JP2005250579A - 誤出力防止方法および誤出力防止システム - Google Patents
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Abstract
【課題】現場設置機器群への電源電力の誤出力または電力供給の誤った停止(以下、誤出力という。)を防止し得るようにして、現場設置機器群全体の安定した制御が行ない得るようにすること。
【解決手段】現場に複数の機器12a〜12nを設置した現場設置機器群12と、この現場設置機器群12の各機器12a〜12nの作動を制御する制御手段15とを具備し、この制御手段15には、現場設置機器群12の各機器12a〜12nの作動を制御する操作信号c1またはc2を生成して送信させる入力装置18と、操作信号c1を受信して制御信号b1aまたはb1bを出力装置20側へ送信する制御装置19と、この制御装置19側から送信される制御信号b1aまたはb1bを受信して現場設置機器群12側へ電源電力P1を供給するように設けた出力装置20とを備える。制御装置19側には、誤出力防止装置22を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】現場に複数の機器12a〜12nを設置した現場設置機器群12と、この現場設置機器群12の各機器12a〜12nの作動を制御する制御手段15とを具備し、この制御手段15には、現場設置機器群12の各機器12a〜12nの作動を制御する操作信号c1またはc2を生成して送信させる入力装置18と、操作信号c1を受信して制御信号b1aまたはb1bを出力装置20側へ送信する制御装置19と、この制御装置19側から送信される制御信号b1aまたはb1bを受信して現場設置機器群12側へ電源電力P1を供給するように設けた出力装置20とを備える。制御装置19側には、誤出力防止装置22を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、浄水場の浄水システムや変電所の変電システム等の機器設置現場における現場設置機器(機器群)に対して制御システム側からの誤出力を防止して、現場設置機器が誤動作しないようにする誤出力防止方法および誤出力防止システムに関する。
設備現場に設置される機器(群)を制御する制御システムの制御装置は、CPU,ROM,RAM等のIC制御回路が用いられている。
このIC制御回路は、ポンプ出力制御等の細かく且つ複雑な制御を行なう一方で、CPUの制御出力の暴走に伴なう機器群の誤動作を防止するようにした誤出力防止システムが採用されている。
このような誤出力防止システムとして、特開平9−34502号公報(例えば、特許文献1参照)に開示されたものがある。
この特許文献1によれば、添付図面の図6に示すように、プログラマブルコントローラである制御装置1が示されている。
この制御装置1は、CPU2と、CPU2の処理内容を記述したプログラムを保管しているROM3と、このプログラムに基いてCPU2が演算処理を行なう領域を提供するRAM4と、CPU2の初期暴走による異常信号aを検知する暴走検知回路5と、CPU2がリセットされていることを示すリセット回路6と、暴走検知回路5の出力異常信号cが入力される誤出力防止回路7と、CPU2からの制御信号eをラッチする出力ラッチ回路8とから構成されており、出力ラッチ回路8は、誤出力防止回路7の出力禁止信号dにより、現在ラッチしているCPU2の出力値を保持するか又は出力禁止の状態にしている。
ここで、CPU2が正常に作動している場合、出力ラッチ回路8は、CPU2で演算された結果を出力している。
一方、CPU2がリセットされた場合、又は初期暴走した場合、CPU2のリセット信号b又は暴走検知回路5の出力異常信号cが誤出力防止回路7側へ出力され、誤出力防止回路7は出力禁止信号dを出力ラッチ回路8側へ出力して出力ラッチ回路8を出力禁止の状態にしている。
特開平9−34502号公報(第2頁左欄の第30〜49行並びに図5)
特許文献1によれば、誤出力防止システムとして、制御装置に用いるCPU2からの出力がリセット(リセット信号bの出力)されたり、CPU2の初期暴走による異常信号aを検知する暴走検知回路5からの出力異常信号cに基いて、出力ラッチ回路8を出力禁止にしていた。すなわち、CPU2の通常のリセット時に出力されるリセット信号bやCPU2の作動初期時の暴走による異常信号aの発生時に出力される出力異常信号cに基き、自動的に出力禁止信号dを出力ラッチ回路8側へ送出して後段の入力側回路(図示せず)への出力を停止して誤動作を発生させないようにしていた。
しかしながら、CPU2から出力されるリセット信号bや出力ラッチ回路8の出力を禁止する出力禁止信号dによる出力ラッチ回路8に対する出力禁止の目的が、CPU2のリセット時および初期暴走による異常信号aの発生時に限られたものであり、制御装置1のメンテナンス等にて信号系の一時的遮断時に誤信号が誘起されて、図示しない後段側の制御機器群側へ送信されて誤動作するという悪影響については考慮されていなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、現場設置機器群への電源系への誤出力(機器への誤った電力供給、あるいは運転中に機器に対する電力供給の停止)を予知することによって、現場設置機器群側の誤動作を防止し得るようにし、現場設置機器群全体の安定した制御が行ない得る誤出力防止方法および誤出力防止システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明によれば、制御手段側から現場設置機器群側へ電源電力の誤出力を防止する誤出力防止方法において、上記制御手段側の配線接続に異常な取扱いが行なわれる場合に、現場設置機器群側への誤出力を予知するステップと、この誤出力が予知される場合、現場設置機器群に接続する電源系を遮断して誤出力を防止するステップとを具備することを特徴とする誤出力防止方法を提供する。
前記目的を達成するために、本発明によれば、現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段とを具備し、上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、上記制御装置または出力装置には、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する誤出力防止装置を備えたことを特徴とする誤出力防止システムを提供する。
前記目的を達成するために、本発明によれば、現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段とを具備し、上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、上記操作信号を中継する伝送装置と、上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、上記制御装置,伝送装置および出力装置の少なくとも1つには、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断するよう電源遮断器を有する誤出力防止装置を備えたことを特徴とする誤出力防止システムを提供する。
