JP2005269132A - ランレングス符号の復号装置 - Google Patents

ランレングス符号の復号装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005269132A
JP2005269132A JP2004077453A JP2004077453A JP2005269132A JP 2005269132 A JP2005269132 A JP 2005269132A JP 2004077453 A JP2004077453 A JP 2004077453A JP 2004077453 A JP2004077453 A JP 2004077453A JP 2005269132 A JP2005269132 A JP 2005269132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
register
component
zero
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004077453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4461859B2 (ja
Inventor
Yasuharu Sakurai
康晴 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004077453A priority Critical patent/JP4461859B2/ja
Publication of JP2005269132A publication Critical patent/JP2005269132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4461859B2 publication Critical patent/JP4461859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ランレングス符号化されたデータを復号する装置において、処理のスループットを向上する。
【解決手段】ランレングス符号化されたデータストリームは可変長符号デコーダ10に供給される。可変長符号デコーダ10は、DC成分及びAC成分を復号して出力する。DC用レジスタ14はDC成分データを格納する。DC成分データを格納するタイミングで、AC用レジスタ16の全てにゼロデータを書き込んで初期化する。DC成分データに続くAC成分データのうち、ゼロ成分はAC用レジスタ16に既に書き込まれているため書き込まず、非ゼロ成分のみを対応するレジスタに書き込む。レジスタ14,16に格納されたデータはセレクタ18を介して逆DCT器20に供給される。
【選択図】図1

Description

本発明はランレングス符号の復号装置、特に復号処理の高速化に関する。
従来より、画像データの圧縮及び伸長に関する規格としてMPEG2が知られている。MPEG2では、画像データは8画素×8画素のブロック(あるいは16画素×16画素のマクロブロック)単位でデータ処理が行われ、具体的にはDCT(離散コサイン変換)、量子化、ランレングス符号化及び可変長符号化によりデータを圧縮している。各処理は公知であるが、簡単に説明すると、DCTでは空間領域の画像データを周波数領域のデータに変換する。一般の画像では、低周波数領域にエネルギが集中し、高周波数領域のエネルギは少ない。そこで、非ゼロで相対的に大きな値を有する係数を低周波数領域に集中させることができる。8画素×8画素のブロックに対してDCT変換した場合、1個のDC係数と63個のAC係数が生成される。量子化は、高周波数領域の係数を低周波数領域よりも荒く量子化してデータ数を圧縮する。これにより、高周波数領域の小さい値の係数はほとんどゼロに変換される。ランレングス符号化は、ゼロ成分が連続しやすいように量子化の結果をジグザグ状にスキャンしながら非ゼロ成分に先行するゼロ成分の個数を示すゼロランレングスデータワードと、非ゼロの値を示すレベルデータワードで構成されたデータストリームを生成する。可変長符号化は、ハフマンコードを用いて高頻度のデータには短いコードを割り当て低頻度のデータには長いコードを割り当ててデータストリームを符号化する。なお、JPEGにおいても同様の技術が用いられている。
このように圧縮された画像データを復号する際には、圧縮時の逆処理を行う。すなわち、可変長復号、ランレングス符号復号、逆量子化、及び逆DCTを順次行って元の画像データを復元する。
図6には、下記の特許文献に記載された従来のランレングス符号の復号装置が示されている。
可変長符号復号器(VLD)201は、DC係数の可変長符号がデータ入力端子200に与えられると、1個のブロックの始まりを示すブロックスタート信号を信号線205に出力する。また、AC係数の可変長符号がデータ入力端子200に与えられると、非ゼロの成分に先行するゼロ成分の個数を表すランレングスデータワードを信号線207へ、非ゼロの成分の絶対値を表すレベルデータワードを信号線208へ、非ゼロの成分が正であるか負であるかを指定する1ビット情報を信号線209へ供給する。DC係数の復号結果は、レベルデータとして信号線208、209に供給される。また、EOB(エンドオブブロック)の可変長符号がデータ入力端子200に与えられると、EOB検出信号を信号線206へ供給する。
