JP2005251018A - 映像コンテンツ重要度解析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができる映像コンテンツ重要度解析システムを提供することを課題とする。
【解決手段】メタデータを利用して、スポーツ映像の重要度を解析する映像コンテンツ重要度解析システムにおいて、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析し、解析された内容から特定のシーンを抽出し、抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができる映像コンテンツ重要度解析システムに関するものである。
近年、携帯端末やPC向けにマルチメディア情報を配信するサービスの普及がめざましい。特にスポーツ番組に対しては、映像シーンを始めとするマルチメディア情報配信サービスが人気となっている。
このようなサービスでは、利用者の嗜好を反映し、利用者が重要と考えるシーンをダイジェストとして効率的に配信する機能が重要となる。
これまでに、本発明者は映像メタデータを利用したパーソナルなダイジェスト作成方式(Personal Digest Making Method, PDMS)を提案してきた(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
ここで、PDMSは、スポーツ映像を対象とし、映像メタデータを利用して、試合で発生した事象の重要度を算出して、利用者ごとに重要なシーンを検索し、重要度の高いシーンを集めてダイジェストとして生成する方式である。
また、本発明者は、PDMSに基づいて、携帯端末上で日本のプロ野球のダイジェスト情報を配信するシステムの発明も行った(特許文献4参照。)。
特開2002−232828号公報 特開2001−275058号公報 特開2002−328917号公報 特開2004−007371号公報
しかしながら、PDMSは加点事象を中心に重要度を算出して重要シーンを抽出していたため、得点が多く入った試合の精度は高いが、得点がほとんど入らなかった試合の精度は低い、という課題があった。
例えば野球の場合、乱打戦(例えば両チームとも5点以上加点された試合)の場合、TVのニュース番組が人手でニュースダイジェストとして選択したシーンとほぼ同等のシーンをPDMSは抽出できたが、投手戦(例えば両チームとも得点が2点以下)の場合、ニュース番組が選択したシーンと同じシーンを重要シーンとして抽出することができなかった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができる映像コンテンツ重要度解析システムを提供することを目的としている。
本発明では、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させる方式を提案する。
ここで、場面とはシーンの最初の状況である。そのため、場面重要度はシーンの先頭で算出される値となる。具体的には、該当するシーン内で事象が発生する前に、どのような事象が発生しそうかを予測し、発生事象が試合の勝敗にどのような影響を与えるか、また、どの程度試合に勝つチャンスがありそうかを指標化する。場面重要度が高ければ高いほどチャンスの度合いが大きいことになり、事象発生前の「場面としてのおもしろさ」を表すことが可能となる。この場面重要度を考慮することにより、得点の低い試合に対しての精度の高い重要シーン抽出が実現できる。
また、この場面重要度はリアルタイムに試合の状況を配信するアプリケーションにも利用できる。例えば、試合として面白い場面となったとき、直ちにその情報を利用者に通知し、利用者はその時点からリアルタイムに試合の進行を視聴する、といった機能が実現できる。
したがって、上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、メタデータを利用して、スポーツ映像の重要度を解析する映像コンテンツ重要度解析システムにおいて、前記メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析するメタデータ解析手段と、前記メタデータ解析手段により解析された前記内容から特定のシーンを抽出するシーン抽出手段と、前記シーン抽出手段により抽出された前記シーンの重要度であるシーン重要度を解析するシーン重要度解析手段とを備えたことを特徴とする。
この請求項1にかかる発明によれば、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析し、解析された内容から特定のシーンを抽出し、抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析することにより、スポーツ映像から重要度の高いシーンを集めてダイジェストを生成することが可能になる。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記シーン重要度解析手段は、各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出する場面重要度算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項2にかかる発明によれば、各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出することにより、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」を場面重要度として算出することが実現可能になる。