前記目的を達成するために、本発明によれば、現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御することができるように設けられる監視盤とを具備し、上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、上記制御装置または出力装置には、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する電源遮断器を有する誤出力防止装置を備え、上記監視盤には、上記現場設置機器群の作動を制御する操作信号を上記制御装置側へ送信する入力操作部を備えたことを特徴とする誤出力防止システムを提供する。
前記目的を達成するために、本発明によれば、現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段と、この現場設置機器群の各機器の作動を制御することができるように設けられる監視盤とを具備し、上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御するに有力操作をすることにより、操作信号を生成させる入力装置と、上記生成された操作信号の送信を中継する伝送装置と、上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、上記制御装置,伝送装置および出力装置の少なくとも1つには、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する誤出力防止装置を備え、上記監視盤には、上記現場設置機器群側の作動を制御する操作信号を上記制御装置側へ送信する入力操作部を備えたことを特徴とする誤出力防止システムを提供する。
本発明によれば、制御手段側における通信回路の配線を切断したり誤接続する等異常な取扱いをする場合において、誤出力の有無を予知することによって現場設置機器群側の誤動作を未然に防止するようにしたので、現場設置機器群に対して安定した制御を行なうことができる。
本発明に係る誤出力防止システムの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る誤出力防止システムの第1の実施形態である誤出力防止システム11の回路構成を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る誤出力防止システムの第1の実施形態である誤出力防止システム11の回路構成を示すブロック図である。
この誤出力防止システム11は、浄水場の浄水システムや変電所の変電システム等の設備現場に設置される現場設置機器群12と、この現場設置機器群12の運転を制御するために現場設置機器群12側と通信回線D1およびD5を介して接続される制御システム13と、制御システム13側と通信回線D3およびD8を介して接続され、現場設置機器群12を遠隔制御可能に設けられる監視盤14とから構成される。
現場設置機器群12は、例えば揚水ポンプや遮断器、各種測定器用の通電制御器等の複数の機器12a〜12nから構成される。
現場設置機器群12は、各機器12a〜12nの運転情報等の監視情報データa1およびa2をそれぞれ通信回線D1およびD5を通して第1および第2の制御手段15,16側へそれぞれ送信し得るようになっている。また、第1および第2の制御手段15,16側にそれぞれ電源回路21が設けられ、電源電力P1およびP2がそれぞれ供給されるようになっている。
監視盤14は、制御システム13側の第1および第2の制御手段15,16側から受信し、例えばグラフにより画面表示するデータ表示装置14aを備えている。
監視盤14は、現場設置機器群12の全部または一部を運転制御する操作信号c2およびc4を出力する入力操作部14bを備えている。
また、監視盤14には入力操作部14bが設けられ、この入力操作部14bを操作することにより、操作信号c2およびc4を第1および第2の制御手段15,16側へ送信することができるようになっている。
制御システム13は、第1の制御手段15および第2の制御手段16とから構成される。
第1の制御手段15は、現場設置機器群12側に通信回線D1を介して接続される入力装置18と、この入力装置18の後段に通信回線D2を介して接続される制御装置19と、この制御装置19と通信回線D4を介して接続される出力装置20とより構成される。
入力装置18は、入力操作部18aが備えられ、この入力操作部18aを操作することにより操作信号c1が生成されるようになっている。
制御装置19は、監視情報データa1を受信すると同時にこの監視情報データa1を監視盤14側へ送信する一方、入力装置18側から操作信号c1を受信して制御信号b1bへ変換処理するようになっている。
また、制御装置19は、通信回線D3を介して監視盤14側に接続されており、入力操作部14bからの操作信号c2を受信することにより、制御信号b1aへ変換処理するようになっている。
出力装置20は、制御装置19側にて生成された制御信号b1aまたはb1bを受信して、現場設置機器群12側へ電源電力P1の供給制御をすることができるように設けられる。
すなわち、この出力装置20には、制御信号b1aまたはb1bを受信することにより、現場設置機器群12側へ接続する電源回路21(電源系)の開閉を行なう電源スイッチ(図示せず)を内蔵している。
第2の制御装置16は、通信回線D5を通して監視情報データa2を受信し、入力装置18、通信回線D6、伝送装置31、通信回線D7、制御装置30および通信回線D8を通して監視盤14側へ送信されるようになっている。
各機器12a〜12nの監視情報データa2は、上記監視情報データa1と同一の制御データを含むものであって、監視盤14側に制御データが表示されるようになっている。
また、第2の制御手段16には、上記第1の制御手段15と同一の入力装置18が設けられ、その入力操作部18aを操作することにより操作信号c3が生成されるようになっている。この操作信号c3は、通信回線D6を通して伝送装置31側へ送信され、更に通信回線D7を通して制御装置30側へ送信され、この操作信号c3を受信した制御装置30にて制御信号b2bが生成されるようになっている。
出力装置20は、制御信号b2bを受信することにより、電源回路21を通して現場設置機器群12の任意の機器へ電源電力P2を供給することができるようになっている。従って、第1および第2の制御手段15,16は、それぞれに設けられる出力装置20側からそれぞれの電源回路21を通して現場設置機器群12側へ電源電力P1およびP2が供給されるようになっている。
これらの電源電力P1およびP2は、何れか一方が現場設置機器群12側へ供給されることにより、現場設置機器群12の全部または一部を運転制御することが可能に設けられる。
次に、第1の制御手段15の入力装置18または制御装置19の保守作業に際して、通信回線D1〜D4の一部や全部が切断されたり、誤接続等(以下、配線接続の異常な取扱いという。)された場合には、制御装置19にて異常信号z1(図1参照)が起生する。
この異常信号z1が制御装置19にて起生すると、出力装置20側に対して誤った制御信号(以下、誤制御信号という。)x1が送信され、出力装置20側から誤電源電力y1を電源回路21を通して現場設置機器群12側へ供給する虞を有している。
なお、この誤電源電力y1は、現場設置機器群12の全ての機器へ供給されるのではなく、各機器の回路設計上、保守の標準作業で誤作動し易いものと、そうでないものとがある。例えば第1の制御手段15側の保守作業の場合には、機器12a,12bのみが誤動作し易い。
従って、上記保守作業を実施すれば、機器12a,12bへ誤電源電力y1が出力される虞がある。この誤動作を防止するため出力装置20側に誤出力防止装置22が設けられる。
誤出力防止装置22は、具体的には図2に示すように、リレー電源回路23と、このリレー電源回路23に接続された第1の電源遮断器28および第2の電源遮断器29と、リレー電源回路23に複数並列接続されるリレー(RL)群25(25a〜25n)と、このリレー群25のリレー動作に連動し、通信回路26に複数並列接続されたリレースイッチ群27(27a〜27n)と、リレー電源回路23の端子側に接続され、接点aおよび接点bを有する第1の電源遮断器28と、リレー25bと25cとの間のリレー電源回路23に接続され、接点aおよびbを有する第2の電源遮断器29とより構成される。
第1および第2電源遮断器28,29の各a接点が閉じれば、リレー25a〜25nの全てがリレー電源回路23側へ接続され、第1の電源遮断器28のa接点が閉じ、且つ第2の電源遮断器29のb接点が閉じれば、リレー25a,25bがリレー電源回路23側へ接続される。また、第1の電源遮断器28のb接点が閉じ、且つ第2の電源遮断器29のb接点が閉じれば、リレー25c〜25n側に接続されるようになっている。
これらの第1および第2の電源遮断器28および29は、監視盤14側または第1の制御手段15の入力装置18側からの入力操作により送信される操作信号c1,c2の何れかを受信して切換制御されるようになっている。また、リレースイッチ群27は、出力装置20側への通信制御をするために通信回路26側へ接続される。
従って、リレースイッチ27a〜27nが切断されると、出力装置20側へ制御信号b1a,b1bの送信が停止され、現場設置機器群12側へ接続される電源回路21が遮断されて、現場設置機器群12側へ電源電力P1が供給されないようになっている。
一方、第2の制御手段16は、第1の制御手段15側に伝送装置31を増設すると共に、この伝送装置31に誤出力防止装置22を備えた構成のものである。
すなわち、この第2の制御手段16は、通信回線D6,D7,D9がそれぞれ多岐にわたって配線される場合に、誤配線や断線等の事故を未然に防止できように伝送系を整備するために設けられたものである。
第2の制御手段16は、現場設置機器群12側において、この現場設置機器群12の運転状況,制御状況等の制御データを監視情報データa2として生成させ、制御システム13を経由して監視盤14側へ送信するものである。具体的には、現場設置機器群12側へ通信回線D5を介して接続される入力装置18と、この入力装置18の後段に通信回線D6を介して接続される伝送装置31と、この伝送装置31の後段へ通信回線D7を介して接続される制御装置30および伝送装置31の後段に通信回線D9を介して接続される出力装置20とより構成される。
また、第2の制御手段16は、入力装置18に設けられる入力操作部18aを操作して操作信号c3を生成するようになっている。この操作信号c3は、通信回線D6,伝送装置31、通信回線D7,制御装置30へ送信され、操作信号c3が制御装置30にて制御信号b2bに変換処理されるようになっている。
この変換処理された制御信号b2bは、通信回線D7,伝送装置31,通信回線D9を通して出力装置20側へ送信されるようになっている。
伝送装置31側には、出力装置20側へ誤った制御信号(以下、誤制御信号という。)x2が送信されないように誤出力防止装置22が設けられる。この誤出力防止装置22は、第1の制御手段15に設けられる誤出力防止装置22と同一のものである。
すなわち、誤出力防止装置22には、誤制御信号x2が現場設置機器群12側へ送信されないようにするために、図1および図2に示すように、現場設置機器群12側への電源電力供給を停止させるためにリレー電源回路23に第1および第2の電源遮断器28および29が設けられる。
誤出力防止装置22のその他の構成は、第1の制御手段15側に設けられる誤出力防止装置22と同様であるので説明を省略する。
従って、第2の制御手段16の保守作業の際に、入力装置18,伝送装置31および制御装置30の配線の切断等異常な取扱いが行なわれる場合には、伝送装置31側にて異常信号z2(図1参照)が起生した場合にでも、誤電源電力y2が現場設置機器群12側へ供給されないようになっている。
なお、誤電源電力y2は、現場設置機器群12の全ての機器へ供給対象にはならなく各種異なる機器の回路設計上、上記保守作業の仕方、例えば特定の通信回線の切断をする標準作業の場合を想定すると、例えば機器12c〜12nのみが誤動作の対象となる。
従って、上記保守作業を想定すれば、機器12c〜12nへ誤電源電力y2が出力される虞がある。この誤動作を防止するために伝送装置31側に誤出力防止装置22が設けられる。
なお、第2の制御手段16のその他の構成は、第1の制御手段15と同様構成であるので説明を省略する。
次に、誤出力防止システム11の作用について、図1および図2を参照して説明する。
現場設置機器群12の全ての機器12a〜12nが運転状態にあると仮定して第1の制御手段15側の作用を説明する。機器12a〜12nの運転状況等の制御データが監視盤14のデータ表示装置14aに表示され、取扱者により監視されている。
ここで、取扱者が機器12a,12bの運転停止を行なうため、例えば監視盤14を利用して入力操作部14bから入力操作するとする。
この入力操作により、監視盤14側から制御装置19側へ操作信号c2が第1の制御手段15側へ送信される。制御装置19は、受信した操作信号c2を制御信号b1aに変換処理して出力装置20側へ送信する。
制御信号b1aを受信した出力装置20は、内蔵する電源スイッチにより電源回路21を遮断する。従って、機器12aおよび12bは運転が停止される。
また、停止中の機器12a〜12nの任意の機器、例えば機器12aの運転を開始する場合には、監視盤14または入力装置18側の入力操作部14bまたは18aを操作してから操作信号c1またはc2を出力させ、出力装置20側へ制御信号b1aまたはb1bを送信する。制御信号b1aまたはb1bを受信した出力装置20は、内蔵する電源スイッチにより電源回路21をオンさせて接続する。従って、機器12aの運転は開始する。
