JP2005286518A - 補間信号生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は、補間画素に対して右方向に2個の画素と左方向に2個の画素の各ライン計5画素ずつの範囲内のより周波数の高い斜め線に対して、正確な補間ができない。
【解決手段】 相関判定回路40は、エッジ数検出回路26によりエッジ数が複数あると判定されたときは、相関検出回路37及び38のうち、エッジ検出回路35及び36により検出された値に対応した斜め方向の相関検出回路の検出相関方向を選択し、エッジ数が複数でないと判定されたときは、相関検出回路39により検出された傾斜角度の異なる2つの左斜め方向及び傾斜角度の異なる2つの右斜め方向及び垂直方向の5方向のうち最も相関の強い方向を選択する。選択回路46は、上記の5方向の補間信号が演算回路41〜45から供給され、その中から相関判定回路40により選択された相関方向の補間信号を選択する。
【選択図】 図1


Description

本発明は補間信号生成回路に係り、特にインターレース方式のテレビジョン信号をプログレッシブ方式のテレビジョン信号に変換する順次走査変換を行う際の補間信号を生成する補間信号生成回路に関する。
近年、高画質化の訴求によりプログレッシブ方式(順次走査方式)のテレビ受像機が普及しているが、現行のテレビジョン信号は依然としてインターレース方式が主流であるため、インターレース方式をプログレッシブ方式に変換する順次走査変換が実用化されている。この順次走査変換は、インターレース方式のテレビジョン信号(以下、単にインターレース信号ともいう)において間引かれているラインを、静止画部では1フィールド前の情報を、動画部ではフィールド内の情報をそれぞれ用いて補間信号を生成し、プログレッシブ方式のテレビジョン信号(以下、単に順次走査信号ともいう)に変換するものである。
従来、上記のフィールド内の情報を用いて補間信号を生成するフィールド内補間には、2度書きと、上下ラインの平均値を用いるものとがあるが、斜め線のある絵柄を順次走査変換すると、前者の場合は折返し歪みが目立ち、後者の場合は解像度が劣化するという問題点を有している。そこで、補間画素の周辺の画素をそれぞれ比較して、最も類似している画素同士で補間信号を生成し、斜め線のある絵柄においても画質を向上させる方法が検討されている。
図4は従来の補間信号生成回路の一例のブロック図を示す。同図において、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号は、4個の単位遅延素子2〜5によってサンプリング周期単位で順次遅延される。また、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号は、1H遅延回路6により1水平走査期間遅延された後、4個の単位遅延素子7〜10によってサンプリング周期単位で順次遅延される。
更に、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号は、各単位遅延素子2〜5から出力されるテレビジョン信号と共に選択回路11に供給される一方、差分回路12〜16の一方の入力端子にそれぞれ供給される。また、各単位遅延素子7〜10から出力されるテレビジョン信号と、1H遅延回路6から出力されるテレビジョン信号とは、選択回路17に供給されると共に、差分回路12〜16の他方の入力端子にそれぞれ供給される。差分回路12〜16では2つの入力信号の差の絶対値を出力する。
差分回路12〜16の出力信号は最小値選択回路18に供給される。この最小値選択回路18は、差分回路12〜16の出力信号のうち値が最も小さいものを選択し、選択回路11、17に制御信号として供給する回路である。
選択回路11、17は、最小値選択回路18から出力された制御信号に基づいて、入力テレビジョン信号のいずれかを選択して演算回路19に出力する。この演算回路19は、両選択回路11、17から出力されたテレビジョン信号の平均値を算出し、補間信号として出力端子20より出力する。
図5(A)、(B)は斜め線を表示している画像を拡大した図であり、各白丸及び黒丸は画素を表わし、aは補間信号の画素を示している。この図5において、(A)と(B)とは斜め線の角度が異なっている。
図4に示した従来の補間信号生成回路によれば、図5(A)、(B)に示すような斜め線においても、補間信号aは、その上下の走査線L1,L2のうち最も類似した画素b,cから生成されることになるので、折返し歪みの発生も解像度の劣化もなく画質を向上させることができる。
