JP2005245782A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ Download PDF

Info

Publication number
JP2005245782A
JP2005245782A JP2004061281A JP2004061281A JP2005245782A JP 2005245782 A JP2005245782 A JP 2005245782A JP 2004061281 A JP2004061281 A JP 2004061281A JP 2004061281 A JP2004061281 A JP 2004061281A JP 2005245782 A JP2005245782 A JP 2005245782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
brush
fluctuation
electric toothbrush
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004061281A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Arai
俊雄 新井
Satoshi Yamamura
敏 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CONCEPT PLUS KK
MIND UP KK
Original Assignee
CONCEPT PLUS KK
MIND UP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CONCEPT PLUS KK, MIND UP KK filed Critical CONCEPT PLUS KK
Priority to JP2004061281A priority Critical patent/JP2005245782A/ja
Publication of JP2005245782A publication Critical patent/JP2005245782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/22Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like
    • A61C17/221Control arrangements therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】 きめ細かい歯磨き動作を実現することができるとともに、使用者に対して積極的に心地よさを提供することができる電動歯ブラシを提供する。
【解決手段】 電動歯ブラシにおける駆動回路は、ブラシ部10を振動運動及び/又は回転運動させるように駆動させる駆動部24と、ブラシ部10の運動内容を示す動作モードに応じて駆動部24を制御する制御部22とを備える。制御部22は、動作モードとして、少なくとも、ブラシ部10を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させるノーマルモードと、振動運動及び/又は回転運動の周期に所定の揺らぎを付与する揺らぎモードとを切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラシ部が電力駆動される電動歯ブラシに関する。
従来から、ブラシ部が電力駆動されるように構成された電動歯ブラシが市販されている。かかる電動歯ブラシは、主に、ブラシ部を振動運動や往復運動させ、当該ブラシ部を歯や歯茎に当接させることにより、従来の手動による歯磨きよりも高い歯磨き効果を得るものである。また、近年では、モータ等の駆動デバイスの小型化及び高性能化にともない、電動歯ブラシの改良も盛んに行われており、例えば特許文献1乃至特許文献3に記載されたものが提案されている。
特開2003−93416号公報 特開2003−210496号公報 特開2003−339744号公報
具体的には、特許文献1には、リニアオシレータからなる駆動部にて振動駆動される駆動軸に歯磨き用のブラシを装着した電動歯ブラシが開示されている。特に、この電動歯ブラシは、歯磨き時にブラシにかかる荷重値に応じて駆動部の振動に対する物理的抵抗値を増大させる接触部を備えるものである。これにより、この電動歯ブラシにおいては、リニアオシレータを駆動源としながらも、使用者の歯や歯茎を痛めることがないとしている。
