JP2005271406A - 情報処理装置、リモートメンテナンスシステム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、リモートメンテナンスシステム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 個々のユーザのコメントなどをリモートメンテナンス情報の一部として格納し、必要に応じてこれらの情報をホスト装置へ送信できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 パソコンなどのホスト装置2から印刷装置1に対して印刷データにユーザコメント情報を付加して送信すると、印刷装置1は、印刷データによって所定の印刷を行うと共に印刷データからユーザコメント情報を分離抽出して格納部へ格納する。ユーザコメント情報は、一般のメンテナンス情報ではなく、ユーザの要望やコメントなどである。印刷装置1は、メンテナンスサーバ5からメンテナンス情報の送信要求があると、その送信要求に対応するユーザコメント情報を格納部から取り出し、そのユーザコメント情報をメンテナンス情報としてLAN3及びネットワーク網4を経由してメンテナンスサーバ5へ送信する。これにより、メンテナンスサーバ5は印刷装置1のリモートメンテナンスを行うことができる。また、印刷装置1はユーザコメント情報を印刷することもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続して電子メールなどによってメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能を備えたネットワークプリンタ、フアクシミリ、複合機等の情報処理装置、この情報処理装置を用いたリモートメンテナンスシステム、及びこの情報処理装置のリモートメンテナンス機能をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来より、複写機などは、特定のアカウントが指定された場合には、入力画像を特殊領域に格納して印刷処理を実行しないように構成されている。そして、ホスト装置より画像情報が要求された場合は、複写機などの特殊領域に格納されている画像情報がホスト装置へ送信される。このような機能により、例えば、サービスマンがメンテナンス情報を複写機に格納しておき、必要に応じて、サービスマンが遠隔地のホスト装置より該当するメンテナンス情報を取り出すことが可能となる。例えば、下記特許文献には、画像形成装置のサービス領域に格納されているメンテナンス情報を遠隔地のホスト装置側で一元管理し、サービスマンが必要に応じてホスト装置から所望のメンテナンス情報を取り出し、調査・解析を行う技術が開示されている。また、印刷装置の記憶領域に故障履歴情報、故障頻度情報、部品交換時期情報などを格納し、サービスマンが必要に応じてこれらの情報を取り出してフィールドから持ち帰り、遠隔地において調査・解析を行う技術も開示されている。
このようなリモートメンテナンス機能を持つ複写機などの情報処理装置においては、通知対象となる情報(例えば、メンテナンス情報)は、情報処理装置自身があらかじめ定められた基準に基づいて自動的に生成する。また、特定のアカウントを指定することによって、通知対象となる情報(メンテナンス情報など)に所望の付加情報を加えることができる機能を備えた情報処理装置も存在する。
特開平5−318887号公報
しかしながら、上記のような従来の技術では、情報処理装置を使用している一般ユーザが抱えている情報や意見などをメンテナンス情報としてホスト装置側へ通知することはできない。つまり、ホスト装置は、それぞれの情報処理装置の個別情報を受信して一元管理することはできない。このため、情報処理装置自体では検出することができていないような軽度の障害や、情報処理装置を日常的に使用しているユーザが抱えている使い勝手上の不満や要望などを、ホスト装置側がメンテナンス情報として把握してリモートで一元管理することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、個々のユーザのコメントなどをリモートメンテナンス情報の一部として格納し、必要に応じてこれらの情報を上位装置であるホスト装置へ送信することができる情報処理装置、この情報処理装置を用いたリモートメンテナンスシステム、及びこの情報処理装置のリモートメンテナンス機能をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続され、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能を有した情報処理装置であって、上位装置から受信したジョブデータを解析すると共にジョブデータに付加されているユーザコメント情報を分離抽出する解析部と、解析部で分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納部と、外部機器に対して、格納部に格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信部と備えたことを特徴とする。
本発明の情報処理装置によれば、上位装置からジョブデータと共にこのジョブデータにユーザコメント情報を付加して送信されると、情報処理装置の解析部がユーザコメント情報のみを分離抽出して格納部に格納しておく。したがって、情報処理装置のメンテナンス情報送信部は、必要に応じて、格納部に格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報として、外部機器(例えば、メンテナンスサーバ)へ送信することができる。これによって、外部機器(メンテナンスサーバ)は、情報処理装置自身では検出することができないが、ユーザが気づいた軽微な異常やユーザが情報処理装置を使用するときの使い勝手上の不満や不都合などをメンテナンス情報とし吸収し、リモートメンテナンス情報の一部として取り扱うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、ネットワークに接続され、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能を有した情報処理装置であって、ネットワークプロトコルの制御を行うと共に上位装置から受信したジョブデータに付加されているユーザコメント情報を分離抽出するネットワーク制御部と、ネットワーク制御部で分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納部と、外部機器に対して、格納部に格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信部と備えたことを特徴とする。
