JP2005286385A - 情報伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナを装備する場所によらずリアルタイムに良好なデータ通信を行うことが可能な情報伝送装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる情報伝送装置は、常に天頂付近に存在する準天頂衛星3を介してデータ通信を行う情報伝送装置であって、衛星位置計算部13が、自艦船の位置情報、および既知の情報として得られる準天頂衛星3の軌道に基づいて、自艦船から見た準天頂衛星3の位置を特定し、指向制御部15が、衛星位置計算部13にて特定した衛星位置、およびジャイロ14により観測された自艦船の動揺量に基づいて、アンテナ17の指向制御を天頂付近の極狭い範囲で行い、画像伝送部16が、アンテナ17の指向制御がリアルタイムに行われている状態で、所望のデータを送受信する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明にかかる情報伝送装置は、常に天頂付近に存在する準天頂衛星3を介してデータ通信を行う情報伝送装置であって、衛星位置計算部13が、自艦船の位置情報、および既知の情報として得られる準天頂衛星3の軌道に基づいて、自艦船から見た準天頂衛星3の位置を特定し、指向制御部15が、衛星位置計算部13にて特定した衛星位置、およびジャイロ14により観測された自艦船の動揺量に基づいて、アンテナ17の指向制御を天頂付近の極狭い範囲で行い、画像伝送部16が、アンテナ17の指向制御がリアルタイムに行われている状態で、所望のデータを送受信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、艦船,飛行機,自動車等の移動体搭載用の情報伝送装置に関するものであり、特に、アンテナの位置によらずリアルタイムな大容量データ通信を実現する移動体搭載用の情報伝送装置に関するものである。
たとえば、従来の艦船搭載用の情報伝送装置においては、通話エリアは地球上の陸地のほぼ全域、海上でも大半で利用できる、というインマルサット衛星電話を用いて、通信インフラのない地域におけるデータ通信を行っていた。具体的には、赤道上空の軌道上に静止する4機(太平洋、インド洋、大西洋−西、大西洋−東)のインマルサット衛星を通じて、地上設備設備(端末)と、音声通話,FAX通信,データ通信,テレックス等を送受信することができる(非特許文献1参照)。
また、上記以外の従来例としては、たとえば、SATCOM(米国)、スーパーバード(日本)等の衛星を用いたデータ通信を行うことも可能である。なお、SATCOM衛星は、米国の民間企業の「GE Americom社」の通信衛星であり、同社は、1975年にSATCOM−1を打ち上げ、現在4基のSATCOM衛星が稼働している(非特許文献1参照)。スーパーバードは、宇宙通信(株)の通信衛星であり、現在、2基が稼働中である。Kuバンドの中継器の他にKaバンドの中継器と、自衛隊が使用しているXバンドの中継器が搭載されている(非特許文献2参照)。
Jane's MILITARY COMMUNICATIONS 2002-2003 John Williamson 著
衛星通信年報 財団法人KDDIエンジニアリング・アンド・コンサルティング P285
しかしながら、上記従来の艦船搭載用の情報伝送装置においては、いずれも艦内からの制御(自動または手動)によって、広範囲にわたる衛星の追尾および動揺修正等を行うが、衛星が低仰角となるため、ブラインドに入らないように、アンテナを見通しのよい高所に装備しなければならない、という問題があった。すなわち、ブリッジや煙突等の構造物によりブラインドとなりやすく、ブラインドを回避するために、アンテナを上部にしか装備できないという制限があった。さらに、アンテナを上部にしか装備できないことから、アンテナの大きさや重量に制限があり、また、メンテナンスの面での制限(整備や部品交換等の作業性の悪さ)もあった。