また、特許文献2には、軸及び該軸上に固定されるプラインジャーからなる可動部と、軸の両端側をそれぞれスライド自在に保持する一対の固定部と、交番電流が印加されることで可動部を軸方向に往復運動させる電磁駆動手段と、軸上にスライド自在に取り付けられる吸振錘部と、一方の固定部と可動部とを連結する第1のばねと、可動部と吸振錘部とを連結する第2のばねと、吸振錘部と他方の固定部とを連結する第3のばねとをケース内に具備してなるリニアオシレータを内蔵した電動歯ブラシが開示されている。特に、この電動歯ブラシは、吸振錘部をケースに固定させる振動防止手段を備えるとともに、可動部の振動数を、当該可動部と吸振錘部が同位相で往復運動を行う1次モードの固有振動数と、当該可動部と吸振錘部が逆位相で往復運動を行う2次モードの固有振動数と、振動防止手段によって吸振錘部をケースに固定して可動部だけを往復振動させる場合の固有振動数とで選択可能にしたものである。これにより、この電動歯ブラシにおいては、磨き感に差をつけることができるとしている。
さらに、特許文献3には、駆動電圧発生器を内蔵した柄部材と、低周波電振動体を内蔵して柄部材の前方に延出した頸部材と、この頸部材の先端に設けられたブラシとを備える動力駆動歯ブラシが開示されている。特に、この動力駆動歯ブラシは、駆動電圧発生器が印加する低周波電圧によって低周波電振動体が振動し、頸部材の長手方向に対して直角方向の機械的振動をブラシに与えるものとされたものである。これにより、この動力駆動歯ブラシにおいては、手に大きな振動を伝えて不快感を与えることがなく、小電力消費量でブラシに機械的振動を行わせることができるとしている。
ところで、上述した特許文献1乃至特許文献3をはじめとする従来の電動歯ブラシにおいては、歯磨き動作がブラシ部の一定周期による振動運動や往復運動に依存することから、きめ細かい歯磨き動作を実現しにくいという問題があった。
また、従来の電動歯ブラシとしては、ブラシ部が予め決められた運動しかしないことによる使用者の倦怠感や、ブラシ部が電力駆動される際に生じる使用者の不快感を低減する試みはなされているものの、使用者の心地よさを積極的に考慮することに着眼したものは何ら存在しなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、従来では不可能であったきめ細かい歯磨き動作を実現することができるとともに、使用者に対して積極的に心地よさを提供し、結果として、使用を促進させることができる電動歯ブラシを提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる電動歯ブラシは、ブラシ部が電力駆動される電動歯ブラシであって、前記ブラシ部の運動に揺らぎが付与されていることを特徴とするものである。
電動歯ブラシにおいて、ブラシ部の運動が単調な振動や回転であると、使用者は心地よさを感じることができない。本発明では、ブラシ部の運動に揺らぎが付与されているので、使用に際して、使用者が心地よさを感じることができる。
具体的構成としては、例えば、ブラシ部が電力駆動される電動歯ブラシであって、上記ブラシ部を歯磨き時に使用者が掌握する柄部材の長手方向に対して平行方向に往復運動させる運動、若しくは当該ブラシ部を上記柄部材の長手方向に対して垂直方向であって且つ当該ブラシ部を構成する繊毛の先端方向に往復運動させる運動である振動運動、及び/又は、上記ブラシ部を構成する繊毛が円状に植毛されて繊毛群を構成している場合にこの繊毛群を所定方向に回転させる運動である回転運動させるように、上記ブラシ部を駆動させる駆動手段と、上記ブラシ部の運動内容を示す動作モードに応じて、上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記動作モードとして、少なくとも、一定周期の上記振動運動及び/又は上記回転運動を行うノーマルモードと、上記振動運動及び/又は上記回転運動の周期に所定の揺らぎを付与する揺らぎモードとを備え、これらノーマルモードと揺らぎモードとを切り替えることを特徴としている。
このような本発明にかかる電動歯ブラシにおいては、ブラシ部を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させるのに加え、その周期に揺らぎを付与した動作モードを切り替え可能に設定することができる。したがって、本発明にかかる電動歯ブラシにおいては、従来では不可能であったきめ細かい歯磨き動作を実現することができるとともに、使用者に対して揺らぎによる心地よさを積極的に提供することができる。
また、上記制御手段は、上記動作モードとして、さらに上記ブラシ部を駆動せずに待機するスリープ状態を保持するスリープモードを備え、上記ノーマルモードと上記揺らぎモードと上記スリープモードとを切り替えることにより、ブラシ部を駆動させるモードと駆動させずに待機させるモードとを実現することができる。
具体的には、本発明にかかる電動歯ブラシは、上記ブラシ部に付与する揺らぎのパターンを示すテーブルを記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、上記動作モードに応じたテーブルを上記記憶手段から選択的に読み出し、上記テーブルに基づいて、揺らぎのパターンを決定する。さらに、本発明にかかる電動歯ブラシは、上記使用者が入力操作を行う入力操作手段を備え、上記制御手段は、上記入力操作手段から供給された操作信号に基づいて変化する動作モードを判定する。このとき、上記入力操作手段は、揺らぎのパターンの速度を設定するためのディップスイッチを有し、上記制御手段は、上記ディップスイッチの設定を読み出し、パターンの速度調整を行うことも可能である。
また、上記テーブル記憶手段は、複数の揺らぎのパターンを示す複数のテーブルを記憶することもできる。これにより、本発明にかかる電動歯ブラシは、ブラシ部の運動形態を多様化させることができ、使用者に飽きや倦怠感を抱かせるおそれを低減することができる。
なお、上記制御手段は、揺らぎを実現するために、上記記憶手段から選択的に読み出した上記テーブルに基づいて、所定回数の割り込みで1サイクルとするパルス幅変調に基づくパルスを生成し、揺らぎのパターンを決定することができる。
また、本発明にかかる電動歯ブラシは、上記制御手段の制御のもとに、上記使用者に認識可能な形態で動作モードを表示する表示手段を備える。これにより、本発明にかかる電動歯ブラシにおいては、使用者に対して適切に動作モードを提示することができ、誤操作を招来する可能性を低減することができる。
本発明によれば、極めて簡便な構成のもとに、きめ細かい歯磨き動作を実現することができ、また、使用者に対して揺らぎによる心地よさを積極的に提供することができる。したがって、本発明によれば、結果として、使用を促進させることが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、ブラシ部が電力駆動される電動歯ブラシである。特に、この電動歯ブラシは、ブラシ部を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させるのに加え、その周期に揺らぎを付与することにより、従来では不可能であったきめ細かい歯磨き動作を実現するとともに、使用者に対して積極的に心地よさを提供するものである。
電動歯ブラシは、図1に示すように、ブラシ部10と、歯磨き時に使用者が掌握する柄部材20とから構成される。この電動歯ブラシにおいて、ブラシ部10を駆動させる駆動回路は、柄部材20を構成する筐体内部に収納されて構成される。
駆動回路は、駆動電力を供給する電源部21と、各部を統括的に制御する制御部22と、後述するテーブルをはじめとする各種情報を記憶するテーブル記憶部23と、ブラシ部10を駆動させる駆動部24と、使用者が入力操作を行う入力操作部25と、ブラシ部10の運動内容を示す後述する動作モードを表示するモード表示部26とを備える。
電源部21は、各部を駆動するための駆動電力を供給するものである。電源部21としては、例えば、アルカリ乾電池をはじめとする一次電池の他、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池を用いることができる。
制御部22は、ブラシ部10の駆動動作を制御すべく、各部を統括的に制御する。具体的には、制御部22は、入力操作部25から供給された操作信号に基づいて変化する動作モードを判定し、当該動作モードに応じて、必要なデータをテーブル記憶部23から読み出した上で駆動部24を制御し、ブラシ部10を駆動させる。また、制御部22は、モード表示部26を制御し、動作モードを表示させる。
テーブル記憶部23は、詳細は後述するが、ブラシ部10に付与する揺らぎのパターンを示すテーブルや、その他必要なデータを記憶する。このテーブル記憶部23に記憶されているデータは、制御部22によって読み出される。
駆動部24は、例えばモータやバイブレータ等の駆動デバイスからなる。駆動部24は、制御部22の制御のもとに、ブラシ部10を駆動させる。具体的には、駆動部24は、制御部22の制御のもとに、ブラシ部10を振動運動及び/又は回転運動させるように、当該ブラシ部10を駆動させる。なお、ここでの振動運動とは、図2中矢印aで示すように、ブラシ部10を柄部材20の長手方向に対して平行方向に往復運動させる運動、又は、図2中矢印bで示すように、ブラシ部10を柄部材20の長手方向に対して垂直方向であって且つ当該ブラシ部10を構成する繊毛の先端方向に往復運動させる運動をいうものとする。また、ここでの回転運動とは、図3中矢印cで示すように、ブラシ部10を構成する繊毛が円状に植毛されて繊毛群を構成している場合に、この繊毛群を所定方向に回転させる運動をいうものとする。
入力操作部25は、柄部材20の筐体に設けられた図示しないボタンキー等の各種入力操作デバイスからなる。使用者は、この入力操作部25を介して、電源投入を行い、動作モードを選択する。また、入力操作部25は、いわゆるディップスイッチをも有する。使用者は、このディップスイッチを操作することにより、ブラシ部10に付与する揺らぎのパターンの速度を設定することができる。
ここで、揺らぎのパターンの速度としては、周波数に反比例するパワースペクトルが形成されるいわゆる1/f揺らぎとなるように設定するのが望ましく、これにより、電動歯ブラシにおいては、使用者に対して極めて高い心地よさを提供することができる。
なお、ディップスイッチの形態としては、スイッチを左右にスライドさせることによって設定を行うスライドタイプ、スイッチを押下することによって設定を行うロッカータイプ、スイッチを回転させることによって設定を行うロータリータイプ等、任意のものを用いることができる。この入力操作部25を介して入力された情報は、操作信号として制御部22に供給される。
モード表示部26は、制御部22の制御のもとに、使用者に認識可能な形態で動作モードを表示する。具体的には、モード表示部26は、柄部材20の筐体外部に発光部が露呈した発光ダイオード等を用いて構成することができ、複数の発光ダイオードを用いた場合には、動作モードに応じて発光させる発光ダイオードを変化させたり、単一の発光ダイオードを用いた場合には、動作モードに応じて、点滅動作を変化させたりすることにより、動作モードを表示することができる。
このような各部を備える駆動回路は、制御部22の制御のもとに、通常の動作モードとして、ブラシ部10を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させる。また、駆動回路は、ブラシ部10を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させるのみならず、その振動運動及び/又は回転運動の周期に所定の揺らぎを付与する動作モードも備える。
具体的には、駆動回路は、制御部22の制御のもとに、初期状態にリセットされた状態から図4及び図5に示すような一連の工程を経ることにより、このような一定周期での振動運動及び/又は回転運動の動作モードと、その周期に所定の揺らぎを付与した動作モードとを切り替え、ブラシ部10を駆動させる。
なお、ここでは、動作モードとして、駆動せずに待機するスリープ状態を保持するスリープモードと、ブラシ部10を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させるノーマルモードと、ブラシ部10を周期に所定の揺らぎを付与して振動運動及び/又は回転運動させる揺らぎモードとを備えるものとする。また、ここでは、ブラシ部10の運動形態を多様化させるために、揺らぎのパターンとして2つのパターンを設定可能とし、これに対応して、第1の揺らぎモードと、第2の揺らぎモードとを備えるものとする。さらに、ここでは、モード表示部26として、2つの発光ダイオードを備えるものとし、第1の発光ダイオードを点灯させることによってノーマルモードである旨を表示し、第2の発光ダイオードを点灯させることによって揺らぎモードである旨を表示するものとする。
まず、制御部22は、図4に示すように、ステップS1において、スリープ状態に遷移するとともに、ステップS2において、入力操作部25を介した使用者の操作に基づく状態変化があるまで待機し、ステップS3において、スリープ状態を解除する。
続いて、制御部22は、ステップS4において、現在の動作モードを次のクラスの動作モードに切り替える。ここでは、制御部22は、現在の動作モードを示すモード値がスリープモードを示す“0”であることから、これに対して“1”を加え、ノーマルモードを示す“1”へと切り替えて設定する。
続いて、制御部22は、ステップS5において、現在のモード値が“4”であるか否かを判定し、モード値が“4”であるものと判定した場合には、ステップS6において、モード値を“0”に設定し、ステップS7へと処理を移行する。これは、ステップS4における動作モードの切り替えを、モード値をインクリメントすることによって行うことによる不合理を解消するための処理である。より具体的には、制御部22は、動作モードが、スリープモード、ノーマルモード、第1の揺らぎモード、及び第2の揺らぎモードの4つが存在することから、これら各動作モードを示すモード値としては、“0”から“3”まで設ければよいところ、モード値をインクリメントし続けることによって“4”に到達してしまった場合には、モード値を初期値である“0”に戻す処理を行う。
そして、制御部22は、ステップS7において、現在のモード値が“0”であるか否かを判定する。ここで、制御部22は、モード値が“0”であるものと判定した場合には、図5中ステップS9へと処理を移行し、スリープモードの処理を行う。一方、制御部22は、モード値が“0”でないものと判定した場合には、図4中ステップS8において、現在のモード値が“1”から“3”のいずれであるかを判定する。ここで、制御部22は、モード値が“1”であるものと判定した場合には、図5中ステップS18へと処理を移行し、第1の揺らぎモードの処理を行う。また、制御部22は、モード値が“2”であるものと判定した場合には、図5中ステップS27へと処理を移行し、第2の揺らぎモードの処理を行う。さらに、制御部22は、モード値が“3”であるものと判定した場合には、図5中ステップS28へと処理を移行し、ノーマルモードの処理を行う。
まず、制御部22は、図5中ステップS9において、スリープモードに移行すると、ステップS10において、モード表示部26である第1の発光ダイオード及び第2の発光ダイオードともにオフ状態として消灯させ、スリープモードである旨を表示するとともに、駆動部24をオフ状態としてブラシ部10を非駆動状態とし、ステップS11において、スリープ状態に遷移する。そして、制御部22は、ステップS12において、入力操作部25を介した使用者の操作に基づく状態変化があるまで待機する。
続いて、制御部22は、ステップS13において、スリープ状態を解除すると、ステップS14において、例えば10ms程度の所定時間だけ待機し、ステップS15において、例えば電源投入操作や動作モードの切り替えといったように、使用者が入力操作部25を介して何らかの操作を行ったか否かを判定する。ここで、制御部22は、操作がないものと判定した場合には、操作を検出するまでステップS11からの処理を繰り返す一方で、操作があったものと判定した場合には、ステップS16において、所定時間だけ待機した上で、ステップS17において、再度使用者が入力操作部25を介して何らかの操作を行ったか否かを判定する。そして、制御部22は、操作がないものと判定した場合には、操作を検出するまでステップS11からの処理を繰り返す一方で、操作があったものと判定した場合には、図4中ステップS4からの処理を繰り返す。
制御部22は、このようにしてスリープモードの処理を行うことができる。
また、制御部22は、図4中ステップS8において、モード値が“1”であるものと判定した場合には、図5中ステップS18へと処理を移行し、第1の揺らぎモードとして設定されているパターンを示す第1のテーブルをテーブル記憶部23から選択的に読み出す。そして、制御部22は、ステップS19において、入力操作部25を構成するディップスイッチの設定を読み出し、揺らぎのパターンの速度を調整する。
ここで、制御部22は、安定した電源供給を実現する変調方式であるパルス幅変調(Pulse Width Modulation;PWM)を用いて、揺らぎのパターンを決定する。具体的には、制御部22は、例えば図6に示すように、256回といった所定回数の割り込みで1サイクルとするパルス幅変調に基づくパルスを生成する。このとき、制御部22は、テーブル記憶部23に記憶されている1サイクルのパターンデータ(0〜255)の値を読み出し、これに基づいて、256回の割り込みのうち、何度の割り込みをハイレベルとするかを決定する。例えば、制御部22は、パターンデータが“80”である場合には、80回目の割り込みまでハイレベルを出力し、それ以降サイクル終了までローレベルを出力する。そして、制御部22は、1パターンにつき何サイクルのパルスを出力を行うかを設定したディップスイッチから当該設定を読み出し、パターンの速度調整を行う。
制御部22は、パターンの速度調整を行うと、ステップS20において、タイマ割り込みをオン状態として有効とし、ステップS21において、モード表示部26である第1の発光ダイオードをオフ状態として消灯させる一方で、第2の発光ダイオードをオン状態として点灯させ、揺らぎモードである旨を表示し、さらに、駆動部24をオン状態としてブラシ部10を揺らぎを付与した振動運動及び/又は回転運動させる。
ここで、制御部22は、タイマ割り込みが有効な場合には、所定時間毎に図7に示すような一連の割り込み処理を行う。
すなわち、制御部22は、同図に示すように、ステップS31において、パルス幅変調のサイクル数が設定したパターン速度よりも大きいか否かを判定する。ここで、制御部22は、パルス幅変調のサイクル数がパターン速度よりも大きいものと判定した場合には、ステップS35へと処理を移行する。一方、制御部22は、パルス幅変調のサイクル数がパターン速度以下であるものと判定した場合には、ステップS32へと処理を移行する。制御部22は、ステップS32において、選択しているテーブルが第1のテーブル又は第2のテーブルのいずれであるか、すなわち、動作モードが第1の揺らぎモード又は第2の揺らぎモードのいずれであるかを判定する。そして、制御部22は、第1のテーブルを選択しているものと判定した場合には、ステップS33において、第1のテーブルにおける次のパターンデータを読み込み、ステップS35へと処理を移行する一方で、第2のテーブルを選択しているものと判定した場合には、ステップS34において、第2のテーブルにおける次のパターンデータを読み込み、ステップS35へと処理を移行する。
続いて、制御部22は、ステップS35において、割り込み数がパターンデータよりも大きいか否かを判定し、割り込み数がパターンデータよりも大きいものと判定した場合には、ステップS36において、駆動部24の出力をハイレベルとする一方で、割り込み数がパターンデータ以下であるものと判定した場合には、ステップS37において、駆動部24の出力をローレベルとする。そして、制御部22は、ステップS38において、パルス幅変調のサイクル数を計数し、一連の割り込み処理を終了する。
制御部22は、例えば、10MHzのクロックである場合には、このような割り込み処理を約30μs毎に実行することになる。このとき、パルス幅変調の1サイクルは、約8msとなる。
続いて、制御部22は、ステップS22において、使用者が入力操作部25を介して何らかの操作を行ったか否かを判定する。ここで、制御部22は、操作がないものと判定した場合には、操作を検出するまでステップS22の処理を繰り返す一方で、操作があったものと判定した場合には、ステップS23において、例えば10ms程度の所定時間だけ待機し、さらに、ステップS22及びステップS23と同様の動作を再度行う(ステップS24及びステップS25)。そして、制御部22は、ステップS26において、さらに再度使用者が入力操作部25を介して何らかの操作を行ったか否かを判定し、操作があったものと判定した場合には、図4中ステップS4からの処理を繰り返す。
制御部22は、このようにして第1の揺らぎモードの処理を行うことができる。
さらに、制御部22は、図4中ステップS8において、モード値が“2”であるものと判定した場合には、図5中ステップS27へと処理を移行し、第2の揺らぎモードとして設定されているパターンを示す第2のテーブルをテーブル記憶部23から選択的に読み出す。そして、制御部22は、第1の揺らぎモード時と同様に、ステップS19乃至ステップS26の処理を行ってブラシ部10を揺らぎを付与した振動運動及び/又は回転運動させ、図4中ステップS4からの処理を繰り返す。
さらにまた、制御部22は、図4中ステップS8において、モード値が“3”であるものと判定した場合には、図5中ステップS28へと処理を移行してノーマルモードとし、ステップS29において、タイマ割り込みをオフ状態として無効とし、ステップS30において、モード表示部26である第1の発光ダイオードをオン状態として点灯させる一方で、第2の発光ダイオードをオフ状態として消灯させ、ノーマルモードである旨を表示し、さらに、駆動部24をオン状態としてブラシ部10を一定周期で振動運動及び/又は回転運動させる。
そして、制御部22は、第1の揺らぎモード時及び第2の揺らぎモード時と同様に、ステップS22乃至ステップS26の処理を行った後、図4中ステップS4からの処理を繰り返す。
制御部22は、このようにしてノーマルモードの処理を行うことができる。
このように、制御部22は、スリープモード、ノーマルモード、第1の揺らぎモード、及び第2の揺らぎモードの4つの動作モードを適切に切り替え、ブラシ部10を駆動させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態として示す電動歯ブラシにおいては、ブラシ部10を振動運動及び/又は回転運動させるのに加え、その周期に揺らぎを付与することにより、従来では不可能であったきめ細かい歯磨き動作を実現することができる。また、この電動歯ブラシにおいては、ブラシ部10の運動を揺らがせることにより、使用者に対して揺らぎによる心地よさを積極的に提供することができる。したがって、この電動歯ブラシは、結果として、その使用を促進させることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、ブラシ部10の運動形態を多様化させるために、揺らぎのパターンとして2つのパターンを設定可能とするものとして説明したが、本発明は、揺らぎのパターンとして1つ以上のパターンを設定可能とするものであれば、パターンの種別は何種類であっても構わない。
また、上述した実施の形態では、モード表示部26として、2つの発光ダイオードを備えるものとして説明したが、本発明は、発光ダイオードに限らず任意のデバイスを用いて動作モードの表示を行うことができ、また、音声による動作モードの提示を行うようにしてもよい。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態として示す電動歯ブラシの構成を説明するブロック図である。 同電動歯ブラシにおける振動運動の様子を説明するための図であり、当該電動歯ブラシの側面図である。 同電動歯ブラシにおける回転運動の様子を説明するための図であり、当該電動歯ブラシの平面図である。 同電動歯ブラシにおいて、制御部の制御のもとに、一定周期での振動運動及び/又は回転運動の動作モードと周期に揺らぎを付与した振動運動及び/又は回転運動の動作モードとを切り替え、ブラシ部を駆動させる際の一連の工程を説明するフローチャートである。 同電動歯ブラシにおいて、制御部の制御のもとに、一定周期での振動運動及び/又は回転運動の動作モードと周期に揺らぎを付与した振動運動及び/又は回転運動の動作モードとを切り替え、ブラシ部を駆動させる際の一連の工程を説明するフローチャートであり、図4に続く工程を説明する図である。 パルス幅変調の内容を説明するための図である。 同電動歯ブラシにおいて、制御部の制御のもとに、割り込み処理を行う際の一連の工程を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 ブラシ部
20 柄部材
21 電源部
22 制御部
23 テーブル記憶部
24 駆動部
25 入力操作部
26 モード表示部

Claims (9)

  1. ブラシ部が電力駆動される電動歯ブラシであって、前記ブラシ部の運動に揺らぎが付与されていることを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 上記ブラシ部を歯磨き時に使用者が掌握する柄部材の長手方向に対して平行方向に往復運動させる運動、若しくは当該ブラシ部を上記柄部材の長手方向に対して垂直方向であって且つ当該ブラシ部を構成する繊毛の先端方向に往復運動させる運動である振動運動、及び/又は、上記ブラシ部を構成する繊毛が円状に植毛されて繊毛群を構成している場合にこの繊毛群を所定方向に回転させる運動である回転運動させるように、上記ブラシ部を駆動させる駆動手段と、
    上記ブラシ部の運動内容を示す動作モードに応じて、上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記動作モードとして、少なくとも、一定周期の上記振動運動及び/又は上記回転運動を行うノーマルモードと、上記振動運動及び/又は上記回転運動の周期に所定の揺らぎを付与する揺らぎモードとを備え、これらノーマルモードと揺らぎモードとを切り替えること
    を特徴とする請求項1記載の電動歯ブラシ。
  3. 上記制御手段は、上記動作モードとして、さらに上記ブラシ部を駆動せずに待機するスリープ状態を保持するスリープモードを備え、上記ノーマルモードと上記揺らぎモードと上記スリープモードとを切り替えることを特徴とする請求項2記載の電動歯ブラシ。
  4. 上記ブラシ部に付与する揺らぎのパターンを示すテーブルを記憶する記憶手段を備え、
    上記制御手段は、上記動作モードに応じたテーブルを上記記憶手段から選択的に読み出し、上記テーブルに基づいて、揺らぎのパターンを決定することを特徴とする請求項2記載の電動歯ブラシ。
  5. 上記使用者が入力操作を行う入力操作手段を備え、
    上記制御手段は、上記入力操作手段から供給された操作信号に基づいて変化する動作モードを判定することを特徴とする請求項4記載の電動歯ブラシ。
  6. 上記入力操作手段は、揺らぎのパターンの速度を設定するためのディップスイッチを有し、
    上記制御手段は、上記ディップスイッチの設定を読み出し、パターンの速度調整を行うことを特徴とする請求項5記載の電動歯ブラシ。
  7. 上記テーブル記憶手段は、複数の揺らぎのパターンを示す複数のテーブルを記憶していることを特徴とする請求項4記載の電動歯ブラシ。
  8. 上記制御手段は、上記記憶手段から選択的に読み出した上記テーブルに基づいて、所定回数の割り込みで1サイクルとするパルス幅変調に基づくパルスを生成し、揺らぎのパターンを決定することを特徴とする請求項4記載の電動歯ブラシ。
  9. 上記制御手段の制御のもとに、上記使用者に認識可能な形態で動作モードを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項2記載の電動歯ブラシ。
JP2004061281A 2004-03-04 2004-03-04 電動歯ブラシ Pending JP2005245782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061281A JP2005245782A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 電動歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061281A JP2005245782A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 電動歯ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005245782A true JP2005245782A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35026832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004061281A Pending JP2005245782A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 電動歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005245782A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520555A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電動歯ブラシにおいて動作モードを選択するシステム
JP2015150291A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 学校法人昭和大学 歯科用超音波洗浄装置、及びその使用方法
CN114502928A (zh) * 2019-10-10 2022-05-13 松下知识产权经营株式会社 状态检测装置、状态检测系统以及状态检测程序

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520555A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電動歯ブラシにおいて動作モードを選択するシステム
US8533892B2 (en) 2005-12-21 2013-09-17 Koninklijke Philips N.V. System for selecting modes of operation in a power toothbrush
JP2015150291A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 学校法人昭和大学 歯科用超音波洗浄装置、及びその使用方法
CN114502928A (zh) * 2019-10-10 2022-05-13 松下知识产权经营株式会社 状态检测装置、状态检测系统以及状态检测程序

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101352374B (zh) 电动牙刷
RU2518532C2 (ru) Электрическая зубная щетка
US10463461B2 (en) Personal hygiene device with resonant motor
CN212730379U (zh) 双动作单马达按摩器
JP5290286B2 (ja) 電動歯ブラシ
CN101340856B (zh) 用于选择电动牙刷中操作模式的系统
KR100661868B1 (ko) 전동 칫솔
US20170049278A1 (en) Bodycare device
EP2223668A1 (en) Power toothbrush with adjustable operation
WO2009116481A1 (ja) 電動歯ブラシ
EP1404245A4 (en) TWO-TONE ORAL HYGIENE DEVICE
US20040128781A1 (en) Linear oscillator and electrically driven toothbrush
WO1997031607A1 (en) Massaging apparatus
US20170156975A1 (en) Massage apparatus with integrated rotating and reciprocating massage mechanisms
TW201509073A (zh) 音圈馬達及使用音圈馬達之刷單元
JP2005245782A (ja) 電動歯ブラシ
JP2003080169A (ja) 振動発生装置
JP6346015B2 (ja) 頭皮・肌のマッサージ装置
CN207768550U (zh) 电动牙刷
CN207785303U (zh) 电动牙刷
WO2023088800A1 (en) Systems and methods for controlling power tapping motion
WO2023088721A1 (en) Synchronization and de-synchronization of sweeping and power tapping motions
KR101227969B1 (ko) 진동 마스카라
JP6637386B2 (ja) 痩身運動器具
WO2023088984A1 (en) Systems and methods for controlling sweeping and power tapping motions