本発明の情報処理装置によれば、上位装置からジョブデータと共にこのジョブデータにユーザコメント情報を付加して送信されると、情報処理装置の入力側にあるネットワーク制御部が、ジョブデータの受信段階でユーザコメント情報を分離抽出して格納部に格納しておく。したがって、情報処理装置のメンテナンス情報送信部は、必要に応じて、格納部に格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報として、外部機器(メンテナンスサーバ)へ送信することができる。つまり、本発明の情報処理装置によれば、受信したジョブデータを解析部に送信しなくても、入力側にあるネットワーク制御部がジョブデータからユーザコメント情報を分離抽出するので、従来の情報処理装置に搭載されている解析部の解析モジュールをそのまま流用することができる。よって、情報処理装置のコストを上げることなく、情報処理装置に対してリモートメンテナンス機能を実現させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置に係り、メンテナンス情報送信部は、あらかじめ定められた条件を契機として外部機器へユーザコメント情報を送信することを特徴とする。つまり、本発明の情報処理装置によれば、あらかじめ外部機器へユーザコメント情報を送信するタイミングを決めておけば、サービスマンは、必要なときに情報処理装置から外部機器へユーザコメント情報を送信し、リモートで情報処理装置のメンテナンスを行うことができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置に係り、あらかじめ定められた条件は、外部機器からの送信要求、あらかじめ設定した時刻の到来、メンテナンス情報の格納領域の容量限界、またはオペレータによる情報処理装置の操作の何れかであることを特徴とする。つまり、本発明の情報処理装置によれば、外部機器から送信要求があったときや、所定の時刻がきたときや、メンテナンス情報の格納領域の容量が限界に達したときや、サービスマンが必要に応じて情報処理装置を操作したときに、情報処理装置から外部機器へユーザコメント情報を送信することができる。これによって、サービスマンがメンテナンス時期を管理しなくても所定の時期に定期点検などを行うことができる。また、必要なときに、情報処理装置側から外部機器へユーザコメント情報を送信することができるので、情報処理装置内のメンテナンス情報格納領域のメモリ容量を小さくすることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報処理装置に係り、メンテナンス情報送信部が送信するユーザコメント情報および外部機器からの送信要求は電子メールによって送受信されることを特徴とする。つまり、本発明の情報処理装置によれば、外部機器からの送信要求や情報処理装置からのユーザコメント情報を電子メールでインターネットを介して送受信することができるので、サービスマンは随時ユーザコメント情報を取得して、外部機器(メンテナンスサーバ)から情報処理装置のリモートメンテナンスを行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置に係り、メンテナンス情報送信部およびネットワーク制御部は公衆電話回線網を介して外部機器と接続されていることを特徴とする。つまり、本発明の情報処理装置によれば、情報処理装置は公衆電話回線網を介して外部機器に接続されているので、サービスマンは、外部機器(メンテナンスサーバ)を何処へ持っていっても、その外部機器を公衆電話回線網に接続すれば情報処理装置のリモートメンテナンスを行うことができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報処理装置に加えて、情報処理装置は、さらに、ユーザコメント情報を印刷する印刷部を備えていることを特徴とする。つまり、本発明の情報処理装置によれば、情報処理装置のメンテナンス情報格納領域に蓄えられていたユーザコメント情報をレポートとして印刷することができるので、リモートメンテナンスの機能を活用できない場合であっても、サービスマンはユーザコメント情報の内容を知ることができる。
また、請求項8に記載の発明は、情報処理装置、この情報処理装置にジョブデータを送信するホスト装置、およびこの情報処理装置に対してリモートでメンテナンスを行うメンテナンスサーバがネットワークに接続されたリモートメンテナンスシステムであって、ホスト装置は、ジョブデータにユーザコメント情報を付加して送信する付加手段を備え、情報処理装置は、ホスト装置から受信したジョブデータからユーザコメント情報を分離抽出する分離抽出手段と、分離抽出手段によって分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納手段と、メンテナンスサーバに対して、格納部に格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信手段とを備え、メンテナンスサーバは、情報処理装置からユーザコメント情報を受信し、そのユーザコメント情報に対応するメンテナンスを実行するメンテナンス実行手段を備えることを特徴とする。