しかし、この従来の補間信号生成回路では、図6に示すような水平周波数の高い斜め線(即ち、細い斜め線)においては、補間信号dを生成するとき、その上下の走査線L3,L4のうち最も類似した画素は画素e,f(白丸,白丸)と、画素g,h(黒丸,黒丸)の2組となり、どちらの組を選択すべきか(補間信号dは白丸であるべきか、黒丸であるべきか)判定できない。このときに斜め線の方向とは異なる方向の画素e,fから補間信号を生成すると画質を劣化させることになる。
そこで、図6のような水平周波数の高い斜め線を判定する方法を備えた補間信号生成回路が従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の判定方法について、図7を用いて説明する。ラインL3とL4の間に補間画素kを生成する場合、補間画素k周辺のラインL3上の画素をi1〜m1とし、ラインL4上の画素をi2〜m2としたとき、第1の相関検出回路は、補間画素kを中心とする垂直方向(k1−k2)と斜め左方向(j1−l2)と斜め右(l1−j2)方向の3方向のうち、最も相関の強い方向を検出する。第2の相関検出回路は、同じく補間画素kを中心とする垂直方向(k1−k2)と第1の相関検出回路で検出した斜め方向とは傾斜角度がより水平方向に近い(傾斜角度の大きい)斜め左方向(i1−m2)及び斜め右方向(m1−i2)の3方向のうち、最も相関の強い方向を検出する。
そして、判定回路では、このように第1及び第2の相関検出回路で検出された2つの最も相関の強い方向が一致したとき、即ち、どちらの検出方向も「斜め左」、あるいは「斜め右」であったとき、2つの検出方向のうち相関値が小さい方が最も相関が強いと判定する。更に、検出された2つの最も相関の強い方向が異なるとき、即ち、片方が「斜め左」でもう一方が「斜め右」であったとき、傾斜角度がより小さい方向、即ち内挿される補間画素kにより近い画素である、垂直方向(k1−k2)と斜め左方向(j1〜l2)と斜め右方向(l1−j2)の3方向のうちの最も相関の強い方向が最も相関の強いと判定する。
この方法を用いることにより、図6に示すような水平周波数の高い斜め線の場合でも、画素dを補間する際に、相関の強い画素として画素g、hが選ばれ、斜め線を正しく再現することができる。
特開平4−343590号公報
しかるに、特許文献1記載の従来の補間信号生成回路では、図8のように、図6よりも更に周波数の高い斜め線においては、ラインL3とL4の間に補間信号vを生成するとき、補間画素v周辺のラインL3上の画素をu1〜u5とし、ラインL4上の画素をw1〜w5としたとき、第1の相関検出回路において、補間画素vを中心とする垂直方向(u3−w3)と斜め左方向(u2−w4)と斜め右方向(u4−w2)の3方向は、いずれも一番相関の強い方向として検出される。
また、第2の相関検出回路においては、補間画素vを中心とする垂直方向(u3−w3)と第1の相関検出回路で検出した斜め方向とは傾斜角度がより水平方向に近い(傾斜角度の大きい)斜め左方向(u1−w5)及び斜め右方向(u5−w1)の3方向のうち、最も相関の強い方向はこれら3方向であるとして検出される。このために、判定回路では、垂直方向(u3−w3)が最も相関の強い方向として判定する可能性があり、この場合には画素u3とw3から補間信号vが生成されることとなり、画質を劣化させることがあるという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、より周波数の高い斜め線の場合でも正しく補間信号を生成し得る補間信号生成回路を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、インターレース方式テレビジョン信号を順次走査のテレビジョン信号に変換するために、インターレース方式テレビジョン信号の隣接する2本のラインの間に内挿される補間画素となる補間信号を生成する補間信号生成回路において、インターレース方式テレビジョン信号の任意の第1のライン上の、補間画素に対して上方向に位置する第1の画素と、第1の画素の左側に互いに隣接して位置するM個(Mは2以上の整数)の第2の画素と、第1の画素の右側に互いに隣接して位置するM個の第3の画素と、第1のラインに隣接する第2のライン上の、補間画素に対して下方向に位置する第4の画素と、第4の画素の左側に互いに隣接して位置するM個(Mは2以上の整数)の第5の画素と、第4の画素の右側に互いに隣接して位置するM個の第6の画素とに基づき、補