤色フィルタR’、第1の緑色フィルタG、第2の緑色フィルタG’、第1の青色フィルタB、および第2の青色フィルタB’に対応する色信号(それぞれのフィルタを通過した光が入射する画素の値)を、それぞれ、第1の赤色信号R、第2の赤色信号R’、第1の緑色信号G、第2の緑色信号G’、第1の青色信号B、および第2の青色信号B’と呼ぶ。
まず、注目画素が第1の赤色画素である場合について考える。図4は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第1の赤色画素R33である5行5列の配列を示している。この場合、注目画素の第1の赤色信号Rとして、注目画素の信号R33をそのまま用いる。第2の赤色画素の最近傍画素(注目画素に最も近い画素)は、注目画素の2つ上の画素R’13、2つ下の画素R’53、2つ左の画素R’31、2つ右の画素R’35、の4つ存在する。したがって、これら4つの画素の信号R’13、R’53、R’31、R’35の平均を注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、第1の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の左右に存在する2つの画素G32およびG34である。したがって、これら2つの画素の信号G32およびG34の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、第2の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の上下に存在する2つの画素G’23およびG’43である。したがって、これら2つの画素の信号G’23およびG’43の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、第1の青色画素の最近傍画素は、注目画素の左上および右下に存在する2つの画素B22およびB44である。したがって、これら2つの画素の信号B22およびB44の平均を注目画素の第1の青色信号Bとする。また、第2の青色画素の最近傍画素は、注目画素の右上および左下に存在する2つの画素B’24およびB’42である。したがって、これら2つの画素の信号B’24およびB’42の平均を注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図4の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(a1)〜(a6)に示す通りである。
R=R33・・・(a1)
R’=(R’13+R’31+R’35+R’53)/4・・・(a2)
G=(G32+G34)/2・・・(a3)
G’=(G’23+G’43)/2・・・(a4)
B=(B22+B44)/2・・・(a5)
B’=(B’24+B’42)/2・・・(a6)
次に、注目画素が第2の赤色画素である場合について考える。図5は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第2の赤色画素R’33である5行5列の配列を示している。この場合、第1の赤色画素の最近傍画素は、注目画素の2つ上の画素R13、2つ下の画素R53、2つ左の画素R31、2つ右の画素R35、の4つ存在する。したがって、これら4つの画素の信号R13、R53、R31、R35の平均を注目画素の第1の赤色信号Rとする。また、注目画素の第2の赤色信号R’としては、注目画素の信号R’33をそのまま用いる。また、第1の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の左右に存在する2つの画素G32およびG34である。したがって、これら2つの画素の信号G32およびG34の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、第2の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の上下に存在する2つの画素G’23およびG’43である。したがって、これら2つの画素の信号G’23およびG’43の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、第1の青色画素の最近傍画素は、注目画素の右上および左下に存在する2つの画素B24およびB42である。したがって、これら2つの画素の信号B24およびB42の平均を注目画素の第1の青色信号Bとする。また、第2の青色画素の最近傍画素は、注目画素の左上および右下に存在する2つの画素B’22およびB’44である。したがって、これら2つの画素の信号B’22およびB’44の平均を注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(b1)〜(b6)に示す通りである。
R=(R13+R31+R35+R53)/4・・・(b1)
R’=R’33・・・(b2)
G=(G32+G34)/2・・・(b3)
G’=(G’23+G’43)/2・・・(b4)
B=(B24+B42)/2・・・(b5)
B’=(B’22+B’44)/2・・・(b6)
次に、注目画素が第1の緑色画素である場合について考える。
図6は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第1の緑色画素G33である5行5列の配列(2種類ある)の1つを示している。
