JP2005241206A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンクと併用運転時、ヒートポンプ回路が最大加熱量制御を行うため、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止する。
【解決手段】圧縮機101、給湯用熱交換器102、膨張弁104、及び蒸発器105を配管で接続したヒートポンプサイクル100とヒートポンプサイクル100を用いて加熱された液体を蓄える貯湯タンク120を備え、ヒートポンプサイクル100の加熱量が最大になるように制御する最大加熱量制御手段163を備えているので、貯湯タンクと併用運転時、ヒートポンプ回路が最大加熱量制御を行うため、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来から、種々のヒートポンプサイクルを利用した給湯装置が提案されている。この装置において、運転を開始した直後のように水熱交換器からの湯の温度が低い場合を除いて、水熱交換器で焚き上げた湯を直接使用端末に供給する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図4は特許文献1に記載された従来のヒートポンプ給湯装置の冷媒回路等を示す全体構成図である。図4に示すように、ヒートポンプ回路10は、圧縮機1と、冷媒を凝縮させる凝縮器3と、レシーバー4と、減圧装置5と、蒸発器6と、アキュームレータ7と、バイパス弁8を冷媒配管で接続して構成され、その中に冷媒が封入されている。そして、蒸発器6は、凝縮器3で液状に変化した冷媒を蒸発させ、送風機9により通風される外気から熱を吸収するようになっている。
一方、水循環回路22は、給湯タンク13、循環弁14、循環ポンプ15、水加熱器11、三方弁12を水配管で接続して構成されている。
また、ヒートポンプ給湯機への水の供給回路は、水道などに接続された給水管16、この給水管16に設けられた給水弁17、給湯タンク13に接続された給水管19、水加熱器11に接続された給水管19A、入口側が給水管16に接続されると共に出口側が給水管19、19Aに接続された三方弁18を備えて構成されている。
また、使用端末28への給湯回路は、水加熱器11、三方弁12、給湯管20、流量計21を通って給湯される経路と、給湯タンク13、給湯管20、流量計21を通って給湯される経路との2つの経路で構成されている。すなわち、給湯管20は分岐されて水加熱器11及び給湯タンク13に接続されている。また、三方弁12、18は、給湯タンク13からの給湯と水加熱器11からの給湯とを切換える弁を構成している。
上述した給湯タンク13、給湯管20、流量計21を通って給湯される経路は、ヒートポンプ回路10の運転を開始した直後において、水加熱器11からの湯の温度が充分に上がりきらないときに、給湯タンク13に貯蔵されている高温の湯を補助的に供給する過渡的な経路である。そして、ヒートポンプ回路10、給湯タンク13を含めた水循環回路22及びその他の機器等が一つの箱体23の中に組込まれている。
使用端末28にはキッチン等の蛇口24、浴室の蛇口25、浴室のシャワー26、浴槽27等があり、給湯管20及び給水管16に接続されている。蛇口24、25、シャワー26は、湯と水を混合するミキシングバルブを内蔵している。
また、制御装置30には、給湯管20の流量を検出する流量計21の流動センサー21S、水加熱器11の出口側の温度を検出する温度センサー11S、給湯タンク13の上部の温度を検出する温度センサー13S、蒸発器6の温度を検出する温度センサー6S、外気の温度を検出する温度センサー31が接続され、各センサーからそれぞれの信号が制御装置30に入力される。制御装置30は、それらの信号に応じて関連する機器へ制御信号が発信され、ヒートポンプ給湯機の運転状態を制御する。
特開2003−314892号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ヒートポンプ回路の運転を開始する時の過渡期だけ給湯タンク内に貯蔵している高温の湯を使用して補助的に使用端末に湯を供給しているので、圧縮機、凝縮器、蒸発器などのヒートポンプ回路を構成する仕様が冬場などの最大負荷に対応できる容量が必要となり、圧縮機、凝縮器、蒸発器などのヒートポンプ回路を構成する仕様が大型化になるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ヒートポンプサイクルを利用した給湯装置であって、圧縮機、凝縮器、蒸発器などのヒートポンプ回路を構成する仕様を小型化するとともに、湯切れを防止することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプサイクルの加熱量が最大になるように制御する最大加熱量制御手段を備えている。
これによって、冬場など負荷が大きい場合、ヒートポンプサイクルの加熱量が最大になるように制御するとともに、タンク内に貯蔵している高温の湯と混合して供給している。このように、タンク内に貯蔵している高温の残湯を最大限に確保しつつ、高負荷にも対応可能であるので、ヒートポンプ回路を構成する仕様を小型化にするとともに、湯切れを防止できる。
本発明のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機、凝縮器、蒸発器などのヒートポンプ回路を構成する仕様を小型化するとともに、湯切れを防止することができる。
第1の発明は、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプサイクルと前記ヒートポンプサイクルを用いて加熱された液体を蓄える貯湯タンクを備え、前記ヒートポンプサイクルの加熱量が最大になるように制御する最大加熱量制御手段を備えている。従って、貯湯タンクと併用運転時、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のヒートポンプ給湯装置に風呂用熱交換器を備えた。従って、風呂の追い焚きができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明において、前記ヒートポンプサイクルの加熱量より給湯負荷または風呂注湯負荷の方が大きい場合、前記最大加熱量制御手段に切り換えられる。従って、貯湯タンクから使用する高温の湯量を最小限にでき、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明において、前記貯湯タンクの残湯量により前記最大加熱量制御手段に切り換えられる。従って、貯湯タンクと併用運転時、貯湯タンクの残湯量が少なくなった場合、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明において、前記最大加熱量制御手段は、前記給湯用熱交換器に流れる給湯流量を増加させる。従って、ヒートポンプサイクルの吐出圧力を低下させることができ、同じ運転周波数の場合冷媒循環量が増加し、加熱量を増加させることができるとともに、運転効率も向上する。
第6の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明において、前記最大加熱量制御手段は、前記給湯用熱交換器出口温度の目標値を給湯設定温度または風呂注湯設定温度より低い温度に制御する。従って、安易な方法で、ヒートポンプサイクルの吐出圧力を低下させることができ、同じ運転周波数の場合冷媒循環量が増加し、加熱量を増加させることができるとともに、運転効率も向上する。
第7の本発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明において、ヒートポンプサイクルを複数備えている。従って、出湯流量に応じてヒートポンプサイクルの運転台数を切り換え、幅広い能力において効率の良い運転が可能となる。
第8の本発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明において、ヒートポンプサイクルに用いる冷媒を二酸化炭素とし、高圧側では臨界圧を越える状態で運転している。従って、高温の湯を生成することができ、また高温の湯を貯湯できるので貯湯タンクを小型化できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の全体構成図である。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の熱交換器出口温度と加熱能力の関係を示した図である。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の最大加熱量制御のフローチャートである。
図1において、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の冷凍回路について説明する。ヒートポンプサイクル100は、圧縮機101、給湯用熱交換器102、風呂用熱交換器103、膨張弁104、及び蒸発器105を順に配管で接続して構成されている。また、ヒートポンプサイクル100は、給湯用熱交換器102をバイパスするバイパス回路106を備え、このバイパス回路106には制御弁107を設けている。さらにヒートポンプサイクル100に対応する蒸発器105に送風するためのファン108を設けている。
本実施例によるヒートポンプ給湯装置は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の出湯回路について説明する。給湯用熱交換器102の水用配管102Aの流入側は、流量調整弁111、減圧弁112、及び逆止弁113を介して水道管等の水供給配管114に接続されている。水用配管102Aの流出側は、逆止弁115、第一混合弁116、及び第二混合弁117を介してキッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口118に接続されている。この出湯回路には、キッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口118の流量を検出する流量センサー119を備えている。又、水用配管102Aの流出側には、水温を検出する給湯用熱交出口温度センサー102Bを備えている。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の貯湯回路について説明する。貯湯タンク120の底部配管122は、逆止弁121、減圧弁112、及び流量調整弁111を介して水道管等の水供給配管114に接続されている。この底部配管122は、循環ポンプ123を介して水用配管102Aの流入側と接続されている。また、貯湯タンク120の上部循環用配管124は、制御弁125を介して水用配管102Aの流出側と接続されている。なお、本発明の実施例による貯湯タンク120は、積層式の貯湯タンクであり、タンク内での撹拌が防止され、上部に高温水が底部に低温水が蓄積されるように構成されている。
一方、貯湯タンク120の上部出湯用配管131は、第一混合弁116に接続されている。また、貯湯タンク120の底部配管122から分岐させた出水用配管132は、逆止弁133を介して第二混合弁117に接続されている。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の風呂加熱回路について説明する。風呂用熱交換器103の水用配管103Aは、循環ポンプ141を備えた浴槽用循環配管142と接続されている。この浴槽用循環配管142は、水用配管103Aをバイパスするバイパス配管143と、水用配管103Aとバイパス配管143とを切り換える三方弁144とを備えている。