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第1の相関検出信号と、複数の左斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第2の相関検出信号と、複数の右斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第3の相関検出信号とを生成する第1の相関検出手段と、第1乃至第3の画素に基づき、第1のライン上の各画素間の相関を検出する第2の相関検出手段と、第4乃至第6の画素に基づき、第2のライン上の各画素間の相関を検出する第3の相関検出手段と、第1乃至第6の画素に基づき、垂直方向に対向する2画素間の相関をそれぞれ検出する第4の相関検出手段と、第4の相関検出手段の出力信号に基づき、エッジ数を検出するエッジ数検出手段と、第2及び第3の相関検出手段の出力信号に基づき、補間画素に対して第1のライン上の右側及び左側、補間画素に対して第2のライン上の右側及び左側にそれぞれエッジがあるか否かを示すエッジ検出信号を出力するエッジ検出手段と、第1乃至第6の画素に基づき、補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向のそれぞれについて、補間画素の値を示す補間信号を演算算出する演算手段と、エッジ数検出手段、エッジ検出手段及び第1の相関検出手段の各出力信号を入力として受け、エッジ数が複数であるときは、エッジ検出手段により検出された方向を選択し、エッジ数が複数でないときは、第1の相関検出手段により検出された最も相関の強い方向を選択する相関判定手段と、演算手段から出力された補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向のそれぞれの補間信号と、相関判定手段により選択された相関方向情報とを入力として受け、入力補間信号の中から相関判定手段により判定された相関方向の補間信号を選択して出力する選択手段とを有する構成としたものである。
この発明では、エッジ数検出手段によりエッジ数が複数あると判定した場合には、エッジ検出手段により検出されたエッジの方向から斜め方向を選択し、エッジ数が複数でないと判定したときは、第1の相関検出手段により検出された最も相関の強い方向を選択し、演算手段から出力された補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向のそれぞれの補間信号の中から選択した相関方向の補間信号を選択して出力するようにしたため、補間画素に対して右方向にM個の画素と左方向にM個の画素と補間画素の垂直方向の1画素からなる各ライン(M+1)個の画素ずつの隣接する2ラインの範囲内における、従来に比べてより周波数の高い斜め線に対しても、補間画素を示す補間信号を生成することができる。
本発明によれば、補間画素に対して右方向にM個の画素と左方向にM個の画素と補間画素の垂直方向の1画素からなる各ライン(M+1)個の画素ずつの隣接する2ラインの範囲内の従来に比べてより周波数の高い斜め線に対しても、補間画素を示す補間信号を生成することができるため、従来に比べてより周波数の高い動画像の斜め線部分でも正しく補間することができ、ジャギーのない鮮明な画像を生成できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる補間信号生成回路の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付してある。図1において、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号は、縦続接続された4個の単位遅延素子2〜5によって、所定のサンプリング周期(以下、サンプリング周期をτで表わす)単位で順次遅延される。また、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号は、1H遅延回路6により1水平走査期間(1H)遅延された後、縦続接続された4個の単位遅延素子7〜10によって所定のサンプリング周期τ単位で順次遅延される。
また、単位遅延素子5から出力される4τ遅延されたインターレース方式テレビジョン信号は、差分回路16によって、1H遅延回路6から出力される1H遅延インターレース方式テレビジョン信号と減算され、その絶対値が差分として計算される。
