JP2005284034A - 音声復号装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 転送部13により送出された転送完了割り込み信号を制御処理部11が受信した際に、処理可能な圧縮符号化された音声信号があるにも係わらず、記憶部12が枯渇した場合には、転送部13による復号されたデータの転送を停止するのではなく、直前のフレームのデータを転送部13で読み出し、再転送させる。
【選択図】 図1
Description
1フレーム=1024サンプル/ch=1024×2ch×2byte=4096byte
1フレーム時間=(1/fs)×1024サンプル=(1/48000)×1024sample=21.33ms
図8は、従来の音声復号装置の構成図である。
オーディオストリームはストリーム入力回路502に入力されると、ストリーム入力DMA転送回路503によって転送され、RAM510上のES(Elementary Stream)バッファ511a、511bへ格納される。ESバッファ511a、511bは、ダブルバッファ構成である。ストリーム入力DMA転送回路503は、一方のESバッファ511a、511bに1ES分のオーディオストリームが格納されてDMA転送が完了するごとに、ストリーム入力DMA転送完了割り込み信号を送出し、CPU501へ転送完了を通知する。
このようにオーディオストリームの入力やPCMデータの出力といった時間的に制約のある処理はDMA転送にてCPU501の介在なく行われることが一般的である。
ここでは、ストリーム入力DMA転送回路503によるストリーム入力DMA処理、CPU501によるデコード処理、及びPCM出力DMA転送回路504によるPCM出力DMA処理の際の、ESバッファ511a、511b、PCMバッファ512a、512bのバッファリングについて示している。なお、図中では、それぞれダブルバッファ構成であるESバッファ511a、511b、PCMバッファ512a、512bの一方を“Bank1”、他方を“Bank2”と示している。また“W”は書き込み(Write)、“R”は読み出し(Read)を示している。
図10は、従来の音声復号装置における割り込み処理を示すフローチャートである。
ここでは、説明を簡素化するためにストリーム入力DMA処理に関する部分は省略している。
また、処理能力不足が発生しないように十分にマージンをとると、動作周波数の増加や回路規模増大の問題がある。符号化方式と符号化されるデータによっても異なるが、デコード時間にばらつきが生じる可能性がある。もし、あまり起こりえないある特定の組み合わせのみで処理時間が増大することがわかっていても動作周波数や回路規模をこれに合わせる必要があった。
図1は、本発明の実施の形態の音声復号装置の原理を説明する図である。
本発明の実施の形態の音声復号装置10は、制御処理部11と、記憶部12と、転送部13と、出力部14とを有する。
転送部13は、記憶部12から復号されたデータを読み出して出力部14に転送し、転送が完了した場合にはその旨の割り込み信号(転送完了割り込み信号)を制御処理部11に送出する。
以下、音声復号装置10の動作を説明する。
圧縮符号化された音声信号が入力されると、制御処理部11は、これをフレーム単位で復号して随時記憶部12に格納する。転送部13は、記憶部12に格納されたデータを随時読み出して、出力部14に転送して出力させる。転送部13は、1フレーム分のデータの転送が完了した場合に、制御処理部11に転送完了割り込み信号を送出する。これを受けた制御処理部11は次のフレームのデータを転送部13に読み出させて転送させる。具体的には、リードポインタを更新して、次のフレームを転送部13にリードさせるためのアドレスを設定する。
図2は、本発明の実施の形態の音声復号装置のハードウェア構成を示す図である。
図のように、音声復号装置100は、オーディオストリームをデコードするCPU101と、RAM110と、外部からオーディオストリームを入力するストリーム入力回路102と、RAM110に対し、DMA転送を行うストリーム入力DMA転送回路103と、デコードによって得られたPCMデータをRAM110から読み出し、転送するPCM出力DMA転送回路104と、PCMデータを出力するPCM出力回路105と、デコード処理に要した時間などを計測するタイマー回路106を有している。
なお、図2の音声復号装置100において、CPU101は、図1の制御処理部11に相当する機能を果たし、PCMバッファ112a、112bは記憶部12、PCM出力DMA転送回路104は転送部13、PCM出力回路105は出力部14にそれぞれ相当する機能を実現する。
オーディオストリームは、ストリーム入力回路102に入力されると、ストリーム入力DMA転送回路103によって転送され、RAM110上のESバッファ111a、111bへ格納される。ストリーム入力DMA転送回路103は、ESバッファ111a、111bの一方に1ES分のオーディオストリームが格納されてDMA転送が完了するごとに、ストリーム入力DMA転送完了割り込み信号によってCPU101へ転送完了を通知する。ストリーム入力DMA転送完了割り込み信号を受信すると、CPU101は、ESバッファ111a、111bの他方を指定してオーディオストリームの入力を継続させる。
以下、PCMバッファ112a、112bが枯渇することによる無音期間の発生を防止する、本発明の実施の形態の音声復号装置100における割り込み処理の詳細を説明する。
ここでは、説明を簡素化するためにストリーム入力DMA処理に関する部分は省略している。
