JP2005244025A - 太陽電池安定化効率評価システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率を評価すること。
【解決手段】本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池を第1モードである加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露した場合と第2モードであるターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率ηsatを評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池の性能を早期に予測することができ、太陽電池の研究開発が促進する。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池の安定化効率を評価する太陽電池安定化効率評価システムに関する。
太陽電池の劣化特性には下記のような特徴がある。図1に示されるように、太陽電池に光を照射すると変換効率ηは数1に従い時間tと共に劣化する。
Figure 2005244025
ここで、τ、αはそれぞれ特性時間、形状パラメータであり、ηint、ηsatはそれぞれ初期効率、安定化効率である。照度が高いほど、また温度が高いほどηsatは低く、また劣化も速やかに進む(特性時間τが小さい)。
上記の安定化効率ηsatは劣化条件(温度T、照度I)に依存する。
Figure 2005244025
現在、工業規格(例示;JIS)では、温度T(=T)を48℃とし、照度I(=I)を1SUN(100mW/cm)とした条件により試験を行う。この場合、工業規格では、太陽電池を上記の条件にて推奨評価時間(1000時間又は310時間)で暴露した後の変換効率ηを安定化効率ηsatと定義している。太陽電池を上記の条件にて310時間で暴露する場合については非特許文献1に記載されている。
上記のように、工業規格によって安定化効率ηsatを評価する推奨評価時間は、1000時間又は310時間である。推奨評価時間が1000時間である場合、試験を開始してから、安定化効率ηsatを評価できるまでに約1.5ヶ月費やしてしまう。同様に、評価時間が300時間である場合、試験を開始してから、安定化効率ηsatを評価できるまでに約14日費やしてしまう。即ち、工業規格によって太陽電池を評価した結果、良品、不良品を判定するまでに約1.5ヶ月又は14日費やしてしまう。従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率ηsatを評価することができることが望まれる。
工業規格の条件は、テストサンプルを1年間屋外暴露した状態(屋外暴露条件)と比較した結果を基にしている。屋外暴露条件は、使用したテストサンプル(太陽電池)、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候を含む。この屋外暴露条件による安定化効率ηsatは、使用したテストサンプル、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候に大きく依存してしまう。太陽電池が設置される設置場所での温度、照度を基に、安定化効率ηsatを評価することができることが望まれる。
Sanekazu Igari、Junta Nose、Tsunekichi Hiruma、Fumiaki Nagamine、Kazuya Fujisawa著「Accelerated degradation test method for a−Si PV modules」Solar Energy Materials and Solar Cells 34(1994)p.473−483
本発明の課題は、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率を評価することができる太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、太陽電池の性能を早期に予測することができる太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、太陽電池の研究開発が促進する太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、太陽電池が設置される設置場所の気候を考慮して太陽電池の性能を予測することができる太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、テストサンプルの評価条件に関わらず、自社の性能を評価することができる太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムは、照射器(2)と、加熱器(3)と、評価装置(1)とを具備する。照射器(2)は、照射制御信号(6a、6b)に応答して太陽電池(10)に第1照度(I)の第1モード又は第2照度(I)の第2モードで光を照射する。加熱器(3)は、温度制御信号(7a、7b)に応答して第1温度(T)の第1モード又は第2温度(T)の第2モードで太陽電池(10)を加熱する。評価装置(1)は、第1モードと第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)に光が照射されるように照射器(2)を制御し、第1モードと第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)が加熱されるように加熱器(3)を制御し、太陽電池(10)の変換効率(η)の変化に基づいて太陽電池(10)の安定化効率(ηsat)を評価する。ここで、評価装置(1)は、第1所定時間(t)の間、第1モードを指定するように、第2所定時間(t)の間、第2モードを指定するように、照射制御信号(6a、6b)を照射器(2)に出力し、温度制御信号(7a、7b)を加熱器(3)に出力する。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露した場合と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができ、太陽電池(10)の研究開発が促進する。
前述した工業規格の条件は、テストサンプルを1年間屋外暴露した状態(屋外暴露条件)と比較した結果を基にしており、屋外暴露条件は、使用したテストサンプル(太陽電池)、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候を含む。このため、屋外暴露条件による安定化効率(ηsat)は、使用したテストサンプル、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候に大きく依存してしまう。本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池(10)が設置される設置場所での温度、照度を基に第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}とを作業者が決定することにより、その設置場所での安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができるため、工業規格で使用したテストサンプル(自社、他社を含む)の評価条件(屋外暴露条件)に関わらず、自社の性能を評価することができる。特に、本発明の太陽電池安定化効率評価システムが工業規格で採用されれば、太陽電池の研究開発が促進し、今後、太陽電池の需要がさらに伸びることが予想される。