この場合、第1の赤色画素の最近傍画素は、注目画素G33の左の画素R32である。したがって、2番目に注目画素に近い画素の信号を用いる。2番目に注目画素に近い画素は、2つ上で1つ右の画素R14および2つ下で1つ右の画素R54であり、最近傍画素と比較して注目画素からの距離が約2倍である。そのため、第1の赤色画素の最近傍画素の信号R32を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R14およびR54と平均したものを注目画素の第1の赤色信号Rとする。同様にして、第2の赤色画素の最近傍画素の信号R’34を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R’12およびR’52と平均したものを注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、注目画素の第1の緑色信号Gとしては、注目画素の信号G33をそのまま用いる。また、第2の緑色画素の最近傍画素(注目画素に最も近い画素)は、注目画素の左上、右上、左下、および右下の4つの画素G’22、G’24、G’42、およびG’44である。したがって、これら4つの画素の信号G’22、G’24、G’42、およびG’44の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、第1の青色画素の最近傍画素の信号B43を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B21およびB25と平均したものを注目画素の第1の青色信号Bとする。同様にして、第2の青色画素の最近傍画素の信号B’23を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B’41およびB’45と平均したものを注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(c1)〜(c6)に示す通りである。
R=(R14+2*R32+R54)/4・・・(c1)
R’=(R’12+2*R’34+R’52)/4・・・(c2)
G=G33・・・(c3)
G’=(G’22+G’24+G’42+G’44)/4・・・(c4)
B=(B21+B25+2*B43)/4・・・(c5)
B’=(2*B’23+B’41+B’45)/4・・・(c6)
図7は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第1の緑色画素G33である5行5列の配列の他の1つを示している。
この場合、第1の赤色画素の最近傍画素の信号R34を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R12およびR52と平均したものを注目画素の第1の赤色信号Rとする。同様にして、第2の赤色画素の最近傍画素の信号R’32を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R’14およびR’54と平均したものを注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、注目画素の第1の緑色信号Gとしては、注目画素の信号G33をそのまま用いる。また、第2の緑色画素の最近傍画素(注目画素に最も近い画素)は、注目画素の左上、右上、左下、および右下の4つの画素G’22、G’24、G’42、およびG’44である。したがって、これら4つの画素の信号G’22、G’24、G’42、およびG’44の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、第1の青色画素の最近傍画素の信号B23を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B41およびB45と平均したものを注目画素の第1の青色信号Bとする。第2の青色画素の最近傍画素の信号B’43を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B’21およびB’25と平均したものを注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(d1)〜(d6)に示す通りである。
R=(R12+2*R34+R52)/4・・・(d1)
R’=(R’14+2*R’32+R’54)/4・・・(d2)
G=G33・・・(d3)
G’=(G’22+G’24+G’42+G’44)/4・・・(d4)
B=(2*B23+B41+B45)/4・・・(d5)
B’=(B’21+B’25+2*B’43)/4・・・(d6)
次に、注目画素が第2の緑色画素である場合について考える。
図8は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第2の緑色画素G’33である5行5列の配列(2種類ある)の1つを示している。
この場合、第1の青色画素の最近傍画素の信号B34を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B12およびB52と平均したものを注目画素の第1の青色信号Bとする。同様にして、第2の青色画素の最近傍画素の信号B’32を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B’14およびB’54と平均したものを注目画素の第2の青色信号B’とする。また、第1の緑色画素の最近傍画素(注目画素に最も近い画素)は、注目画素の左上、右上、左下、および右下の4つの画素G22、G24、G42、およびG44である。したがって、これら4つの画素の信号G22、G24、G42、およびG44の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、注目画素の第2の緑色信号G’としては、注目画素の信号G’33をそのまま用いる。また、第1の赤色画素の最近傍画素の信号R23を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R41およびR45と平均したものを注目画素の第1の赤色信号Rとする。第2の赤色画素の最近傍画素の信号R’43を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R’21およびR’25と平均したものを注目画素の第2の赤色信号R’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(e1)〜(e6)に示す通りである。
