JP2005277915A - パケット振り分け方法及び振り分け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は障害などでパケットの振り分け先として停止する必要のあるポートへの振り分けを防止し、且つ、振り分け先ポートの負荷分散を行うため、一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のうち振り分け停止の一つの非選択ポート番号を除いた複数Nの出力ポート番号のいずれかの出力ポートに振り分けることを目的とする。
【解決手段】
一つのパケットの送信先アドレス情報とパケット振り分け停止の非選択ポート番号を受信し、アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、選択した番号に非選択ポート番号と、数1を加算した結果にモジュロN演算を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パケット伝送におけるパケット振り分け方法及びパケット振り分け装置に係わり、特に、障害などにより振り分けを停止する必要のあるポートへの振り分けを防止し、且つ、振り分け先ポートの負荷分散を行うパケット振り分け方法及びパケット振り分け装置に関する。
通信ネットワークにおいて、パケット伝送はいたるところで行われている。近年のインタネットの進展により、通信ネットワークにおける特定ポートに負荷が集中するという問題が生じてきている。これより、複数ポートへの振り分け可能なパケットを障害などにより、振り分けを停止すべきポートを監視しながら、振り分け先ポートの負荷分散を行う事が必要である。
図1は本発明の対象とするシステム構成図である。通信ネットワーク1を介して通信装置3−a、3−b、3−c、4−a、4−bの間で通信を行う。本発明の対象とする通信処理装置2は本通信ネットワークを構成する装置として伝送路1−1、伝送路1−mと、伝送路2−1、伝送路2−nの伝送路のパケットの双方向処理を行う。
通信処理装置2は各伝送路とインタフェースし、各伝送路に対応した回線終端部11−a、11−b、12−a、12−b、パケット振り分けの制御を行うパケット振り分け制御部10で構成する。パケット振り分け制御部10は、パケットの転送処理を行う回線終端部11−a、11−b、12−a、12−b、に対応する転送処理部23−a、23−b、24−a、24−bと、パケット振り分けのスイッチ動作を行うスイッチ部22と、装置全体の制御及び、障害によりパケット振り分け先として選択停止ポートの制御を行う装置制御部21で構成する。図1では便宜上、信号の流れは片方向を示し、以下の説明も片方向で行う。
例えば、通信装置3−aから通信装置4−aにパケットを送信する場合、以下の処理を行う。通信装置3−aからのパケットは伝送路1−1を介して、通信処理装置2の回線終端部11−aよりパケット振り分け制御部10の転送処理部23−aに入力する。パケット振り分け制御部10では相手先通信装置4−aのアドレス番号に対応して定まる例えば、伝送路2−1に送出するためにパケット振り分けを行い、スイッチ部22の動作により、転送処理部24−aに送り、回線終端部12−aを介して、伝送路2−1より通信装置4−aに送信する。パケット振り分けが可能な伝送路としては複数あり、各伝送路の輻輳状態、品質などに対応してパケット振り分け制御部10で振り分け先を決定する。振り分け先の決定において、振り分け先の伝送路が、例えば障害により使用できない場合があり、各々の回線終端部では各伝送路の状態を監視し、個別伝送路の障害に対し、リンクダウン信号を出力する。
装置制御部21は振り分け先停止伝送路の情報を各々の転送処理部23−a、23−bに送り、装置制御部21、スイッチ部22、各転送処理部23が連動して、パケット振り分け先を制御する。
図2は本発明の対象とするシステム構成の適用例である。図2において、ルータ6は、インタネット5を介して、クライアント7−a、7−b、7−cからパケットを受信し、負荷分散装置8−a、8−bのいずれかを介してパケットを送信先ウエブサーバ9−a、9−b、9−c、9−dに送信する。この場合、一つの負荷分散装置からのパケット送信先として、複数のウエブサーバがある。ルータ6はネットワークの輻輳状態などによる予め定めた振り分け先のポリシーに従い、受信したパケットをいずれかの負荷分散装置に送信する。
また、イーサネット(登録商標)におけるリンクアグリゲーションにおいても、一つの入力ポートのパケットを複数の出力ポートいずれかに振り分ける機能が必要となる。説明は省略する。
図3は本発明の一実施形態のパケット振り分け制御部の構成を示す図である。図3を使用して従来構成でのパケット振り分けの動作を説明する。
