JP2005268117A - 燃料電池発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスと反応後の湿った酸化剤オフガスとの均一混合性を向上させるのに有利であり、設備の面でも有利な燃料電池発電システムを提供する。
【解決手段】燃料電池1に酸化剤ガスを供給する供給通路2と、燃料電池1の酸化剤極から吐出された酸化剤オフガスを流す吐出通路3と、吐出通路3と供給通路2とを連通すると共に、燃料電池1から吐出された湿った酸化剤オフガスの少なくとも一部を供給通路2に戻すオフガスリターン通路4とを具備する。供給通路2とオフガスリターン通路4との合流域より下流側の供給通路に回転式の酸化剤オフガス搬送駆動源5が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池の酸化剤極から吐出された反応後の酸化剤オフガスを流す吐出通路を有する燃料電池発電システムに関する。
燃料電池発電システムは、酸化還元反応を利用して電気エネルギを生成するものであり、環境に与える負荷が少ないこと等から、近年注目を浴びている。特許文献1には、図7に示すように、燃料電池100の酸化剤極に酸化剤ガスを供給する供給通路200と、燃料電池1の酸化剤極から吐出された反応後の酸化剤オフガスを流す吐出通路300と、吐出通路300との分岐域410から供給通路200との合流域420に繋がり、燃料電池100の酸化剤極から吐出された湿った反応後の酸化剤オフガスの一部を供給通路200との合流域420に戻すオフガスリターン通路400とを有する燃料電池発電システムの酸化剤ガス供給装置が開示されている。
このものによれば、供給通路200において合流域420の上流側に酸化剤ガス搬送駆動源500が設けられている。このものによれば、燃料電池100の酸化剤極から吐出された反応後の湿った酸化剤オフガスを、オフガスリターン通路400を流し、オフガスリターン通路400と供給通路200との合流域420に戻すことにしている。この結果、燃料電池100の酸化剤極に供給する反応前の酸化剤ガスを加湿することができ、燃料電池100の発電に寄与する。燃料電池100の電解質膜が過剰に乾燥していると、燃料電池100の発電性能が低下するためである。
更に、特許文献2においても、反応後の湿った酸化剤オフガスを供給通路の酸化剤ガスに合流させる技術が開示されている。
特表平8−500931号公報の図1,図2 特開平7−288136号公報の図1
上記した図7に示す従来技術によれば、燃料電池100の酸化剤極から吐出された湿った酸化剤オフガスを、供給通路200を流れる酸化剤ガスに混合することにより、供給通路200を流れる酸化剤ガス(一般的には空気)を加湿するものである。しかしながら、供給通路200を流れる反応前の酸化剤ガスと湿った酸化剤オフガスとの均一混合性の向上には限界がある。この結果、燃料電池100の酸化剤極に供給される酸化剤ガスの加湿ムラが発生し易く、燃料電池100の発電性能を向上させるには限界がある。
更に、供給通路200に酸化剤ガス搬送駆動源500が設けられていると共に、オフガスリターン通路400にも第2酸化剤ガス搬送駆動源520が設けられている。このため余分な動力が必要とされ、消費電力の増加を招くと共に、設備費も増加する。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスと湿った酸化剤オフガスとの均一混合性を向上させるのに有利であり、設備の面でも有利な燃料電池発電システムを提供することを課題とするにある。
様相1に係る燃料電池発電システムは、燃料電池の酸化剤極に酸化剤ガスを供給する供給通路と、燃料電池の酸化剤極から吐出された酸化剤オフガスを流す吐出通路と、吐出通路と供給通路とを連通すると共に、燃料電池から吐出された湿った酸化剤オフガスの少なくとも一部を前記供給通路に戻すオフガスリターン通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、
供給通路とオフガスリターン通路との合流域よりも下流側の供給通路に回転式の酸化剤オフガス搬送駆動源が設けられていることを特徴とするものである。 この場合、酸化剤ガス搬送駆動源が回転駆動すると、酸化剤ガスは酸化剤ガス搬送駆動源で搬送されて供給通路を経て燃料電池の酸化剤極に供給される。燃料電池の燃料極には燃料も供給されているので、酸化還元反応により電気エネルギが生成される。酸化還元反応により電気エネルギが生成されるとき、燃料電池の酸化剤極では水が生成するため、燃料電池の酸化剤極から吐出される反応後の酸化剤オフガスは、湿ったものとなる。