R=(2*R23+R41+R45)/4・・・(e1)
R’=(R’21+R’25+2*R’43)/4・・・(e2)
G=(G22+G24+G42+G44)/4・・・(e3)
G’=G’33・・・(e4)
B=(B12+2*B34+B52)/4・・・(e5)
B’=(B’14+2*B’32+B’54)/4・・・(e6)
図9は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第2の緑色画素G’33である5行5列の配列の他の1つを示している。
この場合、第1の赤色画素の最近傍画素の信号R43を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R21およびR25と平均したものを注目画素の第1の赤色信号Rとする。同様にして、第2の赤色画素の最近傍画素の信号R’23を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号R’41およびR’45と平均したものを注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、第1の緑色画素の最近傍画素(注目画素に最も近い画素)は、注目画素の左上、右上、左下、および右下の4つの画素G22、G24、G42、およびG44である。したがって、これら4つの画素の信号G22、G24、G42、およびG44の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、注目画素の第2の緑色信号G’としては、注目画素の信号G’33をそのまま用いる。また、第1の青色画素の最近傍画素の信号B32を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B14およびB54と平均したものを注目画素の第1の青色信号Bとする。同様にして、第2の青色画素の最近傍画素の信号B’34を2倍にしてから2番目に注目画素に近い画素の信号B’12およびB’52と平均したものを注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(f1)〜(f6)に示す通りである。
R=(R21+R25+2*R43)/4・・・(f1)
R’=(2*R’23+R’41+R’45)/4・・・(f2)
G=(G22+G24+G42+G44)/4・・・(f3)
G’=G’33・・・(f4)
B=(B14+2*B32+B54)/4・・・(f5)
B’=(B’12+2*B’34+B’52)/4・・・(f6)
次に、注目画素が第1の青色画素である場合について考える。図10は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第1の青色画素B33である5行5列の配列を示している。
この場合、第1の赤色画素の最近傍画素は、注目画素の左上および右下に存在する2つの画素R22およびR44である。したがって、これら2つの画素の信号R22およびR44の平均を注目画素の第1の赤色信号Rとする。また、第2の赤色画素の最近傍画素は、注目画素の右上および左下に存在する2つの画素R’24およびR’42である。したがって、これら2つの画素の信号R’24およびR’42の平均を注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、第1の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の上下に存在する2つの画素G23およびG43である。したがって、これら2つの画素の信号G23およびG43の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、第2の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の左右に存在する2つの画素G’32およびG’34である。したがって、これら2つの画素の信号G’32およびG’34の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、注目画素の第1の青色信号Bとして、注目画素の信号B33をそのまま用いる。第2の青色画素の最近傍画素は、注目画素の2つ上の画素B’13、2つ下の画素B’53、2つ左の画素B’31、2つ右の画素B’35、の4つ存在する。したがって、これら4つの画素の信号B’13、B’53、B’31、B’35の平均を注目画素の第2の青色信号B’とする。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(g1)〜(g6)に示す通りである。
R=(R22+R44)/2・・・(g1)
R’=(R’24+R’42)/2・・・(g2)
G=(G23+G43)/2・・・(g3)
G’=(G’32+G’34)/2・・・(g4)
B=B33・・・(g5)
B’=(B’13+B’31+B’35+B’53)/4・・・(g6)
