JP2005283544A - 偏波分散測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光速伝送システムの伝送特性に重要な影響を与えるシングルモード光ファイバおよび各種光デバイスの偏波分散を安価に簡単に測定できる方法を提供すること。
【解決手段】 上記の目的を達成するために本発明に係わる偏波分散測定方法は光源部のコヒーレンス長を伝送路に許容される偏波分散から規定し被測定光伝送路の出力光の偏光度を測定することによって偏波分散を測定すると同時に所望の伝送ビットレートの伝送システムへの適用可能性を判定できる方法を採用した。
【選択図】 図1

Description

本発明は偏波分散測定方法に関するものである。さらに詳述すれば本発明は高速光通信システムの伝送特性に重要な影響を与えるシングルモード光ファイバおよび光ケーブルの偏波分散を簡易に測定出来る偏波分散測定方法に関するものである。
現在幹線系の光通信伝送システムの伝送速度は10Gb/sが主流になっているがインターネットの急速な普及による今後のトラフィックの増大に対応するため40Gb/s以上の高速伝送システムも実用化が検討されている。このような高速光伝送システムにおいては伝送距離が増大するにつれて伝送路であるシングルモード光ファイバ(以下SMFと略す)のコアのわずかな非円によって発生する偏波分散(PMD)がビットエラーレートの劣化をもたらすことが問題になっている。SMFの場合には偏波分散は伝送路の温度変化による光ファイバの歪などによってランダムに変動するのでその補償は大きな課題になっている。非特許文献1に偏波分散補償方法のレビューと比較が示されている。現在のところ安価な偏波分散補償器は実用化されていない。
およそ1992年から1998年の期間に製造敷設された光ケーブルに偏波分散の大きな光ファイバが多数使用されていることが最近になってわかってきた。また世界中には未使用の光ファイバ(ダークファイバと呼ばれる)が多数存在する。今後システムの高速化に伴いこれらのダークファイバを使用する必要があるが伝送システムに偏波分散補償器が必要かどうかをあらかじめ測定する必要が生じている。
偏波分散の測定法は非特許文献2に詳述されているように周波数領域と時間領域の2種類ある。SMFの場合には時間領域の測定法である干渉法が主に使われている。2000年4月のITU―TSG15において偏光解析法の1種であるJones行列法とポアンカレ−球法が基準測定法に認定されている。これらは主として光部品の偏波分散の測定に用いられている。一方干渉法は代替基準測定法として規定されている。
干渉法においては広帯域な光源が用いられ光源のスペクトルの平均的な偏波分散しか測定できないという問題点がある。また受光部で直交偏波モードを分離しそれらの光路長を精密に制御する必要があり可動部を含む。また受光部の構造が複雑でその価格はおよそ500万円と高価である。
Henrik Sunnerud etal,"Outage Probabilities in PMD Compensated Transmission Systems",Proc.27th ECOC(ECOC’ 01),Tu.A.3.1,Sept.30−Oct.4,2001,Amsterdam. 波平編、"DWDM光測定技術",第8章、(株)オプトロニクス社、平成13年3月10日発行。
本特許は上記の問題点を解決するためSMF光ケーブルの偏波分散を測定し目標の伝送ビットレートを実現する際の偏波分散補償器の必要の可否を判定できる安価な偏波分散測定法を提供するものである。
上記の目的を達成するために本発明に係わる偏波分散測定方法は光源部のコヒーレンス長を伝送路に許容される偏波分散から規定し被測定光伝送路の出力光の偏光度を測定することによって偏波分散を測定すると同時に所望の伝送ビットレートの伝送システムへの適用可能性を判定できる方法を採用した。
以上説明したように本発明の偏波分散測定方法によれば送受光部に複雑な装置を使う必要がないため光伝送路の偏波分散を測定し所望の伝送ビットレートを実現するために特別な偏波補償器が必要かどうかを確実に判定できる安価な測定器を提供できる。
図1によって本発明の偏波分散測定方法の一つの実施例を説明する。中心波長が1550nmのSLD1から出た光を光フィルタ2で切り出す。フィルタの通過帯域幅は100GHz(0.8nm)とした。フィルタ2の出力を偏光制御器3を介して被測定光ファイバ4に入射する。 偏光制御器3は図2に示すように偏光子9と偏光子を通過した直線偏光の方位を電気的に回転さ2分の1波長板から構成される。被測定光ファイバ4は波長1550nmにおけるビート長が2.5mmのパンダ型偏波面保持ファイバ(PMF)を用いた。4の出力光は偏光スクランブラ5、偏光子6を介して光パワーメータ7で受光され演算部8で偏光度を計算する。
偏光スクランブラ5はシリンダ形状のPZTに光ファイバを巻きつけて電圧を印加し伸縮を与え直交偏光モードの位相差を変調するタイプを使った。偏光スクランブラは入射光をPBSで分離し片側のパスの光の位相を変調し再び合成するタイプや波長板をシリーズに設けて回転させるタイプも考えられる。
測定原理を以下に説明する。被測定ファイバには方位が時間的に一定で回転する直線偏光が入射される。今入射偏光方位が被測定ファイバ4の固有偏光軸に入射された場合には偏波保持特性が十分な場合には出力光は直線偏光となり被測定ファイバのPMDの大きさにかかわらず出力光の偏光度は1となる。また入射偏光方位が被測定ファイバ4の固有偏光軸に対し45度方位で入射された場合には2つの固有偏光モードが等しいパワーで入射されるのでこれらが伝播するにつれて被測定ファイバのPMDの大きさに対応して不偏光成分が発生する。また光ファイバの出力の偏光状態は光ファイバの長さに依存して変化する。