また、この請求項2にかかる発明によれば、場面重要度を考慮することにより、例えば得点の低い試合に対して精度の高い重要シーン抽出が実現できる。
また、この請求項2にかかる発明によれば、場面重要度を、リアルタイムに試合の状況を配信するアプリケーションに利用することにより、例えば試合として面白い場面となったとき、直ちにその情報を利用者に通知し、利用者はその時点からリアルタイムに試合の進行を視聴することが実現できる。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記シーンの先頭の前記状況は、前記シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットであることを特徴とし、前記シーン重要度解析手段は、前記値のセットをスポーツのジャンルに依存して決定する値セット決定手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項3にかかる発明によれば、シーンの先頭の状況は、シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットであり、当該値のセットをスポーツのジャンルに依存して決定することにより、各種スポーツに対応した場面重要度の算出が可能になる。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記場面重要度算出手段は、前記シーンの前記状況に基づいて、前記シーンで発生する事象である発生事象を予測する事象予測手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項4にかかる発明によれば、シーンの状況に基づいて、シーンで発生する事象である発生事象を予測することにより、予測された発生事象を考慮した場面重要度を算出することが可能になる。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記場面重要度算出手段は、前記事象予測手段により予測された前記発生事象に基づいて、前記シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出する期待値算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項5にかかる発明によれば、予測された発生事象に基づいて、シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出することにより、期待値に基づいて場面重要度を算出することが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記場面重要度算出手段は、前記期待値算出手段により予測された前記得点の前記期待値に基づいて、前記得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値として算出する指標値算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項6にかかる発明によれば、予測された得点の期待値に基づいて、得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値として算出することにより、当該指標値に基づいて場面重要度を算出することが可能である。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記指標値は、ホームチームの勝利確率の差、または、前記得点の前記期待値の加点後の勝利確率と前記シーンの先頭における勝利確率との差の絶対値であり、前記場面重要度算出手段は、前記指標値算出手段により算出された前記指標値を前記場面重要度として求めることを特徴とする。
この請求項7にかかる発明によれば、指標値は、ホームチームの勝利確率の差、または、得点の期待値の加点後の勝利確率とシーンの先頭における勝利確率との差の絶対値であり、算出された指標値(絶対値)を場面重要度として求めることにより、勝利確率の差に基づいて事象が発生する前の「場面としての面白さ」を考慮した場面重要度を算出することが可能である。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の映像コンテンツ重要度解析システムであって、前記シーン重要度解析手段は、前記勝利確率の前記差が大きい前記シーンを前記場面重要度の高い前記シーンとして認識するシーン認識手段と、前記シーン認識手段により認識した前記シーンの前記場面重要度と、予め算出した事象を基にした重要度である事象重要度と、を組み合わせて前記シーン重要度を算出するシーン重要度算出手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この請求項8にかかる発明によれば、ホームチームの勝利確率の差が大きいシーンを場面重要度の高いシーンとして認識し、認識したシーンの場面重要度と、予め算出した事象を基にした重要度である事象重要度と、を組み合わせてシーン重要度を算出するので、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができる。
本発明(請求項1)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析し、解析された内容から特定のシーンを抽出し、抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析することにより、スポーツ映像から重要度の高いシーンを集めてダイジェストを生成することが可能になる映像コンテンツ重要度解析システムを提供するという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項1において、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」を場面重要度として算出することが実現可能になるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項1において、場面重要度を考慮することにより、例えば得点の低い試合に対して精度の高い重要シーン抽出が実現できるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項1において、場面重要度を、リアルタイムに試合の状況を配信するアプリケーションに利用することにより、例えば試合として面白い場面となったとき、直ちにその情報を利用者に通知し、利用者はその時点からリアルタイムに試合の進行を視聴することが実現できるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項2において、各種スポーツに対応した場面重要度の算出が可能になるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項2において、予測された発生事象を考慮した場面重要度を算出することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項4において、期待値に基づいて場面重要度を算出することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項5において、指標値に基づいて場面重要度を算出することが可能であるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項6において、勝利確率の差に基づいて事象が発生する前の「場面としての面白さ」を考慮した場面重要度を算出することが可能であるという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、請求項7において、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる映像コンテンツ重要度解析システムの最良な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態により限定されるものではない。
[本発明の概要]
本発明では、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させる方式を提案する。
例えば野球の場合、満塁でホームランをよく打つバッターが打席に入ったとする。ここで、相手チームとの得点差が−4点以下である場合、ホームラン(HR)が出れば同点(あるいは逆転)にできるため、チャンスの度合いは大きくなり、試合に勝つ可能性が高まる。しかし、相手チームとの差が−4点よりもはるかに大きかった場合、HRが出たとしても点差はまだ大きく、試合に勝つ可能性が低いままであるため、チャンスの度合いは小さくなる。すなわち、このチャンスの度合いは、打者が打席に入ったときに求まる値であり、結果として該当打者が三振に終わりチャンスを逃したとしても影響を受けることはない。
そこで、本発明は、映像メタデータを利用して場面重要度を算出し、場面重要度をシーンの重要度に反映させるために、概略的に、以下の基本的特徴を有する。すなわち、本発明は、まず、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析する。
ついで、解析された内容から特定のシーンを抽出する。
ついで、抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析する。
ここで、シーン重要度の解析において、各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出する。具体的には、該当シーンの得点の期待値を求め、得点の期待値に基づいて場面重要度を算出する。なお、シーンの先頭の状況は、シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットでもよい。また、値のセットはスポーツのジャンルに依存して決定してもよい。
また、場面重要度の算出において、シーンの状況に基づいて、シーンで発生する事象である発生事象を予測してもよい。
また、予測された発生事象に基づいて、シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出してもよい。
また、予測された得点の期待値に基づいて、得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値として算出してもよい。
また、算出された指標値を、ホームチームの勝利確率の差、または、得点の期待値の加点後の勝利確率とシーンの先頭における勝利確率との差の絶対値とし、算出された指標値(絶対値)を場面重要度として求めてもよい。
また、ホームチームの勝利確率の差が大きいシーンを場面重要度の高いシーンとして認識し、認識したシーンの場面重要度と、予め算出した事象を基にした重要度である事象重要度と、を組み合わせてシーン重要度を算出してもよい。
[システム構成]
つぎに、本システムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる映像コンテンツ重要度解析システム100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、映像コンテンツ重要度解析システム100は、概略的に、映像コンテンツ重要度解析システム100の全体を統括的に制御し後述するソフトウェアに基づく処理を実行するCPU101と、プログラム等を記録したROM102と、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103と、各種の入力操作を行うためのキーボード105およびマウス106と、映像や各種情報を表示するモニタ104と、各種のアプリケーションプログラムやデータなどを記録したハードディスク(HD)107と、外部機器と接続するための各種ドライバー、ネットワークアダプタなどのインタフェース部108と、を少なくとも備えている。
図1において、CPU101は、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。CPU101は、図2に示すように、機能概念的に、メタデータ解析部101a、シーン抽出部101b、シーン重要度解析部101cを含んで構成される。
図2は、図1におけるCPU101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
図2において、メタデータ解析部101aは、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析するメタデータ解析手段である。
また、シーン抽出部101bは、解析された内容から特定のシーンを抽出するシーン抽出手段である。
また、シーン重要度解析部101cは、抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析するシーン重要度解析手段である。ここで、シーン重要度解析部101cは、図3に示すように、値セット決定部101c−1、場面重要度算出部101c−2、シーン認識部101c−3、シーン重要度算出部101c−4を含んで構成される。
図3は、図2におけるシーン重要度解析部101cのソフトウェア構成を示すブロック図である。
図3において、値セット決定部101c−1は、シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットをスポーツのジャンルに依存して決定する値セット決定手段である。
また、場面重要度算出部101c−2は、各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出する場面重要度算出手段である。ここで、場面重要度算出部101c−2は、事象予測部101c−2−1、期待値算出部101c−2−2、指標値算出部101c−2−3を含んで構成される。
図3において、事象予測部101c−2−1は、シーンの状況に基づいて、シーンで発生する事象である発生事象を予測する事象予測手段である。
また、期待値算出部101c−2−2は、予測された発生事象に基づいて、シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出する期待値算出手段である。
また、指標値算出部101c−2−3は、予測された得点の期待値に基づいて、得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値(例えば、ホームチームの勝利確率の差、または、得点の期待値の加点後の勝利確率とシーンの先頭における勝利確率との差の絶対値)として算出する指標値算出手段である。
また、シーン認識部101c−3は、ホームチームの勝利確率の差が大きいシーンを場面重要度の高いシーンとして認識するシーン認識手段である。
また、シーン重要度算出部101c−4は、認識したシーンの場面重要度と予め算出した事象を基にした重要度である事象重要度とを組み合わせてシーン重要度を算出するシーン重要度算出手段である。
なお、これら各部によって行われる処理の詳細については、後述する。
[システムの処理]
つぎに、このように構成された本実施の形態における本システムの処理の一例について、以下に、図4や図5などを参照して詳細に説明する。
ここで、まず、場面重要度算出のための入力情報となる映像メタデータと、ダイジェストの構成単位となるシーンについて簡単に説明する。なお、詳細は、特開2002−232828号公報、特開2001−275058号公報、特開2002−328917号公報を参照されたい。
「映像メタデータ」は、メタデータの一例を示す図である図6に示すように、映像上で発生した事象情報を表現する記述子(Primitive Descriptor)であり、以下のようなタプルで表現される。
例えば打席開始の場合は、投手や打者の名前、アウトカウント、出塁などの状況に関する情報が属性として指定されている。
また、「シーン」は、2つのメタデータ間の区間であり、例えば、打席開始から次の打席開始までが打席シーン、投球開始から次の投球開始(あるいは次の打席開始)までが投球シーン、といったようにシーンの粒度が定義される。なお、PDMSにより生成されるダイジェストはこのシーンの集合であり、どの粒度のシーンを配信するかは、あらかじめ決められている。