一旦劣化したセル(太陽電池)は回復しその過程は可逆的である。本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、このような可逆的な性質を利用する。本発明の太陽電池安定化効率評価システムにおいて、第1照度(I)は、第2照度(I)よりも高く、第1温度(T)は、第2温度(T)よりも低い。この場合、第2所定時間(t)は、第1所定時間(t)よりも長いことが好ましい。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より高い場合(P1〜P2、P3〜P4、P5〜P6)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)はより劣化する(P2〜P3、P4〜P5、P6〜P7)。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より低い場合(P7〜P8、P9〜P10)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)は回復する(P8〜P9、P10〜P11)。第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて段階的に劣化させながら特性変化を観察すると、劣化から回復に転じる点(P9、P11)が存在し、その時の変換効率(η)が安定化効率(ηsat)である。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、以下のようにして第1照度(I)を第2照度(I)よりも高くする。
照射器(2)は、照射制御信号(6a、6b)に応答して、太陽電池(10)との距離を設定する。評価装置(1)は、第1所定時間(t)の間、照射器(2)と太陽電池(10)との距離が第1距離(L1)に設定されるように、照射制御信号(6a)を照射器(2)に出力し、第2所定時間(t)の間、照射器(2)と太陽電池(10)との距離が第2距離(L2)に設定されるように、照射制御信号(6b)を照射器(2)に出力する。第1距離(L1)は、第2距離(L2)より短い。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、以下のようにして第1照度(I)を第2照度(I)よりも高くする。
照射制御信号(6a)は、照射器(2)に供給される第1電流値(I1)を表す。照射制御信号(6b)は、照射器(2)に供給される第2電流値(I2)を表す。評価装置(1)は、第1所定時間(t)の間、照射制御信号(6a)として第1電流値(I1)を照射器(2)に出力し、第2所定時間(t)の間、照射制御信号(6b)として第2電流値(I2)を照射器(2)に出力する。第1電流値(I1)は、第2電流値(I2)より大きい。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムにおいて、第1所定時間(t)の間に変換効率(η)が第1変換効率(P1、P3、P5、P7、P9)から第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)に変化し、第2所定時間(t)の間に変換効率(η)が第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)から第3変換効率(P3、P5、P7、P9、P11)に変化する。本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、上述したように、可逆的な性質を利用するため、評価装置(1)は、第2変換効率(P8、P10)よりも高い第3変換効率(P9、P11)を安定化効率(ηsat)とすることにより、第3変換効率(P9、P11)と設定安定化効率との比較結果に基づいて安定化効率(ηsat)を評価することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムは、更に、太陽電池(10)の製造に関わる作業者に利用される作業者端末(20、24)を具備する。太陽電池(10)は、太陽電池(10)を識別するための識別子を含む。評価装置(1)は、識別子と安定化効率(ηsat)の評価結果とを作業者端末(20、24)に送信して作業者に通知する。本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができるため、評価結果が良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を出荷することができ、結果が不良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を見直すことができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)は、照射器(2)と加熱器(3)とに接続され、照射制御部(17)と、温度制御部(18)と、評価部(19)とを具備する。照射制御部(17)は、第1照度(I)の第1モードと第2照度(I)の第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)に光が照射されるように照射器(2)を制御する。ここで、照射制御部(17)は、第1所定時間(t)の間、第1モードを指定するように、第2所定時間(t)の間、第2モードを指定するように、照射制御信号(6a、6b)を照射器(2)に出力する。照射器(2)は、照射制御信号(6a、6b)に応答して太陽電池(10)に第1モード又は第2モードで光を照射する。温度制御部(18)は、第1温度(T)の第1モードと第2温度(T)の第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)が加熱されるように加熱器(3)を制御する。ここで、温度制御部(18)は、第1所定時間(t)の間、第1モードを指定するように、第2所定時間(t)の間、第2モードを指定するように、温度制御信号(7a、7b)を加熱器(3)に出力する。加熱器(3)は、温度制御信号(7a、7b)に応答して第1モード又は第2モードで太陽電池(10)を加熱する。評価部(19)は、太陽電池(10)の変換効率(η)の変化に基づいて太陽電池(10)の安定化効率(ηsat)を評価する。
本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)によれば、太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露した場合と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)によれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができ、太陽電池(10)の研究開発が促進する。
前述した工業規格の条件は、テストサンプルを1年間屋外暴露した状態(屋外暴露条件)と比較した結果を基にしており、屋外暴露条件は、使用したテストサンプル(太陽電池)、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候を含む。このため、屋外暴露条件による安定化効率(ηsat)は、使用したテストサンプル、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候に大きく依存してしまう。本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)によれば、太陽電池(10)が設置される設置場所での温度、照度を基に第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}とを作業者が決定することにより、その設置場所での安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)では、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)では、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができるため、工業規格で使用したテストサンプル(自社、他社を含む)の評価条件(屋外暴露条件)に関わらず、自社の性能を評価することができる。特に、本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)が工業規格で採用されれば、太陽電池の研究開発が促進し、今後、太陽電池の需要がさらに伸びることが予想される。
一旦劣化したセル(太陽電池)は回復しその過程は可逆的である。本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)では、このような可逆的な性質を利用する。本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)において、第1照度(I)は、第2照度(I)よりも高く、第1温度(T)は、第2温度(T)よりも低い。この場合、第2所定時間(t)は、第1所定時間(t)よりも長いことが好ましい。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より高い場合(P1〜P2、P3〜P4、P5〜P6)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)はより劣化する(P2〜P3、P4〜P5、P6〜P7)。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より低い場合(P7〜P8、P9〜P10)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)は回復する(P8〜P9、P10〜P11)。第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて段階的に劣化させながら特性変化を観察すると、劣化から回復に転じる点(P9、P11)が存在し、その時の変換効率(η)が安定化効率(ηsat)である。
本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)において、第1所定時間(t)の間に変換効率(η)が第1変換効率(P1、P3、P5、P7、P9)から第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)に変化し、第2所定時間(t)の間に変換効率(η)が第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)から第3変換効率(P3、P5、P7、P9、P11)に変化する。本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)では、上述したように、可逆的な性質を利用するため、第2変換効率(P8、P10)よりも高い第3変換効率(P9、P11)を安定化効率(ηsat)とすることにより、第3変換効率(P9、P11)と設定安定化効率との比較結果に基づいて安定化効率(ηsat)を評価することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)は、更に、太陽電池(10)の製造に関わる作業者に利用される作業者端末(20、24)に接続されている。太陽電池(10)は、太陽電池(10)を識別するための識別子を含む。評価部(19)は、識別子と安定化効率(ηsat)の評価結果とを作業者端末(20、24)に送信して作業者に通知する。本発明の太陽電池安定化効率評価装置(1)によれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができるため、評価結果が良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を出荷することができ、結果が不良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を見直すことができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価方法は、装置(1、2、3、4)を用いて太陽電池(10)の安定化効率(ηsat)を評価する方法であり、照射するステップと、加熱するステップと、評価するステップとを具備する。照射するステップでは、第1照度(I)の第1モードと第2照度(I)の第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)に光を照射する(S2、S3)。ここで、照射するステップでは、第1所定時間(t)の間、太陽電池(10)に第1モードで光を照射し、第2所定時間(t)の間、太陽電池(10)に第2モードで光を照射する。加熱するステップでは、第1温度(T)の第1モードと第2温度(T)の第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池(10)を加熱する(S2、S3)。ここで、加熱するステップでは、第1所定時間(t)の間、第1モードで太陽電池(10)を加熱し、第2所定時間(t)の間、第2モードで太陽電池(10)を加熱する。評価するステップでは、太陽電池(10)の変換効率(η)の変化に基づいて安定化効率(ηsat)を評価する(S4、S5、S6、S7、S8、S9)。
本発明の太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露した場合と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができ、太陽電池(10)の研究開発が促進する。
前述した工業規格の条件は、テストサンプルを1年間屋外暴露した状態(屋外暴露条件)と比較した結果を基にしており、屋外暴露条件は、使用したテストサンプル(太陽電池)、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候を含む。このため、屋外暴露条件による安定化効率(ηsat)は、使用したテストサンプル、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候に大きく依存してしまう。本発明の太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池(10)が設置される設置場所での温度、照度を基に第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}と第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}とを作業者が決定することにより、その設置場所での安定化効率(ηsat)を評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価方法では、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価方法では、太陽電池(10)が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池(10)の性能を予測することができるため、工業規格で使用したテストサンプル(自社、他社を含む)の評価条件(屋外暴露条件)に関わらず、自社の性能を評価することができる。特に、本発明の太陽電池安定化効率評価方法が工業規格で採用されれば、太陽電池の研究開発が促進し、今後、太陽電池の需要がさらに伸びることが予想される。
一旦劣化したセル(太陽電池)は回復しその過程は可逆的である。本発明の太陽電池安定化効率評価方法では、このような可逆的な性質を利用する。本発明の太陽電池安定化効率評価方法において、第1照度(I)は、第2照度(I)よりも高く、第1温度(T)は、第2温度(T)よりも低い。この場合、第2所定時間(t)は、第1所定時間(t)よりも長いことが好ましい。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より高い場合(P1〜P2、P3〜P4、P5〜P6)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)はより劣化する(P2〜P3、P4〜P5、P6〜P7)。太陽電池(10)を第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて第1所定時間(t)で暴露したときに、変換効率(η)が安定化効率より低い場合(P7〜P8、P9〜P10)、太陽電池(10)を第2モード{第2温度(T)、第2照度(I)}にて第2所定時間(t)で暴露したときに、太陽電池(10)は回復する(P8〜P9、P10〜P11)。第1モード{第1温度(T)、第1照度(I)}にて段階的に劣化させながら特性変化を観察すると、劣化から回復に転じる点(P9、P11)が存在し、その時の変換効率(η)が安定化効率(ηsat)である。
本発明の太陽電池安定化効率評価方法において、第1所定時間(t)の間に変換効率(η)が第1変換効率(P1、P3、P5、P7、P9)から第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)に変化し、第2所定時間(t)の間に変換効率(η)が第2変換効率(P2、P4、P6、P8、P10)から第3変換効率(P3、P5、P7、P9、P11)に変化する。本発明の太陽電池安定化効率評価方法では、上述したように、可逆的な性質を利用するため、第2変換効率(P8、P10)よりも高い第3変換効率(P9、P11)を安定化効率(ηsat)とすることにより、第3変換効率(P9、P11)と設定安定化効率との比較結果に基づいて安定化効率(ηsat)を評価することができる(S5、S6、S7、S8、S9)。
本発明の太陽電池安定化効率評価方法において、太陽電池(10)は、太陽電池(10)を識別するための識別子を含む。評価するステップでは、太陽電池(10)の製造に関わる作業者に識別子と安定化効率(ηsat)の評価結果とを通知する(S5、S6、S7、S10、S11)。本発明の太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池(10)の性能を早期に予測することができるため、評価結果が良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を出荷することができ、結果が不良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池(10)を見直すことができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法によれば、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率を評価することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池の性能を早期に予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池の研究開発が促進する。
本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池が設置される設置場所の気候を考慮して太陽電池の性能を予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置、及び、太陽電池安定化効率評価方法によれば、テストサンプルの評価条件に関わらず、自社の性能を評価することができる。
添付図面を参照して、本発明による太陽電池安定化効率評価システムを実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の太陽電池安定化効率評価システムに適用される太陽電池安定化効率評価方法について説明する。
太陽電池{例示;アモルファスシリコン(a−Si)太陽電池}の劣化特性には下記のような特徴がある。図2に示されるように、a−Si太陽電池に光を照射すると変換効率ηは数3に従い時間tと共に劣化する。
Figure 2005244025
ここで、τ、αはそれぞれ特性時間、形状パラメータであり、ηint、ηsatはそれぞれ初期効率、安定化効率である。照度が高いほど、また温度が高いほどηsatは低く、また劣化も速やかに進む(特性時間τが小さい)。
上記の安定化効率ηsatは劣化条件(温度T、照度I)に依存する。
Figure 2005244025
現在、工業規格(例示;JIS)では、温度T(=T)を48℃とし、照度I(=I)を1SUN(100mW/cm)としたターゲット劣化条件により試験を行う。この場合、工業規格では、太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて推奨評価時間(1000時間又は310時間)で暴露した後の変換効率ηを安定化効率ηsatと定義している。
一旦劣化したセル(太陽電池)は回復しその過程は可逆的である。従って安定化効率ηsatは劣化過程によらず温度、照度のみによって一意的に決まる。例えば、温度T(=T)を30℃とし、照度I(=I)を5SUN(500mW/cm)とした加速劣化条件により試験を行う。この場合、太陽電池を加速劣化条件(温度T、照度I)にて任意の時間(任意の時間<推奨評価時間)まで暴露することにより、太陽電池を任意の効率まで劣化させる。このときの変換効率ηは、太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて推奨評価時間で暴露したときの安定化効率ηsatよりも低い。その後、任意の時間から太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)で暴露した場合、太陽電池は回復し、そのときの安定化効率ηsatは、太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて推奨評価時間で暴露したときの安定化効率ηsatと同じになる。
以上の特徴を利用し、本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、以下に述べる方法(以下、太陽電池安定化効率評価方法)による試験に従い安定化効率ηsatを求めることが可能である。図3に示されるように、太陽電池を、第1モードである加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露して、任意の効率まで劣化させた後、第2モードであるターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露を行う。所定時間tは、所定時間tよりも長い。太陽電池を加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露したときに、変換効率ηが安定化効率より高い場合(図3のポイントP1〜P2、P3〜P4、P5〜P6)、太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露したときに、太陽電池はより劣化する(図3のポイントP2〜P3、P4〜P5、P6〜P7)。太陽電池を加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露したときに、変換効率ηが安定化効率より低い場合(図3のポイントP7〜P8、P9〜P10)、太陽電池をターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露したときに、太陽電池は回復する(図3のポイントP8〜P9、P10〜P11)。加速劣化条件(温度T、照度I)にて段階的に劣化させながら特性変化を観察すると、劣化から回復に転じる点(図3のポイントP9、P11)が存在し、その時の変換効率ηが安定化効率ηsatである。
次に、上記の試験に必要な時間を見積もる。上記の加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tを1時間程度とした場合、合計2時間程度で安定化効率ηsatまで劣化することが経験的にわかっており、さらに多少の過劣化を見込めば合計4時間程度必要と考えられる。上記のターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tを4時間程度とした場合、劣化回復特性(上記のポイントP2〜P3、P4〜P5、P6〜P7、P8〜P9、P10〜P11)を考慮すると、合計20時間程度要する。以上により、太陽電池安定化効率評価方法によれば、太陽電池を加速劣化条件(温度T、照度I)で所定時間t(1時間)暴露した場合とターゲット劣化条件(温度T、照度I)で所定時間t(4時間)暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、合計24時間程度で安定化効率ηsatを評価することができる。
これにより、上記の太陽電池安定化効率評価方法は、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率ηsatを評価することができる。この太陽電池安定化効率評価方法では、太陽電池の製造に関わる作業者が経験や実績により加速劣化条件(温度T、照度I)、ターゲット劣化条件(温度T、照度I)、所定時間t、所定時間tの値を変更することによって、24時間よりも短い評価時間で安定化効率ηsatを評価することが可能である。上記の太陽電池安定化効率評価方法は、例えば図4に示されるような太陽電池安定化効率評価システムにより実現する。
図4は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの構成を示すブロック図である。本発明の太陽電池安定化効率評価システムは、太陽電池安定化効率評価装置(評価装置)1と、照射器2と、加熱器3と、測定器4を具備する。照射器2と加熱器3は、太陽電池10と共に、実験室、容器で例示される部屋5に設けられている。
照射器2は、照射器2aと照射器2bとを含む。照射器2aは、照射制御信号6aに応答して太陽電池10に照度Iの第1モード(加速劣化条件)で光を照射する。照射器2bは、照射制御信号6bに応答して太陽電池10に第2照度Iの第2モード(ターゲット劣化条件)で光を照射する。
加熱器3は、温度制御信号7aに応答して温度Tの加速劣化条件で太陽電池10を加熱し、温度制御信号7bに応答して温度Tのターゲット劣化条件で太陽電池10を加熱する。
測定器4は、太陽電池10に接続され、太陽電池10の変換効率ηを測定する。
評価装置1は、照射器2に接続されている。評価装置1は、加速劣化条件とターゲット劣化条件の間で交互に繰り返し太陽電池10に光が照射されるように照射器2(照射器2a、照射器2b)を制御する。ここで、評価装置1は、所定時間tの間、加速劣化条件を指定するように、照射制御信号6aを照射器2aに出力し、所定時間tの間、ターゲット劣化条件を指定するように、照射制御信号6bを照射器2bに出力する。
評価装置1は、更に、加熱器3に接続されている。評価装置1は、加速劣化条件とターゲット劣化条件の間で交互に繰り返し太陽電池10が加熱されるように加熱器3を制御する。ここで、評価装置1は、所定時間tの間、加速劣化条件を指定するように、温度制御信号7aを加熱器3に出力し、所定時間tの間、ターゲット劣化条件を指定するように、温度制御信号7bを加熱器3に出力する。
評価装置1は、更に、測定器4に接続されている。評価装置1は、測定器4により測定された太陽電池10の変換効率ηの変化に基づいて、太陽電池10の安定化効率ηsatを評価する。
図5は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムに用いられる太陽電池10を示す図である。太陽電池10は、複数の太陽電池を含む。複数の太陽電池の各々の大きさは工業規格に準ずる。太陽電池10の横方向の長さをL1とし、縦方向の長さをL2とすると、太陽電池10の面積はL1×L2により求まる。長さL1、L2は、1mを超える場合が多く、太陽電池10の面積は大きなものになる。このため、太陽電池10の製造に関わる作業者が、太陽電池10に含まれる複数の太陽電池の中から、任意に太陽電池10−1、10−2、10−3、10−4、10−5を選択し、本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、選択された太陽電池10−1、10−2、10−3、10−4、10−5の安定化効率ηsatを太陽電池10の安定化効率ηsatとする場合もある。作業者としては、製造作業者、試験者を含み、製造作業者としては、研究者、設計者、製造者を含む。
図6は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの評価装置1の構成を示すブロック図である。評価装置1は、コンピュータ11と、コンピュータ11に接続された表示装置12とを具備する。コンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)13と、メモリ14とを具備する。メモリ14には、CPU13が実行するためのコンピュータプログラム15である照射制御部17、加熱制御部18、評価部19と、データベース16とが格納されている。照射制御部17、加熱制御部18、評価部19の動作については後述する。
図7は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの評価装置1内のデータベース16に格納された情報を示す。データベース16には、設定安定化効率と所定範囲とが、太陽電池10を識別するための識別子毎に格納されている。識別子としては、太陽電池10の型番が例示される。設定安定化効率とは、製造作業者(研究者、設計者)が太陽電池10を設計したときの設計値(計算値)である。所定範囲とは、製造作業者、試験者が予め決めた許容範囲であり、評価装置1は、太陽電池10の安定化効率ηsatと、その太陽電池10の識別子に対応する設定安定化効率との差分を算出したときに、算出した差分が所定範囲内であるか否かを調べる。
図8は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの動作を示すフローチャートである。
作業者(製造作業者、試験者)の操作により、評価装置1の評価部19は、識別子を受け付ける(ステップS1)。このとき、評価部19は、データベース16を参照して、受け付けた識別子と一致する識別子を表す太陽電池10の試験を行うことを認識する。
評価装置1は、加速劣化処理を行う(ステップS2)。ステップS2では、評価装置1の照射制御部17は、所定時間tの間、加速劣化条件を指定するように、照射制御信号6aを照射器2aに出力し、評価装置1の加熱制御部18は、所定時間tの間、加速劣化条件を指定するように、温度制御信号7aを加熱器3に出力する。このとき、照射器2aは、照射制御信号6aに応答して太陽電池10に照度Iの加速劣化条件で光を照射し、加熱器3は、温度制御信号7aに応答して温度Tの加速劣化条件で太陽電池10を加熱する。太陽電池10の変換効率ηは、所定時間tの間に、太陽電池10の変換効率ηが第1変換効率から第2変換効率に変化する(図3のポイントP1〜P2、P3〜P4、P5〜P6、P7〜P8、P9〜P10参照)。
評価装置1は、ターゲット劣化処理を行う(ステップS3)。ステップS3では、照射制御部17は、所定時間tの間、ターゲット劣化条件を指定するように、照射制御信号6bを照射器2bに出力し、加熱制御部18は、所定時間tの間、ターゲット劣化条件を指定するように、温度制御信号7bを加熱器3に出力する。このとき、照射器2bは、照射制御信号6bに応答して太陽電池10に第2照度Iのターゲット劣化条件で光を照射し、加熱器3は、温度制御信号7bに応答して温度Tのターゲット劣化条件で太陽電池10を加熱する。太陽電池10の変換効率ηは、所定時間tの間に、太陽電池10の変換効率ηが第2変換効率から第3変換効率に変化する(図3のポイントP2〜P3、P4〜P5、P6〜P7、P8〜P9、P10〜P11参照)。
第3変換効率が第2変換効率以下であるとき(図3のポイントP2〜P3、P4〜P5、P6〜P7参照)、評価部19は、その第3変換効率(ポイントP3、P5、P7)が安定化効率ηsatではないと認識し(ステップS4−NO)、照射制御部17と加熱制御部18は、上記のステップS2とステップS3とを実行する。
第3変換効率が第2変換効率よりも高いとき(図3のポイントP8〜P9、P10〜P11参照)、評価部19は、その第3変換効率(ポイントP9、P11)が安定化効率ηsatであると認識する(ステップS4−YES)。
評価部19が安定化効率ηsat(ポイントP9)を1回認識した場合(ステップS5−NO)、照射制御部17と加熱制御部18は、上記のステップS2とステップS3とを実行する。評価結果を確定するために、評価部19が安定化効率ηsatを連続して認識するまで、評価装置1がステップS2〜ステップS5を実行することが好ましい。
評価部19は、安定化効率ηsat(ポイントP9、P11)を2回連続して認識した場合(ステップS5−YES)、データベース16を参照して、安定化効率ηsatと、上記受け付けた識別子と一致する識別子(試験対象の太陽電池10)に対応する設定安定化効率との差分を算出する(ステップS6)。
評価部19は、データベース16を参照して、算出した差分が、上記受け付けた識別子と一致する識別子(試験対象の太陽電池10)に対応する所定範囲内であるか否かを調べる(ステップS7)。
上記差分が所定範囲内である場合(ステップS7−YES)、評価部19は、上記受け付けた識別子と、試験対象の太陽電池10が良品であることを表す評価結果とを表示装置12に表示する(ステップS8)。
上記差分が所定範囲内ではない場合(ステップS7−NO)、評価部19は、上記受け付けた識別子と、試験対象の太陽電池10が不良品であることを表す評価結果とを表示装置12に表示する(ステップS9)。
以上の説明により、本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、上述の可逆的な性質を利用して、太陽電池10を加速劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露した場合とターゲット劣化条件(温度T、照度I)にて所定時間tで暴露した場合とを交互に繰り返すことにより、従来の評価時間(推奨評価時間)よりも短い評価時間で安定化効率ηsatを評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池10の性能を早期に予測することができ、太陽電池10の研究開発が促進する。
前述した工業規格の条件は、テストサンプルを1年間屋外暴露した状態(屋外暴露条件)と比較した結果を基にしており、屋外暴露条件は、使用したテストサンプル(太陽電池)、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候を含む。このため、屋外暴露条件による安定化効率ηsatは、使用したテストサンプル、テストサンプルを屋外暴露した試験場所、屋外暴露した年の気候に大きく依存してしまう。本発明の太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池10が設置される設置場所での温度、照度を基に加速劣化条件(温度T、照度I)とターゲット劣化条件(温度T、照度I)とを作業者が決定することにより、その設置場所での安定化効率ηsatを評価することができる。このため、本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、太陽電池10が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池10の性能を予測することができる。
本発明の太陽電池安定化効率評価システムでは、太陽電池10が設置される設置場所(日本中、世界中の任意の場所)の気候(温度、照度)を考慮して太陽電池10の性能を予測することができるため、工業規格で使用したテストサンプル(自社、他社を含む)の評価条件(屋外暴露条件)に関わらず、自社の性能を評価することができる。特に、本発明の太陽電池安定化効率評価システム、太陽電池安定化効率評価装置1、太陽電池安定化効率評価方法が工業規格で採用されれば、太陽電池の研究開発が促進し、今後、太陽電池の需要がさらに伸びることが予想される。
(第2実施形態)
図9は、作業者{製造作業者(研究者、設計者、製造者)、試験者、管理者}が太陽電池10を製造してから出荷するまでの業務フローの一例を表すフローチャートである。製造作業者(研究者、設計者、製造者)が太陽電池10を製造した後(ステップS11)、試験者は、その太陽電池10を試験する(ステップS12)。試験の結果、太陽電池10が良品の場合(ステップS13−YES)、管理者は、太陽電池10を倉庫に保管し、後に出荷する(ステップS14)。試験の結果、太陽電池10が不良品の場合(ステップS13−NO)、製造作業者(研究者、設計者、製造者)は、太陽電池10を見直す(ステップS15)。この場合、試験者は、上記の評価装置1を用いて太陽電池10を試験し、評価装置1は、太陽電池10が不良品の場合、太陽電池10が不良品であることを表す評価結果を製造作業者(研究者、設計者、製造者)に通知することが好ましい。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明については省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る太陽電池安定化効率評価システムの構成を示すブロック図である。本発明の太陽電池安定化効率評価システムは、更に、製造作業者(研究者、設計者、製造者)が利用する製造者端末20と、管理者が利用する管理者端末24と、倉庫25とを具備する。製造作業者(研究者、設計者、製造者)は、製造部署21に所属し、製造者端末20は、製造部署21に設けられている。試験者は、試験部署22に所属し、上記の評価装置1は、試験部署22に設けられている。管理者は、管理部署23に所属し、管理者端末24と倉庫25は、管理部署23に設けられている。
図11は、本発明の第2実施形態に係る太陽電池安定化効率評価システムの動作を示すフローチャートである。
評価部19は、データベース16を参照して、算出した差分が、上記受け付けた識別子と一致する識別子(試験対象の太陽電池10)に対応する所定範囲内であるか否かを調べる(ステップS7)。
上記差分が所定範囲内である場合(ステップS7−YES)、評価部19は、上記受け付けた識別子と、試験対象の太陽電池10が良品であることを表す評価結果とを、表示装置12に表示し、管理者端末24に送信する(ステップS10)。管理者は、管理者端末24に表示された識別子と評価結果とを参照して、その識別子を表す太陽電池10を倉庫25に保管し、後に出荷する。
上記差分が所定範囲内ではない場合(ステップS7−NO)、評価部19は、上記受け付けた識別子と、試験対象の太陽電池10が不良品であることを表す評価結果とを表示装置12に表示し、製造者端末20に送信する(ステップS11)。製造作業者(研究者、設計者、製造者)は、製造者端末20に表示された識別子と評価結果とを参照して、その識別子を表す太陽電池10を見直す。
以上の説明により、本発明の第2実施形態に係る太陽電池安定化効率評価システムによれば、太陽電池10の性能を早期に予測することができるため、評価結果が良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池10を出荷することができ、結果が不良品を表す場合、作業者は早期に太陽電池10を見直すことができる。
なお、本発明の第1実施形態、第2実施形態に係る太陽電池安定化効率評価システムでは、照射器2として照射器2aと照射器2bとの一方を用いて光を照射しているが、これに限定されない。
この場合、照射器2は、照射制御信号6a、6bに応答して、太陽電池10との距離を設定する。図12に示されるように、評価装置1は、所定時間tの間、照射器2と太陽電池10との距離が距離L1に設定されるように、照射制御信号6aを照射器2に出力する。図13に示されるように、評価装置1は、所定時間tの間、照射器2と太陽電池10との距離が距離L2に設定されるように、照射制御信号6bを照射器2に出力する。距離L1は、距離L2より短い。これにより、照度Iを照度Iよりも高くすることができる。
また、照射制御信号6aは、照射器2に供給される電流値I1を表し、照射制御信号6bは、照射器2に供給される電流値I2を表す。図14に示されるように、評価装置1は、所定時間tの間、照射制御信号6aとして電流値I1を照射器2に出力する。図15に示されるように、評価装置1は、所定時間tの間、照射制御信号6bとして電流値I2を照射器2に出力する。電流値I1は、電流値I2より大きい。これにより、照度Iを照度Iよりも高くすることができる。
図1は、工業規格によって太陽電池の安定化効率を評価する方法を説明するための図である。 図2は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムに適用される太陽電池安定化効率評価方法を説明するための図である。(第1実施形態) 図3は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムに適用される太陽電池安定化効率評価方法を説明するための図である。(第1実施形態) 図4は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図5は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムに用いられる太陽電池を示す図である。(第1実施形態) 図6は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの評価装置の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図7は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの評価装置内のデータベースに格納された情報を示す。(第1実施形態) 図8は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの動作を示すフローチャートである。(第1実施形態) 図9は、作業者が太陽電池を製造してから出荷するまでの業務フローの一例を表すフローチャートである。(第2実施形態) 図10は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの構成を示すブロック図である。(第2実施形態) 図11は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの動作を示すフローチャートである。(第2実施形態) 図12は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの他の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図13は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの他の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図14は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの更に他の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図15は、本発明の太陽電池安定化効率評価システムの更に他の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態)
符号の説明
1 太陽電池安定化効率評価装置(評価装置)
2、2a、2b 照射器
3 加熱器
4 測定器
5 部屋
6a、6b 照射制御信号
7a、7b 温度制御信号
10、10−1〜10−5 太陽電池
11 コンピュータ
12 表示装置
13 CPU
14 メモリ
15 コンピュータプログラム
16 データベース
17 照射制御部
18 加熱制御部
19 評価部
20 製造者端末
21 製造部署
22 試験部署
23 管理部署
24 管理者端末
25 倉庫

Claims (17)

  1. 照射制御信号に応答して太陽電池に第1照度の第1モード又は第2照度の第2モードで光を照射する照射器と、
    温度制御信号に応答して第1温度の前記第1モード又は第2温度の前記第2モードで前記太陽電池を加熱する加熱器と、
    前記第1モードと前記第2モードの間で交互に繰り返し前記太陽電池に光が照射されるように前記照射器を制御し、前記第1モードと前記第2モードの間で交互に繰り返し前記太陽電池が加熱されるように前記加熱器を制御し、前記太陽電池の変換効率の変化に基づいて前記太陽電池の安定化効率を評価する評価装置とを具備し、
    前記評価装置は、第1所定時間の間、前記第1モードを指定するように、第2所定時間の間、前記第2モードを指定するように、前記照射制御信号を前記照射器に出力し、前記温度制御信号を前記加熱器に出力する
    太陽電池安定化効率評価システム。
  2. 前記第1照度は、前記第2照度よりも高く、
    前記第1温度は、前記第2温度よりも低い
    請求項1に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  3. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い
    請求項2に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  4. 前記照射器は、前記照射制御信号に応答して、前記太陽電池との距離を設定し、
    前記評価装置は、前記第1所定時間の間、前記距離が第1距離に設定されるように、前記第2所定時間の間、前記距離が第2距離に設定されるように、前記照射制御信号を前記照射器に出力する
    前記第1距離は、前記第2距離より短い
    請求項2に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  5. 前記照射制御信号は、前記照射器に供給される第1電流値又は第2電流値を表し、
    前記評価装置は、前記第1所定時間の間、前記第1電流値を前記照射器に出力し、前記第2所定時間の間、前記第2電流値を前記照射器に出力する
    前記第1電流値は、前記第2電流値より大きい
    請求項2に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  6. 前記第1所定時間の間に前記変換効率が第1変換効率から第2変換効率に変化し、前記第2所定時間の間に前記変換効率が前記第2変換効率から第3変換効率に変化し、
    前記第3変換効率が前記第2変換効率よりも高いとき、前記評価装置は、前記第3変換効率を前記安定化効率とし、前記第3変換効率と設定安定化効率との比較結果に基づいて前記安定化効率を評価する
    請求項2〜5のいずれか一項に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  7. 更に、
    前記太陽電池の製造に関わる作業者に利用される作業者端末を具備し、
    前記太陽電池は、前記太陽電池を識別するための識別子を含み、
    前記評価装置は、前記識別子と前記安定化効率の評価結果とを前記作業者端末に送信して前記作業者に通知する
    請求項6に記載された太陽電池安定化効率評価システム。
  8. 照射器と加熱器とに接続された太陽電池安定化効率評価装置であって、
    第1照度の第1モードと第2照度の第2モードの間で交互に繰り返し太陽電池に光が照射されるように前記照射器を制御する照射制御部と、
    第1温度の前記第1モードと第2温度の前記第2モードの間で交互に繰り返し前記太陽電池が加熱されるように前記加熱器を制御する温度制御部と、
    前記太陽電池の変換効率の変化に基づいて前記太陽電池の安定化効率を評価する評価部とを具備し、
    前記照射制御部は、第1所定時間の間、前記第1モードを指定するように、第2所定時間の間、前記第2モードを指定するように、照射制御信号を前記照射器に出力し、前記照射器は、前記照射制御信号に応答して前記太陽電池に前記第1モード又は前記第2モードで光を照射し、
    前記温度制御部は、前記第1所定時間の間、前記第1モードを指定するように、前記第2所定時間の間、前記第2モードを指定するように、温度制御信号を前記加熱器に出力し、前記加熱器は、前記温度制御信号に応答して前記第1モード又は前記第2モードで前記太陽電池を加熱する
    太陽電池安定化効率評価装置。
  9. 前記第1照度は、前記第2照度よりも高く、
    前記第1温度は、前記第2温度よりも低い
    請求項8に記載された太陽電池安定化効率評価装置。
  10. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い
    請求項9に記載された太陽電池安定化効率評価装置。
  11. 前記第1所定時間の間に前記変換効率が第1変換効率から第2変換効率に変化し、前記第2所定時間の間に前記変換効率が前記第2変換効率から第3変換効率に変化し、
    前記第3変換効率が前記第2変換効率よりも高いとき、前記評価部は、前記第3変換効率を前記安定化効率とし、前記第3変換効率と設定安定化効率との比較結果に基づいて前記安定化効率を評価する
    請求項9又は10に記載された太陽電池安定化効率評価装置。
  12. 前記太陽電池安定化効率評価装置は、更に、前記太陽電池の製造に関わる作業者に利用される作業者端末に接続され、
    前記太陽電池は、前記太陽電池を識別するための識別子を含み、
    前記評価部は、前記識別子と前記安定化効率の評価結果とを前記作業者端末に送信して前記作業者に通知する
    請求項11に記載された太陽電池安定化効率評価装置。
  13. 装置を用いて太陽電池の安定化効率を評価する方法であって、
    第1照度の第1モードと第2照度の第2モードの間で交互に繰り返し前記太陽電池に光を照射するステップと、
    第1温度の前記第1モードと第2温度の前記第2モードの間で交互に繰り返し前記太陽電池を加熱するステップと、
    前記太陽電池の変換効率の変化に基づいて前記安定化効率を評価するステップとを具備し、
    前記照射するステップは、
    第1所定時間の間、前記太陽電池に前記第1モードで光を照射するステップと、
    第2所定時間の間、前記太陽電池に前記第2モードで光を照射するステップとを含み、
    前記加熱するステップは、
    前記第1所定時間の間、前記第1モードで前記太陽電池を加熱するステップと、
    前記第2所定時間の間、前記第2モードで前記太陽電池を加熱するステップとを含む
    太陽電池安定化効率評価方法。
  14. 前記第1照度は、前記第2照度よりも高く、
    前記第1温度は、前記第2温度よりも低い
    請求項13に記載された太陽電池安定化効率評価方法。
  15. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い
    請求項14に記載された太陽電池安定化効率評価方法。
  16. 前記第1所定時間の間に前記変換効率が第1変換効率から第2変換効率に変化し、前記第2所定時間の間に前記変換効率が前記第2変換効率から第3変換効率に変化し、
    前記評価するステップは、前記第3変換効率が前記第2変換効率よりも高いとき、前記第3変換効率を前記安定化効率とし、前記第3変換効率と設定安定化効率との比較結果に基づいて前記安定化効率を評価するステップを含む
    請求項14又は15に記載された太陽電池安定化効率評価方法。
  17. 前記太陽電池は、前記太陽電池を識別するための識別子を含み、
    前記評価するステップは、前記太陽電池の製造に関わる作業者に前記識別子と前記安定化効率の評価結果とを通知するステップを含む
    請求項16に記載された太陽電池安定化効率評価方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101563520B1 (ko) 2014-05-28 2015-10-29 주식회사 맥사이언스 광조사 안정화 시스템

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