本発明のリモートメンテナンスシステムによれば、サービスマンが、パソコンなどのホスト装置からジョブデータと共にこのジョブデータにユーザコメント情報を付加して送信すれば、情報処理装置は、ジョブデータによって所望の処理を実行すると共にユーザコメント情報のみを分離抽出して格納しておく。したがって、情報処理装置は、必要に応じて、格納されているユーザコメント情報をメンテナンス情報としてメンテナンスサーバへ送信することができる。これによって、メンテナンスサーバは、情報処理装置自身では検出することができないが、ユーザが気づいた軽微な異常やユーザが情報処理装置を使用するときの使い勝手上の不満や不都合などをメンテナンス情報として取り扱うことができる。
また、請求項9に記載の発明は、情報処理装置をネットワークに接続し、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能をコンピュータに実行させるプログラムであって、情報処理装置が、上位装置から受信したジョブデータよりユーザコメント情報を抽出する手順と、抽出されたユーザコメント情報を格納する手順と、格納されたユーザコメント情報をメンテナンス情報として外部機器へ送信する手順とを実行するようにコンピュータに処理させるプログラムである。つまり、本発明によれば、情報処理装置のリモートメンテナンス機能をコンピュータに実行させることができるので、リモートメンテナンスシステムの構築を容易に行うことができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のプログラムに、さらに、情報処理装置がユーザコメント情報を印刷する手順を追加したことを特徴とする。つまり、本発明によれば、若干のプログラムを追加するのみで、ユーザコメント情報をレポートとして印刷することもできる。
本発明の情報処理装置によれば、情報処理装置自身では検出することができないが、ユーザが気づいた軽微な異常やユーザが情報処理装置を使用するときの使い勝手上の不満や不都合などをメンテナンス情報として吸収し、リモートメンテナンス情報の一部として取り扱うことができる。これにより、情報処理装置に致命的な障害が発生する前にサービスマンを現場に派遣させたり、ユーザの使い勝手上の不満や不都合を早期に解決するする情報処理装置及びリモートメンテナンスシステムを構築することができる。また、情報処理装置の入力側でジョブデータからユーザコメント情報を分離抽出できるようにすれば、解析部の機能をアップさせる必要はない。したがって、従来の情報処理装置に搭載されている解析部の解析モジュールをそのまま流用することができるので、情報処理装置をコストアップさせることなくリモートメンテナンス機能を搭載した情報処理装置を構築することができる。
また、本発明の情報処理装置によれば、外部機器(メンテナンスサーバ)からユーザコメント情報の取得が実行されるのを待つことなく、サービスマンが必要とするときに、情報処理装置側からメンテナンスサーバへユーザコメント情報を送信することができる。このため、情報処理装置内のメンテナンス情報格納領域のメモリ容量が小さくても、その格納領域が一杯になる前に、蓄えられたユーザコメント情報をメンテナンスサーバへ送信することができるので、メンテナンス情報格納領域の容量不足によってユーザコメント情報が保存できないという事態を回避することができる。また、情報処理装置のメンテナンス情報格納領域に蓄えられていたユーザコメント情報をレポートとして印刷することができるので、リモートメンテナンスの機能を活用できない場合であっても、サービスマンはユーザコメント情報の内容を知ることができる。
以下、図面を参照して、本発明における情報処理装置の実施の形態の幾つかを詳細に説明するが、以下の実施の形態では情報処理装置として印刷装置を用いた場合について説明する。なお、各実施の形態において重複する説明は可能な限り省略するが、フローチャートなどにおいて、各実施の形態で重複する部分と重複しない部分がある場合は、一連の流れの理解を容易にするために重複して説明する場合もある。また、図面についても、各実施の形態で共通する場合は同一図面を使用することにする。
≪第1の実施の形態≫
<リモートメンテナンスシステム>
まず、本発明の理解を容易にするために、情報処理装置(つまり、印刷装置)を用いてリモートメンテナンスを行うリモートメンテナンスシステムの概要について説明する。図1は、本発明におけるリモートメンテナンスシステムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の印刷装置1と上位装置であるホスト装置2が、LAN(Local Area Network)3を経由してネットワーク網4に接続されている。また、ネットワーク網4には、印刷装置1のメンテナンス情報をリモートで一元管理するメンテナンスサーバ5が接続されている。ホスト装置2は、ユーザが使用しているパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと云う)やワークステーションなどであって、LAN3を経由して印刷装置1に印刷データを送信する機能を有している。また、メンテナンスサーバ5は、ネットワーク網4を経由して印刷装置1よりメンテナンス情報を取得してリモートメンテナンスを実現させる機能を有している。なお、図1では、メンテナンスサーバ5は印刷装置1の属するネットワーク(つまりLAN3)とは別のネットワーク網4に属している状態を示しているが、メンテナンスサーバ5は印刷装置1と同じネットワーク(つまり、LAN3)に接続されていてもよい。