また、従来技術では、特定の距離(20km〜30km程度:見通し内通信が不可能となる距離)をおいて航行する艦船同士、または艦船と陸上の通信機器との間において、音声(電話)や小容量のデータの通信は可能であるが、たとえば、画像(静止画,動画)等の大容量のデータ通信については、通信容量や通信速度等の制限から実現できていない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アンテナを低所に装備した場合であっても、構造物によるブラインドを回避しつつ、リアルタイムに良好なデータ通信を行うことが可能な情報伝送装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる情報伝送装置は、常に天頂付近に存在する準天頂衛星を介してデータ通信を行う情報伝送装置において、自艦船の位置情報、および既知の情報として得られる前記準天頂衛星の軌道に基づいて、自艦船から見た前記準天頂衛星の位置を特定する衛星位置計算手段(後述する実施の形態の衛星位置計算部13に相当)と、前記衛星位置計算手段にて特定した衛星位置、およびジャイロにより観測された自艦船の動揺量に基づいて、アンテナの指向制御を天頂付近の極狭い範囲で行う指向制御手段(指向制御部15に相当)と、前記アンテナの指向制御がリアルタイムに行われている状態で、所望のデータを送受信する情報伝送手段(画像伝送部16に相当)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、自艦船の位置および自艦船の動揺量に基づいて、たとえば、常にアンテナが準天頂衛星の方向を向くようにリアルタイムに指向制御を行い、この状態で、大容量の情報を他の艦船および陸上の通信装置との間で送受信する構成とした。
この発明によれば、従来のような広範囲にわたる衛星追尾を行う必要がなく、さらに、準天頂衛星が常に高仰角となり、天頂付近の極狭い範囲でアンテナの指向制御を行うことになるため、アンテナを見通しのよい高所以外の場所に装備した場合であっても、リアルタイムに良好なデータ通信を行うことができる、という効果を奏する。また、高所以外の場所、すなわち、低所に装備することができるので、アンテナの大きさや重量の制限を緩和することができ、また、メンテナンスにおける整備や部品交換等の作業性を改善することもできる、という効果を奏する。また、たとえば、特定の距離(20km〜30km程度:見通し内通信が不可能となる距離)をおいて航行する艦船同士、または艦船と陸上の通信機器との間で、画像(静止画,動画)等の大容量のデータを共有することができる、という効果を奏する。また、アンテナが常に上を向いているので、データを傍受されにくい、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる情報伝送装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
本実施の形態では、アンテナの位置によらずリアルタイムな大容量データ通信を実現可能な情報伝送装置の一例として、準天頂衛星を介して、特定の距離(20km〜30km程度:見通し内通信が不可能となる距離)をおいて航行する艦船同士、または艦船と陸上の通信機器との間で、画像情報(動画,静止画)を共有するための情報伝送装置について説明する。なお、ここでは、特に画像情報を共有する場合について説明するが、これに限らず、共有する情報はどのような情報であってもよい。また、本実施の形態においては、一例として、本発明にかかる情報伝送装置を艦船に搭載することとしたが、これに限らず、どのような移動体(飛行機や自動車等)に対しても適用可能である。
図1は、本発明にかかる情報伝送装置を搭載した艦船を含む衛星通信システムの構成を示す図であり、このシステムは、たとえば、上記特定の距離をおいて航行する艦船1−1,1−2と、地上の通信装置2と、画像データを中継する準天頂衛星3と、N個(最小4個)のGPS(Global Positioning System)衛星4と、画像撮影のターゲットとなる艦船5と、を備え、ここでは、一例として、GPS衛星4を用いて自艦船1−1の正確な位置を測定する場合について記載している。なお、本実施の形態では、GPS衛星4を用いて自艦船1−1の位置を測定しているが、これに限らず、たとえば、INS(慣性航法装置:Inertial Navigation System)やロランC等を用いることとしてもよい。
なお、上記準天頂衛星システムは、3機の準天頂衛星3が所定の軌道を通って1日で地球を一周し、3機の準天頂衛星3の少なくとも1機が常に日本の上空(天頂)付近に存在する地域限定型の衛星システムである。また、準天頂衛星3の切り換えを8時間毎に行えば、常に60度以上の仰角が確保され、ユーザは、常に、ビル等による通信回線の遮断が少ない良好な移動体通信サービス(自動車電話サービス、携帯電話サービス、GPSとは別の簡易測位システム等)の提供を受けられる。具体的には、日本の主要地域から見た場合は常に天頂から20度以内に準天頂衛星3が存在するため、たとえば、艦船のアンテナを天頂方向に向けておくだけで、艦船の進行方向が変化しても、常に良好な通信が可能となり、さらに衛星追尾が不要となるため通信装置を簡略化することができる。
