JP2005254700A - 金型温度調節システム及び金型温度調節方法 - Google Patents
金型温度調節システム及び金型温度調節方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明の金型温度調節システムは、成形機に設けた樹脂成形を行う金型の温度調節を行う金型温度調節装置における前記金型へ冷却水の供給を行う冷却水供給管路に設けた自動開閉弁51乃至54と、金型を閉じる時点で発生させる金型閉信号に基づき、自動開閉弁51乃至54に対する金型閉時点から所定時間遅延させた遅延開閉制御による冷却水の供給により金型の冷却を行う制御手段60とを有するものである。
【選択図】図6
Description
すなわち、金型へ高温の樹脂材料を流入したとき樹脂の熱により金型表面温度が上昇することから、金型温度調節装置は、樹脂の熱を奪い去るよう金型へ冷却水を供給し、絶えず一定温度を保つように調節するものである。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、樹脂成形を行う金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に自動開閉弁を設け、樹脂成形時の金型を閉じる時点で発生させる金型閉信号に基づき、前記自動開閉弁の金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御による冷却媒体の供給を行い、金型の冷却を行うものであることから、金型表面の成型品に対する転写性の向上と、ウエルドラインの発生防止により、成型品の外観を高品質とすることができ、遅延冷却により、成形工程のサイクルアップが可能な金型温度調節システムを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、成形機、金型温度調節装置を備え、金型温度調節装置から金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁、遅延開閉制御を行う制御手段を備えた構成により、請求項1記載の発明と同様な効果を発揮させることができる。
請求項3記載の発明によれば、金型温度調節装置と金型との間に介在させたマニホールドにおける冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に自動開閉弁、遅延開閉制御を行う制御手段を備えた構成により、請求項1記載の発明と同様な効果を発揮させることができる。
請求項5記載の発明によれば、成形機、金型温度調節装置を備え、樹脂成形時の金型を閉じる時点で金型閉信号を発生させ、金型温度調節装置における金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁に対して金型閉信号に基づいた金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御を行うことにより、請求項4記載の発明と同様な効果を発揮させることができる。
請求項6記載の発明によれば、金型温度調節装置と金型との間に介在させたマニホールドに自動開閉弁を設けた構成で、樹脂成形時の金型を閉じる時点で金型閉信号を発生させ、自動開閉弁に対して金型閉信号に基づいた金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御を行うことにより、請求項4記載の発明と同様な効果を発揮させることができる。
(実施例1)
図1乃至図6を参照して本発明の実施例1の金型温度調節システムについて説明する。
前記装置本体2の背面壁部の略中央部には、複数の各冷却水系における単一の冷却水供給口部11及び単一の冷却水排出口部12を隣り合う配置で設けている。また、装置本体2の背面壁部には、冷却水供給口部11の下側にパージ用エアー接続口13を設けている。
なお、図2は上述した単一の冷却水供給口部11、供給口14a、戻り口14b等を装置本体2の側面から見た状態を示している。
前記装置本体2において、単一の冷却水供給口部11から供給される冷却水は、フィルタ21、減圧弁22、止め弁23を経て分配管路31に送られ、分配管路31により4系統に分配されて冷却水系における温度調節手段5A乃至5Dに各々供給される。また、分配管路31の入口側には、前記パージ用エアー接続口13から止め弁25、26を経てパージ用エアーが供給される。また、前記分配管路31には、圧力スイッチ27、前記供給水圧力計7fを接続している。一方、前記温度調節手段5A乃至5Dから各々排出されてくる4系等の冷却水(冷却排水)は、集水管路32により集水され、前記単一の冷却水排出口部12に送られるようになっている。
一方、固定型を循環して戻り口14bから温度調節手段5Aに戻ってくる冷却水(冷却排水)は、ソレノイドバルブ44を経て前記集水管路32に送られるようになっている。
そして、温度調節手段5Bのヒータ部42と前記供給口15aとの間に自動開閉弁(シーケンシャルバルブ)52を接続している。温度調節手段5Cのヒータ部42と前記供給口16aとの間に自動開閉弁(シーケンシャルバルブ)53を接続している。前記温度調節手段5Dのヒータ部42と前記供給口17aとの間に自動開閉弁(シーケンシャルバルブ)54を接続している。
本実施例1の金型温度調節システムにおいて、成形機30により熱可塑性樹脂材料を用いて成形処理を行う場合に、図7に示すように、金型を閉じた時点で溶融樹脂が金型に入り成形機30は金型閉信号を出力する(ステップS1)。この金型閉信号を受信した制御手段60は、タイマ動作により又はプログラム制御により、金型を閉じた時点から一定時間T1(数秒)遅延させた弁開駆動信号を生成し(ステップS2)、この弁開駆動信号を前記自動開閉弁51乃至54に送信してこれら自動開閉弁51乃至54を開状態とする(ステップS3)。
次に、図9を参照して本発明の実施例2について説明する。
本実施例2の金型温度調節システムは、金型温度調節装置1と金型100との間に、供給側マニホールド91と、戻り側マニホールド93とを具備するマニホールドユニット90を備えるとともに、前記マニホールドユニット90に前記制御手段60の機能を搭載した制御箱92を配置している。
なお、自動開閉弁の配置個数は、4系統に限らず5系統、6系等、8系統等任意に選定可能である。
2 装置本体
3 キャスタ
4 固定具
5A〜5D 温度調節手段
6a 固定側温度コントローラ
6b 可動側温度コントローラ
6c スプルー用温度コントローラ
6d パンチ用温度コントローラ
7a〜7d 圧力計
7f 供給水圧力計
11 冷却水供給口部
12 冷却水排出口部
13 パージ用エアー接続口
14a 供給口
14b 戻り口
15a 供給口
16a 供給口
17a 供給口
18 操作パネル
19 ホッパー
21 フィルタ
22 減圧弁
23 止め弁
25、26 止め弁
27 圧力スイッチ
30 成形機
30A 成形機本体
31 分配管路
32 集水管路
41 ポンプ
42 ヒータ部
43 リリーフ弁
44 ソレノイドバルブ
45 止め弁
46 サーモカップル
47 止め弁
48 配管系
49 電気系
51〜54 自動開閉弁
55 計時手段
60 制御手段
90 マニホールドユニット
91 供給側マニホールド
91a〜91f 出口
92 制御箱
93 戻り側マニホールド
100 金型
101 成型品
103 ウエルド
Claims (6)
- 樹脂成形を行う金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に自動開閉弁を設け、樹脂成形時の金型を閉じる時点で発生させる金型閉信号に基づき、前記自動開閉弁の金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御による冷却媒体の供給により金型の冷却を行うことを特徴とする金型温度調節システム。
- 成形機に設けた樹脂成形を行う金型の温度調節を行う金型温度調節装置における前記金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁と、
前記金型を閉じる時点で発生させる金型閉信号に基づき、前記自動開閉弁に対する金型閉時点から所定時間遅延させた遅延開閉制御による冷却媒体の供給により金型の冷却を行う制御手段と、
を有することを特徴とする金型温度調節システム。 - 成形機に設けた樹脂成形を行う金型の温度調節を行う金型温度調節装置と、
この金型温度調節装置と金型との間に介在させたマニホールドと、
マニホールドから金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁と、
前記金型を閉じる時点で発生させる金型閉信号に基づき、前記自動開閉弁に対する金型閉時点から所定時間遅延させた遅延開閉制御による冷却媒体の供給により金型の冷却を行う制御手段と、
を有することを特徴とする金型温度調節システム。 - 樹脂成形を行う金型の温度調節を行う金型温度調節方法であって、
樹脂成形時の金型を閉じる時点で金型閉信号を発生させる過程と、
前記金型閉信号に基づき、金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御による冷却媒体の金型への供給により金型の冷却を行う過程と、
を含むことを特徴とする金型温度調節方法。 - 成形機に設けた金型の温度調節を行う金型温度調節方法であって、
樹脂成形時の金型を閉じる時点で金型閉信号を発生させる過程と、
前記金型の温度調節を行う金型温度調節装置における前記金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁に対して、前記金型閉信号に基づき、前記金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御を行って金型の冷却を行う過程と、
を含むことを特徴とする金型温度調節方法。 - 成形機に設けた金型の温度調節を行う金型温度調節方法であって、
樹脂成形時の金型を閉じる時点で金型閉信号を発生させる過程と、
前記金型の温度調節を行う金型温度調節装置と金型との間に介在させたマニホールドにおける前記金型へ冷却媒体の供給を行う冷却媒体供給管路に設けた自動開閉弁に対して、前記金型閉信号に基づき、前記金型閉時点から所定時間の遅延開閉制御を行って金型の冷却を行う過程と、
を含むことを特徴とする金型温度調節方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004071648A JP2005254700A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 金型温度調節システム及び金型温度調節方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004071648A JP2005254700A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 金型温度調節システム及び金型温度調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005254700A true JP2005254700A (ja) | 2005-09-22 |
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ID=35080890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004071648A Pending JP2005254700A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 金型温度調節システム及び金型温度調節方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100741568B1 (ko) | 2006-03-17 | 2007-07-23 | 부여템프콘(주) | 금형의 온도제어장치 |
JP2008012895A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 成形機の金型温調システム |
-
2004
- 2004-03-12 JP JP2004071648A patent/JP2005254700A/ja active Pending
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