パケット入力ポートより入力したパケットからアドレスを抽出するアドレス抽出部31、入力パケットを一時的に保持するレジスタ32、抽出したアドレスより振り分け先ポートを決定するパケット振り分け部30、入力パケットをパケット振り分け部30で決定したパケット出力ポートに出力するスイッチ部22で構成する。
アドレス抽出部31で入力パケットよりアドレスを抽出し、抽出したアドレスをパケット振り分け部30に送る。パケット振り分け部30で決定した振り分け先ポート番号をスイッチ部22に送る。スイッチ部22は、入力パケットを時間待ちのためレジスタ32に保持してある入力パケットを読み出し、パケット送り出し先として決定したパケット出力ポートに送信する。
図8はパケット振り分け部の従来構成を示す図である。一つのアドレス入力に対し、出力ポート数がNある場合のパケット振り分け方法を述べる。アドレスはNのハッシュ61とハッシュ値から出力ポート番号への変換を行うハッシュ値/ポート番号変換テーブル62で構成する。Nのハッシュ61において、Nの剰余を求めるハッシュ演算により、振り分け先アドレス番号よりハッシュ値を求める。ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62により、該ハッシュ値に対応した出力先ポート番号を決定する。
ハッシュ値を出力ポート番号に変換する方法の公知技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1では、クライアントからの情報をインタネット、ルータ、及び複数の負荷分散装置を介して複数のWebサ−バに送信する通信ネットワークにおいて、ルータは複数負荷分散装置への中継先決定方法として、宛先ポート番号を検索キーとしたポリシールーティングテーブルの結果よりハッシュ値によるハッシュテーブルより中継先を決めている。
しかしながら、上述した方法では、障害などにより、全てのポートが出力先ポートとして、振り分けられない場合があり、ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62で出力先ポート番号として設定できないポート番号をテーブルから外す必要がある。
対応方法として、NのハッシュをN−1のハッシュに作りなおすとともに、ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62を書き換える方法がある。書き換える簡単な方法としては、N−1のハッシュ出力からNの剰余を求める演算をN−1の剰余を求める演算に変えることで可能であり、除算時の除数NをN−1に変えることで可能となる。しかしながら、演算結果として得られる値は0からN−2までのN−1種類となり、ポート番号が0からN−2の間のポートに故障があった場合は、N−1のハッシュに変えても出力に故障したポート番号がでてきてしまう可能性があり問題となる。
この対応方法として、ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62から故障したポート番号を取り除いて、0からN−1までの値に変換する。この方法では、NのハッシュをN−1のハッシュに作り直すとともに、ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62を書き換える必要があり、その間はパケットの出力先ポートを決定できないため、パケットの転送そのものを止める問題がある。
このため、対策技術として、Nのハッシュ61はそのままにしておき、ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62を動的に書き換える方法がある。特許文献2では外部のネットワークと複数の処理ノードを有するクラスタネットワークとを接続するハッシュ計算部を備えた装置におけるパケットを処理ノードへの振り分ける方法として、上記ハッシュ値/ポート番号変換テーブル62に相当する宛先制御の分配制御表を備え、故障した処理ノードへのハッシュ内容を他の故障していない処理ノードとなるように前記分配制御表を動的に変更する技術である。
本方法では、分配制御表を動的に変更することにより、上述した欠点は避けることが可能であるが、元々故障などで割り当てをしてはならない使えなくなったポートに振り分けるはずだったパケットが、別の特定のポートに全てふり分けられるため、該当するポートの負荷が非常に大きくなってしまう問題がある。また、動的に書き換えることは装置の処理量の増大を招き、装置資源を有効活用できない問題がある。
特開2003−281109号公報 特開平11−27320号公報