また、上記艦船(1−1,1−2)に搭載されるGPS受信機は、4機のGPS衛星4からの電波(測位用信号)を受信することによって各GPS衛星4までの距離を個別に測定し、これらの4つの測定結果から3次元での自装置の位置を求める。GPS衛星4からの距離は、GPS衛星4が電波を送信して(送信時刻)からGPS受信機に届くまでの時間(受信時刻)に基づいて測定する。なお、GPS衛星4には非常に高精度な原子時計が搭載されているため、GPS衛星4からの測位用信号を受信することにより、GPS衛星4と同程度の精度の時刻情報を共有することができる。
図2は、本発明にかかる情報伝送装置の構成を示す図であり、この情報伝送装置は、GPS衛星4からの測位用信号に基づいて位置情報を生成するGPS受信機11と、GPS受信機11の出力から準天頂衛星3の航法メッセージを抽出する準天頂衛星航法メッセージ抽出部12と、自艦船の位置情報および航法メッセージに付加された準天頂衛星3の軌道情報に基づいて準天頂衛星3の位置を特定する衛星位置計算部13と、自艦船の動揺の量(角度情報)を観測するジャイロ14と、上記で特定した準天頂衛星3の位置およびジャイロ14で観測した艦船の動揺量(角度情報)に基づいて画像データ伝送用のアンテナ17の指向制御を行う指向制御部15と、アンテナ17を介して画像情報を送受信する画像伝送部16と、を備えている。また、上記画像伝送部16は、たとえば、ターゲットとなる艦船5を撮影するカメラ21と、所定の画像処理を行う画像処理部22と、所定の符号化処理(ベースバンド処理)および変調処理(搬送波処理)を行う変調部23と、所定の送受信処理(高周波処理)を行う送受信部24と、所定の復調処理(搬送波処理)および復号処理(ベースバンド処理)を行う復調部25と、得られた画像を表示する表示部26と、を備えている。なお、以下では、一例として、艦船1−1に搭載された情報伝送装置の動作について説明するが、艦船1−2においても同様の情報伝送装置を搭載していることを前提とする。
ここで、上記のように構成される本発明にかかる情報伝送装置の動作を、図面にしたがって説明する。
まず、GPS受信機11では、GPS衛星4から送られてくる測位用信号に基づいて、情報伝送装置を搭載する艦船1−1の位置情報を生成する。なお、本実施の形態においては、たとえば、DGPS(Differential GPS)の補正信号を利用した高精度測位を想定することとしてもよい(図示せず)。高精度測位を想定する場合は、GPS受信機11のアンテナ18で準天頂衛星3からの航法メッセージを受信し、航法メッセージに付加された補正情報に基づいて、上記で求めた自艦船1−1の位置の誤差を補正し、高精度な自機位置を算出することになる。
つぎに、準天頂衛星航法メッセージ抽出部12では、GPS受信機11のアンテナ18で受信した信号の中から準天頂衛星3の軌道情報が付加された航法メッセージを抽出する。なお、準天頂衛星3から送られてくる航法メッセージ(上記補正情報,軌道情報を含む)は、GPS受信機11のアンテナ18(指向性が鋭くない小型のアンテナ)にて受信可能であり、GPS受信機11では、航法メッセージのIDを確認しなければ、GPS衛星4からの信号か、準天頂衛星3からの信号か、を区別することができない。
つぎに、衛星位置計算部13では、上記準天頂衛星航法メッセージ抽出部12にて抽出した航法メッセージから準天頂衛星3の軌道を計算し、ここで得られた軌道と、上記GPS受信機11で特定した自艦船1−1の位置と、に基づいて、艦船1−1から見た準天頂衛星3の位置(方向)を計算する。
つぎに、指向制御部15では、上記衛星位置計算部13から得られる衛星位置情報と、上記ジャイロ14により観測された動揺量(角度情報)と、に基づいて、画像データ伝送用のアンテナ17の指向制御を行う。ここでは、たとえば、見通しの悪い低所にアンテナ17を配置した場合であってもブリッジや煙突等の構造物によるブラインドにならない範囲である、天頂付近の極狭い範囲で、固定のビーム幅を有するアンテナ17の指向制御を行う。たとえば、準天頂衛星3の方向を示す単位ベクトルをA(地軸基準)とし、自艦船1−1の傾きを示す単位ベクトルをB(地軸基準)とした場合は、アンテナ17の方向ベクトルを単位ベクトルAに合わせるように、船基準でアンテナ17を「A−B」だけ傾ける制御を行う。なお、上記GPS受信機11のアンテナ18は、指向性が鋭くない小型のアンテナとしたが、大容量の画像データ(静止画,動画等)を送受信するアンテナ17は、太い回線が必要であり、指向性の鋭い大型のアンテナを正確に準天頂衛星3の方向に向ける必要がある。