次に、注目画素が第2の青色画素である場合について考える。図11は、図3で示された4行4列の16画素配列を単位配列とするマルチバンド・カラーフィルタ2において、中心画素が第2の青色画素B’33である5行5列の配列を示している。この場合、第1の赤色画素の最近傍画素は、注目画素の右上および左下に存在する2つの画素R24およびR42である。したがって、これら2つの画素の信号R24およびR42の平均を注目画素の第1の赤色信号Rとする。また、第2の赤色画素の最近傍画素は、注目画素の左上および右下に存在する2つの画素R’22およびR’44である。したがって、これら2つの画素の信号R’22およびR’44の平均を注目画素の第2の赤色信号R’とする。また、第1の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の上下に存在する2つの画素G23およびG43である。したがって、これら2つの画素の信号G23およびG43の平均を注目画素の第1の緑色信号Gとする。また、第2の緑色画素の最近傍画素は、注目画素の左右に存在する2つの画素G’32およびG’34である。したがって、これら2つの画素の信号G’32およびG’34の平均を注目画素の第2の緑色信号G’とする。また、第1の青色画素の最近傍画素は、注目画素の2つ上の画素B13、2つ下の画素B53、2つ左の画素B31、2つ右の画素B35、の4つ存在する。したがって、これら4つの画素の信号B13、B53、B31、B35の平均を注目画素の第1の赤色信号Bとする。また、注目画素の第2の青色信号B’としては、注目画素の信号B’33をそのまま用いる。以上の注目画素(図5の5行5列の配列の中心画素)の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を求める補間処理を式で表せば、以下の式(h1)〜(h6)に示す通りである。
マルチバンド色補間処理部6には、式(a1)〜(h6)の関数が実装されている。注目画素(中心画素)が色フィルタR,R’,G,G’,B,B’のうちのどのフィルタを通過した光が入射する画素か、また、周辺画素が色フィルタR,R’,G,G’,B,B’のうちのどのフィルタを通過した光が入射する画素に応じて注目画素を中心とする5行5列の配列が図4〜図11に示すパターンのうちのどのパターンであるかを判定し、判定結果に応じて適応的に式を変えながら補間処理演算を行い、注目画素の6色の信号R,R’,G,G’,B,B’の値を算出する。
以上のように、マルチバンド色補間処理部6では、1画素1色である、光電変換イメージセンサ3の出力信号に対し、既に存在する色以外の5色を周辺画素、具体的には5行5列の近傍画素から生成(補間)して、1画素6色の信号に変換する色補間処理を行っている。これにより、1画素あたり6色の信号が得られるため、3色の信号や4色の信号よりも色再現性が向上した映像信号が得られる。なお、従来の補間処理技術では、感度・解像度・廉価性を保ち、色再現性を向上させた、1画素あたり6色の信号が得られる補間処理は提案されていない。
露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7は、目的の出力信号フォーマットがRout(赤色)、Gout(緑色)、およびBout(青色)からなる3色のRGB信号である場合、次式で示される演算を行う。
Figure 2005286649
ここで、上の式(1)のkij(i=1,2,3;j=1,2,3,4,5,6)は3行6列の行列要素で、1つの画像を出力する場合には固定の値が用いられる。また、露出・色調整および画像出力フォーマット変換部7は、白い被写体が写されたときに色差が0(ゼロ)になるようにゲイン調整部4のゲイン値を制御する。ここで、色差が0(ゼロ)とは、Routの値とGoutの値とBoutの値とが等しくなることを指す。
なお、図3に示すマルチバンド・カラーフィルタ2の例では、第2の緑色フィルタG’は偶数行の奇数列にそれぞれ配置され、第1の青色フィルタBおよび第2の青色フィルタB’は、偶数行の偶数列に配置され、第1の赤色フィルタRおよび第2の赤色フィルタR’は、奇数行の奇数列に配置された配列であった。しかしながら、4行4列の16画素配列のうち第1の緑色フィルタと第2の緑色フィルタG’の適応画素数をそれぞれ4画素とし、Bフィルタ、B‘フィルタ、Rフィルタ、R’フィルタの適応画素数をそれぞれ2画素とするマルチバンド・カラーフィルタで、かつ、GフィルタとG’フィルタの適応画素を市松模様に配置したマルチバンド・カラーフィルタであれば、他の配列であっても、本実施形態のマルチバンド・カラーフィルタ2と同様の効果が得られる。図3に示す配列以外で、同様の効果が得られる配列としては、図12(a)〜図17(a)に示す4行4列の16画素配列を単位として配列したマルチバンドフィルタが考えられる。なお、図12(a)〜図17(a)に示すマルチバンドフィルタのそれぞれの繰り返しパターンを示すために、8行8列に展開した図を、図12(b)〜図17(b)に示す。
また、図3に示す配列、および図12〜図17に示すマルチバンドフィルタは、第1の赤色フィルタRおよび第2の赤色フィルタR’が配置された行(例えば奇数行)と、第1の青色フィルタBおよび第2の青色フィルタB’が配置された行(例えば偶数行)とが交互に存在する構成になっているが、第1の赤色フィルタRおよび第1の青色フィルタBが配置された行(例えば奇数行)と、第2の赤色フィルタR’および第2の青色フィルタB’が配置された行(例えば偶数行)とが交互に存在する構成や、第1の赤色フィルタRおよび第2の青色フィルタB’が配置された行(例えば奇数行)と、第2の赤色フィルタR’および第1の青色フィルタBが配置された行(例えば偶数行)とが交互に存在する構成であってもよい。
また、上記説明では、マルチバンド・カラーフィルタ2における色フィルタの配列は、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’の両者で市松模様を形成するような配列であったが、これに限定されるものではない。例えば、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’を配置した列と、第1の青色フィルタB、第2の青色フィルタB’、第1の赤色フィルタR、および第2の赤色フィルタR’を配置した列とが交互に存在するストライプ配列であってもよい。ただし、本実施形態のように、第1の緑色フィルタGおよび第2の緑色フィルタG’の両者で市松模様を形成した場合には、ストライプ配列と比較して水平方向の解像度が高いので、特に効果が大きい。