解決しようとする課題は、障害などでパケットの振り分け先として停止する必要のあるポートへの振り分けを防止し、且つ、振り分け先ポートの負荷分散を可能にするパケット振り分け方法及びパケット振り分け装置を実現する点である。
第1の発明は、一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のうち振り分け停止の一つの非選択ポート番号を除いた前記複数Nの出力ポート番号のいずれか一つをパケット出力ポートとするパケット振り分け方法である。
前記アドレス情報と前記非選択ポート番号を受信する。前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、前記選択した番号に前記非選択ポート番号と、数1を加算した結果にモジュロN演算を行う。
第2の発明は、一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け方法である。
前記アドレス情報とパケット振り分け停止の非選択ポート番号を受信する。前記非選択ポート番号がある場合は、前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、前記選択した番号に前記非選択ポート番号と数1を加算した結果にモジュロN演算を行い、前記モジュロN演算の値を前記パケット出力ポートとする。
前記非選択ポート番号が無い場合は、前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択して前記パケット出力ポートとする。
第3の発明は一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nのパケット出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け装置である。
前記パケット振り分け装置は前記送信先アドレス情報を受信する手段と、前記複数Nのパケット出力ポート番号のうち振り分け停止の非選択ポート番号を受信する手段と、前記受信アドレス情報から前記複数Nの出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するNポート振り分け手段と前記受信アドレス情報から前記複数N−1Nの出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するN−1ポート振り分け手段と前記N−1ポート振り分け手段の出力番号に前記非選択ポート番号と数1を加算してモジュロN演算を行うモジュロ演算手段を備える。
第4の発明は請求項1記載のパケット振り分け方法における前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法である。
N−1のハッシュ演算結果を選択する、あるいは、N−1の乱数発生結果を選択する、あるいは、N−1進カウンタの出力を選択する。
第5の発明は請求項2記載のパケット振り分け方法における前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法である。
Nのハッシュ演算結果を選択する、あるいは、Nの乱数発生結果を選択する、あるいは、N進カウンタの出力を選択する、あるいは、アドレス番号を出力ポート番号に変換するテーブル出力のいずれかを選択する。
本発明の効果は、障害などでパケットの振り分け先として停止する必要のある出力ポートへの振り分けを防止し、且つ、振り分け先ポートの負荷分散を行うことができるパケット振り分けの方法及び振り分け装置を提供できる利点がある。
以下、図面を参照して実施態様について述べる。
まず、図3で示す本発明の一実施形態のパケット振り分制御部の構成について、従来例でのパケット振り分けの動作について説明した部分と重複する部分も含め、本発明のパケット振り分け方法について述べる。
パケット振り分け制御部は入力パケットからアドレスを抽出するアドレス抽出部31、抽出したアドレスよりパケットの出力先ポート番号を決定するパケット振り分け部30、入力パケットを一時的に保持するレジスタ32、パケット振り分け部30で決定した出力先ポート番号のポートに入力パケットを出力するスイッチ部22、図1で示す回線終端部24−a、24−bからのリンクダウン信号よりリンクダウン信号を監視し、パケット振り分け部30にパケット振り分け停止の非選択ポート番号を出力すると共に、装置全体の制御を行う装置制御部21で構成する。パケット振り分け部30は入力ポート数に対応する0からMの複数で構成する。図3では各々の信号の流れについては方向のみを示し、以下動作を述べる。
入力パケットをアドレス抽出部31とレジスタ32に入力する。アドレス抽出部31は入力パケットより送信先アドレスを抽出し、パケット振り分け部30に送信する。レジスタ32はパケットを一時的に保持しておく。装置制御部21は各回線終端部からのリンクダウン信号を監視し、振り分け停止と判断した非選択ポートを抽出し、パケット振り分け部30に送信する。複数のリンクダウン信号がある場合、装置制御部21は一つのパケット振り分け部には一つの非選択ポート番号のみ送信するよう制御する。即ち、装置制御部21は一つの非選択ポート番号を複数のパケット振り分け部30に送信するが、一つのパケット振り分け部30には一つの非選択ポート番号のみ送信する。
パケット振り分け部30は、振り分け停止の非選択ポート番号を含む全ポート番号を振り分けて出力するNポート振り分け部41、全Nポートから1ポート除いたN−1のポート番号を振り分けて出力するN−1ポート振り分け部42、N−1ポート振り分け部42の出力から非選択ポート番号kを除く演算を行うモジュロ演算部43、Nポート振り分け部41の出力とモジュロ演算部43の出力のいずれか片方を選択制御する選択制御部44で構成する。
アドレス抽出部31からのアドレスをNポート振り分け部41、N−1ポート振り分け部42に入力する。装置制御部21からの非選択ポート番号をモジュロ演算部43、選択制御部44に入力する。この非選択ポート番号は、振り分け停止の出力ポートが無く、全ての出力ポートが振り分け先ポートとして選択できることを示す情報も含んでいる。
Nポート振り分け部41は、入力アドレス番号より後述する振り分け方法により、振り分け停止の非選択ポート番号を含む全出力ポート先番号のいずれか一つを選択し、選択制御部44に入力する。N−1ポート振り分け部42は後述する振り分け方法により、Nの出力ポート数から1少ないN−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、モジュロ演算部43に入力する。N−1ポート振り分け部42の出力は非選択ポート番号を含む場合もある。
モジュロ演算部43はN−1ポート振り分け部42で選択した出力ポート番号から後述する非選択ポート番号を取り除く演算を行い出力先ポート番号として選択制御部44に入力する。選択制御部44は非選択ポートの番号の有無を識別し、非選択ポート番号がある場合は、モジュロ演算部43からの出力先ポート番号を選択し、非選択ポート番号が無い場合は、Nポート振り分け部41からの番号を出力先ポート番号として選択する。選択した出力先ポート番号を入力パケットの出力先ポート番号としてスイッチ部22に送信する。スイッチ部22はレジスタ32に一時保持してある入力パケットを選択制御部44で選択決定した出力先ポート番号の出力先ポートに出力する。
図4は本発明の一実施形態のパケット振り分け部の構成を示す図である。Nポート振り分け部41はNのハッシュ51−1で構成する。N−1ポート振り分け部42はN−1のハッシュ52−1で構成する。モジュロ演算部43は加算器1 53、加算器2 54、モジュロN演算器55で構成する。
入力パケットから抽出したアドレスをNのハッシュ51−1とN−1のハッシュ52−1に入力する。非選択ポート番号kを加算器1 53に入力する。Nのハッシュ51−1でNのハッシュ演算を行い、0からN−1の値のいずれかを出力先ポート番号として出力する。この出力には非選択ポート番号であるkを含む、0からN−1の全てのポートのいずれか一つを出力する。
一方、N−1のハッシュ52−1にアドレスを入力することにより、Nのハッシュ演算同様に、出力として0からN−2の値を得、モジュロ演算部43に入力する。この0からN−2には演算処理から明らかなように非選択ポート番号kを含む場合もある。
N−1のハッシュ52−1と非選択ポート番号と数“1”の加算を行う。図4では以下の説明上、モジュロ演算部43の加算器1 53、加算器2 54の2段階の加算例を示す。
非選択ポート番号がある場合、入力した非選択ポート番号に“1”を加える演算を加算器1 53で行い、加算結果を加算器2 54に入力し、N−1のハッシュ52−1の出力と加算する。非選択ポート番号が無い場合、加算器2 54の出力はN−1のハッシュ出力と同一である。加算器2 54の出力をモジュロN演算器55に入力する。モジュロN演算器55はモジュロNの演算により、非選択ポート番号を除く0からN−1の入力パケットの出力先ポート番号を決定する。モジュロN演算器55の出力は非選択ポート番号kを含んでいないことは以下の計算式より明らかである。
モジュロN演算器の出力がkとなるN−1のハッシュ出力を(N−x)とすると、以下の計算式が成立つ。
[(N−x)+(k+1)] mod N = (N−x+k+1) mod N =k−x+1=k
これより、x=1となる。
