JP2005265902A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ICチップが内蔵されている原本をスキャンする際にICチップに書き込まれている情報を読み出して、その情報にもとづきその書類の複製及び読取りを誰が許可されているか否かを判断し、情報に応じて原本画像の読取りを制限することのできる画像形成装置及びシステムを提供すること。
【解決手段】 スキャナ部11と印刷装置部12を有し、スキャナにICチップの複製情報読取手段25を内蔵し、主制御部20に原本画像の重要度レベル判定手段21、ユーザ認証手段22、複製可否判定手段23を備え、ユーザから複製が要求されたとき、原本の用紙に埋め込まれたICチップに書き込まれた複製情報、すなわち、複写が許可されているかどうかの複製情報を読取り、その書類がユーザに印刷許可されているか否かを判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶する。
【選択図】 図2
【解決手段】 スキャナ部11と印刷装置部12を有し、スキャナにICチップの複製情報読取手段25を内蔵し、主制御部20に原本画像の重要度レベル判定手段21、ユーザ認証手段22、複製可否判定手段23を備え、ユーザから複製が要求されたとき、原本の用紙に埋め込まれたICチップに書き込まれた複製情報、すなわち、複写が許可されているかどうかの複製情報を読取り、その書類がユーザに印刷許可されているか否かを判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スキャナ機能を有する複写機等の画像形成装置に関するものであり、特にICチップを埋め込んだ用紙に印刷された画像情報のセキュリティ保護を行うための画像形成装置に関するものである。画像形成装置は、印刷データを送信する端末装置と、ICチップに情報を書き込むことのできる印刷装置と、ICチップに書き込まれている情報を読み出しできる画像読取装置をネットワーク上のサーバに接続して管理するシステムとして構成されたものでもよい。
現在では、重要か否かにかかわらず、簡単に書類等の複製を作成する技術が広く普及している。現在、各種書類、図面等の複製を得る場合には、複写機でコピーしたり、スキャナで書類の画像を読取って取り込んだデータを印刷装置で印刷するのが、最も簡単に複製を作成できる方法であり、広く用いられている主流な技術である。
一方最近は、真偽判断のために、身分証明書やパスポートなどの各種証明書に特殊な印刷技術を施し、複製された場合は、それが偽造証書であることを判別する手段も確立されている。しかし、書類によっては、それが偽造かどうか判別証明することよりも、その書類の内容自体が重要な機密である場合がある。通常、重要書類として管理されているものは、その書類が真性かどうかよりも、そこに書かれた内容の機密を守ることが重要で、部外者には見られてはいけないものがほとんどである。したがって、多くの企業においては、社内で作製された重要書類の社外流出をいかに防ぐかが問題になっている。そのような状況の中で、複写禁止の書類は、画像を読取る段階で処理を中止させることができる技術が必要不可欠である。
一方、近年のナノテクノロジーの発達に伴い、ICチップの小型化、薄型化、低価格化が急速に進んでいる。印刷物に付加的な情報を与える手段として、一般の用紙にICチップを内蔵することも不可能ではなくなってきている。ICチップは、例えば縦×横が0.4mm角、厚さ0.06mmという粉末状のサイズで128ビットのROM機能を備えたものがあり、紙に埋め込んで折り曲げても壊れることがなく、非接触で情報を読み出すことができるものがある。
このようなICチップは、特許文献1(特開2003−211878)や特許文献2(特開2003―216908)に開示されたようなパスポートの偽造防止、検出に使用することも考えられている。
図8に示した特許文献1に開示された偽造防止用パスポート81は、旅券手帳82に少なくとも印刷された証明用顔写真83と、それと対比可能なパスポート申請者の顔写真情報を登録した粉末状のICチップ84を埋め込んだものであり、旅券手帳82に印刷された本人確認のための証明用顔写真83と表示装置86に表示されたICチップ84から読み出したパスポート申請者の顔写真情報を比較して偽造パスポートかどうかの判定を行うものである。
また、特許文献2に開示されたパスポート偽造検出装置は、パスポート81の旅券手帳82に埋め込んで設けた粉末状のICチップ84に登録された個人を識別する個人識別情報を読み出すICチップ読み出し装置85と、ICチップ読み出し装置85でICチップ84から読み出した個人識別情報を表示する表示装置86を備えたものであり、表示装置86に表示された個人識別情報を出入国管理官が目視により旅券手帳82と対比して偽造かどうかの判定を行うものである(図8参照)。
さらにまた、特許文献3(特開2001−24845)のようにICチップが内蔵された用紙から情報を読み出すことができる画像読取装置が提案されている。
