JP2005258974A - キーボード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 USBハブ機能を備えたキーボード装置において、周辺機器等の接続操作を簡易化して、使い勝手の向上を図ったキーボード装置を提供する。
【解決手段】 筐体2の側面や背面に設けたソケット取付部6に対して、USBケーブル30のプラグ31が着脱されるプラグ接続開口部22が設けられたUSBソケット15が、筐体2の取付部6にプラグ接続開口部22を筐体面と平行に開口させる第1位置と筐体面と直交して開口させる第2位置とに亘って回動自在に設けられてなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等の入力装置を構成するキーボード装置に関し、さらに詳しくはユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルが着脱されるユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットを有するキーボード装置に関する。
キーボード装置は、例えばコンピュータ本体、モニタ、マウス、プリンタ等の機器と接続されてコンピュータシステムを構成し、各種信号の入力装置を構成する。キーボード装置は、キーフレームに所定の配列順序にしたがって多数個のキートップを搭載するとともに、各キートップに対向してボトムフレーム側にスイッチが配列され、キートップの押下操作によって閉成されるスイッチからの信号に基づいて所定の信号処理を行って制御信号を生成する制御回路部とを備えてなる。キーボード装置は、所定のキートップを押圧操作することによって、このキートップに対向して配置されたスイッチが作動されて割り付けられた所定の信号を出力する。
ところで、コンピュータシステムにおいては、構成機器間を相互に接続するための汎用インターフェースとしてユニバーサル・シリアル・バス(USB:Universal Serial Bus。以下、USBと略称する。)インターフェース規格が制定され、このUSB規格に基づいて構成機器の相互接続が行われるようになっている。コンピュータシステムにおいては、各構成機器にそれぞれUSB規格に適合したUSBソケットを設けるとともに、これらUSBソケットにUSB規格に適合したUSBケーブルのプラグを接続して相互接続が行われる。
一方、コンピュータシステムにおいては、上述したシステム構成機器とともに、いわゆるダウンストリーム周辺機器として例えばデジタルカメラ、USBメモリ等も接続して用いられるようになっている。また、コンピュータシステムにおいては、使用頻度が少なくなったためにコンピュータ本体の標準搭載から外されたフロッピー(登録商標)ディスクドライブ等もオプション機器として接続して用いられるようになっている。かかるダウンストリーム周辺機器やオプション機器は、必要に応じて接続されるために、作業スペースの奥まった場所に設置されることが多いコンピュータ本体に接続する操作が面倒であるとともに、長いUSBケーブルを必要とする。
キーボード装置においては、USBハブ機能とUSBソケットとを設けることによって対で使用されることが多いマウスを直接接続してケーブルの短縮化を図るようにしたものも提案されている。キーボード装置は、一般に使用者の手元に置かれて用いられることから、これに上述したダウンストリーム周辺機器やオプション機器を接続することによって使い勝手が向上されるとともに煩雑なケーブルが整理されるようになる。かかる機能を備えたキーボード装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。
USBハブ機能を備えたキーボード装置においては、入力操作に支障を来さず或いは意匠的外観を損なわないような目立たない場所にUSBソケットが配置されていた。例えば図11に示したキーボード装置100においては、筐体101の背面102に複数個のUSBソケット103a、103bが配置されている。また、例えば図12に示したキーボード装置110においては、筐体111の側面112に複数個のUSBソケット113a、113bが配置されている。
特開平11−288352号公報
ところで、USBハブ機能を備えたキーボード装置においては、上述したようにUSBソケットを筐体の目立たない位置に配置することから、周辺機器等を接続する場合に使用者がソケットの配置場所や向きを確認する必要があった。キーボード装置においては、使用者によってその都度持ち上げられてその確認が行われるとともに、USBソケットに対してUSBケーブルのプラグを嵌合する操作が行われていた。
したがって、キーボード装置においては、周辺機器等を接続する操作が面倒であるとともに、持上げ操作に際して誤ってキートップが押圧されることによって誤入力が行われてしまったり落下による破損や故障の発生等の問題があった。
したがって、本発明は、周辺機器等との接続操作を簡易化して使い勝手の向上を図ったキーボード装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかるキーボード装置は、キートップを押下操作することにより相対して設けられたスイッチが作動されて所定の信号を出力するとともに、筐体の側面や背面にUSBケーブルのプラグが着脱されるプラグ接続開口部が設けられたUSBソケットが設けられている。本発明にかかるキーボード装置は、USBソケットが、筐体に設けたソケット取付部に対して回動自在に設けられている。
また、本発明にかかるキーボード装置は、USBソケットが、筐体の取付部にプラグ接続開口部を筐体面と平行に開口させる第1位置と筐体面と直交して開口させる第2位置とに亘って回動自在に設けられ、USBケーブルが未接続状態においては第1位置に保持させる。本発明にかかるキーボード装置は、第1位置にあるプラグ接続開口部にUSBケーブルを接続するとともに第2位置にプラグ接続開口部を回動してこの第2位置で保持させることを可能とする。
さらに、本発明にかかるキーボード装置は、USBソケットが、筐体の取付部に第1位置への復帰習性を付与されて回動自在に設けられており、USBケーブルが未接続状態においてプラグ接続開口部が上方に向けられた状態に保持されて識別される。
さらにまた、本発明にかかるキーボード装置は、USBソケットのケース体に、取付部に相対する側面に形成した係合凹部と対向してガイド孔が形成されるとともに、このガイド孔に先端のストッパ部が対向されてストッパ部材が収納習性を付与されて収納されており、プラグ接続開口部にUSBケーブルのプラグを嵌合することによってストッパ部材が動作されてストッパ部がガイド孔から突出して相対する取付部の係合凹部に係合されるように構成される。
以上のように構成された本発明にかかるキーボード装置によれば、筐体に対してUSBソケットを回動操作してプラグ接続開口部の位置を変えることで、持上げ操作を行うことなくプラグ接続開口部に対してUSBケーブルのプラグを容易に嵌合することが可能となり使い勝手が向上する。
本発明にかかるキーボード装置によれば、第1位置で筐体面と平行に開口されるUSBソケットのプラグ接続開口部に対してUSBケーブルのプラグを嵌合させた後にUSBソケットを第2位置へと回動させることによってUSBケーブルが筐体面と直交して引き出されることから、キー操作時にUSBケーブルが邪魔にならないように引き回すことが可能となる。
本発明にかかるキーボード装置によれば、USBソケットのプラグ接続開口部が初期位置を規定されることによって、プラグ接続開口部の位置を確認する操作が不要とされるとともにUSBケーブルのプラグを正確かつ迅速に嵌合させることが可能となる。
本発明にかかるキーボード装置によれば、回動操作されるUSBソケットがUSBケーブルのプラグを嵌合した状態においてストッパ部材が係合凹部に相対係合してロックされることで、USBケーブルを安定した状態で引き出すことが可能となるとともに接続状態が確実に保持されるようになる。
以下、本発明の実施の形態として示すキーボード装置1について、図面を参照して詳細に説明する。キーボード装置1は、基本的な構成を従来のキーボード装置と同様とすることから詳細な説明を省略するが、例えばパーソナルコンピュータ等の本体機器と有線により接続され、文字情報や数字情報或いは記号情報等を出力し、また所定の機能を実行させる指示信号等を出力する。キーボード装置1は、詳細を後述するようにUSBインターフェースのコネクタ部を備えて周辺機器やオプション機器を接続して手元に近い場所で使用することを可能とする。
キーボード装置1においては、筐体の背面側に位置してUSBインターフェースのコネクタ部を構成するUSBソケット15を取り付けるソケット取付部6が設けられている。なお、キーボード装置1は、ソケット取付部6を筐体の側面に設けるようにしてもよく、また複数個を設けるようにしてもよい。
ソケット取付部6は、図1乃至図3に示すように、底面部4と外周壁部5とに跨って矩形の切り欠きを形成するとともに、この切り欠きの開口縁に沿って底面部4と外周壁部5から一体に立ち上がり形成した側面壁部7、8及び内壁部9によって上下及び背面側を開口したソケット取付空間部10を構成している。
ソケット取付部6には、図3に示すように相対する側面壁部7、8に、互いに軸線を一致させてソケット取付空間部10に貫通する貫通孔からなる第1軸孔11と第2軸孔12とが形成されている。なお、ソケット取付部6は、図1及び図2に示すようにボトムケース2に組み合わされたアッパフレーム3の対向部位に開口部13を形成することによって天井部位が開放され、後述するようにUSBソケット15の取付状態を上方から識別可能とするように構成されている。
ソケット取付部6は、筐体(ボトムケース2)に対してUSBソケット15を回動自在に取り付ける。USBソケット15は、詳細を省略するが合成樹脂材によって形成されるとともに内周部をグランドシールされてなる矩形筒状のケース体16と、このケース体16の内部に軸方向に支持されて設けられた合成樹脂製のガイドプレート17と、このガイドプレート17の主面上に設けられたプラグ端子18乃至21を備えている。USBソケット15は、ケース体16の一方開口部がプラグ接続開口部22として構成される。
USBソケット15には、ケース体16の内部にガイドプレート17が、その主面を内面と所定の間隔を以って対向されるとともに先端部をプラグ接続開口部22に臨ませられるようにして収納される。USBソケット15は、ガイドプレート17の主面に、互いに絶縁を保持されて各端子18乃至21がそれぞれ長手方向に形成されている。
USBソケット15には、ケース体16の両側面に、互いに軸線を一致されるとともにソケット取付部6側の第1軸孔11と第2軸孔12の内径とほぼ等しい外径を有する筒状の第1ボス部23と第2ボス部24とがそれぞれ一体に突出形成されている。これら第1ボス部23と第2ボス部24は、それぞれの軸孔23a、24a(図6及び図7参照)がケース体16の内部空間に連通されている。第1ボス部23は、一端部をケース体16の内部空間において上述した各端子18乃至21とそれぞれ接続されたリード線25の他端部を軸孔23aを介して引き出し、第1軸孔11を介してキーボード装置1の本体側へと導いている。
USBソケット15は、図3矢印で示すように第1ボス部23を第1軸孔11に嵌合するとともに第2ボス部24を第2軸孔12に嵌合することによって、ソケット取付部6内に回転自在に組み合わされる。USBソケット15は、上述したように第1ボス部23を介してリード線25を筐体の内部へと導いて、回路基板の制御回路部と接続する。
第2ボス部24には、その外周部にコイル部を嵌挿してトーションスプリング26が組み付けられている。トーションスプリング26は、USBソケット15をソケット取付部6内に組み合わせた状態において、図2に示すように側面壁部8を貫通した第2ボス部24の外周部にコイル部が嵌挿される。トーションスプリング26は、コイル部を捻った状態で例えば一端部が第2ボス部24の外周部に掛け止めされるとともに他端部が側面壁部8に掛け合わされる。トーションスプリング26は、USBソケット15に対して図3において反時計方向の回動習性を付与する。
USBソケット15は、トーションスプリング26の弾性力によって側面が内壁部9に当接した状態に保持される。USBソケット15は、この状態で図1に示すようにプラグ接続開口部22を上方に向けてソケット取付部6内において保持される。USBソケット15には、キーボード装置1を上位ポートとして下位側に接続される例えばマウスのUSBケーブル30に設けられたプラグ31が結合される。USBソケット15は、筐体の背面部や側面部に配置されるが、上述したようにプラグ接続開口部22が上方に向けられていることによってユーザが全体を持ち上げたりせずともプラグ30の結合操作を行うことを可能とする。
USBケーブル30は、4本の電線が互いに絶縁を保持されて収納されるとともに全体がグランドシールドされている。USBケーブル30には、一端部に上位ポートとの接続用のシリーズAタイプのプラグ31が設けられている。プラグ31は、絶縁ケース32にプラグ接続開口部22の開口形状とほぼ等しい外形形状に形成された嵌合部33が突出している。
嵌合部33は、外周部がグランドシールされた略角筒状を呈しており、詳細を省略するが内部にガイドプレートが、その主面を内面と所定の間隔を以って対向されるとともに先端部を開口部に臨ませられるようにして収納される。嵌合部33には、ガイドプレートの主面に、互いに絶縁を保持されて4本の電線にそれぞれ接続された端子が長手方向に形成されている。
USBケーブル30は、嵌合部33がプラグ接続開口部22に嵌合されることによってそれぞれのガイドプレートが対向され、相対する端子間が接続されることによってUSBソケット15と結合される。USBソケット15とUSBケーブル30は、内部に適宜のロック構造が設けられており、結合状態が保持される。
キーボード装置1においては、上述したようにソケット取付部6に対して、USBソケット15がそのプラグ接続開口部22を上方に向けて回動自在に組み合わされている。したがって、キーボード装置1においては、USBソケット15の位置やプラグ接続開口部22の開口方向等を確認するためにユーザが全体を持ち上げたり位置を変えたりせずともUSBケーブル30の嵌合部33を嵌合する操作を行うことを可能とすることで使い勝手の向上が図られるようになる。
ところで、キーボード装置1においては、筐体の背面に対して平行状態で設けられたUSBソケット15に結合されたUSBケーブル30が、図1に示すように一旦上方に向かって引き出されることから、途中で折れ曲がったり浮き上がり方向のテンションを接続部等に作用させる。したがって、キーボード装置1においては、図2に示すようにUSBソケット15が筐体に対して直交する水平状態となるように回動されてUSBケーブル30がスムーズに引き出されるようになり、USBケーブル30を邪魔にならないように引き回すことが可能となるとともに結合部における負荷も低減されるようになる。
図4乃至図10に第2の実施の形態として示したキーボード装置40は、筐体41に形成したソケット取付部42に対してUSBソケット50がそのプラグ接続開口部22を、筐体の背面と平行状態に開口させる第1位置と、水平状態に回動させて直交状態に開口させる第2位置との2位置において安定した状態で保持されるようにした構成に特徴を有している。キーボード装置40は、上述したキーボード装置1と基本的な構成を同等とすることから、異なる部位に対して新規な符号を付し、同等の部位に同一符号を付すことによって説明を省略する。
キーボード装置40は、図4に示すように筐体41に形成したソケット取付部42を構成する側面壁部43に第1軸孔11とともに第1係合孔45が形成され、側面壁部44に第2軸孔12とともに第2係合孔46が形成されている。第1係合孔45と第2係合孔46は、図4に示すように側面壁部43、44に、第1軸孔11と第2軸孔12に対して開口部側に位置してそれぞれ形成されている。なお、第1係合孔45と第2係合孔46は、側面壁部43、44を貫通する必要は無く、例えば底付き孔であってもよい。
キーボード装置40は、ソケット取付部42に対してUSBソケット50を回動自在に支持する。USBソケット50は、図4及び図5に示すように、上述した第1の実施の形態として示したUSBソケット15と同様に、ケース体51の相対する第1側面51aと第2側面51bにそれぞれ第1ボス部23と第2ボス部24とが一体に形成されるとともに、ケース体51の内部にプラグ接続開口部22に臨んでガイドプレート17や4個の端子18乃至21が設けられている。USBソケット50は、図4矢印で示すように第1ボス部23を第1軸孔11に嵌合するとともに第2ボス部24を第2軸孔12に嵌合することにより、ソケット取付部42内に回転自在に組み合わされる。USBソケット50は、第1ボス部23の軸孔23aを介してリード線25を筐体の内部へと導いて、回路基板の制御回路部と接続する。
USBソケット50には、第1側面51aに第1ボス部23とともに第1ガイド孔52が設けられ、第2側面51bに第2ボス部24とともに第2ガイド孔53が設けられている。第1ガイド孔52及び第2ガイド孔53は、第1ボス部23及び第2ボス部24との間隔が、ソケット取付部42側の第1軸孔11と第1係合孔45及び第2軸孔12と第2係合孔46との間隔とほぼ等しく形成されている。
USBソケット50には、図6及び図7に示すようにケース体51の第1側面51a側に第1ストッパ機構54が設けられるとともに第2側面51b側に第2ストッパ機構55が設けられている。第1ストッパ機構54及び第2ストッパ機構55は、それぞれ第1係合孔45と第2係合孔46とに相対向して設けられ、それぞれ左右対称の同等の部材によって構成されている。
第1ストッパ機構54は、図8乃至図10に示すように、それぞれ詳細を後述する第1カムロッド56と、第1ストッパ部材57と、第1コイルスプリング58と、第1止め輪59と、第1補助コイルスプリング60と、第1ストッパ61とから構成される。第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56に第1ガイドボス62が設けられるとともに、第1ストッパ部材57に第1ガイド溝63が形成される。
第2ストッパ機構55も、第1ストッパ機構54の各構成部材と同等の部材によって構成される。第2ストッパ機構55は、第2カムロッド64と、第2ストッパ部材65と、第2コイルスプリング66と、第2止め輪67と、第2補助コイルスプリング68と、第2ストッパ69とから構成される。第2ストッパ機構54は、第2カムロッド64に第2ガイドボス70が設けられるとともに、第2ストッパ部材65に第2ガイド溝71が形成される。第2ストッパ機構55については、図8乃至図10に第1ストッパ機構54の対応する部材の符号に括弧書きの符号を付すことにより説明を省略する。
第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56が基端部56a側を鞘状の第1ストッパ部材57内にスライド自在に組み合わされ、またこの第1ストッパ部材57が第1側面51aに形成した第1ガイド孔52内にスライド自在に組み合わされる。第1カムロッド56には、第1ストッパ部材57から突出された先端部がプラグ接続開口部22が臨ませられ、この先端部のプラグ接続開口部22から嵌合されるプラグ31が突き当たる側面にカム部56bが形成されている。カム部56bは、図8に示すように基端側から先端側に向かって次第に傾斜する傾斜カムからなる。