図4(A)で示す従来の音声復号装置によるPCM出力波形では、F4のフレーム期間でCPUの処理能力不足が発生して、DMA転送を停止し、無音期間とした場合を示している。この例では、1フレーム時間だけ無音期間となった場合について示しているが、このPCMバッファにPCMデータが満たされるまではこの期間が続く。これにより、従来の音声復号装置では、この無音期間により、「ブツブツ」いうような聴覚上耳障りな音が発生する問題がある。
ここで示す処理は、音声復号装置100のメイン処理の部分であり、前述した各割り込み信号がCPU101に入力されることによって、適宜、割り込み処理が実行される。なお、このメイン処理のフローチャートでは、コマンド指示などは省略されている。
ここでは、図5のステップS26の処理におけるデコード処理タスクの一例を示している。
(付記1) 圧縮符号化された音声信号を復号する音声復号装置において、
前記圧縮符号化された音声信号を復号する制御処理部と、
復号されたデータをフレームごとに記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記データを読み出し転送し、転送が完了した場合にはその旨の割り込み信号を前記制御処理部に送出する転送部と、を有し、
前記制御処理部は、前記割り込み信号の受信時に、処理可能な前記圧縮符号化された音声信号があるにも係わらず前記記憶部が枯渇した場合には、処理能力不足が発生したと判定して直前の前記フレームの前記データを前記転送部で読み出し、再転送させることを特徴とする音声復号装置。
前記制御処理部は、リードポインタを更新することにより前記データを読み出す前記バッファの切替えを行い、一方の前記バッファの前記データの転送が完了した旨の前記割り込み信号の受信時に、他方の前記バッファが枯渇して処理能力不足が発生した場合には、前記リードポインタを更新しないで前記一方のバッファの前記データを前記転送部に再転送させることを特徴とする付記1記載の音声復号装置。
前記制御処理部は、前記タイマー回路にて計測した前記復号処理に要した時間を参照して処理能力不足の発生を予測することを特徴とする付記1記載の音声復号装置。
前記制御処理部は、前記パラメータに応じて前記予測処理を行うか否かを決定することを特徴とする付記3記載の音声復号装置。
前記圧縮符号化された音声信号を復号する制御処理部と、
復号処理に要した時間を計測するタイマー回路と、を有し、
前記制御処理部は、前記タイマー回路にて計測した前記復号処理に要した時間を参照して処理能力不足の発生を予測することを特徴とする音声復号装置。
11 制御処理部
12 記憶部
13 転送部
14 出力部
Claims (5)
- 圧縮符号化された音声信号を復号する音声復号装置において、
前記圧縮符号化された音声信号を復号する制御処理部と、
復号されたデータをフレームごとに記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記データを読み出し転送し、転送が完了した場合にはその旨の割り込み信号を前記制御処理部に送出する転送部と、を有し、
前記制御処理部は、前記割り込み信号の受信時に、処理可能な前記圧縮符号化された音声信号があるにも係わらず前記記憶部が枯渇した場合には、処理能力不足が発生したと判定して直前の前記フレームの前記データを前記転送部で読み出し、再転送させることを特徴とする音声復号装置。 - 前記記憶部は2つのバッファからなり、
前記制御処理部は、リードポインタを更新することにより前記データを読み出す前記バッファの切替えを行い、一方の前記バッファの前記データの転送が完了した旨の前記割り込み信号の受信時に、他方の前記バッファが枯渇して処理能力不足が発生した場合には、前記リードポインタを更新しないで前記一方のバッファの前記データを前記転送部に再転送させることを特徴とする請求項1記載の音声復号装置。 - 復号処理に要した時間を計測するタイマー回路を更に有し、
前記制御処理部は、前記タイマー回路にて計測した前記復号処理に要した時間を参照して処理能力不足の発生を予測することを特徴とする請求項1記載の音声復号装置。 - 前記制御処理部は、処理能力不足が発生すると予測した場合には、次の前記復号処理では、処理を省略した復号処理を行うことを特徴とする請求項3記載の音声復号装置。
- 前記制御処理部は前記復号処理の省略として、複数のチャンネルの前記圧縮符号化された音声信号のうち、特定の前記チャンネルの前記圧縮符号化された音声信号のみ前記復号処理を行い、他の前記チャンネルは、前記復号処理を行った特定の前記チャンネルの前記圧縮符号化された音声信号のコピーを使用することを特徴とする請求項4記載の音声復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004099095A JP2005284034A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 音声復号装置 |
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Publications (1)
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004099095A patent/JP2005284034A/ja active Pending
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