なお、上記固定のビーム幅については、艦船の航行状態に応じて予め設定しておくこととしてもよい。たとえば、波による影響を受けにくい大型の艦船については、航行状態により想定される動揺量に応じて予めビームを絞っておき、一方で、波による影響を受けやすい小型の艦船については、航行状態により想定される動揺量に応じて予めビーム幅を大きくとる。
そして、上記アンテナ17の指向制御がリアルタイムに行われている状態で、たとえば、画像伝送部16が、画像データを送受信し、他の艦船1−2および陸上の通信装置2との間で画像情報を共有する。具体的には、カメラ21で撮影した艦船5の画像に対して、画像補正や画像圧縮や暗号化等の画像処理(画像処理部22の処理)を行い、さらに、ビットインタリーブおよび誤り訂正符号化等の符号化処理、振幅や位相に対する変調処理(変調部23の処理)を行った後の信号を、送受信部24が、アンテナ17,準天頂衛星3を介して他の艦船1−2および陸上の通信装置2に対して送信する。また、送受信部24が、準天頂衛星3から送られてくる信号を、アンテナ17により受信し、その信号に対して上記変調処理および符号化処理に対応する復調処理および復号処理(復調部25の処理)を行い、さらに、表示部26が、データの補正や解凍や復号等の処理(画像処理部22の処理)を行った後の画像を表示する。
このように、本実施の形態においては、自艦船の位置および艦船の動揺の量に基づいて、常に画像データ伝送用のアンテナが準天頂衛星の方向を向くようにリアルタイムに指向制御を行い、この状態で、大容量の情報を他の艦船および陸上の通信装置との間で送受信する構成とした。従来の静止衛星を用いた場合のように、アンテナを常に南の仰角約45°に向くよう広範囲にわたる衛星追尾を行う必要がなく、準天頂衛星が常に高仰角となり、天頂付近の極狭い範囲で画像データ伝送用のアンテナの指向制御を行うことになるため、当該アンテナを見通しのよい高所以外の場所に装備した場合であっても、リアルタイムに良好なデータ通信を行うことができる。また、高所以外の場所、すなわち、低所に装備することができるので、画像データ伝送用のアンテナの大きさや重量の制限を緩和することができ、また、メンテナンスにおける整備や部品交換等の作業性を改善することもできる。
また、本実施の形態においては、上記のような構成により、たとえば、特定の距離(20km〜30km程度:見通し内通信が不可能となる距離)をおいて航行する艦船同士、または艦船と陸上の通信機器との間で、画像(静止画,動画)等の大容量のデータを共有することができる。また、画像データ伝送用のアンテナが常に上を向いているので、データを傍受されにくい、という効果もある。
なお、本実施の形態においては、特に準天頂衛星を利用した場合について説明したが、これに限らず、たとえば、アンテナを天頂方向に向けておくだけで常に良好な通信が可能となるような位置に存在する衛星であれば、準天頂衛星以外であっても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、指向制御部15にて固定のビーム幅を有するアンテナ17の指向を制御する場合について説明したが、これに限らず、たとえば、アンテナ17の向きを固定し、上記衛星位置計算部13から得られる衛星位置情報と、上記ジャイロ14により観測される動揺量(角度情報)と、に基づいて、ビーム幅制御部(図示せず)が、ビーム幅を制御することとしてもよい。また、指向制御とビーム幅制御を組み合わせることとしてもよい。
なお、準天頂衛星3と画像データ等の大容量データを送受信するアンテナ17は、フェーズドアレーアンテナであってもよい。この場合、指向制御部15では、フェーズドアレーアンテナの位相を制御することになる。
以上のように、本発明にかかる情報伝送装置は、艦船搭載用の情報伝送装置として有用であり、特に、大容量データ通信を行う艦船に搭載する情報伝送装置として適している。
1−1,1−2,5 艦船
2 通信装置
3 準天頂衛星
4 GPS衛星
11 GPS受信機
12 準天頂衛星航法メッセージ抽出部
13 衛星位置計算部
14 ジャイロ
15 指向制御部
16 画像伝送部
17,18 アンテナ
21 カメラ
22 画像処理部
23 変調部
24 送受信部
25 復調部
26 表示部