また、本実施形態のマルチバンド・カラーフィルタ2は、4行4列の16画素配列を単位として色フィルタが配列されていたが、配列単位はこれに限定されるものではない。例えば、NTSC方式のビデオカメラに適用する場合には、垂直方向に同一色が2画素ずつ並ぶような8行4列の32画素配列を単位として色フィルタを配列してもよい。
また、上記説明では、分光透過率特性の平均波長が緑色領域、すなわち500nm以上590nm以下の領域にあるフィルタ(緑色フィルタ)の数が、分光透過率特性の平均波長が緑色領域の下限、すなわち500nmより短い色フィルタ(青色フィルタ)の数の2倍で、かつ、分光透過率特性の平均波長が緑色領域の上限、すなわち590nmより長い色フィルタ(赤色フィルタ)の数の2倍になっていた。しかしながら、これら3種類の数の比は、緑色フィルタの数が、他の2種類のフィルタの各々の数より多くなっていればよく、特に限定されるものではない。
また、上記説明では、マルチバンド・カラーフィルタ2における色フィルタの種類の数は、6種類であったが、これに限定されるものではない。例えば、青色2種類、緑色4種類、赤色2種類の計8種類の色フィルタを配列したマルチバンド・カラーフィルタを用いてもよい。また、青色1種類、緑色3種類、赤色1種類の計5種類の色フィルタを配列したマルチバンド・カラーフィルタを用いてもよい。ただし、本実施形態のように、色フィルタの種類の数が6種類である場合には、十分な解像度と高い色再現性が得られるので、特に効果が大きい。
また、上記説明では、撮像装置内に色補間処理部や画像出力フォーマット変換部などが内蔵されていたが、これらを外付けとすることも可能である。
以上のように、本発明にかかる撮像装置は、6色のマルチバンド・フィルタを持つ光電変換素子を4行4列の16画素配列を単位として面状に配列した光電変換イメージ・センサ部を持つ撮像装置において、5行5列の25画素の範囲で信号処理し、所要の複数の色要素を補間出力する構成である。
上記構成によれば、6色のマルチバンドフィルタ配列を用いることにより、3色フィルタや4色フィルタよりもより色再現性の良い撮像装置を製造することができる。また、非特許文献1の撮像装置より低コストの撮像装置を提供できる。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記構成の撮像装置において、短波長光がよく透過する順に、Bフィルタ、B’フィルタ、Gフィルタ、G’フィルタ、Rフィルタ、R’フィルタとした場合、4行4列の16画素配列のうちGフィルタとG’フィルタの適応画素数をそれぞれ4画素とし、Bフィルタ、B‘フィルタ、Rフィルタ、R’フィルタの適応画素数をそれぞれ2画素とするマルチバンド・フィルタを持つ構成である。
上記構成によれば、明るさに感度の高いG画素、G’画素の各要素数をR画素、R’画素、B画素、B’画素の各要素数の2倍にすることにより、明るさに対し感度の良いマルチバンドフィルタ配列を構築することができる。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記構成の撮像装置において、GフィルタとG’フィルタの適応画素を市松模様に配置したマルチバンド・フィルタを持つ構成である。
上記構成によれば、従来のベイヤー配列のフィルタを用いた撮像装置と同等の感度および解像度を保ちながら、従来のベイヤー配列のフィルタを用いた撮像装置よりも色再現性を向上させることができる。また、特許文献1のフィルタを用いた撮像装置よりも感度や解像度を向上させることができる。また、したがって、上記構成によれば、高い色再現性、良好な感度、良好な解像度、低コストを実現できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、カラーデジタルスチルカメラやカラーデジタルビデオカメラ等のカラーの撮像装置であって、色再現性に優れ、かつ、明るさに対する感度の高いカラーの撮像装置、およびその単板式のカラーの撮像装置(画像撮影装置)等に用いられる複数種の色フィルタからなる色フィルタアレイを提供できる。それゆえ、本発明は、高画質のカラーデジタルスチルカメラやカラーデジタルビデオカメラ等の製品、およびその製造に利用できる。
本発明に係る、マルチバンド・カラーフィルタを示す図である。 本発明に係る撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明に係る、マルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列の一例を示す図である。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンの1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンの他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 図3で示されるマルチバンド・カラーフィルタを使用する場合の色補間処理に用いる、注目画素を中心とする5行5列の画素のパターンのさらに他の1つを示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列の他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列のさらに他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列のさらに他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列のさらに他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列のさらに他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。 (a)はマルチバンド・カラーフィルタの4行4列の単位配列のさらに他の一例を示し、(b)は4行4列の単位配列を8行8列に展開したフィルタの配列を示している。