また、燃料電池の酸化剤極から吐出された反応後の湿った酸化剤オフガスは、吐出通路を流れ、吐出通路の出口から吐出される。そして、湿った酸化剤オフガスの少なくとも一部はオフガスリターン通路に流入する。これにより燃料電池に供給される反応前の酸化剤ガスと合流して混合する。
この結果、燃料電池に供給される反応前の酸化剤ガスは、湿った酸化剤オフガスにより加湿される。このため燃料電池に供給される反応前の酸化剤ガスを加湿することができ、加湿器を廃止することができる。また、加湿器を設けるとしても、加湿器を小型化することができる。
酸化剤ガス搬送駆動源が回転駆動するため、燃料電池の酸化剤極に供給する酸化剤ガスの濃度の分散化、水分(水蒸気)の分散化が図られ、ひいては酸化剤ガスの濃度の均一化、水分(水蒸気)の均一化が図られ、発電性能が向上する。回転式の酸化剤ガス搬送駆動源としては、ファン、ブロア、ポンプが挙げられ、具体的には軸流ファン、遠心式プロア、シロッコファン等を例示できる。
なお、燃料電池発電システムは、常圧付近の酸化剤ガスを燃料電池に供給する常圧系でも、あるいは、加圧した酸化剤ガスを燃料電池に供給する加圧系でも良い。酸化剤ガスとしては一般的には空気、酸素含有ガスを採用することができる。
様相2に係る燃料電池発電システムによれば、上記した特徴に加えて、吐出通路の流路径とオフガスリターン通路の流路径とは異なることを特徴とする。この場合、吐出通路の流路径とオフガスリターン通路の流路径とにより、吐出通路の出口から吐出される酸化剤オフガスと、オフガスリターン通路を流れる酸化剤オフガスとの流量比率を調整することができる。このため燃料電池に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿量を調整することができる。
様相3に係る燃料電池発電システムによれば、上記した特徴に加えて、オフガスリターン通路に流す酸化剤オフガス流量を調整する流量調整弁が設けられていることを特徴とする。流量調整弁の働きにより、吐出通路の出口から吐出される酸化剤オフガスと、オフガスリターン通路を流れる酸化剤オフガスとの流量比率を調整することができる。このため燃料電池に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿量を調整することができる。
様相4に係る燃料電池発電システムによれば、上記した特徴に加えて、供給通路において合流域の上流側に、酸化剤ガスを加熱する加熱部が設けられていることを特徴とする。燃料電池の発電反応は発熱を伴うので、燃料電池から吐出される酸化剤オフガスは暖かいのが一般的である。また、季節、地域等によって、供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスが低温であるときがある。このように供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスが低温であるとき、燃料電池から吐出された暖かい湿った酸化剤オフガスが供給通路の合流域に流れ、燃料電池に供給される低温の酸化剤ガスと合流すると、暖かい酸化剤オフガス中の湿分が凝縮して液体状の凝縮水が生成するおそれがある。この場合、燃料電池の酸化剤極に供給する酸化剤ガスをできるだけ均一加湿するという面では、限界がある。この点について、供給通路において合流域の上流側に、又は、合流域に、酸化剤ガスを加熱する加熱部が設けられているため、燃料電池の酸化剤極に供給される低温の酸化剤ガスは加熱部で加熱され、上記した液体状の凝縮水の生成を抑制することができる。よって、燃料電池の酸化剤極に供給する酸化剤ガスをできるだけ均一に加湿するという面において有利であり、発電性能の向上に有利である。加熱部は酸化剤ガスを加熱できるものであれば何でも良い。
様相5に係る燃料電池発電システムの酸化剤ガス供給装置によれば、上記した特徴に加えて、加熱部は、前記燃料電池の排熱を利用して反応ガスを加熱することを特徴とする。この場合、燃料電池の排熱により加熱部は加熱されるため、熱源を別途設けずとも良いし、熱源を設けたとしても小型化できる。
本発明に係る燃料電池発電システムによれば、反応後の湿った酸化剤オフガスを、供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスに合流させる。この結果、燃料電池に供給される反応前の酸化剤ガスは、湿った酸化剤オフガスにより加湿される。このため燃料電池に供給される反応前の酸化剤ガスを加湿する加湿器を廃止したり、加湿器を設けるとしても、加湿器を小型化することができる。
