JP2005251070A - ライセンス管理システムおよびライセンス管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーバー/クライアントシステムによるライセンス管理において、クライアントのライセンス要求数がライセンス発行可能数を超える場合に対応する。
【解決手段】 ソフトウエアの実行禁止設定を解除するためのライセンスキーを、クライアントの要求に応じて発行するサーバーを備えたライセンス管理システムであって、前記サーバーは、前記ソフトウエアが制約のない状態で実行できる正規ライセンスキーを、正規ライセンス発行可能数まで発行する正規ライセンス発行手段と、前記正規ライセンス発行可能数とは無関係に、前記ソフトウエアの機能に制約のある状態で前記ソフトウエアを実行できるテストライセンスキーを発行するテストライセンス発行手段と、を有し、前記正規ライセンス発行数を超えるライセンスキーの発行を可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバー/クライアントシステムにおけるソフトウエアのライセンス管理技術に関する。
コンピュータ上で使用される各種のソフトウエアは容易に複製が可能であることから、ユーザーがライセンス契約を締結することなくソフトウエアを不正使用する事例が多発している。そのため、従来から種々のライセンス管理方法が提案されている。その1つとして、複数台の端末(以下、クライアントと称する)と1台のライセンスサーバーとからなるネットワークにおいて、ソフトウエアを同時使用するクライアントの最大数に応じてライセンス契約を締結する、いわゆるフローティングライセンス方式が知られている。
このフローティングライセンス方式では、ライセンスサーバーは、クライアントからのソフトウエア使用要求を受けて、同時使用可能なクライアントの最大数までライセンスキーを発行してソフトウエアを実行可能にする。すなわち、ソフトウエアを使用する可能性のあるクライアントの台数は多いが、ソフトウエアの使用頻度が低い場合に適したライセンス方式である。ここで、特許文献1には、かかるフローティングライセンス方式のライセンス管理システムに関し、障害によるクライアントのダウンやソフトウエアの異常終了を検出し、ソフトウエアの実行数を正確に把握する技術が開示されている。
特開2001−142689号公報
ところで、上記のネットワークでソフトウエアを運用する場合には、予めテスト用のシステム上で試験的な運用を行って、デバッグ等の完了後に正式にネットワーク上で運用することが必須となっている。特に、現行のソフトウエアを使用しつつ、これと並行してバージョンアップするソフトウエアを試験運用する場合などでは、正式なシステムと試験運用システムとの両方でライセンスキーが必要となる。
しかし、上記特許文献1では、例えば、1つのライセンス管理システムで、一部のクライアントをテストシステム用に割り当てることでソフトウエアの試験運用を行う場合などには以下の不都合が生じる。すなわち、上記特許文献1では、同時使用できるクライアント数が制限されているため、試験運用システムで所定数のライセンスキーを使用すると、現行の正式なシステムで使用できるライセンスキーが減ってしまう。そのため、従来では、試験運用システム用にわざわざ正規のライセンスキーを購入したり、開発元やソフトウエアのベンダーからライセンスキーを借用する等の手段で対処しており、この点で改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためのものであり、その目的は、クライアントのライセンス要求数が、ライセンスの発行可能数を超える場合にも対応可能なライセンス管理システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ソフトウエアの実行禁止設定を解除するためのライセンスキーを、クライアントの要求に応じて発行するサーバーを備えたライセンス管理システムであって、前記サーバーは、前記ソフトウエアが制約のない状態で実行できる正規ライセンスキーを、正規ライセンス発行可能数まで発行する正規ライセンス発行手段と、前記正規ライセンス発行可能数とは無関係に、前記ソフトウエアの機能に制約のある状態で前記ソフトウエアを実行できるテストライセンスキーを発行するテストライセンス発行手段と、を有し、前記正規ライセンス発行可能数を超えるライセンスキーの発行を可能としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ソフトウエアは、前記テストライセンスキーでのソフトウエアの実行であることを前記クライアントに対して警告表示する警告プロセスを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1から請求項2の発明において、前記サーバーは、前記テストライセンスキーによる前記ソフトウエアの使用時間を取得して、前記テストライセンスキーの使用履歴データを生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、ソフトウエアの実行禁止設定を解除するためのライセンスキーを、クライアントの要求に応じて発行するサーバーを備えたライセンス管理システムにおけるライセンス管理方法であって、前記クライアントが前記ライセンスキーを要求する工程と、前記サーバーが、前記ソフトウエアが制約のない標準モードで実行できる正規ライセンスキーの発行の可否を、前記クライアントの要求数が正規ライセンスキー発行可能数以下か否かに基づいて判定する工程と、前記判定において要求数が発行可能数を超えている場合に、前記サーバーが、前記ソフトウエアの機能に制約のある状態で前記ソフトウエアを実行できる前記テストライセンスキーを、前記クライアントに発行する工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、サーバーが正規ライセンス発行可能数とは無関係にテストライセンスキーを発行できる。すなわち、ライセンスを要求するクライアントが正規ライセンス発行可能数を超える場合にも、テストライセンスキーを利用することでソフトウエアを使用できるクライアントの数を増加できる。したがって、試験運用時などでクライアントのライセンス要求数が一時的に増加する場合にも、高額の正規ライセンス契約をさらに締結したり、正規のライセンスキーを借用等で調達する必要がなく、ユーザーの利便性が大幅に向上する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態の構成)
図1は第1実施形態のライセンス管理システムの概要図である(請求項1から請求項3のライセンス管理システム、請求項4のライセンス管理方法に対応する)。第1実施形態のライセンス管理システムは、サーバー10と複数のクライアント20とで構成される。サーバー10および各クライアント20は、公知の通信回線(有線、無線のいずれも含む)で接続されてネットワークを形成している。
サーバー10は、使用管理対象となるソフトウエアの実行禁止設定を解除するデータ(ライセンスキー)を、クライアント20の要求に応じて発行する機能を有する。サーバー10で発行されるライセンスキーには、正規ライセンスキーとテストライセンスキーとの2種類がある。正規ライセンスキーによる認証では、クライアント20はソフトウエアを制約のない状態で実行できる。また、テストライセンスキーによる認証では、クライアント20は機能に制約のある状態(後述の警告プロセスなど)でソフトウエアを実行できる。
図2にサーバー10の構成を示す。サーバー10は、ROM、RAM、HDD(Hard Disk Drive)等のメモリ11と、サーバー10の各種演算制御を行うCPU12と、各種の入力装置13aやモニタ等の出力装置13bを接続するためのI/Oポート13と、これらを相互に接続するシステムバス14とを有している。メモリ11には、ライセンスキーの発行等を行う管理プログラム15などが格納されている。CPU12はメモリ11から管理プログラム15を読み出して該管理プログラム15を実行することで、ライセンス管理に必要な各種処理を行う。また、CPU12はクライアント20とのデータ送受信に関する演算制御を実行する。
メモリ11に格納された管理プログラム15は、正規ライセンスファイル16および正規ライセンスカウンタ16aと、テストライセンスファイル17およびテストライセンスカウンタ17aと、テストライセンスキーによるソフトウエアの使用時間に基づく使用履歴データを格納する使用履歴データ記録部18とを有している。
ここで、管理プログラム15を実行するCPU12は、正規ライセンスファイル16および正規ライセンスカウンタ16aの情報に基づいて正規ライセンスキーを生成し、また、テストライセンスファイル17およびテストライセンスカウンタ17aの情報に基づいてテストライセンスキーを生成する。さらに管理プログラム15を実行するCPU12は、テストライセンスキーの発行時と、テストライセンスによるソフトウエアの使用終了時とから使用履歴データ(テストライセンスキーによるソフトウエアの使用時間に対応する)を生成し、使用履歴データ記録部18に該使用履歴データを格納する。