符号の説明
1 光学レンズ
2 マルチバンド・カラーフィルタ
3 光電変換イメージセンサ
4 ゲイン調整部
5 A/D変換部
6 マルチバンド色補間処理部
7 画像出力フォーマット変換部
8 画像出力インターフェース
B 第1の青色フィルタ
B’ 第2の青色フィルタ
G 第1の緑色フィルタ
G’ 第2の緑色フィルタ
R 第1の赤色フィルタ
R’ 第2の赤色フィルタ

Claims (6)

  1. 分光透過率特性の平均波長が異なる5種類以上の色フィルタを配列してなる、撮像装置用の色フィルタアレイであって、
    分光透過率特性の平均波長が緑色領域にある緑色フィルタを少なくとも1種類含み、
    緑色フィルタの数は、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より短い色フィルタの数より多く、かつ、分光透過率特性の平均波長が緑色領域より長い色フィルタの数より多いことを特徴とする色フィルタアレイ。
  2. 分光透過率特性の平均波長が異なる6種類の色フィルタを配列してなり、
    上記6種類の色フィルタは、分光透過率特性の平均波長が短い側から順に、第1の青色フィルタ、第2の青色フィルタ、第1の緑色フィルタ、第2の緑色フィルタ、第1の赤色フィルタ、および第2の赤色フィルタであり、
    第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタの合計の数が、第1の青色フィルタおよび第2の青色フィルタの合計の数の2倍であり、かつ、第1の赤色フィルタおよび第2の赤色フィルタの合計の数の2倍あることを特徴とする請求項2記載の色フィルタアレイ。
  3. 第1の緑色フィルタおよび第2の緑色フィルタは、両者で市松模様を形成するように配置されていることを特徴とする請求項2記載の色フィルタアレイ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の色フィルタアレイと、
    上記各色フィルタに対応する複数の光電変換素子を画素として配列してなる光電変換素子アレイとを備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 各光電変換素子の出力信号に対し、その出力信号にない色の信号をその近傍の光電変換素子の出力信号に基づく色補間処理により生成する色補間処理部をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 上記色フィルタアレイは、4行4列の16画素配列を単位として6色の色フィルタを配列してなり、
    上記色補間処理部は、各画素毎に6色の信号が得られるように、各画素の5色の信号を、その画素を中心とする5行5列の25画素の範囲内に存在する同色の画素の出力信号に基づく色補間処理により生成するものであることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
JP2004096834A 2004-03-29 2004-03-29 色フィルタアレイを用いた撮像装置 Expired - Fee Related JP4305848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096834A JP4305848B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 色フィルタアレイを用いた撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096834A JP4305848B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 色フィルタアレイを用いた撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286649A true JP2005286649A (ja) 2005-10-13
JP4305848B2 JP4305848B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35184575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004096834A Expired - Fee Related JP4305848B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 色フィルタアレイを用いた撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4305848B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005383A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置及びイメージセンサ
WO2010137174A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 トヨタ自動車 株式会社 移動体用スペクトル測定装置
JP2011004257A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置、信号処理方法、及びプログラム