次に、図1に示すリモートメンテナンスシステムの動作の概要を説明する。パソコンなどのホスト装置2から印刷装置1に対して印刷データにユーザコメント情報を付加して送信すると、印刷装置1は、印刷データによって所定の印刷を行うと共に印刷データからユーザコメント情報を分離抽出して格納部へ格納する。ユーザコメント情報は、一般のメンテナンス情報ではなく、ユーザの要望やコメントなどである。印刷装置1は、メンテナンスサーバ5からメンテナンス情報の送信要求があると、その送信要求に対応するユーザコメント情報を格納部から取り出し、そのユーザコメント情報をメンテナンス情報としてLAN3及びネットワーク網4を経由してメンテナンスサーバ5へ送信する。これにより、メンテナンスサーバ5は印刷装置1のリモートメンテナンスを行うことができる。また、印刷装置1はユーザコメント情報を印刷することもできる。
<印刷装置の構成>
図2は、本発明における印刷装置の構成を示すブロック図である。印刷装置1は、各部の制御を行う主制御部11、制御プログラムを格納するプログラム格納部12、登録データやメンテナンス情報の通知先を格納する設定/登録情報格納部(格納部)13、印刷を実行する印刷部14、印刷データの解析を行う解析部15、印刷バッファとして使用されるワークメモリ16、ユーザが印刷操作を行う操作部17、外部機器との間でデータの送受信を行うインタフェース部(メンテナンス情報送信部)18、及びネットワークとの間で通信制御を行うネットワーク制御部19を備えた構成となっている。
次に、印刷装置の構成要素における各部の機能をさらに詳しく説明する。主制御部11は、プログラム格納部12に格納された制御プログラムにしたがって印刷装置1全体の制御を行う。プログラム格納部12は、主制御部11によって実行される各種の制御プログラムを格納している。設定/登録情報格納部13は、印刷装置1を動作させるための各種の登録データを格納すると共に、メンテナンス情報の通知先の登録情報を格納している。なお、設定/登録情報格納部13はメンテナンス情報の通知先を複数登録することも可能である。さらに、通知先ごとに通知対象の情報の種類と通知タイミングを設定することも可能である。
印刷部14は、ネットワーク制御部19あるいはインタフェース部18を経由してホスト装置2より送信されてきた印刷ジョブを記録紙などに印刷する機能を有している。なお、印刷部14は、独自のCPUを持っていて主制御部11と協調して印刷動作を制御する機能を持つ場合と、主制御部11が印刷部14を直接制御して印刷動作を行う場合とがある。解析部15は、インタフェース部18やネットワーク制御部19を介してホスト装置2から受信した印刷データを解析し、必要に応じて印刷データの翻訳などを施したのちにその印刷データを印刷部14へ送信する機能を有している。
ワークメモリ16は、印刷装置1の動作中に一時的に使用される各種画像のワークメモリとして使用される。このワークメモリの中には、印刷部14で印刷される画像を一時的にビットマップに展開するための印刷バッファも含まれている。操作部17は、印刷装置1とユーザとの間のオペレータインタフェースとなる部分であり、各種の操作キーや各種の表示器などを備えている。インタフェース部18は、例えば、プリンタなどを接続するパラレルポートであるセントロニクスインタフェース(IEEE1284)やUSB(Universal Serial Bus)などであって、外部機器と印刷装置1との間で制御情報や印刷ジョブを送受信するための各種のインタフェース機能を有している。なお、インタフェース部18は主制御部11によって制御される。ネットワーク制御部19は、接続されているネットワーク(例えば、LAN)との間で行われる通信を制御する機能を有し、電子メールの送受信制御などネットワークプロトコルの制御を行う。
<印刷装置の動作>
次に、フローチャートを用いて第1の実施の形態における印刷装置の動作を説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザコメント情報の格納処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートはホスト装置2と印刷装置1との間で行われるユーザコメント情報の流れを示している。第1の実施の形態では、ユーザが上位装置であるホスト装置2から印刷データ(ジョブデータ)と共に送信した任意のコメントを印刷装置1のメンテナンス情報格納領域に格納し、さらに、ユーザのコメントを含めたメンテナンス情報を印刷装置1からメンテナンスサーバ5へ送信する場合について説明する。
まず、ユーザは、ホスト装置2に表示されたアプリケーションによって印刷操作を行う(ステップS1)。このとき、アプリケーションより呼び出されたホスト装置2のプリンタドライバは、コメントの入力欄を含めた印刷設定画面を表示する(ステップS2)。次に、ユーザは、プリンタドライバの印刷設定画面で種々の印刷設定を行うと共に使用する印刷装置に対する障害情報や要望事項などのユーザコメント情報を入力する(ステップS3)。その後、ユーザが、プリンタドライバの印刷設定画面上で「OK」ボタンをクリックすると印刷データ(ジョブデータ)の生成が開始される(ステップS4)。このとき、ホスト装置1のプリンタドライバは、ステップS3で入力されたユーザコメント情報を印刷装置1内の解析部15が識別できる形式で印刷データ内に付加する(ステップS5)。
このようにして印刷データの生成が終了すると、ホスト装置2から印刷装置1に対してユーザコメント情報の付加された印刷データが送信される(ステップS6)。すると、印刷装置1のネットワーク制御部19は、ユーザコメント情報の付加された印刷データをホスト装置2より受信する(ステップS7)。そして、ネットワーク制御部19が受信した印刷データを解析部15に転送すると、解析部15はこの印刷データの解析を行う(ステップS8)。
ここで、解析部15は、印刷データにユーザコメント情報が付加されているか否かを判断し(ステップS9)、印刷データにユーザコメント情報が付加されていれば(ステップS9でYesの場合)、付加されているユーザコメント情報を分離して抽出する(ステップS10)。そして、解析部15によって抽出されたユーザコメント情報は、印刷装置1における設定/登録情報格納部13内のメンテナンス情報格納領域に格納される(ステップS11)。また、抽出されなかった残りの印刷データは、通常の印刷データと同様に解析部15で解析されたのちに印刷部14へ転送され(ステップS12)、印刷部14で印刷処理が実行される(ステップS13)。なお、ステップS9で印刷データにユーザコメント情報が付加されていなければ(ステップS9でNoの場合)、印刷データのみを印刷部14へ転送し(ステップS12)、印刷部14で印刷処理を実行する(ステップS13)。
