JP2005284884A

JP2005284884A - 広告媒体に基づく情報提供方法およびシステム

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Publication number: JP2005284884A
Application number: JP2004099938A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Nomura; 洋野村; Isao Tsuboi; 功坪井; Asako Kobayashi; 麻子小林
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2004-03-30
Filing date: 2004-03-30
Publication date: 2005-10-13

Abstract

【課題】広告媒体の広告効果を評価するための手法を提供する。
【解決手段】広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載した広告媒体に基づき、利用者が前記ウェブ・ページをアクセスすることに応じて前記広告対象についての情報を利用者に提供する。ウェブ・ページは、広告媒体に記載されたパスワードの受信に応じてアクセスすることができるよう構成されている。また、このパスワードは、広告媒体を識別するコードを含んでいる。利用者がウェブ・サイトにアクセスする際に入力するパスワードから、この利用者がどの広告媒体を見てウェブ・サイトにアクセスしているかを判定することができる。したがって、このウェブサイトのアクセスログを評価することにより、様々な広告媒体の広告効果を比較することができる。
【選択図】図３

Description

この発明は、広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載した広告媒体に基づき、利用者がウェブ・ページをアクセスすることに応じて、広告対象についての情報を利用者に提供する技術に関する。

特許文献１には、コンピュータ・ネットワーク上のサーバに設けられたサイトの利用状況を解析するための、解析方法が記載されている。各クライエント・コンピュータに時系列的にアクセスログを記憶する記憶手段が設けられており、サーバの要求により、アクセスログがサーバに送信され、解析される。

特許文献２には、自動車所有者が修理代見積もりサイトにアクセスするログ情報を、個人的な情報としてではなく、統計的、数値的は係数処理を行って解析することが記載されている。

特許文献３には、ホームページの閲覧記録であるアクセス・ログを解析して、アクセスした人のIPアドレスから閲覧者を特定する手法が記載されている。
特開平11-120037号公報特開2002-203092号公報特開2003-91477号公報

販売促進のための広告媒体として、ダイレクトメール、投げ込みリーフ、チラシ、電子メールなど多種多様なものが使用される。近年、インターネットの普及に伴い、インターネット上のウェブ・サイト（ホームページ）に詳細な製品案内を掲載して利用者に提供することも行われている。これらの広告にメーカーのウェブ・サイトのURLが掲載されている場合、利用者は、商品の詳細をインターネット上のウェブ・サイトで閲覧することができる。

また、広告主体は、メーカー自身であることもあり、それぞれの地域に設けられた販売店であることもある。多量に販売される商品の場合、１つの地域に複数の販売店があり、それぞれの販売店が上述のような多種多様な広告媒体を用いて販売活動を行うことになる。このような場合、それぞれの広告媒体の広告効果を評価するための技術が求められている。

この発明は、一形態によると、広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載した広告媒体に基づき、利用者が前記ウェブ・ページをアクセスすることに応じて前記広告対象についての情報を利用者に提供する情報提供方法を提供する。この方法では、ウェブ・ページは、広告媒体に記載されたパスワードの受信に応じてアクセスすることができるよう構成されている。また、このパスワードは、広告媒体を識別するコードを含んでいる。

この方法によると、利用者がウェブ・サイトにアクセスする際に入力するパスワードから、この利用者がどの広告媒体を見てウェブ・サイトにアクセスしているかを判定することができる。したがって、このウェブサイトのアクセスログを評価することにより、様々な広告媒体の広告効果を比較することができる。

一実施形態では、このパスワードは、広告主体を識別するコードを含んでいる。広告主体は、地域の販売店であってよい。同一地域で複数の異なる販売店が同一商品について広告を行う場合であっても、ウェブ・ページのアクセスログに含まれるパスワードを評価することにより、販売店ごとの広告効果を比較することができる。

また、この発明は、一形態によると、広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載する広告媒体に基づき、利用者がインターネットを介して前記ウェブ・ページをアクセスすることに応じて前記広告対象についての情報を利用者に提供するための情報提供システムを提供する。

このシステムは、広告媒体に記載された、広告媒体を識別するコードを含むパスワードを記憶するメモリと、前記URLへのアクセスに応じて、利用者にパスワードを入力するページを送信する手段と、利用者から前記パスワードが送信されることに応じて、この利用者に広告対象についての情報を掲載したページを送信する手段と、を備える。