即ち、モジュロN演算器55の出力が非選択ポート番号kになるのはハッシュ出力がN−1の場合である。しかしN−1のハッシュの出力は0からN−2であり、N−1の値を出力することは無く、モジュロN演算器55の出力は非選択ポートkを出力することはない。
図5は本発明の一実施形態のモジュロ演算部の演算例を示す図である。ここではN=7、非選択ポート番号k=3の場合の演算結果を示している。
N=7なので、N−1のハッシュ出力は0から5までの6種類になる。k=3に対しk+1=4を0から5までのそれぞれに加えると、図5の2段目となる。これにN=7の剰余をとった結果が3段目で、3段目を見ると、非選択ポート番号である値3以外の0から5までの値が出力となる。
以上述べたように選択制御部44の出力は非選択ポート番号kを除くN−1のパケット出力ポート先番号を選択する事が出来る。
ハッシュ演算は一つの入力アドレスに対し決まった値を簡単な演算により出力するので、同一のアドレスを有するパケットを常に同一ポートに振り分けることができパケットの順序を保存することができる。
次にNポート振り分け部41、N−1ポート振り分け部42の各々について本発明の他の実施例を述べる。
図6は本発明の一実施形態のNポート振り分け部の他の構成を示す図である。以下同一の機能は同一の機能名称、番号で表す。図4で示したNのハッシュ51−1も併せて示す。
1)はNの乱数発生による方法である。Nのハッシュに替えてNの乱数発生部51−2と、アドレス入力を契機としてNの乱数発生を起動するトリガ発生部56で構成する。Nの乱数発生部51−2は0からN−1までの乱数を発生し、実施例1で示したNのハッシュの出力と同一の機能を実現する。
本方法は、一つのアドレスに対し出力は乱数であり、また、発生乱数の分布を制御することができるので、パケットの性質に適した乱数の分布で定まる負荷分散を行うことができる。
2)はN進カウンタによる方法である。Nのハッシュに替えてN進カウンタ51−3と、アドレス入力を契機としてN進カウンタを起動するトリガ発生部56で構成する。N進カウンタ0からN−1までの値を順次発生し、実施例1で示したNのハッシュの出力と同一の機能を実現する。
本方法は、一つのアドレスに対し、カウンタ出力は入力アドレスの偏りの影響を受けないランダムな値を出力するため、均一な負荷分散を行うことができる。
3)はアドレス/ポート番号変換テーブル51−4による方法である。実施例1で示したNのハッシュの出力と同一の機能を動的に書き換えることなく実現する。
本方法は、アドレスの統計的偏りが予め分かっているパケットに対し、偏りを考慮して変換テーブルを作ることにより、適切な負荷分散を行うことができる。
図7は本発明の一実施形態のN−1ポート振り分け部の他の構成を示す図である。図4で示したN−1のハッシュ52−1も併せて示す。
1)はN−1の乱数発生による方法である。N−1のハッシュに替えてN−1の乱数発生部52−2と、アドレス入力を契機としてN−1の乱数発生を起動するトリガ発生部56で構成する。N−1の乱数発生部52−2は0からN−2までの乱数を発生し、実施例1で示したNの−1ハッシュの出力と同一の機能を実現する。
本方法は、図6の説明における1)のNの乱数発生による方法と同様に、通信するパケット情報の性質に適した乱数の分布で定まる負荷分散を行うことができる。
2)はN−1進カウンタによる方法である。N−1のハッシュに替えてN−1進カウンタ52−3と、アドレス入力を契機としてN−1進カウンタを起動するトリガ発生部56で構成する。N−1進カウンタ0からN−2までの値を順次発生し、実施例1で示したNのハッシュの出力と同一の機能を実現する。
本方法は、図6の説明における2)のN進カウンタによる方法と同様に、均一な負荷分散を行うことができる。
次ぎに図6、図7で述べたNポート振り分け部の構成方法、N−1ポート振り分け部の構成方法の組み合わせについて述べる。
図6で述べたNポート振り分け部の各々の構成方法、図7で述べたN−1ポート振り分け部の各々の構成方法は、個々にその機能を実現できることは上述の説明から明らかである。これより、図6、図7で述べた構成方法を任意の組み合わせで行うことができ、各々異なった性質負荷分散のパケット振り分けを実現する事が出来る。
本パケット振り分け方法を適用する通信ネットワークの構成要素には、通信情報の性質、振り分け先伝送路の容量、振り分け先装置の処理能力など種々差がある。上述の構成方法を組み合わせて対象とする通信ネットワ−クに適切な方法を選択することが出来る。例えば、振り分け先の処理能力が高い装置、低い装置などの差がある場合、あるいは伝送路の容量に差がある場合、その能力に応じて、振り分けの生起確率を制御し、適切な負荷分散のパケット振り分けを実現することができる。
(付記1)
一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のうち振り分け停止の一つの非選択ポート番号を除いた前記複数Nの出力ポート番号のいずれか一つをパケット出力ポートとするパケット振り分け方法であって、
前記アドレス情報を受信し、
前記非選択ポート番号を受信し、
前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
前記選択した番号に前記非選択ポート番号と数1を加算し、
前記加算結果にモジュロN演算を行い、
前記モジュロN演算の値を前記パケット出力ポートとすることを特徴とするパケット振り分け方法。
(付記2)
一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け方法であって、
前記アドレス情報を受信し、
パケット振り分けを停止する非選択ポート番号を受信し、
前記非選択ポート番号がある場合は、前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
前記選択した番号に前記非選択ポート番号と数1を加算し、
前記加算結果にモジュロN演算を行い、
前記モジュロN演算の値を前記パケット出力ポートとし、
前記非選択ポート番号が無い場合は、前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
前記パケット出力ポートとすることを特徴とするパケット振り分け方法。
(付記3)
一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nのパケット出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け装置であって、
前記パケット振り分け装置は
前記送信先アドレス情報を受信する手段と、
前記複数Nのパケット出力ポート番号のうち振り分け停止の非選択ポート番号を受信する手段と、
前記受信アドレス情報から前記複数Nの出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するNポート振り分け手段と、
前記受信アドレス情報から前記複数N−1の出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するN−1ポート振り分け手段と、
前記N−1ポート振り分け手段の出力番号に前記非選択ポート番号と数1を加算してモジュロN演算を行うモジュロ演算手段を備えたことを特徴とするパケット振り分け装置。
(付記4)
付記1記載のパケット振り分け方法であって、
前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法は、
N−1のハッシュ演算結果を選択する、あるいは、
N−1の乱数発生結果を選択する、あるいは、
N−1進カウンタの出力を選択する、
いずれかの方法を選択することを特徴とする付記1記載のパケット振り分け方法。
(付記5)
付記2記載のパケット振り分け方法であって、
前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法は、
Nのハッシュ演算結果を選択する、あるいは、
Nの乱数発生結果を選択する、あるいは、
N進カウンタの出力を選択する、あるいは、
アドレス番号を出力ポート番号に変換するテーブル出力を選択する、
いずれかの方法を選択することを特徴とする付記2記載のパケット振り分け方法。
(付記6)
付記3記載のパケット振り分け装置であって、
前記Nポート振り分け手段は、
Nのハッシュ演算を行うNのハッシュ手段、あるいは、
Nの乱数を発生するNの乱数発生手段、あるいは、
N進カウンタ手段、あるいは、
アドレス番号を出力ポート番号に変換するテーブル手段、
のいずれかの手段を備えることを特徴とする付記3記載のパケット振り分け装置。
本発明の対象とするシステム構成図である。 本発明の対象とするシステム構成の適用例である。 本発明の一実施形態のパケット振り分け制御部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のパケット振り分け部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のモジュロ演算部の演算例を示す図である。 本発明の一実施形態のNポート振り分け部の他の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のN−1ポート振り分け部の他の構成を示す図である。 パケット振り分け部の従来構成を示す図である。
符号の説明
1 通信ネットワーク
2 通信処理装置
3-a〜3-c 通信装置
4-a〜4-b 通信装置