次に、メンテナンス情報にユーザコメント情報を付加して印刷装置1からメンテナンスサーバ5へ送信する処理について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザコメント情報の送信処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、メンテナンスサーバ5と印刷装置1との間で行われるユーザコメント情報の流れを示している。
まず、メンテナンスサーバ5と印刷装置1とを接続すると(ステップS21)、メンテナンスサーバ5は、あらかじめ定められた時刻の到来、またはホスト装置1によるオペレータの操作により、印刷装置1に対してメンテナンス情報を送信してもらうための要求(送信要求)を送信する(ステップS22)。すると、印刷装置1のネットワーク制御部19は、メンテナンスサーバ5からメンテナンス情報の送信要求を受信し(ステップS23)、メンテナンスサーバ5から受信した送信要求に基づいて一般のメンテナンス情報をメンテナンスサーバ5へ返信する(ステップS24)。これによって、メンテナンスサーバ5は、一般のメンテナンス情報を受信してそのメンテナンス情報に対応する処理を行う(ステップS25)。
一方、印刷装置1の設定/登録情報格納部13は、自己に格納されているメンテナンス情報の中にユーザコメント情報が含まれているか否かをチェックする(ステップS26)。ここで、設定/登録情報格納部13に格納されているメンテナンス情報の中にユーザコメント情報が含まれていれば(ステップS26でYesの場合)、そのユーザコメント情報を所定の形式に加工してワークメモリ16に一時的に格納する(ステップS27)。なお、所定の形式とは、PDF(Portable Document Format)、一定の書式に整えられたテキスト文書、あるいは電子メールなどである。また、ユーザコメント情報の加工形式に依存することなく本発明における印刷装置の機能を実現することも可能である。
次に、印刷装置1のインタフェース部18は、ワークメモリ16に格納されたユーザコメント情報を取り出してメンテナンスサーバ5へ返信する(ステップS28)。すると、メンテナンスサーバ5は、印刷装置1から送信されたユーザコメント情報を受信してその情報に対応する処理を行う(ステップS29)。一方、印刷装置1のインタフェース部18がメンテナンスサーバ5へのユーザコメント情報の返信が終了すると、設定/登録情報格納部13は、自己に格納されている送信済みのユーザコメント情報を削除する(ステップS30)。そして、印刷装置1のインタフェース部18が、メンテナンス情報の送信が終了したことをメンテナンスサーバ5へ通知すると(ステップS31)、メンテナンスサーバ5はメンテナンス情報の終了通知を受信し(ステップS32)、メンテナンスサーバ5と印刷装置1は接続を終了して、メンテナンス情報の送信動作を終了する(ステップS33)。
また、ステップS26で、設定/登録情報格納部13に格納されているメンテナンス情報の中にユーザコメント情報が含まれていなければ(ステップS26でNoの場合)、印刷装置1のインタフェース部18は、メンテナンス情報の送信が終了したことをメンテナンスサーバ2に通知し(ステップS31)、送信動作を終了する(ステップS33)。
<効果>
本発明の第1の実施の形態による印刷装置によれば、印刷装置自身では検出することができないが、ユーザが気づいた軽微な異常やユーザが印刷装置を使用するときの使い勝手上の不満や不都合などをメンテナンス情報とし吸収し、リモートメンテナンス情報の一部として取り扱うことができる。これにより、印刷装置に致命的な障害が発生する前にサービスマンを現場に派遣させたり、ユーザの使い勝手上の不満や不都合を早期に解決するする印刷装置及びリモートメンテナンスシステムを構築することができる。
≪第2の実施の形態≫
<リモートメンテナンスシステム及び印刷装置の構成>
第2の実施の形態のリモートメンテナンスシステムの構成および動作は第1の実施の形態で述べた図1の場合と同じであるのでその説明は省略する。また、第2の実施の形態の印刷装置の構成は第1の実施の形態で述べた図2の構成と同じであるのでその説明も省略する。ただし、第2の実施の形態の印刷装置1においては、ネットワーク制御部19は、接続されているネットワークとの通信を制御する機能を持って電子メールの送信制御などのネットワークプロトコル制御を行うと共に、受信した印刷データに付加されているユーザコメント情報を識別して分離抽出する機能も併せて持っている。
<印刷装置の動作>
次に、フローチャートを用いて第2の実施の形態における印刷装置の動作を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態におけるユーザコメント情報の格納処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートはホスト装置2と印刷装置1との間で行われるユーザコメント情報の流れを示している。第2の実施の形態では、印刷装置1のネットワーク制御部19が印刷データからユーザコメント情報を分離抽出する形態について述べる。
まず、ユーザは、ホスト装置2に表示されたアプリケーションによって印刷操作を行う(ステップS41)。このとき、アプリケーションより呼び出されたプリンタドライバは、コメントの入力欄を含めた印刷設定画面を表示する(ステップS42)。次に、ユーザは、プリンタドライバの印刷設定画面で種々の印刷設定を行うと共に使用する印刷装置に対する障害情報や要望事項などのユーザコメント情報を入力する(ステップS43)。その後、ユーザが、プリンタドライバの印刷設定画面上で「OK」ボタンをクリックすると印刷データの生成が開始される(ステップS44)。このとき、ホスト装置1のプリンタドライバは、ステップS43で入力されたユーザコメント情報を、印刷装置1内のネットワーク制御部19が識別できる形式で印刷データの先端または後端に付加する(ステップS45)。