JP2011135623A (ja) * 2011-04-08 2011-07-07 Sony Corp カラーフィルタ、撮像素子および画像処理装置
US8723124B2 (en) 2009-05-29 2014-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus for mover
US8755048B2 (en) 2009-05-29 2014-06-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus for mover
US9036147B2 (en) 2009-05-29 2015-05-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus
CN105324991A (zh) * 2013-06-21 2016-02-10 奥林巴斯株式会社 摄像装置、图像处理装置、摄像方法和图像处理方法
JP5943393B2 (ja) * 2011-05-11 2016-07-05 国立大学法人東京工業大学 撮像装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005383A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置及びイメージセンサ
US9036147B2 (en) 2009-05-29 2015-05-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus
WO2010137174A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 トヨタ自動車 株式会社 移動体用スペクトル測定装置
CN102428356A (zh) * 2009-05-29 2012-04-25 丰田自动车株式会社 移动体用光谱测定装置
JPWO2010137174A1 (ja) * 2009-05-29 2012-11-12 トヨタ自動車株式会社 移動体用スペクトル測定装置
US8723124B2 (en) 2009-05-29 2014-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus for mover
US8755048B2 (en) 2009-05-29 2014-06-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spectrum measuring apparatus for mover
JP2011004257A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置、信号処理方法、及びプログラム
JP2011135623A (ja) * 2011-04-08 2011-07-07 Sony Corp カラーフィルタ、撮像素子および画像処理装置
JP5943393B2 (ja) * 2011-05-11 2016-07-05 国立大学法人東京工業大学 撮像装置
JP6074813B2 (ja) * 2011-05-11 2017-02-08 国立大学法人東京工業大学 カラーフィルタアレイ及び撮像素子
CN105324991A (zh) * 2013-06-21 2016-02-10 奥林巴斯株式会社 摄像装置、图像处理装置、摄像方法和图像处理方法
CN105324991B (zh) * 2013-06-21 2017-07-28 奥林巴斯株式会社 摄像装置、图像处理装置、摄像方法和图像处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4305848B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7400332B2 (en) Hexagonal color pixel structure with white pixels
JP5095040B1 (ja) カラー撮像素子
WO2012026051A1 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JP5702896B2 (ja) カラー撮像素子及び撮像装置
JP5589073B2 (ja) 撮像装置及びホワイトバランスゲイン算出方法
KR20060093651A (ko) 컬러 필터 어레이 및 고체 촬상 소자
JP5698875B2 (ja) カラー撮像素子および撮像装置
JP5698874B2 (ja) カラー撮像素子及び撮像装置
US9036061B2 (en) Color imaging apparatus
JP2009194604A (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
EP2031881B1 (en) Image pickup device and signal processing method
JP5621057B2 (ja) カラー撮像素子
JP5702895B2 (ja) カラー撮像素子および撮像装置
JP4305848B2 (ja) 色フィルタアレイを用いた撮像装置
JP4056787B2 (ja) 改善されたスペクトル精度及び増大したビット深さを有するイメージスキャナ用光センサアセンブリ
JPH0378388A (ja) カラー固体撮像素子
JP5054659B2 (ja) 撮像装置
CN113596413A (zh) 一种色彩滤镜阵列及获取全色彩的图像处理方法
JP2009055151A (ja) カラー固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080702

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees