JP2005274460A - 近接場光学顕微鏡及びそれを用いた偏光評価方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被観察物からの偏光を観察できる新規な近接場光学顕微鏡及びそれを用いた偏光評価方法を提供する。
【解決手段】 照明光源11からの偏光を、偏光制御部12及び偏光保持ファイバー12を介して被観察物2へ入射する入射光学系10と、被観察物2を載置し走査する走査部ステージ3と、被観察物2からの近接場光を偏光保持ファイバープローブ21に入射させ、偏光保持ファイバープローブ21から偏光保持された出射光が偏光子22を介して光検知器23により検出されて近接場光信号23aを得る近接場光検出光学系20と、走査部ステージ3を制御し、近接場光信号23aが入力される制御系30と、を含む近接場光学顕微鏡1であって、走査部ステージ3の位置データと近接場光信号データ23aとにより被観察物2からの偏光近接場光分布を得る。
【選択図】 図1
Description
図8は従来のプリズムカプラーによる光導波路の観察方法を模式的に示す図である。図8において、光導波路100のコア部100aにプリズムカプラー101を押し当てて、屈折率差を無くして光を取り出している。また、図8下部にその光導波路のコア部100a及びプリズムカプラー101の断面図を示している。光導波路を伝播する光103において、例えば、光導波路にある欠陥部104がある場合には、その欠陥による散乱光105がプリズムカプラー101を介して出射光105となり、汎用の光学顕微鏡で観察される。
最近になり、近接場光学顕微鏡を用いた導波路−集光モードによる観察が報告され、光導波路の欠陥が散乱を引き起こすことが明らかになった(非特許文献1参照)。ここで、近接場光とは、光の波長よりも短い開口端へ入射するか又は出射する光であり、近年光波長以下の分解能を有する光源や、光波長よりも短い領域からへの光を検知するプローブとしての応用研究が推進されている。
に入射させ、偏光保持ファイバープローブから偏光保持された出射光が偏光子を介して光検知器により検出されて近接場光信号を得る近接場光検出光学系と、走査部ステージを制御し、近接場光信号が入力される制御系と、を含む近接場光学顕微鏡であって、走査部ステージの位置データと近接場光信号データとにより被観察物からの偏光近接場光分布を得ることを特徴とする。
この構成によれば、偏光光を被観察物に入射させ、被観察物からの散乱光の偏光成分を偏光保持ファイバープローブにより取り出し、さらに偏光子で分離を行って偏光を検出する。この偏光の光強度分布は、偏光保持ファイバーを走査することにより得ることができる。
したがって、本発明の近接場光学顕微鏡によれば、偏光保持ファイバープローブを極小のプリズムカプラーとして用いることにより光の波長よりも短い領域を高い空間分解能で観察することができる。
制御部の高さ検出手段は、好ましくは、レーザー光源とレーザー光源の検知器とから成る。また、制御部は、好ましくは、被観察物からの偏光近接場光分布と原子間力像を処理する画像処理部を備える。
上記構成によれば、偏光保持ファイバープローブの先端部がカンチレバーであるので、被観察物の高さデータから被観察物の高さ像をも得ることができる。また、被観察物の高さ像及び偏光近接場光像が、画像処理されるので利便性が向上する。
上記構成において、被観察物からの偏光は、好ましくは、被観察物からの欠陥又は歪に起因する偏光である。また、好ましくは、被観察物への入射偏光が直線偏光であり、被観察物から偏光保持ファイバープローブに入射されて出力する光が、さらに、偏光子により直線偏光制御される。
上記構成によれば、光導波路などの欠陥や歪に起因する偏光を、本発明の偏光を観察できる近接場光学顕微鏡を用いて光の波長以下の高分解能で検出できる。したがって、従来の方法では検出されず、影響がないものとして考えられていた光導波路近傍の欠陥や光の伝播状態に与える影響を、直接的、かつ鮮明に観察することができる。
これにより、光導波路などの欠陥などに関する詳細な情報を光導波路作製技術へフィードバックし、その作製技術の向上を図ることができる。
最初に、本発明による第1の実施形態に係る近接場光学顕微鏡について説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態による近接場光学顕微鏡の構成を示す模式図である。図1において、近接場光学顕微鏡1は、入射光学系10と、被観察物2からの偏光した近接場光を検出する近接場光検出光学系20と、近接場光を検出する偏光保持ファイバープローブなどを制御する制御系30と、被観察物2を載置する走査ステージ3を含み構成されている。