このようにして印刷データの生成が終了すると、ホスト装置2から印刷装置1に対してユーザコメント情報の付加された印刷データが送信される(ステップS46)。すると、印刷装置1のネットワーク制御部19は、ユーザコメント情報の付加された印刷データをホスト装置2より受信する(ステップS47)。そして、ネットワーク制御部19は、受信した印刷データを解析部15へ転送する前に、印刷データにユーザコメント情報が付加されているか否かを判断する(ステップS48)。
ここで、印刷データにユーザコメント情報が付加されていれば(ステップS48でYesの場合)、ネットワーク制御部19は印刷データからユーザコメント情報を分離して抽出する(ステップS49)。そして、抽出されたユーザコメント情報は、設定/登録情報格納部13内のメンテナンス情報格納領域に格納される(ステップS50)。さらに、ユーザコメント情報を分離された印刷データは解析部15へ転送されて通常の印刷データと同様に解析部15で解析されたのち(ステップS51)、その印刷データは印刷部14へ転送されて(ステップS52)、印刷部14で印刷データの印刷処理が実行される(ステップS53)。なお、ステップS48で印刷データにユーザコメント情報が付加されていなければ(ステップS48でNoの場合)、印刷データは通常の印刷データと同様に解析部15に転送されて解析されたのち(ステップS51)、印刷部14へ転送されて(ステップS52)、印刷部14で印刷処理が実行される(ステップS53)。
なお、メンテナンス情報にユーザコメント情報を付加して印刷装置1からメンテナンスサーバ5へ送信する処理の流れは、第1の実施の形態で述べた図4のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。
<効果>
本発明の第2の実施の形態による印刷装置によれば、印刷装置1のデータ入力部であるネットワーク制御部19がメンテナンス情報からユーザコメント情報を分離して抽出するので、解析部15は一般の印刷データを解析する機能のみを備えていればよい。つまり、第2の実施の形態の印刷装置では、従来の印刷装置に搭載されている解析部の解析モジュールを流用することができるので、従来の印刷装置に新たな機能を付加することなくユーザコメント情報を取得する機能を持つ印刷装置を構成することができる。
≪第3の実施の形態≫
<リモートメンテナンスシステム及び印刷装置の構成>
第3の実施の形態のリモートメンテナンスシステムの構成および動作は第1の実施の形態で述べた図1の場合と同じであるのでその説明は省略する。また、第3の実施の形態の印刷装置の構成も第1の実施の形態で述べた図2の構成と同じであるのでその説明は省略する。ただし、第3の実施の形態の印刷装置1においては、第2の実施の形態と同様に、ネットワーク制御部19は、接続されているネットワークとの通信を制御する機能を持って電子メールの送信制御などのネットワークプロトコル制御を行うと共に、受信した印刷データに付加されているユーザコメント情報を識別して分離抽出する機能も併せて持っている。
<印刷装置の動作>
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、ユーザコメント情報はメンテナンスサーバ5から取得要求があるまでは印刷装置1内に格納されていた。そこで、第3の実施の形態では、印刷データより分離して抽出されたユーザコメント情報を印刷装置1からメンテナンスサーバ5へ自発的に送信する流れについて説明する。なお、ユーザによるユーザコメント情報の入力、及びプリンタドライバによるユーザコメント情報の付加された印刷データの生成と送信までの処理の流れは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で述べて図3のフローチャートのステップS6までと同じである。また、印刷装置1におけるユーザコメント情報の分離抽出と、設定/登録情報格納部13への格納までの処理の流れも、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で述べて図3のフローチャートのステップS11までと同じである。したがって、第3の実施の形態ではこれらの説明は省略し、印刷データより分離して抽出されたユーザコメント情報を印刷装置1からメンテナンスサーバ5へ自発的に送信する流れについて説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態において、ユーザコメント情報が印刷装置からメンテナンスサーバへ送信される流れを示すフローチャートである。このフローチャートは印刷装置1とメンテナンスサーバ5との間で行われるユーザコメント情報の流れを示している。まず、印刷装置1とメンテナンスサーバ5とを接続する(ステップS61)。次に、印刷装置1のインタフェース部18は、あらかじめ設定されているメンテナンス情報の発信条件に基づいて一般のユーザコメント情報の送信を行う(ステップS62)。すると、メンテナンスサーバ5は印刷装置1から送信された一般のメンテナンス情報を受信する(ステップS63)。なお、印刷装置1によるメンテナンス情報の発信条件は、あらかじめ設定されている発信時刻の到来、メンテナンス情報の格納領域の容量限界、およびあらかじめ設定されている事象の発生などである。また、これらの発信条件は、印刷装置を使用するユーザによって個別にカスタマイズすることができる。
次に、印刷装置1の設定/登録情報格納部13は、自己のメンテナンス情報格納領域にユーザコメント情報が格納されているか否かをチェックし、ユーザコメント情報が格納されているときはそのユーザコメント情報を所定の形式に加工してワークメモリ16に一時格納する(ステップS64)。なお、所定の形式とは、PDF、一定の書式に整えられたテキスト文書、あるいは電子メールなどである。また、ユーザコメント情報の加工形式に依存することなくユーザコメント情報のメンテナンスサーバ1への送信機能を実現することもできる。