さらに、このシステムは、前記ウェブ・ページへのアクセス・ログを集計し、前記パスワードに含まれる広告媒体を識別するコードに基づいて、複数の広告媒体に関し、広告媒体ごとのウェブ・ページアクセス数を計算する手段と、を備える。

図１は、ダイレクトメール、投げ込みリーフ、チラシなどの広告の例を示す。この例では自動車の特定モデルの広告が行われており、その詳細はメーカーのウェブ・サイト上の所定のページに掲載されている。このウェブ・ページのログイン画面のURLが、「次のURLにアクセスしてください。」の文面に続いて表示されている。また、このウェブ・ページにログインするためのパスワードが、「パスワードは、次のとおりです。」の文面に続いて表示されている。

このパスワードは、たとえば、この広告の広告主である販売店の電話番号にこの広告媒体を識別するコードを加えて形成される。たとえば、広告主である販売店の電話番号が０３１２３４５６７８であるときには、これにこの広告媒体の識別コードｄを付け加えてパスワードを形成することができる。今の例では、パスワードは、０３１２３４５６７８ｄとなる。

また、販売店にメーカーから識別コードが割り当てられているときその他、この販売店固有の識別コードがあるときは、この識別コードに広告媒体の識別コードを付加してパスワードとすることができる。たとえば、この販売店の識別コードが、ｂｘｗ５７であり、この広告媒体の識別コードが２であるときは、パスワードは、ｂｘｗ５７２となる。

広告媒体の識別コードは、ダイレクトメール、投げ込みリーフ、雑誌広告その他の広告媒体それぞれに固有のコードが割り当てられる。たとえばダイレクトメールは、１、投げ込みリーフは２、雑誌広告は３のようにコードが割り振られている。

図２は、この発明の一実施形態のシステムの構成を示すブロック図である。利用者のパーソナルコンピュータ21は、ブラウザを備えた通常のコンピュータでよく、ウェブ・サイト25が対応しているときは、携帯端末（PDA）または携帯電話であってもよい。インターネット23上に提供される自動車メーカーのウェブ・サイト25は、サーバ27によって運用されている。代替的には、ウェブ・サイトは、コンピュータ・サービス会社のホスティングサービスを利用して実現することができ、この場合、ウェブ・サイトは、図２に示すサーバ27とは別のサーバによって運用されてもよい。

サーバ27は、上述のパスワードを記憶するメモリ29を備えている。このメモリには、パスワードに含まれる販売店の電話番号または識別コードと販売店との対応リスト、およびパスワードに含まれる広告媒体を示す識別コードと広告媒体との対応リストも記憶されている。サーバ27は、さらにウェブ・サイトへのアクセスログを記憶するアクセス・ログ・メモリ31を備えている。このメモリは、物理的にはパスワード・メモリ29と同じものであってよい。典型的には、これらのメモリは、磁気ディスク記憶装置の一部分の記憶領域であってよい。

また、サーバ27は、ウェブ・ページに対するアクセスログを集計するアクセスログ集計部33を備えている。図２において、集計部33をブロックで示しているが、集計部33は、サーバ27で実行されるコンピュータ・プログラムで実現される。

次に図３を参照して、この発明の一実施例における処理の流れを説明する。広告を見た利用者がパーソナルコンピュータ21を用いてインターネット23に接続し、広告に掲載されていたURLを入力する(51)。ウェブ・サイト25は、これに応じてログイン画面をパーソナルコンピュータ21のブラウザに送信する(53)。ログイン画面には、パスワードの入力フィールドが設けられている。利用者がこの入力フィールドに広告に掲載されていたパスワードを入力して送信すると(55)、サーバ27がこのパスワードをパスワード・メモリ29に記憶されているパスワードと一致するかどうか判定する（57）。ウェブ・サイト25は、パスワードの一致判定に応じて、広告に掲載されていた特定モデルの自動車を紹介するページの最初の画面を利用者PC21に送信する。こうして、利用者は、広告されていた特定モデルの自動車の詳細をメーカーのウェブ・サイト上で閲覧することができる。パスワードの照合が一致するとき、サーバ27は、アクセスログに今回のアクセス情報を追加する（61）。このアクセス情報には、アクセスに用いられたパスワードが含まれる。