第1ストッパ部材57は、先端のロック部57a側を底付きとしプラグ接続開口部22側を開口した底付き孔57bを内部に設けた有底筒状の部材であり、ケース体51の第1側面51aの厚みよりもやや長尺に形成されている。第1ストッパ部材57は、底付き孔57b内に第1カムロッド56をスライド自在に組み合わせるとともに、第1側面51aに形成した第1ガイド孔52にスライド自在に組み合わされている。第1ストッパ部材57は、USBソケット50が第1の位置にあって第1ガイド孔52と第1係合孔45とが非連通状態にある場合に、図8及び図9に示すようにロック部57aが側面壁部43の内面に突き当てられる。
第1カムロッド56には、カム部56bよりも基端側に位置して第1止め輪59が嵌め込まれる。第1カムロッド56には、第1止め輪59とケース体51の第1側面51aとの間に、第1ストッパ部材57の外径よりも大径の第1コイルスプリング58が圧縮状態で装着される。第1ストッパ部材57には、底付き孔57b内に第1補助コイルスプリング60が組み込まれており、この第1補助コイルスプリング60が第1カムロッド56を底付き孔57b内から押し出す方向に弾性力を作用させる。第1補助コイルスプリング60は、その弾性力が第1コイルスプリング58の弾性力よりも小さい。
第1カムロッド56には、外側面に第1ガイドボス62が設けられ、この第1ガイドボス62を第1ストッパ部材57に形成した第1ガイド溝63内に嵌合させて第1ストッパ部材57に組み合わされる。第1ガイド溝63は、軸方向の長孔からなり、その長さ範囲で第1カムロッド56のスライド動作量を規定する。第1カムロッド56は、第1ガイドボス62が第1ガイド溝63に嵌合することによって、回転方向に対して規制されて第1ガイド溝63の溝長の範囲で軸方向にスライド動作する。第1カムロッド56は、カム部56bの位置が変わらず、安定した状態でスライド動作する。
なお、第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56に第1ガイドボス62を設けて第1ストッパ部材57に形成した相対する第1ガイド溝63に嵌合させることにより、第1カムロッド56がカム部57bの位置を一定に保持されて第1ストッパ部材57内を安定した状態でスライド動作するようにしたが、かかる構造に限定されるものでは無い。第1ストッパ機構54は、例えば第1カムロッド56が所定のスライド動作を行う範囲で、複数の第1ガイドボス62を第1ガイド溝63内に嵌合させてより安定した状態でスライド動作が行われるようにしてもよい。第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56の外周部に位置を異にして複数の第1ガイドボス62を形成し、これら第1ガイドボス62を第1ストッパ部材57に位置を異にして形成した複数の第1ガイド溝63内に嵌合させるようにしてもよい。
キーボード装置40においても、初期状態においては上述したようにソケット取付部42に対してUSBソケット50がトーションスプリング26の弾性力によってそのプラグ接続開口部22を上方に向けた第1位置にある。したがって、キーボード装置40においては、プラグ接続開口部22の状態を確認するために、全体を持ち上げたり位置を変えたりする確認操作を不要とする。
第1ストッパ機構54は、第1コイルスプリング58がその弾性力を第1止め輪59に作用させることによって、第1カムロッド56がカム部56b側をプラグ接続開口部22内に突出させている。第1ストッパ機構54は、USBソケット50がプラグ接続開口部22に嵌合されていない状態において、図6及び図8に示すように、第1止め輪59がストッパ61に突き当たることによって、プラグ接続開口部22内における第1カムロッド56のカム部56bの初期位置が規定される。
第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56が、第1止め輪59に引っ張られるようにして全体がプラグ接続開口部22側へと移動した位置にあり、図8に示すように第1ガイドボス62が第1ガイド溝63の右端に突き当たっている。第1ストッパ機構54は、第1ストッパ部材57も第1カムロッド56に引っ張られるようにして全体がプラグ接続開口部22側へと移動した位置にあり、上述したようにロック部57aが側面壁部43の内面に突き当って第1ガイド孔52内に位置されている。