ブロックスタート信号を入力したアドレスカウンタ223は、クロック信号202に同期して計数値を初期値から順次カウントアップし、計数値をアドレスとして信号線224へ供給する。計数値が63になると、ブロックの終了を示すパルス信号をブロック終了信号として信号線225へ供給する(1ブロックは8画素×8画素=64画素で構成される)。RSフリップフロップ228は、初期状態では信号線229をLレベルとし、信号線206のEOB検出信号を入力したときに信号線229をHレベルにセットし、ブロック終了信号を入力したときにLレベルにリセットする。
ルックアップテーブル226は、ジグザグスキャンに対応したアドレス変換テーブルを有し、信号線224のアドレスをこれに対応するジグザグスキャンアドレスに変換して信号線227へ供給する。ジグザグスキャンアドレスは、スキャン変換用RAM232に書き込みアドレスとして与えられる。
ゼロラングスデータワードはダウンカウンタ212に、レベルデータワードは第1のデータラッチ211に、1ビット情報は1ビットラッチ210にそれぞれクロック信号202に同期して格納される。ダウンカウンタ212は、プリセットされたゼロラングスデータワードを0になるまでダウンカウントする。第1のデータラッチ211に格納されたレベルワードデータは信号線215を介して、1ビットラッチ210に格納された1ビット情報は信号線214を介して正/負値切り替え部216へ供給される。正/負値切り替え部216は、符号付レベルデータワードを算出し、信号線218へ供給する。
ダウンカウンタ212の計数動作中は、NOR回路230が信号線231の選択信号をHレベルに固定する。Hレベルの選択信号を入力したマルチプレクサ219は、固定データワード0を信号線220へ供給する。ダウンカウンタ212の計数値が0になると、信号線213及び信号線217がLレベルとなり、マルチプレクサ219は信号線218上の符号付レベルデータワードを信号線220へ供給する。信号線220上へ供給された固定データワード0と符号付レベルデータワードは、クロック信号202に同期して第2のデータラッチ221に格納される。第2のデータラッチ221に順次格納されたデータワードは、信号線222を介してスキャン変換用RAM232に書き込みデータとして与えられる。したがって、一連のデータワードがスキャン変換用RAM232のジグザグスキャンアドレスで指定された位置に書き込まれ、8×8個の成分で構成された1個のブロックがスキャン変換用RAM232の中に復元される。スキャン変換用RAM232に復元された64個のデータは、データ出力端子234から次段の逆量子化器へ順次供給される。
特開平8−167856号公報
しかしながら、上記従来技術においては、次段の量子化器に対して1データずつしか出力することができず、全てのデータを出力するまでにスキャン変換用RAM232の書き込み側が待機状態となる必要があり、全体としての処理のスループットが抑制されてしまう問題がある。
また、非ゼロの係数をスキャン変換用RAM232に書き込む前にゼロを書き込んで初期化するための初期化用回路及び初期化制御が必要となるため、回路の増大及び制御の複雑化を招く問題もある。
本発明の目的は、初期化回路や初期化制御を別途必要とすることなく、簡易な構成でかつ全体のスループットを向上させることができる復号装置を提供することにある。
本発明は、離散コサイン変換及びランレングス符号化されたデータストリームを復号する装置であって、前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるDC成分に対応するデータを格納するDC用レジスタと、前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるAC成分に対応するデータをそれぞれ格納するAC用レジスタとを有し、前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるDC成分に対応するデータを前記DC用レジスタに書き込むタイミングで前記AC用レジスタにゼロデータを書き込む制御手段を有する。
離散コサイン変換(DCT)及びランレングス符号化されたデータストリームを復号する装置は、ランレングス復号及び逆DCTを含む。DCTによりブロック単位で周波数領域のデータに変換されるが、本発明の復号装置は、DCTにおけるDC(直流)成分に対応するデータを格納するDC用レジスタと、AC(交流)成分に対応するデータを格納するAC用レジスタを用いて復号データを格納する。DC成分に対応するデータをDC用レジスタに書き込む際には、AC用レジスタに書き込むべきデータは存在しないが、本発明ではAC用レジスタを待機状態とはせず、DC用レジスタにDC成分のデータを書き込むタイミングでAC用レジスタにゼロデータを書き込んでAC用レジスタを初期化してしまう。これにより、AC用レジスタに書き込む前に別途、AC用レジスタを初期化するステップを不要とする。DC用レジスタにデータを書き込むタイミングでAC用レジスタを初期化した後、AC用レジスタにデータを書き込むが、既にAC用レジスタにはゼロデータが格納されて初期化されているため、AC成分データのうちゼロデータは改めてAC用レジスタに書き込む必要はなく、非ゼロデータのみをAC用レジスタに書き込めばよく、効率的な書き込み処理が実現する。