(メイン処理)
ここでは、映像コンテンツ重要度解析システム100にて行われるメイン処理について、図4等を参照して詳細に説明する。
図4は、本実施形態における本システムのメイン処理の一例を示すフローチャートである。
まず、映像コンテンツ重要度解析システム100は、メタデータ解析部101aの処理により、メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析する(ステップSA−1)。
ついで、映像コンテンツ重要度解析システム100は、シーン抽出部101bの処理により、ステップSA−1にて解析された内容から特定のシーンを抽出する(ステップSA−2)。
ついで、映像コンテンツ重要度解析システム100は、シーン重要度解析部101cにて行われるシーン重要度解析処理により、ステップSA−2にて抽出されたシーンの重要度であるシーン重要度を解析する(ステップSA−3)。
(シーン重要度解析処理)
ここで、シーン重要度解析部101cに含まれる各処理部にて行われるシーン重要度解析処理について、図5を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施形態における本システムのシーン重要度解析処理の一例を示すフローチャートである。
まず、シーン重要度解析部101cは、場面重要度算出部101c−2にて行われる場面重要度算出処理により、ステップSA−2にて抽出された各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出する(ステップSB−1)。なお、シーンの先頭の状況は、シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットでもよい。また、シーン重要度解析部101cは、値セット決定部101c−1の処理により、値のセットをスポーツのジャンルに依存して決定してもよい。
(場面重要度算出処理)
ここで、場面重要度算出部101c−2に含まれる各処理部にて行われる場面重要度算出処理について、図5を参照して詳細に説明する。
まず、場面重要度算出部101c−2は、事象予測部101c−2−1の処理により、ステップSA−2にて抽出されたシーンの状況に基づいて、シーンで発生する事象である発生事象を予測する(ステップSC−1)。
ついで、場面重要度算出部101c−2は、期待値算出部101c−2−2の処理により、ステップSC−1にて予測された発生事象に基づいて、シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出する(ステップSC−2)。
ここで、ステップSC−2にて行われる処理の具体例について、詳細に説明する。
上述したように、場面重要度はチャンスの度合いを表現する。例えば、野球の試合の場合、ホームランバッターが打席に立ち、その時点での得点差が−4点以下ならば、ホームランが発生した場合、同点あるいは逆転とすることができ、試合に勝つ確率は大きくなり、このシーンはチャンスの場面であるということができる。
しかし、その時点での得点差が−4点よりはるかに大きければ、ホームランが発生しても同点に持ち込むことはできない。よって、この場合、試合に勝つ確率は小さいままであり、チャンスの場面であるということはできない。
このように場面重要度は、シーンの先頭で算出される値であり、実際にホームランを打ったかどうかによって値は変化しない。
そのため、場面重要度は、得点の期待値(Expected Score(EN))と、得点差の期待値(得点の期待値が加算された後に予想される得点差)に依存する。
まず、ENを算出するために、得点確率(Score Probabilities(SP))を算出する。ここで、「SPn」は、n点加算できる確率を示す。そして、あるシーンSiにおける「SPn」は数式1により算出する。
Figure 2005251018
ここで、数式1において、関数「GetSituation(Si)」は、シーンSiの状況を返す関数である。
該当するシーンSiのENは、数式2により算出する。
Figure 2005251018
ここで、関数「GetSP( )」および「GetEN( )」は、スポーツのタイプに依存する。以下では、野球を例として説明を行う。
野球の場合、「状況」は、例えば、(base−info,pitcher,batter)という3つ組のタプルとして表現される。
また、関数「GetSituation(Si)」は、シーンSiの先頭におけるこの3つ組の値を返す。
また、野球の場合、満塁ホームランで追加される4点が、一つの事象で加点される得点の最大値であるので、数式2において、nは1〜4の範囲の数となる。
ここで、関数「GetSP( )」は、数式3に示すように、「GetSEP( )」および「GetEachSiSP( )」から構成される。
Figure 2005251018
ここで、関数「GetSEP( )」は、ヒット、二塁打、三塁打、ホームランの発生確率を返す。また、関数「GetEachSiSP( )」は、該当する状況において、ヒット、二塁打、三塁打、ホームランのそれぞれの事象が発生した場合の、n点加点する確率を示す。
該当する状況において、事象PDjが発生した場合のn点加点する確率は、過去の100試合における経験値を元に統計的に算出した。
具体的には、例えば、満塁で打者が2塁打を打った時に1点追加された場合と2点追加された場合の数を過去の試合から求め、満塁で2塁打が発生した時の1点追加、2点追加の確率を算出した。