被測定ファイバ4の出力を偏波スクランブラ5を通すことによって偏光子6の入射光の偏光状態はスクランブルされる。6への入射光が偏光子6の方位と等しい直線偏光の場合に6を通過する成分は最大値Pmaxとなる。Pmaxは以下のようにあらわされる。
Figure 2005283544
ここでPp, Puはそれぞれ偏光成分、不偏光成分である。
また6への入射光が偏光子6の方位と直交する直線偏光の場合に6を通過する成分は最小値Pminとなる。Pminは以下のようにあらわされる。
Figure 2005283544
ここで以下の計算式で偏光度Dを計算する。
Figure 2005283544
明らかに数式3のDは全パワーのうちの偏光成分の比率すなわち偏光度をあらわすことがわかる。
以上により入射側で偏光回転装置を連続で駆動し偏光度を測定すると図3のような結果が得られた。
図3では偏光度の最低値が0.01と求められている。今本実施例に使用したPMFは前述したように波長1550nmでビート長が2.5mmである。従って長さ5mでは直交偏光モード間に以下の計算式で求められるようにおよそ3mmの行路差が生じる。
Figure 2005283544
一方フィルタの通過帯域幅は0.8nmに設定してあるのでコヒーレンス長は以下の計算式で3mmと計算される。
Figure 2005283544
屈折率およそ1.5の光ファイバ中を伝播する光の伝播時間は1mmあたりおよそ5psであるので実験に使ったPMFのPMDは15psである。
この結果を考察すると被測定光ファイバのPMDに媒質中の光速を掛けた値が光源のコヒーレンス長に等しい場合に媒質の直交偏光モードが等しいパワーで励振された時に出力光の偏光度は失われおよそ0.01となることが実験的に確認された。 被測定光ファイバのPMDが1.5psの場合にはフィルタの帯域幅を8nmに設定すると励振条件によって偏光度が0.01程度となる。
今図1の測定系でフィルタの帯域幅を100GHz(0.8nm)に固定しPMファイバを5mから順じ短く切断していき同様に偏光度を測定すると被測定ファイバのPMDと偏光度の関係が図4のように実験的に得られる。この操作によって入力部の偏光制御部、受光部の偏光スクランブラの残留PMDの影響を取り除くことができる。
次に被測定ファイバがSMFの場合を考える。十分長いSMFにはPSP(Principal State of Polarization)という直交偏光モードが存在することが非特許文献3に示されている。PSPはあたかもPMFの固有偏光モードのように考えることができいわゆるFastモード、Slowモードとなる。
Figure 2005283544
ただしCは光速、nは媒質の屈折率である。
τが1.5psの場合にはΔλは数式6によっておよそ8nmと計算される。
このように設定し図1の測定系で被測定光ファイバの出力光の偏光度を数式1、数式2、数式3より求める。この場合偏光度が0.01以上であれば伝送路の偏波分散は1.5ps以下であることがわかる。測定の結果偏光度は0.5と測定され被測定光ファイバの偏波分散は1.5psよりはるかに小さい値であることがわかった。
ここではフィルタは誘電体多層膜フィルタを用いた。フィールドでは伝送路に許容されるPMDはまちまちなのでセンター波長と通過帯域幅が可変できるタイプが望ましい。グレーティングを使った波長可変フィルタは波長幅がおよそ30nmまで拡大できる。このようなフィルタを用いることによってPMDの波長特性を求めることができる。
K.Ogaki,M.Nakada,Y.Nagano,"Fluctuation Difference in the Principal States of Polarization in Aerial and Buried Cables",KDDI,OFC2003,MF13,March23−28,2003,Atlanta,USA. 今中継区間の偏波分散の許容値をτとする。この場合フィルタの帯域幅Δλを次式で設定する。
本発明偏波分散測定法の基本構成図 本発明偏波分散測定法の偏光制御部の構成図 本発明偏波分散測定法による偏光度の測定結果 フィルタ帯域幅が100GHzの時の偏光度とPMDの関係図
符号の説明
1 広帯域光源(SLD)
2 バンドパスフィルタ
3 直線偏光回転光学系
4 被測定光ファイバ
5 偏光スクランブラ
6 偏光子
7 受光器
8 演算部
9 偏光子
10 2分の1波長板

Claims (2)

  1. 光伝送路の伝送ビットレートから許容される偏波分散から数学的関係式によって決定されるコヒーレンス長を有する光源部から偏光状態を制御して被測定光伝送路に光を入射し該光伝送路の出力光の偏光度を求めることによって被測定光伝送路を偏波分散を測定する方法。
  2. 請求項1の偏波分散測定方法において光源部にASE光源またはSLDとコヒーレンス長を制御するための透過帯域幅が制御されたフィルタと直線偏光を回転できる偏光制御器を用い受光部に偏波スクランブラと偏光素子を用いることを特徴とする偏波分散測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104180973A (zh) * 2014-09-09 2014-12-03 中国科学院国家天文台 一种实现太阳磁场望远镜透过轮廓的在轨调试系统及方法

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