特許文献3の発明は、図9に示したように、画像データの入力手段と、入力した画像データの送信手段を有するスキャナ101で読取り対象となる印刷物106の画像を取り込んでプリンタで印刷する場合、スキャナヘッド102内にRFリーダーのアンテナアレイ104を備えていてICチップ105を検出し、ICチップ105内の情報を読取り、その印刷物についての情報にもとづいて、ICチップを埋め込んだ複写禁止の印刷物、例えば紙幣などであった場合は、画像データを直接取得することを禁止でき、読取った印刷物のデータを変更して一部あるいは全部が欠落した画像などに変更した情報を送信し、その複写禁止の印刷物のデータが保管されるのを妨げるものである。なお、特許文献3には、アンテナアレイを、図10のようにスキャナのカバー裏につけ、読取り操作面に対し平行に複数のアンテナを平面状に配置することも開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に開示された発明は、ICチップを内蔵した書類のICチップから読み出したディスプレイ上の情報と紙の上に貼られた写真とを、目視で比較して書類の真偽を判定するものであり、また、特許文献3は紙幣などのICチップの存否を検知し、ICチップがあれば複製が禁じられたり、データが変更して送信されるものであり、いずれも書類の重要度に応じた複製の可否を制御するものではない。
しかるに、多くの企業においては、社内で作製された重要機密の社外流出を防ぐために、書類の重要度レベルと複写が許される人のランクとを検知照合し、複写禁止の書類は、画像を読取る段階で処理を中止させることができる技術が、必要な課題となっている。
しかるに、多くの企業においては、社内で作製された重要機密の社外流出を防ぐために、書類の重要度レベルと複写が許される人のランクとを検知照合し、複写禁止の書類は、画像を読取る段階で処理を中止させることができる技術が、必要な課題となっている。
本発明は、ICチップが内蔵されている用紙を走査する際にICチップに書き込まれている情報を読み出して、その情報に基づきその書類の複製及び読取りが誰に許可されているか否かを判断し、情報に応じて画像の読取りを制限することのできる画像形成装置及びシステムを提供することを目的とするものである。
また本発明は、スキャナにICチップの複製情報読取り手段を内蔵することによって、ICチップに書き込まれたデータから複写の制限に関するデータを読取り、スキャナが送信したデータと主制御部のデータを照合し、その書類は印刷を許可されているものなのかどうかを判断することができる画像形成装置及びシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、スキャナ部と印刷装置部と主制御部とからなる画像形成装置であって、該スキャナ部に複製情報読取手段を備え、主制御部に原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶することを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1の画像形成装置において、複製情報読取手段が、前記スキャナ部のスキャニング手段に内蔵されたことを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項1の画像形成装置が、ユーザの属性情報を含むユーザデータベースと、重要度レベル毎に複製を許可するユーザの属性を設定した重要度レベルテーブルを備え、前記複製情報は、重要度レベル情報を含み、
前記ユーザ認証手段はユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段は、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報とを照合して複製可否を判定することを特徴とする。
前記ユーザ認証手段はユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段は、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報とを照合して複製可否を判定することを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項3の画像形成装置において、重要度レベルテーブルとユーザデータベースが画像形成装置の主制御部に備えられたことを特徴とする。
また、本願の請求項5に係る発明は、請求項1の画像形成装置が、更に複製履歴の記録手段を有することを特徴とする。
また、本願の請求項6に係る発明は、請求項1または3の画像形成装置が、複写先の用紙にICチップが埋め込まれているかどうかを判別する用紙判定手段を備え、該用紙判定手段は、前記複製情報の重要度に基づいてICチップが埋め込まれていない用紙への複写を拒絶するようになしたことを特徴とする。
また、本願の請求項7に係る発明は、請求項6の画像形成装置が、原本画像情報の複製時において、前記原本画像が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製する複製情報記録手段を備えたことを特徴とする。