正規ライセンスファイル16には、ライセンス契約毎に正規ライセンス情報が格納されている。正規ライセンス情報は、クライアントの識別情報(ライセンスキーを発行可能なクライアントのIDなど)、ソフトウエア名、正規ライセンスの有効期限、正規ライセンス発行可能数のデータなどで構成されている。ここで、正規ライセンス発行可能数は、このライセンス管理システムにおいて正規ライセンスキーでソフトウエアを同時実行できる最大数であって、その数は正規ライセンス契約により規定される。
また、正規ライセンスカウンタ16aは、ライセンス管理システム上で現在使用されている正規ライセンスキーの数をカウントする。管理プログラム15を実行するCPU12は、正規ライセンスカウンタのカウント数が正規ライセンス発行可能数を超える場合には、正規ライセンスキーの発行を制限する。
一方、テストライセンスファイル17は、テストライセンス情報(クライアントの識別情報、ソフトウエア名、テストライセンスの有効期限、テストライセンス発行可能数など)と、クライアント20が後述の警告プロセスで行う処理の種類を記録した警告プロセスの設定情報と、が格納されている。なお、特に限定するものではないが、テストライセンスの有効期限は、管理システムにおいてソフトウエアの動作を評価し、必要に応じてデバックするための試験運用期間に対応するように設定される。
また、テストライセンスカウンタ17aは、ライセンス管理システム上で現在使用されているテストライセンスキーの数をカウントする。管理プログラム15を実行するCPU12は、テストライセンスカウンタのカウント数がテストライセンス発行可能数を超える場合には、テストライセンスキーの発行を制限する。
なお、テストライセンスファイル17およびテストライセンスカウンタ17aは、テストライセンス契約の内容をサーバー10に入力することで、CPU12が管理プログラム15に基づいて自動的に生成するようにしてもよい。あるいは、予め生成されたテストライセンスファイル17およびテストライセンスカウンタ17aのデータを、I/Oポート13に接続された外部記憶装置から読み込んだり、インターネットからダウンロードしてもよい。
図3にクライアント20の構成を示す。クライアント20は、メモリ21と、CPU22と、入力装置23aや出力装置23bを接続するためのI/Oポート23と、これらを相互に接続するシステムバス24とを有している。メモリ21には、ソフトウエア(OS(Operating System)や各種アプリケーションなど)の各種プログラムが格納されている。CPU22はメモリ21からプログラムを読み出して該プログラムを実行することで各種処理を行う。また、CPU22はサーバー10とのデータ送受信に関する演算制御を実行する。
ここで、メモリ21に格納されたプログラムのうち、サーバー10の使用管理対象となるソフトウエアは認証要求プロセスを有し、サーバー10で発行されるライセンスキーの認証がない場合にはソフトウエアが実行できない状態に設定されている。このソフトウエアの実行禁止状態は、正規ライセンスキーまたはテストライセンスキーに基づくCPU22の認証処理を経て解除される。
また、第1実施形態の使用管理対象となるプログラムでは、テストライセンスキーでの認証処理時にCPU22によって実行される警告プロセスを有している。この警告プロセスは、ソフトウエアがテストライセンスキーで実行されていることを外部に表示するために実行され、正規ライセンスキーでの実行とテストライセンスキーでの実行とを外部から識別可能とする処理をすべて含む。例えば、出力装置23b(モニタ等)からの出力画像による通知処理(テストライセンスキーでの実行を通知する表示をソフトウエア使用中に常時表示する場合、認証完了時に一時表示する場合のいずれも含む)や、出力装置23b(スピーカー等)からの出力音声による通知処理、またはこれらの組み合わせなどが該当する。さらに、警告プロセスとして、ソフトウエアの一部機能をロックする機能制限処理をCPU22が実行するようにしてもよい。
(第1実施形態の動作)
以下、第1実施形態のライセンス管理システムの動作説明を、図4の流れ図にしたがって説明する。
ステップS101:クライアント20のCPU22は、ユーザーによるソフトウエアの起動要求の入力があるか否かを判定する。起動要求がある場合(YES側)には、CPU22はステップS102に移行する。一方、起動要求がない場合(NO側)には、CPU22はユーザーによるソフトウエアの起動要求があるまで待機する。
ステップS102:クライアント20のCPU22は、ユーザーが正規ライセンスでの認証を要求するか否かを判定する。正規ライセンスでの認証要求の場合(YES側)には、CPU22はステップS103に移行する。一方、テストライセンスでの認証要求の場合(NO側)には、CPU22はステップS112に移行する。
ステップS103:クライアント20のCPU22は、サーバー10に対して正規ライセンスキー要求を送信する。
ステップS104:サーバー10のCPU12は、正規ライセンスキー要求の受信によって、メモリ11の正規ライセンスファイル16から正規ライセンスの各種情報を読み出して取得する。
ステップS105:サーバー10のCPU12は、正規ライセンスキーが発行できるか否かを判定する。ここで、正規ライセンスキーは、以下の条件をすべて満たす場合に発行される。すなわち、(a)現在の日時が正規ライセンスの有効期限を超過していない、(b)正規ライセンスカウンタ16aのカウント数が正規ライセンス発行可能数を超えていない、場合である。
なお、追加条件として、上記の(a)、(b)の条件を満たした上で、(c)正規ライセンスキー要求を送信したクライアントのIDが、正規ライセンスの発行対象のクライアントのIDと一致する、場合に正規ライセンスキーを発行できるようにしてもよい。
そして、正規ライセンスキーが発行できる場合(YES側)には、CPU12はステップS106に移行する。一方、正規ライセンスキーが発行できない場合(NO側)には、CPU12はステップS110に移行する。
ステップS106:サーバー10のCPU12は、管理プログラム15により正規ライセンスキーを生成し、クライアント20に対して正規ライセンスキーを送信する。これと同時にCPU12は、正規ライセンスカウンタ16aを1だけインクリメントする。
ステップS107:クライアント20のCPU22は、受信した正規ライセンスキーによってソフトウエアの認証処理を実行する。正規ライセンスキーでの認証の場合、クライアントはソフトウエアを制約のない状態で実行することができる。
ステップS108:クライアント20のCPU22は、正規ライセンスキーで認証されたソフトウエアが終了したとき、正規ライセンスキー使用終了通知をサーバー10に送信する。その後、クライアント20は起動要求の待機状態に移行する。
ステップS109:サーバー10のCPU12は、正規ライセンスキー使用終了通知の受信によって、正規ライセンスカウンタ16aを1だけデクリメントする。これで正規ライセンスキーによるソフトウエアの使用が終了する。
ステップS110:サーバー10のCPU12は、正規ライセンスキーの発行不許可通知をクライアント20に送信する。そして、クライアント20のCPU22は、正規ライセンスキーの発行不許可通知に基づいて、正規ライセンスキーの発行ができない旨をユーザーに対して通知する処理を行う。
ステップS111:クライアント20のCPU22は、その後、ユーザーがテストライセンスでの認証を要求するか否かを判定する。テストライセンスでの認証を要求する場合(YES側)には、CPU22はステップS112に移行する。一方、テストライセンスの認証要求を行わない場合(NO側)には、CPU22はステップS119に移行する。
ステップS112:クライアント20のCPU22は、サーバー10に対してテストライセンスキー要求を送信する。
ステップS113:サーバー10のCPU12は、テストライセンスキー要求の受信によって、メモリ11のテストライセンスファイル17からテストライセンスの各種情報を読み出して取得する。
ステップS114:サーバー10のCPU12は、テストライセンスキーが発行できるか否かを判定する。ここで、テストライセンスキーは、以下の条件をすべて満たす場合に発行される。すなわち、(d)現在の日時がテストライセンスの有効期限を超過していない、(e)テストライセンスカウンタ17aのカウント数がテストライセンス発行可能数を超えていない、場合である。
なお、追加条件として、上記の(d)、(e)の条件を満たした上で、(f)テストライセンスキー要求を送信したクライアントのIDが、テストライセンスの発行対象のクライアントIDと一致する、場合にテストライセンスキーを発行できるようにしてもよい。
そして、テストライセンスキーが発行できる場合(YES側)には、CPU12はステップS115に移行する。一方、テストライセンスキーが発行できない場合(NO側)には、CPU12はステップS119に移行する。
ステップS115:サーバー10のCPU12は、管理プログラム15によりテストライセンスキーを生成し、クライアント20に対してテストライセンスキーを送信する。このテストライセンスキーには、警告プロセスの設定情報が含まれている。
なお、CPU12は、テストライセンスキーの生成と同時にテストライセンスカウンタ17aを1だけインクリメントし、テストライセンスの発行時(テストライセンスによるソフトウエアの使用開始時)を使用履歴データ記録部18に記録する。
ステップS116:クライアント20のCPU22は、受信したテストライセンスキーによってソフトウエアの認証処理を実行する。テストライセンスキーでの認証の場合には、警告プロセスの設定情報に基づいて警告プロセスが実行される。その結果、クライアント20は機能に制約のある状態ではあるが、ソフトウエアを実行することができる。なお、テストライセンスキーの発行条件は、正規ライセンスキーの発行条件と無関係であるので、ライセンスを要求するクライアント20の数が正規ライセンス発行可能数を超える場合にも発行される。
ステップS117:クライアント20のCPU22は、テストライセンスキーで認証されたソフトウエアが終了したとき、テストライセンスキー使用終了通知をサーバー10に送信する。その後、クライアント20は起動要求の待機状態に移行する。
ステップS118:サーバー10のCPU12は、テストライセンスキー使用終了通知の受信によって、テストライセンスカウンタ17aを1だけデクリメントする。また、CPU12は、テストライセンスキー使用終了通知の受信時(テストライセンスによるソフトウエアの使用終了時)を使用履歴データ記録部18に記録する。これでテストライセンスキーによるソフトウエアの使用が終了する。
ステップS119:サーバー10のCPU12は、テストライセンスキーの発行不許可通知をクライアント20に送信する。そして、クライアント20のCPU22は、テストライセンスキーの発行不許可通知に基づいて、テストライセンスキーの発行ができない旨をユーザーに対して通知する処理を行う。その後、クライアント20は起動要求の待機状態に移行する。以上で、第1実施形態のライセンス管理システムの一連の動作が終了する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、ソフトウエアを制約のない状態で実行できる正規ライセンスキーを、サーバーは正規ライセンス発行可能数まで発行する。また、サーバーは、正規ライセンス発行可能数とは無関係にテストライセンスキーを発行できるので、ライセンスを要求するクライアントが正規ライセンス発行可能数を超える場合にも、テストライセンスキーの発行で対応できる。例えば、1つのライセンス管理システムで、一部のクライアントをテストシステム用に割り当てることでソフトウエアの試験運用を行う場合、システム全体でソフトウエアを同時使用するクライアント数が一時的に増加する。このとき第1実施形態では、テストライセンスキーの発行によって、警告プロセスによる制約のある状態ではあるが、ソフトウエアを使用できる数を増加させることができる。
また、第1実施形態のテストライセンスキーの管理は、正規ライセンスキーの管理とは別個に行われる。また、テストライセンスキーの発行可能数や有効期限、警告プロセスでのソフトウエアの制限内容などの発行条件は、正規ライセンスキーの発行条件とは独立して詳細に設定でき、例えば、テストライセンスキーの料金を、発行条件の制限に応じて減額することも勿論可能である。したがって、正規ライセンスキーと発行条件の異なるテストライセンスキーを併用することで、よりユーザーのニーズに合致したライセンス管理システムを提供できる。
さらに、第1実施形態では、テストライセンスキーによるソフトウエアの使用状況を使用履歴データで把握することができるので、テストライセンスキーの管理が容易となる。また、テストライセンス契約の更新時に使用履歴データを参考資料として、より適切なライセンス契約を締結することも可能となる。
(第1実施形態の変形例)