また、単位遅延素子2、3及び4からそれぞれτ、2τ、3τ遅延されて出力されたインターレース方式テレビジョン信号は、差分回路13、14及び15において、単位遅延素子9、8及び7から出力された遅延時間(1H+3τ)、(1H+2τ)及び(1H+τ)の遅延テレビジョン信号と別々に減算され、その絶対値が差分として計算される。更に、入力端子1に供給されたインターレース方式テレビジョン信号は、差分回路12において単位遅延素子10から(1H+4τ)遅延されて出力されたインターレース方式テレビジョン信号と減算され、その絶対値が差分として計算される。
差分回路14から出力された差分信号は、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号の隣接する2ライン上の各画素のうち、補間画素を中心とする垂直方向に位置する2つの画素の相関を表わし、この値が小さいほど垂直方向の相関が強いことを示す。同様に、差分回路15から出力される差分信号は、補間画素を中心とする第1の傾斜角度の斜め右方向に位置する2つの画素の相関(すなわち、右上から左下方向の第1の傾斜角度の斜め線の相関)を表わし、差分回路16から出力される差分信号は、補間画素を中心とする第1の傾斜角度よりも水平方向に傾いた第2の傾斜角度の斜め右方向に位置する2つの画素の相関(すなわち、右上から左下方向の第2の傾斜角度の斜め線の相関)を表わす。
一方、差分回路13から出力される差分信号は、補間画素を中心とする第1の傾斜角度と対応した傾斜角度の斜め左方向に位置する2つの画素の相関(すなわち、左上から右下方向の第1の傾斜角度の斜め線の相関)を表わし、差分回路12の出力信号は補間画素を中心とする第2の傾斜角度に対応した傾斜角度の斜め左方向に位置する2つの画素の相関(すなわち、左上から右下方向の第2の傾斜角度の斜め線の相関)を表わす。
また、入力端子1に供給されたインターレース方式テレビジョン信号は、差分回路21によって、1H遅延回路6から出力された1H遅延テレビジョン信号との差分が計算される。同様に、単位遅延素子2、3、4及び5から各々τ、2τ、3τ及び4τ遅延されて出力されたテレビジョン信号は、差分回路22、23、24及び25において、単位遅延素子7、8、9及び10から各々(1H+τ)、(1H+2τ)、(1H+3τ)及び(1H+4τ)遅延されて出力されたテレビジョン信号との差分が計算される。つまり、差分回路21〜25の出力差分信号は、入力端子1に供給されたインターレース方式のテレビジョン信号の隣接する2ライン上の各画素のうち、上下方向(垂直方向)の2つの画素の相関を表わしており、この値が大きいほど相関が弱く、小さいほど相関が強いことを示す。
更に、入力端子1に供給されたインターレース方式テレビジョン信号は、差分回路27において、単位遅延素子2から出力される遅延時間τのテレビジョン信号との差分が計算される。同様に、差分回路28、29及び30によって、単位遅延素子3、4及び5の各入力遅延テレビジョン信号と出力遅延テレビジョン信号との差分が計算される。従って、差分回路27〜30の各出力差分信号は、補間画素の上のラインの隣接する画素間の相関を表わし、この値が大きいほど相関が弱く、小さいほど相関が強いことを示す。
また更に、1H遅延回路6から出力された1H遅延テレビジョン信号は、差分回路31において、単位遅延回路7から出力される遅延時間(1H+τ)のテレビジョン信号との差分が計算される。同様に、差分回路32、33及び34において、単位遅延素子8、9及び10の入力テレビジョン信号と出力テレビジョン信号との差分が計算される。従って、差分回路31〜34の各出力差分信号は、補間画素の下のラインの隣接する画素間の相関を表わし、この値が大きいほど相関が弱く、小さいほど相関が強いことを示す。
差分回路21〜25から出力された差分信号は、エッジ数検出回路26に入力される。エッジ数検出回路26は、入力された5つの差分信号の値からエッジの数が複数あるかどうかを図2のフローチャートに従った処理により検出する。このエッジ数検出回路26の動作について図2のフローチャートと共に説明する。
エッジ数検出回路26は、差分回路21〜25からそれぞれ入力される差分信号の値を入力データx[0]〜x[4]とすると、まず、変数iに0、変数pに0をセットし(ステップS1)、続いて変数iが3以下かどうか判定する(ステップS2)。変数iが3より大きい場合は、全ての入力データに対して処理が行われたと判断して処理を終了し、変数iが3以下の場合、処理が行われていない入力データがあるので、x[i]>x[i+1]が成立するかどうかを判定する(ステップS3)。