更に本発明に係る燃料電池発電システムによれば、供給通路とオフガスリターン通路との合流域よりも下流側に回転式の酸化剤ガス搬送駆動源が設けられている。このため、燃料電池の酸化剤極に供給されるために供給通路を流れる反応前の酸化剤ガスと、反応後の湿った酸化剤オフガスとが合流して合流流体となった後に、その合流流体が回転式の酸化剤ガス搬送駆動源を通過する。従って、その合流流体を酸化剤ガス搬送駆動源の回転で積極的に混合させることができる。よって、合流流体の拡散混合性を高めることができ、燃料電池の酸化剤極に供給される酸化剤ガスにおける湿分を分散化、均一化させるのに有利である。このため燃料電池の発電性能を向上させることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1を参照して説明する。本実施形態によれば、燃料電池1が設けられている。燃料電池1はセルを多数個積層したスタックされている。燃料電池1は、高分子型の電解質膜10と、電解質膜10を挟持する酸化剤極11及び燃料極12とをもつ。更に、燃料電池1の酸化剤極11に発電用の酸化剤ガス(一般的には空気)を供給する酸化剤ガス用の供給通路2が設けられている。燃料電池1の燃料極12に発電用の燃料ガスを供給する燃料ガス用の供給通路6が設けられている。
燃料電池の酸化剤極11の出口11pから吐出された反応後の酸化剤オフガスを流す吐出通路3が設けられている。反応後の酸化剤オフガスは吐出通路3の出口3aから放出される。反応後の酸化剤オフガスは湿った暖かいものである。酸化剤極11の出口11pから吐出された酸化剤オフガスの温度は、発電事情にもよるが、一般的には70〜90℃程度である。
本実施形態によれば、オフガスリターン通路4が設けられている。オフガスリターン通路4は、オフガスリターン通路4と吐出通路3とを分岐させる分岐域40と、オフガスリターン通路4と供給通路2とを合流させる合流域42とをもつ。オフガスリターン通路4は分岐域40から合流域42に向けて延設されている。燃料電池1の酸化剤極11の出口11pから吐出された反応後の湿った酸化剤オフガスの一部を、分岐域40で分岐させ、矢印X3方向に流して合流域42に流入させる。
酸化剤ガス搬送用の供給通路2において合流域42の下流側に、回転式の酸化剤ガス搬送駆動源5が設けられている。即ち、供給通路2において、酸化剤ガス搬送駆動源5は合流域42と燃料電池1の酸化剤極11との間に設けられている。燃料電池1は常圧系(5kPa以内)の酸化剤ガスを用いるため、酸化剤ガス搬送駆動源5は、駆動されるポンプまたはブロアで形成することができ、攪拌翼と、これを回転させる駆動モータとを有しており、上流側の酸化剤ガスを吸引する機能を有する。燃料ガスを燃料電池1の燃料極12に供給する燃料ガス用の供給通路6において、燃料ガス搬送駆動源60が設けられている。
酸化剤ガス搬送駆動源5が駆動すると、供給通路2の反応前の酸化剤ガスは酸化剤ガス搬送駆動源5で矢印X1方向に吸引され、供給通路2を搬送されて、燃料電池1の入口11iから酸化剤極11に供給される。燃料ガス搬送駆動源60が駆動すると、燃料ガスは搬送されて燃料用供給通路2を経て、燃料電池1の入口12iから燃料極12に供給される。これにより燃料電池1において発電反応により発電が行われる。燃料電池1の発電反応は発電と共に水を酸化剤極11で生成する。従って、燃料電池1の酸化剤極11から吐出された反応後の酸化剤オフガスは湿分をもち、湿ったものとなる。
また、燃料電池1の酸化剤極11から吐出された反応後の湿った酸化剤オフガスは、燃料電池1の酸化剤極11の出口11pから矢印X2方向に沿って吐出通路3を流れ、吐出通路3の出口3aから吐出される。
そして、燃料電池1の酸化剤極11の出口11pから吐出された反応後の湿った酸化剤オフガスの一部は、酸化剤ガス搬送駆動源5の吸引機能により、分岐域40からオフガスリターン通路4に向けて分岐され、矢印X3方向に流れ、更に、合流域42に至る。これにより反応後の湿った酸化剤オフガスの一部は、燃料電池1に供給される酸化剤ガスと合流域42において合流する。この結果、燃料電池1に供給される反応前の酸化剤ガスは、反応後の湿った暖かい酸化剤オフガスの一部により加湿される。
このため本実施形態によれば、燃料電池1に供給される酸化剤ガス(一般的には空気)を加湿する加湿器を廃止することができる。また加湿器を設けるとしても、加湿器を小型化することができる。
また本実施形態によれば、図1に示すように、供給通路2において合流域42の下流側に酸化剤ガス搬送駆動源5が設けられている。このため燃料電池1の酸化剤極11に供給されるために供給通路2を流れる反応前の酸化剤ガスと、反応後の湿った酸化剤オフガスとが合流して合流流体となった後に、その合流流体が酸化剤ガス搬送駆動源5を通過する。従って、その合流流体を酸化剤ガス搬送駆動源5で積極的に混合させることができる。酸化剤ガス搬送駆動源5は回転式であるため、攪拌混合に適する。よって、合流流体の均一混合性を高めることができ、燃料電池1の酸化剤極11に供給される酸化剤ガスにおける湿分を均一化させるのに有利である。このため燃料電池1の発電性能を向上させることができる。上記した合流に伴い、仮に液体状の凝縮水が供給通路2において生成したとしても、酸化剤ガス搬送駆動源5は回転式であるため、凝縮水の攪拌により凝縮水の分散性が高まり、酸化剤ガスの均一加湿性を高めることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図2を参照して説明する。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施形態1と異なる部分を中心として説明する。本実施形態によれば、吐出通路3の流路径D1とオフガスリターン通路4の流路径D2とは異なるように設定されている。この場合、吐出通路3の流路径D1とオフガスリターン通路4の流路径D2とにより、吐出通路3の出口3aから吐出される酸化剤オフガスと、オフガスリターン通路4を流れる酸化剤オフガスとの流量比率を調整することができる。このため反応後の湿った酸化剤オフガスの一部によって、燃料電池1の酸化剤極11に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿量を調整することができる。
また本実施形態においても、図2に示すように、供給通路2において合流域42の下流側に、回転式の酸化剤ガス搬送駆動源5が設けられている。このため燃料電池1の酸化剤極11に供給されるために供給通路2を流れる反応前の酸化剤ガスと、反応後の湿った酸化剤オフガスとが合流して合流流体となった後に、その合流流体を酸化剤ガス搬送駆動源5で積極的に混合させることができる。よって、合流流体の拡散混合性を高めることができ、燃料電池1の酸化剤極11に供給される酸化剤ガスにおける湿分を均一化させるのに有利である。このため燃料電池1の発電性能を向上させることができる。なおD1>D2とすることができるが、D1<D2、D1≒D2、D1=D2でも良い。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図3を参照して説明する。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施形態1と異なる部分を中心として説明する。本実施形態によれば、吐出通路3とオフガスリターン通路4との分岐域40に、流量調整弁としての三方弁70が設けられている。三方弁70の働きにより、吐出通路3の出口3aから吐出される酸化剤オフガスと、オフガスリターン通路4を流れる酸化剤オフガスとの流量比率を調整することができる。このため反応後の湿った酸化剤オフガスの一部によって、燃料電池1に供給される反応前の酸化剤ガスを加湿する加湿量を調整することができる。
また本実施形態においても、図3に示すように、供給通路2において合流域42の下流側に、回転式の酸化剤ガス搬送駆動源5が設けられている。このため燃料電池1の酸化剤極11に供給されるために供給通路2を流れる反応前の酸化剤ガスと、反応後の湿った酸化剤オフガスとが合流して合流流体となった後に、その合流流体を酸化剤ガス搬送駆動源5の回転駆動で積極的に混合させることができる。よって、合流流体の拡散混合性を高めることができ、燃料電池1の酸化剤極11に供給される酸化剤ガスにおける湿分を分散化、均一化させるのに有利である。このため燃料電池1の発電性能を向上させることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図4を参照して説明する。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施形態1と異なる部分を中心として説明する。本実施形態によれば、オフガスリターン通路4には、オフガスリターン通路4を流れる流量を可変に制御する流量制御弁72が設けられている。この場合、流量制御弁72により、オフガスリターン通路4を流れる酸化剤オフガスの流量を制御できる。ひいては、吐出通路3の出口3aから吐出される酸化剤オフガスと、オフガスリターン通路4を流れる酸化剤オフガスとの流量比率を調整することができる。このため反応後の湿った酸化剤オフガスの一部によって、燃料電池1の酸化剤極11に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿量を調整することができる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図5を参照して説明する。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施形態1と異なる部分を中心として説明する。本実施形態によれば、供給通路2において合流域42の上流側に、酸化剤ガスを加熱する加熱部74が設けられている。燃料電池1の発電反応は発熱を伴うので、燃料電池1の酸化剤極11の出口11pから吐出される反応後の酸化剤オフガスは暖かい。また、季節、地域等によって、供給通路2を流れる反応前の酸化剤ガスが低温であるときがある。このように供給通路2を流れる酸化剤ガスが低温であるとき、燃料電池1から吐出された暖かい酸化剤オフガスが供給通路2の低温の酸化剤ガスと合流域42において合流すると、暖かい酸化剤オフガス中の湿分が凝縮して液体状の凝縮水が生成するおそれがある。この場合、燃料電池1の酸化剤極11に供給する反応前の酸化剤ガスを均一に加湿させるという点では、好ましいものではない。この点について本実施形態によれば、供給通路2において合流域42の上流側に、酸化剤ガスを加熱する加熱部74が設けられている。このため、燃料電池1に供給される酸化剤ガスは合流前に加熱部74で加熱され、上記した凝縮水の生成を抑制することができる。この場合、反応前の酸化剤ガスを均一に加湿させるという点で有利となる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6を図6を参照して説明する。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成及び作用効果を有する。以下、実施形態1と異なる部分を中心として説明する。燃料電池1の発電反応は熱を伴うため、燃料電池1の発電運転を長時間にわたり継続させるためには、燃料電池1を積極的に冷却させる必要がある。本実施形態によれば、燃料電池1を冷却するために、冷却媒体としての冷却水を循環させる循環路8が設けられている。循環路8は、燃料電池1の水出口1cから吐出され燃料電池1の水入口1bに戻るように設けられており、ポンプ等の冷却水搬送源80と、循環路8を流れる冷却水を冷却する冷却器81(例えばラジエータ)とをもつ。従って、冷却器81で冷却された循環路8の冷却水は、燃料電池1の冷却路を通って燃料電池1を冷却し、燃料電池1の水出口1cから吐出され、冷却器81で冷却され、燃料電池1の冷却路に再び流入する。このように冷却水が循環路8を循環することにより、燃料電池1を冷却する。
加熱部としての熱交換器83が設けられている。熱交換器83は、燃料電池1から吐出された温水状の冷却水が通過する循環路の一部とされた温水流路83aと、反応前の酸化剤ガスが流れる供給通路2の一部となる酸化剤ガス流路83cとをもつ。温水流路83aは、燃料電池1の循環路8の一部とされている。従って、供給通路2を流れる反応前の酸化剤ガスは、燃料電池1の酸化剤極11の上流において、燃料電池1の水出口1cから吐出された温水状の冷却水との熱交換により加熱される。
前述したように、供給通路2を流れる酸化剤ガスが低温であるときには、燃料電池1から吐出された暖かい湿った酸化剤オフガスが供給通路2の合流域42に流れ、供給通路2を流れる低温の酸化剤ガスと合流すると、暖かい酸化剤オフガス中の湿分が凝縮して液体状の凝縮水が生成するおそれがある。この場合、酸化剤ガスを均一に加湿するという面では好ましくない。この点について本実施形態によれば、供給通路2において合流域42の上流側に、酸化剤ガスを加熱する熱交換器83が設けられているため、燃料電池1に供給される酸化剤ガスは合流域42の上流において熱交換器83で加熱され、上記した凝縮水の生成を抑制することができ、均一加湿性を向上させることができる。上記したように供給通路2を流れる酸化剤ガスは、燃料電池1から吐出された温水状の冷却水との熱交換により加熱されるため、熱源を特に設けずとも良い。
(適用形態)
上記した各実施形態によれば、加湿器は廃止されているが、合流域42において合流させる酸化剤オフガスの流量が少ないときには、加湿器を小型化しつつ、設けても良い。上記した各実施形態によれば、回転式の酸化剤ガス搬送駆動源5はポンプまたはブロアで形成されているが、これに限らず、酸化剤ガスを圧縮させる能力が大きいコンプレッサとすることもできる。コンプレッサを用いれば、酸化剤ガスが圧縮されて酸化剤ガスの温度は上昇するため、燃料電池1の酸化剤極11に供給する酸化剤ガスを加熱する加熱部を廃止または簡略化することもできる。
(その他)
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更して実施できるものである。上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
[付記項1]燃料電池の酸化剤極に酸化剤ガスを供給する供給通路と、燃料電池の酸化剤極から吐出された酸化剤オフガスを流す吐出通路と、供給通路に繋がり燃料電池の酸化剤極の出口から吐出される酸化剤オフガスが流れると共に燃料電池から吐出された湿った酸化剤オフガスの少なくとも一部を供給通路に戻すオフガスリターン通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、供給通路とオフガスリターン通路との合流域よりも下流側の供給通路に回転式の酸化剤オフガス搬送駆動源が設けられていることを特徴とする燃料電池発電システム。
本発明は例えば定置用、車両用、携帯用等の燃料電池発電システムに利用することができる。
実施形態1に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 実施形態2に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 実施形態3に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 実施形態4に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 実施形態5に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 実施形態6に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。 従来技術に係り、燃料電池発電システムを模式的に示す構成図である。
符号の説明
図中、1は燃料電池、2は供給通路、3は吐出通路、4はオフガスリターン通路、40は分岐域、42は合流域、5は酸化剤ガス搬送駆動源、70は三方弁(分岐流量制御弁)、72は流量制御弁、74は加熱部、8は循環路、83は熱交換器(加熱部)を示す。

Claims (5)

  1. 燃料電池の酸化剤極に酸化剤ガスを供給する供給通路と、
    前記燃料電池の酸化剤極から吐出された酸化剤オフガスを流す吐出通路と、
    前記吐出通路と前記供給通路とを連通すると共に、前記燃料電池から吐出された湿った酸化剤オフガスの少なくとも一部を前記供給通路に戻すオフガスリターン通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、
    前記供給通路と前記オフガスリターン通路との合流域よりも下流側の前記供給通路に回転式の酸化剤オフガス搬送駆動源が設けられていることを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 請求項1において、前記吐出通路の流路径と前記オフガスリターン通路の流路径とは異なることを特徴とする燃料電池発電システム。
  3. 請求項1または請求項2において、前記オフガスリターン通路に流す酸化剤オフガス流量を調整する流量調整弁が設けられていることを特徴とする燃料電池発電システムの酸化剤ガス供給装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記供給通路において前記合流域の上流側に、又は、前記合流域に、酸化剤ガスを加熱する加熱部が設けられていることを特徴とする燃料電池発電システム。
  5. 請求項4において、前記加熱部は、前記燃料電池の排熱を利用して反応ガスを加熱することを特徴とする燃料電池発電システム。

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