このように、制御信号b1a,b2a,b1b,b2bの何れかが、それぞれの出力装置20の任意の側から現場設置機器群12側へ送信されることにより、機器12a〜12n群の中から所望の機器を制御可能にしている。従って、これらの制御信号b1a,b2a,b1b,b2bに基く現場設置機器群12の運転状況や制御状況が、取扱者をして監視盤14側にて統合管理できるようになっている。
一方、第1の制御手段16の保守作業を行なう場合に、例えば通信回線D2の配線の一部を切断したり配線の組替え等の標準作業を行なう場合には、図2に示すように、誤出力防止装置22のリレー25a,25bによりリレー電源回路23側を遮断する。従って、リレースイッチ群27は接点を開放して、現場設置機器群12側の機器12aおよび12bへは誤電源電力y1が供給されなく、誤動作しない。
また、第2の制御手段16の保守作業を行なう場合に、例えば通信回線D6の配線の一部を切断したり配線の組替え等の標準作業を行なう場合には、第1の制御装置15の保守作業の場合と同様に誤出力防止装置22のリレー25c〜25nによりリレー電源回路23側を遮断する。従って、現場設置機器群12側の機器12c〜12nには、誤電源電力y2が供給されなく、誤動作しない。
なお、この場合、現場設置機器群12の機器12aおよび12b側は、誤動作の虞がないので、誤出力リレー25aおよび25bは、リレー電源回路23側へ接続されたままである。従って、機器12aおよび12bは、第2の制御手段16側の保守作業に関係なく継続運転させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態における誤出力防止システム41を第1の実施形態を示す図1および図2と同一部分に同一符号を附した図3および図4を参照して説明する。
誤出力防止システム41は、第1の実施形態における誤出力防止装置22を出力装置45側に設けた構成である。
この誤出力防止システム41は、設備現場に設置される複数の機器12a〜12nからなる現場設置機器群12と、現場設置機器群12の運転や停止等の制御をするために、通信回線D10およびD15を介して接続される制御システム42と、現場設置機器群12の制御状態を監視するために、通信回線D12を現場設置機器群12を介して制御システム42へ接続される監視盤14とから構成される。
現場設置機器群12は、例えば揚水ポンプや遮断器、各種測定器用の通電制御器等の複数の機器12a〜12nから構成され、各機器12a〜12nの運転情報等の監視情報データa3およびa4をそれぞれ通信回線D10およびD15を通して第1および第2の制御手段43,44側へそれぞれ送信し得るようになっている。
また、現場設置機器群12は、第1および第2の制御手段43,44側にそれぞれ電源回路21が設けられ、電源電力P3およびP4がそれぞれ供給されるようになっている。
監視盤14は、制御システム42側の第1および第2の制御手段43,44側から受信し、例えばグラフにより画面表示するデータ表示装置14aを備えており、さらに、現場設置機器群12の全部または一部を運転制御する操作信号c6およびc8を出力する入力操作部14bを備えている。
また、監視盤14には入力操作部14bが設けられ、この入力操作部14bを操作することにより、操作信号c6およびc8を第1および第2の制御手段43,44側へ送信することができるようになっている。
制御システム42は、第1の制御手段43および第2の制御手段44とから構成される。
第1の制御手段43は、現場設置機器群12側に通信回線D10を介して接続される入力装置18と、この入力装置18の後段に通信回線D11を介して接続される制御装置30と、この制御装置30と通信回線D13を介して接続される出力装置45とより構成される。
入力装置18は、入力操作部18aが備えられ、入力操作することにより操作信号c5が生成されるようになっている。
制御装置30は、監視情報データa3を受信すると同時にこの監視情報データa3を監視盤14側へ送信する一方、入力装置18側から操作信号c5を受信して制御信号b3bへ変換処理するようになっている。また、制御装置30は、通信回線D12を介して監視盤14側に接続されており、操作信号c6を受信することにより、制御信号b3aへ変換処理するようになっている。
出力装置45は、制御装置30側にて生成された制御信号b3aまたはb3bを受信して、現場設置機器群12側へ電源電力P3の供給制御をすることができるように設けられる。すなわち、この出力装置45には、制御信号b3aまたはb3bを受信することにより、現場設置機器群12側へ接続する電源回路21(電源系)の開閉を行なう電源スイッチ(図示せず)を内蔵している。
第2の制御装置44は、通信回線D15を通して監視情報データa4を受信し、入力装置18、通信回線D16、伝送装置47、通信回線D17、制御装置30および通信回線D18を通して監視盤14側へ送信されるようになっている。
監視情報データa4は、上記監視情報データa3と同一の制御データを含むものであって、監視盤14側に制御データが表示されるようになっている。
また、第2の制御手段44には、上記第1の制御手段43と同一の入力装置18が設けられ、入力操作部18aを取扱者による入力操作により操作信号c7が生成されるようになっている。
この操作信号c7は、通信回線D16を通して伝送装置47側へ送信され、更に通信回線D17を通して制御装置30側へ送信され、操作信号c7を受信した制御装置30にて制御信号b4bが生成されるようになっている。
出力装置45は、制御信号b4bを受信することにより、電源回路21を通して現場設置機器群12の任意の機器へ電源電力P4を供給することができるようになっている。従って、第1および第2の制御手段43,44は、それぞれに設けられる出力装置45側からそれぞれの電源回路21を通して現場設置機器群12側へ電源電力P3およびP4が供給されるようになっている。これらの電源電力P3およびP4は、何れか一方が現場設置機器群12側へ供給されることにより、現場設置機器群12の全部または一部を運転制御することが可能に設けられる。
次に、第1の制御手段43の入力装置18または制御装置30の保守作業が行なわれる場合には、通信回線D10〜D13の一部や全部が切断されたり、誤接続等(以下、配線接続の異常な取扱いという。)された際には、制御装置30にて異常信号z3(図1参照)が起生する。
この異常信号z3が制御装置30にて起生すると、出力装置45側に対して誤った電源電力(以下、誤電源電力という。)y3が電源回路21を通して現場設置機器群12側へ供給する虞を有している。なお、この誤電源電力y3は、現場設置機器群12の全ての機器へ供給される対象ではなく、各種異なる機器の回路設計上、上記保守作業の仕方、例えば標準作業における特定の通信回線の切断をする場合を想定している。
例えば標準作業の場合には、機器12a,12bのみが誤動作の対象となる。従って、上記保守作業を実施すれば、機器12a,12bへ誤電源電力y1が出力される虞がある。この誤動作を防止するため出力装置45側に誤出力防止装置22が設けられる。
誤出力防止装置22は、具体的には図4に示すように、リレー電源回路23と、このリレー電源回路23に複数並列接続されるリレー(RL)群25(25a〜25n)と、このリレー群25のリレー動作に連動し、通信回路26に複数並列接続されたリレースイッチ群27(27a〜27n)と、リレー電源回路23の端子側に接続され、接点aおよび接点bを有する第1の電源遮断器28と、のリレー25bと25cとの間のリレー電源回路23に接続され、接点aおよびbを有する第2の電源遮断器29とより構成される。
第1および第2電源遮断器28および29の各a接点が閉じれば、リレー25a〜25nの全てがリレー電源回路23側へ接続され、第1の電源遮断器28のa接点が閉じ、且つ第2の電源遮断器29のb接点が閉じれば、リレー25a,25bがリレー電源回路23側へ接続される。
また、第1の電源遮断器28のb接点が閉じ、且つ第2の電源遮断器29のb接点が閉じれば、リレー25c〜25n側に接続されるようになっている。
これらの第1および第2の電源遮断器28および29は、監視盤14側または第1の制御手段43の入力装置18側からの入力操作により送信される操作信号c5,c6の何れかを受信して切換制御されるようになっている。
また、リレースイッチ群27は、現場設置機器群12側へ電力供給する電源回路48側へ接続される。従って、リレースイッチ27a〜27nが切断されると、現場設置機器群12側へ電源電力P1が供給され、現場設置機器群12側への電源電力P3の供給が停止されるようになっている。
一方、第2の制御手段44は、第1の制御手段43側に伝送装置31を増設すると共に、この伝送装置31に誤出力防止装置22を備えた構成のものである。この第2の制御手段44は、現場設置機器群12側において、現場設置機器群12の運転状況,制御状況等の制御データを監視情報データa4として生成させ、制御システム42を経由して監視盤14側へ送信するものである。
第2の制御手段44は、具体的には、現場設置機器群12側へ通信回線D15を介して接続される入力装置18と、この入力装置18の後段に通信回線D16を介して接続される伝送装置47と、この伝送装置47の後段へ通信回線D17を介して接続される制御装置30と伝送装置31の後段に通信回線D19を介して接続される出力装置45とより構成される。
また、第2の制御手段44は、入力装置18に設けられる入力操作部18aを操作して操作信号c7を生成するようになっている。操作信号c7は、通信回線D16,伝送装置47、通信回線D17,制御装置30へ送信され、操作信号c7がこの制御装置30にて制御信号b4bに変換処理されるようになっている。変換処理された制御信号b4bは、通信回線D17,伝送装置47,通信回線D19を通して出力装置45側へ送信されるようになっている。
出力装置45側には、現場設置機器群12側へ誤った電源電力(以下、誤電源電力という。)y4が送信されないように誤出力防止装置22が設けられる。
すなわち、誤出力防止装置22には、誤電源電力y4が現場設置機器群12側へ供給されないようにするために、図3および図4に示すように、現場設置機器群12側への電源電力供給を停止させるためにリレー電源回路23に第1および第2の電源遮断器28および29が設けられる。
誤出力防止装置22のその他の構成は、第1の制御手段43側に設けられる誤出力防止装置22と同様であるので説明を省略する。
従って、第2の制御手段44の保守作業の際に、入力装置18,伝送装置47および制御装置30の配線の切断等異常な取扱いが行なわれる場合には、伝送装置47側にて異常信号z3(図1参照)が起生した場合にでも、誤電源電力y4が現場設置機器群12側へ供給されないようになっている。
なお、誤電源電力y4は、現場設置機器群12の全ての機器へ供給対象にはならなく各種異なる機器の回路設計上、上記保守作業の仕方、例えば特定の通信回線の切断をする標準作業の場合を想定すると、例えば機器12c〜12nのみが誤動作の対象となる。従って、上記保守作業を想定すれば、機器12c〜12nへ誤電源電力y4が出力される虞がある。この誤動作を防止するために出力装置45側に誤出力防止装置22が設けられる。
なお、第2の制御手段44のその他の構成は、第1の制御手段43と同様構成であるので説明を省略する。
次に、誤出力防止システム11の作用について、図1および図2を参照して説明する。
現場設置機器群12の全ての機器12a〜12nが運転状態にあると仮定して第1の制御手段43側の作用を説明する。
機器12a〜12nの運転状況等の制御データが監視盤14のデータ表示装置14aに表示され、取扱者により監視されている。ここで、取扱者が機器12a,12bの運転停止を行なうため、例えば監視盤14を利用して入力操作部14bから入力操作するとする。この入力操作により、監視盤14側から制御装置30側へ操作信号c8が第1の制御手段43側へ送信される。
制御装置30は、受信した操作信号c8を制御信号b4aに変換処理し、伝送装置47を経由して出力装置45側へ送信する。
制御信号b4aを受信した出力装置45は、内蔵する電源スイッチにより電源回路21を遮断する。従って、機器12aおよび12bは運転が停止される。
また、停止中の機器12a〜12n群の中から任意の機器、例えば機器12aの運転を開始する場合には、監視盤14または入力装置18側の入力操作部14bまたは18aを操作してから操作信号c8またはc7を出力させ、出力装置20側へ制御信号b4aまたはb4bを送信する。
制御信号b1aまたはb1bを受信した出力装置20は、内蔵する電源スイッチにより電源回路21をオンさせて接続する。従って、機器12aの運転は開始する。
このように、制御信号b3a,b3b,b4a,b4bの何れかが、それぞれの出力装置45の任意の側から現場設置機器群12側へ送信されることにより、機器12a〜12nの所望の機器を制御可能にしている。従って、これらの制御信号b3a,b3b,b4a,b4bに基く現場設置機器群12の運転状況や制御状況が、取扱者をして監視盤14側にて統合管理できるようになっている。
一方、第1の制御手段43の保守作業を行なう場合に、例えば通信回線D11の配線の一部を切断したり配線の組替え等標準作業を行なう場合には、図4に示すように、誤出力防止装置22のリレー25a,25bによりリレー電源回路23側を遮断する。従って、リレースイッチ群27は接点を開放して、現場設置機器群12側の機器12aおよび12bへは誤電源電力y4が供給されなく、誤動作しない。
また、第2の制御手段44の保守作業を行なう場合に、例えば通信回線D16の配線の一部を切断したり配線の組替え等の標準作業を行なう場合には、第1の制御装置43の保守作業の場合と同様に誤出力防止装置22のリレー25c〜25nによりリレー電源回路23側を遮断する。従って、現場設置機器群12側の機器12c〜12nには、誤電源電力y4が供給されなく、誤動作しない。
なお、この場合、現場設置機器群12の機器12aおよび12b側は、誤動作の虞がないので、リレー25aおよび25bは、リレー電源回路23側へ接続したままでよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態における誤出力防止システム51を、第1の実施形態および第2の実施形態を示す図1および図3と同一部分に同一符号を附した図5を参照して説明する。
この誤出力防止システム51は、監視盤14側において、現場設置機器群12側に対する制御を遠隔操作により行なうことができるようにすると共に、コンピュータ(図示せず)を利用した誤出力防止装置56を、制御装置55側に備えた構成である。
誤出力防止システム51は、複数の機器12a〜12nを複数にグルーピングした、例えば制御機器グループ12g1〜12gnからなる現場設置機器群12と、この現場設置機器群12の運転を制御するために通信回線D20を介して接続される制御システム52と、現場設置機器群12の動作状態を監視すると共に、現場設置機器群12に対する制御機能を備えた監視盤14とから構成される。
現場設置機器群12は、例えば揚水ポンプや遮断器、各種測定器用の通信制御機器等の複数の制御機器グループ(以下、制御Gという。)12g1〜12gnとから構成される。この制御G12g1〜12gnは、複数の機器を制御機能別、例えばポンプ駆動用機器、流量制御用機器等の機能別にグループ分けしたものである。
現場設置機器群12は、各制御G12g1〜12gnの運転情報等の監視情報データa5およびa6をそれぞれ通信回線D20およびD24を通して第1および第2の制御手段53,54側へそれぞれ送信し得るようになっている。
また、現場設置機器群12は、第1および第2の制御手段53,54側にそれぞれ電源回路21が設けられ、電源電力P5およびP6がそれぞれ供給されるようになっている。
監視盤14は、制御システム52側の第1および第2の制御手段53,54側から受信し、例えばグラフにより画面表示するデータ表示装置14aを備えており、また、監視盤14は、現場設置機器群12の全部または一部を運転制御する操作信号c10およびc12を出力する入力操作部14bを備えている。
この監視盤14には、入力操作部14bが設けられ、この入力操作部14bを操作することにより、操作信号c10およびc12を第1および第2の制御手段53,54側へ送信することができるようになっている。また、監視盤14には現場設置機器群12側の制御G12g1〜12gnの個々に対応し、且つ入力操作部14b側から遠隔制御ができるように制御釦14g1〜14gnを備えている。
従って、入力装置18側の入力操作部18aまたは制御盤14側の制御釦14g1〜14gnを適宜に操作することにより、操作信号c10およびc12の何れかを第1および第2の制御手段53および54側の何れか一方へ送信して現場設置機器群12側の運転制御がなされるようになっている。
例えば制御盤14側の制御釦14g1を操作した場合には、現場設置機器群12側の制御G12g1が制御されるようになっている。
制御システム52は、第1の制御手段53および第2の制御手段54とから構成される。
第1の制御手段53は、現場設置機器群12側と通信回線D20を介して接続される入力装置18と、この入力装置18と通信回線D28を介して接続される制御装置55と、この制御装置55の後段に通信回線D23を介して接続される出力装置20とより構成される。
この第1の制御手段53は、現場設置機器群12側から出力される監視情報データa5が通信回線D20,入力装置18,通信回線D21,制御装置55および制御装置55およびこの制御装置55と監視盤14との間に接続される通信回線D22を通して監視盤14側へ送信されるようになっている。
また、入力装置18には、入力操作部18aが設けられ、この入力操作部18aの操作により現場設置機器群12側の各制御G12g1〜12gnの全部または一部を運転制御することができるようになっている。
ここで、例えば第1の制御手段53側の保守作業に際して、通信回線D20の一部または全部が切断されたり接続替え等の異常な取扱いがなされた場合には、制御装置55側において、異常信号z5が起生する虞がある。
この異常信号z5により誤制御信号x3が後段の出力装置20側へ送信されると、出力装置20から電源回路21を通して誤電源電力y5が現場設置機器群12側へ供給される。
そこで、保守作業の際に、保守作業の仕方によって、現場設置機器群12の制御G12g1〜12gnの全部または一部が誤動作を起こす可能性がある。この誤動作を防止するために誤出力防止装置56が設けられる。
誤出力防止装置56は、コンピュータ(図示せず)とこのコンピュータに使用する制御プログラム56aとを備え、この制御プログラム56aには、異常な取扱いがなされる場合に通信回線の種々の配線パターンに対応して、現場設置機器群12のどの制御G(12g1〜12gn)が誤動作するかの情報データを予め保有させている。
例えば、保守作業にあたって、通信回線D20を切断する場合を想定して、例えば回路設計上各制御G12g1および12g2の誤動作の虞があるとする情報データをプログラム化して保有させている。
制御プログラム56aは、具体的には、保守作業の際に、例えば通信回線D20を切断する場合には、制御G12g1〜12g2にのみ誤動作の可能性があるので、通信回線20の切断作業が終わる前の段階で検知させるようにして、制御G12g1〜12g2側の電源回路21を遮断させることができる。従って、第1の制御手段53の保守作業の直後に、例えば通信回線D20の切断作業に入った段階で、自動的にその切断作業を検知させて誤動作に関わる制御G(12G1,12g2)のみを対象に電源系を前以て遮断させることができる。
その際、誤出力防止装置56側から制御G12g1,12g2のみの電源を遮断する電源遮断スイッチ信号eを出力装置20側へ送信して、電源回路21の遮断がなされるようになっている。
なお、通信回線D20の切断作業の検知手段として、例えば通信回線D20が機械的に取り外されたり、あるいは電流変化を瞬時に検知させて作動させる等の手段を用いることができる。
一方、第2の制御手段54は、入力装置18,伝送装置47,制御装置30,制御装置30,出力装置20およびこれら各装置を接続する通信回線D25〜D27とから構成される。
この第2の制御手段54は、第1の実施形態における第2の制御手段16において、誤出力防止装置22を有しない構成と同様構成であるので説明を省略する。従って、この第2の制御手段54は、保守作業が行なわれる場合においても現場設置機器群12側へ誤電源電力が供給されない構成のものである。
例えば、第2の制御手段54は、保守作業時に誤動作が生じてもシステム上特に問題がないか、最初から電源系を切り離す、すなわち保守作業に伴ない作業中は第2の制御手段54を休止させる方法を採用したものである。
次に、誤出力防止システム51の作用について、図5を参照して説明する。
現場設置機器群12を構成する複数の制御G12g1〜12gnの全部または一部が、所定の運転状態にある時、現場設置機器群12側から送信される監視情報データa5が、入力装置18,通信回線D21,制御装置55,通信回線D22を通して監視盤14側へ送信され、データ表示装置14aへデータが表示される。従って、この状況が監視盤14側にて、取扱者により監視することができるようになる。
ここで、現場設置機器群12の例えば制御G12g1が停止している時に、運転開始を行なうため、取扱者が例えば監視盤14の入力操作部14bを操作したとする。すると、通信回線D22を通して操作信号c10が制御装置55側へ送信される。制御装置55側は、操作信号c10を制御信号b5aに変換処理して出力装置20側へ送信する。
制御信号b5aを受信した出力装置20は、電源回路21を通して電源電力P5を現場設置機器群12側へ供給する。従って、制御G12g1の運転制御がなされる。
また、入力装置18側の入力操作部18aを操作して制御G12g1および12g2を送信して運転を停止せしめる操作信号c9を入力すると、制御装置30にて変換処理がなされて、制御信号b5bが生成される。
この制御信号b5bを受信した出力装置20側は、電源回路21を通して電源電力P5を現場設置機器群12側へ供給する。従って、制御G12g1の運転制御がなされる。
一方、第1の制御手段53の保守作業の際、例えば通信回線20を切断する場合には、その通信回線20の切断作業の過程で異常が検知され、制御G12g1およびG12g2側へ供給されている電源電力P5を停止させるように電源遮断スイッチeを出力する。
すなわち、誤出力防止装置56の制御プログラム56aに組み込まれた電子スイッチを作用させて電源遮断スイッチ信号eを自動的に出力装置20側へ送信される。出力装置20は、この電源遮断スイッチ信号eを受信することにより、制御G12g1へ接続される電源系(電源回路21)を遮断する。従って、現場設置機器群12側の制御G12g1は、誤電源電力y5が供給されることはなく、誤動作しない。
一方、第2の制御手段54側については、誤出力防止装置22がもうけられていない。従って、誤出力防止機能は働かない。
その他の作用については、第1の実施形態について図1に示す第2の制御手段16と同様の作用をなすので説明を省略する。
本発明の誤出力防止システム11および41によれば、第1の制御手段15,43および第2の制御手段16,44は、それそれ同じ構成のものであってもよく、また3個以上の制御手段が隣接して設けられる構成であってもよい。
また、本発明の誤出力防止システム11および41によれば、監視盤14は、現場設置機器群12の近傍に設置した例を示したが、監視盤14は、現場設置機器群12や制御手段側の近傍位置、例えば監視棟(図示せず)を設け、この監視棟内に設置することもできる。
更に、このように遠隔制御する場合の通信手段として有線または無線による信号系を採用することができる。
更にまた、本発明の誤出力防止システム11,41,51には、それぞれ監視盤14を備えているが、この監視盤14は、現場設置機器群12を監視したり、遠隔制御する上で便利なものであるが、誤出力防止装置22および56を機能させる上で必ずしも必要なものではない。
また、本発明の誤出力防止システム11および41によれば、第1および第2の制御手段15,16,43,44側に備えた誤出力防止装置22は、現場設置機器群12に電源電力が供給されていない場合に作動させて第1および第2の電源遮断器28,29の少なくとも一方を切換え接続して電源回路21を遮断するようにしたが、逆に現場設置機器群12側に電源電力P1〜P6が供給されて運転中である場合には、運転を継続させておく必要がある。
そこで、このような誤動作(運転停止)を防止するために、第1および第2の実施形態における第1および第2の制御手段15,16,43,44の誤出力防止装置22に備えた第1および第2の電源遮断器28および29とは別に、例えばこれらの電源遮断器28,29を短絡する短絡回路(図示せず)を設け、この短絡回路に短絡スイッチ(図示せず)を設けた構成とすることができる。
この短絡スイッチ(図示せず)を設けた構成にすれば、連続通電可能となるため、運転中の機器、例えば機器12aが誤動作して停止することを未然に防止することもできる。
すなわち、例えば機器12a,12bが運転中であれば、この運転を維持すべく誤出力防止装置22の短絡回路(図示せず)を設け、この短絡回路に電源接続スイッチを設ける構成とすることもできる。
この通電手段を用いることにより、現場設置機器群12側が電源回路側は常閉となり、電源側への接続状態が保持される。
更に、第3の実施形態に示す誤出力防止装置56を適用させるにあたって、現場設置機器群12の誤動作を防止するために、制御プログラム56aへの新規プログラムの書換え、更新を随時に行なうようにすることができる。
また、この制御プログラム56aを有する制御装置55側から出力する電源遮断スイッチ信号e(図5参照)を出力装置20を経ないで、直接電源回路21を通断電するようにして誤出力防止することができる。
更には、本発明の誤出力防止システム11,41および51によれば、監視盤14を、制御システム13,42および52とは別個に設けたが、これらを例えば両方の機能を備えた一体型制御システムとして構成してもよい。
この場合には、各誤出力防止システム11,41および51の制御手段15,16,43,44および53側および監視盤14側に備えた入力操作部の何れか一方を省略することができる。
11,41,51 誤出力防止システム
12 現場設置機器群
12a〜12n 機器
12g1〜12gn 制御G(制御機器グループ)
13,42,52 制御システム
14 監視盤
14a データ表示装置
14b 入力操作部
14g1〜14gn 制御釦
15,43,53 第1の制御手段
16,44,54 第2の制御手段
18 入力装置
18a 入力操作部
19,30,55 制御装置
20,45 出力装置
21,48 電源回路
22,56 誤出力防止装置
23 リレー電源回路
25(25a〜25n) リレー群
26 通信回路
27 リレースイッチ群
27a〜27n リレースイッチ
28 第1の電源遮断器
29 第2の電源遮断器
31,47 伝送装置
56a 制御プログラム
a1〜a6 監視情報データ
b1a,b1b,b2a,b2b,b3a,b3b,b4a,b4b,b5a,b5b,b6a,b6b 制御信号
c1〜c12 操作信号
D1〜D13,D15〜D28 通信回線
e 電源遮断スイッチ信号
P1〜P6 電源電力
x1〜x3 誤制御信号
y1〜y5 誤電源電力
z1〜z5 異常信号
12 現場設置機器群
12a〜12n 機器
12g1〜12gn 制御G(制御機器グループ)
13,42,52 制御システム
14 監視盤
14a データ表示装置
14b 入力操作部
14g1〜14gn 制御釦
15,43,53 第1の制御手段
16,44,54 第2の制御手段
18 入力装置
18a 入力操作部
19,30,55 制御装置
20,45 出力装置
21,48 電源回路
22,56 誤出力防止装置
23 リレー電源回路
25(25a〜25n) リレー群
26 通信回路
27 リレースイッチ群
27a〜27n リレースイッチ
28 第1の電源遮断器
29 第2の電源遮断器
31,47 伝送装置
56a 制御プログラム
a1〜a6 監視情報データ
b1a,b1b,b2a,b2b,b3a,b3b,b4a,b4b,b5a,b5b,b6a,b6b 制御信号
c1〜c12 操作信号
D1〜D13,D15〜D28 通信回線
e 電源遮断スイッチ信号
P1〜P6 電源電力
x1〜x3 誤制御信号
y1〜y5 誤電源電力
z1〜z5 異常信号
Claims (10)
- 制御手段側から現場設置機器群側へ電源電力の誤出力を防止する誤出力防止方法において、
上記制御手段側の配線接続に異常な取扱いが行なわれる場合に、現場設置機器群側への誤出力を予知するステップと、
この誤出力が予知される場合、現場設置機器群に接続する電源系を遮断して誤出力を防止するステップとを具備することを特徴とする誤出力防止方法。 - 上記現場設置機器群側への誤出力を予知するステップは、
上記制御手段側と現場設置機器群側との間を接続する通信回線の配線パターンに基き、上記現場設置機器群のそれぞれの機器が誤動作するか否かを認知することにより、当該機器への誤出力を予知するステップであることを特徴とする請求項1記載の誤出力防止方法。 - 現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段とを具備し、
上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、
上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、
上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、
上記制御装置または出力装置には、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する誤出力防止装置を備えたことを特徴とする誤出力防止システム。 - 現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段とを具備し、
上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、
上記操作信号を中継する伝送装置と、
上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、
上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、
上記制御装置,伝送装置および出力装置の少なくとも1つには、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する電源遮断器を有する誤出力防止装置を備えたことを特徴とする誤出力防止システム。 - 上記誤出力防止装置は、手動または遠隔操作により現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する電源遮断器を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の誤出力防止システム。
- 上記誤出力防止装置は、上記電源遮断器を開放することにより、連動するリレースイッチの作動により現場設置機器群側へ接続する電源系が遮断されるようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の誤出力防止システム。
- 上記誤出力防止装置は、上記監視盤側からの操作信号を受信して作動する制御プログラムを備え、この制御プログラムの作動により現場設置機器群側に接続する電源系を遮断せしめるようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の誤出力防止システム。
- 現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御することができるように設けられる監視盤とを具備し、
上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御する操作信号を生成して送信させる入力装置と、
上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、
上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、
上記制御装置および出力装置の一方には、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する電源遮断器を有する誤出力防止装置を備え、
上記監視盤には、上記現場設置機器群の作動を制御する操作信号を上記制御装置側へ送信する入力操作部を備えたことを特徴とする誤出力防止システム。 - 現場に複数の機器を設置した現場設置機器群と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御する制御手段と、
この現場設置機器群の各機器の作動を制御することができるように設けられる監視盤とを具備し、
上記制御手段には、上記現場設置機器群の各機器の作動を制御するに有力操作をすることにより、操作信号を生成させる入力装置と、
上記生成された操作信号の送信を中継する伝送装置と、
上記操作信号を受信して制御信号を生成する制御装置と、
上記制御装置から送信される制御信号を受信して現場設置機器群側へ電力供給する出力装置とを備え、
上記制御装置,伝送装置および出力装置の1つには、上記制御手段側の通信回路の配線接続の異常な取扱いが行なわれるのに先だって、上記現場設置機器群側へ接続する電源系を遮断する誤出力防止装置を備え、
上記監視盤には、上記現場設置機器群側の作動を制御する操作信号を上記制御装置側へ送信する入力操作部を備えたことを特徴とする誤出力防止システム。 - 上記監視盤には、現場設置機器群から送信される監視情報データを制御システム側から受信してデータ表示するデータ表示装置を備えたことを特徴とする請求項8または9記載の誤出力防止システム。
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-
2004
- 2004-03-01 JP JP2004056532A patent/JP2005250579A/ja active Pending
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JP2011156050A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
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