次に、印刷装置1のネットワーク制御部19は、ワークメモリ16に格納されているユーザコメント情報を、あらかじめ登録されて接続されているメンテナンスサーバ5に対して送信する(ステップS65)。これによって、メンテナンスサーバ5は印刷装置1からユーザコメント情報を受信する(ステップS66)。一方、印刷装置1のネットワーク制御部19がユーザコメント情報の送信が終了すると、設定/登録情報格納部13は、自己に格納されている送信済みのユーザコメント情報を削除する(ステップS67)。そして、印刷装置1のネットワーク制御部19はユーザコメント情報の送信終了をメンテナンスサーバ5に通知する(ステップS68)。これによって、メンテナンスサーバ5は印刷装置1からユーザコメント情報の送信終了の通知を受け取り(ステップS69)、印刷装置1とメンテナンスサーバ5の接続を終了して、ユーザコメント情報の送信動作を終了する(ステップS70)。
<効果>
本発明の第3の実施の形態による印刷装置によれば、メンテナンスサーバ5側からユーザコメント情報の取得が実行されるのを待つことなく、必要なときに、印刷装置1側からメンテナンスサーバ5へ自発的にユーザコメント情報を送信することが可能となる。このため、印刷装置1内のユーザコメント情報格納領域のメモリ容量が小さくても、その格納領域が一杯になる前に、蓄えられたユーザコメント情報をメンテナンスサーバ5へ送信することができるので、ユーザコメント情報格納領域の容量不足によってユーザコメント情報が保存できないという事態を回避することができる。
≪第4の実施の形態≫
<リモートメンテナンスシステム及び印刷装置の構成>
第4の実施の形態のリモートメンテナンスシステムの構成および動作は第1の実施の形態で述べた図1の場合と同じであるのでその説明は省略する。また、第4の実施の形態の印刷装置の構成も第1の実施の形態で述べた図2の構成と同じであるのでその説明は省略する。ただし、第4の実施の形態の印刷装置1においては、第2、第3の実施の形態と同様に、ネットワーク制御部19は、接続されているネットワークとの通信を制御する機能を持って電子メールの送信制御などのネットワークプロトコル制御を行うと共に、受信した印刷データに付加されているユーザコメント情報を識別して分離抽出する機能も併せて持っている。
<印刷装置の動作>
印刷装置1の解析部15がユーザコメント情報を分離抽出する処理の流れと、設定/登録情報格納部13へユーザコメント情報を格納するまでの処理の流れは、第1の実施の形態で述べて図3のフローチャートのステップ11までと同じである。したがって、第4の実施の形態ではこれらの説明は省略し、サービスマンが印刷装置1のメンテナンスに訪れたときに、印刷装置1の設定/登録情報格納部13に蓄積されているユーザコメント情報を印刷して持ち帰る形態について述べる。
図7は、本発明の第4の実施の形態においてユーザコメント情報を印刷するときの流れを示すフローチャートである。まず、サービスマンは、ホスト装置2においてユーザコメント情報の印刷操作を行う(ステップS81)。次に、サービスマンが、印刷装置1の操作部17を使用してメンテナンス情報の印刷を指示すると、印刷装置1の設定/登録情報格納部13は、自己のメンテナンス情報格納領域にユーザコメント情報が格納されている否かを判断する(ステップS82)。ここで、設定/登録情報格納部13のメンテナンス情報格納領域にユーザコメント情報が格納されていれば(ステップS82でYesの場合)、印刷部14が、設定/登録情報格納部13内のメンテナンス情報格納領域に格納されているメンテナンス情報を印刷する(ステップS83)。このとき、メンテナンス情報にはユーザコメント情報も含まれている。
次に、印刷装置1の設定/登録情報格納部13は、サービスマンによる操作でユーザコメント情報の削除が指示されているか否かを判断し(ステップS84)、ユーザコメント情報の削除が指示されている場合は(ステップS84でYesの場合)、印刷部14がユーザコメント情報の印刷を終了した後に、設定/登録情報格納部13は、自己のメンテナンス情報格納領域に格納されているユーザコメント情報を削除し(ステップS85)、待機状態に戻る。なお、ステップS82でユーザコメント情報が設定/登録情報格納部13に格納されていない場合と(ステップS82でNoの場合)、及びステップS84でユーザコメント情報の削除が指示されていない場合は(ステップS84でNoの場合)、そのまま待機状態に戻る。
<効果>
本発明の第4の実施の形態による印刷装置によれば、設定/登録情報格納部13のメンテナンス情報格納領域に蓄えられていたユーザコメント情報をレポートとして印刷することができる。このため、リモートメンテナンスの機能を活用できない場合であっても、サービスマンはユーザコメント情報の内容を知ることができる。
≪利用形態の応用≫
以上述べた第1の実施の形態乃至第4の実施の形態においては、理解を容易にするために、リモートメンテナンス機能を持つ情報処理装置として印刷装置を用いた場合について説明した。しかし、本発明は印刷装置に限定されるものではなく、ファクシミリ、MFP(Multi Function Printer:デジタル複合プリンタ)、コピー機、ネットワークプリンタなど、上位装置との間でジョブデータのやり取りを行う端末装置であれば如何なる情報処理装置であっても本発明が適用されることは云うまでもない。