キーボード装置40においては、プラグ接続開口部22からUSBソケット50のソケット取付部42内にUSBケーブル30のプラグ31が嵌合される。第1ストッパ機構54は、プラグ接続開口部22内にプラグ31の嵌合部33が嵌合されるにしたがって、この嵌合部33の端部が第1カムロッド56のカム部56bを押圧する。第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56が、第1コイルスプリング58及び第1補助コイルスプリング60の弾性力に抗して第1ストッパ部材57の底付き孔57b内をストッパ部57a側へとスライド動作する。第1ストッパ機構54は、第1ガイドボス62が第1ガイド溝63内を移動することによって、第1カムロッド56が安定した状態で移動する。
第1ストッパ機構54においては、スライド動作する第1カムロッド56が基端部56aによって第1ストッパ部材57の底付き孔57b内に収納された第1補助コイルスプリング60を次第に圧縮させる。第1ストッパ機構54は、第1補助コイルスプリング60を介して第1ストッパ部材57が側面壁部43側へと押圧される。
第1ストッパ機構54は、上述したように第1位置においてロック部57aが側面壁部43の内面に突き当たっていることから、第1ストッパ部材57の位置は変わらず第1補助コイルスプリング60に弾性力が蓄勢される。第1ストッパ機構54は、プラグ接続開口部22内にプラグ31が嵌合された状態において、このプラグ31の側面にカム部56bが突き当っていることで第1カムロッド56をプラグ接続開口部22内から退出させた位置に規制する。
キーボード装置40においては、例えばUSBケーブル30を水平方向へと引き回し操作することによって、ソケット取付部42内においてUSBソケット50が第1位置から第2位置へと回動動作する。キーボード装置40においては、USBソケット50が第2位置に達すると、図7及び図10に示すようにケース体51に形成した第1ガイド孔52と第2ガイド孔53とがソケット取付部42側の第1係合孔45と第2係合孔46とにそれぞれ対向することによって第1ストッパ機構54が動作してUSBソケット50を第2位置に保持する。
第1ストッパ機構54は、第1ガイド孔52と第1係合孔45とが連通状態となることにより、第1ストッパ部材57が第1補助コイルスプリング60の弾性力によって第1ガイド孔52内を外方に向かってスライド動作し、図10に示すようにロック部57aが第1係合孔45に係合する。したがって、第1ストッパ機構54は、ソケット取付部42内においてUSBソケット50を第2位置に保持し、USBケーブル30が筐体41から水平方向へと安定した状態で引き出されるようにする。キーボード装置40においては、USBケーブル50を邪魔にならないように引き回すことが可能とされるとともに折れ曲がりによる断線の発生も防止されるようになるとともに結合部における負荷も低減されるようになる。
キーボード装置40においては、USBソケット50のソケット取付部42からUSBケーブル30のプラグ31を引き抜くことによって、第1ストッパ機構54が初期状態へと復帰することでUSBソケット50のロック状態が解除される。キーボード装置40においては、USBソケット50がトーションスプリング26の弾性力によって第1位置へと復帰する。
第1ストッパ機構54は、USBケーブル30のプラグ31が引き抜かれることによって、このプラグ31による第1カムロッド56の規制状態が解除される。第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56が第1コイルスプリング58の弾性力によってカム部56bがプラグ接続開口部22内に突出する初期状態へと復帰する。第1ストッパ機構54は、第1カムロッド56の復帰動作に伴って第1ガイドボス61が第1ガイド溝63内をスライド動作してその一端部に突き当たる。
第1ストッパ機構54は、これによって第1ストッパ部材57が第1ガイド孔52内をプラグ接続開口部22側へと移動する。第1ストッパ機構54は、第1ストッパ部材57のロック部57aが第1係合孔45内から退出することで、USBソケット50のロック状態を解除する。
なお、上述した説明は、第1ストッパ機構54の動作についてのみ説明したが、第2ストッパ機構55側においても第1ストッパ機構54の各構成部材と対応する各構成部材が同時にかつ同等の動作を行いUSBソケット50の第2側面51b側においてロック動作やロック解除動作を行うことは勿論である。
キーボード装置40は、USBソケット50の第1側面51a側と第2側面51b側とに第1ストッパ機構54と第2ストッパ機構55とを設けたが、いずれか一方に設けるようにしてよいことは勿論である。また、ストッパ機構は、第1ストッパ機構54や第2ストッパ機構55の構造に限定されるものでは無く、USBソケット50にUSBケーブル30を結合した状態において、これらの結合状態が保持されるようにする適宜の構造であればよい。USBソケット50は、例えばケース体51に回動自在なロックカム部材を設け、このロックカム部材がプラグ接続開口部22に嵌合されるUSBケーブル30のプラグ31によって回動されてソケット取付部42側のロック孔と係合するように構成してもよい。