復号すべきデータストリームは、より詳しくはDCT、量子化、ジグザグスキャン、ランレングス符号化、可変長符号化の各処理ステップを経たものでもよく、この場合、復号装置は可変長復号化、ランレングス復号化、ジグザグスキャン、逆量子化、逆DCTの各処理を実行する。本発明のDC用レジスタ及びAC用レジスタは、ランレングス復号化されたデータを格納し、後段の逆量子化あるいは逆DCTに必要なデータを供給する。
本発明の1つの実施形態では、前記AC用レジスタのうち、前記データストリームに含まれる、非ゼロ成分に先行するゼロ成分の個数を示すゼロランレングスデータに基づきゼロデータを書き込む必要のないレジスタを特定し、非ゼロ成分を書き込むべきレジスタを選択して非ゼロデータを書き込む。
本発明の他の実施形態では、DC用レジスタ及びAC用レジスタの組は複数セット設けられ、これらの組に交互に復号データの書き込みと読み出しを行う。交互に書き込みと読み出しを行う所謂ピンポン制御により、処理のスループットがさらに向上する。
本発明によれば、データストリームのDC成分に対応するデータをDC用レジスタに格納するタイミングでAC用レジスタにゼロデータを書き込んでAC用レジスタを初期化するため、処理のスループットを向上させることができる。
また、DC用レジスタ及びAC用レジスタに格納したデータを後段の処理が許容する範囲で同時に、あるいは適当な順序で出力することで処理のスループットを一層向上させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係るランレングス符号の復号装置の構成が示されている。図6に示された復号装置におけるスキャン変換用RAM232を有せず、その代わりにDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16を有している。
可変長符号デコーダ(VLD)10は、図6に示された可変長符号復号器(VLD)201と同様にランレングス符号化されたデータストリームを入力して可変長復号する。この際、DCTにおけるDC係数の可変長符号が入力されるとその復号結果を出力し、DCTにおけるAC係数の可変長符号が入力されると、非ゼロの成分に先行するゼロ成分の個数を表すランレングスデータワード及び非ゼロの成分の絶対値を表すレベルデータワードを出力する。また、非ゼロの成分が正であるか負であるかを指定する1ビット情報を出力する。図において、DC係数の復号結果であるデータワード、AC係数の符号付レベルデータワードをまとめて「データ」として、ランレングスデータワードは「ランレングス」として簡略的に示されている。また、可変長符号デコーダ10は、入力された係数がDC係数であるかAC係数であるかを示す識別信号を出力する。DC係数はブロックの先頭に位置するため、DC係数/AC係数の識別は容易である。図では、識別信号を「DC/AC」として簡略的に示されている。可変長符号デコーダ10からの「データ」は信号線100を介してDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16に供給される。可変長符号デコーダ10からの「ランレングス」及び「DC/AC」識別信号は信号線102を介して累加デコーダ12に供給される。また、「DC/AC」識別信号は後述するDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16の全ワードにも供給される。
累加デコーダ12は、図6におけるアドレスカウンタ223に対応するものであるが、その機能は異なる。すなわち、可変長符号デコーダ10からのDC/AC識別信号がDC係数を示す場合にはDC用係数レジスタ14に対して信号線106を介して選択信号を出力し、AC係数を示す場合にはAC係数用レジスタ16に対して信号線106を介して選択信号を出力する。AC係数用レジスタ16に対して選択信号を出力する際には、可変長符号デコーダ10からのランレングスワードデータを参照し、非ゼロとなる係数に対応するレジスタに対して選択信号を出力する。言い換えれば、累加デコーダ12は、ゼロ成分の個数分だけAC係数用レジスタを飛び越え、非ゼロとなる係数に対応するレジスタに対して選択信号を出力する。選択信号は、具体的には信号線106をLレベルからHレベルに設定することで送出される。選択信号は、レジスタにデータを書き込むためのイネーブル信号として機能する。
DC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16は別個に設けられ、DC係数用レジスタはDC係数の1ワードデータを格納し、AC係数用レジスタ16はAC係数の63ワードデータを格納する。
DC係数用レジスタ14には、可変長符号デコーダ10からのデータ、すなわちDC係数の復号結果が信号線100を介して供給されるとともに、累加デコーダ12からの選択信号が信号線106を介して供給される。DC係数用レジスタ14は、選択信号が供給されたとき(信号線106がHレベルとなったとき)にDC係数の復号結果を格納する。
AC係数用レジスタ16には、可変長符号デコーダ10からのデータ、すなわち非ゼロ成分の復号結果が信号線100を介して供給されるとともに、累加デコーダ12からの選択信号が信号線106を介して供給され、可変長符号デコーダ10からのDC/AC識別信号も供給される。AC係数用レジスタ16は、DC/AC識別信号がDC係数を指定する場合には、全てのレジスタにゼロを書き込む。すなわち、DC係数用レジスタ14にDC係数を書き込むタイミングでAC係数用レジスタ16にゼロを書き込むのである。一方、DC/AC識別信号がAC係数を指定する場合には、AC係数レジスタ16は、信号線106を介して供給された選択信号に応じてデータを当該レジスタに書き込む。選択信号はゼロの個数に応じて設定され、例えばゼロの個数が3である場合には、AC係数用レジスタ16のうち上位から第4番目にあるレジスタに対して選択信号が出力されるから、第4位のレジスタにデータを書き込む。この場合、第1番目〜第3番目のレジスタには何らのデータ書き込みも行われないが、AC係数の書き込みに先立つDC係数の書き込み処理において、同時にAC係数用レジスタ16の全てのレジスタにはゼロが書き込まれているため、第1番目〜第3番目のレジスタはゼロのまま維持される。