ここで、事象の発生確率の算出における発生確率の段階的抽象化について図17を参照して説明する。図17は、事象の発生確率の段階的抽象化の概念を模式的に示した図である。
上述のように、加点に関わる事象の発生確率は、打者と投手を特定した状況における事象PDjの発生確率から求める(図17)。
図17において、PD1は安打の発生確率、PD2は二塁打の発生確率、PD3は三塁打の発生確率、PD4は本塁打の発生確率を示す。野球の場合、出塁状況は塁上に走者なし、1塁に走者あり、2塁に走者あり、3塁に走者あり、1塁2塁に走者あり、1塁3塁に走者あり、2塁3塁に走者あり、満塁の8種類の出塁状況があり、それぞれnone、1、2、3、12、13、23、123と表現することとする。
ある状況における加点事象の発生確率(probability)は、8種類の出塁状況における確率値と、全体を平均した状況に依存しない確率値の9個の要素から構成されることになる。例えば、投手A対打者1(PitcherA vs. Batter1)の事象の発生確率は、図17の構造の最下層に記述されている。
しかし、ルーキーなどで試合に出場しておらずその選手に関する情報がない、あるいは確率を求めるためのサンプル数が少なく精度が低いなどの理由により、該当する投手および打者における状況を特定した事象発生確率(probability)がない(No probability)場合、発生確率の抽象化(Abstraction)を行う。
例えば、図17において、投手C対打者2(PitcherC vs. Batter2)における発生確率がない(No probability)。この場合は、階層が1つ上がり、該当する投手の発生確率と該当する打者の発生確率を求め、両者の値の精度に応じて加重平均により擬似的に発生確率を求めることにより行う。
該当する打者や投手の事象発生確率がない(No probability)場合、投手全体における事象の平均発生確率(Average probabilities of all pitchers)、打者全体における事象の平均発生確率(Average probabilities of all batters)、全ての打者対投手における事象の平均発生確率(Average probabilities of all batters vs. all pitchers)を利用する。
例えば、投手C対打者2(PitcherC vs. Batter2)の場合、打者2(Batter2)の発生確率はあるが、投手C(PitherC)の発生確率はない。そのため、さらに1段階抽象化を行い、投手全体の発生確率(Average probabilities of all pitchers)を利用し、打者2(Batter2)の発生確率と組み合わせて擬似的に発生確率を求める。
これにて、事象の発生確率の段階的抽象化についての説明が終了する。
これにて、ステップSC−2にて行われる処理の具体例についての説明が終了する。
ついで、場面重要度算出部101c−2は、指標値算出部101c−2−3の処理により、ステップSC−2にて予測された得点の期待値に基づいて、得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値として算出する(ステップSC−3)。
ここで、指標値は、ホームチームの勝利確率の差、または、得点の期待値の加点後の勝利確率とシーンの先頭における勝利確率との差の絶対値であってもよく、場面重要度算出部101c−2は、指標値算出部101c−2−3により算出された指標値を場面重要度として求めてもよい。
ここで、ステップSC−3にて行われる処理の具体例について、詳細に説明する。
本具体例では、シーンSiにおける場面重要度(SIi)を、数式4で定義する。
Figure 2005251018
ここで、関数「GetSI( )」は、勝利確率に基づいてSIを算出する。なお、勝利確率は、該当するイニングにおいて得点差が「ホームチームのスコア−アウェイチームのスコア」であったときに、ホームチームが勝利する確率である。
関数「GetInning(Si)」は、シーンSiのイニング数を返す。また、関数「GetDelta( )」は、指定された得点が加点された場合の勝利確率を返す。
図8から図16は、各イニング(1イニング(1st Inning)から9イニング(9th Inning))の開始時点における各得点差(Score Difference)の場合の勝利確率(Winning Probability)のグラフを示す図である。なお、各グラフは、過去の100試合から統計的に求めている。また、試合数が少なく、勝利確率(Winning Probability)を求めるのに十分なサンプルがなかった場合は、値を近似した。例えば、終盤のイニングでは、勝利確率(Winning Probability)はたとえ得点差(Score Difference)が小さくても大きくなる傾向になる。具体的には、9イニング前半の場合、得点差が−1の時は、勝利確率は0.1と低いが、得点差が1になると勝利確率は0.7と高くなる。
場面重要度SIは、この勝利確率の差の絶対値として算出される。なお、1イニングの開始時点では、得点差は0、勝利確率は0.5と固定されている。そのため、1イニングの勝利確率は、2イニングのものを利用することとする。
これにて、ステップSC−3にて行われる処理の具体例についての説明が終了する。
これにて、場面重要度算出処理が終了する。
ついで、シーン重要度解析部101cは、シーン認識部101c−3の処理により、ステップSC−3にて算出されたホームチームの勝利確率の差が大きいシーンを場面重要度の高いシーンとして認識する(ステップSB−2)。
ついで、シーン重要度解析部101cは、シーン重要度算出部101c−4の処理により、ステップSB−2にて認識したシーンの場面重要度と、予め算出した、事象を基にした重要度である事象重要度と、を組み合わせて、シーン重要度を算出する(ステップSB−3)。
ここで、ステップSB−3にて行われる処理の具体例について、詳細に説明する。
上述の場面重要度算出処理にて算出された場面重要度SIと、予め算出されたPDMSによる重要度PdmsSigとから、該当シーンの最終的な重要度FSを算出する。
ここで、PDMSによる重要度PdmsSigの算出について、図7を参照して詳細に説明する。図7は、PDMSによる重要度の算出について説明する図である。なお、詳細は、特開2002−232828、特開2001−275058、特開2002−328917を参照されたい。
PDMSは映像上で発生した事象の重要度をステイタスパラメタの値として算出する。例えば野球の場合、攻撃的重要度(aggressive importance)を表現する攻撃レベル(Aggression Level)、守備の重要度を表現する守備レベルなどがある。攻撃レベルは、ヒットやHRのような攻撃的事象の際に値が加算される。ステイタスパラメタの値の算出はルールに基づいている。例えば図7に示すように、ヒット(hit)が発生した場合、攻撃レベルは2ポイント加算される。そして、各シーンの重要度は、そのシーンのステイタスパラメタ値の和として算出される。なお、本発明において、このステイタスパラメタの和をPdmsSigとして参照する。
ここで、FSを算出するにあたり、まず、PdmsSigの値を調整した値である、数式5で定義されるPdmsSigLinを求める。
Figure 2005251018
ここで、関数「Min(Si)」は、シーンSiを含む該当する試合のPdmsSigの最小値を返す。また、関数「Average(Si)」は、シーンSiを含む該当する試合のPdmsSigの平均値を返す。
そして、数式5に示すPdmsSigLinを正規化し、PdmsSigNiを求める。
そして、場面重要度SIiとPdmsSigNiを利用して、数式6で定義される最終重要度を算出する。
Figure 2005251018
ここで、αとβは、FSiを算出するための重み係数である。なお、重みはスポーツのタイプに依存する。
そして、算出した最終重要度でシーンをソートすることにより、重要シーンを得ることができる。
これにて、ステップSB−3にて行われる処理の具体例についての説明を終了する。
これにて、シーン重要度解析処理が終了する。
以上、メイン処理が終了する。
本実施例では、本発明による場面重要度を考慮した重要シーン抽出の評価を行った。ここで、本評価において、投手と打者を特定した状況における事象の発生確率は、日本プロ野球機構のデータベースのデータを利用した。ただし、ルーキーなどで発生確率がない場合は、打者全体の平均値を利用することとした。また、最終的重要度(FSi)の算出にあたり、α、βを以下のように設定した。

α=2、β=1
図18に、場面重要度を考慮した場合と、考慮しない場合(従来通りのPdmsSigによる重要度算出)の重要シーン抽出による平均適合率(平均正解率)を示す。ここで、重要シーン抽出の正解集合は、TVのニュース番組のスポーツダイジェストとした。また、平均適合率算出における検索数は、各正解集合のシーン抽出数とした。
図18に示すように、場面重要度を考慮した場合の平均適合率が高くなっており、場面重要度の有効性がわかる。
図19は、2003年の6月26日における巨人対横浜戦のシーン抽出の具体例を示す図である。図19において、正解集合として、TVニュースがスポーツダイジェストとして選択したシーンを示した。また、PdmsSigによるソート結果のランキングと、FSによるソート結果のランキングを示し、それぞれ平均適合率を求めた。
ここで、FSは場面重要度を考慮し、PdmsSigは考慮していない。それゆえ、PdmsSigとFSのランキングの値は異なっている。
図19に示すように、FSの平均適合率のほうが高くなっていることから、FSのほうがより正確に重要シーンを抽出できていることがわかる。
以上のように、本発明にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、事象が発生する前の「場面としてのチャンスの度合い」である場面重要度をシーンの重要度に反映させることができ、特にスポーツ映像において、携帯端末やPC向けに映像シーンを始めとするマルチメディア情報を配信するサービスにおいて極めて有用である。
また、本発明にかかる映像コンテンツ重要度解析システムは、産業上の多くの分野、特に情報通信サービスの分野で実施することができ、極めて有用である。
本発明の実施の形態にかかる映像コンテンツ重要度解析システム100の ハードウェア構成を示すブロック図である。 図1におけるCPU101のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図2におけるシーン重要度解析部101cのソフトウェア構成を示すブロ ック図である。 本実施形態における本システムのメイン処理の一例を示すフローチャート である。 本実施形態における本システムのシーン重要度解析処理の一例を示すフロ ーチャートである。 メタデータの一例を示す図である。 PDMSによる重要度の算出について説明する図である。 1イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示す 図である。 2イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示す 図である。 3イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 4イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 5イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 6イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 7イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 8イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 9イニングの開始時点における各得点差の場合の勝利確率のグラフを示 す図である。 事象の発生確率の段階的抽象化の概念を模式的に示した図である。 場面重要度を考慮した場合と、考慮しない場合(従来通りのPdmsS igによる重要度算出)の重要シーン抽出による平均適合率を示す図である。 2003年の6月26日における巨人対横浜戦のシーン抽出の具体例を 示す図である。
符号の説明
100 映像コンテンツ重要度解析システム
101 CPU
101a メタデータ解析部
101b シーン抽出部
101c シーン重要度解析部
101c−1 値セット決定部
101c−2 場面重要度算出部
101c−2−1 事象予測部
101c−2−2 期待値算出部
101c−2−3 指標値算出部
101c−3 シーン認識部
101c−4 シーン重要度算出部
102 ROM
103 RAM
104 モニタ
105 キーボード
106 マウス
107 ハードディスク
108 インタフェース部

Claims (8)

  1. メタデータを利用して、スポーツ映像の重要度を解析する映像コンテンツ重要度解析システムにおいて、
    前記メタデータを抽出して対応するシーンの内容を解析するメタデータ解析手段と、
    前記メタデータ解析手段により解析された前記内容から特定のシーンを抽出するシーン抽出手段と、
    前記シーン抽出手段により抽出された前記シーンの重要度であるシーン重要度を解析するシーン重要度解析手段と、
    を備えたことを特徴とする映像コンテンツ重要度解析システム。
  2. 前記シーン重要度解析手段は、
    各シーンの先頭において、当該シーンの状況に基づいて、実際に事象が発生する前の場面としての重要度である場面重要度を算出する場面重要度算出手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  3. 前記シーンの先頭の前記状況は、前記シーンの登場人物、得点、場所、時間のうち少なくとも一つに対応するステイタスを表現する値のセットであること、
    を特徴とし、
    前記シーン重要度解析手段は、
    前記値のセットをスポーツのジャンルに依存して決定する値セット決定手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  4. 前記場面重要度算出手段は、
    前記シーンの前記状況に基づいて、前記シーンで発生する事象である発生事象を予測する事象予測手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  5. 前記場面重要度算出手段は、
    前記事象予測手段により予測された前記発生事象に基づいて、前記シーンにおける得点の期待値である予想得点値を算出する期待値算出手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  6. 前記場面重要度算出手段は、
    前記期待値算出手段により予測された前記得点の前記期待値に基づいて、前記得点が加算されることで、試合の経過にどの程度影響を与えるかを指標値として算出する指標値算出手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  7. 前記指標値は、ホームチームの勝利確率の差、または、前記得点の前記期待値の加点後の勝利確率と前記シーンの先頭における勝利確率との差の絶対値であり、
    前記場面重要度算出手段は、前記指標値算出手段により算出された前記指標値を前記場面重要度として求めること、
    を特徴とする請求項6に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
  8. 前記シーン重要度解析手段は、
    前記勝利確率の前記差が大きい前記シーンを前記場面重要度の高い前記シーンとして認識するシーン認識手段と、
    前記シーン認識手段により認識した前記シーンの前記場面重要度と、予め算出した事象を基にした重要度である事象重要度と、を組み合わせて前記シーン重要度を算出するシーン重要度算出手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の映像コンテンツ重要度解析システム。
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