照明光源11は、例えばレーザー光源で、出射したレーザー光は、偏光制御部12によりその偏光が制御される。そして、レンズなどを介して偏光保持ファイバー13に入射する。レーザー光源の波長は、400nmから700nm程度の波長でよい。ここで、照明光源11として直線偏光のレーザー光源を用いれば、偏光制御部12は、省略することができる。
また、偏光制御部12は、偏光子やカプラーなどで構成されている。この偏光制御部12は、制御系30により制御されてもよい。
なお、偏光保持ファイバー13は接着剤4などで固定されている。また、この偏光保持ファイバー13の出射側は、レンズや屈折率を整合させる光学ジェルなどの集光部材5を介して被観察物2と結合されている。
図に示すように、偏光保持ファイバー13は、コア13aとクラッド13bと被覆13cとからなる光ファイバー構造に、さらに、コア13aを中心とするXY座標のX軸方向で、かつ、コア13aの両側に円状の応力印加部13d,13dが、クラッド13b中に埋め込まれた構造であり、PANDAファイバー(Polarization AND Attenuation reducing opitical Fiber)とも呼ばれている。この偏光保持ファイバー13は、応力印加部13d,13dからの応力により、光が伝播するコア13a部分には屈折率の異方性が生じる。この際、進相軸(Y軸方向)と遅相軸(X軸方向)に平行な直線偏光成分は保持される。また、応力が引加されていない場合には、偏光保持ファイバー13に入射する光の直線偏光成分を保ちながら伝播させることができる。
近接場光検出光学系20は、偏光保持ファイバープローブ21と、偏光子22と、光検知器23とからなっている。
偏光保持ファイバープローブ21は、偏光保持ファイバー13を用い、その先端が被観察物2に近接する近接場光探針となるように、その先端部21aが細く加工されている。被観察物2からの近接場光は、その偏光が保持されて偏光保持ファイバープローブ21を伝播し、偏光子22へ出射する。そして、偏光子22により所定の偏光成分だけが、光検
知器23に入射し、増幅される。
光検知器23としては、上記の近接場光を検知できる高感度検知器を用いることが好ましい。例えば、光電子倍増管(フォトマルチプライヤ)やアバランシェフォトダイオードなどを使用できる。光検知器23は、S/N比(信号対雑音比)を向上させるために、雑音を減らすように、例えば、液体窒素やペルチェ素子を使用した冷却装置で冷却してもよい。
被観察物2に照射される光は、照明光源11からの光が偏光制御部12により所定の偏光に制御され、偏光保持ファイバー13の一端に入射される。そして、偏光保持ファイバーの他端から出射した光が、被観察物2に入射される。被観察物2からの偏光成分は、偏光保持ファイバープローブ21により近接場光として検知され、その偏光成分が偏光保持ファイバープローブ21の出力側に配置された偏光子22で分離され、光検知器により増幅され近接場光信号23aとなる。この近接場光信号23aの強度分布は、被観察物2の走査(X,Y)により各測定点の近接場光信号23aを取得することで得られる。このため、本発明の近接場光学顕微鏡1は、偏光近接場光学顕微鏡として動作する。
このように、本発明の近接場光学顕微鏡1は、偏光近接場光学顕微鏡及び原子間力顕微鏡として動作する。これにより、被観察物からの偏光を、近接場光で光の波長以下の高分解能で観察することができる。また、被観察物の高さ像を同時に得ることができる。したがって、近接場光像と高さ像を対比することにより、被観察物からの偏光の発生箇所を容易に観察できる。
図3は、本発明の第2の実施形態の近接場光学顕微鏡を用いた偏光評価方法に用いる故意に欠陥を導入した光導波路を模式的に示す図であり、(a)は光導波路に欠陥を導入する斜視図、(b)は、欠陥導入部の拡大平面図である。
図において、被観察物2である光導波路40は、光導波路となるコア部40aとクラッド部40bとから成る。そのクラッド部40bに、ビッカース硬度計のダイヤモンド圧子42を用いて圧痕(インデンテーション)43を打ち込んで、光導波路となるコア部40a近傍に欠陥44を導入している。なお、この欠陥44は、コア部40aの右側面に導入されるものとして、以下説明する。
図4は、偏光近接場光学顕微鏡像の模式図であり、それぞれ、(a)は入射光が水平偏光(TE)波の場合を、(b)は入射光が垂直偏光(TM)波の場合を示している。
図において、入射光45は、圧痕43が導入された光導波路のコア部40aに入射し、その出力光が偏光子22(図1参照)により取り出される際の様子を示している。図では、入射光45の直線偏光を水平偏光波46,垂直偏光波47とし、また、偏光子22の取り込み偏光48が0°,偏光子22の取り込み偏光49を90°として示している。
図4(a)は、入射光45が水平偏光46の場合であり、偏光子による取り込み偏光48,49が0°及び90°の場合を示している。
いずれの取り込み偏光48,49の場合も、光導波路のコア部40aにおいて、近接場光50の欠陥近傍光50a及び欠陥のない領域50bの近接場光強度分布は、ほぼ同じである。これは、水平偏光46と、欠陥44が同一面にないためである。
この現象は、上記の水平偏光46の場合とは異なり、垂直偏光47と、欠陥44が同一面にあるためである。これにより、垂直偏光47が、欠陥44とが相互干渉し、近接場光50の強度が変化する。
ーとして用いることで、光導波路40に欠陥44がある場合に、欠陥44における偏光の変化を光導波路40に生じる近接場光50の偏光強度変化として検出することができる。このため、光の波長よりも短い領域を高い空間分解能で観察することができる。
ここで、偏光保持ファイバープローブ21の大きさ、即ち分解能は10nm〜30nmとすることができるので、通常の光学顕微鏡の場合の波長オーダー(例えば、0.5μm)よりも、著しく高い分解能を得ることができる。したがって、光導波路40に生じている欠陥44の発生個所やその数を、直ちに判別することができる。
さらに、光導波路以外には、光通信用の発光・受光素子,波長分波・合波素子,光スイッチング素子,光演算用集積回路,フォトニクス結晶などに生じる欠陥や歪を偏光評価方法により評価することができる。
これにより、本発明の近接場光学顕微鏡を用いた偏光評価方法によれば、外観検査では観察することができない内部の亀裂や、光の伝播に影響を与える屈折率分布変化のような、形状からは観察できない欠陥や歪に起因する偏光を観察することができる。具体的には光導波路や光集積回路の研究や製品検査に用いることができる。
入光光学系10において、照明光源11として半導体レーザーダイオード励起によるNd:YAGレーザーによる第2次高調波(波長532nm)を用い、偏光制御部12において直線偏光を得て、偏光保持ファイバー13に入光させた。この偏光保持ファイバー13は、直径125μmの石英製のPANDAファイバーであり、Geを添加したコア部の直径が3.5μm±1μm、B2 O3 を添加した応力引加部の直径が40μmである。走査ステージ3には、平板型ピエゾスキャナーを用い、X,Y,Z方向の走査を行った。
図5は、溶融引き伸ばし法による、(a)偏光保持ファイバープローブ21の製作方法を模式的に示す図と、(b)製作した偏光保持ファイバープローブの先端部21aの拡大写真である。
図5(a)に示すように、炭酸ガスレーザー60の焦点60aにPANDAファイバー13Aを通すことで熱溶融させ、下方へ引き伸ばすことで先鋭化した(図5(a)の下向き矢印↓参照)。そのとき先端を曲げることで原子間力顕微鏡のカンチレバーの役目を果たさせた(図5(a)の右側の図参照)。このようにして製作した偏光保持ファイバープローブの先端部21aの表面は、スパッター装置によりCo,Al,Auをそれぞれ、数nm、数100nm、数100nmの厚さに斜め蒸着し、反射層とした(図5(b)参照)。
被観察物2である有機光導波路40は、シリコン(Si)基板上に、スピンコート法、光リソグラフィ法、そして反応性イオンエッチング法などを用いて作製した。有機光導波路40の材料は重水素化フッ素化ポリメチルメタクリレート(d−PFMA)であり、クラッド部40bを含めた膜厚は25μmであり、導波路となるコア部40aの幅及び厚さは6μmである。そして、欠陥からの影響を調べるために、試料表面側から光導波路のコア部40a近傍にビッカース硬度計の圧子42を用いて圧痕43を打ち込んだ。打ち込み時の配置は、圧子42の菱面が導波路に平行になるように打ち込み、コア部40aの右側面に欠陥44を導入した(図3参照)。
また、有機光導波路40は、作製後に光導入部を除いて観察する領域のみを再度エッチングし、この部分に偏光保持ファイバープローブ21を接近させ観察を行った。また、偏光保持ファイバー13の偏光出力の被観察物となる有機光導波路40への導光は、偏光保持ファイバー13の出力端を有機光導波路40に直結することで行った。具体的には、半導体励起Nd:YAGレーザー(波長532nm)からの光を入射させ、偏光保持ファイバー13の調芯後、屈折率を整合させる光学ジェル5を界面に塗布し、低収縮エポキシ系接着剤4で偏光保持ファイバー13を固定した。
図6は、実施例2の有機光導波路の近接場光学顕微鏡像を示す写真であり、それぞれ、(a)は表面高さ像、(b)は入射光が水平偏光で取り込み偏光が0°のときの偏光近接場光像、(c)は入射光が水平偏光で取り込み偏光が90°のときの偏光近接場光像、(d)は入射光が垂直偏光で取り込み偏光が0°のときの偏光近接場光像、(e)は入射光が垂直偏光で取り込み偏光が90°のときの偏光近接場光像を示している。
図6(a)の表面高さ像からは、上部水平方向の光導波路のコア部40aと、圧痕43の大きさは一辺約40μmの正方形であることが分かるが、圧痕43自身は光導波路のコア部40aにかかっておらず、外観からは影響が無いと判断される状態である。
一方、取り込み偏光49が90°のときは、圧痕43による欠陥44に近い側50aで光の強度が弱く、遠い側50bでは近接場光50の強度が強くなり、取り込み偏光48が0°の場合の光強度分布とは、逆転していることが分かる(図6(e)参照)。ここで、注目すべき点は、図6(d)及び(e)で、その光強度分布が反転していることである。従来の光ファイバーではファイバー内の偏光が保持されないので、このような光強度分布が観察できなかった。
実施例2で説明した有機光導波路40を汎用の光学顕微鏡により観察した。図7は、比較例による有機光導波路40の汎用光学顕微鏡像を示す写真である。
図から明らかなように、左右に横断している細い線が有機光導波路のコア部40aであり、幅は6μmである。また、中央の正方形部分が圧痕43であり、その大きさは一辺約40μmの正方形で、それ自身は有機光導波路40のコア部40aにかかっておらず、外観からは影響が無いと判断される状態である。このように汎用光学顕微鏡による外観観察では、圧痕43により導入した欠陥44よる有機光導波路40への影響を観察することができなかった。
2:被観察物
3:走査ステージ
4:接着剤
5:集光部材(光学ジェル)
10:入射光学系
11:照明光源
12:偏光制御部
13,13A:偏光保持ファイバー(PANDAファイバー)
13a:コア
13b:クラッド
13c:被覆
13d:応力引加部
20:近接場光検出光学系
21:偏光保持ファイバープローブ
21a:偏光保持ファイバープローブの先端部
22:偏光子
23:光検知器
23a:近接場光信号
30:制御系
31:走査ステージ制御部
32:電子計算機(パーソナルコンピュータ)
33:画像処理装置
35:高さ検出手段
36:レーザ光源
37:検知器(フォトダイオード)
37a:検知器(フォトダイオード)出力
40:光導波路(有機光導波路)
40a:光導波路(有機光導波路)のコア部
40b:光導波路(有機光導波路)のクラッド部
42:圧子
43:圧痕
44:欠陥
45:入射光
46:水平(TE)偏光
47:垂直(TM)偏光
48:取り込み偏光(0°)
49:取り込み偏光(90°)
50:近接場光
50a:欠陥近傍の近接場光
50b:欠陥のない領域の近接場光
60:炭酸ガスレーザー
60a:焦点
Claims (8)
- 照明光源からの偏光を、偏光制御部及び偏光保持ファイバーを介して被観察物へ入射する入射光学系と、
上記被観察物を載置し走査する走査部ステージと、
上記被観察物からの近接場光を偏光保持ファイバープローブに入射させ、該偏光保持ファイバープローブからの偏光保持された出射光が、偏光子を介して光検知器により検出されて近接場光信号を得る近接場光検出光学系と、
上記走査部ステージを制御し、上記近接場光信号が入力される制御系と、を含む近接場光学顕微鏡であって、
上記走査部ステージの位置データと上記近接場光信号データとにより被観察物からの偏光近接場光分布を得ることを特徴とする、近接場光学顕微鏡。 - 前記偏光保持ファイバープローブの先端部がカンチレバーを兼ねるように構成され、さらに、前記制御部が上記カンチレバーの高さを検出するための高さ検出手段と、を備え、上記高さ検出手段の出力が前記走査部ステージの制御部に入力されてフィードバック制御され、前記走査部ステージの位置データと上記高さデータとにより前記被観察物からの原子間力像を得ることを特徴とする、請求項1に記載の近接場光学顕微鏡。
- 前記制御部の前記高さ検出手段が、レーザー光源と該レーザー光源の検知器とから成ることを特徴とする、請求項2に記載の近接場光学顕微鏡。
- 前記制御部が、前記被観察物からの前記偏光近接場光分布と前記原子間力像を処理する画像処理部を備えることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の近接場光学顕微鏡。
- 前記制御部が、前記偏光制御部及び偏光子の直線偏光を制御することを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の近接場光学顕微鏡。
- 被観察物の偏光評価方法において、
請求項1乃至5の何れかに記載の近接場光学顕微鏡を使用して、前記被観察物からの偏光を観察することを特徴とする、近接場光学顕微鏡を用いた偏光評価方法。 - 前記被観察物からの偏光が、前記被観察物からの欠陥又は歪に起因する偏光であることを特徴とする、請求項6に記載の近接場光学顕微鏡を用いた偏光評価方法。
- 前記被観察物への入射偏光が直線偏光であり、前記被観察物から前記偏光保持ファイバープローブに入射されて出力する光が、さらに、前記偏光子により直線偏光制御されることを特徴とする、請求項6又は7に記載の近接場前記光学顕微鏡を用いた偏光評価方法。
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