JP2005247408A - フレキシブル容器 - Google Patents

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善彦 佐々木
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Abstract

【課題】 脱気や容器の開閉が容易で、高気密な状態を長期間維持することができるフレキシブル容器を提供する。
【解決手段】 上部開口を有するとともに、ガスバリア性を有する容器本体と、前記容器本体の上部開口を覆う天板と、前記容器本体と天板とを密封固定する締結部材とを備えたフレキシブル容器であって、前記容器本体は少なくともその底面と下部がフレキシブルな材料で形成されており、前記天板には天板の表裏に貫通する貫通孔を備えた突起と、使用状態において容器内に外気が侵入するのを規制する逆止弁と、前記突起を覆うキャップとを備えたものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、酸素、湿気、粉塵、臭気等との接触を遮断する必要がある物品の輸送、保管に好適に用いられる、気密性に優れたフレキシブル容器に関する。
酸素、湿気、粉塵、臭気等の影響を受けやすい物品の輸送や保管の際には、物品の品質が損なわれないように、物品を気密性の容器に入れ、その中を減圧状態あるいは不活性気体充填状態にしておく場合がある。このような場合に使用される容器としては、ガスバリア性に優れた樹脂フィルム製の袋や、ステンレススチール等の減圧や加圧に耐えうる頑丈な素材でできたコンテナ等が一般的である。
しかし、ガスバリア性に優れた樹脂フィルムは高価であり、また耐久性が悪く一度の使用で廃棄される場合が多いことから、収納物当たりの包装単価が高くなるという欠点がある。また、ステンレススチール等でできたコンテナは繰り返し使用が可能ではあるが、やはり容器自体が高価であることと、その大きな体積と重さのため保管や運搬にコストがかかることから、同様に収納物当たりの包装単価が高くなってしまうという欠点がある。
低コストかつ気密性に優れた容器として、例えば特許文献1には、酸素透過率や透湿度の低いターポリンを使用したフレキシブル容器が開示されている。
特願2003−13904号公報
しかし、特許文献1に記載のフレキシブル容器は、気密性に優れるものの、開示されている構造では減圧や気体の置換を行うことができず、中の空気を積極的に排出することはできなかった。この容器の天板に、別途真空ポンプで減圧にするためのプラグを設け、容器内部の空気を排出することも試みられてはいるが、そのプラグの部分からの空気の侵入により高気密状態を長期間維持することは難しく、特に酸素や湿気との接触を避ける必要がある物品を長期間保管する場合の使用には問題があった。さらに、前記プラグを設けたフレキシブル容器においては専用の吸引具が必要であり、コストがかかる上に脱気や開閉に手間がかかるという問題もあった。
そこで本発明は、脱気や容器の開閉が容易で、高気密な状態を長期間維持することができるフレキシブル容器を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の第一の態様は、上部開口を有するとともに、ガスバリア性を有する容器本体(1)と、前記容器本体(1)の上部開口を覆う天板(2)と、前記容器本体(1)と天板(2)とを密封固定する締結部材(4)とを備えたフレキシブル容器であって、前記容器本体(1)は少なくともその底面と下部がフレキシブルな材料で形成されており、前記天板(2)には天板(2)の表裏に貫通する貫通孔(9)を備えた突起(8)と、使用状態において容器内に外気が侵入するのを規制する逆止弁(10)と、前記突起(8)を覆うキャップ(5)とを備えたことを特徴とするフレキシブル容器(100)を提供して前記課題を解決する。
この発明によれば、脱気や容器の開閉が容易で、中の気密性が長期間保たれるフレキシブル容器を提供することができる。
この態様において、逆止弁(10)は、前記貫通孔(9)の外部側開口部を覆うとともに、一端側が前記開口部近傍に固定され、他方側は自由端となった弾性片であってもよい。また、前記ガスバリア性を有する容器本体(1)は、ターポリンよりなっていてもよい。さらに、前記フレキシブル容器(100)の内容物は、脱酸素剤であってもよい。
また、本発明の第二の態様は、物品を請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブル容器を用いて保存する、物品の保存方法を提供して前記課題を解決する。
この発明によれば、酸素や湿気から遮断した気密状態で物品を長期間保存することができる。
本発明によれば、脱気や容器の開閉が容易で、高気密な状態を長期間維持することができるフレキシブル容器を提供することができる。本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明のフレキシブル容器100の一形態を概略的にあらわす断面図である。本発明のフレキシブル容器100は、容器本体1、容器の上部開口を覆う天板2、それらを密着固定するための締結部材4、および天板2の突起8を覆うキャップ5を備えている。
容器本体1は通常は、円筒形に形成されている。容器本体1の開口端部は、金属部材7と、その間にある気密性確保のためのシール材6と一緒に外側に巻かれ、カール固定された構造になっている。このように開口端部の周囲を金属部材7で取り囲んで容器開口部の形状を保持することで、物品の出し入れや容器の密封等の操作性に優れた構造となっている。
容器本体1の側面と底面は、ガスバリア性、特に酸素に対するガスバリア性のフレキシブルな素材からなるものであり、耐久性、ガスバリア性等の点から、その素材はターポリンであることが好ましい。ターポリンの基布の素材としては、木綿、麻などの天然繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維などの合成繊維が挙げられる。これら繊維は、単独でまたは2種以上を組み合わせた混紡糸であってもよい。基布は、これら繊維を編織した織物や編物を意味し、織編物の種類や構造は、フレキシブル容器としての性能を発揮するものであれば特に制限がない。例えば、繊維の太さ250〜1060デシテックス(dtex)、打ち込み本数15〜30本/インチの平織物が用いられる。基布がポリエステル繊維の場合には、830デシテックス、20本×20本/インチ打込みの平織物が好ましい。特に好ましいターポリンとしては、例えば特開2000−128277号公報第0008段落〜第0016段落に記載のものが挙げられる。
容器本体1に物品を入れた後、容器本体1は、天板2との間の気密性を確保するためのゴムガスケット3を介して天板2と重ね合わせられ、締結部材4で密着固定される。密閉後、天板2の突起8に掃除機や真空ポンプ等の吸引手段のノズルを差し込んで吸引すると、天板2の表裏に貫通する貫通孔9を通じて、フレキシブル容器100内部の容器本体1と物品の間に存在する空気が吸い出される。容器本体1はフレキシブル性を有するため、容器内部の空気が吸い出されるに伴って物品に密着するように萎むことができ、そのため、物品の形状にかかわらず、また、掃除機等の簡易な吸引手段によっても、フレキシブル容器100内部の十分な空気の吸い出しができる。
吸引後に吸引手段のノズルをはずすと、貫通孔9の上部に存在する逆止弁10が貫通孔9を塞ぎ、逆止弁10は、その上から突起8全体を覆うように取り付けられるキャップ5と共に、フレキシブル容器100内に吸引した空気や外気が侵入するのを防止する役割を果たす。逆止弁10については、後に詳述する。キャップ5は、例えばゴム等の弾性部材からできており、気密性をより確実なものとするために、その周囲を金属のバンドで締結できるように円周上に凹凸をつけられたものであったり、突起8との接触部分にシリコーングリースを塗布されたものであったりしてもよい。
図2は、図1のフレキシブル容器100の天板2を上からみた図である。逆止弁10は、端部11が開口部近傍で固定され、他方が自由端になった弾性片であり、突起8中央に位置する貫通孔9全面を覆う構造になっている。
図3は、図1のフレキシブル容器100の天板2にある突起8部分の拡大断面図である。突起8上部にある逆止弁10は、貫通孔9を塞ぐように位置しているが、固定された端部11を支点として上側へは自由に動くことができる形状である。そのため、先に述べたノズルによるフレキシブル容器100内部からの空気の吸い出しの際には、吸引力によって逆止弁10の自由端が持ち上げられ、貫通孔9が開くことになる。一方、外部から空気がフレキシブル容器100へ侵入しようとする際には、逆止弁10が貫通孔9を塞ぐ方向に力が働くため、貫通孔9からの外気の侵入が阻止されてフレキシブル容器100の気密性が保たれる。
また、上述したように、フレキシブル容器100中の空気の吸い出しの後、突起8全体はキャップ5で覆われるが、このとき、逆止弁10は貫通孔9を塞いだ状態で固定されるため、逆止弁10と突起8との間のわずかな隙間からの空気の侵入や、逆止弁10の「ずれ」や「めくれ」による空気の侵入を防止することができる。これにより、フレキシブル容器100の気密性はより高められ、かつその気密性が長期間保たれることとなる。
図4は、キャップ5の中央部垂直断面を示す図である。キャップ5の内径は突起8の外径よりやや小さく形成されており、前述のごとく、キャップ5はゴム等の弾性部材によりできている。したがって、キャップ5を突起8の全体を覆うように取り付けた場合に、両者の気密性が良好に保たれる。さらに確実な気密性を保持すべく、キャップ5の周囲を金属バンドで締め付けるようにしてもよい。また、キャップ5の内周面と、突起8の外周面との接触部にシリコーングリースを塗布するようにしても、良好な気密性が保たれる。さらにまた、キャップ5の内周部を図に示すように膨らみを持たせても良い。
本発明のフレキシブル容器100は気密性が高いため、酸素、湿気、粉塵、臭気等の影響を受けやすい物品の運搬、保存に用いられ、特に、脱酸素剤等の空気中の酸素や湿気の影響を受けやすい物品の保存に好適である。また、本発明のフレキシブル容器は開閉や脱気が容易であり、繰り返し使用しても耐久性に優れることから、物品を中に入れたままの長期保存だけでなく、短期間の間に容器から頻繁に取り出して使用する必要がある物品の保存にも好適である。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うフレキシブル容器もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明のフレキシブル容器の一形態を概略的にあらわす断面図である。 図1のフレキシブル容器の天板を上からみた図である。 図1のフレキシブル容器の天板にある突起部分の拡大断面図である。 キャップの断面を示す図である。
符号の説明
1 容器本体
2 天板
3 ゴムガスケット
4 締結部材
5 キャップ
6 シール部材
7 金属部材
8 突起
9 貫通孔
10 逆止弁
11 逆止弁端部
100 フレキシブル容器

Claims (5)

  1. 上部開口を有するとともに、ガスバリア性を有する容器本体と、前記容器本体の上部開口を覆う天板と、前記容器本体と天板とを密封固定する締結部材とを備えたフレキシブル容器であって、
    前記容器本体は少なくともその底面と下部がフレキシブルな材料で形成されており、
    前記天板には天板の表裏に貫通する貫通孔を備えた突起と、使用状態において容器内に外気が侵入するのを規制する逆止弁と、前記突起を覆うキャップとを備えたことを特徴とするフレキシブル容器。
  2. 前記逆止弁は、前記貫通孔の外部側開口部を覆うとともに、一端側が前記開口部近傍に固定され、他方側は自由端となった弾性片であることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル容器。
  3. 前記ガスバリア性を有する容器本体が、ターポリンよりなることを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル容器。
  4. 内容物は脱酸素剤である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレキシブル容器。
  5. 物品を請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブル容器を用いて保存する、物品の保存方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101188158B1 (ko) 2008-07-11 2012-10-05 가부시키가이샤 유신 역지 기능 노즐을 구비하는 플렉시블 포장백 및 액상물 충전 포장 구조체

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