また、本願の請求項8に係る発明は、ネットワーク接続されたサーバと端末装置と画像読取装置と印刷装置とを有する画像形成システムにおいて、
前記画像形成システムは、原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶することを特徴とする。
前記画像形成システムは、原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶することを特徴とする。
また、本願の請求項9に係る発明は、請求項8の画像形成システムにおいて、複製情報読取手段が、前記画像読取装置のスキャナ部に内蔵されたことを特徴とする。
また、本願の請求項10に係る発明は、請求項8の画像形成システムにおいて、サーバは、ユーザの属性情報を含むユーザデータベースと、重要度レベル毎に複製を許可するユーザの属性を設定した重要度レベルテーブルと、ユーザ認証手段と複製可否判定手段とを備え、前記複製情報は、重要度レベル情報を含み、
前記ユーザ認証手段がユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段が、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報と照合して複製可否を判定することを特徴とする。
前記ユーザ認証手段がユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段が、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報と照合して複製可否を判定することを特徴とする。
また、本願の請求項11に係る発明は、請求項8の画像形成システムにおいて、前記サーバは、更に複製履歴の記録手段を有することを特徴とする。
また、本願の請求項12に係る発明は、請求項8の画像形成システムにおいて、画像読取装置は、複写先の用紙にICチップが埋め込まれているかどうかを判別する用紙判定手段を備え、該用紙判定手段は、前記複製情報の重要度に基づいてICチップが埋め込まれていない用紙への複写を拒絶するようになしたことを特徴とする。
また、本願の請求項13に係る発明は、請求項8の画像形成システムにおいて、印刷装置は、原本画像情報の複製時において、前記原本画像が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製する複製情報記録手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、主制御部に原本画像の重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を読取り、複製情報の指示に従って原本画像の複製を行い又は複製を拒絶するので、これまでのように重要な書類を簡単に複製されてしまうことがなく、画像を読取る前の段階で複製を確実に禁止することができるようになる。この装置では、実際に画像を取り込むのは、印刷が許可されているとの判断をした後に行うことができるのが大きな利点である。つまり重要書類のデータが複写機に残存しないので、重要情報漏洩の危険を防ぐことができるようになる。
本願の請求項2に係る発明によれば、前記複製情報読取手段が、前記スキャナ部分のスキャニング手段に内蔵された読取装置であるので、アンテナの構成が簡単で済み、装置は安価になる。
本願の請求項3に係る発明によれば、ユーザ認証手段はユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段は、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報とを照合して複製可否を判定するものであるから、複製が許可されないユーザの判定を明確になすことができる。
本願の請求項4に係る発明によれば、重要度レベルテーブルとユーザデータベースが画像形成装置の主制御部に記録されているため、ユーザの認証を即時に照合できるものである。
本願の請求項5に係る発明によれば、上記の画像形成装置において、さらに複製履歴の記録手段を有するので、複製の情報漏洩に対し、より安全を図ることができるものである。
本願の請求項6に係る発明によれば、印刷許可の情報が記録される用紙でなければ印刷できないようにすることができるため、重要な機密文書を複製されてしまうのを防ぐことが可能になり、セキュリティの面で安全性が大きく増すことになり、機密の流出を防ぐことができるようになる。
本願の請求項7に係る発明によれば、原本画像情報が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製するものであるから、複製先の用紙が原本画像情報が形成された用紙と同じ複製情報を持つようになり、複製物から更なる複製を行う場合にも許可範囲に従った複製を行わせる管理ができるようになる。