5 インタネット
6 ルータ
7-a〜7-c クライアント
8-a〜8-b 負荷分散装置
9-a〜9-d ウエブサーバ
10 パケット振り分け制御部
11-a〜11-b 回線終端部
12-a〜12-b 回線終端部
21 装置制御部
22 スイッチ部
23-a〜23-b 転送処理部
24-a〜24-b 転送処理部
30 パケット振り分け部
31 アドレス抽出部
32 レジスタ
41 Nポート振り分け部
42 N−1ポート振り分け部
43 モジュロ演算部
44 選択制御部
51−1 Nのハッシュ
51−2 Nの乱数発生
51−3 N進カウンタ
51−4 アドレス番号/ポート番号変換テーブル
52−1 N−1のハッシュ
52−2 N−1の乱数発生
52−3 N−1進カウンタ
53 加算器1
54 加算器2
55 モジュロN演算器
56 トリガ発生
61 Nのハッシュ
62 ハッシュ値/ポート番号変換テーブル

Claims (5)

  1. 一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のうち振り分け停止の一つの非選択ポート番号を除いた前記複数Nの出力ポート番号のいずれか一つをパケット出力ポートとするパケット振り分け方法であって、
    前記アドレス情報を受信し、
    前記非選択ポート番号を受信し、
    前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
    前記選択した番号に前記非選択ポート番号と数1を加算し、
    前記加算結果にモジュロN演算を行い、
    前記モジュロN演算の値を前記パケット出力ポートとすることを特徴とするパケット振り分け方法。
  2. 一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け方法であって、
    前記アドレス情報を受信し、
    パケット振り分けを停止する非選択ポート番号を受信し、
    前記非選択ポート番号がある場合は、前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
    前記選択した番号に前記非選択ポート番号と数1を加算し、
    前記加算結果にモジュロN演算を行い、
    前記モジュロN演算の値を前記パケット出力ポートとし、
    前記非選択ポート番号が無い場合は、前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択し、
    前記パケット出力ポートとすることを特徴とするパケット振り分け方法。
  3. 一つのパケットの送信先アドレス情報から、2以上複数Nのパケット出力ポート番号のいずれか一つを前記パケット出力ポートとするパケット振り分け装置であって、
    前記パケット振り分け装置は
    前記送信先アドレス情報を受信する手段と、
    前記複数Nのパケット出力ポート番号のうち振り分け停止の非選択ポート番号を受信する手段と、
    前記受信アドレス情報から前記複数Nの出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するNポート振り分け手段と、
    前記受信アドレス情報から前記複数N−1の出力ポートのいずれか一つを出力ポート番号として出力するN−1ポート振り分け手段と、
    前記N−1ポート振り分け手段の出力番号に前記非選択ポート番号と数1を加算してモジュロN演算を行うモジュロ演算手段を備えたことを特徴とするパケット振り分け装置。
  4. 請求項1記載のパケット振り分け方法であって、
    前記アドレス情報から複数N−1の出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法は、
    N−1のハッシュ演算結果を選択する、あるいは、
    N−1の乱数発生結果を選択する、あるいは、
    N−1進カウンタの出力を選択する、
    いずれかの方法を選択することを特徴とする請求項1記載のパケット振り分け方法。
  5. 請求項2記載のパケット振り分け方法であって、
    前記アドレス情報から複数Nの出力ポート番号のいずれか一つを選択する方法は、
    Nのハッシュ演算結果を選択する、あるいは、
    Nの乱数発生結果を選択する、あるいは、
    N進カウンタの出力を選択する、あるいは、
    アドレス番号を出力ポート番号に変換するテーブル出力を選択する、
    いずれかの方法を選択することを特徴とする請求項2記載のパケット振り分け方法。
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