図5に第1実施形態の変形例の動作を示す流れ図である。この変形例の工程(S201〜S218)は、第1実施形態のステップS102に対応する工程がない点を除いて、図4の第1実施形態の工程と対応する。すなわち、この変形例では、正規ライセンスキーの発行をテストライセンスキーの発行に優先させる。そして、ライセンス要求数が正規ライセンス発行可能数を超えている場合などにおいてテストライセンスキーが発行される。この変形例によっても、第1実施形態と同様に、正規ライセンス発行可能数を超えるライセンス要求がある場合でもテストライセンスキーの発行によって対応できる。また、正規ライセンスキーの発行が優先されることから、テストライセンスキーが濫用されるおそれも低減する。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態ではソフトウエアはクライアント側にインストールされているが、サーバー側にインストールされていてもよい。すなわち、本発明のライセンス管理システムは、サーバーにインストールされたソフトウエアをネットワークを通じてクライアントが利用するASP(Application Service Provider)形式の場合も含む。
また、上記実施形態では、テストライセンスカウンタのカウント数がテストライセンス発行可能数を超える場合にはテストライセンスキーの発行を制限するが、例えば、テストライセンスキーの同時発行数には上限を設けずに、テストライセンスキーを使用履歴データに基づく使用時間で管理するようにしてもよい。なお、テストライセンスキーを使用時間で管理する場合には警告プロセスによる機能制限を解除し、正規ライセンスと同様にソフトウエアが制約のない状態で実行できるようにしてもよい。
サーバー/クライアントシステムによるライセンス管理において、クライアントのライセンス要求数がライセンス発行可能数を超える場合に対応できる。
第1実施形態のライセンス管理システムの概要図である。 第1実施形態のサーバーの構成を示す図である。 第1実施形態のクライアントの構成を示す図である。 第1実施形態のライセンス管理システムの動作を示す流れ図である。 第1実施形態の変形例の動作を示す流れ図である。
符号の説明
10 サーバー
11 メモリ
12 CPU
13 I/Oポート
13a 入力装置
13b 出力装置
14 システムバス
15 管理プログラム
16 正規ライセンスファイル
16a 正規ライセンスカウンタ
17 テストライセンスファイル
17a テストライセンスカウンタ
18 使用履歴データ記録部
20 クライアント
21 メモリ
22 CPU
23 I/Oポート
23a 入力装置
23b 出力装置
24 システムバス

Claims (4)

  1. ソフトウエアの実行禁止設定を解除するためのライセンスキーを、クライアントの要求に応じて発行するサーバーを備えたライセンス管理システムであって、
    前記サーバーは、前記ソフトウエアが制約のない状態で実行できる正規ライセンスキーを、正規ライセンス発行可能数まで発行する正規ライセンス発行手段と、前記正規ライセンス発行可能数とは無関係に、前記ソフトウエアの機能に制約のある状態で前記ソフトウエアを実行できるテストライセンスキーを発行するテストライセンス発行手段と、を有し、前記正規ライセンス発行可能数を超えるライセンスキーの発行を可能としたことを特徴とするライセンス管理システム。
  2. 前記ソフトウエアは、前記テストライセンスキーでのソフトウエアの実行であることを前記クライアントに対して警告表示する警告プロセスを有することを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理システム。
  3. 前記サーバーは、前記テストライセンスキーによる前記ソフトウエアの使用時間を取得して、前記テストライセンスキーの使用履歴データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のライセンス管理システム。
  4. ソフトウエアの実行禁止設定を解除するためのライセンスキーを、クライアントの要求に応じて発行するサーバーを備えたライセンス管理システムにおけるライセンス管理方法であって、
    前記クライアントが前記ライセンスキーを要求する工程と、
    前記サーバーが、前記ソフトウエアが制約のない標準モードで実行できる正規ライセンスキーの発行の可否を、前記クライアントの要求数が正規ライセンスキー発行可能数以下か否かに基づいて判定する工程と、
    前記判定において要求数が発行可能数を超えている場合に、前記サーバーが、前記ソフトウエアの機能に制約のある状態で前記ソフトウエアを実行できる前記テストライセンスキーを、前記クライアントに発行する工程と、を有することを特徴とするライセンス管理方法。
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