2 通信装置
3 準天頂衛星
4 GPS衛星
11 GPS受信機
12 準天頂衛星航法メッセージ抽出部
13 衛星位置計算部
14 ジャイロ
15 指向制御部
16 画像伝送部
17,18 アンテナ
21 カメラ
22 画像処理部
23 変調部
24 送受信部
25 復調部
26 表示部
Claims (4)
- 常に天頂付近に存在する準天頂衛星を介してデータ通信を行う情報伝送装置において、
自艦船の位置情報、および既知の情報として得られる前記準天頂衛星の軌道に基づいて、自艦船から見た前記準天頂衛星の位置を特定する衛星位置計算手段と、
前記衛星位置計算手段にて特定した衛星位置、およびジャイロにより観測された自艦船の動揺量に基づいて、アンテナの指向制御を天頂付近の極狭い範囲で行う指向制御手段と、
前記アンテナの指向制御がリアルタイムに行われている状態で、所望のデータを送受信する情報伝送手段と、
を備えることを特徴とする情報伝送装置。 - 前記指向制御手段は、ビーム幅を固定とし、艦船の航行状態に応じて予めビーム幅を設定することを特徴とする請求項1に記載の情報伝送装置。
- 常に天頂付近に存在する準天頂衛星を介してデータ通信を行う情報伝送装置において、
自艦船の位置情報、および既知の情報として得られる前記準天頂衛星の軌道に基づいて、自艦船から見た前記準天頂衛星の位置を特定する衛星位置計算手段と、
前記衛星位置計算手段にて特定した衛星位置、およびジャイロにより観測された自艦船の動揺量に基づいて、アンテナを天頂付近に固定してビーム幅を制御するビーム幅制御手段と、
前記ビーム幅制御がリアルタイムに行われている状態で、所望のデータを送受信する情報伝送手段と、
を備えることを特徴とする情報伝送装置。 - 前記自艦船の位置情報を、GPS(Global Positioning System)における測位用信号に基づいて生成することを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093106A JP2005286385A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 情報伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093106A JP2005286385A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 情報伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005286385A true JP2005286385A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35184350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004093106A Pending JP2005286385A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 情報伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005286385A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112422161A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-02-26 | 江苏云洲智能科技有限公司 | 无人船无线通信方法、无人船通信系统及通信基站 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004093106A patent/JP2005286385A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112422161A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-02-26 | 江苏云洲智能科技有限公司 | 无人船无线通信方法、无人船通信系统及通信基站 |
CN112422161B (zh) * | 2020-10-13 | 2022-06-14 | 江苏云洲智能科技有限公司 | 无人船无线通信方法、无人船通信系统及通信基站 |
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