DC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16に格納された64個のデータは、信号線108を介して後段のセレクタ18に供給される。
セレクタ18の後段には逆量子化器さらに逆DCT器に出力される(図では、両者をまとめて逆DCT器20として簡略的に示されている)。逆DCT器20からは選択信号が信号線110を介してセレクタ18に供給される。セレクタ18は、選択信号で指定されるタイミングで、64個のデータのうちの複数データをまとめて、あるいは逆DCT器20の構成及び機能が許容すれば64個のデータを同時に信号線112を介して逆DCT器20に供給する。
図2には、本実施形態におけるDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16の処理フローチャートが示されている。
まず、可変長符号デコーダ10からのDC/AC識別信号に基づいて、入力されたデータがDC係数かAC係数かを判定する(S101)。ブロックの先頭であることを示すワードデータがある場合にはDC係数、それ以外の場合にはAC係数であるため、単にブロックの先頭データか否かを判定してもよい。
入力データがDC係数である場合、DC用係数レジスタ14に選択信号が供給されるから、DC係数用レジスタ14は可変長符号デコーダ10からのDC係数復号データを格納する(S102)。なお、DC/AC識別信号はDC係数用レジスタにも供給されるから、選択信号ではなくこの識別信号に基づいてDC係数復号データを格納してもよい。入力データがDC係数である場合、AC係数用レジスタ16は全てのレジスタにゼロデータを書き込む(S103)。具体的には、AC係数用レジスタ16の前段にセレクタを設け、このセレクタにゼロデータとDC/AC識別信号を供給し、DC係数である場合にセレクタからゼロデータをAC係数用レジスタ16の全てのレジスタに供給して書き込めばよい。DC係数の書き込みのタイミングでAC係数用レジスタ16にゼロを書き込むこの処理は、AC係数用レジスタ16の初期化処理とともに、次のAC係数書き込みにおけるゼロデータの前書き処理と云うこともできる。
一方、入力データがAC係数である場合、63ワードのレジスタを有するAC係数用レジスタ16のうち、ランレングスデータで指定される非ゼロ成分に対応するレジスタのみが選択されて選択信号により選択される(S104)。例えば、ワードデータにブロックの先頭から順次0,1,2,3,・・・と番号を付し(番号0はDC係数に相当)、符号番号1のゼロランレングスが1、符号番号2のゼロランレングスが3、符号3のゼロランレングスが0である場合、AC係数用レジスタ16のうち、第2番目、第6番目、第7番目のレジスタに対して選択信号が出力され(選択信号がHレベルとなってアクティブ状態となる)、第1番目、第3番目〜第5番目のレジスタには選択信号は出力されない(選択信号はLレベルとなって非アクティブ状態)。書き込むべきレジスタを選択した後、選択したレジスタに可変長符号デコーダ10からのAC係数復号データを書き込む(S105)。このデータは符号付レベルデータである。
以上の処理を全ての係数データについて繰り返し実行し(S106)、合計64個のデータをレジスタ14,16に格納する。格納されたデータは既述したようにセレクタ18を介して同時に(例えば8個のデータあるいはそれ以上のデータがパラレルに)逆DCT器20に供給される。
図3には、DC係数用レジスタ14の構成が示されている。DC係数用レジスタ14の前段にセレクタ13が設けられ、このセレクタ13に信号線100を介してデータ(復号データ)が供給され、信号線104を介してDC/AC識別信号が供給され、信号線106を介して選択信号が供給される。
セレクタ13は、DC/AC識別信号がDCを指定する場合、あるいは選択信号がHレベルである場合に、信号線100を介して供給されたデータをDC係数用レジスタ14に供給する。DC係数用レジスタ14はクロック信号CLKに同期してDC係数復号データを格納する。DC/AC識別信号がACを指定する場合、あるいは選択信号がLレベルである場合、セレクタ13は信号線100からのデータを出力せず、DC係数用レジスタ14の値を保持する。
また、図4には、AC係数用レジスタ16の構成が示されている。AC係数用レジスタ16の全てのレジスタの前段にセレクタ15が設けられ、このセレクタ15に信号線100を介してデータ(復号データ)が供給され、信号線104を介してDC/AC識別信号が供給され、信号線106を介して選択信号が供給される。また、セレクタ15にはゼロデータも供給される。