この特定モデルの自動車を紹介するページには、カタログの送付請求をするためのボタンが備えられている。利用者がこのボタンをクリックすることによりカタログ請求画面を要求すると(63)、ウェブ・サイト25がこれに応答してカタログ請求のための入力画面を利用者PCに送信する(65)。この入力画面には、カタログの送付先を入力するフィールドが設けられている。カタログが紙のものであるときは、送付先は利用者の住所であり、pdfファイルなどで構成された電子カタログであるときは、送付先は、利用者の電子メールアドレスとなる。

利用者がこの入力画面に必要事項を入力して送信すると(67)、ウェブ・サイト25は、カタログ請求を受け付けた旨を表示する確認画面を利用者パーソナルコンピュータ21に送信する(71)。このカタログ請求は、サーバ27にも送られ、サーバ27は、これに基づいてカタログ請求者のリストを更新する(69)。このリストは、潜在的な顧客のリストとしても活用することができる。

サーバ27の管理者からの指示入力に応答し、または予め定められた周期で、サーバ27は、アクセスログの評価プログラムを走らせて、アクセスログを評価する（73）。このアクセスログの評価は、ウェブ・サイトのアクセスに使われたパスワードに含まれる販売店の識別コードごとのアクセス数の集計を含んでいる。また、アクセスログの評価は、ウェブ・サイトのアクセスに使われたパスワードに含まれる広告媒体の識別コードごとのアクセス数の集計を含んでいる。こうして販売店ごとのアクセス数、広告媒体ごとのアクセス数を比較することにより、広告対象の特定モデルの自動車に対する地域ごとの関心の度合いの相違を比較することができる。また、広告媒体ごとのアクセス数を比較することにより、複数の広告媒体の間での広告効果を比較することができる。たとえば、アクセス数の多い順に広告媒体に順位をつけ、広告媒体の優先順位を決めることができる。

アクセスログを評価した結果は、販売店にフィードバックされ（75）、将来の広告活動の参考に供される。

以上にこの発明を具体的な実施例について説明したが、この発明は、このような実施例に限定されるものではない。

広告媒体の一例を示す図。この発明の一実施例におけるシステムのブロック図。この発明の一実施例における処理の流れを示す図。

符号の説明

１０広告媒体
２１利用者のパーソナルコンピュータ
２５ウェブ・サイト
２７サーバ
３３アクセスログ集計部（計算する手段）

Claims

広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載した広告媒体に基づき、利用者が前記ウェブ・ページをアクセスすることに応じて前記広告対象についての情報を利用者に提供する情報提供方法であって、
前記ウェブ・ページは、前記広告媒体に記載されたパスワードの受信に応じてアクセスすることができるよう構成されており、
前記パスワードは、前記広告媒体を識別するコードを含んでいる前記情報提供方法。
前記パスワードは、さらに広告主体を識別するコードを含んでいる、請求項１に記載の情報提供方法。
前記広告主体を識別するコードは、該広告主体の電話番号である請求項２に記載の情報提供方法。
広告対象についての情報を提供するウェブ・ページのURLを記載する広告媒体に基づき、利用者がインターネットを介して前記ウェブ・ページをアクセスすることに応じて前記広告対象についての情報を利用者に提供するための情報提供システムであって、
前記広告媒体を識別するコードを含む該広告媒体に記載されたパスワードを記憶するメモリと、
前記URLへのアクセスに応じて、利用者にパスワードを入力するページを送信する手段と、
前記利用者から前記パスワードが送信されることに応じて、該利用者に前記広告対象についての情報を掲載したページを送信する手段と、
前記ウェブ・ページへのアクセス・ログを集計し、前記パスワードに含まれる該広告媒体を識別するコードに基づいて、複数の広告媒体に関し、広告媒体ごとのウェブ・ページアクセス数を計算する手段と、
を備える情報提供システム。
前記広告対象についての情報を掲載したページは、カタログの送付を要求するための入力フィールドを含んでおり、前記情報提供システムは、さらに前記カタログの送付を要求した利用者のログ情報を記憶するためのメモリを備える請求項４に記載の情報提供システム。