本発明におけるリモートメンテナンスシステムの構成を示すブロック図である。 本発明における印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザコメント情報の格納処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザコメント情報の送信処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるユーザコメント情報の格納処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において、ユーザコメント情報が印刷装置からメンテナンスサーバへ送信される流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態においてユーザコメント情報を印刷するときの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 印刷装置
2 ホスト装置
3 LAN
4 ネットワーク網
5 メンテナンスサーバ
11 主制御部
12 プログラム格納部
13 設定/登録情報格納部(格納部)
14 印刷部
15 解析部
16 ワークメモリ
17 操作部
18 インタフェース部(メンテナンス情報送信部)
19 ネットワーク制御部

Claims (10)

  1. ネットワークに接続され、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能を有した情報処理装置であって、
    上位装置から受信したジョブデータを解析すると共に前記ジョブデータに付加されているユーザコメント情報を分離抽出する解析部と、
    前記解析部で分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納部と、
    前記外部機器に対して、前記格納部に格納されているユーザコメント情報を前記メンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信部と、
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. ネットワークに接続され、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能を有した情報処理装置であって、
    ネットワークプロトコルの制御を行うと共に上位装置から受信したジョブデータに付加されているユーザコメント情報を分離抽出するネットワーク制御部と、
    前記ネットワーク制御部で分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納部と、
    前記外部機器に対して、前記格納部に格納されているユーザコメント情報を前記メンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信部と、
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記メンテナンス情報送信部は、あらかじめ定められた条件を契機として前記外部機器へ前記ユーザコメント情報を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記あらかじめ定められた条件は、前記外部機器からの送信要求、あらかじめ設定した時刻の到来、メンテナンス情報の格納領域の容量限界、またはオペレータによる情報処理装置の操作の何れかであることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記メンテナンス情報送信部が送信する前記ユーザコメント情報、および前記外部機器からの送信要求は電子メールによって送受信されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記メンテナンス情報送信部および前記ネットワーク制御部は、公衆電話回線網を介して前記外部機器と接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置。
  7. さらに、前記ユーザコメント情報を印刷する印刷部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置、前記情報処理装置にジョブデータを送信するホスト装置、および前記情報処理装置に対してリモートでメンテナンスを行うメンテナンスサーバがネットワークに接続されたリモートメンテナンスシステムであって、
    前記ホスト装置は、
    前記ジョブデータにユーザコメント情報を付加して送信する付加手段を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記ホスト装置から受信したジョブデータから前記ユーザコメント情報を分離抽出する分離抽出手段と、
    前記分離抽出手段によって分離抽出されたユーザコメント情報を格納する格納手段と、
    前記メンテナンスサーバに対して、前記格納部に格納されているユーザコメント情報を前記メンテナンス情報として送信するメンテナンス情報送信手段とを備え、
    前記メンテナンスサーバは、
    前記情報処理装置から前記ユーザコメント情報を受信し、そのユーザコメント情報に対応するメンテナンスを実行するメンテナンス実行手段を備える
    ことを特徴とするリモートメンテナンスシステム。
  9. 情報処理装置をネットワークに接続し、外部機器に対してリモートでメンテナンス情報を通知するリモートメンテナンス機能をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記情報処理装置が、
    上位装置から受信したジョブデータよりユーザコメント情報を抽出する手順と、
    抽出されたユーザコメント情報を格納する手順と、
    格納されたユーザコメント情報をメンテナンス情報として前記外部機器へ送信する手順と、
    を実行するようにコンピュータに処理させるプログラム。
  10. さらに、前記情報処理装置が前記ユーザコメント情報を印刷する手順を実行するようにコンピュータに処理させる請求項9に記載のプログラム。
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