セレクタ15は、DC/AC識別信号がDCを指定する場合、ゼロデータを選択してAC係数用レジスタ16に供給する。AC係数用レジスタ16は、クロック信号CLKに同期して選択信号によらずゼロデータを格納する。累加デコーダ12において、DC/AC識別信号がDCを指定する場合にDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16に供給する全ての選択信号をHレベル(アクティブ状態)として全てのレジスタへの書き込みを許可する構成としてもよい。DC/AC識別信号がACを指定する場合、セレクタ15は選択信号がHレベルである場合にのみ信号線100からのデータを選択してAC係数用レジスタ16に供給する。選択信号がLレベルの場合、セレクタ15は信号線100からのデータを出力せず、AC係数用レジスタ16に格納されたゼロデータはそのまま維持される。
このように、本実施形態では、DC係数用レジスタ14にDC係数復号データを書き込むタイミングにおいて、同時にAC係数用レジスタ16の全てのレジスタ(合計63個のレジスタ)にゼロデータを書き込んで初期化するため、別途、レジスタを初期化する処理が不要化される。また、AC係数復号データを書き込む際にも、AC係数用レジスタ16のうち非ゼロ成分に対応するレジスタのみに復号データを書き込むだけで、1ブロックの復号データをレジスタ内に格納することができる。また、本実施形態では、RAMではなく全64ワードのレジスタを用いているため、逆量子化や逆DCT等、後段の処理が必要とする複数のデータを複数同時に、また適切な順次(ジグザグスキャンに対応した順次)で出力することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態ではDC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16をそれぞれ1つずつ設けているが、DC係数用レジスタ14及びAC係数用レジスタ16からなるレジスタセットを2セット設け、これらの書き込み及び読み出しを交互に切り替えて実行することで、全体のスループットを一層向上させることもできる。
図5には、このようにレジスタセットを2セット設けたダブル(あるいはデュアル)レジスタシステムの構成が示されている。
第1のレジスタセットはDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aから構成され、第2のレジスタセットはDC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bから構成される。
あるブロックのデータストリームが復号装置に供給されると、累加デコーダ12はDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aを選択し、上述した処理によりDC係数及びAC係数の復号データを書き込む。具体的には、DC係数の場合にはDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aの選択信号をHレベルとし、DC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bの選択信号をLレベルとして、DC係数の復号データをDC係数レジスタ14aに書き込むとともに、ゼロデータをAC係数用レジスタ16aに書き込む。次に、AC係数の場合にはAC係数用レジスタ16aのうち、ランレングスデータで特定される非ゼロ成分に対応するレジスタのみ選択信号をHレベルとしてAC係数の復号データを書き込む。
次のブロックのデータストリームが復号装置に供給されると、累加デコーダ12はDC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bを選択し、上述した処理によりDC係数及びAC係数の復号データを書き込む。具体的には、DC係数の場合にはDC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bの選択信号をHレベルとし、DC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aの選択信号をLレベルとして、DC係数の復号データをDC係数レジスタ14bに書き込むとともに、ゼロデータをAC係数用レジスタ16bに書き込む。次に、AC係数の場合にはAC係数用レジスタ16bのうち、ランレングスデータで特定される非ゼロ成分に対応するレジスタのみ選択信号をHレベルとしてAC係数の復号データを書き込む。また、このブロックの復号データをDC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bに書き込むタイミングにおいて、既に前のブロックの復号データが格納されているDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aから復号データを出力する。
さらに次のブロックのデータストリームが復号装置に供給されると、累加デコーダ12はDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aを選択し、DC係数及びAC係数の復号データを書き込む。具体的には、DC係数の場合にはDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aの選択信号をHレベルとし、DC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bの選択信号をLレベルとして、DC係数の復号データをDC係数レジスタ14aに書き込むとともに、ゼロデータをAC係数用レジスタ16aに書き込む。次に、AC係数の場合にはAC係数用レジスタ16aのうち、ランレングスデータで特定される非ゼロ成分に対応するレジスタのみ選択信号をHレベルとしてAC係数の復号データを書き込む。また、このブロックの復号データをDC係数用レジスタ14a及びAC係数用レジスタ16aに書き込むタイミングにおいて、既に前のブロックの復号データが格納されているDC係数用レジスタ14b及びAC係数用レジスタ16bから復号データを出力する。