ステップS3でx[i]>x[i+1]の不等式が成立しないと判定したときには、変数iに1を加算して(ステップS4)、ステップ2に戻り、x[i]>x[i+1]の不等式が成立すると判定したときには、変数iに1を加算した後(ステップS5)、変数iが3以下であるかどう判定する(ステップS6)。ステップS6で変数iが3より大きいと判定した場合は、全ての入力データに対して処理が行われたと判断して処理を終了し、変数iが3以下と判定した場合は、処理が行われていない入力データがあるので、x[i]<x[i+1]が成立するかどうかを判定する(ステップS7)。
ステップS7でx[i]<x[i+1]の不等式が成立しないと判定したときはステップS5に戻り、x[i]<x[i+1]の不等式が成立すると判定したときには、変数pに1を代入して処理を終了する(ステップS8)。処理を終了した時に変数pが1であれば、エッジが2つ以上存在し、変数pが0であればエッジが1つ以下であるとみなす。ここで、エッジが2つ以上存在するということは、評価している5画素x2ライン中に斜め線のエッジが2箇所以上あるということである。エッジ数検出回路26は、このようにして得られた変数pの値を図1の相関判定回路40に出力する。
図1の差分回路27、28、31及び32から出力された差分信号は、エッジ検出回路35にそれぞれ入力される。エッジ検出回路35では予め設定された閾値を超える値が、補間画素の上のラインと下のラインのどちらに存在するかを判定する。
図3はエッジ検出回路35の一例のブロック図を示す。同図において、差分回路27、28、31、32の出力差分信号をそれぞれy0、y1、z0、z1とする。差分信号y0、y1は補間画素に対して上ラインの左側の差分信号、差分信号z0、z1は補間画素に対して下ラインの左側の差分信号である。エッジ検出回路35では、まず、入力差分信号y0、y1、z0、z1がそれぞれ予め設定された闘値kより大きいかどうかを比較回路81〜84において判定し、大きければ1を小さければ0を出力する。比較回路81、82、83及び84それぞれの出力信号をq00、q01、q10及びq11とする。
比較回路81及び82の出力信号q00及びq01は、論理和回路85で論理和演算されてエッジ検出信号q0として出力される。同様に、比較回路83及び84の出力信号q10及びq11は、論理和回路86で論理和演算されてエッジ検出信号q1として出力される。これにより、エッジ検出信号q0が1の時、上ラインの左側にエッジがあることを示し、エッジ検出信号q1が1の時、下ラインの左側にエッジがあることを示している。
再び図1に戻って説明するに、差分回路29、30、33及び34から出力された差分信号は、エッジ検出回路36に入力される。エッジ検出回路36はエッジ検出回路35と同様の回路構成であり、補間画素に対して上ラインの右側にエッジがあるか否かを示すエッジ検出信号q2と、補間画素に対して下ラインの右側にエッジがあるか否かを示すエッジ検出信号q3を出力する。エッジ検出信号q2が1の時、上ラインの右側にエッジがあることを示し、エッジ検出信号q3が1の時、下ラインの右側にエッジがあることを示す。エッジ検出回路35及び36によりそれぞれ検出されたエッジ検出信号q0〜q3は、相関判定回路40に入力される。
また、差分回路12及び13から出力された差分信号は、相関検出回路37に入力される。差分回路12及び13から出力された差分信号は、前述したように、第1及び第2の傾斜角度の左上から右下方向の斜め線の相関を表わしており、相関検出回路37では、これらの差分信号のうち小さい方、即ちより相関の強い方向を選び、相関判定回路40に出力する。同様に、差分回路15及び16から出力された信号は、前述したように、第1及び第2の傾斜角度の右上から左下方向の斜め線の相関を表わしており、相関検出回路38に入力され、ここで相関のより強い方向の差分信号が選択され、相関判定回路40に出力される。このとき相関が等しい場合は、より垂直に近い方向を選択する。
また、差分回路12〜16から出力された差分信号は相関検出回路39に入力され、ここでそれら5つの差分信号が示す5方向のうち、最も相関の強い方向の差分信号が選択されて相関判定回路40に出力される。このとき、最も相関の強い方向が複数ある場合、より垂直に近い方向を選択する。
相関判定回路40は、エッジ数検出回路26から出力される信号pが1、即ち評価している5画素x2ライン中に斜め線のエッジが2箇所以上ある場合、エッジ検出回路35及び36から出力されるエッジ検出信号q0〜q3について、q0〜q3のうちいずれか一つは1ではなく、かつ、q0とq3が1のときは(すなわち、q0とq3がそれぞれ1で、かつ、q1とq2の少なくとも一方が0であるときは)、左上から右下への斜め線であると判断して、相関検出回路37から出力された方向を選択する。