なお、浴槽140への注湯は、第一混合弁116の下流側配管に接続した注湯用配管151を用いて行うことができる。この注湯用配管151は、浴槽用循環配管142に接続している。注湯用配管151には、注湯弁152および、風呂への注湯量を検出するための流量センサー153が設けられている。
リモコン161は、蛇口118からの出湯温度の指示や、浴槽140の沸き上げ温度及び沸き上げ開始などを指示し、このリモコン161からの指示に基づいてヒートポンプサイクル100とを制御手段162にて制御する。なお各種のセンサーの検出値はこの制御手段162に入力されると共に、圧縮機101、膨張弁104、ファン108の制御に関しては、この制御手段162から出力された結果により制御される。また、最大加熱量制御手段163も制御手段162の中に含まれている。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の給湯運転動作について説明する。蛇口118の開放を流量センサー119にて検知すると、ヒートポンプサイクル100が運転を開始する。
圧縮機101で圧縮された冷媒は、給湯用熱交換器102で放熱し、風呂用熱交換器103を通り、膨張弁104で減圧された後、蒸発器105にて吸熱し、ガス状態で圧縮機101に吸入される。このとき、制御弁107は閉状態で、バイパス回路106には冷媒は流れない。
水供給配管114から供給される水は、流量調整弁111、減圧弁112、及び逆止弁113を順に通り、分岐して、給湯用熱交換器102の水用配管102Aに導かれる。水用配管102Aで加熱された温水は、逆止弁115、第一混合弁116、及び第二混合弁117を順に通り蛇口118に導かれる。
なお、ヒートポンプサイクル100で能力制御を行っても、給湯用熱交換器12からの水温が設定温度よりも高い場合には、出水用配管132から第二混合弁117に冷水を導入し、第二混合弁117での出口温度が設定温度となるように制御する。
また、給湯負荷がヒートポンプサイクル100の加熱量より大きい場合、貯湯タンク120から第一混合弁116に温水を導入し、第一混合弁116での出口温度が設定温度となるように制御する。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の風呂注湯運転動作について説明する。リモコン161にて、風呂注湯の指示により、ヒートポンプサイクル100が運転を開始する。
圧縮機101で圧縮された冷媒は、給湯用熱交換器102で放熱し、風呂用熱交換器103を通り、膨張弁104で減圧された後、蒸発器105にて吸熱し、ガス状態で圧縮機101に吸入される。このとき、制御弁107は閉状態で、バイパス回路106には冷媒は流れない。
水供給配管114から供給される水は、流量調整弁111、減圧弁112、及び逆止弁113を順に通り、分岐して、給湯用熱交換器102の水用配管102Aに導かれる。水用配管102Aで加熱された温水は、逆止弁115、第一混合弁116、注湯弁152、及び注湯用配管151を順に通り浴槽140に導かれる。
なお、風呂注湯負荷がヒートポンプサイクル100の加熱量より大きい場合、貯湯タンク120から第一混合弁116に温水を導入し、第一混合弁116での出口温度が設定温度となるように制御する。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の熱交換器出口温度と加熱能力の関係を図2で説明する。図2は、外気温、入水温度等をある条件に設定した場合の給湯用熱交換器出口温度と加熱能力の一例を示しており、運転周波数と熱交換流量をパラメータとして、熱交換器出口温度と加熱能力の関係を示し、熱交換器出口温度を横軸に、加熱能力を縦軸にとっている。図2において、熱交換器出口温度と加熱能力の関係は、3つの領域に区別される。1つ目は、機器(水冷媒熱交換器の圧力損失等)の特性により、熱交換流量が制約されることによる加熱能力の上限である。2つ目は、圧縮機の運転周波数の上限による加熱能力の上限である。3つ目は、ヒートポンプサイクルの圧力の上限または、圧縮機の電流値の上限による加熱能力の上限である。
図2より、最大加熱能力となる熱交換器出口温度Tcがあり、最大加熱量制御は、例えばこの熱交換器出口温度Tcを目標値として運転を行う。この熱交換器出口温度Tcは、外気温度、入水温度等によりことなるので、予め実験等により決定しておく必要があり、例えば、(表1)に示す様に、設定されている。また、簡略化して、外気温度を除き例えば、(表2)に示す様に、設定しても良い。
Figure 2005241206
Figure 2005241206
次に、本発明の第1の形態におけるヒートポンプ給湯装置の最大加熱量制御に関して図3のフローチャートで説明する。この最大加熱量制御は、給湯負荷または、注湯負荷が、ヒートポンプサイクルの加熱量以上の場合、リモコンからの設定温度を給湯用熱交換器出口(水側)の制御目標値にするのではなく、最大加熱能力となる給湯用熱交換器出口温度Tcを制御目標値として運転する制御である。
まず、給湯運転の場合、蛇口118の開放を流量センサー119にて検知すると、圧縮機101がスタートする。また、貯湯運転の場合、貯湯タンク120に取り付けた温度センサー(図示せず)から検出された温度により、例えば、予め設定しておいた温度より低い場合、圧縮機101がスタートする。また、風呂加熱運転および風呂注湯運転の場合、リモコン161からの指示に基づいて、圧縮機101がスタートする(ステップ1)。
次に、給湯運転または、風呂注湯運転であるか判断される(ステップ2)。給湯運転または、風呂注湯運転である場合、給湯負荷または、注湯負荷を、例えば、(数1)に示す様に計算し、所定値すなわちヒートポンプサイクルの加熱量(例えば、8kW)以上であるか判断される(ステップ3)。言い換えれば、ヒートポンプ回路と貯湯タンクと併用運転であるかどうかか判断される。
Figure 2005241206
次に、給湯負荷または、注湯負荷が所定値以上の場合、給湯用熱交換器102出口の制御目標値(熱交出口温度センサー102Bの温度)が、例えば、(表1)または(表2)に示す様に設定される(ステップ4)。すなわち、ヒートポンプサイクルの吐出圧力を低下させることができ、同じ運転周波数の場合冷媒循環量が増加し、加熱量を増加させることができるとともに、運転効率も向上する。ヒートポンプサイクルが最大加熱量で運転される。また、第一混合弁116が、給湯用熱交換器102を流れる流量を増加させるように制御しても良い。
なお、給湯用熱交換器102出口の制御目標値(熱交出口温度センサー102Bの温度)を、(表1)または(表2)ではなく、リモコン161の設定値より低い値(例えば、リモコン161の設定値が42℃の場合、40℃)に設定しても良い。この場合、ヒートポンプサイクルが加熱する加熱量は最大加熱量より若干低下するが、給湯負荷がヒートポンプサイクルの加熱量より小さくなった時、ヒートポンプサイクルと給湯タンクの併用運転から、ヒートポンプサイクルの給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する運転に切り換えるため、給湯用熱交換器102出口の制御目標値が(表1)または(表2)に比べ、リモコン161の設定値に近いため、短時間で設定温度のお湯を供給できる利点がある。
ステップ2で、給湯運転または、風呂注湯運転でない場合、すなわち貯湯運転または、風呂加熱運転の場合であり、貯湯運転または、風呂加熱運転の場合は、最大加熱量制御は行わない。また、ステップ3で、給湯負荷または、注湯負荷が所定値未満の場合、給湯用熱交換器102出口の制御目標値は、リモコン161の設定値に設定される。従って、ヒートポンプ回路と貯湯タンクと併用運転を行わず、ヒートポンプ回路から直接、給湯運転または、風呂注湯運転を行う。
以上のように本実施例のヒートポンプ給湯装置は、貯湯タンクと併用運転時、ヒートポンプ回路が最大加熱量制御を行うため、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができる。
なお、本実施の形態では、給湯時の制御で説明したが、風呂への注湯時の制御も同様である。
また、本実施の形態では、給湯負荷または、注湯負荷がヒートポンプサイクルの加熱量より大きい場合について説明したが、貯湯タンクの残湯量またはこの両者の組み合わせを満足した場合、最大加熱量制御に移行してもよい。
また、本実施の形態では冷媒として二酸化炭素を用いた場合で説明したが、冷媒としてR410A冷媒やHC冷媒などのその他の冷媒を用いてもよい。
また、本実施の形態では、ヒートポンプサイクル100を備えたヒートポンプ給湯装置を用いて説明したが、2つ以上のヒートポンプサイクルを用いてもよい。
また、ヒートポンプサイクル100の風呂用熱交換器103を、例えば床暖房や温風機器などの暖房用熱交換器として利用することもできる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ給湯装置は、貯湯タンクと併用運転時、ヒートポンプ回路が最大加熱量制御を行うため、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保でき、湯切れを防止することができるので、温水を用いた暖房等の安全性改善の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の全体構成図 本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の熱交換器出口温度と加熱能力の関係を示す図 本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の最大加熱量制御のフローチャート 従来のヒートポンプ給湯装置の全体構成図
符号の説明
10 ヒートポンプサイクル
11 圧縮機
12 給湯用熱交換器
13 風呂用熱交換器
14 膨張弁
15 蒸発器
20 貯湯タンク
163 最大加熱量制御手段

Claims (8)

  1. 圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプサイクルと、前記ヒートポンプサイクルを用いて加熱された液体を蓄える貯湯タンクと、前記ヒートポンプサイクルの加熱量が最大になるように制御する最大加熱量制御手段とを備えていることを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. ヒートポンプサイクルに風呂用熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. ヒートポンプサイクルの加熱量より給湯負荷または風呂注湯負荷の方が大きい場合、最大加熱量制御手段に切り換えられることを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 貯湯タンクの残湯量により最大加熱量制御手段に切り換えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 最大加熱量制御手段は、給湯用熱交換器に流れる給湯流量を増加させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 最大加熱量制御手段は、給湯用熱交換器の出口温度の目標値を給湯設定温度または風呂注湯設定温度より低い温度に制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. ヒートポンプサイクルを複数備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. ヒートポンプサイクルに用いる冷媒を二酸化炭素とし、高圧側では臨界圧を越える状態で運転する請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
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