また、請求項8に係る発明によれば、ネットワーク接続されたサーバと端末装置と画像読取装置と印刷装置とを有する画像形成システムにおいて、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶するので、これまでのように重要な書類を簡単に複製されてしまうことがなく、画像を読取る前の段階で複製を確実に禁止することができるようになる。このシステムでは、実際に画像を取り込むのは、印刷が許可されているとの判断をした後に行うことができるのが大きな利点である。つまり重要書類のデータが印刷装置に残存しないので、重要情報漏洩の危険を防ぐことができるようになる。
本願の請求項9に係る発明によれば、前記複製情報読取手段が、前記スキャナ部分のスキャニング手段に内蔵された読取装置であるので、上記のシステムにおいて、アンテナの構成が簡単で済み、装置は安価になる。
本願の請求項10に係る発明によれば、ユーザ認証手段はユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段は、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報とを照合して複製可否を判定するものであるから、上記のシステムにおいて、複製が許可されないユーザの判定を明確になすことができる。
本願の請求項11に係る発明によれば、さらに複製履歴の記録手段を有するので、上記のシステムにおいて、複製の情報漏洩に対し、より安全を図ることができるものである。
本願の請求項12に係る発明によれば、印刷許可の情報が記録される用紙でなければ印刷できないようにすることができるため、上記のシステムにおいて、重要な機密文書を複製されてしまうのを防ぐことが可能になり、セキュリティの面で安全性が大きく増すことになり、機密の流出を防ぐことができるようになる。
本願の請求項13に係る発明によれば、原本画像情報が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製するものであるから、上記のシステムにおいて、複製先の用紙が原本画像情報が形成された用紙と同じ複製情報を持つようになり、複製物から更なる複製を行う場合にも許可範囲に従った複製を行わせる管理ができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施例にかかる複写機の概念的斜視図を示す。図2は図1の複写機の主制御部に含まれた各機能手段のブロック図である。図3は画像情報の重要度レベルを例示する表の説明図、図4は複製の印刷履歴記録表を例示する説明図であり、図5は複製の可否を定める手順を例示するフローチャートである。
第1の実施例は、図1に示すようなスキャナ部11と印刷装置部12と印刷装置部11に対する給紙元13を有する複写機10に関し、この複写機10は、スキャナ部分11に複製情報読取手段(図示せず)を備えている。また、図2に示したように、この複写機の主制御部20には、原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段21、ユーザ認証手段22、複製可否判定手段23を備えている。複製情報読取手段25は、例えば特許文献3に開示されたスキャナヘッドのようなスキャニング手段24に内蔵されたアンテナアレイであり、複写が要求される原本画像情報の記述された用紙に埋め込まれたICチップを検出し、ICチップ内の情報を読取るものである。図2の主制御部には、前記のほかに走査した画像情報を蓄積する画像メモリ26、操作/表示手段27、ユーザDB(ユーザデータベース)29、複製情報記録部15、用紙判定処理部16などを含んでいる。上記の各要素はマイクロプロセッサ20aにより制御される。
文書図面等の原本作製に際して、作成者は、ICチップを埋め込んだ用紙に原本となる原本画像情報を作製し、あわせてそのICチップに原本画像情報の重要度に応じて原本画像情報の複製の許可・不許可の基準に関する複製情報を登録しておくのである。そして、複製が要求されるとき、スキャナ部分11に原本をセットして印刷開始を命令すると、スキャニング手段24は複製情報読取手段25によって検出した原本のICチップから複製情報を読取る。
複製情報は、図3の重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)28に重要度として示されているように、原本画像情報の重要度レベルは1〜5、Sであり、この重要度レベルTB28は、重要度1〜5、Sに応じて、複製を許可するユーザの範囲をユーザの属性情報として記録している。例えば、重要度レベルSは最も高いレベルであり、いかなるユーザにも複製を許可しない(禁止する)レベル、重要度レベル5は、作成者本人のみ複写を許可するレベル、重要度レベル4は役員以上のユーザにのみ複製を許可するレベルというように、重要度レベル毎に複製を許可するユーザの属性情報が重要度レベルTB28に記録されている。
一方、ユーザDB29には、ユーザ全員のユーザ情報が記録されており、各ユーザ毎に役員であるとか、部長であるとか、そのユーザの属性情報が記録されている。従って、ICチップから複製情報を読取って原本画像情報の重要度レベルを判定し、該当する重要度レベルに応じて複製を許可するユーザ属性を得て、ユーザ認証処理においてユーザDB29を参照して得たユーザの属性情報と照合して複製可否を判定することができる。
ユーザ認証手段22は、操作/表示手段27から入力されたユーザIDなどのユーザ認証データに基づいて、ユーザDB29を参照してユーザ認証をするとともに、ユーザDB29に記録されているユーザの属性情報を出力するものである。また、重要度レベル判定手段21は、上記のようにICチップから読取った複製情報の重要度レベルを判定するものであり、複製可否判定手段23は、重要度レベル判定手段21が出力した重要度レベルと、ユーザ認証手段22が出力したユーザの属性情報に基づいて、重要度レベルTB28を参照して重要度レベルに対してユーザ属性が複写許可されたものであるか否かを判定するものである。
この複写機10においては、前述したように、複写機の主制御部20に記録されている原本画像情報の重要度レベルTB28とICチップに記録(指定)されている重要度レベルが照合され、ユーザDB29と複製者本人を認証するための認証データとを参照するユーザ認証手段22の結果をつき合わせて、複製者が複製を許されていることを確認した後、はじめて複写のための光学的読取りをスキャニング手段24に命じ、原本画像情報のスキャニングが始まる。原本画像情報に複写禁止のデータが含まれていると、その情報を確認した段階で処理を中止し、エラーメッセージが表示される。
また、この複写機10は、さらに複製履歴の記録手段を有していて、誰が何を複製したかをたどれるように複製履歴の記録を行うことができることが好ましい。図4に複製履歴記録の一例を示したが、この例では複製者のID、重要度レベル、複写日時及び印刷者が記録されるようになっている。
さらにまた、複写機10には図示しないが、用紙判別装置が組み込まれていることが望ましい。複製の画像形成において、複製物からの複製を規制するために、複製情報の重要度により複写先の用紙にICチップが埋め込まれていることが要件とされ、ICチップが埋め込まれていない用紙には複写が拒絶されるようにすることが好ましいからである。そうすることによって、複製には原本と同じ複製情報が記憶され、無制限な複製によって秘密情報の漏洩ができないようになされる。
また、同様の理由により複写機10には、原本画像情報が形成された用紙のICチップに記録された複製情報を複製先の用紙のICチップに複製して記録するための複製情報記録手段を備えていることが望ましい。これにより、複製された用紙には元の用紙のICチップに記録されていた複製情報と同じ複製情報が記録され、複製された用紙から更なる複製がなされるという循環を断ち切ることができる。
もちろん、この複写機10をICチップが埋め込まれた用紙を扱う専用の画像形成装置とすることができるが、通常の用紙も扱える構成とすることもでき、その場合、スキャナ部11に載置され複製対象の用紙からICチップが検出されない場合には、複製情報読取手段25、重要度レベル判定手段21、複製可否判定手段23等、本発明に関連する各部の作動を禁止するよう制御すればよい。
次に、実施例1の複写機10の動作手順を、図5のフローチャートで説明する。図5(a)のフローチャートに示すように、画像を複製する場合には、まず、ステップS31でユーザが複写機10の読取装置に原本をセットし、ステップS32で操作/表示手段27からユーザID、すなわち複製者のユーザIDを入力し、ステップS33で操作/表示手段27により印刷開始操作を行う。なお、ステップS31の原本セット時において、原本に複製情報が記録されたICチップが検出されない場合は、ステップS32のユーザID入力の処理を省略することもでき、その場合は操作/表示手段27にその旨表示するように構成すればよい。
これによって、図5(b)のフローチャートに示すスキャナ部11における原本の複製手順が開始される。まず、ステップS34で複製情報読取手段25が、原本に内蔵されているICチップから複製情報を読取る。ステップS34でICチップが検出されない場合は、対象外の原本であるとしてステップS36で警告表示を行って処理を終了する。もちろん複写機10がICチップのない通常の用紙を扱える機能を有している場合、ステップS36で通常の複製処理を行う旨を表示して実行するように構成することもできる。そして、ステップS35で複製先の用紙がICチップを埋め込んだ用紙であるか否かを判定する。ICチップ無しの用紙の場合にはその旨警告表示をして処理を終了する。ICチップ有りの用紙の場合には次の処理ステップS37に進む。なお、複製先の用紙にICチップ無しが検出された場合、ステップS36において警告表示して終了する処理とせず、適正用紙への入れ換えを表示し、ICチップの有る用紙への入れ換え検出によりステップS37の処理に進む手順としてもよい。
ステップS34で原本にICチップが検出され、ステップS35で複製先の用紙にICチップ有りと判定されると、ステップS37で複製情報読取手段25がICチップに記録されている複製情報を読取り、重要度レベルを出力し、重要度レベル判定手段21が重要度レベルを判定する。ステップS38では、複製可否判定手段23が重要度レベルTB28を参照して該当する重要度レベルの複製許可範囲(ユーザの属性)とユーザ認証手段22が得たユーザの属性とを比較して印刷(複製)許可すべきか否かを判定する。ステップS38で複製を許可すべきユーザでないと判定された場合には、ステップS39で操作/表示手段27に複製権限なしとの警告表示を行って処理を終了する。なお、ステップS38の複製情報読取時に、ICチップに複製禁止のデータが書き込まれていて複製が拒絶されたときは、その情報を確認した時点で処理を中止し、ステップS39でユーザにその事実を伝えるよう操作/表示手段27でその旨表示するようにしてもよい。
ステップS38で複製を許可すべきユーザであると判定された場合には、ステップS40で原本に形成された画像情報の読取りが行われ、画像メモリ26にビットマップデータとして展開され、ステップS41で印刷装置部分12における印刷(複製)処理が行われる。ステップS42においては、ステップS40、S41の処理により原本のページすべての印刷が完了したかが判定され、完了していなければステップS40に戻り印刷を繰り返し、ステッフS42で印刷完了であることが判定されると、ステップS43で画像メモリ26から画像データを消去して処理を終了する。
本実施例の複写機では、ICチップに書き込まれた情報を複写先の用紙に転写入力できる複製情報入力装置を印刷装置に内蔵させることにより、複写先の用紙に複製情報を入力できる。また、印刷終了後は複写機から画像情報を完全に消去して機密データは残さないようにする。また、複製先のICチップに原本のICチップに記録された複製情報を複製記録する場合にはステップS41の処理において、ICチップへの記録処理を行うようにすればよい。
図6は、本発明の他の実施例にかかる画像形成システムの概念的構成図を示す。図7は、図6の画像形成システムの各装置の機能ブロック図である。
第2の実施例は、図6のブロック図に示した、ネットワークとして構成された画像形成システム50に関するものである。図に示すように、画像形成システム50は、サーバ50Aを介して接続されたPC等の端末装置511〜513と画像読取装置521〜523と印刷装置531〜533を有するネットワークで構成されている。
サーバ50A、端末装置511〜513、画像読取装置521〜523、印刷装置531〜533の各々は、図7のブロック図に示す構成を有している。画像読取装置521〜523は、スキャンニング手段524に内蔵された複製情報読取手段525、画像読取手段526を備えている。複製情報読取手段525は、アンテナアレイなどで形成されたものであり、ICチップが埋め込まれた用紙に原本となる原本画像情報が形成されかつそのICチップに原本画像情報の複製の許可・不許可の基準に関する複製情報が記録されている用紙の複製が要求されたとき、該ICチップに記録された複製情報を読取るものであり、画像読取手段は原本に記録された画像情報を読取るものである。
端末装置511〜513は、操作/表示手段515と、ユーザ認証データ入力手段514を備えている。ユーザ認証データ入力手段514は、操作/表示手段515の一部であるキーボードあるいは表示画面に表示されるソフトキーボード、入力画面等であってもよく、原本の複製処理を行う際にユーザ認証のためのデータ、例えば、ユーザID、パスワード等を入力するものである。
印刷装置531〜533は、画像情報をビットマップ展開する画像メモリ534、印刷手段535、複製情報記録手段536、用紙判別センサ537を備えている。複製情報記録手段536は、ICチップを有する原本の複製時に、ICチップを有する複製先の用紙に、原本のICチップに記録された複製情報を複製先のICチップに複製記録するものである。もちろん、この複製情報記録手段536は、原本用紙作成時にICチップに複製情報を記録するために用いることもできる。
サーバ50Aは、重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)501、ユーザDB(ユーザデータベース)502、重要度レベル判定手段503、複製可否判定手段504、複製履歴記録手段505、ユーザ認証手段506を備えている。複製可否判定手段504は、複製情報読取手段525がICチップから読取った複製情報と、端末装置511〜513から送られるユーザ認証データとサーバ50Aに記録されたユーザDB502及び重要度レベルTB501とを参照して複製の可否を判断する。複製可否の手順は実施例1の画像形成装置と同様である。
原本作成の際、作成者は、ネットワークに接続された端末装置511から印刷装置531にサーバ50Aを介して印刷データを送信する。印刷データの送信の際に作成者はその印刷データに対する重要度を指定する。この重要度というのは、印刷後の書類の複製を許可されるユーザの範囲を制限する情報である。実施例1で述べたように、例えば図3のような重要度レベルが設定されている場合、重要度3の書類は、部長職以上の人しか印刷できないことを示している。なお、この例は一例であり、重要度の設定は管理者により自由に行うことができるのは言うまでもない。
ICチップに原本画像情報の複製の許可・不許可の基準に関する複製情報を登録してある用紙の画像を複製する場合には、ネットワーク上に接続されたICチップのデータを読み込むことができる画像読取装置521〜523のいずれかに用紙をセットすると、まず、最初の走査が行われ、画像読取装置のスキャニング手段524に内蔵された複製情報読取手段525により読取り、原本のICチップに登録されていた複製情報をネットワーク上のサーバ50Aに送信する。この複製情報の指示に従って、原本画像の複製が行われ又は複製の拒絶がなされる。
いまネットワーク上に接続された、ICチップのデータを読み込むことができる画像読取装置521に、上述の方法によって作製された用紙をセットし複製を要求すると、複製情報読取手段525で用紙に内蔵されているICチップの複製情報を読取り、全て複製が許可された制限のないものを除き、重要度が設定されている書類の場合は、複製者個人のユーザIDの入力を求める。このとき入力されたユーザIDをネットワークに接続されているサーバ50Aに送信し、複製情報読取手段525で読取った複製情報に基づいて、サーバ50Aの複製可否判定手段504が、ユーザDB502と、重要度レベルTB501と参照して、入力された複製者個人のユーザIDが画像の複製を許可されているかどうかを判定する。
判定の結果、複製が許される場合には、画像読取装置521に指示が出され、スキャニング手段524の画像情報読取手段526により原本が再度走査されて光学センサにより原本画像の読み込みが行われ、読取った情報はサーバ50Aに送信される。もしも重要度によって、複製が許可されていないユーザであった場合には、画像の取り込み処理は行われない。
画像読取装置521から送信されたデータを受信したサーバ50Aは、受取った原本画像情報に固有のIDを与え、原本作成者が原本画像情報に与えた重要度と対にして組み合わせ、原本画像情報を受信した日時と印刷を行った人のID情報(例えば社員ナンバー)とともに複製履歴記録手段505により複製履歴記録としてデータベースに格納する。データベースに格納されるデータは図3に示したものと同様である。その後原本画像情報を印刷データとして印刷装置531に送信する。
サーバ50Aから原本画像情報(印刷データ)を受取ると、印刷装置531は、画像メモリ534にビットマップデータを展開し、印刷手段535で指定された印刷を行うとともに、用紙に内蔵されているICチップにサーバ50Aが割り当てた固有のIDと作成者の設定した重要度を書き込む。このため印刷装置531には用紙判別センサ537と複製情報記録手段536が設けられる。
また、この画像形成システムにおいては、複製制限のないものを除き、複製情報の重要度により複写先の用紙にICチップが埋め込まれていることが要件とされ、用紙判別センサによりICチップが埋め込まれていない用紙を検出した場合には、複写を拒絶するようになされるのが好ましい。
なお、上記ではスキャナヘッドなどのスキャニング手段に内蔵させたアンテナアレイは、スキャナのカバー裏につけ、読取り操作面に対し平行に複数のアンテナを平面状に配置すると、ICチップの検出のためにスキャナヘッドを動かす必要がないので、複写情報の読取りを早くすることができる。
本発明のシステムによれば、ユーザ認証データを入力する端末装置と、ICチップに書き込まれている複製情報を読出しできる画像読取装置と、ICチップに情報を書き込むことができる印刷装置を、ネットワーク上のサーバに接続して印刷データの複製情報を参照管理することにより、社内において作成された印刷物を複製する資格のない人が複写し又は画像の取り込みを行うことができないようにすることができる。これにより不適格な人物が重要書類の複製を入手するのを制限できる。
また、企業内にこの画像形成システム構成した場合、社内で作製した機密文書が複写されて持ち出される危険を大きく軽減できる。また出入り口にセンサを設置することにより重要書類の持ち出しも防ぐことが可能になる、またデータベースで情報を管理することにより、重要書類を誰がいつ何度コピーしたかなどの情報も確認することができ不正な使用に対するチェックを行うことも可能になる、などの効果もある。
以上、図面を参照して本発明の実施例を説明した。ただし、以上に示したのは本発明の技術思想を具体化するための例を例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であり、特許請求の範囲に含まれる変更例にも等しく適用し得るものである。
10 複写機
11 スキャナ部分
12 印刷装置部分
13 給紙元
20 主制御部
21 重要度レベル判定手段
22 ユーザ認証手段
23 複製可否判定手段
24 スキャニング手段
25 複製情報読取手段
26 画像メモリ
27 操作/表示手段
28 重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)
29 ユーザDB(ユーザデータベース)
501 重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)
502 ユーザDB(ユーザデータベース)
503 重要度レベル判定手段
504 複製可否判定手段
505 複製履歴記録手段
515 操作/表示手段
524 スキャニング手段
525 複製情報読取手段
534 画像メモリ
11 スキャナ部分
12 印刷装置部分
13 給紙元
20 主制御部
21 重要度レベル判定手段
22 ユーザ認証手段
23 複製可否判定手段
24 スキャニング手段
25 複製情報読取手段
26 画像メモリ
27 操作/表示手段
28 重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)
29 ユーザDB(ユーザデータベース)
501 重要度レベルTB(重要度レベルテーブル)
502 ユーザDB(ユーザデータベース)
503 重要度レベル判定手段
504 複製可否判定手段
505 複製履歴記録手段
515 操作/表示手段
524 スキャニング手段
525 複製情報読取手段
534 画像メモリ
Claims (13)
- スキャナ部と印刷装置部と主制御部とからなる画像形成装置であって、該スキャナ部に複製情報読取手段を備え、主制御部に原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶することを特徴とする画像形成装置。
- 前記複製情報読取手段が、前記スキャナ部のスキャニング手段に内蔵されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、ユーザの属性情報を含むユーザデータベースと、重要度レベル毎に複製を許可するユーザの属性を設定した重要度レベルテーブルを備え、前記複製情報は、重要度レベル情報を含み、
前記ユーザ認証手段はユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段は、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報とを照合して複製可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記重要度レベルテーブルとユーザデータベースが画像形成装置の主制御部に備えられたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、更に複製履歴の記録手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、複写先の用紙にICチップが埋め込まれているかどうかを判別する用紙判定手段を備え、該用紙判定手段は、前記複製情報の重要度に基づいてICチップが埋め込まれていない用紙への複写を拒絶するようになしたことを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、原本画像情報の複製時において、前記原本画像情報が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製する複製情報記録手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- ネットワーク接続されたサーバと端末装置と画像読取装置と印刷装置とを有する画像形成システムにおいて、
前記画像形成システムは、原本画像の重要度レベルを判定する重要度レベル判定手段、ユーザ認証手段、複製可否判定手段を備え、複製が要求されたとき、前記スキャナ部に載置された原本の用紙に埋め込まれたICチップに登録された複製情報を前記複製情報読取手段により読取り、該複製情報に基づいて複製可否判定手段が原本画像の複製可否を判定し、原本画像の複製を行い又は複製を拒絶することを特徴とする画像形成システム。 - 前記複製情報読取手段が、前記画像読取装置のスキャナ部に内蔵されたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記サーバは、ユーザの属性情報を含むユーザデータベースと、重要度レベル毎に複製を許可するユーザの属性を設定した重要度レベルテーブルと、ユーザ認証手段と複製可否判定手段とを備え、前記複製情報は、重要度レベル情報を含み、
前記ユーザ認証手段がユーザデータベースを参照してユーザ認証を行いユーザの属性情報を取得し、前記複製可否判定手段が、前記複製情報中の重要度レベルに基づいて、重要度レベルテーブルを参照して前記ユーザ属性情報と照合して複製可否を判定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。 - 前記サーバは、更に複製履歴の記録手段を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
- 前記画像読取装置は、複写先の用紙にICチップが埋め込まれているかどうかを判別する用紙判定手段を備え、該用紙判定手段は、前記複製情報の重要度に基づいてICチップが埋め込まれていない用紙への複写を拒絶するようになしたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
- 前記印刷装置は、原本画像情報の複製時において、前記原本画像が形成された用紙に埋め込まれたICチップに記録されている複製情報を、複製先の用紙に埋め込まれたICチップに複製する複製情報記録手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
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