同様に、相関判定回路40は、エッジ数検出回路26から出力される信号pが1、即ち評価している5画素x2ライン中に斜め線のエッジが2箇所以上ある場合、エッジ検出信号q0〜q3のうちいずれか一つは1ではなく、かつ、q1とq2が1のときは左下から右上への斜め線であると判断して、相関検出回路38から出力された方向を選択し、以上のいずれでもないときは相関検出回路39から出力された方向を選択する。相関判定回路40により選択された相関判定方向情報は、選択回路46に出力される。
他方、演算回路41は、入力端子1から供給されたインターレース方式テレビジョン信号と、単位遅延素子10から出力された遅延時間(1H+4τ)のテレビジョン信号との平均値を求める。また、演算回路42は、単位遅延回路2から出力された遅延時間τのテレビジョン信号と、単位遅延素子9から出力された遅延時間(1H+3τ)のテレビジョン信号との平均値を、演算回路43は、単位遅延回路3から出力された遅延時間2τのテレビジョン信号と、単位遅延素子8から出力された遅延時間(1H+2τ)のテレビジョン信号との平均値を、演算回路44は、単位遅延回路4から出力された遅延時間3τのテレビジョン信号と、単位遅延素子7から出力された遅延時間(1H+τ)のテレビジョン信号との平均値を、演算回路45は、単位遅延回路5から出力された遅延時間4τのテレビジョン信号と、1H遅延回路6から出力された遅延時間1Hのテレビジョン信号との平均値をそれぞれ算出する。
演算回路41から出力される信号は、水平に近い傾きの左上から右下への斜め方向の補間画素を、演算回路42から出力される信号は、垂直に近い傾きの左上から右下への斜め方向の補間画素を、演算回路43から出力される信号は垂直方向の補間画素を、演算回路44から出力される信号は、垂直に近い傾きの左下から右上への斜め方向の補間画素を、演算回路45から出力される信号は、水平に近い傾きの左下から右上への斜め方向の補間画素をそれぞれ表わしている。
選択回路46は、上記の演算回路41〜45の各出力信号を入力として受け、その入力信号の中から相関判定回路40によって選ばれた方向の信号、すなわち補間画素を選択し出力端子20に供給する。
次に、図8を例にとって、上述した本実施の形態の補間信号生成回路の動作について具体的に説明する。図1のエッジ数検出回路26には、図8に(u1−w1)、(u2−w2)、(u3−w3)、(u4−w4)、(u5−w5)でそれぞれ示す上下方向(垂直方向)の2つの画素の相関を示す5つの差分信号が入力される。ここで、図8に黒丸で示す画素の画素値を”0”、白丸で示す画素の画素値を”255”とした時、それぞれの差分信号の値は、”255”,”255”,”0”,”255”,”255”となる。
エッジ数検出回路26が図2のフローチャートに従って入力差分信号を処理すると、変数pの値が1になり、これが相関判定回路40に入力される。また、エッジ検出回路35には、(u1−u2)、(u2−u3)、(w1−w2)、(w2−w3)の差分が入力される。それぞれの差分の値は、”0”、”255”、”0”、”0”となり、例えば図3に示すエッジ検出回路35及び36の閾値kを”64”とした場合、エッジ検出信号q0は1、q1は0となる。同様に、エッジ検出回路36には(u3−u4)、(u4−u5)、(w3−w4)、(w4−w5)の差分が入力され、それぞれの値は”0”、”0”、”255”、”0”となるため、エッジ検出信号q2は0、q3は1となる。
相関判定回路40では、pが1であり、q0〜q3のうちいずれか一つは1でなく、かつ、q0とq3が1であるので、左上から右下への斜め方向の相関があると判定し、相関検出回路37が出力する方向を選択する。相関検出回路37では、図8に示す(u1−w5)の画素間の差分と(u2−w4)の画素間の差分をそれぞれ比較するが、この場合は同じであるため、より垂直に近い方向である(u2−w4)の方向が最も相関が強いと判定する。
よって、選択回路46は(u2−w4)の方向を示す補間信号、即ち演算回路42の出力信号を補間信号として選択して出力端子20へ出力する。この図8に示す補間画素vを示す補間信号である演算回路42の出力信号は、画素u2と画素w4の各値の平均値である”255”であるから、本実施の形態では黒丸の補間画素と判定することとなり、正しい補間信号が得られる。
なお、本発明は、コンピュータプログラムにより実現することもできる。この場合、プログラムは記録媒体から読み出したものでもよいし、通信ネットワークを介して配信されたものでもよい。
本発明の補間信号生成回路は、順次操作変換回路のフィールド内補間に適用でき、動画像の斜め線部分にもジャギーのない鮮明な画像を生成できる。
本発明の補間信号生成回路の一実施の形態のブロック図である。 図1中のエッジ数検出回路の一実施の形態の動作説明用フローチャートである。 図1中のエッジ検出回路の一例のブロック図である。 従来の補間信号生成回路の一例のブロック図である。 図4の補間信号生成回路の動作説明図である。 図4の補間信号生成回路の問題点の説明図である。 従来の補間信号生成回路の他の例の動作説明図である。 従来の補間信号生成回路の他の例の問題点、及び図1に示す本発明の補間信号生成回路の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 インターレース方式テレビジョン信号の入力端子
2〜5、7〜10 単位遅延素子
6 1H遅延回路
12〜16、21〜25、27〜34 差分回路
20 補間信号出力端子
26 エッジ数検出回路
35、36 エッジ検出回路
37〜39 相関検出回路
40 相関判定回路
41〜45 演算回路
46 選択回路


Claims (1)

  1. インターレース方式テレビジョン信号を順次走査のテレビジョン信号に変換するために、前記インターレース方式テレビジョン信号の隣接する2本のラインの間に内挿される補間画素となる補間信号を生成する補間信号生成回路において、
    前記インターレース方式テレビジョン信号の任意の第1のライン上の、前記補間画素に対して上方向に位置する第1の画素と、該第1の画素の左側に互いに隣接して位置するM個(Mは2以上の整数)の第2の画素と、該第1の画素の右側に互いに隣接して位置するM個の第3の画素と、前記第1のラインに隣接する第2のライン上の、前記補間画素に対して下方向に位置する第4の画素と、該第4の画素の左側に互いに隣接して位置するM個(Mは2以上の整数)の第5の画素と、該第4の画素の右側に互いに隣接して位置するM個の第6の画素とに基づき、前記補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第1の相関検出信号と、前記複数の左斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第2の相関検出信号と、前記複数の右斜め方向の中で最も相関の強い方向を検出した第3の相関検出信号とを生成する第1の相関検出手段と、
    前記第1乃至第3の画素に基づき、前記第1のライン上の各画素間の相関を検出する第2の相関検出手段と、
    前記第4乃至第6の画素に基づき、前記第2のライン上の各画素間の相関を検出する第3の相関検出手段と、
    前記第1乃至第6の画素に基づき、垂直方向に対向する2画素間の相関をそれぞれ検出する第4の相関検出手段と、
    前記第4の相関検出手段の出力信号に基づき、エッジ数を検出するエッジ数検出手段と、
    前記第2及び第3の相関検出手段の出力信号に基づき、前記補間画素に対して前記第1のライン上の右側及び左側、前記補間画素に対して前記第2のライン上の右側及び左側にそれぞれエッジがあるか否かを示すエッジ検出信号を出力するエッジ検出手段と、
    前記第1乃至第6の画素に基づき、前記補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向のそれぞれについて、前記補間画素の値を示す補間信号を演算算出する演算手段と、
    前記エッジ数検出手段、前記エッジ検出手段及び前記第1の相関検出手段の各出力信号を入力として受け、エッジ数が複数であるときは、前記エッジ検出手段により検出された方向を選択し、前記エッジ数が複数でないときは、前記第1の相関検出手段により検出された最も相関の強い方向を選択する相関判定手段と、
    前記演算手段から出力された前記補間画素を中心とする垂直方向と互いに傾斜角度の異なる複数の左斜め方向と互いに傾斜角度の異なる複数の右斜め方向のそれぞれの補間信号と、前記相関判定手段により選択された相関方向情報とを入力として受け、入力補間信号の中から前記相関判定手段により選択された相関方向の補間信号を選択して出力する選択手段と
    を有することを特徴とする補間信号生成回路。



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