本発明の実施の形態として示すキーボード装置におけるソケット取付部と接続機器側のUSBケーブルとを示す要部分解斜視図である。 ソケット取付部にUSBケーブルを接続した状態の要部斜視図である。 ソケット取付部の構成を示す要部分解斜視図である。 第2の実施の形態として示すキーボード装置におけるソケット取付部と接続機器側のUSBケーブルとを示す要部分解斜視図である。 ソケット取付部に組み付けられるUSBソケットの斜視図である。 ソケット取付部と組み付けられたUSBソケットとを示す要部縦断面図である。 ソケット取付部にUSBケーブルを接続した状態の要部縦断面図である。 ソケット取付部に備えたUSBソケットのストッパ機構を示す要部縦断面図である。 ソケット取付部にUSBケーブルを接続した状態の要部縦断面図である。 USBケーブルが接続されたUSBソケットが第2の位置に保持された状態の要部縦断面図である。 従来のキーボード装置の斜視図である。 従来の他のキーボード装置の斜視図である。
符号の説明
1 キーボード装置
2 ボトムケース
3 アッパフレーム
6 ソケット取付部
11 第1軸孔
12 第2軸孔
15 USBソケット
16 ケース体
22 プラグ接続開口部
23 第1ボス部
24 第2ボス部
26 トーションスプリング
30 USBケーブル
31 プラグ
32 絶縁ケース
33 嵌合部
40 キーボード装置
41 筐体
42 ソケット取付部
45 第1係合孔
46 第2係合孔
50 USBソケット
51 ケース体
52 第1ガイド孔
53 第2ガイド孔
54 第1ストッパ機構
55 第2ストッパ機構
56、64 カムロッド
57、65 ストッパ部材
58、66 コイルスプリング
59、67 止め輪
60、68 補助コイルスプリング

Claims (4)

  1. キートップを押下操作することにより相対して設けられたスイッチが作動されて所定の信号を出力するとともに、筐体の側面や背面にユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルのプラグが着脱されるプラグ接続開口部が設けられたユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットが設けられてなるキーボード装置において、
    前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットが、前記筐体に設けたソケット取付部に対して回動自在に設けられていることを特徴とするキーボード装置。
  2. 前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットが、前記筐体の取付部に、前記プラグ接続開口部を筐体面と平行に開口させる第1位置と筐体面と直交して開口させる第2位置とに亘って回動自在に設けられ、
    前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルが未接続状態において前記第1位置に保持されるとともに、前記プラグ接続開口部に前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルのプラグが接続された状態において前記第2位置に保持されることを特徴とするキーボード装置。
  3. 前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットが、前記筐体の取付部に、前記第1位置への復帰習性を付与されて回動自在に設けられており、前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルが未接続状態において前記プラグ接続開口部が上方に向けられた状態に保持されて識別されることを特徴とする請求項1に記載のキーボード装置。
  4. 前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ソケットには、そのケース体に、前記取付部の相対する側面に形成した係合孔と対向してガイド孔が形成されるとともに、このガイド孔に先端のストッパ部が対向されてストッパ部材が収納習性を付与されて収納されており、
    前記プラグ接続開口部に前記ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブルのプラグを嵌合することによって、前記ストッパ部材が動作されて前記ストッパ部が前記ガイド孔から突出して相対する前記取付部の係合孔に係合されることを特徴とする請求項1に記載のキーボード装置。
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