以上のようにして、2つのレジスタセットを交互に書き込み/読み出し制御することで、復号処理を高速化できる。
本実施形態の復号装置は、DCT及びランレングス符号化が施された画像圧縮データを復号して原画像データを出力する任意のデバイスに適用することができ、このようなデバイスの一例は多機能複写機である。
実施形態に係る復号装置の構成図である。 実施形態の処理フローチャートである。 図1におけるDC係数用レジスタの構成図である。 図1におけるAC係数用レジスタの構成図である。 他の実施形態に係る復号装置の構成図である。 従来装置の構成図である。
符号の説明
10 可変長符号デコーダ(VLD)、12 累加デコーダ、14 DC係数用レジスタ、16 AC係数用レジスタ、18 セレクタ、20 逆DCT器。

Claims (7)

  1. 離散コサイン変換及びランレングス符号化されたデータストリームを復号する装置であって、
    前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるDC成分に対応するデータを格納するDC用レジスタと、
    前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるAC成分に対応するデータをそれぞれ格納するAC用レジスタと、
    を有し、前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるDC成分に対応するデータを前記DC用レジスタに書き込むタイミングで前記AC用レジスタにゼロデータを書き込む制御手段
    を有することを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記データストリームの前記離散コサイン変換におけるAC成分に対応するデータのうち非ゼロ成分を前記AC用レジスタに書き込む
    ことを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記制御手段は、前記AC用レジスタのうち、前記データストリームに含まれるゼロ成分の個数を示すゼロランレングスデータに基づき前記非ゼロ成分を書き込むべきレジスタを選択して書き込む
    ことを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、さらに、
    前記DC用レジスタ及びAC用レジスタからのデータを入力し、これらのデータのいずれか複数を同時に出力する手段
    を有することを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  5. 所定のブロック毎に離散コサイン変換、ランレングス符号化及び可変長符号化されたデータストリームを復号する装置であって、
    前記データストリームを可変長復号して復号データ、ゼロランレングスデータ及び前記離散コサイン変換のDC成分とAC成分の識別データを出力する可変長復号器と、
    前記ブロックの先頭データである離散コサイン変換のDC成分に対応する復号データを格納するDC用レジスタと、
    前記ブロックの非先頭データである離散コサイン変換のAC成分に対応する復号データをそれぞれ格納するAC用レジスタと、
    前記識別データに基づき、前記データストリームのデータがDC成分に対応する復号データである場合には前記DC用レジスタに前記復号データを書き込むとともに前記AC用レジスタの全てにゼロデータを書き込み、前記データストリームのデータがAC成分に対応する復号データである場合には前記AC用レジスタのうち、前記ランレングスデータが示す非ゼロ成分に対応するレジスタを選択して前記復号データを書き込む手段と、
    前記DC用レジスタ及びAC用レジスタに格納されたデータのいずれか複数を所定のタイミングで同時に出力する選択出力手段と、
    を有することを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  6. 請求項5記載の装置において、
    前記AC用レジスタは、前記データストリームに含まれるAC成分の個数だけ設けられ、
    前記書き込む手段は、前記データストリームのデータがAC成分に対応する復号データである場合には前記AC用レジスタのうち、前記ランレングスデータが示す非ゼロ成分に先行するゼロ成分の個数分に対応するレジスタには書き込まず、前記非ゼロ成分に対応するレジスタに前記復号データを書き込む
    ことを特徴とするランレングス符号の復号装置。
  7. 請求項5記載の装置において、
    前記DC用レジスタ及びAC用レジスタの組は、複数個設けられることを特徴とするランレングス符号の復号装置。

