JP2005260444A - 検認装置、検認者携帯端末及び検認プログラム - Google Patents

検認装置、検認者携帯端末及び検認プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 現場や外出先で、検認対象文書全体を検認者が確認した上で、検認できる検認装置がなかった。
【解決手段】 対象電子データ特定手段14が電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定し、サマリーデータ作成手段15が電子データのサマリーデータを作成し、ハッシュ値作成手段16がサマリーデータのハッシュ値及び当該電子データのハッシュ値を作成し、送受信手段18がサマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末から受付け、コード生成手段17が電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成し、印刷手段19が当該電子データを印刷するとき、上記コード生成手段が生成したコードを付与して印刷するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、検認システム及び検認プログラムに関し、特にパソコン等を持ち込みにくい現場や外出先での検認を、電子署名を用いて行う検認システム及び検認プログラムに関するものである。
従来から検認依頼者が検認対象文書を印刷して、その印刷された検認対象文書に検認者の検認を依頼することが行われる。検認者は印刷された検認対象文書の内容を目視で確認して、検認を行うことになるが、検認を電子署名により行おうとするとき、検認するデータの種類に応じて閲覧と電子署名とができる環境がないと、検認を依頼されたその場所で即座に検認処理を行うことができない。
また特開2002−91299号公報(以下、特許文献1)には、携帯端末での電子署名に対応するために、携帯端末にサマリテキストを表示し、サマリテキストの内容に対して署名を行う電子署名システムが開示されている。しかしながら、検認者はサマリテキストだけでなく、検認対象文書全体を確認して電子署名を行いたいときは、特許文献1に開示された技術では対応できず、特許文献1に開示された技術によると、検認者が確認できる内容が限定されるため、処理できる文書の種類が限られる。
特開2002−91299号公報
本発明が解決しようとする課題は、特にパソコン等を持ち込みにくい現場や外出先での検認を実現することであり、またそのときに検認対象文書全体を検認者に確認できるように、構成することである。
本発明に係る検認装置は、検認依頼者端末とネットワーク接続された検認装置であって、上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定手段と、上記対象電子データ特定手段が特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成手段と、上記サマリーデータ作成手段が作成したサマリーデータのハッシュ値及び当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成手段と、上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末から受付ける送受信手段と、上記対象電子データ特定手段が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信手段が受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成手段と、当該電子データを印刷するとき、上記コード生成手段が生成したコードを付与して印刷する印刷手段とを備えたものである。
また本発明に係る検認装置は、検認依頼者端末及び検認者携帯端末とネットワーク接続された検認装置であって、上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定手段と、上記対象電子データ特定手段が特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成手段と、上記サマリーデータ作成手段が作成したサマリーデータのハッシュ値及び当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成手段と、上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末から受付ける送受信手段と、上記対象電子データ特定手段が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信手段が受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成手段と、当該電子データを印刷するとき、上記コード生成手段が生成したコードを付与して印刷する印刷手段とを備え、上記送受信手段は、上記検認者携帯端末から当該電子データのハッシュ値への署名データを受付け、受付けた後当該署名データを当該電子データと対応付けて保管することを特徴とするものである。
また上記送受信手段は、上記検認者携帯端末から当該電子データのハッシュ値への署名データを受付けた後、予め記憶されている検認者指定の端末に、検認済みの通知をし、この検認者指定の端末から当該電子データの閲覧を受付けることを特徴とするものである。
本発明に係る検認者携帯端末は、検認装置とネットワーク接続され、電子データを特定する識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データを含むコードを読取り可能な検認者携帯端末であって、上記コードを読取ることで得られた、サマリデータと、当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データとにより検認依頼の正当性を検証する検証手段と、上記検証手段の検証が正しく行われたときは、検認者から当該電子データのハッシュデータへの電子署名を受付ける署名手段とを備えたものである。
また本発明に係る検認者携帯端末は、検認装置とネットワーク接続され、電子データを特定する識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データを含むコードを読取り可能な検認者携帯端末であって、上記コードを読取ることで得られた、当該電子データのハッシュ値を上記検認装置に送信し、上記検認装置が受信した当該電子データのハッシュ値と保管している当該電子データとにより検証した結果を受け取る検証手段と、上記検証手段が受け取った検証結果が正しいときは、検認者から当該電子データのハッシュデータへの電子署名を受付ける署名手段とを備えたものである。
さらに、コードに含まれるサマリデータを表示する表示手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る検認プログラムは、検認依頼者端末とネットワーク接続された検認装置に実行させるための検認プログラムであって、上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定ステップと、当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成第1ステップと、上記対象電子データ特定ステップで特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成ステップと、上記サマリーデータ作成ステップで作成されたサマリーデータのハッシュ値を作成するハッシュ値作成第2ステップと、上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を上記検認依頼者端末から受付ける送受信ステップと、上記対象電子データ特定ステップで特定された電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信ステップで受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成ステップと、当該電子データを印刷するとき、上記コード生成ステップで生成したコードを付与して印刷する印刷ステップとを検認装置に実行させるものである。
本発明の検認システム及び検認プログラムによると、検認者は検認対象文書全体を確認した上で、検認をすることができ、またパソコン等を持ち込みにくい現場や外出先で検認を実現することができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態のシステム構成図である。図1に示すように、文書管理サーバ(検認装置)1、プリンタ2、検認依頼者端末4、検認者携帯端末5及び検認者端末6がネットワーク接続されている。なお文書管理サーバ1、プリンタ2、検認依頼者端末4、検認者携帯端末5及び検認者端末6間のネットワーク接続については、特に限定しない。ネットワーク接続については、今後説明するシステム構成図に関しても同様であるとする。
図2は、本実施の形態における処理の流れを、検認依頼者、検認者の動作に着目して説明した図である。最初に検認依頼者は、検認依頼者端末4を用いて文書管理サーバ1に対して、対象電子データの印刷を要求し(ステップS1)、コード付き電子データ印刷物3をプリンタ2から取り出す。次に、このコード付き電子データ印刷物3を、検認者に提示し、検認を依頼する(ステップS2)。
検認者は、コード付き電子データ印刷物3の内容を目視で確認し(ステップS3)、目視で確認した内容が正しければ、検認するためにコード付き電子データ印刷物3のコードを検認者携帯端末3により読み取る(ステップS4)。次に検認者は検認者携帯端末5に表示されるメッセージに従って、電子データのハッシュ値への署名をし(ステップS5)、署名データを文書管理サーバ1に送信する処理をする(ステップS6)。ステップS6で電子データの識別情報と、署名データとが文書管理サーバ1に送信され、その後文書管理サーバ1では、識別情報を参照することにより、この署名データを該当する電子データと対応付けて保管する。さらに、文書管理サーバ1から検認者端末6に検認済み通知が発信され(ステップS7)、検認者端末ではこの検認済み通知を受信した後、該当する電子データを閲覧することができるので、画面に表示することや印刷することができる。この検認済み通知を受信することで、検認者側では検認依頼者から検認依頼のために提示されたコード付き電子データ印刷物3を破棄し、検認済み電子データ印刷物7を正式書類として保管することができる。
図3は、本実施の形態について図1に示したシステム構成図を詳細に記した図である。文書管理サーバ1、プリンタ2、検認依頼者端末4、検認者携帯端末5及び検認者端末6については、図2で説明したとおりである。文書管理サーバ1には、検認対象となる電子データファイル11が保管され、検認依頼者署名データファイル12と検認者署名データファイル13とが対応付けられている。検認依頼者署名データファイル12には、検認依頼者情報(検認依頼者電子証明書を含む)、検認者署名データファイル13には、検認者情報(検認者電子証明書を含む)が格納される。
また図3では簡便にするために、電子データファイル11、検認依頼者署名データファイル12及び検認者署名データファイル13は1つだけ記載しているが、実際には複数組が保管されていて、電子データファイル11には単一となる識別情報が付与されている。
対象電子データ特定手段14は、検認依頼者端末4から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データファイル11に付与された識別情報に基づき電子データファイル11(対象電子データ)を特定し、サマリーデータ作成手段15は、対象電子データ特定手段14が特定した電子データのサマリーデータを作成する。またハッシュ値作成手段16は、当該電子データのハッシュ値、及びサマリーデータ作成手段15が作成したサマリーデータのハッシュ値を作成し、送受信手段18はサマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末4から受付けたり、他のコンピュータとのデータのやりとりを行う。また送受信手段18は、検認依頼者端末4から検認対象電子データを受付けたときは、電子データファイル11として保管する。
コード生成手段17は、対象電子データ特定手段14が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び送受信手段18が受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成する。コードについては、図4に詳述する。印刷手段19は当該電子データを印刷するとき、コード生成手段17が生成したコードを付与して印刷する。印刷物がコード付き電子データ印刷物3になる。また、コード自体はプリンタ2による印刷によらないで、電子データを印刷した印刷物に何らかの方法(例えばコードをシールにして貼付するなど)で付与して、コード付き電子データ印刷物3とすることもできる。
また検認依頼者端末4には、検認依頼者の電子証明書である検認依頼者証明書25が保管され、送受信手段21は文書管理サーバ1とデータのやりとりを行い、表示手段22は検認依頼のために必要な情報を表示装置(図示せず)に表示する。また、検認対象指定手段23は入力手段(図示せず)を用いて指定された、検認対象電子データの印刷指定を受付け、署名手段24は、検認依頼者証明書25を用いてサマリデータのハッシュ値への署名を行う。
次に検認者は検認者携帯端末5と検認者端末6とを有し、検認者携帯端末5は検認者が出張先等にも常に携帯する端末と想定し、検認者端末6は会社の自席にある端末と想定する。検認者携帯端末5の構成について説明する。検認者の電子証明書である検認者証明書36が保管され、送受信手段31は文書管理サーバ1とデータのやりとりを行う。コード読取手段32はコード付き電子データ印刷物3のコードを読み取り、検証手段33はコードから読み取った署名データ等の検証を行う。また表示手段34は検認者携帯端末5の表示装置(図示せず)に、サマリデータを表示し、署名手段35は検認者証明書36を用いて電子データのハッシュ値に署名を行う。
検認者端末6の構成について説明する。送受信手段41は文書管理サーバ1とデータのやりとりを行い、文書管理サーバ1から検認済み通知メール42を受信し、メール手段43は検認済み通知メール42を表示する。検認済み通知メール42は、通常のメールと同様に受信するので、保管の方法についてはメール手段43に依存する。表示手段44は、対象電子文書の表示を行い、印刷手段45は、対象電子文書の印刷を検認者端末6に接続された所定のプリンタ(図示せず)に対して指示する。
図4は、コード生成手段17が生成するコード51について示した模式図である。コード51には、電子データ識別情報52、電子データのハッシュ値53、電子データのサマリデータ54、検認依頼者がサマリデータのハッシュ値に署名した署名データ55(以下、検認依頼者署名データ55)が含まれる。
次に処理の流れについて、図5〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。図5は、図2に示したステップS1〜ステップS2の処理に該当し、文書管理サーバ1が検認依頼者端末4からの要求に基づき、コード付き電子データ印刷物3を印刷するまでの処理について説明している。検認依頼者端末4で検認対象指定手段23が検認対象電子データの印刷指定を受付けると(ステップS11)、送受信手段21がその印刷指定を文書管理サーバ1に送信し、文書管理サーバ1の送受信手段18が検認対象電子データの印刷指定を受付ける(ステップS12)。このとき検認対象電子データは、検認依頼者端末4で新規に作成した文書ファイル、一時記憶データ、または文書管理サーバ1に既に保管してある電子データファイル11となる。検認依頼者端末4で新規に作成した文書ファイル、一時記憶データの印刷指定を受付けたときは、送受信手段21は、印刷指定データを送信し、文書管理サーバ1では送受信手段18が受信した印刷指定データに単一となる識別情報を付与した後、電子データファイル11として保管する。また既に電子データ1として保管されているものを検認対象電子データとして指定されたときは、送受信手段21は識別情報だけ送信する。
その後対象電子データ特定手段14が、送受信手段18から通知された識別情報で対象となる電子データファイル11を特定し、ハッシュ値作成手段16が電子データのハッシュ値を作成し、このハッシュ値を一時保管する(ステップS13)。
次にサマリーデータ作成手段15が、対象電子データ特定手段14が特定した電子データのサマリーデータを作成し、このサマリーデータを一時保管する(ステップS14)。また検認依頼者端末4に作成したサマリーデータを送信し、確認を促し、検認依頼者端末4から修正または確定の指定を受付ける(ステップS15)。確認後、検認依頼者端末4から修正の指定を受付けたときは、その指定内容に基づき、サマリーデータ作成手段15がサマリデータを再作成する。
サマリーデータの確定を受けて、ハッシュ値作成手段16は、サマリーデータ作成手段15が作成したサマリーデータのハッシュ値を作成し、検認依頼者端末4にサマリーデータのハッシュ値を送信する(ステップS16)。検認依頼者端末4では、署名手段24が検認依頼者証明書25を用いてサマリーデータのハッシュ値に署名をし、署名データを文書管理サーバ1へ送信する(ステップS17)。その後、コード生成手段17が電子データ識別情報、ハッシュ値、サマリーデータ、検認依頼者署名データによりコードを生成し(ステップS18)、印刷手段19が電子データを印刷するとき、コードを付与して印刷する。以上図3に示した処理にて、コード付き電子データ印刷物3が作成される。
なおサマリーデータ作成手段15が作成するサマリーデータとは、文字どおり要約であるが、どのようにサマリーデータを作成するかは周知の方法による。例えば、電子データファイル11の、プロパティ(属性)情報と、本文の先頭から所定の文字数を抜粋した情報とにより構成したり、電子データファイル11の本文タイトル部分を検索して作成するなどの方法が考えられる。またサマリーデータ作成手段15が作成したサマリーデータを、検認依頼者端末4に確認を促すので、検認依頼者端末4で任意のサマリーデータに修正することができる。
次に図6に示すフローチャートを用いて、文書管理サーバ1が検認者携帯端末5から検認を受付ける処理について説明する。図2に示した処理では、ステップS3の処理後、ステップS4〜ステップS6で説明した処理に該当する。最初に検認者は目視でコード付き電子データ印刷物3を確認した後、検認するときは検認者携帯端末5に接続されたコード読取装置(図示せず)をコード付き電子データ印刷物3のコード部分に接触させる。それによりコード読取手段32は、コードに含まれる情報を読み取り(ステップS21)、検証手段33は、サマリデータと、当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データとにより検認依頼の正当性を検証する。検証の具体的な方法は、文書管理サーバ1に対して検認依頼者署名データ13に含まれる検認依頼者電子証明書を要求し、この検認依頼者電子証明書を用いて電子データのハッシュ値53を暗号化したものと、検認依頼者署名データ55とを比較する(ステップS22)。比較の結果同一であれば、コード付き電子データ印刷物3のコード部分の検証が正しく行われたことになるので、ステップS23の処理に進むが、比較の結果同一でないときは、コード部分が不正であるとし、処理を終了する。検証が正しく行われたときは、電子データのサマリデータ54を表示装置(図示せず)に表示し(ステップS23)、検認者から検認の意思を受付ける(ステップS24)。検認するとしたときは、検認者証明書36を用いて電子データのハッシュ値53に署名をし、署名したハッシュ値をコード51から読み取った電子データ識別情報52とともに、文書管理サーバ1に送信する(ステップS25)。文書管理サーバ1では署名したハッシュ値を受信し、検認者署名データ13として、電子データ識別情報52に基づき検索した該当の電子データと対応付けて保管する(ステップS26)。ステップS24で、検認しないとしたときは、そのまま終了する。
次に検認者端末6に、検認済み通知メールを送信する処理について図7に示すフローチャートを用いて説明する。図2で示したステップS7に該当する。文書管理サーバ1は検認者署名データ13を電子データ11と対応付けて保管した後、検認者署名データ13に含まれている検認者のメールアドレスを用いて検認者端末6に検認済み通知メールを発信する(ステップS31)。検認者端末6では、受信した検認済み通知メールにより電子文書を特定し(ステップS32)、文書管理サーバ1の該当する電子データファイル11を検認者端末6に転送することで、その対象の電子データファイル11の表示または印刷を可能にする(ステップS33)。
以上説明したように本実施の形態によると、検認者は検認対象文書全体をコード付き電子データ印刷物3で確認した上で、検認をすることができ、またパソコン等を持ち込みにくい現場や外出先で検認を実現することができる。
また、検認する前にコード51に含まれる電子データのサマリデータを検認者携帯端末5の表示装置(図示せず)に表示するように構成している。それにより、検認者は検認しようとする電子データファイル11の要約を、検認する前に確認することができる。
さらに、検認終了後、検認済み通知メールを検認者端末6に送信するように構成しているので、検認者は検認後の電子データファイル11を表示または印刷することができる。また検認済み通知メール受信までコード付き電子データ印刷物3を控えとして保持することができる。
なお本実施の形態で示したコードとは、例えばバーコード、二次元バーコード(二次元コード)を示すが、それ以外にも対象電子データ特定手段が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データから生成され、これらの情報を格納でき、検認者携帯端末5で読み取れるものであればよい。
また、検認者が有する端末として、検認者携帯端末5と検認者端末6とを想定したが、検認済み通知は検認者携帯端末5へ発信するように構成することも可能であり、検認者端末6で説明した各構成を、検認者携帯端末5に含むように構成することもできる。
実施の形態2.
図8は、本実施の形態における処理の流れを、検認依頼者、検認者の動作に着目して説明した図である。実施の形態1で用いた図2の処理と類似しているが、異なる点はステップS5で電子データのハッシュ値へ署名をする処理に関してである。本実施の形態では、コード51を読み取ることで得られる電子データのハッシュ値53を、文書管理サーバ1に送信し、文書管理サーバ1で検証した後、署名要求を文書管理サーバ1から検認者携帯端末5に送信する。
図9は、本実施の形態のシステム構成図である。実施の形態1で示した図3のシステム構成図とほぼ同一であるが、本実施の形態ではコード51の検証を文書管理サーバ1の検証手段20で行う。
図10は、本実施の形態における文書管理サーバ1が検認者携帯端末5から検認を受付ける処理について説明したフローチャートである。最初に検認者は目視でコード付き電子データ印刷物3を確認した後、検認するときは検認者携帯端末5に接続されたコード読取装置(図示せず)をコード付き電子データ印刷物3のコード部分に接触させる。それによりコード読取手段32は、コードに含まれる情報を読み取り(ステップS41)、送受信手段31はコードに含まれる電子データ識別情報52と電子データのハッシュ値53とを文書管理サーバ1に送信する(ステップS42)。文書管理サーバ1の検証手段30は、受信した電子データ識別情報52に基づき、電子データファイル11の電子データから生成したハッシュ値と、検認者携帯端末5から送信されたハッシュ値とが同一であるかどうかマッチング(検証)を行い(ステップS43)、マッチングがOKであれば(ステップS44)、検認者携帯端末5に電子データのハッシュ値への署名を要求する(ステップS45)。検認者が検認するとしたときは、検認者証明書36を用いて電子データのハッシュ値に署名をし、署名したハッシュ値をコード51から読み取った電子データ識別情報52とともに、文書管理サーバ1に送信する(ステップS46)。文書管理サーバ1では署名したハッシュ値を受信し、検認者署名データ13として該当の電子データと対応付けて保管する(ステップS47)。ステップS44でマッチング結果がNGであるときは、検認者携帯端末5に検証を継続できない旨を通知して、処理を終了する。ステップS46で、検認者が検認しないとしたときは、そのまま終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、コード51の検証を文書管理サーバ1で行う点が実施の形態1とは異なるが、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態1及び2のシステム構成図である。 実施の形態1の処理の流れを説明した模式図である。 実施の形態1のシステム構成図である。 コード51を示した模式図である。 コード付き電子データ印刷物3を印刷するまでの処理の流れを示したフローチャートである。 文書管理サーバ1が検認者携帯端末5から検認を受付ける処理の流れを示したフローチャートである。 文書管理サーバ1が検認済み通知メールを送信する処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態2の処理の流れを説明した模式図である。 実施の形態2のシステム構成図である。 実施の形態2において、文書管理サーバ1が検認者携帯端末5から検認を受付ける処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1 文書管理サーバ(検認装置)、4 検認依頼者端末、5 検認者携帯端末、6 検認者端末(検認者指定の端末)、14 対象電子データ特定手段、15 サマリーデータ作成手段、16 ハッシュ値作成手段、17 コード生成手段、18 送受信手段、33 検証手段、34 表示手段、35 署名手段。

Claims (7)

  1. 検認依頼者端末とネットワーク接続された検認装置であって、
    上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定手段と、
    上記対象電子データ特定手段が特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成手段と、
    上記サマリーデータ作成手段が作成したサマリーデータのハッシュ値及び当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成手段と、
    上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末から受付ける送受信手段と、
    上記対象電子データ特定手段が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信手段が受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成手段と、
    当該電子データを印刷するとき、上記コード生成手段が生成したコードを付与して印刷する印刷手段と
    を備えたことを特徴とする検認装置。
  2. 検認依頼者端末及び検認者携帯端末とネットワーク接続された検認装置であって、
    上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定手段と、
    上記対象電子データ特定手段が特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成手段と、
    上記サマリーデータ作成手段が作成したサマリーデータのハッシュ値及び当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成手段と、
    上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を検認依頼者端末から受付ける送受信手段と、
    上記対象電子データ特定手段が特定した電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信手段が受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成手段と、
    当該電子データを印刷するとき、上記コード生成手段が生成したコードを付与して印刷する印刷手段とを備え、
    上記送受信手段は、上記検認者携帯端末から当該電子データのハッシュ値への署名データを受付け、受付けた後当該署名データを当該電子データと対応付けて保管することを特徴とする検認装置。
  3. 上記送受信手段は、上記検認者携帯端末から当該電子データのハッシュ値への署名データを受付けた後、予め記憶されている検認者指定の端末に、検認済みの通知をし、この検認者指定の端末から当該電子データの閲覧を受付けることを特徴とする請求項2に記載の検認装置。
  4. 検認装置とネットワーク接続され、
    電子データを特定する識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データを含むコードを読取り可能な検認者携帯端末であって、
    上記コードを読取ることで得られた、サマリデータと、当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データとにより検認依頼の正当性を検証する検証手段と、
    上記検証手段の検証が正しく行われたときは、検認者から当該電子データのハッシュデータへの電子署名を受付ける署名手段と
    を備えたことを特徴とする検認者携帯端末。
  5. 検認装置とネットワーク接続され、
    電子データを特定する識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び当該電子データから作成したサマリーデータのハッシュ値に検認依頼者が電子署名をした署名データを含むコードを読取り可能な検認者携帯端末であって、
    上記コードを読取ることで得られた、当該電子データのハッシュ値を上記検認装置に送信し、上記検認装置が受信した当該電子データのハッシュ値と保管している当該電子データとにより検証した結果を受け取る検証手段と、
    上記検証手段が受け取った検証結果が正しいときは、検認者から当該電子データのハッシュデータへの電子署名を受付ける署名手段と
    を備えたことを特徴とする検認者携帯端末。
  6. さらに、コードに含まれるサマリデータを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の検認者携帯端末。
  7. 検認依頼者端末とネットワーク接続された検認装置に実行させるための検認プログラムであって、
    上記検認依頼者端末から検認対象電子データの印刷指定を受付けると、電子データに付与された識別情報に基づき対象電子データを特定する対象電子データ特定ステップと、
    当該電子データのハッシュ値を作成するハッシュ値作成第1ステップと、
    上記対象電子データ特定ステップで特定した電子データのサマリーデータを作成するサマリーデータ作成ステップと、
    上記サマリーデータ作成ステップで作成されたサマリーデータのハッシュ値を作成するハッシュ値作成第2ステップと、
    上記サマリーデータのハッシュ値に対する電子署名を上記検認依頼者端末から受付ける送受信ステップと、
    上記対象電子データ特定ステップで特定された電子データの識別情報、当該電子データのハッシュ値、当該電子データのサマリデータ、及び上記送受信ステップで受付けた、検認依頼者が当該サマリーデータのハッシュ値に電子署名をした署名データに基づきコードを生成するコード生成ステップと、
    当該電子データを印刷するとき、上記コード生成ステップで生成したコードを付与して印刷する印刷ステップと
    を実行させるための検認プログラム。
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