JP2004077453A 2004-03-18 2004-03-18 ランレングス符号の復号装置 Expired - Fee Related JP4461859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077453A JP4461859B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 ランレングス符号の復号装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077453A JP4461859B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 ランレングス符号の復号装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269132A true JP2005269132A (ja) 2005-09-29
JP4461859B2 JP4461859B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=35093215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004077453A Expired - Fee Related JP4461859B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 ランレングス符号の復号装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4461859B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100547671C (zh) * 2006-07-25 2009-10-07 华中科技大学 用于高密度光盘的调制码的编码方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100547671C (zh) * 2006-07-25 2009-10-07 华中科技大学 用于高密度光盘的调制码的编码方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4461859B2 (ja) 2010-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7181126B2 (ja) 改善されたエントロピー符号化および復号を行う方法および装置
JP4682102B2 (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP4782181B2 (ja) エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法
JP4825644B2 (ja) 画像復号装置、画像符号化装置、およびシステムlsi
JP2007300517A (ja) 動画像処理方法、動画像処理方法のプログラム、動画像処理方法のプログラムを記録した記録媒体及び動画像処理装置
US8457428B2 (en) Image coding apparatus, control method thereof, and storage medium
JP6085065B2 (ja) 画像圧縮伸長装置
US7373001B2 (en) Compressed moving image decompression device and image display device using the same
JP2004356851A (ja) 動画像の圧縮装置及びそれを用いた撮像装置
US8194753B2 (en) Apparatus processing video stream
WO2001095637A1 (en) Image processing apparatus, and image processing method
JP2004056758A (ja) 可変長符号化装置、及びその方法
US20210195196A1 (en) Video decoding method and video decoding device
JP6087511B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP4461859B2 (ja) ランレングス符号の復号装置
JP2006287862A (ja) 復号化装置
WO2010095181A1 (ja) 可変長復号化装置
US7262718B2 (en) Variable length decoder and variable length decoding method
US20070036445A1 (en) Method and apparatus of efficient lossless data stream coding
JP4847423B2 (ja) 動画像符号化装置、および、コンピュータプログラム
JP2010268094A (ja) 画像復号化装置および画像復号化方法
JP4607638B2 (ja) 可変長復号装置及び方法
JP2008141382A (ja) 符号化装置および方法、並びにプログラム
JP4095454B2 (ja) データ復号装置及びデータ復号方法
JP2912601B1 (ja) ハフマン符号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4461859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees